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Sep 30, 2012

80点の考えでもすぐに行動するのがレノボが求めるスピードです

80点の考えでもすぐに行動するのがレノボが求めるスピードです


レノボ・ジャパンのトップは、本国本社とNEC・レノボグループ、NECパーソナルコンピューターと連携しつつ日本市場を攻める。その微妙で多忙な日々になにを思うのか。
[微妙な立場に見えるレノボ・ジャパンのトップは日々何を考える レノボ・ジャパンのトップは、本国本社との関係に加えて、国内でもNEC・レノボグループが上に立ち、NECパーソナルコンピューターとの連携が求められる。一方、ノートPC、デスクトップPCという“商材”は、市場の動きが速く、決断のタイミングは切れ目ない。関係各部署との連携と調整を重ねながら、日々刻々と決断をしなくてはならないという、日本で活動するPCメーカーのトップで、最も難しい立ち位置にいるといえるのではないだろうか。

 その、難しいトップに2012年4月から就任したのが渡辺朱美氏だ。それまで、日本IBMの執行役員を歴任してシステム事業という「重厚長大」なビジネスを経験してきた渡辺氏が、ノートPCや液晶一体型PCが主力のクライアントPCといった「軽薄短小」ビジネスのトップとして難しい立ち位置で日々の決断を下している。さぞ尾長が痛い毎日のでは……、と、外にいる人間は思ってしまう。

 はたして、悩みの多い毎日なのか、それとも、意気揚々と自由自在にレノボ・ジャパンを成功に導く毎日なのか、その“本心”を聞いてみた。

レノボ・ジャパン代表取締役社長の渡辺明美氏
日本で攻めるはコンシューマーユーザーの市場なり──グローバル市場では、競合するPCメーカーを上回る成長率を長期に渡って維持していますが、その要因はどこにあるのでしょうか。

渡辺氏 レノボはグローバルの市場で11四半期連続で成長を続けていて、現在コンシューマーPCメーカーのシェアでは15パーセントで2番手に位置しています。さらに、トップとのシェアギャップも0.7ポイントまで縮めました。

 この要因は、レノボがグローバルで実行している「守りと攻め」戦略です。これは、レノボ本社が世界規模で大きな“守り”と“攻め”を設定し、それを各国のレノボが、それぞれの国の市場にあわせた強みと挑戦する特性にあわせた守りと攻めのポイントを設定して実行します。各国とも、守るポイントは、すでに強みを発揮している領域であったり得意とするカテゴリーの市場であったりします。そして、攻めるのは、十分に強さを発揮できず、“伸び代”が残っている領域になります。そこに投資するのが、レノボの“攻め”です。

 日本市場でレノボ・ジャパンが守るのは、ThinkPadシリーズでシェアのトップを確保している法人ビジネスです。一方、攻めるのは、中小規模の事業所ユーザーとコンシューマーユーサーです。そのため、どちらのユーザーに対しても、販売をお願いする企業との関係構築と支援を重視しています。以前は、Webページによるダイレクト販売を中心にしていましたが、複雑で購入するユーザーを混乱させている面もありました。この反省から、ダイレクト販売主体から販売パートナー主体にシフトしています。

 日本の流通では量販店の対応が重要になりますが、そのための人材はレノボ・ジャパンにそろっています。それより、これから重要になるのは、レノボ・ジャパンというブランドをコンシューマーユーザーに認知して信頼してもらうことです。ThinkPadのブランドは、日本の個人ユーザーに対しても知名度も高く信頼されています。“Lenovo”というブランドも同じように認識してもらいたいですね。そのために、2011年は宣伝にも力を入れ、中田英寿氏を起用した「FOR THOSE WHO DO」キャンペーンを実施し、これは、2012年も継続して行っています。

 さらに、これからは、店頭におけるプロモーションも強化します。これまで、四半期に5回程度だったのを10回まで増やす予定です。実際に製品を触っていただき、IdeaシリーズだけでなくThinkシリーズのCTOの対応もできるリアルショップも現在の6店舗から年度末までに二桁まで増やします。

レノボの本社はアメリカだったのか・・・・。

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Sep 28, 2012

日本のあきらめムードをITで吹き飛ばす

日本のあきらめムードをITで吹き飛ばす 


マイクロソフト・樋口社長景気低迷などで“非”活性化する日本企業を何とかしたい――。日本マイクロソフトの樋口社長は「Windows 8」など新製品ラッシュをきっかけに、こうした状況に風穴を開けたい考えだ。
[ 日本マイクロソフトは9月27日~28日の2日間で、同社の最新技術やサービスなどを紹介する年次イベント「The Microsoft Conference 2012」を開催している。初日のオープニングキーノートには樋口泰行社長が登場。スマートフォンやソーシャルメディアなどコンシューマーの世界における最先端ITの活用、いわゆる“コンシューマライゼーション”(ITのコンシューマー化)が進む中、マイクロソフトは日本企業に対しどのような貢献ができるか。その取り組みについて樋口氏が力強く語った。

ITが経営を変える 日本マイクロソフトの樋口泰行社長 顧客に親しまれて尊敬される企業、パートナーとの密な協業を推進できる企業、自己成長を実現できる企業――。こうしたスローガンを社長就任当初から掲げる樋口氏は、社長を務めてから間もなく4年半が経とうとしている。これまでを振り返り、「少しずつ顧客から信頼され、認められる存在になっているという実感がある。最近では“外資系企業のイメージがない”と言われることも増えた。日本で尊敬される企業を目指していた我々にとって、これは最上の褒め言葉である」と樋口氏は述べる。

 その一方で、日本企業を取り巻く経済環境は厳しい。「今、日本は“非”活性化している。世の中の変化に対して鈍感で、あきらめムードがある。競争力を高めるためにもっとスピード感を持って活性化しなければならない」と樋口氏は語気を強める。そのための起爆剤となるのがITだという。

 では、ITが何を実現するのか。樋口氏によると、ITは企業のイノベーションを支えてきたが、今後はITが人を変え、経営そのものを変えていくのだという。例えば、社内の活性化や業務改革において、従来、日本企業は大部屋制度や若手タスクフォース、人事交流、キャリアチェンジなどの施策をとってきた。「これからは人と人とが物理的な化学反応を起こすことに加え、ITを活用した電子的な施策が大切になってくる」と樋口氏は話す。

 具体的なソリューションとして、マイクロソフトのコミュニケーション統合製品「Microsoft Lync」を紹介する。Lyncとは、メールやチャット、音声通話、ビデオ会議、スケジュールなどさまざまなコミュニケーション機能を統合したシステムで、社内活性化や業務効率化、さらには災害対策などを目的に企業からの引き合いが強まっているという。日本マイクロソフト自身も東日本大震災が発生した際に、社員のコミュニケーション基盤としてLyncが活躍した。

Windows 8などで日本を元気に! 現在、企業におけるITは大きな転換期を迎えている。1つはコンシューマライゼーションの進展、もう1つはクラウドコンピューティングやビッグデータの登場により企業のバックエンドに奥行きができたことにあるという。「ITの活用領域がどんどん広がっており、CIO(最高情報責任者)の役割も多岐にわたっている」と樋口氏は現状を説明する。このように、ビジネスとコンシューマーの境目がなくなりつつある状況にあって、マイクロソフトが提供する製品やサービスはそのすべてをカバーするとしている。

 加えて、今年度は新OS「Windows 8」やサーバOS「Windows Server 2012」、次期バージョンのOffice製品をはじめ最大規模の製品リリースを行うことでラインナップをより強化し、顧客に対してさらなる価値をもたらす考えだ。「市場を爆発させたい。特にこの3つの新製品で日本を元気にしたい」と樋口氏は意気込んだ。

windows8で市場は盛り上がる??

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Sep 23, 2012

スマートフォンの普及はゲーム人口を増やすチャンス――

スマートフォンの普及はゲーム人口を増やすチャンス――

田中良和グリー社長講演リポート昨年に引き続き基調講演に登場したグリーの田中社長。今回は、グリー、そしてソーシャルゲームの未来についてを熱く語った。 通信環境が変化する今年、来年はコンテンツのリッチ化への過渡期となる  「アウェー感がある」と切り出した昨年と違い、誰より注目される立場となった今年の田中良和氏にアウェー感はなかったに違いない。基調講演では「ゲームショウ会場で面白そうなゲームが沢山あるのを見て、ゲームを仕事にすることのうれしさを実感しています」という言葉から、ソーシャルゲームのすすむこれからについてを語り始めた。

 田中氏は、まずソーシャルゲームの進化が進む過程ではネットワークと携帯通信機器の進化が大きいことを挙げ、「スマートフォンやLTEの普及が進む今年、来年はソーシャルゲームの過渡期にあたり、ゲームの中身についてもより高性能なハード・ネットワークに対応したものへの進化が求められています」(田中氏)と分析する。その可能性の例として、「Monster Hunter Massive Attack」(カプコン)「METAL GEAR SOCIAL OPS」(KONAMI)を例に挙げ「コンソールのゲームと同じレベルのリッチなグラフィックを実現し、さらにソーシャル性を盛り込まれるタイトルが続々登場するでしょう」(田中氏)と紹介した。

 また、田中氏は今後ソーシャルゲームについて求められるものとして「高い物語性」を挙げ、「これまでゲームに留まっていたものをさらに拡げ、ゲームからアニメ、グッズといった展開することで、ゲーム内のキャラクタや世界観を愛していただきたいと考えています」と語った。グリーではIP戦略へのための別会社を設立、第一弾として「探検ドリランド」のアニメ放映を今秋より開始し、「釣り☆スタ」「モンプラ」などのiPhone 4/4S対応カバーを9月20日より販売することを明らかにした(現在、「GREE Shop」に商品カタログが掲載されており、Amazon/Yahoo!ショッピングより購入可能)。

スマートフォンを通じたグローバル化は、新興国を中心に多くの人にゲームを楽しんでいただけるチャンス さらに、現在大きなテーマとされている「グローバル化」について、田中氏はスマートフォン、そして新興国が鍵となるという。「現在、スマートフォンが爆発的に普及している新興国では、これまでゲームビジネスが進めにくかった地域もあります。スマートフォンを通じこれら新興国でもゲームが普及することで、より多くの人にゲームを楽しんでいただける時代に変わっていくと考えています」(田中氏)。その実現のため、現在グリーが展開するプラットフォーム「GREE Platform」について、プラットフォームの定義の見直しも含め、さらなる進化とサポートを続けていくことを表明した。

 また、新興国向けという視点では、開発拠点のグローバル化も同社の目標として挙げていた。現在グリーは10カ国・11地点に拠点を構えているが、開発は日本の2箇所とサンフランシスコ、ソウルで行われている。これは「短期的には日本などでコンテンツを制作した方がクオリティも高い」(田中氏)という理由によるものだが、「中長期的にはその地域ごとローカルで開発した方がよいと思われるので、いずれは開発拠点を増やしていく予定」(田中氏)という。

 最後に、田中氏は重ねて「現在は、スマートフォンを通じてより多くの人にゲームを使っていただけるチャンス」と語り、「自分たちの作ったゲームが世界中の人に使っていただける、ということのありがたみ私自身日々感じています。そのことを皆さんとも共有し、ゲームの新しい時代を切り開いていきたいと考えています」と講演を締めくくった。

コンプガチャのようなどうかと思うシステム以外にちゃんと利益の出るプロセスは構築しているんだろうか??

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Sep 21, 2012

「実に素晴らしい」「Apple史上最も美しい」 iPhone 5に続々と絶賛の声

「実に素晴らしい」「Apple史上最も美しい」 iPhone 5に続々と絶賛の声 (1/2)

発売を前に新型iPhoneを事前に入手したレビュアーからは続々と称賛の声が上がっている。(ロイター) [20日 ロイター]  米Appleの「iPhone 5」は9月21日に正式に発売されるが、この新型iPhoneを事前に入手したIT系ブロガーやレビュアーからは続々と称賛の声が上がっている。テクノロジーサイトのCNETは、前機種よりも高速で薄型で軽量なこの新型スマートフォンを「実に素晴らしい」と評している。

 iPhone 5では外部接続用のコネクタが新しいものに変更され、スピーカーなど既存のアクセサリ製品が使えなくなってしまう点が不評だが、全体としてはiPhone 5はレビュアーをうならせる製品に仕上がっているようだ。

 「iPhone 5はわれわれが2010年から求めてきたiPhoneだ。より大きな画面やより高速な4G LTEへの対応など、長いこと先延ばしにされてきたアップグレードがすっきりとした新しいデザインにまとめられている。これこそがiPhoneだ」とCNETのスコット・スタイン氏は述べている。

 「新しいデザインは実に素晴らしい。見た目も、持った時の感じもだ」とさらに同氏は続けている。

 また英Telegraph紙は「iPhone 5はまず間違いなくApple史上最も美しい製品だ」と絶賛している。

 iPhone 5が前機種よりも20%軽量化したことはAppleの発表でも知られているが、英Guardian紙のチャールズ・アーサー氏によれば、それでもやはり実際に初めて持ってみたときの軽さは驚きだという。

 「本当に軽い。1年前のiPhone 4Sがペーパーウェイトに感じられるほどだ」と同氏。

 「ふちの部分がすべりにくくなっており、背面がメタル製のため、手からすべり落ちる心配もほとんどない。iPhone 4やiPhone 4Sでは、そうした苦情がしばしば寄せられていた」とさらに同氏は続けている。

 またWall Street Journal紙のAll Things Dブログでは、ウォルト・モスバーグ氏がiPhone 5を「市場で最良のスマートフォン」と評している。ただし同氏はAppleが開発した新しい地図アプリには批判的だ。これまでiPhoneにはGoogleの地図アプリが採用されてきた。

 「Appleの地図アプリでは、一部の主要都市については、フライオーバービューと呼ばれる3D画像が提供される。だがこのアプリには、地上レベルの写真を用いたGoogleのストリートビュー機能のような便利な機能が欠けている」と同氏。

 「またこのアプリには、公共交通機関のルート案内もない。代わりにサードパーティの乗換案内アプリにリンクされる」とさらに同氏。ただし同氏は、曲がり角ごとに音声で道案内をしてくれるナビゲーション機能については評価している。GoogleのiPhone用の地図アプリでは、そうした機能は提供されてこなかった。


確かに形状は美しいとも思えるが・・・。LTEで従量制になって、他に特に新機能もなしとなるとあまり積極的に切り替える必要性はないな・・・。

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Sep 20, 2012

カメラとしての完成度で勝負していく――オリンパスイメージング 小川社長

カメラとしての完成度で勝負していく――オリンパスイメージング 小川社長

マイクロ一眼の新製品「E-PL5」と「E-PM2」を投入するオリンパス。年末商戦に向けて各社よりミラーレスカメラ新製品が登場する中、オリンパスイメージングの小川社長は先行者としての自信を見せる。
 photokinaの開幕に合わせ、「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」「OLYMPUS PEN mini E-PM2」を発表したオリンパス。年末商戦に向けて各社はミラーレスタイプの新製品を投入するが、オリンパスイメージングの小川治男社長は「カメラとしての完成度には自信がある」とミラーレスカメラ先行者としての自信を見せる。

OM-Dを手にする小川社長 photokina同社ブースにて
 同社は2008年のphotokinaに後のE-P1となるミラーレスタイプカメラのモックアップを展示、後の2009年夏に同社初のマイクロフォーサーズ規格準拠機「OLYMPUS PEN E-P1」として国内市場へ投入する。その後にもPENシリーズはバージョンアップとバリエーション拡大を続け、さらには2012年春に新シリーズとなるファインダー搭載型の「OLYMPUS OM-D E-M5」も投入する。

 「新たに投入するPENシリーズのE-PL5とE-PM2は、OM-Dで培った技術とノウハウを投入することで、高速なタッチAFシャッターの実装などカメラとしての完成度をより高めることができた。年末商戦に向けては地味かもしれないが、“カメラとしての完成度”“バランスの良さ”で勝負していきたい」(小川社長)

 高級コンパクトタイプについても、XZ-1の後継となる「STYLUS XZ-2」を投入するが、こちらについてもXZ-1で評価を得たレンズはそのままに画像処理エンジンと撮像処理を刷新、鏡胴の操作リングとボディ前面に新設されたレバーと組み合わせるハイブリッドコントロールリングを導入、高い操作性を実現している。

 日本では“カメラらしさ”のある製品ジャンルとして各社より新製品が投入されている高級コンパクトカメラだが、欧州でも本ジャンルは盛り上がりを見せていると小川社長は言う。「(高級コンパクトという製品ジャンルは)欧州でも以前から存在しており、XZ-1である程度は存在感を示すことができた。欧州のカメラ販売店からも、スマートフォンの伸びから“カメラらしい製品”を求める声が高まっており、そうした声にXZ-2で応えていきたい」

それにしてもオリンパスは経営に余裕なさそうなのに、新モデルの投入サイクルは早いな・・・・。

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Sep 18, 2012

“OM-D画質”の小さなPEN 「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」

“OM-D画質”の小さなPEN 「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」

オリンパスが「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」を発売。OM-D譲りの1600万画素センサーに高速AF、自分撮り可能なチルト式液晶、E-P3のような交換式グリップなど、さまざまなエッセンスを凝縮した。
 オリンパスは9月17日、マイクロフォーサーズ規格に準拠したデジタルカメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」を10月上旬より販売開始すると発表した。ボディ単体(受注販売)、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」をセットしたレンズキット、「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R」もセットしたダブルズームキットが用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格はボディ単体が7万円前後、レンズキットが8万円前後、ダブルズームキットが10万5000円前後。

 昨年6月に発表された「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」の後継製品。チルト式液晶を搭載した小型ボディは変わらずに同社マイクロフォーサーズ機のフラグシップである「OM-D E-M5」と同様の有効1605万画素 4/3型 ハイスピードLive MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic VI」を搭載、また、「OLYMPUS PEN E-P3」のような着脱式グリップを搭載し、シリーズ製品の特徴的な要素を1台にまとめ上げた。

「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」
 センサーの高速駆動などで実現される高速AFシステム「FAST AF」もOM-Dと同様に備えるほか、静電容量式の背面液晶にふれるだけで撮影できる「タッチAFシャッター」も利用できる。背面液晶のサイズは3型(46万画素 アスペクト比16:9)で、上方向約170度、下方向約65度に可動範囲がE-PL3より広められ、自分撮りも手軽に楽しめる。ボディ内手ブレ補正も引き続き搭載されている。

カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色。シルバー/ホワイトボディにはシルバーのレンズ、ブラックボディにはブラックのレンズが付属する ボディデザインは「E-P3」に近いものとなり、グリップはE-3用の「MCG-2」や「MCG-3PR」なども利用できる。グリップなしでの利用も問題ない
 AFエリアは35点エリアAF、グループターゲットAF、標準シングルターゲットAFに加え、フォーカスエリア面積を小さくすることで、よりピンポイントでのピント合わせを狙える「スモールシングルターゲットAF」が用意された。また、常時フォーカスを続けるフルタイムAFや、被写体の奥行き方向の動きも追従する3DトラッキングAFも利用できる。連写は最大8コマ/秒で、AF追従時にも最大約3.7コマ/秒を維持する。

チルト式液晶はE-PL3より可動範囲が広まり、自分撮りも容易になった
 人気のアートフィルターには新たに、輪郭を大幅に削除し淡い色彩をにじませる「ウォーターカラー」を用意(効きによってI/IIあり)した。既存の「ポップアート(I/II)」「ファンタジックフォーカス」「デイドリーム(I/II)」「ライトトーン」「ラフモノクローム(I/II)」「トイフォト(I/II)」「クロスプロセス(I/II)」「ジェントルセピア」「ジオラマ」「ドラマチックトーン」「リーニュクレール(I/II)」とあわせて全12種類のフィルターが利用できる。

 枠の付加や周辺光量減などの効果を付け加えることができる「アートエフェクト」も既存製品から拡張されており、1回のシャッターで複数のアートフィルターを適用するアートフィルターブラケット撮影機能を利用すれば、手軽に多彩な表現を楽しむことができる。

 動画撮影は記録形式をAVCHD/MotionJPEGの2方式から選択でき、AVCHD時の画像サイズは1920×1080ピクセルもしくは1280×720ピクセル、MotionJPEG時の画像サイズは1280×720ピクセルもしくは640×480ピクセルとなる。音声はいずれもリニアPCM録音。動画用のエフェクトとしては、新たに自然なフェード効果を付加する「アートフェード」を利用できる。

 カメラ本体にストロボは内蔵しないが、パッケージにはガイドナンバー10(ISO200・m)の小型ストロボ「FL-LM1」が同梱される。ワイヤレスコントロール機能も用意されており、FL-300Rなど対応する外部ストロボを制御できる。本体サイズは110.5(幅)×63.7(高さ)×38.2(奥行き)ミリ、約325グラム(付属充電池、バッテリー含む)。カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色を用意する。

マイクロフォーサーズの全部入り。間断なく新モデルが出るあたりオリンパスは生き残りをかけているかのよう。

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Sep 14, 2012

au版iPhone 5のLTEエリアは、テザリング対応はどうなるのか――KDDI 田中社長に直撃

au版iPhone 5のLTEエリアは、テザリング対応はどうなるのか――KDDI 田中社長に直撃 (1/2)


米国サンフランシスコに滞在中、偶然KDDIの田中孝司社長とお目にかかり、「iPhone 5」についてお話を伺う時間をいただいた。KDDIの2.1GHzのLTEエリアは今どういう状況なのか、テザリングは解放するのか、などなど気になるポイントを聞いた。
[ iPhone 5は、KDDIとソフトバンクモバイルから販売される。日本でもLTEの高速通信ができる予定だ 米国サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで、次世代の高速通信規格LTEに対応した「iPhone 5」が発表された。発表内容は別途伝えられている通りなのでここでは割愛するが、日本ではこれまでと同様、ソフトバンクモバイルとKDDIから、9月21日に発売される。従来と異なるのは、ソフトバンク版とau版が異なるハードウェアになっている点だ。

 Appleの発表、それに日本での展開についてはまだ詳細が判明していない部分があるので別記事に任せたいが、実はサンフランシスコで偶然KDDIの田中孝司社長に出くわした(田中氏はAppleのイベントに出席するため、筆者はIntelが開催しているIDFの取材でサンフランシスコに滞在していた)。そこでiPhoneに関するインタビューを申し込んだところ、快く取材を受けていただいたので、ここに速報としてお伝えすることにしたい。

KDDIの2.1GHz帯のLTEサポートやいかに? 冒頭でも述べたとおり、iPhone 5は高速通信が可能なLTEをサポートしたが、日本で使われるさまざまなLTE向け周波数のうち、対応しているのは2.1GHz帯(LTEバンド1)のみである。しかしこの周波数は、KDDIが当初策定していたLTEの導入計画にはなかったものだ。

 かつてKDDIが総務省に提出した計画では、同社のLTEは800MHz帯で全国をカバーしつつ、都市部は1.5GHzを重畳するというものだった。iPhone 5が2.1GHzしかサポートしないのであれば、KDDIの主力LTE網にはつながらないことになる。

 しかし、田中氏によると、iPhoneの発売が決まった段階で、この計画は変更されたという。

KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏(写真は2012年1月のインタビューのもの) 「データ通信の帯域は今後、爆発的に増えていくため、混雑するエリアでは持っている周波数はすべて重畳していかなければなりません。そうした意味では800MHzも1.5GHzも、もちろん2.1GHzでもエリアを作っていく必要があるのです。iPhoneをやると決めた段階で、すでにiPhoneが対応する日本のLTEバンドは2.1GHzになることが決まっていました。2.1GHzは多くの地域で使われる共通バンドなので、基地局に対する投資も安くなりますから、ならば2.1GHzの基地局も打って(設置して)しまおうということで計画を変更しました。いずれはすべての周波数でLTEの基地局を配置しなくてはならないのです」(田中氏)

 KDDIが「iPhone 4S」の取り扱いを開始したのは2011年末のこと。その後、2012年になって2.1GHzのLTE基地局を設置しているという噂はあったものの、急ごしらえの2.1GHz LTE網は、エリアの面ではかなり狭いのではないかという気もする。そこでこの点を田中社長に聞いてみたが、「時間の問題で良くなる」と胸を張った。

 「我々の主力帯域は800MHz帯ですが、実は2.1GHz帯のCDMAのネットワークも、かなりのエリアで重ねて構築しています。このCDMAの基地局に、すさまじい勢いでLTEの基地局を併設しています。PHSの制御帯域の移動に伴い、2GHz帯CDMAの5MHz分が移動可能になりました。LTEの開始当初は、この空いた5MHz分で2GHz帯のネットワークを作っていきますので、既存基地局を生かしたままLTEのネットワークを重ねていくことができます」(田中氏)

 補足すると、通常、3Gで使っている周波数をLTEに更新していく場合、端末の普及状況に応じて3Gで使う周波数を削り、徐々にLTEへの割り当てを増やしていくことになる。しかし、KDDIの2GHz帯CDMA(3G)は、LTEに使う帯域幅を別の帯域に移動させることができたので、従来の3Gユーザーが利用する帯域に全く影響を与えることなくLTEが併設できるということだ。

 ソフトバンクの場合、主力である2.1GHzのUMTS(3G)に使う周波数を減らしながらLTEに移行しなければならないため、トラフィックが溢れているところはLTE対応端末がある程度普及して3Gの収容量が減っても問題ない状況が生まれた後か、あるいはプラチナバンドで2.1GHz帯3Gの負担を軽くしたエリアからでなければ、LTEへの移行は難しい(あるいは地方など帯域に余裕のあるところは先行してLTEを入れることができる)。

 これに対して、混雑がひどく2.1GHzを重畳していたエリアから順に、3Gユーザーへの影響なくLTE化できるというのは、確かにハードルが低そうだ。とはいえ、KDDIのLTE基地局は、まだ2000ぐらいしかないとの情報もある。

 「総務省が公表している数字には2種類あります。1つは免許の申請数。まとめて申請する会社と必要な数だけ申請する会社がありますが、KDDIは後者で、必要な数しか免許申請していません。もう1つの数字は、電波を出せる状態になった基地局数です。今お話ししているのは、電波を出せる状態の基地局数です。ただ、この基地局数の情報が更新されるまでには、実は6週間ぐらいのタイムラグがあります。具体的にいくつになるとは言えませんが、iPhone 5の発売時点でも、今とは桁が違う数の基地局が電波を出しますし、完全併設で2.1GHzの基地局にLTEを入れていっているので、混雑する都市部では毎週のようにエリアが広がっていくのを実感できると思います。こればかりは“口だけ、数字だけ”は避けたいので、利用者の方々の実感としての声を待ちたいと思います」(田中氏)

 ではKDDIのLTEは、今後2.1GHzが主力になるのか?というと、全方位的にLTE化を進めるというのが正解のようだ。KDDIは2012年秋冬に向けての新端末にも、LTE対応モデルをラインアップしていく。これはWiMAXとLTEに3Gのトラフィックを分散させる意味もあるようだが、実はこの秋冬に登場するLTE対応のAndroidスマートフォンは、800MHzと1.5GHzに対応しており、2.1GHzは使わない。

 「2.1GHzをiPhone専用のLTEとして構築しているわけではないので、この先どうなるかは別の話です。しかし当面の間、AndroidのLTE対応スマートフォンは800MHzと1.5GHzのデュアルバンドになる予定で、2.1GHzは使いません。結果的に2.1GHzのLTEはiPhoneだけで利用することになります」(田中氏)

ほんまにLTEでスムーズにいくのであろうか??

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Sep 13, 2012

新「iPod touch」も4インチに 

新「iPod touch」も4インチに 

Apple、iPod新製品発表「iPod」の新製品として、iPhone 5と同じ4インチディスプレイ載の新「iPod touch」、長方形デザインに戻った新「iPod nano」が登場。 [iPhone 5」と同じ4インチ液晶ディスプレイを搭載した新「iPod touch」や、液晶ディスプレイを大型化して長方形デザインに戻った新「iPod nano」が登場した。

4インチディスプレイ搭載の新iPod touch
 第5世代となる新iPod touchは、iPhone 5と同じ4インチ・640×1136ピクセル(326ppi)のRetina Diplayを搭載。背面カメラは500万画素の裏面照射センサーを採用し、解像度は第4世代から7倍に。通信機能として無線LANのほかBluetooth 4.0を搭載。ワイヤレスヘッドフォンなどが利用できるようになる。プロセッサはiPhone 4Sと同じデュアルコアA5チップを搭載し、前世代から最大2倍の処理能力、最大7倍のグラフィックス能力と持ち、ゲームなどもスムーズに楽しめるという。バッテリー駆動時間は音楽再生時で最大40時間。

カラーバリエーションは5色
 本体の厚さは6.1ミリ、重さ88グラムと、これまでで最も薄くて軽いiPod touchになったとしている。本体の素材は表面にMacBookシリーズと同じ酸化皮膜処理を施したアルミニウム。背面の「iPod touch loop」により専用のストラップを装着できるようになった。ブラック、グレー、ブルー、イエロー、ピンクの5色のバリエーションがラインアップされる(Apple Store限定カラーとしてレッドも)。

「iPod touch loop」を使って専用ストラップを装着できるようになった 付属ヘッドフォン「EarPods」はデザインを一新
 付属ヘッドフォン「EarPods」は一新され、より耳にフィットして外れにくくなり、音質も高めているという。単品でも販売し、価格は2800円。

 32Gバイトモデルが2万4800円、64Gバイトモデルが3万3800円。従来の第4世代モデルも併売し、16Gバイトモデルが1万6800円、32Gバイトモデルが2万900円。オンライン予約は9月14日から。発売は10月以降とみられる。

長方形デザインに戻った新iPod nano 小型化したDockコネクタ「Lightningコネクタ」を採用 新iPod nano(第7世代)は、従来の正方形のデザインから長方形デザインに戻った。クレジットカードとほぼ同じ大きさで厚さは5.4ミリ。前世代から約2倍のサイズとなる2.5インチ液晶ディスプレイを搭載し、マルチタッチによる操作も可能だ。Bluetoothにも対応。FMラジオチューナーを内蔵した。新ヘッドフォン「EarPods」が付属する。バッテリー駆動時間は音楽再生時で最大30時間。

 16Gバイトモデルのみで、価格は1万2800円。本体カラーは7色(Apple Store限定カラーとしてレッドも)。

 新iPod touch、新iPod nanoは小型化したDockコネクタ「Lightningコネクタ」を採用している。

 新iPod nanoとカラーを合わせたiPod shuffle(2Gバイト)もラインアップ。価格は4200円。

特に革新的な部分はないものの、iphoneよりもipodtouchのほうが進化している感じ。

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Sep 12, 2012

シャープ、一般社員のボーナスを半額に・給与7%カットシャープが人件費削減を発表。

シャープ、一般社員のボーナスを半額に・給与7%カットシャープが人件費削減を発表。

今期で約140億円の固定費削減を見込む。 シャープは9月11日、経営改善に向けて人件費削減を行うと発表した。今期で約140億円の固定費削減を見込む。

 管理職は4月から実施している5%の給与カットを10月から1年間、10%にする上、ボーナスは今冬、来夏とも今夏実績から半減とする。

 社員(組合員)は5月から実施済みの給与2%カットを10月から1年間7%とし、ボーナスは今冬、来夏とも今夏の半額とする。また時間外など手当割増率を法定基準まで引き下げるほか、出張関連手当の引き下げ、福利厚生制度の休止などを含め、労働組合に協議を申し入れた。

仕方ないと言えば仕方ないところですが・・・・。

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Sep 09, 2012

「iPad Mini」は既に本格生産が開始されている?

「iPad Mini」は既に本格生産が開始されている?

果たして「iPad Mini」は存在するのか? さまざまな臆測が飛び交う中、米Appleの製造パートナーの売り上げデータが話題に。その数値変動が示唆するものは、「新たな製品の製造」なのか? [ 「iPad Mini」をめぐるうわさが盛り上がっているが、最近の報道によるとこの小型タブレットが既に本格生産に入っているらしい。これが事実であれば、米Appleが2012年9月に発表を行うのではないかという一部の臆測とも符合する。

関連記事これがAppleの「iPad Mini」だ!(臆測、うわさ、リークによると)
Apple、4インチiPhone投入に新たな展開
ジョブズ氏亡き後のApple:アフター・ジョブズを占う


 米調査会社Jefferiesのアナリストは、投資家向けの最近のリサーチノートの中で、Appleの製造パートナー各社が既にiPad Miniの生産を始めていると述べ、台湾のFoxconnの売り上げが最近急増したと指摘した。Appleの主要な製造パートナーであるFoxconnは、例年では7月にそれほど大幅な売り上げ増を計上することはない。だが、2102年は6月から5パーセントの増収となったことが、iPad Miniの生産が本格化したとの推測につながったようだ。

 さらにJefferiesのアナリストによると、台湾の製造パートナーの2012年7月以降の販売データは、Appleが同年9~11月期の同タブレットの発注を1800万台から2500万台に増やし、12~2月期向けとして3000万台以上を発注したことを示している。これから推測すると、同社は2012年のクリスマス商戦で800万台以上のiPad Miniを販売する可能性があるとしている。

 iPad Miniのリリース時期については、9月になる見込みだとか11月になりそうだとか、さまざまな臆測が流れているが、同タブレットが既に本格生産に入っているのであれば、9月のリリースが現実味を帯びてくる。

噂の7インチTablet、サイズ的にはありと思うがいくらくらいでリリースか??

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Sep 06, 2012

製品化が近づくシャープ「ICC LED TV」、他社の4K戦略との違い

製品化が近づくシャープ「ICC LED TV」、他社の4K戦略との違い (1/3)「

4K」ではなく、あくまで「ICCを搭載したTV」というシャープ。80インチを超える4Kテレビを各社が展示する中、少し違う戦略を持っているようだ。 [ 昨年の「IFA 2011」でクローズドなデモコーナーが設けられ、10月の「CEATEC JAPAN 2011」で初の一般公開となったシャープの次世代4Kテレビ「ICC LED-4K」だが、いよいよ製品の発売時期が近付いてきたこともあり、「IFA 2012」でも目玉技術の1つとして注目を集めた。今回、ICCを開発したアイキューブド(I3)研究所代表取締役の近藤哲二郎氏にデモを紹介いただく機会を得たので、同社ブースの概要と合わせてリポートしよう。

創立百周年を前面アピールしたシャープブースの入り口では、過去の開発実績を紹介するデモ映像が流れる(左)。アイキューブド(I3)研究所代表取締役の近藤哲二郎氏(右)
「4K」ではなく、あくまで「ICCを搭載したTV」 ICCは、「Integrated Cognitive Creation:統合脳内クリエーション」という造語の頭文字をとったもの。詳細については昨年のIFAリポートを参照いただければと思うが(→関連記事)、今回は製品化を前にさらに改良が加えられた。

 簡単に説明すると、ICCはテクスチャーマッピング技術の一種であり、映像をカメラ撮影する過程で失われた情報をパターンマッチングで補完し、出力時に美麗な映像として再現する。その特性上、4Kで撮影した映像ソースを補完することも可能だが、現状でフルHDの映像ソースが主力ということもあり、ICC LED-4Kでは主にフルHDから4Kへのアップコンバートの中で利用されることになる。

 デモルームでは同じフルHDのソースを片側はそのままフルHDのTVで、もう片方はICC技術を使った4K TVで同時に映し、その画質を比較していた。去年まではどちらかといえば派手な壁紙や人物、ガラスや陶器などの反射が多い物体、そして風で散る桜など、違いが非常に大きく出やすい動画が中心だったが、今回は動きが少なく、より自然な風景映像が中心となっており、細かいチューニングによる画作りが行われていることがうかがえた。

これ以上絵作りをパワーアップしてもコンテンツがないやないか・・・。

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Sep 04, 2012

愛国ではない、害国だ」 尖閣デモと公用車襲撃を否定され困惑する中国ネットユーザー

愛国ではない、害国だ」 尖閣デモと公用車襲撃を否定され困惑する中国ネットユーザー

尖閣諸島をめぐって中国内では反日世論が高まった。一方で、反日デモや公用車襲撃事件について「愛国ではなく『害国』だ」という論評も現れており、中国ネット世論はそう単純ではない。現地からのリポート。 [一部の新聞ではデモ自体も報じた(報じない新聞のほうが多かった) 8月、再び尖閣諸島問題や日本大使公用車襲撃事件で、中国の反日世論が高まった。19日には中国全土で比較的規模の大きな反日デモが起き、翌週26日にも小規模な反日デモが発生。27日には丹羽駐中国大使が乗った車が襲われ、日の丸が盗まれるという事件が起きた。

 反日デモの参加者による現地写真を見る限り、今回の参加者はネット世代である若者が多いようだ。「微博」(weibo)と呼ばれるマイクロブログがデモ開催情報の主な拡散手段となったのだろう。ただ、「尖閣は中国のもの、蒼井そらは世界のもの」なる横断幕が各地で掲げられていたというから、反日に憤り立ち上がってはいるが、ややお祭り感覚も混じるデモではないかとも解釈できる。微博上でのデモ開催の情報は書き込まれては消されている形跡が確認できるが、消すスピード以上で拡散していったのだろう、結果としては現地発の写真の通り、多くの人が参加した。

 参加者の一部は暴徒と化し、同胞である中国人が所有する中国企業との合弁の日本車を破壊し、中国(香港)資本の日本と関係がありそうな店を破壊していった。日本の「2ちゃんねる」などの掲示板上では、反日デモを「自国民同士が傷つけ合う行動」して見守る意見が多く見られたが、中国においても、この破壊活動を良くないとする意見がよく見られた。

騰訊(Tencent)が舞台となって渦巻いた尖閣ネット世論 「(ネット)世論」という意味の「輿情(yuqing)」という言葉がある。近年中国企業によるSNSサイトの利用者増により、ネット世論「輿情」が政府にとってますます無視できなくなり、「人民網輿情観測室」など、ネット世論の専門部署が各所でできている。

 人民網輿情観測室のリポートによれば、13日から月末に至るまで、尖閣諸島の話題が掲示板とニュースで目立って取り扱われるようになり、尖閣諸島に上陸した香港の活動家が逮捕された翌日となる16日が最高潮となった。一方でマイクロブログ「微博」では、反日デモが起きる前日の18日に尖閣諸島の話題がピークとなった。

8月11日以降の「釣魚島(尖閣諸島)」に関する騰訊微博(青)、新浪微博(赤)の情報量 現在中国では、トップを争う騰訊(Tencent)と新浪(Sina)の2大ポータルサイトが、どちらも4億程度に上る微博アカウントを抱えている。どちらも同じものかといえばそうではなく、今回は尖閣問題関連の投稿は一方的なほど騰訊微博上に集中。逆に新浪微博では、事件の成り行きに応じて突然多くのユーザーが尖閣諸島について語ったりするということはなかった。

 騰訊は10億を超えるアカウントを抱える国民的チャットソフト「QQ」のユーザー拡大につれて成長したネット企業だ。その騰訊が運営する微博では、チャットソフトと共通のアカウントを使うことができ、その延長で友人とのコミュニケーション目的で利用される傾向がある。これに対し、新浪微博のユーザーは比較的、公衆に対して意見をつぶやく傾向がある。


8月11日以降の「釣魚島(尖閣諸島)」に関するニュース(青)、掲示板(赤)、ブログ(緑)、新聞雑誌(黄)の情報量 またチャットソフト「QQ」が起動すると、新しいウィンドウが立ち上がって同社のポータルサイト「qq.com」上のホットなニュースがまとめて表示されるようになっている。「人民網輿情観測室」の連日のリポートをまとめると、注目が集まった尖閣問題関連ニュースは「qq.com」に偏っていた。関連するつぶやきも騰訊微博に集中する結果となったのは、こうした背景がある。

こうあるべきという世論を人質に撮っているようなところがある・・・。

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Sep 03, 2012

EvernoteのCEO「ライバルは紙とペンだった」――モレスキンとのコラボを語る


EvernoteのCEO「ライバルは紙とペンだった」――モレスキンとのコラボを語る

Evernoteは都内で10月1日に発売予定の「Evernoteスマートノートブック」記念イベントを実施。米国の本社からフィル・リービンCEOも駆けつけ、モレスキンとのコラボレーションに至った背景などを話した。

Evernoteのフィル・リービンCEO。ロフトの大ファンで、今日もこの会場で発表できることがうれしいと話した

 Evernoteは9月1日、東京・有楽町ロフトに同日オープンした「Moleskineアトリエ」内で、10月1日に発売予定の「Evernoteスマートノートブック」発表記念イベントを行った。米国の本社からフィル・リービンCEOも駆けつけ、モレスキンとのコラボレーションに至った背景などを話した。
■関連記事:モレスキンとEvernoteがコラボ――iPhoneで手書きノートをデジタル化

 Evernoteスマートノートブックは、モレスキンのノートに手書きした内容をEvernoteのアプリで撮影し、Evernoteの「ノート」として取り込むことができるもの。撮影したデータは自動補正がかかり、付属のシールを認識してタグ付けすることも可能だ。投稿時にはタイムスタンプや位置情報も付属できる。

 ラインアップはラージ(3150円)とポケット(2205円)の2種類、用紙は横罫と方眼の2タイプ。現在はモレスキンの公式オンラインショップで予約を受け付けており、通常のモレスキン商品を上回る人気(会場スタッフ)だという。アプリは現在iOS版のみ対応しているが、今後Android版も予定している。

Evernoteのライバルは紙とペンだと気づいた

イベント冒頭には、EvernoteのリービンCEOとMoleskineアリゴ・ベルニCEOによりビデオメッセージも紹介された

 今回のモレスキンとのコラボレーション、リービンCEOは「IT企業で働いていても、紙に手書きでメモする行為はあきらめない(なくならない)。高品質の紙であるモレスキンに書くことで、よりクリエイティブなことができると考えた。モレスキンとのコラボは常に自分たちがほしいものを作ってきたEvernoteだからこそ実現した」と紹介。自身の経験を踏まえ、こう話す。

 「Evernoteの事業スタート以来、常に市場で支持されている商品を研究、関連調査を見てきた。すると、(記録をすることに使う)商品の上位にEvernote、続いてペンと紙がランクインしていた。紙とペンこそがEvernoteのライバルだと気がつき、紙とペンと競争していくにはどうすべきか、真剣に考えた時期があった」

 だが社内を見渡してみると、メモをとるのに社員の3分の1はMacを使い、3分の1はiPad、そして残りはモレスキンを使っていたという。「私ももちろんEvernoteに記録もするが、いつもモレスキンを持ち歩き、メモをとっている。便利なソフトがあるのにどうして人は紙とペンから解放されないのか、手書きをすることで万年筆のインクが付いてしまうこともあるが紙に書く行為は、PCやiPadに入力するのとは別の体験で、それにはモレスキンのような高品質なものを使うことがいいと思った」

具体的なプランが見えたのは約1年前

 モレスキン愛用者のリービンCEOが、Moleskine側に提案を持ちかけたのは約1年前。機能面でEvernoteだからこそ実現できることとしてアプリ側での自動補正やカスタマイズ可能なタグ付け、友人や同僚との共有、マルチデバイス間での同期など必要な機能を盛り込んだ。今後の展開についてもモレスキンとは意見交換を交わしているという。

 約2週間前からEvernoteスマートノートブックを使っているというリービンCEOが記入している内容は、モレスキンとの今後の構想や、今回の来日前に訪れた台湾でのスケジュールや、新居のデザインアイデアなど。業務内容は別途タグ管理をして同僚と共有する、といった使い方をしているという。モレスキンは見た目もいいので「例えば会議中にメモをとっていて、それがもし夕飯の予定であったとしてもPCを開いて作業をしているよりは会議で話している人に失礼になるかもと心配する気持ちが軽減できたりもする」とも話していた。

 「今回の発表はモレスキンとのコラボレーションの第1歩。今後もよりよいものが生まれると期待していてほしい」

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 会場となったMoleskineアトリエには、報道関係者の他にEvernoteやモレスキンのファン、ブロガーなど多数が参加していた。イベント終了後には当選者に発売前のEvernoteスマートノートブックがプレゼントされる場面も。リービンCEOにサインをもらったり記念写真を撮ったりする人も多くみられた。

 編集部もEvernoteスマートノートブックを入手した。後日使用リポートをお伝えする予定だ。

モレスキンも最近商業主義に傾き過ぎのような・・・。

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