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May 31, 2012

「カーテンコールしたかったでしょうね……」――クレバリーが破産申請

「カーテンコールしたかったでしょうね……」――クレバリーが破産申請

アキバでPCパーツショップを営んできたクレバリーが自己破産を申請した。負債額は3億3200万円。周辺のショップからは「寝耳に水」と驚きの声が上がった。
「不穏なウワサは前からありましたが、このタイミングとは・・・…」
5月30日15時ごろのクレバリー秋葉原店前。価格表は表に張られたまま 5月30日、株式会社クレバリーが3億3200万円の負債を抱え、東京地裁に自己破産を申請した。それに伴い、インターネットショップはすべての受注業務を停止し、クレバリー秋葉原店は閉店。日中でも下ろしたままのシャッターには、破産手続きを担当する法律事務所名義の告示書が張り出された。

 1996年12月から秋葉原で営業をスタートしたクレバリーは、2012年2月末から3月にかけて、入力デバイス専門店の2号店を含む3店舗を1つに統合。「クレバリー秋葉原店」として再スタートした矢先だったが、3カ月にも満たないうちに幕を下ろすことになった。店舗脇に残された価格表は、現場にとって突然の決定だったことを無言で伝えている。

 周辺のPCパーツショップにとっても、クレバリーの破産申請は寝耳に水だったようで、「昨日まではいたって普通だったのに、今朝来たらクレバリーの前に人だかりができていて、『まさか……!』という感じでした」や、「通勤の途中でツイッターで知りました。いや、驚きましたよ」といった声を聞いた。

 それでも、不穏なウワサは2012年に入ってからいくらか流れていた様子だ。某ショップは「2月に店舗の移転と統合を決定する少し前は、全店舗閉めるのではという話も聞きました。今回のタイミングでという兆しは見えませんでしたが、慢性的に経営が厳しかったのは知られていましたから。……残念です」と声を落とす。

 さらに、別のショップからは「3月ごろから週末に赤字のキャンペーンを打っていましたし、4月ごろには給料未払いのウワサも出ていました」という話もある。

シャッターに張られた告示書(写真=左)。4月28日深夜から29日にかけて実施したIvy Bridgeの深夜販売(写真=中央/右)

 自作PC業界に対する不安を口にするスタッフもいた。「趣味としての自作と、実用品としての自作。ハードの進化にソフトが追いついていない現状、後者のニーズを中心に据えて営業するのはどんどん大変になっている印象です。実用できるマシンということなら、数年前のものでも全然普通に使えてしまいますから。そうではなく、前者……趣味として自分なりにより良いスペックを追求するニーズに応えていくような方向に伸びていかなければと、改めて強く思いました」と語る。

 そうした業界全体の“やさしくない現状”を踏まえたうえで、取材の最後にはクレバリーの現場スタッフを思いやるコメントが多々寄せられたのが印象的だ。

 2010年11月に廃業したT-ZONE.PC DIY SHOPに所属していた経験を持つある店員氏は「ぼくも痛いほど分かるんですけど、店員としてはちゃんと事前に閉店を伝えて、お客さんに『今までありがとうございました』と言えないと、“次”にいけないんですよ。クレバリーの人たちにカーテンコールさせてあげたかったなぁと思います。あまりに急なことで、無念でしょうね」と話していた。


この手のショップは今後きつかろう・・。まあ、全くなくなることもないだろうが・・。

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May 27, 2012

studygiftはなぜ暴走したか 「説明不足」では済まされない疑念、その中身 

studygiftはなぜ暴走したか 「説明不足」では済まされない疑念、その中身 

問題を把握したのはいつなのか ここまで読んで分かるとおり、studygift側は一貫して「説明不足だった」「認識不足だった」というスタンスをとっている。「落ち度はあったけど、悪意はありませんでした」という姿勢だ。

 しかし、studygift側は本当に、指摘されるまでこれらの問題を認識していなかったのだろうか。特に上記(2)の部分、坂口さんが「再入学できないかもしれない」ことについて、どの時点で認識していたのだろう?

 実際に10万円の「特別スポンサー」に申し込んだという人によると、申し込んだ翌日の5月20日午後6時の時点で、坂口さんから次のようなメールが来たという。

現在、社会科学部の学生担当様より、坂口を復学させるかどうかを協議するというご連絡を頂いており、このような形での復学に前例が無いため、資金が100%集まった場合も、正常に復学できるかどうか、協議中となってしまっております。(この情報は、まだ開示を行わないようお願いできれば幸いです)

正式に復学が可能となった際は、また改めてご連絡を致しますが、企業様におかれましては、正式に復学が決定するまで支援をお待ち頂く形が安全なのかもしれないと思っております。(万が一の場合も、復学の可否に関わらず上記の広報活動は行わせて頂きます)

 これを見るかぎり、遅くとも5月20日午後6時の時点では、坂口さんが大学側と復帰について協議中であることをstudygift側は把握していたはずだ。studygiftがサポーターの募集を止めたのは21日。大学に復帰できない可能性を知りながら、支援金を募っていた時期があるということになる。しかも上記メールはあくまで特別スポンサー宛てに送られたもので、5000円の一般支援者に対しては、23日の返金メール内でようやく通知された形となっている。

 studygiftに確認したところ、「18日に坂口さんと大学関係者の間で話し合いが持たれたそうですが、この時点でstudygift側としては詳細を確認できていませんでした。特別スポンサーへのメールは、今後起きうる可能性を伝えたもので、21日に大学側と正式に協議した結果、支援の募集は停止しています」という。

 しかし上記特別スポンサーの方によれば、先述のメールには「支援金の振込口座」まで記載されていた。だとするなら、studygiftがこの内容について無関係だったというのは少々苦しい。少なくとも坂口さんは18日の時点である程度は把握していたはずで、坂口さん経由で「協議中」の旨を聞かされていたのでは――という疑念は依然として残る。仮に復帰できない可能性を承知で支援金を募り続けていたのなら、善意のユーザーからお金を預かる立場として、あまりに不誠実だと言わざるを得ない。

「(坂口さんと大学側の話し合いの後)studygiftがどのような認識で支援募集を続けていたかという点において、かなり悪質で、もしも真実をわざと告げず不当に支援を募集するような意図があった場合には詐欺となる可能性もあると思います」(太田真也弁護士)

 ヨシナガ氏より、この部分についてあらためてコメントをいただいた。

「復帰できない可能性を承知で支援金を募り続けるという意図はまったくありませんでしたが、返信を急ぐあまり、18日に坂口さんと大学間で行われたという話し合いについて、当初用意していた特別スポンサー様宛へのメールに詳しくご説明を盛り込むことができなかったのは完全にこちらのミスになります」(ヨシナガ氏)

なぜstudygiftは「暴走」したか 家入氏 studygiftが話題になった直後、編集部ではstudygift側に取材を申し入れ、中心人物である家入一真氏、ヨシナガ氏、そして坂口さんの3人からstudygift立ち上げの経緯などについて聞いていた。

 そもそもstudygiftのアイデアは、ヨシナガ氏と坂口さんの2人が家入氏に持ちかけたものだ。2人は同じ早稲田大学の先輩後輩という間柄で、坂口さんの現状を知ったヨシナガ氏が、家入氏の「CAMPFIRE」で支援できないかと相談したのが出発点。しかし、CAMPFIREには「個人の学費や生活費の支援はしない」というポリシーがあり、そのためstudygiftという専用の仕組みを新しく立ち上げることとなった。

 開発は家入氏らを中心とするチーム「Liverty」によって行われた。Livertyの理念は「フリーランスや経営者、学生、サラリーマンなど、様々な職種の人たちが自由に集まり、退社後の時間や、土日など空いた時間を使って、新しいサービスやビジネスを“ものすごいスピード”で立ち上げる」こと。studygiftの場合も、実際に作業したのはわずか2~3日ほどだったという。坂口さんももともとLivertyのメンバーであり、開発にあたっては坂口さんも文面作成などで協力している。

 単に坂口さん1人を救うのなら、家入氏やヨシナガ氏が個人的に支援すればいいだけの話だ。しかし「それで終わらせるのではなく、もっと多くの学生を継続的に救える仕組みを作りたかった」と家入氏は語った。その志そのものは、様々な問題が明らかになった今でも、やはり素晴らしいものだと思う。studygiftについても、その出発点において「ユーザーを騙してお金を得よう」などという考えは微塵もなかったはずだ。

ヨシナガ氏。Google+を坂口さんにすすめたのもヨシナガ氏だったという しかし、それならなぜ今回のような「落ち度」を招いてしまったのか。

 ひとつはやはり「坂口綾優さんという“個人”を救いたい」がそもそもの出発点だったことだろう。studygiftの理想はもちろん「授業料が払えない学生を救う」ことだが、立ち上げの経緯を聞くかぎり、その出発点が「坂口さん個人の支援」であったことは間違いない。そこに「授業料が払えない学生の支援」という理想とのズレがあった。

 もうひとつは、Livertyの「ものすごいスピードで立ち上げる」という活動理念だ。Web業界では、サービスが荒削りでもβ版としてリリースして実際に使ってもらい、ユーザーから意見をもらいながらブラッシュアップしていく文化がある。「走りながら考える」(ヨシナガ氏)というLivertyのやり方はまさにその文化を体現するものだろう。

 だが、スピード感を重視するあまり、確認不足を招いた面はなかっただろうか。まずは1人目を成功させたい――そう思うあまり、成功を焦った部分はなかっただろうか。

支援を受けた学生は何を背負うのか 取材は5月21日、早稲田大学とstudygiftの話し合いのちょうど後に行われた

 studygift側は、サービスに「分かりづらい部分や訂正部分があったのも確か」と認めており、先述の通り返金に応じると告知している。サイトには「修正点や質問への回答を随時掲載させていただきます」ともあり、サービス改善に前向きに取り組む姿勢を見せている。

 現在、次の支援学生募集に対し、30件近い応募がきているという。海外からの応募も複数あるそうだ。学業以外の面で一芸に秀でた人など「studygiftだからこそ救える人たちがいる」とヨシナガ氏は語る。であればやはり、本当に継続的に学生を支援できるサービスにしていくことが、今後のstudygiftの義務だろう。

 今後、坂口さんはどうするのだろうか。奨学金が止まったことで、一度は「もう人生を投げ出したくなって、気づいたら退学になっていた」(坂口さん)という大学にふたたび戻りたいと言う。

 200人もの支援者が自分のために名乗り出てくれた、そのことは20代の彼女にとって、決して小さなものではないはずだ。studygiftで支援を受けた学生は、返還義務こそないが、それなりの「何か」を背負って今後の人生を生きていくことになる。

 クラウドファンディングで支援金を集めるという一点においては、今回のstudygiftのチャレンジは成功したと言えるかもしれない。しかし、studygiftも坂口さん自身の人生も、本当の正念場はここからだ。

関連記事

仕組みとしてはありと思うが、いかんせんいんちく臭い。継続的なしくみを志すなら最初から学費を受け取る学生側も複数用意すればよかったんじゃないのか?ある種の売名行為に見えてします。

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May 23, 2012

さよならAPS 富士がフィルム出荷終了

さよならAPS 富士がフィルム出荷終了

富士フイルムがAPSフィルムの販売を完全に終了。コダックも終了しており、APSは姿を消す。 最後のAPSフィルムになった「フジカラー nexia 400」 富士フイルムイメージングシステムズは5月22日、APSフィルムの販売を5月末で終了すると発表した。既に生産は終了しており、在庫がなくなる見通しになったため。コダックもAPSフィルムの生産を終了しており、APSは姿を消すことになった。

 昨年7月に在庫限りで販売を終了すると告知。販売が年々大幅に減少している上、一部原材料が入手困難になっており生産ができない状況だと説明していた。

 APSフィルムの販売は終了するが、「今後も製品ラインアップの見直しや生産効率化を行いながら継続して写真フィルムをご利用いただける体制づくりを進めていきます」と銀塩フィルム存続について説明している。

 APSは「Advanced Photo System」の略。富士とEastman Kodak、キヤノン、ニコン、ミノルタによって規格化されて1996年に対応フィルムとカメラが発売されたが、同時期に登場したデジタルカメラに押され、普及しきれなかった。

APSもアナログのフィルムから見ると取り扱いしやすかったが、デジカメに完全に食われた。

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May 22, 2012

明暗分かれる太陽光発電――住宅用は1.4倍に成長、輸出は悪化が続く


明暗分かれる太陽光発電――住宅用は1.4倍に成長、輸出は悪化が続く

太陽電池の国内向け出荷量が順調に伸びている。ただし、明暗含みだ。太陽光発電協会(JPEA)が発表した2011年度の数量統計によれば、けん引役は住宅用だ。住宅用は2011年度第4四半期に過去最高の水準に到達した。一方、輸出は3四半期連続で減少。第4四半期は2008年度以来最低の水準に落ち込んでいる。 成長路線にあるのか?  2012年7月1日に施行される「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)を前に、国内の太陽電池の出荷状況はどのように推移しているのだろうか。  太陽光発電協会(JPEA)と光産業技術振興協会は、2012年5月18日、太陽電池の国内出荷統計を発表した。国内企業34社を対象とした統計であり、2011年度(2011年4月~2012年3月)の太陽電池セルと、セルを集積した形の太陽電池モジュールを対象とする(図1)。  総出荷量(出力kW換算)は、前年度比105.8%の268万5573kW(約2.6GW)に成長した。ここでいう総出荷量は国内生産と輸入、輸出という3項目を合計した数値だ。輸入とは34社が海外で調達し、国内市場に出荷したものを指す。図1では国内生産と輸入を合わせて「国内」と表示している。 図1 国内メーカー34社による太陽電池の出荷量 2011年度(2011年4月~2012年3月)は過去最高の総出荷量となった。国内出荷(140万4149kW)の用途別では、住宅用が85.9%の120万5900kWを占めた。図中「発電事業用」とあるのは、売電を目的とした最大出力500kW以上のものを指す。ここにはメガソーラーなどが含まれる。JPEAは発電事業用の集計を2011年度から開始したため、前年度との比較はできない。単位はkW。出典:太陽光発電協会(JPEA)、以下同じ

住宅用が国内出荷を引っ張る

 国内出荷量は前年度比132.1%の140万4149kW(約1.4GW)と好調であり、2011年の暦年でも初めて1GWを超えた。東日本大震災後の太陽電池に対する国内需要増を反映した形だ。JPEAの統計部会の推定によれば、1.4GWという数値を太陽光発電システム(工事費含む)の国内市場規模に置き換えると、約7600億円(前年度比115.2%)に相当するという。

 国内出荷を支えているのが、住宅用だ*1)。国内出荷量に占める住宅用の割合は85.9%(120万5900kW)に上る。特に第4四半期の33万1321kWという数値は四半期の出荷量として最も高い。住宅用は前年度比でも140%に達した。

*1) JPEAの出荷統計では14の分類(系統連系があるものとないもの)ごとに出荷量を集計しているが、住宅用以外に前年度比で出荷量が増えているのは、系統と連系していない非公的施設(産業・事業用)だけである。出荷量は年度計で1376kW(前年度比115.3%)と少ない。

 住宅用の勢いを象徴するのが累計設置件数だ。JPEAによれば、2012年4月末までの国内向け住宅用太陽光発電システムの累計設置件数が1994年4月以来、100万件を超えたという(図2)。

買取価格もバブル気味だし、パネルは利益が出ない。あまり楽観視できる環境にはないような・・・。

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May 21, 2012

Facebookの株式公開、終値は公募価格+23セン

Facebookの株式公開、終値は公募価格+23セン

トNASDAQ市場に上場したFacebookの初値は公募価格を10%上回り、一時45ドルまで上昇したが、終値は公募価格とほぼ同じだった。 [ 米Facebookは5月18日(現地時間)、NASDAQ市場に上場した。初値は公募価格の38ドルを10%上回ったが、終値は公募価格とほぼ同じとなった。時価総額は約1046億ドル。

FacebookのIPO初日の株価
 通常より約2時間遅い同日の午前11時半(東部標準時)に取引が開始された同社の株式は、初値は42ドルをつけ、45ドルまで上昇したが、終値は38ドル23セントだった。

 NASDAQは午前11時の取引開始を予定していたが、Facebook株への注文が殺到してトラブルが発生したことなどから、30分取引を遅らせたという。米証券取引委員会(SEC)は同日、このトラブルをNASDAQとともに調査すると発表した。

 この日のNASDAQ市場のオープニングベルは、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOがカリフォルニア州メンロパークの本社からリモートで鳴らした。

本社キャンパスからリモートでオープニングベルを鳴らすザッカーバーグCEO
 本社キャンパスでは前日、株式公開(IPO)を祝う「ハッカソン(マラソンのようにプログラミングを続けるイベント)」が開催され、多数の従業員が徹夜明けでオープニングベルのセレモニーを祝った。

前日のハッカソンのもよう
 同社はIPOで160億ドル(追加割り当ての場合は最大184億ドル)を調達する。これはIT企業としては最大規模であり、米CNNによると、米国企業のIPOとしては2008年の米Visa(197億ドル)、2010年の米GM(181億ドル)に続く規模という。

待ちに待った?フェイスブックの上場。マーケットを引っ張ることはできるのだろうか??

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May 19, 2012

「Twitterのせいで留年しました」――女子大生が語る“ソーシャル依存

「Twitterのせいで留年しました」――女子大生が語る“ソーシャル依存” (1/2)

「わたし、Twitterのせいで留年したんです」。連絡手段や近況報告の場としてTwitterは学生にとってもインフラ化している。反面、“ソーシャル依存”に陥るケースも出てきている。 [ 常にiPhoneを“握りしめていた”平岡さん 「わたし、Twitterのせいで留年したんです」――こう話すのは、都内の私立大学に通う平岡美優紀さん(21・仮名)。Twitterのほか、Facebook、Instagram、Pathなど複数のツールを使ってきた平岡さん。今年4月、平岡さんにとって2回目の大学2年生が始まった。

 平岡さんがTwitterを始めたのは大学に入学した2010年。それまでもmixiなどのSNSを利用していたが「mixiは高校までの友人たちが中心で、Twitterは大学の知り合いがメイン」と、環境の変化に合わせて使用するSNSを変えてきた。

 mixiでは日記などを通じた友人とのコミュニケーションが中心だったが、Twitterでは「電車が人身事故で遅れてる、遅刻決定」「あの先生、今日出欠取った?」「この授業終わったらごはん食べよう」「今夜飲みに行くけど誰か来たい人!」――など、自分と直接関係がない情報でも、リアルタイムに更新される全てのツイートが気になった。

 どんな時も、Twitterを開けば必ず誰かが何かを発信している。その面白さに夢中になり、気付けば毎日、暇さえあればTwitterのタイムラインを追うようになっていた。自分でも多い日には1日に100回以上投稿し、満員電車でケータイの電波がつながりにくい時などは、リロードがうまくできないことにいら立った。

 高校生の頃からケータイを開いている時間は長かったが、Twitterがそれを加速した。Twitter上で友人たちと他愛のないやり取りをしていたら、いつの間にか明け方になっていたこともあった。「そんなに遅くまで起きていたら当然、朝起きられないじゃないですか。まあ、授業に出ても上の空でiPhoneをいじっているだけなんですけどね」

 大学2年の期末テストの前日、友達とTwitter上で励まし合いながら徹夜で勉強していると、気付かないうちに眠ってしまった。起きたのは、もう試験には間に合わない時間。一瞬ぼうぜんとしてから「やばい、寝坊してテスト受けられなかった」とツイートした。

 「われながら廃人だな」――そう感じながら過ごしているうちに、留年が決まった。

 完全に依存症。ここまではまる魅力があるのか????

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May 18, 2012

“100年企業”を目指すEvernote、2013年まではIPOせずチャレンジングに

“100年企業”を目指すEvernote、2013年まではIPOせずチャレンジングに

Evernoteは米本社からフィル・リービンCEOを迎えて行った事業戦略説明会の中で、ここ数カ月の出資&買収状況を報告。IPO(株式公開)の時期についても触れた。  「2013年まではIPO(株式公開)をせず、100年続く企業になるための備えに注力する」――。5月17日に行った事業戦略説明会の中で米Evernoteのフィル・リービンCEOは今後の方向性についてこう話した。  2008年6月に米国でスタートアップしたEvernoteは、2012年5月現在に世界で約3000万ユーザーを抱えるまでに成長。その間、Evernoteを中核としたファミリー製品の開発やマルチプラットフォーム化を図り、資金面では2011年7月に米Sequoia Capitalなどから5000万ドル、最近では2012年5月に米Meritech Capitalや中国のCBC Capital、NTTドコモ、そして楽天の三木谷浩史社長やsalesforce.comのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)CEOなどによるCEO Clubといった複数の組織から計7000万ドルの出資を受けるなど、順調に事業を拡大している。  M&Aについても、2011年8月に画像編集/共有アプリ「Skitch」を、2012年5月にiPad用手書きアプリ「Penultimate」を買収し、App Storeでは人気アプリにランクインにする好調ぶり。同じく2012年5月には中国向けの独自サービス「印象筆記(Yinxiang Biji)」を開始するなど、国際展開にも力を入れている。  そんな中、なぜあえて今IPOを待つ宣言をするのか。フィル氏自身、周囲から「IPOはしないのか」と問われる機会が多いという。だが、「IPOは1つの目標だが、あくまで100年企業になるための通過点の1つ。今この時期こそ数々のリスクに対面しておき、あらゆる施策を試みながら将来の備えをしたい。スタート当初はまだ規模も小さく一度に大きなリスクは取れなかった。それが(チャレンジ)できるのが今だ」とその意図を話す。  将来の備え――具体的には、Evernoteの機能強化および周辺アプリケーションの開発、開発イベントの実施といった取り組みだ。一部は2012年度内にも実現する見込みで、Evernoteが持つ共有機能の強化や、ビジネス向けへの展開を予定している。詳細は明かさなかったが、共有機能についてはUI(ユーザーインタフェース)の変更や、少人数でのコラボレーション機能の強化。ビジネスユースでは10人の小規模から1000人を超える大規模組織までが安心して使えるセキュリティやユーザー管理機能を備えたものを想定している。

2012年度内の施策として共有機能の強化や、ビジネス向けへの展開を予定

 なお、Evernoteではかねてより各サードパティとAPI連係を図るパートナープログラム戦略を進めているが、その中でも日本企業は全体の約3分の1を占める。「SHOTNOTE(ショットノート)」のキングジムや「CamiApp(キャミアップ)」のコクヨS&T、「ScanSnap」のPFUなどの企業が名を連ねている。

100年企業と言われると凄いコンセプト?のように思えるが・・・。

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May 17, 2012

「土管化は避けたい」──「ドコモクラウド」の狙いと「iPhoneは難しい」理由

「土管化は避けたい」──「ドコモクラウド」の狙いと「iPhoneは難しい」理由

「GALAXY S III」「Xperia GX」など最新鋭機をそろえる一方、クラウドサービスに注力するドコモ。「土管化は回避したい」という説明からも「iPhoneは難しい」という理由が見えてくる。 [合弁会社「ドコモ・アニメストア」設立を発表する山田社長と角川歴彦・角川グループホールディングス会長 NTTドコモは5月16日、スマートフォン/タブレットの夏モデルと新サービスを発表した。「GALAXY S III」や「Xperia GX」など人気シリーズの最新鋭機をそろえる一方、「ドコモクラウド」のブランドでクラウドサービスを強化。スマートフォンの急速な成長に対応しつつ、「土管化は回避する」と「総合サービス事業」への脱皮を図っていく。

 発表したのはスマートフォン16機種、タブレット1機種など。スマートフォンとタブレットは全機種でAndroid 4.0を採用し、「GALAXY S III SC-06D」(Samsung Electoronics製)や「Xperia GX SO-04D」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、クアッドコアプロセッサ搭載の「ARROWS X-F10D」(富士通モバイルコミュニケーションズ製)などハイスペック機のほか、3.7インチディスプレイの「Xperia SX SO-05D」から5.0インチの「ELUGA power P-07D」まで、サイズも幅広くそろえた。

4.6インチ液晶のXperia GX 3.7インチディスプレイのXperia SX GALAXY S IIIは4.8インチ有機ELディスプレイ搭載
 新機種では画面スクロールの滑らかさを向上させたという。冬春モデルの7機種平均で25.62fpsだったのを全機種50fps以上に高める目標を掲げ、GALAXY S IIIは55.86fpsになっているという。

「ドコモクラウド」で本格展開 アニメストア 新端末と同時に発表した「ドコモクラウド」は、同社が展開するクラウドサービスの総称だ。開始2カ月半で累計200万ダウンロードという音声認識サービス「しゃべってコンシェル」の機能拡充に加え、メッセージを翻訳して相手に送信できる「メール翻訳コンシェル」、写真や動画を5Gバイトまで無料でクラウドに保存できる「フォトコレクション」を新たにスタート。クラウドサービスを本格展開する。

 コンテンツなどを配信する「dマーケット」では、7月から「アニメストア」をオープン。運営は角川書店との合弁会社が行い、「涼宮ハルヒの憂鬱」といった角川系の作品に加え「けいおん!」「未来少年コナン」「ルパン三世 1st Series」といった角川グループ外の人気作など500タイトル・1万話を当初そろえ、月額420円で見放題になる。

 配信タイトルは旧作がメインだが、新会社が新規タイトルの製作委員会に出資し、新作を配信していくといった取り組みも検討。スマートフォン向け放送局「NOTTV」とアニメコンテンツで連動して会員を増やすといった相乗効果も狙う。開始後1~2年で100万契約を目標に掲げている。

動画のコンテンツももう一歩だし、ストレージをわざわざドコモが提供する意味も希薄。なにか新しい基軸を生み出せないものか・・・。

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May 16, 2012

「auはエンタメ視聴スタイルを変える」──

「auはエンタメ視聴スタイルを変える」──

KDDI、定額制サービスをコンテンツの「パスポート」にKDDIが定額制コンテンツ配信「ビデオパス」「うたパス」を開始。アプリ利用し放題の「スマートパス」が早くも100万契約を突破した同社は自信を深めており、「エンタメ視聴スタイルを変える」と定額制サービスを拡大する。 [新サービスを発表する田中社長 KDDIは5月15日、スマートフォン夏モデルの発表と同時に月額課金の定額制コンテンツ配信サービス「ビデオパス」「うたパス」を発表した。アプリを利用し放題の「スマートパス」が開始から2カ月半で100万ユーザーを突破しており、同様の定額制サービスを2大エンタメコンテンツである映画と音楽に水平展開。いつでも気軽にコンテンツを楽しめるサービスで「auはエンターテインメントの視聴スタイルを変えたい」(田中孝司社長)と意気込む。

 定額制コンテンツ配信サービスは世界的に普及が進んでおり、動画配信の米Huluは昨年日本に上陸。「うたパス」と「似たサービス」(KDDIの高橋誠専務)として挙げられたネットラジオ・Pandraは世界で1億5000万超のユーザーを抱えている。普及が進むスマートフォンを突破口に、日本でも定額制サービスの普及が進む可能性が出てきている。

「音楽のau」を再び 「ビデオパス」(5月15日開始)は月額590円で映画やアニメなどの過去作品と最新作1本を視聴でき、「うたパス」は月額315円で「チャンネル」ごとに配信される邦楽・洋楽が聴き放題になる。それぞれau IDを介してAndroidスマートフォン/タブレットのほかPCなどでも利用できるマルチデバイス対応をうたう。

ビデオパス
 ビデオパスでは過去作が見放題のほか、最新の映画が1本、レンタルと同じタイミングで視聴できる。高橋専務はHulu(月額980円)やNTTドコモの定額制サービスと料金など比較してみせ、「日本の会社なので邦画やアニメにも強く、毎月新作が1本ついてくる。圧倒的に有利な料金では」と自信を見せる。

うたパス
 うたパス(6月中旬開始)はチャンネルを切り替えてさまざまな曲を楽しめるネットラジオ的サービス。「一度は聴いておきたい洋楽ロック」「叫びたい時に聴くJ-Pop」など50チャンネル以上があり、流れてきた曲に対して気に入ったらアプリのハートマークを押し、そうではない曲はスキップしていくことでユーザーの好みに基づいた曲が再生される「マイチャンネル」もある。友達が聴いている曲を一緒に再生できるソーシャル的な仕組みも持つ。

「クパチーノの方とも交渉していきたい」 田中社長は(1)定額制、(2)マルチデバイス、(3)ソーシャル──を「auからの提案」として挙げ、コンテンツをクラウド上に置き、au IDを活用することでさまざまな端末からコンテンツを楽しめるサービスを実現したと説明。高橋専務は「auといえば音楽のイメージが強い。最近引いているのではないかとも思われているが、ここでもう1回一生懸命やっていきたい」と意気込む。

 うたパスは今後、楽曲購入につなげる仕組みを導入するなどしてレコード会社の理解を得て、邦楽タイトルの拡充を進めていく。提携するFacebookのOpen Graphを活用してauサービス上のユーザー行動のFacebookでのシェアを促すなど、Facebook連携も強化していく考えだ。

 ビデオパス、うたパスのiPhone対応は「調整が必要」(高橋専務)という。既にクレジットカード決済の定額制音楽配信の「LISMO unlimited」はiPhoneに対応しており、Appleに認められた格好だ。田中社長は「われわれとしてはAndroidでもPCでもiPhoneでもSTBでも、マルチデバイス環境で利用できるのが願いだ。クパチーノ(米Appleの本社所在地)の方とも交渉してきたい」という。

「エンターテインメントのパスポート」
 今年1月に打ち出した「スマートパスポート構想」は、スマートフォンやタブレットから利用できる「『オープンで制約のない世界』へのパスポート」となるサービスを提供していくというコンセプトだ。

 固定とのセット契約で料金を割り引く「auスマートバリュー」は2カ月半、月額390円でAndroidアプリを利用し放題になる「auスマートパス」は2カ月で100万契約を突破した。特にスマートパスについては「コンテンツサービスが2カ月で100万契約は本当に驚きだ。史上初ではないか」(田中社長)と喜ぶ。

 「初動としてはいい形でここまできている」(同)と自信を深める同社が「スマートパスポート構想の『STEP 2』」として繰り出すのが「エンターテインメントのパスポート」というビデオパスとうたパスだ。スマートパスは今年度末500万契約を目指し、ビデオパス、うたパスは「数十万程度」の契約を獲得したい考えだ。

ユーザーがキャリアでなく端末に紐付きそうなスマホ時代。キャリア側の焦りが透けてみえる。

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May 15, 2012

すべてAndroid 4.0、13.3型地デジ内蔵/7.7型有機ELなどラインアップ拡充──東芝、「REGZA Tablet」新モデル

すべてAndroid 4.0、13.3型地デジ内蔵/7.7型有機ELなどラインアップ拡充──東芝、「REGZA Tablet」新モデル

東芝が2012夏商戦向けのAndroidタブレットを発表。7.7型、10.1型、13.3型とサイズ別、機能別に4シリーズ6モデルを用意した。2012年5月下旬に発売する。 すべてAndroid 4.0に Tegra 3、13.3型地デジ内蔵、300グラム台有機ELモデルなど 「REGZA Tablet」2012年夏モデル 東芝は5月14日、Androidタブレット「REGZA Tablet」新モデル4シリーズを発表、2012年5月下旬より順次発売する。

 今回の2012年夏商戦向けモデルで全4シリーズにラインアップを拡充。7.7型/重量300グラム台の小型モデルから13.3型で地デジ内蔵モデルまで、サイズ別、機能別に4シリーズ/全6モデルを用意した。

 OSはすべてAndroid 4.0に刷新、プロセッサもクアッド+1コア(4-PLUS-1)のTegra 3を新デザインの3シリーズに採用するなど最新世代の仕様を備え、基本性能を向上させた。

 東芝製機器ならではのAV連携機能を実現する「レグザリンク・シェア」やREGZAシリーズで培った高画質化/高音質化技術も従来モデルと同様に搭載。東芝のREGZAテレビ/Blu-rayレコーダー、PC(dynabook REGZA PCなど)と連携する、録画番組のネットワーク再生「RZプレーヤー」、放送中番組のネットワーク視聴「RZライブ」、録画番組を持ち出す「RZポーター」といった機能をネットワーク経由で利用できる。

 Androidタブレットとしての手軽なインターネットサービス利用シーンに加え、単体地デジ視聴機能(AT830)ないしネットワーク経由でテレビ/レコーダー機能も活用できる、複数台目/プライベートルーム向けの機器に適するポイントを有している。

地デジチューナーを内蔵した13.3型タブレット「REGZA Tablet AT830」
REGZA Tablet AT830 今回のモデルで最大サイズとなる「REGZA Tablet AT830」は、高解像度(1600×900ドット)の大型13.3型ディスプレイを搭載する。

 大型のサイズながら、厚さ9.9ミリ/重量約1キロとする薄型軽量のボディを実現。さらに地デジチューナーも内蔵し、本体単体で地上デジタル放送を視聴できる。

2012年タブレット夏モデル:13.3型の大画面タブレット、高解像度1600×900で地デジも内蔵──「REGZA Tablet AT830」
7.7ミリの極薄モデルがAndroid 4.0に刷新「REGZA Tablet AT700」
REGZA Tablet AT700 「REGZA Tablet AT700」は、既存モデルの厚さ7.7ミリ/重量約535グラムとする薄型軽量のボディや基本スペックはそのままに、OSがAndroid 4.0に刷新された。

 ディスプレイは10.1型ワイド。1280×800ドット表示のタッチパネル付きIPS液晶パネルを搭載、プロセッサはデュアルコアのOMAP4430(1.2GHz)を採用する。

2012年タブレット夏モデル:7.7ミリの極薄軽量モデルがAndroid 4.0にバージョンアップ──「REGZA Tablet AT700」
「REGZA Tablet AT700」検証──REGZA連携と極薄ボディが美しい10.1型Androidタブ
Android 4.0+Tegra 3搭載の10.1型モデル「REGZA Tablet AT500」
REGZA Tablet AT500 10.1型モデルは、新デザインの薄型ボディにTegra 3を搭載した新デザインの「REGZA Tablet AT500」も用意する。

 ボディは厚さ9ミリ/重量599グラム。10時間の長時間動作(動画再生時の参考値)を実現し、ストレージ容量別(64Gバイト/32Gバイト)に2モデルを用意する。実売価格は5万1000円前後から。

2012年タブレット夏モデル:Tegra 3+Android 4.0で武装した軽量・低価格10.1型タブレット──「REGZA Tablet AT500」
有機EL搭載の軽量7.7型モデル「REGZA Tablet AT570」
REGZA Tablet AT570 「REGZA Tablet AT570」は、Android 4.0+Tegra 3の最新構成と7.7型ワイドの有機ELディスプレイ、重量339グラムの軽量ボディを特長とする。

 本体サイズは204.5(幅)×135.2(高さ)×7.9(厚さ)ミリ、重量は約332グラム。バッテリー動作時間は連続動画再生時の参考値で約10時間となる。

2012年タブレット夏モデル:有機EL、Tegra 3、Android 4.0で300グラム台、7.7型の小型高速タブレット──「REGZA Tablet AT570」

商品ラインナップの充実に努めているしスペックも申し分なし。ただそれでも東芝ならではというものはないんだよなあ・・・。

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May 13, 2012

iPad 3」か「新しいiPad」か──

iPad 3」か「新しいiPad」か──

Appleのブランド戦略の真意とは?物議を醸した新iPadの名称。バージョン表記を排したAppleには、他社タブレットとiPadを差別化するブランド戦略があった。一方、米国の消費者はAppleの意図など気にせず、「iPad 3」と呼んでいるようだ。

 タブレット市場を席巻している米Appleの「iPad」は、タブレットの概念そのものを表す代名詞となれたかもしれない。ネーミングさえ紛らわしくなければ。

 iPad関連の近況について分析した2件のリポートからは、そんなことが伺える。米IDCによると、2011年第3四半期の時点で、iPadはタブレット市場で54.7%のシェアを占めている。そしてシェアは明らかにiPadの方が多いものの、AmazonのKindle Fireを筆頭に、Androidタブレットの猛追が始まっている。

ANDROIDタブレットの使いにくさを考えると、まだまだIAPDの覇権は揺らがないような・・・。ただ、IPADも別段大した進化はしていないが・・・。

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May 12, 2012

枝野経産相、ドワンゴ川上会長らが“闘技場”に集結 「クール・ジャパン作戦会議」その全ぼう

枝野経産相、ドワンゴ川上会長らが“闘技場”に集結 「クール・ジャパン作戦会議」その全ぼう (1/3)

枝野経産相などそうそうたる面々が集まった、ニコニコ超会議「ニコニコ言論コロシアム」の「クール・ジャパン作戦会議」は立ち見も出る大盛況だった。改めてその中身を振り返る。

WOWOW.co.jp クール・ジャパン――それはアニメやファッションといった国際的に“いいね”と支持される、日本のカルチャー全般を指す。政府がクール・ジャパン戦略の一環として「広報文化外交戦略課」(仮称)を新設する方針を固めるなど、今ホットなテーマだ。

 4月28日に行われた「ニコニコ超会議」では、ステージ企画「ニコニコ言論コロシアム」のなかで「クール・ジャパン作戦会議」と題した討論会が開かれた。司会進行は津田大介氏、パネリストは猪子寿之氏(チームラボ代表取締役)、佐藤剛氏(作家・音楽プロデューサー)、ダニー・チュー氏(Culture:Japanプロデューサー)、川上量生氏(ドワンゴ代表取締役会長)、生駒芳子氏(ジャーナリスト)といったそうそうたる顔ぶれ。さらにスペシャルゲストとして、枝野幸男経産相も登場し、会場は立ち見も出るほど超満員となった。

 津田氏が「クール・ジャパンを知っている人は?」と呼びかけると、会場で手を上げたのはおよそ半分。ニコニコ生放送で実施したアンケートでも、その数はちょうど半分程度だった。海外に日本のコンテンツ(文化、カルチャー全般)を出していこうという気持ちは、日本人のなかでそれほど盛り上がっていないのかもしれない。

 討論会では、45分という短い時間の中でテーマを2つに絞った。1つは「クール・ジャパンとして売れるコンテンツには何があるのか」、もう1つは「売れるコンテンツをどのように海外へ出していくか」。まずは、1つ目のテーマについて津田氏がパネリストたちへ順に尋ねていく。

日本語そのものがクール・ジャパン 日本のアニメに魅せられて13年前に来日し、オタク文化をブログで発信し続けているチュー氏。「魔法少女まどか☆マギカ」や「初音ミク」のように国内で盛り上がったコンテンツがそのまま海外でも盛り上がる事例がある一方で、日本人にとっては興味がなくても海外で好まれるものがあると指摘する。チュー氏いわく「それは日本の言葉」だ。

 「日本の漫画やアニメを見たいけれど、見ても分からないから日本語を独学する。私も『らんま1/2』と『クレヨンしんちゃん』で勉強した」と話し、持参した萌えイラスト付き平仮名学習カードを披露した。日本のカルチャーに触れるため、まず日本語を勉強する。「日本語そのものがクール・ジャパンになり得る可能性があるかもしれない」と津田氏もチュー氏の意見にうなずく。

COOLな文化かどうかは定かでないが、それなりに発信はしている日本。とだ役だっているのだろうか??

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May 11, 2012

家庭よりも中小企業に重荷、

家庭よりも中小企業に重荷、

東電の値上げ率は夏季18.2%にも東京電力の「総合特別事業計画」が5月9日に認定され、“家庭など向け”の電気料金の値上げが盛り込まれた。事業計画の説明資料を見ると、家庭向けよりも中小企業向けの値上げ率が高く設定されている。 [ 「家庭向けの電気料金を10%値上げ」と主要メディアが報じているが、東京電力が公表した説明資料には、中小企業向けの契約に対する料金も一部が提示されており、その値上げ率は家庭向けを大幅に上回っている。家庭向けでも夜間の料金を値上げするなど、利用者側の節電努力に対する配慮に欠ける内容も見受けられる。

中小企業向けの値上げ率は大企業向けと同水準
 東京電力が新たに事業計画に盛り込んだ電気料金の値上げは、契約電力が最も小さい「低圧」(50kW未満)の利用者が対象になる(図1)。一般家庭のほかに、電力使用量の少ない工場や店舗が含まれる。契約電力が大きい「高圧」の電気料金は、すでに4月から平均17%値上げされている。

図1 電力会社との契約形態。東京電力は4月に「低圧」以外の電気料金を値上げ済みで、7月までに「低圧」の電気料金を値上げする予定
 新たな値上げの対象になる「低圧」の契約形態は、主に中小企業が利用する「低圧電力」と一般家庭向けの「電灯」の2種類があり、それぞれで複数のタイプの料金メニューに分けられている。家庭向けの電気料金と言われているのは「電灯」に対するもので、これが平均10%値上げされることになる。一方の「低圧電力」の値上げに関しては、東京電力の説明資料には「低圧高負荷契約」と呼ぶタイプだけが示されている(図2)。

図2 中小企業向け「低圧高負荷契約」の料金改定。出典:東京電力 このタイプの契約は、もともと「夏季」(7月~9月)と「その他季」(10月~6月)で料金設定に差が設けられている。今回の値上げによって、1kWh(キロワット時)あたりの単価が夏季で18.2%、その他季で16.5%も高くなる。明らかに家庭向けの「電灯」よりも値上げ率が大きく設定されている。4月に実施された「高圧」の値上げ率17%と変わらない水準だ。

 「低圧電力」に含まれるほかのタイプの値上げ案は不明だが、同様の高い値上げ率になることが予想される。中小企業にはコスト増加の重荷が大きくのしかかる。抜本的な電力削減の対策を早急にとらざるを得ない状況だ。

家庭向けは夏季・昼間の値上げ幅が最大
 家庭向けの「電灯」の値上げに関しても問題点は少なくない。昼間の時間帯の電力需要を抑制するために、電力会社は夜間の電気料金を安く設定して、昼から夜への「ピークシフト」を促進してきた。夜間の電力を昼間に使えるように蓄電システムの導入も広がりつつある。

図3 家庭向け「時間帯別電灯契約(夜間8時間型)」の料金改定。出典:東京電力 しかし今回は夜間(23時~7時)の電気料金も値上げされる(図3)。時間帯によって料金が変わるタイプの契約では、夜間の単価が2.41円高くなる。比率にして24.8%の値上げだ。本来ピークシフトを促進するためには、夜間の料金は据え置くか、むしろ引き下げるべきである。昼と夜の料金差が大きくなれば、太陽光発電や蓄電システムなどの導入に弾みがつく。

 それでも昼から夜へのピークシフトのメリットは引き続き大きい。家庭向けの「電灯」の料金は使用量が増えるにつれて高くなる3段階方式をとっており、使用量が増えた場合の第3段階の値上げ幅が6.02円と最も高く設定された。

図4 家庭向け「季節別時間帯別電灯契約」の料金改定。出典:東京電力 このほかに季節によって料金が変わる契約形態もあり、同様に値上げになる。「エコキュート」など夜間の電力で蓄熱する機器を使っている場合に限定した「季節別時間帯別電灯契約」である(図4)。この契約の場合は夏季のピーク時間帯(10時~17時)の値上げ幅が最も大きくなっている。

図5 家庭向けに開始予定の「ピーク抑制型季節別時間帯別電灯契約」の料金構造。出典:東京電力 東京電力は新しい契約形態として、エコキュートなどを使っていない一般の利用者に向けて「ピーク抑制型季節別時間帯別電灯契約」を開始する予定だ。ピーク時間帯を13時から16時の3時間に狭めて高い料金を設定する(図5)。具体的な単価は発表されていないが、従来の「季節別時間帯別電灯契約」と同程度になる可能性が大きい。

 景気が思うように回復しない状況にあって、企業も家庭も電気代の増加は避けたいところだ。電気料金の値上げがさまざまな節電対策につながることを期待したい。

東電は深刻なレベルでの値上げ。関電は電力不足。
すべてが電力会社の責任に帰すのは無理にしてももう少しなんとかならんのか?殿様商売なのに・・。

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May 10, 2012

コンプガチャ問題は一気に終わるのか

コンプガチャ問題は一気に終わるのか

 

DeNA、グリーら相次ぎ廃止宣言 (1/2)Mobage、GREEともコンプガチャ廃止を宣言。コンプガチャ追放に動いた業界だが、問題はこれで収束するのか不透明だ。

PR―ITの力をビジネス価値へ―「Pulse Japan 2012」プレビュー 「Mobage」(ディー・エヌ・エー)と「GREE」(グリー)というソーシャルゲームプラットフォーム最大手2社が相次ぎ「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)を廃止する方針を打ち出した。両社とも、両プラットフォームにゲームを提供している外部会社(サードパーティ)に対してもコンプガチャの終了を要請する方針。成長著しいソーシャルゲーム業界を揺るがしたコンプガチャ問題だが、社会の視線は厳しくなっており、問題がこれで収束するかどうかは不透明だ。

 「ただちに法令に違反するという考えは持っていないが、社会的な問題提起もされている状況をかんがみ、今後、コンプガチャを順次廃止していく」。DeNAの守安功社長は5月9日午後、都内で開いた決算説明会で、コンプガチャを廃止する方針を明らかにした。今後ガイドラインを策定し、サードパーティ製ゲームを含めてコンプガチャを順次終了する。

「真摯に取り組みたい」と話したグリーの田中社長=8日 それから数時間後。前日に「指摘があれば真摯に取り組む」と繰り返していたグリーも「コンプリートガチャの取り扱いに関するお知らせ」というニュースリリースを公表。コンプガチャを5月末までに既存タイトルを含めて全廃する方針を明らかにした。

 「現行法上ただちに違法性があるものとは考えておりませんが、多くのお客様にご利用いただいているサービスを提供する社会的責任を負っている企業として、各方面からのご示唆を受けて、真摯に検討した結果、お客様に対するサービスの内容の向上を図るため、停止することとしました」──という説明は、実質的にほぼDeNAと同じ内容になっている。

 それから1時間以上がたったころ、両社とミクシィ、NHN Japan、サイバーエージェント、ドワンゴの6社で構成する連絡協議会が5月末までにコンプガチャを廃止する方針を表明し、プラットフォーム各社からの“コンプガチャ追放”が決まった。サードパーティのKLabも「監督官庁から指導・要請される前に、業界側が自主的に規制することが望ましい」として、5月末までの廃止を公表していた。

見えないコンプガチャ廃止の影響 倍々ゲームで増えていく売り上げと利益。急成長をとげたソーシャルゲーム業界だが、その裏では「当局が注目しているようだ」と規制問題もささやかれるようになっていた。

 今年2月、グリーの人気タイトル「探検ドリランド」のバグで表面化したリアルマネートレード(RMT)問題を受け、各社はRMTの防止や青少年の利用額制限を設けるなどの対策を進めてきた。

 だが4月24日、福嶋浩彦・消費者庁長官が、コンプガチャについて「場合によっては、景品に当たるということも考えられる」と景表法に抵触する可能性を指摘。コンプガチャは「ガチャ」と呼ばれるゲーム内アイテム販売システムを使い、ランダムに出るアイテムやカードを一定種類そろえる(コンプリートする)と、さらに貴重なアイテムやカードがもらえる仕組みだ。「射幸心をあおり、高額課金になりやすい」として批判が出ていた。

 景表法は、過去に野球選手カードなどで社会問題化した「絵合わせによる懸賞」を禁じており、福嶋長官はコンプガチャがこれに抵触する可能性があるとの認識を示した形だ。さらに5月の連休に入り、一般紙が「消費者庁が景品表示法上、コンプガチャを違法と判断し、中止を求める」と報じて問題に着火。連休明けの株式市場は関連銘柄が一斉に暴落する“コンプガチャショック”とも言える状況になった。

消費者庁のアナウンス一つで株式時価のかなりの額が吹き飛ぶというのもかなり脆弱なビジネスモデルに支えられているような・・・。

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May 09, 2012

グリーの田中社長、コンプガチャ問題にコメント

グリーの田中社長、コンプガチャ問題にコメント

グリーの田中社長が決算説明会でコンプガチャ問題にコメントした。 [グリーの田中良和社長は5月8日開いた決算説明会で、「コンプリートガチャ」(コンプガチャ)問題について「より多くの方に当社のサービスを楽しんでいただける環境作りが重要だと考えている」などとコメントした。

 消費者庁はコンプガチャについて、景品表示法が禁止している「絵合わせによる懸賞」に該当する可能性が高いと判断、対応を検討している。松原仁消費者相は8日、コンプガチャについて景表法違反の可能性があるとの認識を示している。

 田中社長は一連の報道と松原消費者相のコメントを承知しているとし、「当社と業界各社による6社連絡協議会において、指摘や意見があった場合は耳を傾けて利用環境向上に適切に反映させていきたい」と述べた。

 ただ、「これ以上の詳細については状況確認中なのでコメントを差し控えたい」とした。

 説明会では記者から「ゲーム性と射幸性のバランスは」「コンプガチャをやめる場合の業績へのインパクトは」といった質問が相次いだが、山岸広太郎副社長が「消費者庁と連絡をとっているところで、詳細はコメントを差し控えたい。何らかの意見をいただいたら真摯に対応を検討したい」という答えを繰り返した。

少なくとも今のモデルでの高成長はこれで止めが刺された感じ・・・・。

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May 08, 2012

「代官山 蔦屋書店のノウハウを」――佐賀県武雄市が新図書館構想

「代官山 蔦屋書店のノウハウを」――佐賀県武雄市が新図書館構想

佐賀県武雄市が公立図書館の運営をTSUTAYAなどを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託。Tポイントカードで貸し出しを受けられ、Tポイントも付与される新しい形の図書館を来年4月にオープンする。
[ 佐賀県武雄(たけお)市が公立図書館の運営をTSUTAYAなどを手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託、これまでに類を見ない図書館を来年4月にスタートする。


完成予想パース図
 5月4日に開催された発表会には武雄市長の樋渡啓祐氏とCCCの増田宗昭社長が参加。その様子はustreamで確認できるが、冒頭、「市民の生活をより豊かにする図書館を作り上げたい」と新図書館構想プロジェクトについて説明した樋渡市長は、「地域の文化が向上しないと元気にならない。図書館を起爆剤に地方から文化を創っていきたい」と強調、これがロールモデルとなって全国に拡がっていけばと取り組みの意図を話した。

 市の公式ページをFacebookに移行したりと話題の同市。前例のない取り組みにCCCを鶴の一声で選んだ樋渡市長は「例えば空間演出、Tポイントカード、レコメンド機能など、書店や小売店とは異なる“企画会社”としてのCCCに感動した」とその意図を話す。

 そして、新図書館構想における9つの市民価値を以下のように挙げた。

20万冊の蔵書
雑誌が“買える”図書館
映画・音楽の充実
文具販売(プライベートブランド含む)
検索・ITソリューションの充実
カフェダイニングの併設
代官山 蔦屋書店のノウハウ注入
図書館カードに変えてTポイントカード利用(Tポイントが貯まる)
開館時間の拡大および年中無休
 これらの市民価値からざっとイメージできる新図書館の姿は、Tポイントカードを持っていれば誰でも貸し出しが受けられ、貸し出しでもTポイントが付与される蔵書20万冊の図書館。一角では雑誌や文具が販売され、カフェダイニングも併設。現在は午前10時~午後6時となっている開館時間は午前9時~午後9時に拡大し、さらに年間約30日あった休館日も無休にする。その上で、現在の図書館の年間運営コスト約1億4500万円を最低1割はコストカットしたいとした。市外からの利用については返却を郵送でも受け付ける施策などを検討中だという。

 これらのノウハウはCCCが昨年代官山にオープンした蔦屋書店を基にしたもの。顧客価値を追求した代官山 蔦屋書店のノウハウを注ぎ込んだ図書館という場を作ることで市民価値を追求したいと樋渡市長は述べた。

 質疑応答では、貸し出し履歴に関する取り扱いを巡って樋渡市長が語気を荒げる場面も。図書館の運営業務がCCCに委託され、構想の中で図書利用カードをTポイントカードに置き換える計画が明らかになったことで、貸し出し履歴がCCCなどにわたるのではないかという懸念を指摘されてのことだ。

 樋渡市長は、「何を借りたかっていうのは、何でこれが個人情報だ! って思っているんで」と個人情報の定義について独自の主張を展開、その後、自身のブログでも追加のエントリを挙げているが、インターネット上では多くのユーザーが強い懸念を示している。情報の扱いに関しては今後協議を重ね、6月に協定を締結・公表する予定としている。

 前代未聞の取り組みをぶち上げた樋渡市長。その道は平坦ではないが、「ユニークでドライブ力がある」と増田氏が評した変革の強い意欲は伝わってくる。CCCにとっても公共施設を運営するのは初の取り組みとなる。さまざまな課題を解決しつつ公共施設の新たなロールモデルとなれるだろうか。

批判もあるだろうが、取り組みとしては面白い。下手に補助金出すようなことをするより余程いい。官の箱モノを活性化させるアイデアでもあるのでは??

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May 07, 2012

ソフトウェアも大幅に進化――写真で見る「GALAXY S III」の外観と新機能

ソフトウェアも大幅に進化――写真で見る「GALAXY S III」の外観と新機能

Samsung電子の新型スマートフォン「GALAXY S III」が発表された。日本では今夏にLTE版の発売が予定されている。ハードウェア性能だけでなく、ソフトウェアも大きく進化している同モデルの見どころをお伝えする。
 Samsung電子が5月3日(現地時間)、ロンドンのEarls Court Exhibition Centreで新製品発表会「Samsung Mobile Unpacked 2012」を開催。同社スマートフォンの最新製品「GALAXY S III」を発表した。グローバル向けに5月末から発売される予定で、夏には日本や米国向けにLTE版がお目見えする予定である。

GALAXY S IIIは「世界一のスマートフォン」
Samsung Mobile Unpacked 2012会場 発表会ではまず最初にSamsung電子のIT&モバイルコミュニケーション部門のトップ兼プレジデント、JK シン氏が登壇。GALAXY S IIIは「人々のため」を考えて開発された製品であり、同社のフラッグシップに相応しい「世界一のスマートフォンだ」と自信を見せた。

 4.8インチと大型化されたディスプレイは同社が誇るスーパー有機ELを採用。Webやゲームなどを高速に表示してリッチな体験を提供する。カメラの画素数は8メガピクセルで、最適な瞬間を逃さない「Burst Shot」や、コンタクトリストと連携して写真を簡単に共有できる「Buddy Photo Share」機能を備える。本体はわずか8.6ミリと薄く、133グラムという軽量化も実現。スマートフォンとしては大容量の2100mAhのバッテリーを備えているのも特長だ。本体デザインは“inspired by nature”、つまり自然の水や石をイメージしたものになっている。

 このようにハードウェア性能が大きく向上したGALAXY S IIIだが、シン氏は続けて「ソフトウェアも強化されており、使い勝手も大きく進化した」と説明。ユーザーが何をしているのか、何がしたいのかを端末が判断し、操作性を高めているという。例えば端末に話しかけるだけで操作が可能な「S Voice」は、本体を指先で操作しなくてもブラウジングやカメラの利用ができるという。GALAXY S IIIは145カ国、296の通信事業者から発売される予定。HSPA+対応製品は5月末から欧州を皮切りに発売される。またLTE対応品は米国と韓国に加え日本でもこの夏から発売することがアナウンスされた。

新製品の名称は「GALAXY S III」(写真=左)。GALAXY S IIIの実機を公開するJKシン氏(写真=右) 本体デザインは“自然”をテーマにしている(写真=左)。8.6ミリ、133グラムの薄型軽量な本体。プレゼンはこれらの数値を強調した(写真=右) ユーザーが何をしたいのかを端末側が認識するという(写真=左)。5月末から145カ国、296事業者で順次発売される(写真=右)
着信通知や音声認識――利便性を向上させる機能を搭載
 GALAXY S IIIの詳細な機能の説明は、Samsung電子のヨーロッパ・テレコミニケーションオペレーション部門バイスプレジデントのJD アイム氏と、サムスンモバイル・ベルギーのマーケティング部門ヘッド、LD ブリース氏が説明した。

 まず「GALAXY S IIIは単純にハードウェアを強化しただけの製品ではなく、実際に利用者が使いやすいデバイスになることを考えて設計した」とのこと。煩雑な操作をシンプルに、端末側で自動的に認識するさまざまな機能が搭載されている。特にGALAXY S IIIで最も便利になった機能は音声や顔の自動認識機能だ。音声認識機能であるS Voiceは、GALAXY S IIIに話しかけるだけで各種操作やスケジュールの確認、天気予報のチェックなどを行える。会話方式で操作でき、現時点では7カ国語に対応。英語やスペイン語などの西洋言語と韓国語で利用できる。そしてインカメラを利用した顔認識機能「Smart Stay」は、ユーザーが端末を見ているかどうか、また端末を見ている場合は何をしているかを認識。スクリーンのオン/オフが自動化される。

 他にはカバンやポケットの中にGALAXY S IIIを入れたまま着信やメッセージ受信に気がつかなかった場合、次に端末を手に取るとバイブレーションやLEDの点滅で知らせてくれる「Smart Alert」も搭載。これらの機能は従来は端末のロックを解除し、設定画面を開いてから確認する必要があったが、GALAXY S IIIでは何も操作することなく通知されるので、ここは進化した点だ。

 ソーシャルやファイル共有関連の機能も工夫されている。例えばカメラは自動的に被写体の顔を認識し、写真を撮られた人がGALAXY S III内のコンタクトリストに登録されている場合、顔写真の下に表示されるSNSや電話連絡先からすぐにコンタクトを取れる「Social Tag」機能も搭載。「Buddy Photo Share」機能を使えば、写っている人にワンタッチでその写真を送信可能だ。内蔵のNFCを使った「S Beam」は、Android 4.0の標準機能「Android Beam」の強化版で、Wi-Fiダイレクトでメディアファイルなどを高速に送信できる。そしてDLNAを使ったメディアシェア機能は「AllShare Play」に強化され、複数のデバイスで同時にメディアファイルを再生できる。

 この他の便利機能として、「Pop up play」も用意した。これは動画をマルチタスクの小ウィンドウで再生する機能で、動画再生中に検索やメールチェックなどを行いたいときに、ワンタッチで動画の再生画面を小型化し、それを他のアプリケーション上の好きな場所に配置できる。

 このようにGALAXY S IIIの発表会ではソフトウェアの部分が特に大きくアピールされており、ハードウェアの説明は後半にまとめて行われたが、スペックの一部は未定とのこと。本体色はMable WhiteとPebble Blueの2色。別売のワイヤレス充電キットを使うとケーブルレスでの充電が可能だ。欧州では5月29日から販売予定で、LTE版は米国で6月から、日本と韓国では今夏に発売される予定。

GALAXY S IIIは「人々のことを考えてデザインされた製品」であるという(写真=左)。音声認識機能の「S Voice」(写真=右) インカメラでユーザーが何をしているかを認識する「Smart Stay」(写真=左)。「Smart Stay」利用中はステータスバーに目のアイコンが表示される(写真=右) 「Smart Alert」では気がつかなかった着信などを端末を持つだけで知ることができる(写真=左)。「Social Tag」では、撮影した被写体がコンタクトリストに登録されていれば、すぐにSNSなどで連絡が取れる(写真=右) NFCを利用する「S Beam」では、Wi-Fiダイレクトでファイルの送受信が可能(写真=左)。複数デバイスでDLNAでシェア可能な「AllShare Play」(写真=右) 「Pop up play」を利用するには、まず動画再生中に画面右下のアイコンをタップする(写真=左)。他のアプリケーション上で動画が小画面で再生され、動画は自由な場所に配置できる(写真=右) 本体は石や水をイメージしたデザイン。カラーは2色(写真=左)。ワイヤレス充電対応も大きな新機能だ(写真=右)
サイズアップを感じさせない本体デザイン
 プレゼンテーション終了後はGALAXY S IIIの実機の展示コーナーでタッチ&トライが行われた。本体のサイズは70.6(幅)×136.6(高さ)×8.6(厚さ)ミリ、重さは133グラム。GALAXY S IIよりやや大きくなっているが、本体を持ってみるとそこまでのサイズの差は感じられない。これは本体が曲線を帯びたデザインで構成されており、側面部分もエッジが立っていおらず、手にフィットしやすい形状になっているからだと思われる。

 Pebble Blueは黒に近い濃紺で、背面は金属風となっている。一方のMable Whiteはツヤのあるホワイト。背面も同様にツヤのある表面仕上げだ。側面は濃紺とホワイトのラインがカーブを描くように入っており、これが見た目の薄さを演出しているように感じられる。GALAXY S IIと実際に並べてみると、本体の形状が異なるため、スペックほどのサイズ差は感じられないだろう。

 Android OSのバージョンは4.0.4。S Voiceは来場者の多くが英語での操作を試していたが、日本語に対応していないのが惜しまれる。ワンタッチで動画を縮小表示ができるPop up playでは、ホーム画面やブラウザ、SNSアプリ上などさまざまなアプリ上で動画がスムーズに再生されていた。動画を見ながらの検索や情報シェアに大きく活用できそうだ。

 アクセサリーはワイヤレス充電キットやカラフルなカバーなどが用意される。これらは本体と同時発売予定だが、カバーの色展開は国によって異なるとのこと。なおGALAXY S IIIの本体色も、今後他のカラーが登場する予定もあるという。GALAXYシリーズはこれまでピンクバージョンも登場しており、ピンク色も出てくる可能性がありそうだ。日本での発売が2色になるか、他の色になるかなどは未定とのこと。

 矢継ぎ早のバージョンアップでIPHONEを突き放しにかかるギャラクシー。ただ、どうもインパクトは大きくないような・・・。

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May 04, 2012

ソニー初のUltrabook「VAIO T11/T13」を欧州で発表

ソニー初のUltrabook「VAIO T11/T13」を欧州で発表

ソニーは11.6型/13.3型のUltrabook「VAIO T」シリーズを発表した。バッテリー駆動時間はSSD搭載モデルで約9時間。
VAIO T13 ソニーの欧州法人であるソニー・ヨーロッパは5月2日、同社初のUltrabook「VAIO T」シリーズを発表した。液晶ディスプレイのサイズ違いで、11.6型ワイドの「T11」と13.3型ワイドの「T13」をラインアップしている。

 アルミとマグネシウムで構成された外装のデザインを見ると、2012 International CESに展示されていたものと同じと思われる。日本での展開は不明だ。

 ソニー・ヨーロッパが公開した仕様によると、13型ワイドモデル(VAIO SVT1311M1E)は、CPUにCore i3-2367M(1.4GHz)を採用し、4Gバイトメモリと320GバイトHDDを搭載する。ディスプレイ解像度は1366×768ドット、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000だ。なお、ストレージには、SSDやISRT(Intel Smart Response Technology)に対応したハイブリッド構成(SSD+HDD)を選択することもできる。

エッジにかけて丸みを帯びたフラットなデザインだ。アルミニウム製の天面にヘアライン加工が施されているのが分かる。キーボードは、アイソレーションタイプの6段配列。タッチパッドはジェスチャーに対応する。本体前面には電源/HDDアクセス/ワイヤレスのインジケータが埋め込まれている

 インタフェースは、左側面にUSB 3.0とUSB 2.0を1基ずつ搭載。USB 3.0は電源オフ時でもスマートフォンなどを充電できるUSBチャージ機能付き。右側面は手前からヘッドフォン、SDメモリーカード/MMC/メモリースティックデュオ対応スロット、HDMI出力、アナログRGB出力、有線LANが並ぶ。このほか、xLOUD/Clear Phase対応ステレオスピーカー、液晶上部に131万画素のHD Webカメラ(Exmor for PC)も内蔵する。

本体左側面/右側面。左側面のUSB 3.0はUSBチャージ機能付き

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)。付属ソフトとして、Adobe Acrobat X Standardをプリインストールする。本体サイズは、323(幅)×226(奥行き)×17.8(高さ)ミリ、重量は1.6キロ。バッテリー時間はSSD搭載モデルで最大9時間となっている。なお、ソニー・ヨーロッパのアナウンスによると、発売日は5月中になるようだ。

いまいちスペックが中途半端やな・・・

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May 02, 2012

いつもとはひと味違う、2012年GW映画から見えてきた映画業界の現状


いつもとはひと味違う、2012年GW映画から見えてきた映画業界の現状


水谷豊、役所広司、阿部寛……。なぜここまで、“おじさん”や“懐かしさ”がフックに?

「映画ウラ事情」とは:

映画専門サイト「ハリウッドチャンネル」で連載中の、映画業界のウラ側や疑問を読み解く納得のコラム(※この記事は、ハリウッドチャンネルより転載しています)。

「HOME 愛しの座敷わらし」(写真上)と「裏切りのサーカス」(写真下)

 2012年のGW近辺の映画は、いつもと少し様子が違う。4月28日公開の『HOME 愛しの座敷わらし』の水谷豊、『わが母の記』の役所広司、『テルマエ・ロマエ』の阿部寛を筆頭に、『裏切りのサーカス』(4月21日公開)のゲイリー・オールドマン、『幸せの教室』(5月11日公開)のトム・ハンクス、それ以降もジョージ・クルーニー主演『ファミリー・ツリー』(5月18日公開)、ジョニー・デップ主演『ダーク・シャドウ』(5月19日公開)と、おじさんが頑張っているのだ。

 また、19日公開の『ザ・マペッツ』では、1980年代に一世を風靡した「マペット・ショー」のカーミットやミス・ピギー、ゴンゾなどが出演と、同作は幅広い層が楽しめる作品ではあるものの、懐かしく感じるのはやはり中年層に違いない。

 なぜここまで、“おじさん”や“懐かしさ”がフックに? この現状を関係者はこう話す。

「現在、映画業界のメインターゲットは年輩層になっています。数年前であれば、人気小説やコミック、ケータイ小説の映画化、テレビドラマの劇場版と、若者ターゲットの作品は確実にヒットしていました。ですが、そういった法則は成り立たなくなり、“懐かしい”をキーワードに、年輩層向けの作品がヒットを記録している。結果、観客と同世代のおじさん俳優が頑張る映画が多くなってきたのだと思います」

 確かに、昭和を題材にした作品や年輩層ターゲットの作品は、目に見えて多くなっているし、ヒットもしている。だが、GWは大人だけでなく、子どもにとっても休日。なぜ大人向けの作品が?

「小さいお子さんがいらっしゃる家庭は、『名探偵コナン』や『クレヨンしんちゃん』、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』など、そこをターゲットにした作品が公開されており、その層より小さい子がいる家庭は、そもそも映画館に行けないと思います。逆に大きければ、ショッピングやテーマパークなどへ友達と遊びに行くでしょう。そうなると、残ってくるのは大人。それゆえ、大人向けの作品が良いわけです」(前述関係者)

 さらに、こうも続ける。

「正直なところ、家族全員で劇場に行くとなると、入場料以外にも、飲食代、プログラム代、グッズ代など、お金がかかりますよね。3Dとなると尚更です。映画は手軽なレジャーですが、そこまでのお金を払ってまで見たい作品があるかというと……。ソフト化されるのも早いですから、微妙でしょうね。結局、いつでも1000円の60歳以上が多くなる」

 おじさんの頑張りから見えてきた映画業界の現状。だが、年輩層がずっといてくれるわけではない。後々を担う“映画好き”を育てるため、すぐにでも何かしらのアクションを起こす必要がありそうだ。

映画も明らかな高齢化の波??

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May 01, 2012

ニコ厨が幕張に大集結! 「ニコニコ超会議」開幕

ニコ厨が幕張に大集結! 「ニコニコ超会議」開幕

ニコニコ動画」の巨大イベント「ニコニコ超会議」が開幕した。オープン前には数千人が列を作った。
www.aballoon.co.jp/ 「ニコニコ動画」の巨大イベント「ニコニコ超会議」が4月28日開幕した。会場の幕張メッセには午前5時頃から人が集まり始め、午前10時のオープン前には数千人が列を作った。若い世代に人気のあるニコニコ動画だけあって、10代後半~20代くらいの来場者が多いようだ。明日の29日を合わせた2日間で10万人の人出を見込んでいる。

 イベントは「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトのもと、ネットカルチャーがオフラインに一堂に会する。会場内の様子はニコニコ生放送でライブ配信され、その配信ページで書き込まれたコメントが会場の壁面に流れる。

 会場は有料ゾーンと無料ゾーンに分かれており、有料ゾーンの入場チケットは1500円となっている。

ニコニコはイベントでこれだけ集客するのだから大したものだ。

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