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Oct 31, 2008

「幽霊なんて出ませんよ」――格安家賃の“事故物件”を探してみた

「幽霊なんて出ませんよ」――格安家賃の“事故物件”を探してみた
どんな物件があるの?

新宿アイランドタワー(新宿アイランド公式Webサイトより) 関東エリアでの特別募集住宅10月期抽選会は10月1日、新宿アイランドタワー16階の一室で行われた。会場が開くのは10時からなのだが、筆者が着いた9時半ごろにはすでに10人ほどが並んでいて驚く。信心深くない傾向にある若い男性が多いかと筆者は想像していたが、予想に反して、並んでいた人には60歳ぐらいの高齢者が多かった。

 10時になると会場が開く。部屋はテニスコートほどの大きさで、手前に数台並べられた長机に申込書や特別募集住宅一覧が置かれている。その奥にパイプ椅子が100脚ほどあり、さらに奥へ進むと抽選手続きを行う机がある。長机で申込書を記入し、担当者に渡して、パイプ椅子に座って待つという流れだ。

 とりあえず長机に座り、資料を見ると14戸の特別募集住宅が紹介されていた。「2007年度は毎月10戸から60戸程度だった」(UR都市機構)ことからすると、今回の物件数は少ないほうだろう。

 最も家賃の高い物件は東京都・晴海の3LDKで月24万7400円(割引後は月12万3700円)、安い物件は東京都・小平市の1DKで月4万8600円(割引後は月2万4300円)と価格帯は幅広い。場所も広尾や晴海といった都心の物件から世田谷、千葉県・船橋までそろっている(残念ながら秋葉原近辺の物件はなかった)。先住者の死因は病死が最も多いことから、高度経済成長期に建てられたいわゆるニュータウンの物件が多くなるという。

 参加者の様子を眺めていると、すぐに申込書を書き始める人がほとんど。前月の25日過ぎにはどんな物件が抽選会に出されるか分かるため、各営業センターを訪れたり、電話で確認したりして、どの物件に申し込むか事前に決めている人が多いようだ。


左が申込書、右が抽選の注意書き
「幽霊なんて出ませんよ」
 申込書の提出期限である10時半が近付くにつれて、じょじょに参加者は増えてくる。平日ということからか、仕事を抜けだしてきたような雰囲気のスーツ姿の男性数人がギリギリになって駆け込んできた。

 10時半に締め切った時の最終的な参加者数は45人(付き添いだけで申し込んでいない人もいた)。男女比率は6対4程度、若い女性が数人おり、外国人も参加していた。

 14戸の物件に45人が申し込むなら、単純に考えると倍率は3倍を超える。しかし実際は、すべての物件に応募があるわけではなく、一部の物件に希望がかたよった。今回の最高倍率は金町駅前2DK(月7万7500円→月3万8750円)の物件で11倍。申し込みを受け付けると、逐次ホワイトボードに希望者の番号が記され、競争率が分かるようになっているため、提出を遅らせて競争率が高い物件を避けるというテクニックを使うことも可能だ。抽選は縁日で使うようなガラガラ回して数字を書いた球を出す抽選機で行う。低倍率の物件から抽選していき、15分ほどで抽選会は終了した。

 契約手続きを終えた20代の女性に「特別募集住宅の話はどこで聞いたのですか?」と聞いてみた。すると「地元の営業センターで『安い物件ありませんか』と尋ねたら、特別募集住宅というものがあると教えてもらったのです。実は今住んでいる団地もそうなんですよ」という。特別募集住宅に住んでみた感想を尋ねると、「もちろん幽霊とかは出ないですし、特に変わったことは起こりません。デメリットは友達が家に来る時、若干引くぐらいのことですかね」と笑って答えてくれた。

 抽選会で希望者が出なかった特別募集住宅はアイランドタワー2階にある営業センターで改めて一覧を掲示して、借り手を募集する。抽選に外れた参加者たちが帰り際、ほかの物件を探している姿が見られた。一覧が掲示されるのは新宿の営業センターだけだが、依頼すればどの営業所でも一覧を取り寄せてくれる。


新宿アイランドタワー2階にあるUR都市機構の営業センター(左)、特別募集住宅の掲示。借り手が決まった物件には赤線が引かれる(右)

 公営住宅ではUR都市機構のほかにも、都営住宅がWebサイトで事故物件の入居者を募集している。こちらは家賃半額の割引期間が3年間になるなど条件がUR都市機構とは多少異なっており、物件の数も少ない。同様の募集は各都道府県で行っており、Webサイトで物件一覧を見ることができるところもある(宮城県営住宅)。

 さて、日にちを見れば分かるように、ここまでは1カ月前の話。そろそろUR都市機構では11月期の特別募集住宅抽選会も行われる(11月期の抽選会は11月4日)。「あこがれのアキバに月6万円で住める」とワクワクしていた筆者だが、御徒町の業者からはいまだ音沙汰がない。もしかすると、体のいい断わり文句だったのではないかとも、この頃思いつつある。もし連絡が来れば、後日談も掲載したい。

 ヒトによってはこんなうまい話があるとは・・・という感じでは。確かに気にする人は気にするだろうが、気にならない人にとってはまさにうまい話・・・・。

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Oct 30, 2008

スゴすぎの「MGS4」仕様PS3、なんと1万7千ドルで落札される

スゴすぎの「MGS4」仕様PS3、なんと1万7千ドルで落札される

先日、アメリカのオークションサイト「eBay」に出品された、「メタルギアソリッド4(MGS4)」仕様の自作プレイステーション 3。出品当初からそのクオリティの高さで注目を集めていたが、このたびなんと1万7千ドルで落札されたようだ。 その美しさ、もはや芸術品  以前、宮本茂氏のサイン入りスーパーファミコンが、北米のオークションサイト「eBay」にて出品され、2375ドル(約23万円)で落札されたとお伝えしたが、それをさらに上回る“逸品”がこのたび出現し、ゲームファンの注目を集めた。

 その“逸品”とはズバリ、隅々までカスタマイズが施された、ファンによるオリジナル「MGS4」仕様プレイステーション 3。オークションは299.99ドルからスタートし、最終落札価格はなんと1万7100ドル(約170万円!)にまで達したというから驚きだ。

 しかし、もっと驚くべきは落札価格よりもその作りの緻密さだろう。商品説明によると、前面のアクリル板に描かれたスネークはレーザーエッチングによるもので、さらにステンレス製の「METAL GEAR SOLID 4」ロゴ部分には15個のLEDが仕込まれており、電源を入れるとパネルを美しくライトアップしてくれるギミック付き。ほかにも本体背面からコントローラーに至るまで、とにかく隅々までこだわって作られており、その完成度は「見事」の一言につきる。黒白のコントラストも美しく、制作者のセンスがうかがえる。

 そして極めつけは何と言っても「小島秀夫監督の直筆サイン入り」という点だ。サインはソフト発売にあたって行われた「MGS4ワールドツアーin New York」の際にもらったもので、商品紹介ページにはその時の写真もしっかりアップされている。まさに、この世にふたつとない“逸品”、170万円という価格にも納得!?

高度にカスタマイズした一品ものが、今後のオークションのヒットものになるかも??とはいえ、どこでこういう声・情報を広めているんだろ??製作過程をyoutubeにUPしたりするんだろうか??

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Oct 28, 2008

スマートフォンからアクセスするか?

スマートフォンからアクセスするか?

IBMがスポンサーとなって行われた調査によると、コンシューマーと企業ユーザーはインターネットにアクセスするための手段として、標準的なPC(ノートPCを含む)よりも、AppleのiPhoneや、IntelがAtomプロセッサを通じて開発に協力しているモバイルインターネット端末などの携帯端末を好むようになってきたようだ。 [Scott Ferguson,eWEEK]2008年10月27日 17時37分 更新

 10月23日に公表された調査報告書によると、インターネットにアクセスする手段として、伝統的なPCよりもスマートフォンなどの携帯端末を利用するユーザーが増えているようだ。この調査は、IBMがスポンサーとなって実施されたもの。

 米国、中国、英国の600人のコンシューマーを対象に実施されたこの調査では、50%のユーザーが、インターネットにアクセスしたりWebベースのアプリケーションを利用したりするのに、伝統的なPCよりもスマートフォンなどの携帯端末を使うのを好んでいることが分かった。今回の結果は、IBM Institute for Businessが5月に行った委託調査「Go Mobile, Grow」の結果を裏付ける格好となった。

 今回のIBMの調査の要約はこちら。

 IBMの調査は、従来の携帯電話や高機能スマートフォン(AppleのiPhoneやResearch In MotionのBlackBerryなど)と伝統的なデスクトップ/ノートPCとの比較に焦点を当てたもの。調査の結果、インターネットアクセスについては、ユーザーはPCよりも携帯端末を使うのを好み、この傾向は今後数年にわたって拡大する見込みだ。調査の回答者の39%が、2011年までに携帯端末によるインターネットの利用を40%増やすつもりだと答えている。

 今回のIBMの調査の結果は、コンシューマーと企業ユーザーの両方の間で、新タイプの携帯端末やスマートフォンに対する関心が高まっていることを示すものだ。AppleのiPhoneは大ヒット商品となり、GoogleのモバイルOSであるAndroidを採用したスマートフォン「T-Mobile G1」や、「BlackBerry Storm」などのスマートフォンも人気を博している。

 一方、IntelやNvidiaなどの企業は、Webアクセスという用途に特化した新タイプのMID(モバイルインターネット端末)の開発を進めている。Intelは先週、同社の第2世代のMID用プラットフォームとなる「Moorestown」を2009年ないし2010年にリリースする予定であり、同プラットフォームでは、新しい45ナノメートルCPUをベースとする新しいSOC(System On Chip)技術を採用することを明らかにした。

 今回の調査では、企業ユーザーとコンシューマーの区別がなされていないが、IBM Institute for Businessのシニア経営コンサルタントを務めるクリスチャン・サイダー氏によると、コンシューマーの方が企業よりもはるかに急速に携帯端末を受け入れつつあるという。その理由はさまざまだ。「しかし、セキュリティが企業にとって大きな懸念材料となっていることが、企業での携帯端末の採用の遅れにつながっている」とサイダー氏は指摘する。

 「セキュリティが大きな不安要因の1つであることは確かだ。今のところ、こういった携帯端末の多くはファイアウォールやウイルススキャナを備えておらず、ハッカーからの攻撃増加に対して脆弱となっている」とサイダー氏はeWEEKの取材で語っている。

 そのほかにも、企業での携帯端末の普及の障害となっている要因として、コストの高さ(サービスとデバイス本体)およびモバイル電子メール以外の業務アプリケーションの欠如が挙げられる。サイダー氏によると、SAPやOracleなどの企業がスマートフォン専用の業務アプリケーションの開発を目指しているものの、現時点では、携帯端末向けのアプリケーション開発のほとんどがコンシューマー市場に照準を合わせたものだ。(Googleは10月23日、BlackBerry用のGmailを強化したと発表した。)

 IBMの調査では、コンシューマーはアプリケーションが動作する端末に対してよりも、自分が使用するアプリケーションに対する忠誠心の方がずっと高いことも明らかになった。回答者の約半数は、電子メールであれIM(インスタントメッセージング)であれ、自分のPCと携帯端末の両方で同じアプリケーションが動作することを望んでいる。

過去のニュース一覧はこちら

スマートフォンももう少しインターフェースの改善がほしい(とくにWM機)し、ネットブックも昔のWINCE機のような立ち上がりの早さがほしい。ネットへのアクセスが増加しているのはアクティブユーザーの増加を物語るが本格化にはまだまだでは??

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Oct 26, 2008

日立ハイテクが国内販売へ1MbpsでフルHD映像の低価格テレビ会議システム

日立ハイテクが国内販売へ
1MbpsでフルHD映像の低価格テレビ会議システム
2008/10/24

 

ライフサイズ・コミュニケーションズは10月24日、HD映像に対応したテレビ会議システムの新製品「LifeSize Room 200」を発表した。SIP、H.323に準拠し、最大6拠点の接続が可能。ビデオコーデックはH.261/H.263/H.263+/H.264/H.239互換。同社よれば毎秒30フレームの1080p30や、よりスムーズな映像の毎秒60フレームの720p60といった“フルHD”に対応する製品は業界初という。DVI-Iモニタを利用した場合の最大解像度は1920×1080ドット。

LifeSize Room 200。HDカメラ、マイク、リモコンが付属する 1080pの映像では背後の時計の秒針など細かいところも見える ディテールや質感を伝える用途にも耐えるという CADの画面やオフィス文書の表示を共有して会議をすることも可能
 同社は合わせてLifeSize Room 200を3台セットにし、3つのディスプレイを利用した「LifeSize Conference 200」、対応フォーマットを720p30に限定した低価格モデルの「LifeSize Team 200」の2製品も発表した。

 価格はオープンプライスだが、想定価格はRoom 200が360万円、Conference 200が1200万円、低価格モデルのTeam 200が250万円。価格にはそれぞれ本体のほか、HDカメラ、指向性マイク、リモコンも付属する。HD対応の競合製品より3分の1から5分の1に抑えたという。国内では日立ハイテクノロジーズがディスプレイを組み合わせて販売する。量産開始は2008年11月の予定。

専用ASICの設計で遅延を低減
 従来HD映像の伝送には5Mbps程度が必要だったが、ライフサイズ・コミュニケーションズは独自開発のASICを用いることで1080p30でも1.7Mbps、720p30では768kbpsという低帯域を実現した。

 ビデオ会議システムでは利用者が不自然さを感じないレベルに遅延を抑えるのが課題となるが、新製品では1080p30で300ms以下、720p60では200ms以下の遅延を実現したという(一般に300msを超えると人間は不自然に感じ、発話の“衝突”が起こるとされる)。IPネットワークを用いたテレビ会議システムで発生する遅延のほとんどは映像のエンコード・デコード処理。このため汎用のDSPを使った一般的ソリューションと異なり、リアルタイムコミュニケーションを念頭に設計した専用ASICで処理する同社ソリューションは遅延の面でも有利という。720p30のストリームを2本同時に利用可能で、HD対応で複数拠点間を結ぶことができるのは同社のシステムが初めてという。

 ネットワークの遅延はルーティングのホップ数が多いと大きくなるが、コーデック処理の時間に比べれば無視できるレベルという。また海底ケーブルに光を通すインターネットでは、静止衛星のように遠距離通信とならないため、大陸間をつないだ場合でも光速度の限界は影響しない。

中小規模の企業の新市場を開拓
米ライフサイズ・コミュニケーションズ共同創業者でCEOのクレイグ・マロイ氏 同日都内で会見を開いた日立テクノロジーズのITソリューション営業本部 本部長の長尾英則氏は「これまで広帯域が必要で価格も高かった。安価で低帯域となったことで、この市場自体が大きくなっていくと期待している」と話す。開発元の米ライフサイズ・コミュニケーションズ共同創業者でCEOのクレイグ・マロイ氏は、「これまで多国籍のグローバル企業での導入が多いが、まだほとんどテレビ会議システムを導入していない中小規模の企業でも大きな市場がある」と新規市場開拓に意欲的だ。市場予測はさまざまだが、「HD対応製品は去年の実績で1500台、今年は4000台程度。(2009年の)来年には1万台という人もいれば2万台という人もいる」(長尾氏)と、今後の急激な市場の立ち上がりが予想されるという。「まもなく在宅勤務を行う人の間で使われていくことになり、最終的にはコンシューマ市場でもこうした技術が広がっていくだろう」(マロイ氏)。

 同社では中小規模の企業という新規市場開拓のほかにも、グローバル大企業市場ではISDNを用いたSD映像の古い機器を、ランニングコストや映像品質に優れるIPベースの新しい製品に置き換える需要もあるとにらむ。「IPを使ったHDビデオ・コミュニケーションは、ユニファイド・コミュニケーションの切り札となるテクノロジだ」(マロイ氏)

 ライフサイズ・コミュニケーションズは“テレビ会議”という言葉をあえて避け、“ビデオ・コミュニケーション”もしくは“テレプレゼンス”という言葉を使う。それは「会議以外の用途でも利用が始まっている」(長尾氏)からという。例えばIPベース、HD映像対応となったことで遠隔医療での活用事例や、日本とモンゴルを結んだ遠隔授業などの例があるという。「中国の工場で不良品が出てきたときに日本の技術者が解析するという例など、もはや利用される場所は会議室だけではない。われわれの知らない応用分野もあるのではないかと考えている」(長尾氏)。

 ライフサイズ・コミュニケーションズは2003年創業。2年間の研究開発の後、2005年に初の製品をリリース。2006年9月日本法人を設立している。ワールドワイドで4000社、6000システムの納入実績があるという。

関連リンク

 HDTVでTV会議も行えたらLIVE感は倍増だろう。特に、製造業などでは良いのではないか??ただ、いわゆる書類のやりとりのみでは特にHD画質も必要ない。いずれプレゼンなどでも、動画等を用いることが増加するかも・・・。

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Oct 25, 2008

「ぶらり無賃乗車の旅」 mixi日記で東京ガス社員が不正旅行記

ニュース
「ぶらり無賃乗車の旅」 mixi日記で東京ガス社員が不正旅行記

東京ガスの社員が通勤定期を使って無賃乗車の旅を繰り返し、その結果をmixi日記に「ぶらり鈍行列車無賃乗車の旅」などと報告していた。 2008年10月24日 19時45分 更新  東京ガス(東京都港区)の社員が、通勤定期券を使用し、複数回にわたり無賃乗車による“小さな旅”を繰り返していたことが分かった。不正乗車は判明しているだけで計8回。その成果は、日記サイトに「ぶらり鈍行列車無賃乗車の旅パート〇」などと題して報告しており、罪の意識はなかったようだ。

 今回、会員制日記サイト「ミクシィ」で確信犯的な無賃乗車が発覚したのは、入社5年目の技術系男性社員(25)。無賃乗車で小旅行を繰り返す理由を、「『ガス主任技術者試験』っていう国家試験があって、(中略)家だと誘惑が多くてなかなか勉強できないため、鈍行列車の車内で勉強している」と記述していた。

 無賃乗車の手口については、「定期券を使って駅に入って、ひたすら鈍行列車(特急列車や新幹線では切符拝見されてしまうため)で〇〇(=目的地)まで行き、(中略)鈍行列車で帰り、定期券で××駅(=最寄り駅)から出れば、乗車賃は0円という仕組みです。どう? 巧妙な作戦でしょ?(笑)」などと告白している。

 無賃乗車は一昨年9月に始めており、以降毎年試験勉強を行う9月に複数回の不正旅行を敢行。いずれも東京都内の自宅最寄り駅を起終点とし、2006年の第1回は山梨から群馬へ。以降、房総半島、静岡、栃木、仙台、岐阜、長野など、3年間で計8回の小旅行で、JRの無賃乗車で日帰り可能なエリアの大半を“制覇”してしまった。

 JRの規定では、「東京近郊区間」と呼ばれる特定区間内のみの乗車に限り、乗車ルートを問わず最短運賃を適用。これにより北関東や成田、神奈川方面をまわった経路では最短運賃となるが、それ以外は完全な不正乗車。最短運賃適用区間のみの乗車でも、定期券で同一最寄り駅を入退場しているため、実際に乗車した区間の運賃が適用されることになる。

 JRの被害額を試算したところ、8回の総額で少なくとも6万9540円に上るという。不正乗車の罰則は、当該運賃+2倍の増運賃を徴収する-としており、社員が支払うペナルティーは20万8620円となる計算だ。

 東京ガス広報部は「就業規則に則って、厳正に対処する。JR各社へのお詫びや返金も含め、今後の対応を検討したい」とコメントし、社員はすでにミクシィを退会している。

関連キーワード日記 | 謝罪 | mixi(ミクシィ) | SNS

顛末はなんとも頭の悪いことになってしまったが・・・。この社員も気楽に個人日記のつもりで書いていたんだろうが・・・。まあ、個人日記とはいえMIXIやBLOGにのっけてしまえばメディアに発表したも同然というところか・・。

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実売3万円を切るフルHD液晶ディスプレイ「E2200HD」ってどうなの?

実売3万円を切るフルHD液晶ディスプレイ「E2200HD」ってどうなの? (3/3)
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気になる画質は?

sRGBモードの表示は黒つぶれや白飛びがあるものの、中間調の表示は整っている 画質については、TN系の液晶パネルを搭載した製品としては優秀な部類といえる。シャドウのつぶれとハイライトの白飛び、高彩度領域の色飽和は多少目立つものの、中間調の階調性は良好で、広色域タイプの液晶パネルではないこともあり、sRGBモードの色再現性はまずまず。画面の上下で輝度ムラを感じるのはTN系の宿命ともいえるが、最新パネルだけあってTN系の中では視野角が広いほうだ。

 1つ残念なのは、sRGBモードを含め、画質モードが「標準」以外だと、OSD設定の鋭さ(シャープネス)が「1」で固定されることだ。これだとシャープネスがかなり強く、特にフォルダウィンドウやアプリケーションのメニューバーで「ファイル」などのフォント表示が不自然に見える。高いシャープネスが気になるようなら、画質モードを「標準」にして、OSD設定の鋭さを調整するとよい。標準モードの発色は、sRGBモードとほとんど同じになる。

 動画やゲームの表示性能にも特に不満はない。応答速度を稼ぎたいときは、OSDでAMAを有効にすればよい。ダイナミックコントラストも有効がよいだろう。ただし、フレーム単位の動きが激しい映像やゲームでは、AMAを有効にすると白い残像が目立つ場合がある。オーバードライブ回路がうまく最適化されていないのだろう。ソースに応じた有効/無効の使い分けが必要だ。

小型のフルHD対応モデルを安く手に入れたい人に最適
 E2200HDはコストパフォーマンスが抜群で、フルHD対応かつ小型のワイド液晶ディスプレイとして大いに魅力がある。ハイビジョン映像の鑑賞やゲーム機の接続がメインの場合、アスペクト比が16:9で解像度が1920×1080ドットである点は有利に働く。1920×1200ドットのワイド液晶ディスプレイと違い、1080i/pの画面を表示しても上下の黒帯が発生しないからだ。1920×1080ドット表示の使用感に関しては、デル「S2409W」のレビュー記事が詳しいので、そちらも一読してほしい。

 画質と機能にこだわるユーザーには適さないが、実際は色再現性を重視する用途でなければ、許容範囲内という人が多いと思う。E2200HDは「安いけど十分使える」製品であり、できるだけ小型で低価格なフルHD対応のワイド液晶ディスプレイを求めていた人にとっては願ってもない1台といえる。加えるなら、今後のフルHD対応ワイド液晶ディスプレイの価格戦線に少なからず影響を与えるのも間違いないだろう。

 3万円切るプライスでこの液晶サイズでフルHDとは・・・。モノが安くなったことを痛感すると同時にアジアのレベルも上がったなあと・・・。

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Oct 24, 2008

クラウド内の情報制御に問題:

クラウド内の情報制御に問題:
T-Mobile「G1」のエンタープライズモビリティは雲の彼方
(2/2)
[Clint Boulton,eWEEK]2008年10月23日 17時38分 更新

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Androidは企業に受け入れられるか?
 わたしはクラウドが好きだが、いったん自分のデータがインターネットリポジトリに格納されてしまえば、そのデータに何が起きるか分からないというのは確かだ。ローゼンタール氏は次のように説明している。

 「G1には魅力的なアイデアが盛り込まれている。インタフェースもすてきだ。オープンソース的な性格も確かに興味深い。ただ、企業にとっての難点は、G1が少しもエンタープライズ対応でないということだ。わたしに言わせれば、現時点では企業には不満だらけの製品だ。Exchangeのサポート欠如も大きな問題だ。G1はクラウドへの接続という世界にどっぷりと漬かっている。クラウドはコンシューマーにとっては魅力的だが、企業にとってはまったく魅力がない。企業は自社の機密情報をコントロールしたり、それを従業員だけに配布したりする必要があるが、クラウドの中にはそのためのメカニズムが存在しない」

 iPhoneも当初は企業に受け入れなかったことを多くの人が指摘している点について、ローゼンタール氏の意見を聞いたところ、「AppleがExchangeのサポートを提供するまで、iPhoneは鳴かず飛ばずだった」と同氏は答えた。このサポートに伴い、Exchange 2007のデバイス管理機能を通じて基本レベルのセキュリティがiPhoneに組み込まれた。

 「もちろんiPhoneには、セキュリティ、管理、アプリケーション連携、アプリケーション配布などの分野で企業への訴求力がまだ欠如している」と同氏は話す。

 G1がiPhoneと同じ立場となった今、Exchangeとの連携だけでなく、ある程度のデバイス管理機能が求められるという。例えば、紛失したデバイスのデータを消去する機能や、デバイスに搭載できるものをコントロールする機能などである。ローゼンタール氏はさらに続ける。

 「Googleの強みは、企業向けのツールにあるのではない。Googleからそういったツールが出てくるかどうか不明だ。確かに、オープンソースのAndroidプラットフォーム上で開発するベンダーから登場するかもしれない。しかしクラウドが最もセキュアな環境だと言う人はいないだろう」

 Androidデバイスのセキュア化に貢献する可能性のある企業の1社がMocanaである。同社は10月22日、Android向けの「NanoPhone Suite」を発表した。この製品は、Androidベースの携帯電話向けにファイアウォール、VPN、暗号化などの機能を開発することを可能にする。

 ローゼンタール氏によると、G1にとって理想的なシナリオは、アプリケーションの連携やバックエンドのエンタープライズシステムとの接続などを含む広範な連携が実現することだという。

 そこで求められるのは、AndroidがResearch In MotionのOS、Windows Mobile、Symbianと並んでエンタープライズモビリティの最先端に出るのを後押しするエンタープライズアプリケーションを開発する能力と意志があるプログラマーである。

 それまでの間、G1には「コンシューマー専用」というラベルを付けておいた方がいいかもしれない。開発者がその気にならなければ、Androidにも同じラベルが付けられることになるだろう。

過去のニュース一覧はこちら

 やはり一部のマニア向け端末か??そもそもスマートフォンの位置づけにありながら会社のデータベースとの同期ができないようでは・・・・。

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Oct 23, 2008

第1日目 キーボードにいきなり戸惑った

第1日目 キーボードにいきなり戸惑った

キングジムが発表するやいなや、何かと話題の「ポメラ」――。どうやらBusiness Media 誠編集部のヨシオカさんの心も動かした模様。「ポメラで書くポメラ日記」の始まりです。
2008年10月22日 17時30分 更新
 こんにちは、Business Media 誠編集部のヨシオカです。キングジムが発表するや「乾電池で動くテキスト入力マシン!」「ATOKが使えるモバイルワープロ!」などと何かと話題のこのポメラ。ネットの反応を見ていても「気になる!」「クリスマスプレゼントに欲しい!」と気になっている人はたくさんいる様子。

 かくいうヨシオカも、コンセプトにすっかりしびれちゃった1人です。Biz.IDの記事を読んで大興奮。発表会でサンプルを入手してきたBiz.IDのT記者に「見せてー、触らせてー!」とお願いしたところ「いいですよ」とあっさり快諾をいただきました。

 実物を見ると、手に馴染むサイズ&重さ、写真で見た感じよりも意外と高級感のある仕上がり。しかも、キーボードが開くというギミックがまたたまりませぬ。がっしりハートをわしづかみされ、「ぽ、ぽめらちゃんかわいい……」とすっかり萌えてしまった私は、「記事、協力してくれますよね?」というT記者のささやきにうなづくしかなく、すっかり手なづけられちゃった次第。

 そんなわけで、急遽Biz.IDへ出張してきたヨシオカのポメラ日記、スタートです。今回自分で決めたルールは「原稿は必ずポメラで書く」こと。しばらくの間、毎日ポメラの感想を掲載していきますので、おつきあいくださいませ。


ポメラで書くのが条件なのだ
初日、いきなり戸惑った
 借りてきたポメラを初めて触ろうとして、いきなり戸惑った。フタを開け、キーボードを開こうとすると、引っかかってしまうのだ。「このまま、力ずくで引っ張るの? でもバチンと割れてしまいそう……」と悩んでいたら、T記者が「左がスライドするので、端を押さえてたらダメなんですよ」と教えてくれた。

 言われた通りにキーボードを押さえていた左手をずらすと、あっさりキーボードオープン! ああ、こんなに単純なことだったとは……(恥)。


ポメラの開き方。(左と中央)液晶を開いて、本体左側のボタンを押す。(右)この時、左側を手で押さえているとキーボードが突っかかって開かないので注意

キーボードを押してみたところ 文字を打ってみた第一印象は、「キーボードが浅い!」。普段、デスクトップはRealforceの、ノートPCはThinkPadの深めキーボードに慣れている私には、Let's noteに合わせたというポメラのキーボードはかなりキーストロークが浅く感じるのです。「あまりガンガン叩くと突き指しちゃいそうだから、ペチペチ打つ感覚を身につけなくては……」と決意。

 また、キーの横幅に比べると縦幅が狭い変則的な形状なので、これにも慣れが必要そう。Let'snote Rシリーズのキーボードに似てるというけれど、元RユーザーのT記者をもってしても「これはちょっと違うんじゃないか」というご意見。まあでも、きっと使っていくうちに慣れるよね、とここは楽観的にいくことにしました。

 もう1つ、キーボードで心配なのが、打つと少々たわむところ。特に、キーボードを開いた右側が気になります。右側の裏には支えの足が伸びるようになっているのですが、これを伸ばしてもちょっとたわむんですよね。


(左)キーボードの裏側はこんな感じ。(中央)支えの足が伸びます。(右)それでもたわむような気がして……

会議のメモ取りでデビュー
 せっかくポメラを借りたので、会議に持っていってこれで議事録を取ってみることにしました。果たして初めて使うポメラで、私はちゃんと議事録を取れるのか……? 続きは明日、ご報告しますね。

 期待のデバイスポメラ。どうも上記インプレッションを見る限りはキーボードの出来はそこそこのようであるが、なにせ持ち運び等もしやすいしなあ・・・。

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Oct 22, 2008

入力はテキストデータだけ――折りたたみ式キーボード搭載の「ポメラ」

入力はテキストデータだけ――折りたたみ式キーボード搭載の「ポメラ」

キングジムは、テキスト入力ツール「ポメラ」を発表した。折りたたみ式キーボードと4インチのモノクロVGA液晶画面を搭載。入力できるデータはテキスト(TXT形式)のみで、日本語入力環境は組み込み向けのATOK 2007を採用した。
2008年10月21日 15時12分 更新
 キングジムは10月21日、テキスト入力ツール「ポメラ」を発表した。11月10日に発売する。価格は2万7300円。


キーボードは、Let's note「R」シリーズを意識

ムービーの閲覧にはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。

ムービーの閲覧にはFLASHプラグイン(バージョン8以上)が必要です。

 ポメラには、折りたたみ式キーボードと4インチのモノクロVGA液晶画面(640×480ドット)を搭載。入力できるデータはテキスト(TXT形式)のみで、日本語入力環境は組み込み向けのATOK 2007を採用した。MS-IMEモードも選べるようになっている。JIS第1水準、第2水準の文字のほか、100単語までの辞書登録も可能だ。

 キーボードはJIS配列で、キーピッチが17ミリ、キーストロークが2ミリ。キングジムでは「Let's noteのRシリーズのキーボードを意識した」という。


(左)本体。閉じているところ。(右)液晶を開くとキーボードを開くための説明書きが。本体左側面にキーボードを開くためのボタンがある

(左)キーボードを開いたところ。(右)キーボード右上に電源ボタン

 モノクロ液晶にバックライトは付いていないが、「コントラストの高い液晶を採用したため、多少薄暗いところでも視認性は高い」(キングジム)という。また白黒を反転することも可能だ。文字サイズは1画面に全角26文字17行を表示できる24×24ドットフォント、全角20文字12行の32×32ドットフォント、全角13文字8行の48×48ドットフォントを選択できるようになっている。


フォントサイズは3種類

 起動時間は電源を入れてから約2秒で、単四形アルカリ乾電池2本による20時間の連続駆動が可能だ。あらかじめ設定した時間で自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能や、キーボードを閉じると電源が切れるクローズパワーオフ機能などを搭載した。

高さ75センチからの落下試験にも合格
 本体メモリは128キロバイトで、本体内に1ファイル8000文字、合計6ファイル4万8000文字を保存できる。また、USBポート(mini B)やmicroSDスロットを搭載しており、USBケーブルやmicroSDカード経由でWindows VistaやXPのPCとテキストデータのやり取りができる。パスワードの設定も可能で、USB経由でPCに転送したファイルにもパスワードをかけられる。

 なお、PCに接続中はUSB給電で駆動する。またSDHCには非対応で、読み込めるのは容量2ギガバイトまでのmicroSDカードとなっている。

 大きさはキーボードの折りたたみ時が145×100×30ミリ(幅×奥行き×高さ)。キーボードを開くと幅が250ミリに広がる。重さは約370グラム。「高さ75センチからの落下試験にも合格した」という。カラーバリエーションはパールホワイト、プレミアムブラック、トワイライトオレンジの3色。

 このほか、素材は革製品のリサイクルレザーを利用したポメラ専用ケース「DMC1」も発売する。価格は5040円。


ケースをつけたところ。専用ケースにはポスト・イットも付属する
「何でもできる」からの転換
 キングジムの横田英人開発本部長は「ビジネス文書のほとんどはPCで作成するが、外出先では手書きのメモを取る人も多い。PCは起動時間の長さ、バッテリー使用時間の短さなど、手軽に使えるメモとしては使い勝手が悪いからだ。ポメラはそうした欠点を解消した。Webブラウザなどは搭載していないが、快適に使える」とコメント。

 2万7300円という価格は、Eee PCのようなミニノートPC(NetBook)を下回るように設定した。「ターゲットはビジネスマン。出張、打ち合わせが多い人だ」(キングジム電子文具開発部の亀田登信部長)

 ポメラの由来は「ポケットメモライター」から。まさにポケットにしまえるメモライターなのである。横田氏は「何でもできるデジタルツールから、安心して使える機能を選択して組み合わせる時代に転換して来ているのではないか」とテキストだけを入力できるポメラをアピールした。

 なかなか面白いデバイスだが、もう少し価格が・・・。ATOKを使っていたり、割り切ったつくりは悪くはないな・・・。スマートフォンの併用も面白いかも・・・。

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Oct 20, 2008

「ビジネス書を毎月5冊以上読む」が多数 エグゼクティブ編集部調べ

ビジネス書を毎月5冊以上読む」が多数 エグゼクティブ編集部調べITmedia エグゼクティブは、ビジネス書についてのアンケート調査を実施した。
2008年10月20日 13時13分 更新

 

ITmedia エグゼクティブはこのたび、「読書」に関する読者アンケートを実施した。調査結果によると、回答者の半数以上がビジネス書を毎月5冊以上読んでいることが分かった。

 同調査は2008年9月22日~10月3日で実施した。回答者の平均年齢は41.8歳。毎月のビジネス書の読書量について、「11冊以上」が全体の3割、「5~10冊」が3割だった(図1)。書籍の購入金額については、回答者の半数が「3万円以下」とした。次いで「1万円以下」との回答が3割を占めた(図2)。

 ビジネス書を読む目的や動機は、「スキル向上、自己投資」が最も多く38.8%で、「業務に役立てる」(27.7%)、「知識や技術の習得」(22.2%)が続いた(図3)。そのほか、「移動時間の暇つぶしのため」(31歳)や「趣味」(51歳)といった回答もみられた。


左から、毎月のビジネス書の読書量(図1)、毎月の書籍購入総額(図2)、ビジネス書を読む目的(図3)
 ビジネス書の入手方法に関しては、書店での購入が52.9%で、Amazonなどインターネットサイトでの購入(29.4%)を大きく上回った。また、ビジネス書の情報は、書店の店頭、あるいは雑誌やインターネット上の書評で得ることが多いのが分かった。

これはアンケートの分母に偏りがあるのではないか??どう考えても一般のビジネスマン全般の
結果とは乖離しているような・・・。これが本当の平均ならもっと出版界も潤っているような・・・。

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Oct 19, 2008

「ノートにカバー」の秋――機能性タイプが各社から

「ノートにカバー」の秋――機能性タイプが各社から

気に入った表紙のノートを買う」ならカバーは不要だ。重くなるし、かさばりもする。だが、カバーでノートが使いやすくなるとしたら話は別。実はこの秋、機能性を売りにしたカバーノートが相次いでいるのだ。
2008年10月17日 19時42分 更新

Y編集長のノート。いずれもお気に入りの表紙だという 「ノートにカバー付けるなんて信じられない」――と言ったのはBusiness Media 誠のY編集長。というのも「気に入った表紙のノートを買う」からだ。確かに気に入った表紙であれば、特にカバーを付けなくてもいいだろう。カバーの分だけ重くなるし、かさばってくる。

 とはいえ、カバーを付けることでノートが使いやすくなるとしたら話は別。実はこの秋、機能性を売りにしたカバーノートが相次いで発表されているのだ。

2冊同時に使える「システミック」
 「ノートのカバーには高級タイプと機能性タイプの2種類があるんです」というのは、2冊のノートをまとめられるカバーノート「SYSTEMIC(システミック)」を発表したコクヨだ。Y編集長が指しているカバーが、書籍などのブックカバーと同じ高級タイプのノートカバーだとすると、システミックは機能性を重視したタイプ――というわけである。

 コクヨのシステミックは、2冊のノートをまとめられるところがポイントだ。用途別の業務用ノートを2冊同時に使っているというビジネスパーソンが多かったことがそもそもの開発理由である。スケジュール帳やアイデアノートなどを使い分けている人にぴったりだ。

 「手書きが見直されていて、ノートにこだわる人が増えてきました。もちろんカバーを付けることで見た目も変わりますが、仕事の効率化という観点も大事なのです」(コクヨ)。ブラックとブラウンのツートンカラーは、落ち着いた雰囲気。ビジネスパーソン向けにぴったりだ。

システミック サイズ ページ枚数 価格(ノート込み)
セミB5 40枚 1575円
A5 40枚 1365円
A6 48枚 1155円

9種類のノートと3種類のファイルを組み合わせる「インコマ」

インコマ。上からカバー(5種類)、ノート(9種類)、クリアファイル(3種類) コクヨ以外では、10月23日に発売するナカバヤシの「インコマ」も機能性が売り。こちらは専用に用意された9種類のノートと3種類のクリアファイルを組み合わせて利用する。ノートとクリアファイル2冊をまとめられるタイプと、3冊をまとめられるタイプの2種類を用意した。

 サイズはA5判で、ナカバヤシ製カバーノートとしては初めてのサイズ。「持ち歩きしやすいA5サイズで、自分なりの使いやすさを追求してほしい」(ナカバヤシ)。20代の学生から30代のビジネスパーソンがターゲットで、ポップなカラーリングなのも若者向けだからかもしれない。

 なお、インコマとは、インコとコマを組み合わせた造語。「種類の多い鳥であるインコと、世界共通の遊びであるコマを組み合わせました」という。いろいろな組み合わせができて、親しみやすい――そんな商品名なのである。

インコマ 種類 価格
ノート(20枚) 221円
クリアファイル 263円
2冊用ノートカバー 662円
3冊用ノートカバー 840円

お店では“買えない”「ノートマム」
 日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)でもカバーノート「NOTEMAM(ノートマム)」を開発した。開発したといっても実際に店頭に出回るものではない。ノートマムは、企業向けに受注生産するタイプなのだ。

 専用のノート1冊を収容し、機能性カバーノートとしてはシンプル。ペンホルダーや切り込み式のしおり、メモや付せん紙をしまえるファスナーポケットを備えた。

 価格は未定だが2000~3000円になる見込み。サイズはB5判とA5判の2種類で、こちらはどちらかと言えば落ち着いた配色となっている。


独自の非塩ビ素材「エコニア」を採用。スエードのような手触り
中には専用のノートが。ペンホルダーやしおりも付いている。ノートの最後の方にはファスナーポケットも

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 「一般的なノートを持ち歩くのは何となくカッコ悪い気がしました」とはノートマムを開発したJMAMの弁。機能性を売りにしたカバーの原点も、もしかしたら見栄えなのかもしれない。そんなわけで、Y編集長のようにノートにカバー付けるなんて信じられないという人も、意外と気に入るかも――。一度試してみてはいかがだろうか。

 コクヨのノートカバーはなかなか良い感じ。A5という大きさがどうも微妙なところであるが・・・。まあ、A4では大きすぎるし・・・。

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読売新聞、135年分の記事データベースを発売 創刊号の紙面もネットで

読売新聞、135年分の記事データベースを発売 創刊号の紙面もネットで

創刊から現在まで135年分の記事をインターネット上で閲覧できる有償サービスを、読売新聞東京本社が2009年1月末以降に開始する。創刊号の紙面イメージを見ることも可能だ。 [藤村能光,ITmedia]2008年10月18日 08時00分 更新

 読売新聞東京本社は10月17日、1874年から現在までの記事をインターネットで検索、閲覧できるサービスの提供を、2009年1月末から2月初旬に開始すると発表した。月額2万7300円から。大学や図書館、企業向けに販売する。


紙面イメージ サービスの名称は「ヨミダス歴史館」。創刊した1874年から最新までの135年分、のべ1000万件以上の記事を、紙面のイメージやテキスト形式で検索、閲覧できる。1874年から1989年までの記事の紙面イメージ、1986年からの記事テキスト、1989年からの英字新聞「The Daily Yomiuri」の記事テキスト、現代のキーパーソン2万6000人のコンテンツなどを提供する。

 紙面イメージはAdobe FLASH Player9で表示する。「昭和・戦後」以降のイメージには、目印として右上に赤いピンを表示する。記事に含まれる人物名などをメタデータとして付与している。例えば「西郷隆盛」を本名の「西郷隆永」で調べることも可能だ。紙面イメージは印刷可能だが、ダウンロードはできない。「月額課金制のため、(第三者に)すべてのデータを吸い上げられる恐れもある。読売新聞社の財産を守るため」(読売新聞社)という。


最新の新聞記事(左)や、当時の広告(右)も閲覧できる
 三省堂の辞書やイミダスで単語の意味を調べることも可能。記事画面の右上に専用の検索窓がある。調べたい単語を入力すると、ポップアップで意味を表示する。独自の「ヨミダス用語辞書」も搭載しており、現代/当時の言葉で人名、地名、事件名を入力して、記事を探せる。最大50のフォルダを作成でき、記事の種類に分けて保存できる「マイ記事」や、検索キーワードを保存できる「マイ検索」も備えた。


読売新聞東京本社メディア戦略局長の大久保好男氏 データベースの再構築に当たり、過去記事を精査した。「えん罪事件の報道には注釈を入れたり、差別用語などは見出しから削除したりしている」(読売新聞社)

 同社は、紙面データベースのCD-ROM/DVD「明治・大正・昭和」、1986年以降の記事をまとめたインターネット上のデータベース「ヨミダス文書館」を販売してきた。ヨミダス歴史館は、2つのサービスを統合したサービスとなる。

 読売新聞東京本社、メディア戦略局長の大久保好男氏は「明治以降からの紙面データベースのオンラインサービスは日本初」と期待を込める。同サービスの数値目標や事業計画は言及しなかったが、「システム構築に使った費用を3年後に回収したい」(読売新聞社)としている。

過去のニュース一覧はこちら

 ダウンロードできずで、月額2万7千円。元来個人向けのサービスではないとはいえ、少々微妙・・・。

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Oct 18, 2008

今、携帯買うなら「安い方」──“枯れ”期ならではの傾向、顕著に

今、携帯買うなら「安い方」──“枯れ”期ならではの傾向、顕著に

次のモデルの噂が聞こえ始めている10月の第2週。携帯販売状況は、各キャリアや販売店がとる旧機種や現行機種の値下げ策などの影響で売れ筋がやや変化してきている。現在の人気機種は何か。早速、今回の端末販売ランキングを見ていこう。 順位 キャリア総合 1 →(1) P906i(NTTドコモ) 2 →(2) N906iμ(NTTドコモ) 3 ↑(4) W62SH(au) 4 ↓(3) SH906i(NTTドコモ) 5 →(5) W61T(au) 6 ↑(9) W62S(au) 7 →(7) P706iμ(NTTドコモ) 8 ↓(6) N706i(NTTドコモ) 9 ↑(13) らくらくホンIVS(NTTドコモ) 10 ↑(12) SH706i(NTTドコモ) ─ 順位 NTTドコモ au(KDDI) ソフトバンクモバイル イー・モバイル 1 →(1) P906i →(1) W62SH ↑(8) 816SH →(1) D02HW 2 →(2) N906iμ →(2) W61T ↑(3) iPhone 3G(16Gバイト) 初(-) Touch Diamond (S21HT) 3 →(3) SH906i →(3) W62S ↑(19) NEW PANTONE 830SH ↓(2) D11LC 4 ↑(5) P706iμ ↑(6) 簡単ケータイ W62PT ↓(1) 821SC ↓(3) D12LC 5 ↓(4) N706i →(5) URBANO ↓(4) AQUOSケータイ 923SH ↓(4) H11T 6 ↑(9) らくらくホンIVS ↓(4) W61P ↓(2) 820P ↓(5) D03HW 7 ↑(8) SH706i ↑(10) フルチェンケータイ re ↑(10) かんたん携帯 821T ↓(6) D02NE 8 ↓(7) N706iII ↑(12) Woooケータイ W62H ↓(5) FULLFACE 2 921SH ↓(7) H11HW 9 ↓(6) らくらくホンV ↓(8) G'zOne W62CA ↓(6) THE PREMIUM WATERPROOF 824SH Elegant Line ↓(8) D01NXII 10 →(10) F906i ↓(9) W64SA ↑(12) VIERAケータイ 921P ↓(9) EM・ONEα この記事は、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国の家電量販店のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。(2008年10月第2週)


どちらかとなると「安い方」で──下位にやや変動

らくらくホンIVS ドコモ端末の販売ランキングは、顔ぶれこそ大きく変わらないが、下位にいくつか変動が見られる。

 首位は前回と変わらず、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P906i」が獲得。連続首位記録を「20」の大台に乗せた。

 続いて2位にNEC製の「N906iμ」、3位にシャープ製の「SH906i」、4位にパナソニック モバイル製の「P706iμ」(前回5位)、5位にNEC製の「N706i」(前回4位)が入った。

 ドコモ端末における上位3機種の人気は現在も変わらないが、今回は端末総合ランキングでSH906iがauのW62SHに抜かれた。10月第2週はまさに商戦期の狭間の時期だが、販売台数が多いドコモ端末が落ち込んでくる状況を見るとなおさら“枯れ”期を感じさせる。

 このような時期は積極的に携帯を購入したいと思う層より、「壊れたから」「とりあえず」「(親や子どもなど)他人が使うのを必要にかられて選ぶ」といった普及層需要の割合が増える。今回は富士通製のユニバーサル端末「らくらくホンIVS」が最新機種の「らくらくホンV」を抜き、6位に浮上した。機能差はいくつかあるが、2008年4月発売(らくらくホンIVそのものは2007年8月発売)のらくらくホンIVSは、新機種のらくらくホンVよりかなり安価に販売される機種。どちらかを選ぶなら「安価な方を」という現在の傾向を分かりやすく示しているといえそうだ。

 景気が減速し、ケータイの目玉機能もさして目立つものがないなか、旧世代機で十分という発想は十分あり。そもそも、最近の端末は高くなってきているからこれまでと同じように新機種にほいほい変えるというのは無理だろう。

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Oct 17, 2008

「B-CAS廃止」――その動向

B-CAS廃止」――その動向

デジタルテレビ視聴に欠かせない「B-CASカード」。意識せずに使っている人も多いと思われるが、問題点の多さも指摘されている。見直しが確実視されているB-CASカードの最新動向をお伝えする。 「B-CAS」に指摘される問題点  地デジなど保護された放送を受信視聴するときに必要な「B-CASカード」。カードの発行・運用にあたる団体は「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」という民間企業。以前に本連載で書いたよう非上場の株式会社であり、株式の譲受を制限する法律・法令は存在しない(→デジモノ家電を読み解くキーワード:「B-CASカード」――その存在理由と問題点)。

 事実上「日本のデジタル放送を独占する」位置にありながら、その独占に関する法的根拠はない。最近まで財務内容のみならず本社住所すら明らかにされていなかったことをあわせると、国民から疑問の声があがるのは当然だ。

B-CAS見直しの動き
 B-CAS見直しを求める世論の高まりを受け、総務省の諮問機関である情報通信審議会は「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(通称:デジコン委員会)」において、地デジにおけるB-CAS見直しの方針を固めた。詳しくは、6月に提出された第5次中間答申(参考資料:)を参照していただきたい。

 この議題は現在審議中で、地デジにおけるB-CAS廃止が正式に決定されたわけではない。現在は委員会内に設けられた作業部会が検討を進めており、10月14日に開催された第45回デジコン委員会では、「カードの取り扱いに関するストレス」と「コストと効果」、「スクランブル技術との関係」がB-CASの課題として挙げられている(B-CAS見直し議論、具体化へ)。

どうなる、B-CAS?
 デジコン委員会における正式な結論は出ていないが、現行の「B-CAS体制」にメスが入ることは間違いない。特にカード方式による著作権保護機構は、B-CAS破りで話題を呼んだデジタルチューナー「Friio」が流通していることもあり、見直しは確実な情勢だ。カード方式以外の候補には、専用ICをチューナーに組み込む「チップ方式」、オンボードのプログラムで対応する「ソフトウェア方式」が挙げられている。

 そのB-CASカードをシステムとして使用するダビング10に関しても、“対価の還元”についての検討は継続されている。こちらについては、著作権者団体・消費者団体双方から、立場を異にした意見が出るはずで、今後の調整が注目される。


BCASカードの会社が独占権を占めるとか不透明なところが多すぎる地デジ。見直しは必至だろう。

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Oct 16, 2008

ドコモ端末、4系統に再編 機能・デザインなどで分類

ドコモ端末、4系統に再編 機能・デザインなどで分類

ドコモは、高機能な「900シリーズ」と廉価な「700シリーズ」の2系統だった端末分類を見直し、機能の絞り込みやデザインなどによる4シリーズを新設し、11月に第1弾を投入する。900/700シリーズは来年にも販売を終了する見込み。  NTTドコモが、高機能機種「900シリーズ」と廉価機種「700シリーズ」の2系統に分けていた商品分類を抜本的に見直し、機能の絞り込みやデザインなどによる4シリーズを新設する。11月の秋冬商品発表時に新シリーズ第一弾を投入する。

 商品シリーズの抜本変更は2004年2月の「900i」登場以来4年ぶり。これまでシリーズごとに仕様を細かく標準化していたメーカー政策を改め、端末開発の自由度を増すとともに価格の幅を広げる。飽和状態にある携帯電話市場の活性化と減少傾向にあるシェア維持が狙いだ。

 番号持ち運び制度や価格政策の立ち遅れによる顧客流出といった逆風のなか、ドコモは今年度から、顧客ニーズ重視とサービス見直しを検討してきた。今回、900/700シリーズといった“ドコモ仕様”の要件を緩和することで、メーカー主体の端末開発を促進。長期化する買い替え期間を縮める刺激策にしたい考えだ。

 ドコモの秋冬モデルは(1)ファッション性(2)スリムさ(3)動画再生などの最新機能(4)高級感──の特徴をそれぞれ重視した4シリーズを設定する。機能を絞った分、価格も従来商品より安価になる見通しだ。

 ドコモはこれまで、高級感や多機能性を重視した900シリーズと、廉価で機能を絞った700シリーズを設けていたが、これらのシリーズは来年前半にも販売を終了する見込み。新シリーズは、700シリーズよりさらに機能や特徴を絞り込むことで価格を抑えつつ、利用者のこだわりにも応える狙いがある。

 ドコモは、今年4月から、修理品受け取り店舗を顧客が選べたり、端末紛失時に通信機能を使って無償で端末を探すなど、顧客満足度向上に役立ちそうな新サービスを打ち出してきた。4~9月の契約純増数は54万9300件で2位となるなど、復調が鮮明になっている。

 携帯電話は国内普及台数が1億台を超え、成長は頭打ち。8月の出荷台数は前年同月比48%減と急ブレーキがかかっている。ドコモは、利用者の生活シーンに合わせた機能を備えた端末を廉価に提供することで、新規顧客開拓と、既存顧客の買い替え需要も刺激したい考えだ。

【予報図】選択肢広げ市場活性化狙う
 NTTドコモが第3世代携帯電話サービス「FOMA」の代名詞となっている「900/700シリーズ」の商品体系を見直す背景には、キャリア主導で展開してきた端末投入に限界が見えてきたことがある。メーカー育成に役立った面もあるが、飽和市場の構造変化という危機感がドコモに決断を迫った。

 ドコモの新たなシリーズは、従来のように半年ごとにフルモデルチェンジをするのではなく、シリーズごとに仕様の変更の幅が異なる見通し。最新機能重視のシリーズは機能変更を頻繁に行い端末価格も比較的高価になる。一方で、薄さやファッション性など機能面での大幅な変更が必要でない機種では“マイナーチェンジ”で済むため、価格も安くなり、メーカーも同じ型番を利用した端末を長期間販売しやすくなる。これにより、メーカーの端末事業の自由度が高まる一方、利用者も端末選択の自由度が広がり、市場が活性化すればキャリアも恩恵に預かるという構図だ。

 機能の高い日本の携帯端末は「開発ペースを落としても、海外への輸出なども十分に可能」(三菱UFJ証券の森行眞司シニアアナリスト)だが、携帯電話事業者のビジネスモデル見直しがメーカーの競争力強化を後押しする半面、淘汰(とうた)を促す可能性も高い。(黒川信雄)

 DOCOMOの姿勢の変化は時代の流れに即したものか・・・。そもそも今の端末はあまりに個性が薄い。どれも高機能を求めるばかり。また、メーカーの変化を促す方向に動かないとグローバル化の進展が進むマーケットについていけないのでは。

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Oct 15, 2008

薄く、軽く、アルミになった新しい「MacBook」が登場

薄く、軽く、アルミになった新しい「MacBook」が登場

アップルがMacBookの新モデルを発表。上位2モデルはNVIDIAのチップセットを採用し、アルミの外装に生まれ変わった。一方、最下位モデルは1000ドルを切る価格に。 新MacBook アップルは10月15日、13.3型ワイド液晶を搭載した「MacBook」の新モデルを発表した。

 ラインアップは従来と同様の3モデル構成だが、上位2モデルがアルミ筐体のまったく新しいデザインに生まれ変わり、最下位モデルのみ旧モデルを引き継ぐポリカーボネート素材のボディを採用している。なお、この変更にあわせて黒い外装のモデル(いわゆる“MacBook KURO”)は姿を消した。


アルミ削り出しの筐体を採用 今回のモデルチェンジは見どころが多い。まず、目を引くのがボディデザインだ。MacBookの外装は、MacBook Airの製造方法と同じように、1枚のアルミ板から削り出したものになった(これは同日発表された最新MacBook Proにも採用されている製法でMacBookは一回り小さい)。ボディサイズは325(幅)×227(奥行き)×24.1(高さ)ミリ、重量が2.04キロと、従来モデルに比べて3.4ミリほど薄くなり、約230グラム軽くなっている。

 デザイン面の変更では、マルチタッチのガラス製トラックパッドもポイントだ。この新しいトラックパッドは、MacBook Proと同じようにピンチやスワイプなどの指によるジェスチャーに対応したほか、パッド全体がボタンとして機能する構造で、(クリックボタンのスペースを必要としないため)入力範囲が40%以上広くなった。このほか、ディスプレイ表面をガラスで覆った黒縁デザインの13.3型(1280×800)LEDバックライト液晶を採用し、バッテリー駆動時間はワイヤレス接続環境下で最長5時間と、30分ほど延長されている。

 アーキテクチャも刷新された。今回アップルは従来のインテル製チップセットに代えて最新のNVIDIA製チップセットを採用し、内蔵グラフィックスのGeForce 9400Mによって3Dグラフィックス性能を大幅に引き上げた。同社によると、従来に比べてグラフィックス性能が最大6.2倍高速になったという。主な基本仕様は、最上位モデルの「MB467J/A」がCPUに2.4GHz Intel Core 2 Duo(2次キャッシュ3Mバイト/FSB 1066MHz)、メモリが2Gバイト(PC3-8500)、HDDが250Gバイト(5400rpm)、8倍速 SuperDriveを搭載。ミドルレンジの「MB466J/A」は、CPUが2GHz動作になり、HDD容量が160Gバイトになるほかは最上位モデルと同じだ。

 インタフェースは、USB 2.0×2、Mini DisplayPort出力(別売りのアダプタでデュアルリンクDVIに対応)、光デジタル音声入出力、ギガビットLANを搭載。ネットワーク機能としてIEEE 802.11n(ドラフト準拠)とBluetooth 2.1+EDRを備える。なお、IEEE1394は省かれた。


上位2モデルはフルモデルチェンジ(写真=左)、最下位モデルは旧ラインアップの下位モデルを値下げした格好(写真=右)

 価格はMB467J/Aが18万4800円、MB466J/Aが14万8800円。直販サイトApple Storeでの出荷時期は、いずれも5~7営業日となっている。一方、最下位モデルは「MB402J/A」とまったく同じ仕様だが、価格が11万4800円と、さらに1万5000円ほど安くなった。

確かにMACBOOKは安くなったが、あまりインパクトがないのも確か。アップルをもってしてもPCのコモディティー化の流れは止められない??

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Oct 14, 2008

「で、初登場の1.5TバイトHDDが2万円切りなわけですよ」 (1/4)

「で、初登場の1.5TバイトHDDが2万円切りなわけですよ」 (1/4)

値下がりが続くHDDに最大容量の1.5Tバイトモデルが加わった。ハイエンドモデルの“初物”は値が張るのが常だが、なんと1万円台で売るショップも。今、アキバではあらゆるパーツがハイスピードで値下がりに向かっているのだ。
最大容量の「Barracuda 7200.11 ST31500341AS」登場も、いきなりショップ努力で値下げ競争

シーゲイト「Barracuda 7200.11 ST31500341AS」 10月8日から10日にかけて、多くのショップにシーゲイトの1.5TバイトHDD「Barracuda 7200.11 ST31500341AS」が入荷した。価格は2万円弱から2万4000円で、在庫は少数ながら再入荷は順調に行われている。

 ST31500341ASは、Serial ATA接続の3.5インチHDDで、回転数は7200rpm。キャッシュ容量は32Mバイトで、転送速度は120Mバイト/秒となる。プラッタ構成は明らかにされていないが、T-ZONE.PC DIY SHOPによると「4枚のようです。つまり1枚375Gバイトですね」とのこと。

 ST31500341ASは発売当初から好調に売れており、週末までに3回再入荷したショップもあるほどだ。1万9990円で販売するドスパラ秋葉原本店は「小型ケースを使っている場合、1台の容量をできるだけ増やしたいですからね。初回から手を出しやすい価格になっているので、普通に選択肢に入っているようです」と語る。

 実際、これまで最大容量のHDDは売れ筋のモデルよりも容量単価が数段高いのが常だ。初の1TバイトHDDとして2007年3月末に登場した日立GST「Deskstar 7K1000 HDS721010KLA330」は5万2000円前後で出回ったが、当時でも500GバイトHDDは1万5000円前後で手に入った。今回は1TバイトHDDとの価格差が1万円程度に押さえられており、「お飾りにならずにすみましたね。1Tバイトモデルが普通に売れている現状、1.5Tバイトやそれ以上の容量を求める声は当然多くなっています。ニーズがあって、価格も安いなら、当然よく売れますよ」(T-ZONE.PC DIY SHOP)という。

 しかし、その影にあるショップレベルでの値下げ努力も忘れてはならない。入荷した某ショップは「本当は2万5000円前後で売りたいところ。でも、大容量HDDが注目されているところで、お客さんに“この店は高い!”という印象を持たれたら大ダメージです。ここは利益がほとんどなくなっても、がんばるしかないんですよ」と話していた。

 なお、SSDも注目商品の登場はまだとまらない。先週は超小型の32Gバイトモデル「Half Slim 32GB SATA MLC」が話題を集めていた。基板むき出しのSSDで、1.8インチの半分以下の大きさとなっており、Serial ATAで接続できる。T-ZONE.PC DIY SHOPは「ノートPCのすき間を見つけて装着できるユニークなモデルですね。自作欲をそそります」と語っていた。

 1.5TBなんて容量はたして何に使うのやら・・・。動画を大量にためこむ以外に用途が見つからない気がするが・・・。

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Oct 13, 2008

超小型車が普及する条件は、新しい“街づくり”

超小型車が普及する条件は、新しい“街づくり”
 

全長3メートル前後の「超小型車」が注目されている。

 10月2日にフランス・パリで開催された「パリ国際モーターショー」。ハイブリッドカーと並び、このイベントで注目を集めたのが、この超小型車だ。トヨタ自動車は日欧で10月に投入する「iQ」を積極展示。一方、超小型車の草分けであるダイムラーの「スマート(smart)」は、主力モデルである「フォーツー」に電気自動車(EV)仕様を投入した。


トヨタが日本とヨーロッパで展開する超小型車「iQ」
ダイムラーはsmartのEVモデルを開発中
 これら超小型車が注目される背景には、ひと頃より収まったとはいえ高値水準に留まる原油価格と、何よりも世界的なCO2排出量削減の機運がある。欧州をはじめ日本・北米でもCO2排出量規制は厳しくなる方向であり、ユーザーの環境意識も高くなっている。また、日本などアジア各国や欧州では都市化傾向が進んでおり、「都市のクルマ」としての超小型車にも注目が集まる。

“マイクロカー専用”が普及の鍵!?
 筆者は先日、トヨタの超小型車「iQプロトタイプ」に乗る機会を得た(参照記事)。iQは小さくても、しっかりと走る高効率なパッケージを実現しており、デザインや質感のレベルも高い。また、新開発の「SRSリヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」の搭載など、各種先進安全装備の発達により、超小型車でも普通車に負けない安全性を実現している。プロダクトとしての超小型車は、十分に一般ユーザーに訴求できるレベルに達している。


トヨタの超小型車「iQ」
 しかしその一方で、iQなど超小型車がそのメリットをユーザーに伝え切るには、「新たなクルマとしての魅力」だけでは不十分だと筆者は考えている。駐車場や道路などインフラ側に、超小型車専用のインセンティブが必要だ。

 例えば、一足先にスマートが普及した欧州の都市部では、全長3メートルという“小ささ”を生かした「スマート専用駐車場」が整備されている。ここにはスマートのシルエットがアイコンとして描かれており、スマートオーナーは一般駐車場の混雑や、駐車場のない都市内部でも、専用駐車場にサッとクルマが駐められる。また、全長の短いスマートならば、欧州各都市で見られる路肩への縦列駐車スペースが、一般車よりも有利に確保できるというメリットもある。

 再びiQに目を向けると、全長は2985ミリと3メートル以下だが、全幅が1680ミリの普通車サイズ。トヨタ関係者によると、「(日本の)駐車場の『軽自動車専用スペース』は全長分が普通車サイズでないだけで、全幅は他の駐車スペースと同じ場合が多い。ほとんどの軽自動車駐車スペースに、iQも駐められる」という。だが、都市部を中心に“超小型車シフト”を促すには、欧州のスマート専用駐車場のように、お洒落かつシンボリックなデザインを添えて、マイクロカー専用駐車場を整備するほうが効果的だろう。

 トヨタのiQを筆頭に、都市部向けの超小型車や小型車は今後さらに増えてくる。話題のEVも小型車ベースの開発が中心だ。これら「小さいクルマ」にあわせた専用の道路周辺インフラやサービス作りは、新たなビジネスの可能性を秘めているのではないだろうか。

IQはなかなか革新的な内容を秘めているクルマと思うが、いかんせんデザインが少々不格好。むりやり縮めたようなスタイリングがどうも・・・。

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Oct 12, 2008

さよならフロッピー――記録メディアの移り変わり

今日から使えるITトリビア:
さよならフロッピー――記録メディアの移り変わり

データを入れて持ち運ぶ。そんな役目を担うリムーバブルメディアの中でも、常にPCの進化とともにあったフロッピーディスク(昔は“ディスケット”とも呼んでいた)が、静かにその役目を終えようとしている。
[吉森ゆき,ITmedia]2008年10月11日 11時38分 更新

一世を風靡した記録メディア
 あなたがはじめてコンピュータに触れたとき、どんな記録メディアを使っていただろうか。年齢がバレてしまうが、筆者がはじめて触れたコンピュータのメディアは、カセットテープだった。データは「音」として録音されており、テープレコーダーを使って読み書き(録音)していた。ラジオを通じてゲームのプログラムが放送される、といった時代だった。わたしが通っていた大学の近くには「貸しソフト屋」があり、ソフトが入ったカセットテープをレンタルしていた。そしてこの貸しソフト屋こそ、創業して間もないソフマップだった。


製品の性格は大きく異なるが、企業システムの世界ではバックアップ用途などにテープは現役だ(IBMサイトより)
 当時はまだ、8ビットの時代。パーソナルコンピュータ(PC)という言葉でコンピュータを呼ぶようになったのは、ちょうどこのころのこと。「マイコン」と呼ぶ人も多かった。これらの8ビットマシンはビジネスに使われることはなく、完全にホビーユースだった。企業システムで使われているコンピュータでは、穿孔テープやパンチカードがまだ存在していた、そんな時代だった。

 8ビット全盛時代後期の1980年代前半には、最新のリムーバブルメディアとしてフロッピーディスクが使われ始める。フロッピーディスクは、1970年ごろにIBMによって開発されたものであり、最初の容量はわずか128KB、大きさは8インチもあった。さすがにこのサイズのものはPCで使われることがなかったが、1970年代後半に生まれた5.25インチのフロッピーディスクによって、以後約20年にわたるフロッピー時代が幕開けることになる。

時代は5.25インチから3.5インチへ
 フロッピーディスクがメディアにおけるスタンダードの地位を確固たるものにした要因は、16ビットPCに採用されたことだった。当初の16ビットPCは、5.25インチのフロッピーディスクドライブを標準で備え、そこにOSの入ったフロッピーディスクを差し込んでブートさせていたのだ。ハードディスクはまだ生まれたばかり。あまりにも高価であり、PCに使えるようなものではなかったので、当時のPCにとってフロッピーディスクは唯一の外部記憶装置だった。

 ビジネスの現場にPCが普及し始めるのも、このころ。日本では、NEC PC-98シリーズがデファクトスタンダードへの道をひた走っていた。はじめての32ビットPCが登場するころには、5.25インチのフロッピーディスクを標準で2台搭載するものが主流になり、一方にOSとアプリケーションが入ったディスクを、もう一方にデータが入ったディスクを入れて使うことが一般的だった。このころの5.25インチフロッピーディスクは、容量が1.2Mバイトの2HD(両面高密度)と呼ばれる規格のディスクが主流だった。

 なお、この当時、フロッピーディスクには幾つもの呼び名があった。大学でIBM 5550を使っていたわたしが最初に教わったのは「ディスケット」という呼び名だった。これは、IBMを中心に米国でよく使われていた単語だ。日本では、JIS規格などに「フレキシブルディスク」という呼び名も使われていた。

 5.25インチが誕生してからほどなくして、3.5インチのフロッピーディスクも誕生した。8インチや5.25インチのフロッピーディスクとは違い、3.5インチのフロッピーディスクはハードカバーのジャケットを身にまとい、磁気記録面を保護するシャッターがあった。この3.5インチフロッピーディスクは、ソニーが中心となって開発したもの。当初は、8ビットPCの最終形態であるMSX、GUIを備えた新しいコンピュータとして注目されたアップルのMacintoshなどに採用されたが、次第に16ビットPCや32ビットPCでも主流になっていく。

容量の限界と光メディアへのシフト
 IBMとマイクロソフトからDOS/Vが発表され、Windows 3.初めから始まる本格的なPC/AT互換機時代になると、3.5インチのフロッピーディスクが完全に主流となる。ただし、3.5インチのフロッピーディスクは、PC/AT互換機では1.44Mバイト、PC-98シリーズでは1.2Mバイトと相互に互換性がなかった。そこで、共通に読み込み可能な720KBの2DDフロッピーディスクがデータの受け渡し用途に使われることも多かった。また、ファイルシステムが異なるMacintoshとPCの間でデータをやり取りするために、DOS上でMacフォーマットのフロッピーディスクを読み書きできるアプリケーションなども誕生し、ネットワークが十分に普及する前のオフィスでは大活躍だった。

 ところが、ハードディスクの本格的な普及と、データの大容量化が進むにつれ、フロッピーディスクは容量の面で不利になっていく。1990年代の後半になると、フロッピーディスクの置き換えを狙ったスーパーディスク(LS-120)など、3.5インチのフロッピーディスクとほとんど同じ外形の大容量フロッピーディスクが登場する。また、フロッピーディスクと同じく、磁気媒体をジャケットでまとったアイオメガのベルヌーイディスク、その発展系のZipが登場する。


Zipは現在でも生産、販売されている。しかし現在、「じっぷ」といえば多くの人は、圧縮ファイルを思い浮かべるだろう…… 容量100MバイトのZipだけはそこそこ普及した(90年代後半、Power Macintoshにも標準搭載されていた)が、大容量フロッピーディスクが市場に広く受け入れられることはなかった。こうしたフロッピーディスクに代わってリムーバブルメディアの主流になったのが、CD-R/RWやDVD±R/RWなどの光ディスクだった。さらに最近は、USBメモリがリムーバブルメディアのスタンダードになってきた。一部のソフトウェアパッケージでは、CD-ROMやDVD-ROMではなく、USBメモリがメディアとして採用されるまでになっている。

 急速に衰退したフロッピーディスクは、今ではほとんど使われることがなくなった。1998年に当時世界的にもトップクラスのシェアを持っていた花王がフロッピー事業の撤退を発表してからディスク生産メーカーは減り続け、2008年には三菱化学メディアも生産を終了すると発表した。ソニーや日立マクセルはまだ細々と続けているが、市場で果たすフロッピーディスクドライブの主な役割がOEM版(DSP版)Windowsを買うための抱き合わせ商品になってしまった今、フロッピーディスクが消えるのは時間の問題かもしれない……。

さすがにFDを日常的に使うことはなくなったが、官公庁等のお堅いところにはまだ残存しているのではないか??

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Oct 11, 2008

同情する、しない? 外資系金融マンの給料事情 (2/2)

同情する、しない? 外資系金融マンの給料事情 (2/2)[山崎元,Business Media 誠]
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外資系企業の報酬は高い?
 従って、職種がフロントとバックに分かれると、同じ会社にいて、同じ大学出身で共に30歳で、片方が年収6000万円、もう片方が1200万円、というくらいの差は普通に発生する。

 問題はリスクだ。外資系の会社が日系の会社と最も違うところは、端的に言って外資は「クビになることがある会社」だという点だろう。外資のすべてがクビを切りまくるわけでもないし、日系企業でもクビはあるが、リスクと緊張感は格段に違う。

 フロントとバックでは、やはり、フロントの方がリスクが大きい。稼ぎが悪くなるとそもそも居づらくなるし、容赦なくクビになる。また、そこそこに稼いでいても、もっと期待できる人材を外から引っ張るためにクビになることもある。

 バックの場合は、本人の稼ぎが悪くてクビということはない。長く勤めている人は、明らかにバックの方が多いだろう。しかし、本社ないし日本法人のコストカットの一環として人員整理の対象になることはあるし、外資特有の撤退や縮小のリスクもある。サービスすべきフロントの相手が入れ替わって、合わなくなってクビというようなこともありうる。「日系企業の5割増しから2倍」といった報酬水準がこうしたリスクにも十分見合うかどうかは難しいところだ。

稼げるときに稼ぐことが1番のリスク管理
 リーマンの日本法人は、今後どうなるのかはまだ流動的だが、野村ホールディングスがリーマンのアジア事業(含む日本)を買収することで合意した。全面撤退という最悪の事態ではなさそうだが、大幅な人員縮小になる可能性は大いにある。フロントのプレーヤーにはそれなりの覚悟があったかもしれないが、バックオフィスの社員たちには、いろいろな意味で同情を禁じ得ない。

 フロントを選ぶか、バックを選ぶか、また、同じフロントでもどのような仕事を選ぶかで大きな差がある。また外資系金融の日本法人というリスク要因自体が相当に大きいので、結局、リスクを怖がるよりも、稼げるときにたくさん稼いでおくのが1番のリスク管理だという感覚が正しいことが多いだろう。しかし、稼げる仕事には倫理的に疑問のあるものも少なくないので、その辺の価値判断も重要だ。いずれにせよ外資勤めでは、いつどんな職に就いているかで、天地の違いがある。もっとも、どの分野でもにわかにプロになれるわけではないから、職種(担当商品も含めて)の選択には運の介在が大きい。

 外資勤めでは最悪の場合、自力で再就職して食べていけるだけの能力と自信が必要だ。船が転覆したら、自分は岸まで自力で泳げる、というような感覚が要る。

 この点では、新卒あるいは十分なスキルがない段階で、こうした逆境にさらされると厳しい。10年と少し前に、ある欧州の銀行系証券会社が日本株部門を撤退したことがあったが、その際には(季節は秋だった)、その年に新卒で入社してたまたま株式部門に配属された青年もまとめてリストラされた。筆者は別の外資系証券会社にいて、彼の就職相談に乗ったが、新卒までクビを切るとは、いかに外資とはいえひどい会社だと思ったものだった。

 また、金融機関同士の買収や合併があると、たいていは程なくリストラがあるし(金融機関の合併は最初からリストラ益をあてにしている)、主導権を取れなかった側の社員は淘汰されることが多いし、働き心地が悪くなることが多い。

 バンク・オブ・アメリカに買収されることが決まったメリルリンチの社員の中には、「(僕は)リーマンでなくてよかった」と安堵している人がいるかもしれないが、前途は甘くないだろう。

同情の余地なし。今回の金融危機の発端だけに・・・。

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Oct 10, 2008

W-SIM搭載で「どこでもWi-Fi」 小型モバイルAPをウィルコム、バッファロー、三洋が開発

W-SIM搭載で「どこでもWi-Fi」 小型モバイルAPをウィルコム、バッファロー、三洋が開発
PHS回線を介して無線LAN機器をネット接続できるようにする携帯型アクセスポイント「どこでもWi-Fi」を

ウィルコム、バッファロー、三洋電機が共同開発。来年春をめどに発売する。
2008年10月09日 13時31分 更新
 ウィルコム、バッファロー、三洋電機は10月9日、PHS回線を介して無線LAN機器をネット接続できるようにする小型アクセスポイント(AP)「どこでもWi-Fi」を共同開発し、2009年春をめどにウィルコムから発売すると発表した。

 W-SIMを搭載し、PHS回線を通じて無線LAN対応機器がネット接続できるモバイルAP。70(幅)×110(高さ)×30(奥行き)ミリ、約270グラム(同梱電池含む)と小型軽量。無線LAN対応の携帯型ゲーム機などでネット接続が可能になるとしている。


 IEEE 802.11g/bに対応する。W-SIMは、W-OAM対応のアルテル製「RX420AL」で、最大通信速度は204Kbps。

 バッテリーは三洋電機の充電池「eneloop」の単三形×4本を採用。通信デバイスとしては初という。専用充電器とセットで同梱する。


 価格などは未定。「東京ゲームショウ2008」(10月9~12日、千葉・幕張メッセ)のモリゲームズのブースでプロトタイプを展示する。

 いずれ出ると思ったこの手の通信デバイス。はたしてどれくらいの通信速度を実装できるのか??

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Oct 09, 2008

RIM、iPhone対抗のタッチスクリーンBlackBerry発表

RIM、iPhone対抗のタッチスクリーンBlackBerry発表

RIMの「BlackBerry Storm」は、キーボードのキーを押したときのように反応する「クリッカブル」タッチスクリーンを搭載する。
2008年10月08日 15時24分 更新
 カナダのResearch In Motion(RIM)は10月8日、新しいスマートフォン「BlackBerry Storm」を発表した。コンシューマーおよび企業ユーザーにも対応するモデルという。


 Stormは、初のタッチスクリーン搭載BlackBerry。世界初の「クリッカブル」タッチスクリーンを搭載し、画面を押したときに表面がわずかに押し下げられて、キーボードのキーを押したような感覚が味わえるという。画面はシングルタッチ、マルチタッチ、タップ、スライド、その他のジェスチャーに対応する。

 加速時センサーを内蔵するため、本体を回転させると、それに合わせて自動的に画面の縦向き・横向きを切り替える。縦向きではRIMのSureType仮想キーボード、横向きではQWERTY配列の仮想キーボードが利用できる。カット&ペーストも可能だ。

 このほか320万画素カメラ、GPS機能、1Gバイトの内蔵メモリ、メディアプレーヤーを搭載。個人および企業向け電子メール、IM、SMS、MMS機能などを備える。3Gネットワークでの連続通話時間は約6時間、待ち受け時間15日。サイズは112.5×62.2×13.9ミリ、重さは155グラム。

 Stormは米国ではVerizon Wirelessから、欧州、インド、オーストラリア、ニュージーランドではVodafone Groupから今秋中に提供される。米国ではVerizonのEV-DO Rev. A/CDMAネットワークに対応し、世界各国ではUMTS/HSPAおよびクアッドバンドEDGE/GPRS/GSMネットワークに接続できる。

 だんだんビジネス重視であるはずのスマートフォンのコンセプトから離れているような・・・。そもそもビジネス用でメディアプレーヤーはあまり使わない気が・・・。というかメディアプレーヤーを使おうとする組織がない。

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Oct 08, 2008

Eee PCは天使の羽になった──S101を“いきなり”フォトレビュー (2/2)

Eee PCは天使の羽になった──S101を“いきなり”フォトレビュー (2/2)前のページへ 1|2       

羽になったEee PCは、軽く薄く、そして贅沢に
 S101のコンセプトとして、システム構成以上に重要とされるのが「デザイン」だ。ASUS台湾本社のデザインチームから、S101のデザインコンセプトが紹介されたが、従来のEee PCではユーザーにやさしい印象と心地よい使い勝手を提供するカーブを取り入れた「Smooth Curvers」と呼ばれるボディラインだったが、S101では「Smooth Curvers 2.0」と呼ぶ、角を持たせたシャープなボディラインを採用している。

 「Highly Mobile & Fashion Conscious」「Looking for Luxury」とASUSの資料にあるように、S101で重要とされたのは、高級感を感じさせるボディのデザインと質感だ。特に、光沢のある質感はイブニングバックから、そして、シャープなボディラインやデザインアクセントは高級腕時計やペンをモチーフとして取り入れているという。

 S101でもカラーバリエーションモデルが用意されるが、従来のEee PCのようなパステル調ではなく、つややかで光沢を持たせた質感と、シャンパンゴールドやダークブラウンといった高級感のある色調を採用している。


ASUS台湾本社のデザインチームが紹介するデザインコンセプト。従来のEeePCで採用された「Smooth Curvers」と呼ばれるボディラインと(写真=右)、S101で採用された「Smooth Curvers 2.0」と呼ばれる角を持たせたシャープなボディライン(写真=右)

S101の光沢感はイブニングバックから(写真=左)、そして、シャープなボディラインやデザインアクセントは高級腕時計やペンをモチーフとして取り入れている(写真=右)

S101のカラーバリエーションは、従来のパステル調ではなく、シャンパンゴールドやダークブラウンといった高級感のある色調を用意している

 台湾で行われた発表会で明らかになったS101の正式スペックは以下のとおり(2008年10月7日、18:00に追記)。

S101 主要スペック
OS Windows XP Home Edition、GNU Linux
CPU Atom(N270を搭載しているが、スペック表では明らかしていない)
チップセット Intel 945GSE Express+ICH7-M
液晶ディスプレイ 10.2型ワイド(LEDバックライト)、最大解像度1024×600ドット
有線LAN 10/100Mbps
無線LANN IEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth V2.0
メモリ DDR2 1Gバイト
ストレージ SSD 16Gバイト/32Gバイト/64Gバイト(Eee Storage 30Gバイト)
内蔵カメラ 有効30万画素
インタフェース アナログRGB、USB 2.0×3、有線LAN、4-in-1(MMC、SDメモリーカード、メモリースティック、同PRO対応)カードリーダー
バッテリー リチウムポリマー(36ワットアワー)
ボディサイズ 264(幅)×180.5(奥行き)×18~25(厚さ)ミリ
重さ 1キロ
ボディカラー ブラウン、シャンパン、グラファイト

 また、ASUSの日本市場担当者のコメントによると、日本では11月上旬の発表を予定しているとのこと(2008年10月9日、18:00に追記)。

デザインはよくなったが、スペックは別段普通。これで価格が高くなると・・・・、元も子もないような・・・。まあ、それでも日本のノートPCよりは安いだろうけど。

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Oct 07, 2008

スケジュール帳もアイデアも――コクヨ、1冊にまとめるカバーノート

スケジュール帳もアイデアも――コクヨ、1冊にまとめるカバーノート

コクヨS&Tは、2冊のノートを収納できるカバーノート「SYSTEMIC(システミック)」を発表した。スケジュール帳とアイデアノートなど、用途の違う2冊をまとめて持ち歩くことで、仕事上の手書き記録を一括管理できる。
2008年10月06日 20時36分 更新
 コクヨS&Tは10月6日、2冊のノートを収納できるカバーノート「SYSTEMIC(システミック)」を発表した。スケジュール帳とアイデアノートなど、用途の違う2冊をまとめて持ち歩くことで、仕事上の手書き記録を一括管理できる。発売は11月10日で、価格は1155円から。


(左)グレー・黒/赤・グレーの2色を用意。(右)ノートの表紙片面を差し込んで固定する

(左)表紙のポケットには筆記具や付せんなどを収納できる。(右)黒い表紙の横罫ノート「意匠ノート」が1冊付属する

 システミックは、ノートの表紙を差し入れて固定することで、2冊のノートをまとめて持ち歩けるカバーノート。コクヨS&Tが行ったノートの使い方調査によると、用途別の業務用ノートを2冊同時に使っているというビジネスパーソンが多かったことから開発されたという。


同時発売の「キャンパスダイアリー(フリータイプ)」 表紙は撥水加工が施されたポリエステルカバーで、筆記具や付せんなどを収納できるポケットが付いている。中身のノートを固定するポケットの奥行きを、従来のカバーノートよりも深くすることで、表紙片側を差し入れるだけでしっかりと固定できるようになったという。

 サイズはセミB5/A5/A6の3種類で、それぞれにシンプルな黒表紙デザインの横罫ノート「意匠ノート」が1冊付属する。日付を自分で書き込むタイプの「キャンパスダイアリー(フリータイプ)」(283円~)も同時発売し、「スケジュールのページと横罫のノートページが1冊になっているため、中身のノートとして最適」(コクヨS&T)。意匠ノート(168円~)も単体で販売する。

 高級感があってよい。手書き派にはこれくらいの大きさがないとまずいだろう。

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Oct 05, 2008

三菱化学メディア、3.5インチフロッピー販売終了へ

三菱化学メディア、3.5インチフロッピー販売終了へ

三菱化学メディアは、3.5インチフロッピーディスクの販売を2009年3月末に終了する。製品に使われる磁気ディスクの生産が終わるため。
2008年10月03日 15時31分 更新

三菱化学メディアのフロッピーディスク製品情報ページ 三菱化学メディアは、3.5インチフロッピーディスクの販売を2009年3月末に終了する。製品に使われる磁気ディスクの生産が終わるため。

 Windowsフォーマットの17製品と、Macintoshと256フォーマットそれぞれ1製品の全19製品で販売を終了する。「供給継続の方向性を探ったが、今後とも安定的に供給することが困難という結論に至り、販売終了を決めた」という。

 3.5インチフロッピーディスクは、国内メーカーではソニーや日立マクセルなどが販売を続けている。

さすがにFDDを必要としているユーザーはそう多くないはず。今の市場規模がどれくらいかはわからないが、むしろ遅すぎるくらいの決定?

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新築マンションは低迷なのに……中古が売れている理由

新築マンションは低迷なのに……中古が売れている理由

新築マンションの販売が低迷している一方で、中古マンションの市況が活性化している。新築物件に手が出ない購買層は割安な中古物件に流れているようだが、市場の活況がどこまで続くかは不透明のようだ。
[FujiSankei Business i.]
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 新築マンションの発売低迷と対照的に中古マンションの市況が活性化している。不動産調査会社の東京カンテイの調査によると、2008年6~8月の発売件数は5万9460件で、前年同期比16%増となった。

 3カ月ごとの件数をみると、前年同期を上回るのは3期連続。新築マンション価格の高騰に手が出なくなっている購買層が、割安な中古物件に流れているとみられる。ただ、今後は郊外部などで新築マンションの値引き販売がさらに激しさを増す見通しで、購買層の手の出る価格に落ち着くとみられる。中古マンション市場の活況がどこまで続くかは不透明だ。

安さが魅力の中古物件
 中古マンションの発売件数を3カ月ごとにみると、2007年9月~11月は前年比0.65%減とわずかに落ち込んだが、2007年12月~2008年1月は同19%増、2008年3~5月は同45%増、6~8月は同16%増と、いずれも前年を上回った。

 この数字は、新築マンションの発売の落ち込みと対照的。不動産経済研究所の調べによると、新築マンションの今年上期の首都圏の発売件数は前年比23.8%減で、平均契約率も63.9%と、1992年以来の60%台をつけ低迷。年収の4~5倍が最適な購入価格といわれる中、都心のマンションは8倍にまで高騰しているため買い手がつかず、業者も供給ペースを絞っているのが原因とみられる。

 そんな中、中古物件の安さは消費者にとって魅力的だ。「郊外に行くほど安くなり、場合によっては半額になっているケースもある」と語るのは、東京カンテイの中山登志朗上席主任研究員。みずほ証券の石沢卓志チーフ不動産アナリストは「中古の最大の魅力は価格の安さ」と指摘する。

 ただ、中古マンションの価格は、新築マンションに引っ張られて上昇。今年8月の首都圏中古マンションの価格は3082万円で、前年同月比3.1%増となった。立地がいい都心では、中古マンションも新築並みに高くなっており、「価格の安さという魅力が薄れている」(石沢氏)。新築マンションは、今後1~2年の価格調整を経て需要が反転するとみられ、中古市場の活況も長くは続かない見通しだ。

「住宅履歴制度」で広がる市場
 日本の中古住宅の流通は、欧米に比べて遅れている。国土交通省の推計では、住宅流通市場における中古住宅のシェアは約1割、十数万戸程度とみられる。一方、英国では9割、米国では8割に上るという。

 日本で流通が進まない理由について、住宅業者は「日本人は他人がつけた汚れは許せない」と指摘。また、「どんな不具合や修理があったか、住宅の履歴がよくみえない」「適正価格が不透明」といった消費者の不安感もあるとみられる。

 しかし、国交省は今後、少子高齢化が進み、人口減が予測されることから、新規に住宅を造り続けるビジネスモデルは崩れるとみており、中古住宅の流通市場整備を急ぐ考え。

 中古住宅の取引シェアを2003年度の13%から15年度には23%に増やす目標で、リフォームや修繕履歴を記録する住宅履歴情報制度の整備を検討しているほか、すでに各地の取引価格を確認できるインターネット検索サービスを提供するなどしているが、本格普及のためには、官民一体となった“啓発活動”が必要だ。

 不動産はこれから下がって当たり前。もう、新しいマンションどかどか建てている場合でもないだろ・・・。

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Oct 04, 2008

ウォール街の「壮大な」リスクマネジメント崩壊 (1/3)

ウォール街の「壮大な」リスクマネジメント崩壊 (1/3)

ウォール街の現在の危機は、IT業界にもっとシリアスな問題が近づきつつあることを警告する経済的な心臓発作にすぎないかもしれない、とITの専門家たちはささやく。
[Chris Preimesberger,eWEEK]2008年10月03日 14時43分 更新

 ウォール街の現在の危機は、IT業界にもっとシリアスな問題が近づきつつあることを警告する経済的な心臓発作にすぎないかもしれない、とITの専門家たちはささやく。RSAの著名なデータセキュリティエグゼクティブは、リスクマネジメンがコントロール不能になったと話す。コンシューマー向けの製品を開発するIT企業は、今後、デザインが新しい、あるいはより高性能になったというだけで、無理に買い換える必要のない人々に新製品を売りつけることは難しくなるだろう。iPodのように。

 ニューヨークとワシントンを襲った2001年9月11日の同時多発テロ以降最悪となった今回の株価暴落は、米国のすべての企業に打撃を与えた。IT産業もまた、ソフトウェア、ハードウェア、関連サービスを含め、すべて例外ではなかった。実際のところ、金融機関は本質的に最も重要なITの消費主体だ。事実上すべての業務をWebやITシステム上で行っているだけでなく、ウォール街の危機がもたらす影響についても、すべてITツールやサービスを利用して記録、分析を行っている。

 ウォール街の分析では、経済的損失をくい止め、納税者と企業を保護するために連邦政府が打ち出そうとする政策の不確実性と、投資家たちが失った莫大な資金は、いずれも1つの決定的な要因を暗示している。すなわち、金融セクタにおけるリスクマネジメントメカニズムの崩壊である。「今回の金融不安は、貧弱なリスクマネジメントが引き起こした壮大な失敗例だ」と指摘するのは、世界最大のデータセキュリティ会社の1つとして知られるEMCのRSAセキュリティ部門社長、アート・コヴィーロ氏である。

 EMCは世界最大の外部ストレージメーカーであると同時に、仮想化のVMwareやコンテンツ管理プロバイダーのDocumentumを配下に置く巨大コングロマリットだ。同社は9月29日の株価下落で、時価総額235億ドルの10%近くを失った。

 「われわれはこうした危機を回避する仕組みをいくつも用意している。しかしビジネスには常にリスクがある。規制当局や企業は、今日のビジネスのスピードを十分認識していなかったようだ」とコヴィーロ氏は語る。

 「また最近の複雑な金融商品の場合、20代、30代の若い人々が背景のリスクを考慮せずに構築したシステムをちゃんと理解するには、応用数学の博士号レベルの知識が要求される。ビジネスのスピードとそうした複雑さとが絡み合って、さらに大きなリスクが形成されていたにもかかわらず、そのリスクを誰1人評価しなかったことが今回の事態を招いた」

 ビジネスが猛烈なスピードで進むこと自体は悪い話ではない、とコヴィーロ氏は言う。それによって企業の生産性は大きく上昇するからだ。

 「ただし、それとともにリスクが高まることも理解しなければならない。そこに新たなビジネスリスクが生まれ、それがそのままITリスクへ受け渡される。なんとなれば、今日のビジネスのほとんどはIT環境において実行されるからだ。リスク低減のポートフォリオとリスク報酬の方程式を改善するために何かしなければならないとすれば、それはまさに今である」

IT企業への影響はさまざま
 Enterprise Strategy Groupのストレージアナリスト、ブライアン・バビノー氏は今回の金融危機について、IT業界全体に影響を及ぼしているが、それぞれの企業によって状況は異なると指摘する。

 「まず、IT購買の大部分は、資本、短期リース、そのほかのメカニズムによって行われる」とバビノー氏。「そして購買企業の多くでは、資本へのアクセスが明らかに以前より困難になりつつある。その傾向はすでに2週間前から顕著で、エンドユーザーはITを購買するための資金調達ができなくなっている」

 ただ、非裁量支出の項目に注目すると、ストレージ購買はたいていトップに来る。「仕事をすると新しいデータが生まれ、それを維持管理するためのストレージが必要になるからだ」とバビノー氏。

 「いまストレージ産業に降りかかっていることは、第3の選択肢といえるかもしれない。つまり購買の延期だ。例えば、バックアップソフトウェアであれば、ライセンスを延長したり、サイトライセンスなどの別の契約に切り替えるようなものだ。そういった意味で、業界はもっとクリエイティブになる必要があるだろう。しかし、ハードウェア産業全体を見れば、明らかに現行投資からの利益を短期的に最大化しようと動いている」

 金融機関がリスクマネジメントなどできないことが白日の下にさらされた訳だな今回の金融危機は・・。

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Oct 03, 2008

どうなる、こうなる首都圏の鉄道網――(1)横浜エリア編 (2/3)

どうなる、こうなる首都圏の鉄道網――(1)横浜エリア編 (2/3)
[杉山淳一,Business Media 誠]
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18号答申が挙げている順に、今後整備されるべき路線を「概要」と「現状」に分けて紹介していく。

 タイトルに付いている「【数字】」は、答申で振られている番号を示す。答申では1項目が示す路線の範囲が大きいため、便宜的に(1)、(2)と分割して表記する路線もある。また、「現状」の部分では筆者の所感を多分に含んでいることをご承知願いたい。地図はGoogle Mapsより引用し、将来どのように鉄道が走るかを赤線で大まかに示した。

【01】横浜3号線の延伸
横浜3号線延伸計画の概要
 横浜市営地下鉄3号線は、JR根岸線の関内駅と東急田園都市線のあざみ野駅を結ぶ区間で開業している。現在は同1号線と一体的に運用されており、湘南台駅からあざみ野駅までを「ブルーライン」と称している。18号答申では、あざみ野駅からさらに北進し、すすき野を経由して小田急線の新百合ヶ丘を結ぶ路線が提案されている。

横浜3号線延伸計画の現状
 横浜市北部には東急と小田急があり、両社は東京都心から放射状に路線を伸ばしている。この「ヨコ糸」が強いため、横浜市住民といえども東京志向が強く、“横浜都民”という言葉もあるほどだ。

 3号線の延伸計画は、この地域に「タテ糸」を造り、鉄道空白地帯を解消することと横浜都心を中心とした地域作りをすることを目指している。しかし、横浜市交通局は現在財政難で、地下鉄やバスなどの公共交通事業を見直す時期にある。そのためか、次項のグリーンラインより優先順位は低いようだ。


出典:Google Map
【03】横浜環状鉄道
横浜環状鉄道の概要

グリーンライン 元町-根岸-上大岡-東戸塚-二俣川-中山-日吉-鶴見を結ぶ環状の路線。このうち中山-日吉間が2008年3月に横浜市営地下鉄4号線「グリーンライン」として開通した。路線図としては「C」の字になるが、横浜市の構想としては元町駅で「みなとみらい21線」と連絡し、横浜駅に達する状態を「環状」ととらえているようだ。

横浜環状鉄道の現状
 JR横浜線中山駅と東急東横線日吉駅を結ぶ先行開業区間は、これまで東京へ遠回りしていた横浜線沿線の人々を東横線に誘導する役目を果たしている。そのせいか平日の日中でも、4両編成の電車は座席が埋まり、立ち客もいるという混み具合だ。しかしそれでも輸送量は建設前の見込みを下回っている。

 また、本来は横浜を中心とした放射環状路線を計画しているにもかかわらず、結果的に横浜都民の移動を助けるという皮肉な状況にもなっている。環状線は環状を完成し、放射路線をつながなければ本領を発揮しない。しかし、横浜市交通局は企業債の利子負担が重く、営業黒字にもかかわらず経常赤字という現状。当面は新規投資よりも借金の返済を優先したいようだ。


【05】神奈川県東部方面線(仮称)
神奈川県東部方面線(仮称)の概要
 JR相模線の二俣川と東海道新幹線の新横浜、東急東横線の大倉山を結ぶ計画。新横浜駅を核とし、相模鉄道を分岐して新横浜へ、東急東横線を分岐して新横浜を結び、両線を直通して相模鉄道沿線から東京都心へのアクセスを狙った。

神奈川県東部方面線(仮称)の現状
 18号答申は東京へのアクセスを主眼に置いており、横浜中心構想の横浜市とは相いれない部分もあった。また、相模鉄道は新横浜が横浜駅に近く、既存路線の旅客のスライドに終わることを危惧していたと思われる。そのため計画は進まなかった。

 2004年、相模鉄道西谷駅とJR貨物線羽沢駅に短絡線を建設する案が浮上する。相模鉄道としては既存の横浜方面を維持しつつ、湘南新宿ライン経由新宿へのアクセスで新規旅客を獲得するチャンスと判断したようだ。

 一方、この路線が実現すると、東急としては相模鉄道から横浜駅経由で乗り換える東横線の客を失う。そこで東急と相鉄は共同で日吉-新横浜-横浜羽沢を結ぶ路線を計画した。この2つの案が結果的に神奈川県東部方面線の機能を有するため、国土交通省と横浜市も新路線案を新東部方面線として推進することになった。

 横浜市にとっては横浜都民の便宜を図ることになったが、相模線沿線、東横線沿線から新横浜にアクセスしやすくなるため、他地域から新横浜への流入も期待できる。なお、相模鉄道はJRとの直通を2015年度予定、東急は相模鉄道との直通を2019年4月予定と発表している。

 計画は壮大なのであるが、はたして財源は・・・。神奈川を縦に結ぶ路線の充実は前から望まれるところではあるものの、多摩モノレールの例などをみると果して採算に乗るのか疑問。

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Oct 02, 2008

コストと時間を削減 今だから導入したい中小企業向け「遠隔会議システム」

コストと時間を削減 今だから導入したい中小企業向け「遠隔会議システム」

大企業だけかと思いきや、近ごろは中小企業の導入例も増えたきたという「遠隔会議システム」。その現状は? メリットは? 導入する前にまず基礎知識を固めておこう。 2008年10月01日 22時55分 更新  現在は電話やFAX、メールなど多様なコミュニケーションツールが活躍しているが、やはりここ一番という時、顔を合わせて話すのに勝るコミュニケーションはないだろう。

遠隔システム導入で出張がなくなる?
 しかし、そうはいっても出張にかかる費用と時間は、企業にとって常に頭の痛い課題である。航空機などのチケットや宿代といった直接的な出費はもちろん、それらの手配業務もばかにできない。また、各拠点の会議参加者にしてみても、お互いのスケジュールを調整したり、わずかな対面のために多大な時間を割いたりするのも面倒だろう。そんな出張業務の手間を省くためのツールが「遠隔会議システム」である。そしてこれこそが、遠隔会議システム導入の最大のメリットなのだ。

 とはいえ「どうせ大企業向けの高額システムだろう」と考えて、検討さえしたことがない中小企業も、まだまだ多いのではないだろうか。しかし現在、遠隔会議システムをとりまく環境は大きく変化している。2000年あたりまで主流であった1対1(ポイント・ツー・ポイント接続)の通話システムに代わり、現在は複数個所の人間が同時に会話できる多地点会議システム(MCU:Multi Control Unit)を提供するメーカーが増えてきているのだ。

 また、遠隔会議システムのサービスも幅が広くなってきており、中小から大企業までの各ニーズに応えるさまざまな製品が登場している。特に専用機器を必要とせず、一般のPCを利用するシステムは手が届きやすい。こうしたサービスでは、1ユーザー当たりの初期費用も10万円を切るので、うまく活用して出張を削減すれば、すぐに元が取れるだろう。もはや一昔前のような大企業のぜいたくではなく、コストと時間を削減するためのツールなのである。

 「テレビ電話」「ビデオチャット」「Webテレビ」など多くの呼称を持つ遠隔会議システム。遠隔地にいる社員同士が同時に話すことを可能にする遠隔会議が、これからのオフィスワークを大きく変えることは間違いないだろう。

 遠隔会議システム、うまく使えば相当力なると思われるが、意外と使いこなすためのノウハウが語られていない。

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Oct 01, 2008

世界最小最軽量のBlu-ray Discドライブ内蔵モバイルノート――「VAIO type T」

世界最小最軽量のBlu-ray Discドライブ内蔵モバイルノート――「VAIO type T」

シリンダーフォルムを採用したモバイルPC「VAIO type T」の最新モデルは、あらゆる面で“エレガント”に進化したのが特徴だ。
8ビットパネルを採用したクリアソリッド液晶を搭載

フルモデルチェンジした「VAIO type T(TTシリーズ)」 VAIOのモバイルPCとして、先進の技術を集めた「VAIO type T」がフルモデルチェンジを果たした。Centrino 2プラットフォームの採用で基本性能を高めつつ、Blu-ray Discドライブの内蔵やHDMI端子の実装、ノイズキャンセリング機能の搭載と新機能がめじろ押しの製品だ。店頭モデルのラインアップは、メモリやHDD容量、光学ドライブの違いで2モデルと従来機の倍になった。発売は10月4日の予定だ。

 最大の特徴は、279(幅)×199.8(奥行き)×23.5~30.7(高さ)ミリと、これまでとほぼ同じ(277×198.4×22.5~29.8ミリ)ボディサイズを維持しながら、Blu-ray Discドライブを実装したことだ。あわせて11.1型ワイド液晶ディスプレイも、画面解像度こそ1366×768ドットのままだが、新しい白色LEDを採用することでNTSC比100%の色再現領域を実現したクリアソリッド液晶に生まれ変わった。1677万色表示を実現する8ビットパネルを採用することで、Blu-ray DiscをはじめとしたHDコンテンツも階調豊かな映像で楽しむことが可能だ。液晶ディスプレイ表面にハードコーティング処理を施して、細かいキズがつきにくくしているのも心強い。自社製のサウンドチップ「SoundReality」を備え、さらにノイズキャンセリング機能を実装して対応ヘッドフォンが付属するなど、サウンド面の向上も見逃せない。ワンセグ機能も従来どおり実装済みだ。


世界最小最軽量のBlu-ray Discドライブ搭載PCが新type Tだ(写真=左)。搭載するVGN-TT70Bの重量は約1.31キロとなる。BD-R/REの書き込みは1層が2倍速、2層が等速だ。口径13.5ミリのノイズキャンセリングヘッドフォンが付属する(写真=中央)。オプションの新ドッキングステーション「VGP-PRTT1」はDVI-D端子が追加された(写真=右)。実売価格は2万円前後の見込みだ

 「VAIOエナジーセーブテクノロジー」と呼ばれる省電力設計も特徴で、照度センサの内蔵やバッテリーのセル劣化を防ぎながら急速充電を行う「インテリジェントチャージ」の実装も見どころだが、ACアダプタのサイズは夏モデルに比べて二回りほど大きくなっている。

 初代VAIOノート「PCG-505」シリーズから受け継ぐシリンダーデザインを継承しながら、ボディデザインはこれまでの直線基調から丸みを帯びたものに変わり、液晶ヒンジ部からパームレストまで一体成型となった。加えて液晶ディスプレイ天面のカーボンファイバ層を1層増やしたり、底面のカーボン素材を3辺折りにしたりして剛性を高めている。


店頭モデルのシルキーブラック。アイソレーションキーボードは健在だ

従来機に付属していたACアダプタと新モデルの比較。急速充電機能を備えたため、サイズはかなり大きくなってしまった。新ACアダプタのサイズは45.7(幅)×106(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量はケーブル込みで約270グラムある

直販では256GバイトSSD+Blu-ray Discドライブも選択可能
 システムはIntel GS45 Expressチップセットを中心に、CPUはCore 2 Duo SU9300(1.2GHz)、メモリはPC3-6400対応となり、FSBも533MHzから800MHzに引き上げられた。メモリスロットが2基に増え、標準でデュアルチャネル対応となったほか、1.8インチHDDの回転数も4200rpmから5400rpmとなり、容量も160Gバイト/120Gバイトに増えている。細かいところでは、FAXモデム機能は省かれてBluetoothがVer.2.1+EDRにバージョンアップした。 バッテリー駆動時間は標準の6セルで約10時間、大容量で約15時間となっており、充電時間はそれぞれ約3.5時間、約5時間(急速充電時)だ。OSは両モデルともWindows Vista Home Premium(SP1)で、オフィススイートのOffice Personal 2007(SP1)が付属する。

 上位モデルのVGN-TT70Bは4Gバイトのメモリに160GバイトのHDD、Blu-ray Discドライブを搭載して実売30万円前後、下位モデルのVGN-TT50Bは3Gバイトのメモリ(2Gバイト+1Gバイト)に120GバイトのHDD、DVDスーパーマルチドライブという構成で実売価格は約24万円前後の見込みだ。重量はVGN-TT70Bが約1.31キロ、VGN-TT50Bが約1.27キロとなる。

 そのほか、直販のソニースタイルで購入できるVAIOオーナーメードモデルでは、256GバイトのSSD(128GバイトSSD×2のRAID 0構成)やSSD+Blu-ray Discドライブ、SSD+2.5インチHDDなどの組み合わせが選択可能だ。カラーバリエーションはプレミアムブラック、バーガンディーレッド、グレースゴールド、シルキーブラックで、柄バリエーションではロイヤルオーナメント、フレグラントフラワー、ノーブルテキスタイルがラインアップされている。また、ソニースタイルのサービスセンターに持ち込むことで、SSD容量のアップグレードが行える(2.5インチHDDモデルは除く)サービスが新たに提供される。

 ミニPCが当然のように出てくるといくらブルーレイがついているとはいえ、このプライスは・・・。世界的にみればこの手のノートPCを使うユーザーもまだまだいるだろうが、ある意味消耗品になりつつあるPCでこの値段は・・・。

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