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Aug 31, 2008

Googleは消える

Googleは消える (3/3)

ほかの誰かなら  昨年度の総売上166億ドル、株価483.01ドル(8月25日現在)、時価総額1580億ドルのGoogleに対して辛らつな予測をすれば、読者は気でも狂ったかと思うだろう。しかし、わたしの稼ぎは、ほかの人と少し異なる視点を持つことによってもたらされる。2003年の夏、「Windows Vistaは2006年まで出荷されない」と予測したとき、わたしは人々の冷笑を浴びた。しかしどうだ。結局、MicrosoftがVistaを出荷したのは、それよりずっと後だったではないか。「Googleは消え去る」---それはまさにMicrosoftの願いだ。ただし、Googleがどこかへ行ってしまうわけではない。現在のコースより少し外れるだろう、というのがわたしの予測である。

 成功する企業には1つの共通した特徴がある。パーセプションの管理に長けていることだ。Googleは若い会社で、株価も高く、検索と検索広告市場で高いシェアを握っているため、それが容易だ。しかし、そうしたパーセプションには議論も多い。別の方向からGoogleを見れば、同社は最近の買収戦略のほぼすべてにおいて、企業価値を最大化することに失敗している。代表的な例としてはYouTubeがあるが、わが同僚のクリントはその他にも、GrandCentral、Jaiku、Postini、Zingkuなどのケースを挙げる。そしてAndroidだ。

 トラブルの兆しは他にもある。「GoogleはSECに提出した資料の中で、AOLに対する10億ドルの投資が減殺されたとしている。どうやら投資は失敗に終わったらしい」とクリントは言う。検索と検索広告は大ヒットしたが、Googleがメディア会社であったならば、もっと大きな成功を手にしていたかもしれない。

 Googleのコアビジネスに広がりはなく、深さも十分とは言えない。対照的に、MicrosoftやYahooは幅広い製品とサービスのポートフォリオを誇る。両社は今日、検索市場で成功していなくても、明日もっと別な場所で成功できるだろう。Googleはよほど大きな変化がない限り、そろそろ本質をさらけだすときが近づきつつある。もしまだすごいアイデアがあるというのなら、早くそれを見せてもらいたいものだ。

 Googleの問題は、他社の優れた技術を次々に飲み込んでいった結果、資産の大部分が混沌としてしまったことだ。GoogleはWebの仲介業者のようでもあり、自動車のセールスマンのようでもあり、金融ブローカーのようでもある。あるいはパラサイトのようだ、と言えるかもしれない。人々の情報を刈り取るグーグルの手法そのものにも限界がありそうだ。情報はエンドレスだが、人々が本当に必要としているものは少ない。成長の限界が明らかになってくれば、Googleもポジティブなパーセプションを維持することが難しくなるだろう。Googleの株価に真の姿が反映される日は、いつか必ずやって来る。

 Googleに関しては、笑えない皮肉がささやかれている。情報検索をビジネスにしている会社だけあって情報開示には慎重だ、というものだ。Googleの内部情報は厳重にガードされている。Googleの支配圏では、情報は常に一方通行である。同社のビジネスモデルを考えれば、それはあまり奇異なことではないのかもしれない。他者の情報をかき集め、利益を得ることにかけては、Googleの右に出るものはない。

 どうやら「it takes one to know one(分かるやつには分かる)」という言い回しは、Googleにも当てはまりそうだ。彼らは好奇の目から情報を保護するために、ほとんどディスクロージャーしない。そう、あなたの近所に住む詮索好きの人は、いつも自分の家のカーテンを閉めているだろう?

過去のニュース一覧はこちら

googleも消えやしないだろうが、M&Aがどうも失敗続きであるとか、新規事業のマネタイズができていないとかいろいろ気になる点は多い。いずれ株価が正常なものになるだろうし、「神話」が現実に晒される日は意外に近いのではないか。

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Aug 22, 2008

第1回 どこでも片手でEメール――「BlackBerry」がやってきた

第1回 どこでも片手でEメール――「BlackBerry」がやってきた

 

欧米で人気を博しているモバイル端末&サービスの「BlackBerry」。国内向けにはドコモが端末とサービスを提供しており、この8月からは個人ユーザーも利用可能になった。この端末の使い勝手をさっそくチェックしていこう。
BlackBerry 8707h。横長のQVGAディスプレイにQWERTYキーボードを備える。もちろん通話も可能だ

 BlackBerryは、欧米で人気を博しているモバイル端末&サービス。国内ではこれまでドコモが法人向けに提供していたが、この8月からは個人での利用も可能になった。

 ドコモが日本市場向けに提供するのは「BlackBerry 8707h」(以下8707h)。3G(W-CDMA)と2G(GSM/GPRS)に対応し、国内ではFOMAネットワークで利用することになる。端末自体は2年ほど前に登場したもので、当初はメールやブラウザなどの限られた機能のみが日本語化されていたが、今ではメニューなども含めたほぼすべてが日本語化されている

 8707hは幅広タイプのストレート端末で、片手でも両手でも操作できる小型のQWERTYキーを搭載。通話やEメール、SMSの送受信に対応するが、iモードやiモードメールは利用できず、基本的には従来からドコモが販売しているスマートフォンと似たような位置付けになる。iモードは利用できないものの、フルブラウザが搭載されている点も同様だ。

 端末価格は3万1500円と、スマートフォンとして見ればけっこう安価。手持ちのFOMA回線(USIM)を利用する場合にもこの価格であり、インセンティブなどは反映されていないようだ。

左はNokiaのスマートフォン「E61」、右はドコモのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「P905i」。8707hは、音声端末の横幅をそのまま広げたようなサイズだACアダプタはワールドワイド仕様(100~230V対応)で、プラグ部分はコンセントの形状に合わせて交換できる。充電用のコネクタはminiUSB形状だが、市販のUSB充電ケーブルを使ったPCのUSBポートからの充電はできないようだ(左)。QWERTYキーボードはキー数が絞り込まれたタイプで、片手での文字入力もしやすい(右)

 BlackBerryの最大の特徴といえば、やはりメール機能だ。個人で利用するには「BIS」(BlackBerry Internet Service)サービスに契約する必要があり、自動受信が可能な「~@docomo.blackberry.com」のメールアドレスが提供される。さらに10個までのISPメールのアカウントを登録でき、メールの自動受信と送信が可能だ。

8707hの待受画面。3つのISPメールを設定しており、全てのメールが一覧できるアイコンと合わせてメールアイコンが4つになっている。新着メールがある場合には、赤いマークがアイコンに表示される

 メール以外にもスマートフォンとしての機能を一通り備えており、WebブラウザやPIM、複数のBlackBerry端末間でチャットできるメッセージングサービス「BlackBerry Messenger」などの機能を装備する。Googleの各種サービスとの連携も強力で、GoogleマップやGoogle Talk、内蔵スケジューラーとGoogleカレンダーを同期するGoogle Syncなどが提供されている。
ISPの設定はとても簡単

 まずはメール機能を試してみようということで、ふだん利用しているISPとフリーメールのアカウントを複数設定した。メールはメールアドレスとメール用のパスワードの2つを設定するだけと設定は非常に簡単だ。BlackBerryのサーバ側でメールアドレスからメールサーバなどの設定を判断して自動設定するのだろう。メールアカウントの追加画面。設定が必要なのはこの画面の2項目のみで、Eメールの送受信機能を持つ他のスマートフォンと比べると格段に簡単だ(左)。3つのISPメールのアカウントを設定したところ。メールアカウントごとに細かな設定を行え、この点もケータイのメールアカウントにメールを転送するのと大きく異なる点だ

 なお、Gmailはリアルタイムでのメール受信が可能で、実際、Gmailに届いたメールは、数秒程度のタイムラグでBalckBerry端末に届いた。通常の音声端末でも、ケータイのメールアドレスに転送すればほぼリアルタイムで送れるが、8707hではGmailとして届くのが便利だ。もちろん受信したメールに返信するとGmailのアカウントで送信され、Gmailとしてメールを新規作成して送信することもできた。

 ドコモではGmail以外に4つの主要ISP(OCN、so-net、ぷらら、@nifty)を動作確認済みとしているが、これに含まれないspinnetのメールも問題なく送受信できた。

 Gmail以外のISPでは、メールがメールサーバに到着してからBlackBerry端末に届くまで5~10分程度のタイムラグはあるが、実用面で問題はなさそうだ。もちろん送信はほぼリアルタイムで行える。

 次回は、8707hのちょっと独創的なユーザーインタフェースに触れたい。

 使い勝手は良さそうなメール端末のBLACKBERRY.欧米人が使っているのをみるにつけちょっとしたあこがれがあるのも確か。ただ、すでに新しい端末もリリースされているだけに本命はそっちかも。

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Aug 21, 2008

減り続ける“魚屋さん”――若者を中心に魚離れ

減り続ける“魚屋さん”――若者を中心に魚離れ


街角にある鮮魚店の減少傾向に歯止めがかからない。スーパーなど量販店での利用者が増えたり、消費者の魚離れにより、この20年で半減。鮮魚店の減少によりアジやイカの消費が減少する一方で、スーパーが売りやすい輸入魚が売れているようだ。

[産経新聞]


 街角の鮮魚店の減少傾向に歯止めがかからない。スーパーなど量販店の利用が増えたためで、消費者の魚離れも加わり、この20年間で半減した。鮮魚店が扱うことが多かったアジやイカなどの購入も減少。「魚屋さん」の減少は、近海魚を中心とした日本独自の食文化にも影響を及ぼしている。
2万店割れ

 経済産業省の統計によると、平成19年の全国の鮮魚店は1万9709店と初めて2万店を割り込んだ。昭和63年には4万4000店もあったのに、20年間で半数以上が減った計算だ。

 半面、1カ所で野菜や肉など多くの食品が買えるスーパーの利用が増えている。大日本水産会調べ(19年度)では、家庭の水産物の購入先は77%がスーパーの魚売り場だ。水産庁によると、鮮魚店の減少に伴いアジやイワシ、イカという近海魚の消費が減少した。一方で規格がそろい、価格が安定し、一定量の確保が可能というスーパーが売りやすいマグロやサケなどの輸入が増えている。
悪循環

 最大の課題は鮮度管理の難しさにある。大手鮮魚店は「客足がスーパーに逃げれば逃げるほど、傷みやすい新鮮な魚は扱いにくくなる。干物などを増やすと、結果的に店の競争力が落ちて廃業するしかなくなる」とこぼす。

 野菜は仕入れてから2~3日は販売できるが、魚は包丁を入れると分単位で劣化が進む。いかに新鮮な魚を回転率よく売るかが、経営を左右する難しい商売だ。鮮魚店では、早朝から市場で仕入れて、夜までという長時間労働。「その上もうからない、では後継者は育たないし、店舗が増える要素は見つからない」(水産庁)という声が根強い。

 日本周辺には約3000種類の魚介類が生息し、多彩な魚食文化をはぐくんできた。だが若者を中心に魚離れが進み、1人当たりの購入量は昭和40年に比べて約3割減少している。
食い違い

 農林水産省の調査では、魚より肉を好む理由として、消費者は「鮮度や品質の良い魚介類が入手しにくいから」と指摘している。「地場の魚が食べられない」という不満も多い。

 大手鮮魚店によると、スーパーの魚売り場は解凍した魚も多く、「生魚」の比率は2割程度。繁盛する鮮魚店の「生魚」比率は5割とされ、東京魚商業協同組合の幹部は「多少割高だが、季節感があって素材や鮮度がいい魚は鮮魚店の方が多い」と胸を張る。

 しかし仕事などを抱える消費者は家事を短縮するために便利なスーパーでの買い物を選んでしまう。スーパー側は、経営面を考えて、どうしても日持ちする塩サケや解凍した魚の切り身などの販売を増やさざるを得ない。

 水産庁は「鮮度の高い魚を好む消費者の需要と、流通の食い違いが魚離れを加速させている」と分析している。

 冷静に考えて小売店は減少するのは鮮魚店だけではないだろう・・・。まあ、流通と実際の消費者の好みに乖離は生じているんだろうが・・・。

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Aug 20, 2008

auに何が起きたのか 独創性で巻き返し

auに何が起きたのか 独創性で巻き返し


auが1年前には予想もしなかったピンチを迎えている。相次ぐ開発遅延、市場を読み違えた料金戦略──端末開発と販売政策の歯車が狂い、修正を急ぐauだが、巻き返しの準備も進めている。

 KDDIの携帯電話ブランド「au」が、1年前には予想もしなかったピンチを迎えている。今年6月に契約純増数でNTTドコモに逆転を許したかと思えば、7月には電話番号を変えずに携帯電話会社を替えられる番号ポータビリティー(継続)制導入後初めて転出超過の屈辱を味わった。新しいライフスタイルの提案で若者に支持され、市場をリードしてきたauブランドの輝きは、ソフトバンクモバイルにお株を奪われた格好だ。auに何が起きたのか。KDDIの巻き返しが注目される。

(上)「ガラパゴス」から世界標準へ
相次ぐ開発遅延
携帯電話でジョギングやウオーキングのコースを記録し、地図上で表示できるKDDIの新サービス「auスマートスポーツ」。走行データは携帯でもパソコンでもチェックできる

 今夏のケータイ商戦の話題をさらったのは、ソフトバンクが7月に発売した「iPhone(アイフォーン)」。また、NTTドコモが8月から個人向けに販売を始めた「ブラックベリー」も、パソコンの機能を取り入れた高性能が売りだ。これら高機能端末は「スマートフォン」と呼ばれ、市場は活気づいている。だが、KDDIは昨年から開発を急ぎながら、1機種も発売できていない。

 「どのタイミングで製品を出すか検討している」

 小野寺正社長は7月の記者会見でこうかわしたが、関係者は「開発がうまくいかず困っている」と明かす。スマートフォンは販売台数こそ多くないが、携帯電話会社の技術力や先進性を示す役割を担う。派手なPR作戦を展開するアイフォーンを前に、KDDIは対抗策を打てない状況だ。

 スマートフォンだけではない。KDDIが昨秋発表した高機能端末向けの共通基盤技術「KCP+(プラス)」も、開発の最終段階で停滞。売れ筋機種の販売計画を狂わせ、今年前半の商戦の足を引っ張った。

 相次ぐ開発遅延には、同社特有の事情もある。

 ライバルのドコモとソフトバンクは、主力の第三世代携帯電話(3G)サービスで同じ通信規格を採用している。端末メーカーは市場シェアの約7割を占める両社には、同じ技術で効率よく製品を供給できる。

 一方、KDDIの3Gは異なる通信規格のため、メーカーは新たな仕様開発や部品調達を求められ、負担感が大きい。ドコモなどより販売台数が少ない分、開発や製造のコスト削減も難しい。シェアの差は、メーカーを含む開発力に直結するため、容易に解決できない構造的な課題なのだ。

 端末開発の自由度が狭まった結果、最近はKDDIの端末から特徴や独自性が失われたとも指摘される。得意の前衛的なデザインも他社に追随されてきた。
敗者復活戦

 不振に陥ったもう一つの原因は、市場の変化を読み違えた料金戦略にある。

 携帯電話会社は従来、毎月の利用料金を高く徴収する一方、その一部を販売店への補助金に回し、端末を「0円」「1円」などの格安で販売する料金プランの体系を構築してきた。

 そこへソフトバンクが昨年1月、毎月の基本使用料を980円と格安に設定し、代わりに端末代金は割賦販売方式で回収する新料金プランを導入。また昨秋には総務省が、端末代金と利用料金を明確に分離するよう行政指導し、これを受けたドコモも割賦販売と割安な利用料金による新料金プランへ軸足を移した。

 しかし、変化を嫌ったKDDIだけが、従来の料金体系を継続した。

 その結果、市場ではソフトバンクやドコモの明快な料金プランが支持を集め、小売店から「auのプランは売りにくい」と不満が噴出。商戦でみるみる失速し、6月にようやくドコモなどと同様のプランへ切り替えた。常にドコモに先んじて料金競争を仕掛けたKDDIが後手に回り、敗者復活戦を挑む格好だ。
auらしさ健在

 とはいえ、「auは若者に根強い人気を維持している」(携帯電話販売会社)のも事実だ。

 auの先進イメージには、他社に先駆けた音楽配信サービスが大きく貢献している。2002年以降、楽曲の一部を携帯に配信する「着うた」や、1曲まるごと配信する「着うたフル」を導入。06年には携帯向けとパソコン向けの音楽配信を組み合わせた「リスモ」を開始し、音楽も携帯も手放せない若者の心をがっちりとつかんだ。

 新機軸を次々に繰り出す創造性は、今年の新サービスにも表れている。

 携帯に搭載したGPS(衛星利用測位システム)を活用し、ジョギングやサイクリングで走ったコース、時間、消費カロリーなどを記録できる新サービス「auスマートスポーツ」を1月に開始。6月には端末の外装と、メニュー画面などの“中身”の両方を利用者ごとに変えられる「フルチェン」サービスを導入した。全く新しい携帯の使い方を提案するauらしいサービスといえる。
変化をチャンスに

 今後数年間に、携帯関連業界には大きな技術革新の波が訪れ、市場は新たな転換期を迎える。その変化をつかんで勝機にできるかどうか、KDDIにとっては正念場となる。

 最初の大波は、来年予定される次世代高速無線通信の商用化だ。激しい参入競争の末、2つしか与えられない免許を勝ち得たのは、新通信規格「WiMAX(ワイマックス)」の導入を目指すKDDI陣営と、次世代PHS規格を擁するウィルコムとなった。

 ワイマックスは毎秒最大20メガビット程度の高速通信を安価で提供できるのが特徴。KDDIは事業化にあたり、パソコンやカーナビ向けの無線インターネット接続サービスを本格化するほか、中小の通信事業者などに設備や回線を貸し出す新ビジネスにも乗り出す。

 さらに2010年以降は、3Gから次世代携帯電話規格(3・9G)への移行も控える。KDDIは3Gでの独自路線を捨て、ドコモや海外の主要事業者と同じ規格を採用する方針を表明した。他社との規格共通化で端末開発の制約がなくなれば、得意とするサービスの独創性で勝負できる場面が増えそうだ。

 端末開発と販売政策の歯車が狂い、修正を急ぐau。変化の激しい市場だけに、油断は即ピンチを招くが、好機も少なくない。KDDIは巻き返しの準備を静かに、だが着実に進めつつある。

 スマートフォンは用意できないしIPHONE獲得にも参戦できないし・・・。ユーザーにとっては不満も大きい最近のAU.今となっては強くアピールできる端末が出てこないのが大いに不満。

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Aug 18, 2008

Google ストリートビューは新しくない

Google ストリートビューは新しくない2008/08/18

 

日本国内でGoogle ストリートビューのサービス提供が始まった。実に感慨深い。というのも、いまから8年ほど前、とある起業家から「カーナビや今後のWeb向けに、ロードビューデータを整備したい」というビジネスアイディアを提案され、投資を検討したことがあったからだ。

意外と古いコンセプト
 斬新に見えるストリートビューだが、元はGIS(Geographic Information System:地理情報システム)の分野で確立された手法を利用している。

 やり方は至ってシンプルで、GPSなどを用いて位置と走行方向を記録しながら地域をくまなく走り、パノラマビデオカメラを使って撮影するだけだ。そのデータをポストプロダクションソフトウェアで処理すると、どの地点からでも、周囲360度を見渡せるデータに整備することができる。

 例えば、都内の道路総延長は2万4052キロメートル。そのうち道幅5.5メートル以下の道路1万6619キロメートルを除く、主要道路の7433キロメートルを時速10キロメートル、1日5時間で整備すれば148日間。経路の無駄やより狭い道路、作業分担を考えても、数千万円のコストで都内のデータ整備が完了するだろう。

 8年前の問題はデータ容量であった。仮に5メートルごとでイメージを保存する場合、主要道路7433キロメートルのストリートビューは148万枚のイメージとなり、画像1枚が100KBとして148GB。当時としては膨大な量である。仮に10分の1に圧縮できたとしてもDVDには収まらない。

問題はビジネス
 ビジネスとしてのデータ整備事業のポイントは、精度、量を武器に、先んじてマーケットを寡占化し、後発に参入余地を与えないことである。しかし、参入コストに対して、対象マーケットが小さな時点で参入してしまうと、データの陳腐化と累積損失が進み、競争力が付かない可能性がある。

 当時提案された事業計画では容量制限を考えて主要交差点のロードビューから始めることになっていた。しかし、それではたいした代金も取れず、参入障壁も築けない。また、不動産サイトなどへの応用も計画されていたが、その場合はビューデータの最新性への要求も高くなる。特に、あれば便利だが、不可欠とまではいえないサービスの採算性は読みにくく、当時はトータルで計算してみると採算性確保は困難と判断し、結局投資は見送った。

 その後、サービスの開始を見ることはなかった。ほかの投資家も二の足を踏んだのだろう。同様に、当時、米国西海岸で行われていたというほかの会社によるストリートビューサービスも、長らく日の目を見ることはなかった。

ドッグイヤーの終焉
 1990年代の後半から2000年の初めにかけては「ドッグイヤー」という言葉がもてはやされ、「スピードが勝負だ」と多量の資金を投下したサービス開発競争が行われていた。いくつかは成功を収めたが、大多数は採算ラインを超えられないまま赤字を垂れ流して消滅していったのである。黎明期のロードビューもそうしたサービスの1つだ。

 その後、ドッグイヤーの時代に消滅したはずのサービスはWeb2.0の時代に、「新しい斬新なサービス」として登場してくることになる。当時のITバブルに乗って株を売り抜けるためにはスピード、そして、先端的なイメージが大変重要であったが、当時も本当に重要だったのは、ビジネスモデルの練りこみと、サービス投下タイミングの見極めであったのだろう。

遺物再発見の勧め
 さて、Google ストリートビューだが、 グーグルほどの利益基盤を持てば、ほかのサービスと比べて相対的に安価な費用で、日本でもサービス提供可能だ。8年前と異なり、現在であれば、プライバシー問題に関しても大量の画像のチェックを、以前より低コストで行うことができる。つまり、進歩した画像解析技術により、ポストプロダクションで顔や自動車のナンバープレートの何割かは自動的に判別できる。

 さらに、Web監視技術を応用して、例えば、特定画像に対するアクセスの急上昇を管理し、“注意を引く画像”を特定できる。その後に人手による修正やアクセスブロックをかけることができるだろう。

 ドッグイヤー後のサービス展開で必要なのは、サービス面での奇抜な発想ではなく、採算に載せるバックエンド技術とコスト低減手法、そしてビジネスパートナーとのマッチングだろう。サービスアイディアならば、ドッグイヤー時代に消滅した事例から、失敗要因も含めていくらでも学ぶことができる。

少しの心配
 しかし最後に1つ心配なことがある。先端的イメージの維持のために、各種サービスの投入と獲得を続けてきたグーグルだが、YouTubeの事業採算化では、目的達成に苦労しているようにも見受けられる。ストリートビューに関しても、“話題になる”サービスであることは確かなのだが、CGMと異なり、データ維持コスト自体は下落余地が限られるサービスであり、このコスト負担を利益に結び付けられるのかは不明だ。ストリートビュー自体が、必須ではなく、あれば便利というサービスの性格は以前と変わりない。

 宣伝的サービスとして、費用/地域を限定してやっていればいいのだけど、ドッグイヤーに追い立てられたITバブル世代のように、先端サービス企業としてのイメージの維持のために利益を浪費する構造になってはいないのだろうか。

 温故知新。先端性を追い求める中での冷静さこそ、ドッグイヤーの教訓なのかもしれない。

冷静に指摘されると確かに発想自体は必ずしも新しいものではないかもしれない。ただ実際にやってのけた点、それも無料でサービスを提供し始めたことは高く評価したい。サービスをみると久し振りに衝撃を受けるレベルのサービスである。一方、コラムの文中にもあるとおり、どうやってマネタイズするのかは疑問。

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Aug 17, 2008

Ask.jp、検索エンジンをオーバーチュアに切り替え - 日本市場どうする?

Ask.jp、検索エンジンをオーバーチュアに切り替え - 日本市場どうする?

今年上半期はmahaloやSearch Wikiaといった編集型検索エンジンやセマンティック検索のPowerset(Microsoftが買収)など新興検索会社が目立った印象がありますが、日本国内はそれほど変化がありません。年初に百度が本格サービス展開しましたが次の一手がまだ見えてきません。

ところで先に日本に入って3年ほどの時が経つAsk.jpはどうしてるんだろうかとウェブサイトを見ていたところ、(これは私が知らなかっただけでしょうか?)驚きの記載がありました。

Ask.jpではオーバーチュア株式会社より提供を受けたロボット型検索エンジンをウェブ検索エンジンとして利用しております。検索エンジンは一定期間ごとに、新しいサイトをクロールし、インデックスへの追加・削除を行ないます。(Ask.jp サイトの登録/削除より)

これまでAsk.jpは米Ask.comの検索技術を採用していたのですが、いつのまにかオーバーチュア(=Yahoo! Search)に切り替わっていました。米Ask.comは最近ならAsk3Dなどユニークな検索技術そのものも競争力の1つですが、Ask.jpがそれのローカライズせず放棄してしまったのでは実質的なAsk.jpの存在意義がないように思えます。ここ最近は一発検索など次々とサービスを終了していたので事業戦略の見直しを進めているんだろうと思っていましたが検索エンジンまで変更してしまったのですね。最近はAskビデオへ経営資源を集中させているようですので、そちらで活路を見いだしていくということでしょうか。個人的には経路検索だけはいつもAsk.jpを利用していただけに残念です。

http://japan.cnet.com/blog/takawata/2008/07/27/entry_27012529/

もはや大多数のユーザーにとってはGOOGLEとYAHOOの2つがあれば大抵の用は足りてしまう。GOOやエキサイトを使うことはあっても副次的なものだし。なにか個性がないと・・・。

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本から必要な情報をくみ出す方法【チュートリアル編】

本から必要な情報をくみ出す方法【チュートリアル編】


せっかく読んだ本。その内容を自分の身にするにはどうすればいいのか? 対談編に続き、実践的読書法を解説します。A、B、C、Dに対応した手法を紹介しましょう。
2008年08月16日 10時02分 更新

 忙しいビジネスパーソンにとって読書に使える時間は限られています。だからといって、多くの本を手当たり次第に読みついでいくのは、費用対効果の面で疑問符がつきます。ここでいうところの「費用」とは、お金ではなく時間。本を読むのにかけた時間分の、あるいはそれ以上の効果を得ることを目指したいものです。

 →対談編はこちら

 そのためには、本を読む前に、その本からどんな情報を引き出したいのか、あるいは自分の行動のどのように改めたいのか、といった目的を明らかにしておくことが欠かせません。

 目的が明確になれば、あとは行動あるのみ。次の2つのアプローチが考えられます。
目的に沿わない個所は読み飛ばすことで、時間コストを下げる
目的に沿う個所はじっくり読み、必要なら時間をおいて読み返すことで効果を引き上げる

 つまり、おいしくないところは徹底的に食べないようにするか、おいしいところだけを重点的に食べるか、ということです。今回は後者のアプローチについて具体的な方法をご紹介します。
思考の中断を防ぎながら「パンくず」を落としていく

 本を読みながら「ここは重要だ」とか「後でやってみよう」と思った個所があれば、後から読み返すことができるように目印をつけておくことです。いわば「パンくず」を落としていきます。方法としては次の3つがあります。
ペンで傍線を引く
ページの角を折り返す
つめで跡をつける

 該当個所に線を引いてしまうのが最も分かりやすい方法ですが、手元にペンがない場合は、ページの角を折り返すといいでしょう(この方法は、犬の耳が垂れるさまに似ていることから「ドッグイアー(dog ear)」と呼ばれています)。

 さらに、そのページを折り返すきっかけとなった行を後から知るために、ページの角をその行を指し示すように折ると探す手間が省けて便利です。

 あるいは、以下のように該当行の上部につめで傷をつけるという方法もあります。これとドッグイアーとを組み合わせることで、同じ見開きページ内に複数の「後から読み返したい」個所あるケースにも対応できるようになります。
折り返した角がページ内の「なるほど!」個所を示すようにする
「なるほど!」個所につめで傷をつけている

「パンくず」を回収しながら重要な個所を見極める

 このようにして、「パンくず」を落としながら一度最後まで通読し終えたら(あるいは、目次から読むべきと判断したページに目を通し終えたら)、「パンくず」を1つ1つ回収していきます。やるべきことは次の3つです。
折り返したページを開く
次に何をすべきかアクションを決める

 大切なことは、読んでいる過程でキャプチャー(捕捉)した「ここは重要だ」とか「後でやってみよう」といった取っかかりを放置しないことです。せっかく落としたパンくずも放っておけば「トリ」たちに食べられてしまうでしょう。つまり、「なぜこのページを折ったんだっけ?」ということになってしまうのです(実際、トリは3歩あるくと忘れるといいますし)。

 具体的には、以下のような基準で分類していきます。基準 内容 名称
A 期限を決めた上ですぐにやってみる アクション
B 期限を決めた上で、話すべき人を1人決めて話す ブリッジ
C 期日を決めた上で寝かせる(もう一度吟味したい場合) キャリーオーバー
D なかったことにする ドロップ

 Aは、本を読んで行動を変えることを意味します。紹介されている考え方や方法に従ってみるのです。その際、期限を決めることが重要です。普段使っているタスクリストに組み込んでしまうといいでしょう。さもなければ、「いつかやろう」ということで、結局やらずに放置されてしまいかねません。

 Bは、チーム内でぜひその内容をシェアしたい、と思える人に話して聞かせる(橋を架ける)というアクションです。定例ミーティングのレギュラー項目にするのもいいでしょう。最近読んだ本のうちチームメンバーにぜひ聞かせたいという内容を発表する、という時間を設けるようにすることで、読書のモチベーションを引き上げる効果も期待できます。

 Cは、すぐには行動は起こせないが、引っかかるのでもう少し寝かせて様子を見たい場合です。これについては期日を決めて、リマインダーをセットすることで、確実に実行されるようにしておくといいでしょう。

 Dは、あらためて読み返してみたら、たいしたことはなかった、という場合です。

 今回ご紹介した分類基準はあくまでも筆者のものですので、読者の皆さんはぜひご自身の環境や目的に合わせてカスタマイズしてみてください。

現実にここまでやれば本の内容を抽出し、エッセンスを体得することも可能かもしれないが、読んでいる本の中でどれとどれについてやるのかの見極めも必要だな・・・。

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Aug 16, 2008

Apple、時価総額でGoogleを抜く

Apple、時価総額でGoogleを抜く

Googleの現在の株価は、上場時の約5倍。一方Appleの株価は、同じ期間に約10倍になっている。 2008年08月14日 10時45分 更新  米Appleが8月13日、株式時価総額で米Googleを追い抜いた。

 13日の取引終了時点で、Appleの時価総額は1588億4000万ドル、Googleは1572億3000万ドル。Googleの上場以来、AppleがGoogleの時価総額を上回ったのはこれが初めて。

 Googleは2004年8月に上場し、初値は約100ドルだった。同社株価はそれ以来上昇を続けてきたが、2007年11月の約714ドルをピークに、現在は約500ドルに下落している。Googleが上場した当時、Appleの株価は17ドル程度だったが、13日の終値は約179ドルとなっている。

appleの勢いはやはりIPODの発売以来のものか?これでジョブズの健康問題が深刻化してしまうと影響が大きくなるだろうからこの株価も下手するとバブル??

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Aug 13, 2008

RIMが「BlackBerry Bold」の投入を開始

初の3G対応:
RIMが「BlackBerry Bold」の投入を開始

AppleのiPhone 3Gに挑戦者が出現した。RIMの新製品「BlackBerry Bold」である。これは、ワイヤレス携帯端末のメーカーのRIMにとって初の3G対応製品となるもの。新機能でAppleのiPhone 3Gのシェアを奪う考えだ。 [Roy Mark,eWEEK]2008年08月13日 09時08分 更新

 iPhone、iPhone、iPhone――Research In Motion(RIM)は7月中、この名前を嫌というほど聞かされた。Apple初の3G携帯端末となるiPhoneをめぐる同社のメディア攻勢がマスコミを支配したからだ。しかしそれは7月の話だ。今度はRIMが8月7日、同社初の3G携帯電話「BlackBerry Bold」の推進に向けた攻勢を開始した。BlackBerry Boldは5月12日に最初に発表された。

 Appleが勢力を拡大している小売り市場でのシェアを奪うという高い目標を掲げるRIMは、ドイツとオーストリアでBlackBerry Boldを発売した。今月半ばにはインド市場にも同製品を投入する予定。RIMの新スマートフォンのカナダおよび米国向けバージョンは、数週間中にリリースされる見込みだ。

 ビジネスユーザー向けのスマートフォンのトップメーカーの座を既に確保しているRIMは、コンシューマーに訴求する機能を新しいBlackBerryに搭載した。動画撮影機能を備えた2メガピクセルカメラ、音楽プレーヤー、GPS、Wi-Fiなどである。

 RIMのドン・モリソンCOO(最高執行責任者)は発表文で、「BlackBerry Boldはビジネスユースとパーソナルユースの両方に対応した画期的なスマートフォンである」と述べている。

 RIMで企業マーケティングを担当するマーク・ギバート副社長は「BlackBerry Boldスマートフォンは、機能、パフォーマンス、使い勝手、デザインの素晴らしいコンビネーションを実現し、ビジネスプロフェッショナルとパワーユーザーにとって理想的な製品となっている」と付け加える。

 しかしBlackBerry Boldは、iPhoneのタッチスクリーン式キーボードは採用せず、小型のQWERTYキーボードにハーフVGA(420X320ピクセル、217ピクセル/インチ)の液晶ディスプレイを組み合わせている。この新BlackBerryは次世代の624MHzプロセッサを搭載し、トライバンドHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)ネットワークおよびエンタープライズグレードのWi-Fi(802.11 a/b/g)ネットワークを初めてサポートする。1Gバイトの内蔵ストレージメモリおよびMicroSD/SDHC対応メモリスロットも装備する。

 RIMと提携しているオーストリアのキャリア、Mobilkomのハネス・アメツライター上級執行副社長は「BlackBerry Boldスマートフォンは、最先端の通信機能とマルチメディア機能、魅力的なデザイン、高速インターネットアクセス、直感的なユーザーインタフェースを見事に組み合わせ、完璧なスマートフォンソリューションとなっている」と絶賛している。

 またRIMは今年5月、BlackBerryスマートフォンの全機種でWindows Live HotmailおよびMessengerを提供するという提携をMicrosoftと結ぶことで、コンシューマー市場にさらに接近した。Messengerユーザーには、メッセージの保存、ステータスメッセージのカスタマイズ、アバターの使用、60種類以上の感情アイコンの使用など、ピアツーピアメッセージング用のフル機能が提供される。

 RIMとAppleは、互いに相手の立派な市場シェアに目を向けているが、The 451 Groupのアナリスト、トニー・リゾー氏によると、Appleが企業市場で期待できるよりも大きな成功を、RIMはコンシューマー市場で期待できるという。

 「RIMはもはや、モバイルオフィスと電子メールを専門とするプレーヤーではない。同社はエンタープライズベンダーとして深く根を下ろしており、今後もこの分野での強みを最大の差別化要因として推進するだろう」とリゾー氏は話す。「Apple、Nokia、Motorola、そしてHTCは、企業向けハードウェアデザインで挑戦を続けているが、RIMが築き上げたエンタープライズエコシステムという部分では同社に対抗できないだろう」

 「このエコシステムは依然として決定的な差別化要因であり、企業市場での競争をほとんど無意味にするものだ」とリゾー氏は付け加える。

 リゾー氏によると、コンシューマー市場の方は激しい競争状況にあるという。

 「ハイエンドのコンシューマーをめぐる戦いは、かなり激化した。3Gに対応した新iPhoneはBlackBerry Boldよりも先に登場したが、Boldがプロシューマーデバイスとしてどんな戦いをするか楽しみだ。RIMとAppleは互いに市場を補完しており、両社は今後もそれぞれにふさわしいユーザーを獲得していくだろう、というのがわれわれの見方だ」(同氏)

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appleとblackberryではどう考えても市場で競合するようには思えないが・・・。それだけ方向性が違う。ただ、希望的にはスマートフォンも一時期のPDAと似たようなイメージではある。

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Aug 10, 2008

ソニエリ、厚さ1センチの「エレガント携帯」T700を発表

ソニエリ、厚さ1センチの「エレガント携帯」T700を発表

メタリックで薄型のT700は320万画素カメラ搭載で音楽機能も充実。  Sony Ericssonは8月7日、ミッドレンジの新型携帯電話「T700」を発表した。厚さ約1センチの薄いスティック型で、メタリックなデザインが特徴。


 2インチのTFT液晶を備え、320万画素のデジタルカメラを搭載。内蔵メモリは512Mバイトでメモリースティックマイクロに対応する。ネットワークはGSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900 UMTS/HSDPA 2100に対応。サイズは48.0×104.0×10.0ミリで重さは78グラム。色は黒と銀、黒と赤、銀の3色。

 2008年第4四半期前半に一部地域で発売する予定。

ありそうでないこのデザイン。日本で食傷気味の折りたたみではなくてこういうシンプルなものをどんどん出してほしいけど・・。

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「Googleストリートビュー」は見えすぎちゃって困る?

「Googleストリートビュー」は見えすぎちゃって困る?

Googleストリートビューが物議をかもしている。「自宅が写ってた」「妻を発見」程度ならいいが、ラブホテルに入るシーンを“激写”され、世界に公開されてしまうのはちょっとつらい。 2008年08月06日 17時42分 更新  グーグルが8月5日に公開した「Googleマップ」の「ストリートビュー機能」が物議をかもしている。「知り合いが写っていた」「自分の家が写っていて恐い」「ラブホテルに入るカップル発見」などネットで報告が相次いでおり、グーグルはプライバシー問題への慎重な対応を迫られそうだ。

 ストリートビュー機能は、東京、大阪など全国12の主要都市の街路を、360度の写真で確認できるというもの。パノラマ撮影ができるカメラを搭載した車で公道から撮影しているという(知らない町でも360度の散歩気分──Googleマップ「ストリートビュー」 プライバシー対策は)。

 記者が試しに地元を検索してみたところ、実家の花屋が店名の看板までばっちり写っていて驚いた。はてなの近藤淳也社長は、妻の令子さんの写真を見つけて驚いたとブログで報告している。



実家の花屋が鮮明に写っていてびっくり。ちょっとうれしい
近藤社長はブログで、妻の令子さんの写真を紹介

 これぐらいならまだ「すげー」「びっくりした」で済むかもしれないが、カップルがラブホテルに入るシーンや、路上でイチャついているシーン、おじさんが立ちションしているシーンなど、ちょっと人には見られたくない写真がネットユーザーによって“発見”され、掲示板サイトやブログ、まとめサイトなどで次々に報告されている。

 同機能が先行リリースされた米国でプライバシー問題が指摘され、対策が講じられてきた。日本版でも人の顔にはぼかしを入れるなど対策しているが、それでも知り合いなら分かる程度の鮮明さが保たれている。

 問題のある写真が掲載されている場合、ユーザーがグーグルに通報すれば、ぼかしを入れたり削除してくれるというが、これだけ広範囲で大量の写真が載っていれば、問題のある写真も山ほど出てきそう。グーグルは難しい対応を迫られそうだ。

このストリートビューの写真見えすぎて困るとあるが、いったい誰がこの写真を撮っているんだろ??

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Aug 09, 2008

7月の倒産件数は今年最多の1372件、最も増えた業種は?

7月の倒産件数は今年最多の1372件、最も増えた業種は?[Business Media 誠]
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2008年7月度の全国企業倒産件数(負債額1000万円以上)は1372件、負債総額は6653億3300万円に達していることが、東京商工リサーチの調べで分かった。倒産件数は前年同月比12.9%増で今年最多となり、2003年10月(1368件)以来4年9カ月ぶりに1350件を上回った。

 業種別で見ると、建設業・小売業・不動産業・サービス業の倒産件数が今年最多となり、特に不動産業は前年同月比122.2%増の60件、建設業も同2割増の425件に達した。

 負債総額は前年同月比90.2%増となり、4カ月連続で前年同月比を上回った。負債総額が大幅に増えている要因は「負債100億円以上の大型倒産が11件(今年最多)発生したため」(東京商工リサーチ)。また上場企業の倒産はゼファー(マンション分譲、負債総額949億円)、真柄建設(総合建設業、同348億円)、三平建設(マンション分譲、同168億円)、キョーエイ産業(賃貸マンション建設、同87億)の4件。上場企業の倒産が月間4件発生したのは、2002年4月(6件)以来6年3カ月ぶり。

大型倒産はマンション関連ばかり。バブル崩壊だから?調子に乗って作りすぎたか???いずれにせよ儲けも大きそうだが、リスキーなビジネスやな・・・。

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Aug 07, 2008

JASRAC、動画共有サイト「TVブレイク」提訴 1億2800万円賠償求める

JASRAC、動画共有サイト「TVブレイク」提訴 1億2800万円賠償求める

JASRACが著作権を侵害されたとし、動画共有サイト「TVブレイク」を提訴した。JASRACが動画共有サイトを提訴するのは初。民事訴訟の提起はファイルローグ以来だ。 2008年08月06日 15時26分 更新  日本音楽著作権協会(JASRAC)は8月6日、動画共有サイト「TVブレイク」によって著作権を侵害されたとして、運営企業のパンドラTVに対し、約1億2800万円の損害賠償と、JASRAC管理楽曲の利用禁止を求めて東京地裁に提訴した。

 JASRACが著作権侵害に関わる民事訴訟を起こすのは、2002年に日本レコード協会(RIAJ)などと共同でファイルローグを提訴して以来6年ぶりで、動画共有サイトの提訴は初(RIAJとJASRAC,「ファイルローグ」に3億6500万円の賠償求め)。

 JASRACは昨年6月、パンドラTVに対し、権利侵害動画の配信を止め、投稿を防止する対策を講じるよう要請。これに対し、同社は「サイト上で行われる著作権侵害の責任は負わない」と主張して要請を拒否したため、提訴に踏み切ったという。

 JASRACによると、TVブレイクには2006年2月のオープンから08年4月までに、JASRACの管理楽曲を含む動画ファイルが少なくとも2万613件投稿され、合計381万2198回視聴されていた。損害額を1曲1回の使用料に基づいて算定すると1億2800万円を超え、今後も侵害が続いた場合、1カ月当たり少なくとも944万円の損害が発生するとしている。

 JASRACは動画共有サイトでの包括利用許諾条件(収入の1.875%をJASRACに支払う)を定めており、「ニコニコ動画」(ニワンゴ)、「Yahoo!ビデオキャスト」(ヤフー)などと契約を結んでいる。

JASRACが提訴しているのははたして何のためか・・・。どう考えてもJASRACによるJASRACのためのJASRACの訴訟としか考えられない。著作権者の権利保護とは素直に考えられない・・・。

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Aug 06, 2008

レノボ、「IdeaPad S10」を発表──日本市場への投入は「検討中」

日本でも“個人向け市場参入”の予感:
レノボ、「IdeaPad S10」を発表──日本市場への投入は「検討中」

レノボは、8月4日にコンシューマー市場向けのNetbookとして、IdeaPadの新製品「IdeaPad S10」を発表した。出荷開始は10月からで価格は399ドルの予定。 Netbookとして登場する予定の「IdeaPad S10」 IdeaPad S10は、レノボがコンシューマー市場向けに初めて投入するNetbookで、ボディカラーは「Classic White」と「Bold Black」、そして「Ruby Red」が用意される。キーボードサイズは「フルファンクションキーボードの85%」と説明されているほか、搭載する液晶ディスプレイのサイズは10.2インチで、バックライトにはLEDを採用する。

 インタフェースとしては、Wi-Fi、ExpressCardスロット、Webカメラ、2つのUSB、4 in 1マルチカードリーダが用意されるほか、OSにはWindows XPを導入する。

 CPUはAtom(具体的な型番は不明)を搭載し、メモリ容量は512Mバイト(最大1Gバイト)、HDDは80Gバイト(最大160Gバイト)となる予定。出荷開始は2008年の10月で、最小構成価格は399ドルと予告されている。

 レノボ・ジャパンによると、IdeaPad S10の日本への出荷は現在検討中で、仮に、日本市場に投入する場合はIdeaPadのコンセプトから、ビジネス市場ではなくコンシューマー市場向けのラインアップとして扱うことになると、コメントしている。

こちらもはやりの廉価版ミニPC.さすがにTHINKPADブランドは使わないらしい。しかしデザインも機能も必要にして十分な印象。日本のノートPCは駆逐されかねない。

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Aug 05, 2008

IT業界には派遣が少ない?――日本では受託開発型が主 (2/3)

ビジュアルなグラフで理解:
IT業界には派遣が少ない?――日本では受託開発型が主 (2/3)[イノウ業界研究会,ITmedia]2008年08月04日 17時00分 更新

冠里さん では次に、正社員、派遣社員、パートタイマーの割合を見てみましょう。次のグラフを見てください(図3)


図3:2006年度 IT業界内 労働形態別の従事者数比較(画像クリックで原寸表示)
江水君 へえ。意外と正社員が多いのですね。

冠里さん なぜ意外だと思うのですか。

江水君 IT業界というと「客先常駐」のイメージが強いので。

冠里さん 江水くんも、結構この業界のことが分かってきましたね。確かに客先常駐は付きものですし、下請け企業から元請け企業へ社員を出向させるようなこともよくあります。でも彼らは、基本的に正社員です。つまり「ほかの会社に常駐している人」は多くても、派遣社員の数はそれほど多くないのです。

江水君 でも、ITエンジニア専門の派遣会社も多いですよね。

冠里さん それはですね。そうした企業の多くは「特定派遣」の企業なのです。

江水君 特定派遣とは、どのようなものですか。

冠里さん 人材派遣業には「一般労働者派遣事業」と「特定労働者派遣事業」があって、前者は派遣先が見つかった段階で派遣会社と雇用契約を結ぶのに対し、後者は派遣会社が客先に派遣するITエンジニアを正社員もしくは契約社員として雇用するのです。つまりそうした企業に勤めている人の多くは、派遣社員ではなく、正社員なのです。


図4:2006年度 IT業界内 労働形態別の従事者数比較(画像クリックで原寸表示)
江水君 なるほど、勉強になります。

少々意外な事実であった。ただ、特定派遣はやはり一般認識では派遣だろう・・・。

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Aug 04, 2008

ついにここまで(涙)――1TバイトHDDがまさかの1万円割れ

ついにここまで(涙)――1TバイトHDDがまさかの1万円割れ

500GバイトHDDの値下げ競争が加熱し、1Tバイトモデルにも飛び火しそうな情勢だ。128GバイトのSSDも8万円以下で登場するなど、ストレージデバイスの値下がりが急速に進んでいる。 大容量ストレージに価格大変動の波――SSDは128Gバイトが8万円割れ 金曜日、T-ZONE.PC DIY SHOPの倉庫には衝撃的な価格のPOPが置かれていた 8月2日、T-ZONE.PC DIY SHOPがウェスタンデジタルの1TバイトHDD「Caviar GP Green WD10EACS-D6B」を10台限定の9980円で販売した。また、TSUKUMO eX.も2日と3日に各日15台限定で同製品を1万1980円で売る。

 2008年以降、大容量HDDは週末特価の主役であり続けている。これまでは500GバイトHDDが主力となり、ショップ間で8000円割れや7000円割れの競争が繰り広げられてきたが、そのメインターゲットが1Tバイトモデルに移りつつある。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「正直、500GバイトHDDの価格はこれ以上急に下げるのは厳しいです。1TバイトHDDの価格も順調に下がっているので、今後はこちらにキャンペーンの重点が置かれるようになるでしょう。もうギガの時代じゃないっすね。テラで競争する時代ですよ」と語る。

 実際、WD10EACS-D6Bは、昨年9月に4万5000円前後で登場したが、コンスタントに値下がりし、現在は通常でも1万3000円以下で販売されている。今後のキャンペーン予定について、同店は「今のところ未定ですが、やる可能性は高い」。今後も、500GバイトHDD同様に1TバイトHDDの値下げ競争が続きそうだ。

 一方、高速なデータ転送で評価の高いSSDも、急激に価格を下げている。今週登場したOCZの128GバイトSSD「OCZSSD2-1C128G」は、初回から8万円弱の価格がつけられていた。9.3ミリ厚の2.5インチサイズで、転送速度はリードが120~143Mバイト/秒、ライトが80~93Mバイト/秒となる。

 フェイス PC館は「HDDが注目を集めていますが、SSDの値下がりペースのほうが急激ですよ。128GバイトSSDなんて、2~3年前なら100万円してもおかしくなかったシロモノです。まだブレイクには至っていませんが、購入される方は確実に増えています」と語る。クレバリー1号店も「今後も順調に安くなりそう。1年後にはもっと買いやすくなっているでしょう。もしかしたら、次期Windowsの登場をきっかけに、ストレージの主役に躍り出るかもです」と話していた。

 ちなみに、同じタイミングで登場したMtronの128GバイトSSD「MSP-SATA7535128」は、28万円で販売されている。3.5インチサイズで、リード130Mバイト/秒、ライト120Mバイト/秒だ。こちらも「Mtronは信頼性が高いので、性能重視で選ぶ固定ファンがついていますね」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことで、少数ながら順調に売れそうな情勢だ。

これだけ安価で大容量のストレージを一体何に使うのやら・・・。とにかく安い・・・。SSDも数年すればHDDと同じ運命か・・・。

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Aug 02, 2008

「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る (1/2)

「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る (1/2)

「最近の音楽は“素人芸”。ダラダラ長過ぎて面白くないからCDが売れない。ビートルズの時代のように、ワンコーラス1分以内で作り、着うた配信すれば売れるはず」――SME元社長の丸山茂雄氏が流行歌の現状と、次世代の音楽を語る。
2007年04月06日 17時26分 更新
 「最近の音楽は面白くない」――に・よん・なな・みゅーじっく代表取締役の丸山茂雄氏は、こう断言する。

 丸山氏はEPICソニー創業者で、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)社長を務めた経験を持つ。2005年にインディーズ音楽を無料配信するベンチャー「に・よん・なな・みゅーじっく」を設立。配信サイト「mf247」で音楽に関わるうち、最近の音楽が昔に比べてつまらなくなっている、と感じ始めた。

 なぜつまらないのか――考えた末思い当たったのは、1曲が長すぎる、とことだ。「昔に比べると1曲がやたら長くて、印象に残るのはサビだけ。言い方は悪いが、サビ以外は付け足しみたいなものだ」


丸山氏=に・よん・なな・ミュージックのオフィスで 今の流行曲は1曲おおむね5分前後で、サビで最も盛り上がる。丸山氏が高く評価している60~70年代の音楽が2分半~3分ほどで、Aメロ・Bメロで終わっていたことを考えると、確かに長い。

 CD市場が低迷を続けているのは、曲が長すぎることが原因の1つだと、丸山氏は分析する。「ミュージシャンはCDで長い曲を聴いてほしいと思っているけど、お客さんはシングルを買わず、着うたのサビだけで十分と思ってる」

 一方で、1曲1分以内で楽曲のサビだけを配信する着うた市場は伸びている。つまりユーザーは、1曲が長すぎるCDを拒否し、短い着うたを求めている――丸山氏はこう考え、47秒で完結する音楽を専門に販売する携帯サイト「47」(ヨンナナ)をこのほどオープンした。

 流行のJ-POPやラップの着うたのように、キャッチーなサビだけを都合良く切り取って配信するのではない。ロックミュージシャンやシンガーソングライターなどに、短いながらも密度の濃い曲を作ってもらい、着うたリスナーに届けたいという。

 「CDショップのCDシングル売場のお客さんは減っている。つまり池の中に魚がいない。だが『着うた』という池には魚がたくさんいることが分かってる。ロック系、シンガー・ソング・ライター系の好きなユーザーはサビだけじゃ釣れないが、必殺のAメロ・Bメロだったら釣れると思う(笑)」

 だが丸山氏のこの思いは、ミュージシャンに十分理解してもらえず苦戦中だ。「今は長い音楽全盛。みんな流行に乗っていて、人と違うことをしようとするミュージシャンがいない」ためという。

 「人のものまねばかりして、それでクリエイターといえるのか? とおれ個人的には思うよ。直接は言えないけど」

 音楽に限らず、新しいチャレンジができる環境は数十年前よりもずっと整っている。だがチャレンジする人がいない――丸山氏はそう言って残念がる。

なぜ楽曲は長くなったか
 そもそもなぜ、楽曲は長くなったのだろうか。理由はいくつかある。

 第1の理由はハードの変化だ。レコード時代、1曲をまるまる高音質に収めるには、2分30秒前後がちょうどよかった。また、当時流行していたジュークボックスで回転率を高めたり、ラジオで何曲もかけるためには、短い曲のほうが歓迎されたという事情もあった。

 1980年代にCDが登場し、4~5分の楽曲でも音質劣化なしに記録することができるようになる。短い曲ばかりだった当時、一部アーティストが長い曲を作って個性を主張。やがて誰もが長い曲を作るようになり「長くて当たり前」になっていく。

 「みんなが短かった時にちょっと長いのを作ると格好いいと思われる。その長い曲を聞いた人は『おっ、格好いいな』とまた長い曲を作り、曲はどんどん長くなっていった。流行ってのは、そうやってできる」

 それはスカート丈の長さや髪の長さの流行と同じ。「人がやっているから自分もやる」というだけで、クリエイティブではないと丸山氏は批判する。

長いからCDが売れないというのはある程度説得力をもった指摘ではある。ただ、さびの部分だけ編集されてもねえ・・・。

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Google、ベンチャーキャピタル事業を検討

Google、ベンチャーキャピタル事業を検討

Googleが、IntelのIntel Capital部門のような投資部門を計画している。 [Jessica E. Vascellaro, Robert A. Guth,The Wall Street Journal]2008年08月01日 10時29分 更新

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 米Googleがベンチャーキャピタル部門を立ち上げる計画を進めている。この計画の説明を受けた複数の筋が明らかにした。

 この部門を率いるのは、Googleの企業開発担当上級副社長で法務責任者のデビッド・ドラモンド氏になるとこれら情報筋の2人は言う。Googleはこの部門の立ち上げ支援に、投資家で元起業家のウィリアム・マリス氏(33)を雇った。部門の構成や投資ターゲットはまだ不明だ。

 Google幹部は以前、ベンチャーキャピタル部門立ち上げについて話していたことがあり、この計画は実現しない可能性もある。マリス氏にコメントを求めたが、連絡が付かなかった。

 実現すれば、Googleは新興企業育成においてよりフォーマルな役割を担う新たな大手IT企業となる。米Intelは以前から大規模なベンチャーキャピタル部門を有しており、米Motorola、米Comcastなど多くの企業も同様だ。コンシューマー向けインターネット分野では、米Walt Disney傘下のSteamboat Venturesが多数の新興Web企業に投資している。米Amazonは、正式なファンドを設けずに多数の新興企業を資金援助している。

 こうした企業の実績はまちまちだ。企業内のベンチャーキャピタル部門は、従来のベンチャーキャピタル企業にはない課題を抱えてきた。ベンチャーキャピタリストはたいてい、初期の段階の未公開企業に、その企業が売却されるか上場したときの大きな見返りを期待して投資する。

 多くの新興企業は、企業の投資を受け入れることで選択肢が制限されたり、ほかの潜在投資家を遠ざけかねない条件――後でその会社を買収する権利など――を付けられることを心配する。あまり競争力のある報酬を出せないファンドの中には、マネジャーの引き留めに苦労しているところもある。企業内ベンチャーファンドは、上級職員が個人の資金をファンドに投資するのを禁じているところも多いが、ほかのベンチャーファンドは通常はそれを認めている。

 米企業へのベンチャー投資のうち、企業内ベンチャーキャピタリストによるものは2007年には8.4%だったが、2008年前半には7%に下落したと、PricewaterhouseCoopersとNational Venture Capital Associationは報告している。2008年前半に成立したベンチャー投資のうち約20%には、企業内ベンチャーキャピタリストが参加していたという。2007年にはこの割合は21%だった。

 今日ベンチャー投資資金は豊富に出回っており、Googleは、同社はほかの投資家にないものを提供できると起業家に納得してもらわなければならない。同社には、新興企業のあこがれのブランドや、大量の技術リソースを提供できるなどの利点がある。

 Googleは以前から、企業に投資するよりも買収することを好んでいた。そのための資金もふんだんに持っている。だが同社は、電力線ブロードバンド会社Current Communicationsやワイヤレスネット機器メーカーMerakiなどの企業に多額の資金を投資してもいる。同社は昨年、慈善事業部門Google.orgと併せて再生可能エネルギープロジェクトに数億ドルを投じると発表した。ソフト開発コンテストなど、多数の略式投資プログラムも立ち上げた。

 Googleの新たなベンチャーキャピタル部門は、こうした取り組みを正式なものにし、同社の小規模企業向けオンラインソフト製品の範囲を拡大する役に立つだろう。ほかの企業内ベンチャーファンドは、新たな製品分野や市場での経験を得るための手段として投資を行ってきた。

GOOGLEのベンチャーキャピタルというのはブランドだけ見るとIT業にしてみると最強のパートナーという印象だな・・・。マネタイズできるような事業がなかなか育成できていないことの裏返しかもしれないが・・・。

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Aug 01, 2008

本を売るなら新刊書店!?  出版不況で古書を販売

本を売るなら新刊書店!?  出版不況で古書を販売[産経新聞]
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新刊書店が古書を販売する動きが目立ってきた。絶版や品切れの希少本を並べるだけでなく、読み終わった本を店頭で買い取る新刊書店チェーンも出ている。本離れやインターネットの普及などで出版市場が縮小し、本の“寿命”も短くなる一方。新刊だけにこだわっていては、客が求める品ぞろえを提供できない、という事情もあるようだ。

「古書の併売」がキーワード

古書の棚(手前)が新刊と同じ売り場に並ぶ。商品回転率はよく、月に2~3回補充するという=三省堂書店神保町本店 三省堂書店神保町本店(東京)は、昨年10月からSF限定で古書専用棚を設けている。「坪当たりの売り上げは新刊書の1・5倍。コアなファンが多く、集客増にもつながっている」。手塚幸弘・社長室長は上々の手応えに目を細くする。

 古書の棚はSFの新刊が並ぶすぐ横にある。古書サイト「スーパー源氏」を運営する紫式部(横浜市)の協力で、絶版・品切れの古書約200冊をそろえ、1冊数百円から2000円程度で販売している。昨年夏に期間限定で行ったSF古書フェアが大好評。もともとSFの品ぞろえが強みだったこともあり、古書棚の常設に踏み切った。手塚室長は「古書を置けば幅広い品ぞろえができる。ミステリーや時代小説に広げても面白いかもしれない」と話す。

 同じ神保町にある東京堂書店も「フェアでの売れ行きが好調だった」として、今年3月に文庫古書の在庫をこれまでの倍の1万冊に増やした。

 新刊書店が古書販売に力を入れる背景には、長引く出版不況への危機感がある。出版科学研究所の推計によると、平成19年の書籍・雑誌の販売金額は前年比3・1%減の約2兆853億円。若年層の本離れなどが響き、この10年だけで約20%も減った。書店の淘汰(とうた)も急速に進んでおり、他店との差別化を図るために自ら買い取りに乗り出す店も増えている。

フタバ図書(広島市)は39店に買い取りカウンターを設置、古書在庫は100万冊を超える。新刊と割安の新古書が同じ店内に並ぶが、「『買い取ってもらえるから新刊もたくさん買える』という好意的な声が多い。心配された新刊販売の落ち込みはない」という。

 高価買い取りをうたうのは平安堂(長野市)だ。新刊のベストセラーなら「定価の半額」が買い取りの目安。発売3カ月以内の新刊は30%、3年以内の近刊でも15%程度と高めに設定し、大手の新古書チェーン店を利用していた客も取り込みつつある。

 同社の北島伸哉・古書センター長は「新刊の出版点数が増え続けることで、名著が品切れ・絶版になるペースがどんどん早まっている。もはや新刊を並べるだけではお客さまの要望に応えられない」と話す。今年2月には、古書の併売に積極的な勝木書店(福井市)、田村書店(大阪府豊中市)、金高堂書店(高知市)の3社と共同出資の新会社を設立。今後は共同での仕入れを進め、古書の調達力を高めていくという。

 返品できない古書の在庫をどう管理していくかや値付けのノウハウなど、検討課題も多いが、本の選択次第で個性的な売り場を作れるのも事実。出版不況の打開策として「古書の併売」はひとつのキーワードになりそうだ。

古本を効果的に使用することで新刊本とのシナジーを引き出すという狙いが奏功しつつあるという事例。面白い事例ではあるが。どこでもできるものでもない気もする。

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