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Feb 27, 2008

ビジネス向け「紙copi」登場、取り込みデータをPDFやFlashムービーに変換

ビジネス向け「紙copi」登場、取り込みデータをPDFやFlashムービーに変換

ユミルリンクは情報整理に使えるメモ帳ソフト「紙copi」に、ビジネスパーソン向けの機能を追加した「紙copi Biz」を発売する。また、30日間無料で同製品が試せる紙copi Biz体験用ライセンスも数量限定で用意する予定だ。 2008年02月27日 17時12分 更新  ユミルリンクは2月25日、Webページやニュース、ブログの保存、情報整理などに利用できるメモ帳ソフト「紙copi」に、企業向けの機能を追加した製品「紙copi Biz」を発表した。対応OSはWindows XP/2000 Professional。発売日、価格などの詳細は未定だが、3月中旬には発表する見込み。


画像は開発中のもの
 紙copi Bizでは、紙copiで取り込んださまざまなデータを、PDFファイル、パワーポイントファイル、Flashムービー、HTMLファイルに出力できる。複数のファイルをまとめた『レッスンファイル』」を作成することができ、デモンストレーションやチュートリアル、eラーニングなどに向いた動きのあるファイルが作成可能だ。

 同社は製品の販売開始に先立ち、紙copiユーザーを対象に、紙copi Bizの試用ユーザーを募集。抽選で100社に、30日間無料で同製品が試せる紙copi Biz体験用ライセンスを贈る。応募締め切りは2月29日18時まで。

 今度の紙COPIにはPDF変換機能までつくとは・・・。またPPTのFILEに変換というのも興味深いな・・。あまり聞いたことのない機能だけに・・・。

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多くの企業でアクセス管理に問題──調査で明らかに

頻繁な人事異動についていけない
多くの企業でアクセス管理に問題──調査で明らかに

組織内部の脅威によるデータ漏えいは、適切なアクセスガバナンスによって最小限に抑えることができる。だが、このアドバイスに耳を傾けない経営トップが多いようだ。
[Robert Westervelt,TechTarget]

 専門家やITセキュリティのプロによると、組織内部の脅威によるデータ漏えいは、適切なアクセスガバナンスによって最小限に抑えることができるという。しかし、最近の調査によれば、このアドバイスに耳を傾けない経営トップが多いようだ。

 Ponemon Instituteの創業者であるラリー・ポネモン氏は、「多くの企業ではアクセス権限がきちんと管理されておらず、アクセスガバナンスプランを実施するのに非常に苦労しているようだ」と指摘する。

 Ponemonおよびアクセス管理ベンダーのAveksaは最近、700人のIT専門家を対象に調査を行ったところ、回答者の74%が、不適切なユーザーアクセスがもたらすリスクやコンプライアンス、ビジネスリスクを防止するのに必要なリソースを経営トップが理解していないと答えた。

 この「2008 National Survey on Access Governance」と題された調査報告書が公表される1週間前には、悪質なトレーダー(信頼されていた従業員だった)が、盗まれたパスワードと各種の財務システムに関する知識を利用して、フランスの大手銀行のSociete Generaleに対して72億ドルの詐欺を働いたと報じられた。この不祥事は内部者による脅威が現実問題であることを浮き彫りにしたが、ポネモン氏は「ほとんどの従業員は犯意を抱いていない」と指摘する。同氏によると、不適切なアクセス権限に起因する従業員のミスも、データ流出に伴うリスクの増大につながるという。

 「悪人が悪事を働くだけでなく、善良な人が誤って自分に必要のない情報を見てしまうこともある」とポネモン氏は話す。「いったん与えてしまったアクセス権限を取り消すのは難しい。従業員はそれを侮辱と感じるからだ」

 調査によると、最も大きなリスクにさらされているのが知的財産、顧客情報、一般的な業務情報だった。

 ポネモン氏によると、異動、解雇、職責変更などに伴うユーザーの役割の変化にも、企業はついていけていないという。各業務部門がセキュリティ、監査、コンプライアンスなどのチームと連携していないからだ。調査では、これらのグループが社内で連携していると答えたのは、回答者の57%にすぎなかった。

 「パズルのすべてのピースを正しく実装する必要がある。適切なアクセスガバナンスは優れたポリシーから始まる。ポリシーを作成したら、一貫性のある形でそれを適用しなければならない」とポネモン氏は話す。

 多くの急成長中の企業では、従業員の任務や職責の変化が激しいため、データを分類したり個人レベルのアクセス権限を把握するのに苦労している。調査の回答者のうち73%が、自社では情報に対するリスクを各種のデータタイプに固有のリスクに基づいて判断していると答え、ユーザーの任務や業務内容に基づいて判断していると答えた人(33%)を上回った。

 ポネモン氏によると、アクセスガバナンスではユーザーが扱うデータのタイプだけを考慮するのでは不十分であり、業務内容に基づいてアクセス権限を割り当てる必要があるという。

 しかし、業務内容に基づいてアクセス権限を適切に割り当てていると答えたのは回答者の27%にすぎず、それが十分にできていない、あるいはまったくしていないと答えたのは55%だった。

 不十分なアクセスガバナンスのせいで最も大きなリスクにさらされるのは、業務部門のアプリケーションのデータだ。CRM(顧客関係管理)アプリケーションや収益に直結するアプリケーションも、大量の顧客情報が含まれていることが多いため、リスクが大きい。

 世界銀行のサイバーインテリジェンスとポリシー管理の元責任者で、現在はCore Securityのセキュリティ担当副社長を務めるトム・ケラーマン氏によると、フランスの銀行の不祥事は、組織内部を対象とした適切なセキュリティ対策の欠如の結果であるとしている。「ほとんどの銀行では境界部にしか目を向けていない」と同氏は指摘する。きちんとしたアクセスガバナンスがあれば、Societe Generaleの事件は防げたかもしれないし、少なくとも警告を発することはできたという。

 「誰もが知っているものに頼り過ぎている。一にも二にもパスワードなのだ。証明書や認証局も攻撃を受ける可能性があるという認識が欠如している」とケラーマン氏は話す。

 一度広がった権限を人事異動とはいえ、手放したくないのが人情。当然管理はうまくいかない。そもそも何でも規制しようとするほうが従業員にとっては少しくらいええやろという話になりそうな・・・。

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Feb 26, 2008

小型PCライクに使えるスライド&チルトスクリーン――EMONSTER「S11HT」

小型PCライクに使えるスライド&チルトスクリーン――EMONSTER「S11HT」

EMONSTERという愛称で登場するHTC製のWindows Mobile端末が「S11HT」。QWERTYキーボードを備え、手に持って使うときはスライドスタイルで、机において使うときにはディスプレイを傾けた“ミニPCスタイル”で利用できる。またSIMロックフリー端末とすることで、海外では現地キャリアのSIMを差して利用できるようにした。

HTC製のスマートフォン「S11HT」 イーモバイルの音声サービス開始に合わせて登場するのが、下り最大3.6MbpsのHSDPAに対応したHTC製のWindows Mobile端末「EMONSTER S11HT」。EMONSTER(イーモンスター)という愛称は、“EM Net Smart Terminal”の略で、“ポケットから出てくる最強のインターネット/ビジネスツール”をイメージしたネーミングだという。

→写真で解説する「EMONSTER」
 OSにWindows Mobile 6 Professional Edition日本語版を採用した端末で、タッチパネル対応の2.8インチQVGAディスプレイとQWERTY キーボードを装備。ディスプレイ部は傾けることができ、手に持って使うときはスライドスタイル、机の上に置いて使うときはディスプレイを傾けた“ミニPCスタイル”で利用できるのが特徴だ。

 同端末はまた、HSDPA/W-CDMA/GSMに対応したSIMロックフリー端末としてリリースされることから、海外利用時には渡航先で購入したSIMカードを差して利用可能。IEEE802.11b/g準拠の無線LANやBluetooth 2.0にも対応し、利用シーンに合わせて通信方式を切り替えて利用できる。なお、同端末はベースモデルのHTC TyTN IIと同様GSMに対応しているが、GSM圏での利用はイー・モバイルのサポート対象外となる。

 表示画面にはHTCホームを採用し、ホーム画面から、連絡先や天気情報、ランチャー、サウンド設定などの機能にアクセスできる。オートフォーカス対応の300万画素カメラやPC向けサイトを閲覧するためのInternet Explorer Mobile、Excel/Word/PowerPoint/PDFデータを閲覧できるビューワ、Outlook Mobileなどの機能も用意され、ビジネスシーンやプライベートでの活用をサポート。GPSも搭載しており、「モバイルGoogleマップ」や「NAVITIME」などのナビサービスを利用できる。

端末名 S11HT
サイズ(幅×高さ×厚み) 59×112×19ミリ(キーボード収納時、突起部を除く)
重さ 約190グラム(電池パック、スタイラスペン含む)
OS Microsoft® Windows® Mobile 6 Professional Edition 日本語版
メインディスプレイ 2.8インチQVGA TFT液晶(タッチスクリーン)
入力デバイス QWERTYキーボード/タッチスクリーン/ジョグホイール
通信機能 HSDPA/W-CDMA(1700MHz)、最大3.6Mbps(下り)/最大384Kbps(上り)
外部インタフェース IEEE802.11b/g準拠無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR準拠
アウトカメラ 有効画素数約300万画素CMOS(オートフォーカス機能付き)
インカメラ 30万画素CMOS
外部メモリ microSD(SD2.0準拠)×1
接続端子 ミニUSB端子(USB2.0 Full Speed、充電端子/イヤフォン端子兼用)
連続待受時間 最長約350時間
連続通話時間 最長約264分
主な付属品 ACアダプタ/電池パック/取扱説明書/保証書/USBケーブル/イヤホンマイク/CD-ROM/キャリングケース/スタイラスペン

 またも出てきた新しいスマートフォン。とはいえ最近は日本製よりも台湾製が優勢だが・・・。端末価格がすばらしい値段なんだろうなあ・・。

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Feb 25, 2008

「もうルパンが盗んでるかもしれませんね」――フィアット500発表会

2008年02月22日 22時48分 更新+D Style News:
「もうルパンが盗んでるかもしれませんね」――フィアット500発表会

ルパンの愛車でおなじみのフィアット500の発表会が行われ、サプライズゲストとしてモンキー・パンチ氏が登場。どうやら、さっそくルパンがやらかしてくれたようだ。  フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは2月22日、国内販売が決定した新型フィアット500の発表会を行った(関連記事:フィアット500、いよいよ日本デビュー)。

 会場には日本仕様のフィアット500に加え、イタリアの画家ジュリアーノ・ゲッリ氏がペイントを施したオリジナルのフィアット500が展示され、スピーチにはフィアット オートモビルズのロレンツォ・システィーノCEOが登場。さらに同氏も「子供の頃からファンだった」という“ルパン三世”の生みの親、モンキー・パンチ氏がゲストとして登場した。


ジュリアーノ・ゲッリ氏がペイントしたオリジナルのフィアット500。“夢を見るクルマ”というフィアット500のイメージを膨らませ、ボディには“旅”をテーマに丘や雲、虹といったモチーフを描いたという。「(クルマを走らせる前に)もう旅は始まっている。旅の夢の中に自分が入っていくようなイメージ」とゲッリ氏(写真右)
会場は桜や和服といった日本的なモチーフで装飾されていた
ロレンツォ・システィーノ氏 発表会場では桜のテーマを前面に出した展示が行われていたが、システィーノ氏はフィアット500を「桜のように、多くの人々が嬉しさを感じられるキャラクターを持っている」と表現する。また同車は単なる車ではなく「イタリアンデザインのシンボル」であり「ブランドの価値をベターに表現しているモデル」であると説明した。今後も世界で続々と生産を行い、年19万台の生産体制を整えるという。



アンドレア・カラットリ氏 同車の魅力について、フィアット グループ オートモビルズ ジャパンのフィアットプロダクトマネージャー、アンドレア・カラットリ氏は、旧フィアット500のコンセプトを受け継いだデザインに加え、安全性能と環境性能、さらにオプションによる多彩なカスタマイズ性を挙げる。

 安全面では、フィアット500のすべてのバージョンに、ESP(横滑り防止機構)、7つのエアバック、ドライバー用のニープロテクトエアバックを装備。「このクラスの車がこれほどの安全装備を搭載するのは初めて」(カラットリ氏)。

 環境性能に関しては、国内未導入モデルを含むすべてのエンジンで欧州の排ガス規制ユーロ5の基準をクリアしている。こちらも、同クラスでは初めての成果とカラットリ氏はアピールする。

 さらにフィアット500の「大きな特徴」という豊富なオプション。ボディカラーに加えるディテールや車体のエンブレム、キーのカラーなども細かく変更でき、購入後にもオプションのオーダーを受け付けるという。

 現在、フィアット500には内外装のグレードとしてベーシックな「ポップ」、スポーティーな「スポーツ」、ラグジュアリーな「ラウンジ」の3つが用意されている。国内ではまず「ラウンジ」モデルが展開されるが、その他の仕様も順次販売が予定されている。


フィアット500の発売にあたり、東京の青山にフィアットカフェがオープンする。フィアットカントリーマネージャーのティッツィアナ・アランプレセ氏(写真右)は「イタリア社会ではバール(カフェ)が出会いと交流の場。人の温もりやシンパシーなど多くの面を持っており、フィアット500との出会いの場はカフェが最適と考えた」と話す。同施設にはカフェスペース、アンテナショップ、クラブという3つのスペースが用意される
システィーノCEOに歓迎されるモンキー・パンチ氏 日本ではルパン三世の愛車の1つとしてもなじみ深いフィアット500だが、発表会の終盤、段上に呼ばれたのはなんと原作者のモンキー・パンチ氏。システィーノCEOは「子供の頃からファンだった。お会いできて光栄。ルパンは面白みのある男の象徴」と感激の様子。会場のスクリーンでは新作の「ルパン三世 GREEN VS RED」の予告映像が流れ、旧フィアット500が生き生きと走るシーンも。



アニメにはフィアット500が登場。映像からは渋い男の世界観が漂っており(そして銭形警部がやたらとカッコイイ)、本編公開に期待が高まる
 さらに映像が一端終わり、システィーノCEOが「なぜ新型を登場させていただけなかったのか」と質問すると、パンチ氏は「ルパンは泥棒なので、もう盗んでいるかも」とコメントし、スクリーンには新型フィアット500のカットが登場。最後のサプライズに報道陣も驚きの様子だった。

フィアット500、やビートル、ミニ、マスタングと最近レトロ調というか懐古調のスタイリングが流行っているな。まあ、変なデザインにするくらいなら十分ありと思うけど。

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Feb 24, 2008

マイクロソフト、5Gバイトの無料ストレージサービス「SkyDrive」正式版を提供開始

マイクロソフト、5Gバイトの無料ストレージサービス「SkyDrive」正式版を提供開始

5Gバイトまでの容量を無料で利用できるオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」が正式に開始。共有フォルダのアクセス制限も可能だ。 [TechTarget]

 マイクロソフトのオンラインサービス事業部は2月22日、無料オンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」の正式版を世界38カ国で提供開始した。

 Windows Live SkyDriveは、インターネットに接続されたどのPCからでも1ユーザー5Gバイトの保存スペースに画像や動画、Officeドキュメントなどさまざまな形式のファイルを保存することができる。利用にはWindows Live IDの取得が必要。


Windows Live SkyDriveのUI《クリックで拡大》
 保存するフォルダは「個人フォルダ」「共有フォルダ」「公開フォルダ」が用意され、共有フォルダに転送したファイルには個別にアクセス制限を設定することも可能だ。1ファイルの最大容量は50Mバイトまで。個人フォルダと共有フォルダへのファイル転送はSSLで暗号化され、データ内容が保護される。

 また、共有/公開フォルダの更新情報をWindows Live スペースやWindows Live Messengerへ表示したり、公開フォルダの更新情報をRSSで配信したりなど、ほかのWindows Liveサービスとの連携も可能となっている。

 無料サービスにしては上出来だが、あまり個性もない印象。そもそも企業のセキュリティー強化で外部のストレージも利用しにくいのが現状。オフィスと組み合わせてセキュリティー強化したソリューションを提供してもらえないだろうか・・・。

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Feb 23, 2008

ICレコーダーで“メモ”――「音メモビジネスライフ」の楽しみ方

連載
樋口健夫の「笑うアイデア、動かす発想」:
ICレコーダーで“メモ”――「音メモビジネスライフ」の楽しみ方

メモには「手帳を使えばよい」だって? 歩いている時やカバンを持っている時には、手帳やノートをすぐには取り出せないではないか。そんなことじゃ、大事な発想も消えてしまう。いつでもどこでも音声で“メモ”できるのがICレコーダーの強み。この道具の便利な使い方をご紹介しよう。 2008年02月22日 08時00分 更新  筆者は、常に2台以上のICレコーダーを携帯している。1台はズボンに取り付けて、ポケットに入れている。何か思いついた時、即それをポケットから引き出して録音し、歩く時はストラップを握って発想が浮かんだら即録音している。

 「手帳を使えばよい」だって? 歩いている時やカバンを持っている時には、手帳やノートをすぐには取り出せないではないか。大事な発想も消えてしまう。いつでもどこでも音声でメモできるのがICレコーダーの強み。この道具の便利な使い方をご紹介しよう。

アイデアメモ、ビジネスメモ、道案内メモ
 「ICレコーダーから書き写すのが面倒」だって? アイデアマラソンのツールとしてICレコーダーを利用する場合のポイントは、書き写すこと。手帳だってメモの状態からノートに書き写す。そのまま放置していたら何にも使いようがない。書き写し行動が発想を深く、豊かにするのだ。

 あまり長く録音するのもよくない。録音時間は1件10秒以内。ただし、短いメッセージをたくさん録音していると、必ずボタンを遅れて押して録音メッセージの頭を欠けさせてしまったりする。録音の終わりに先に停止ボタンを押して、お尻を欠けさせてしまうから、短い録音は2度繰り返すことが大切だ。「発想」「予定」などと、カテゴリーごとのフォルダを登録しておくのもいい。

 ICレコーダーを風呂場に持ち込むのもいいだろう。防水はジップロックを2重にして、その中にICレコーダーを入れると、筆者の経験上ほぼ完璧。風呂やシャワー、プールに持ち込んで、その場で思いついた発想をどんどん入れている。ジップロックのフィルムが音のフィルターになっているのか、意外とはっきりと録音できる。プールでは水着の小さなポケットに入れて泳いでいるが問題はない。袋の上から再生もできる。

 会議やアイデアマラソンの研修で録音して、速聞きモ一ドで再生して、ノートでまとめたり、研修の発言者の発想内容をリスト化したりしている。特に海外出張では威力を発揮する。外国のお客からの挨拶を生で録音して、社内に持ち帰ったこともあった。相手の了承を得られたら、会議の内容も録音しよう。外国語での誤解を避けるために重要なことなのだ。

 ベトナム駐在時代の国際入札で、数十社が参加して、公開で価格の読み上げが行われた時、参加社は全員が読み上げられる各社の価格を懸命に書き留めることになるが、筆者の場合はICレコーダーで録音していた。その場で書き留めたものと発表されている数字とを照合できて、自分の書き間違いの数字をみつけて、ホッとしたことがある。録音していなければ、とんでもないことになっていた恐れもある。

 ICレコーダーでよく使うのは、初めて訪問する客先の“道案内”だ。電話で道順を聞いた時、相手の説明をそのまま自分で繰り返して、手元のICレコーダーに録音する。それを聞きながらたどり着く――というわけだ。

音メモで広がる異文化交流

筆者がメインで使っているオリンパス「LS-10」(右)と予備の「DS-40」(左) 海外に出張するなら、仕事だけというのは惜しい。その国を知り、文化を知り、人を知る。デジカメに次いで、ICレコーダーが大活躍するのだ。

 ミャンマーを訪問した時、夕方ホテルのロビーで男性2人と女性1人の三重奏のライブ演奏が行われていた。西欧のポピュラーな曲を連奏していたが、通り過ぎるお客は多いのに、ロビーのソファーで聞いていたのは筆者1人だった。演奏家の1人が筆者のところにやってきて、筆者にリクエストを尋ねてきたので、ミャンマーのラブソングを聞きたいと頼んだ。

樋口健夫の「笑うアイデア、動かす発想」:
バックナンバー
歩け、歩け、歩きながら発想を録れ
雨にも負けず、眠気にも負けず――「マイカフェ」で1週間に500アイデアを発想する
死にものぐるいの“朝方知的創造時間”
やりくりキリキリ3分割――早朝40分を“濃縮時間”にするコツ
ビジネスパーソンの快適早起きの知恵――“オメザ”の研究
ビジネスパーソンの快適早起きの知恵――自分の最適睡眠時間を知る
年末年始は2人対戦ゲームでビジネス感覚を磨け
さよならキーボード――音声と手書きの二刀流「ハイブリッド入力」
年末までに、そろそろ名刺整理しませんか
新人たちの「免疫力低下」現象を見過ごしていないか【環境と仲間編】 演奏が始まって仰天した。素晴らしい。とても甘く、趣のある曲だった。何十年もの間、ほとんど鎖国状態だったミャンマーの国内で作曲された多数のラブソング! 筆者はアイデアマラソンのノートをカバンにしまって、ICレコーダーを取り出した。アンコールを頼んで、録音するためだ。

 再びミャンマーのラブソングが始まると、驚いたことにそれまで見向きもしなかったホテルの客がたくさん集まってきて、筆者と一緒に聞き始めた。さらにホテルの従業員たちがカウンターの中や廊下の端で演奏に耳を傾け始めた。夕方7時から11時まで、たっぷりとミャンマーのラブソングに浸ることができた。夕食を飛ばしてしまったのは秘密だ。

 次の日は早めに夕食を食べて、同じ演奏家たちのライブを聞いた。その日はホテルのマネージャーまでが一緒に座っていた。ミャンマーからバンコクに戻る機内で、ICレコーダーの録音を聴いて感動で涙が出た。翌年、筆者はわざわざ彼らの演奏を聞くために、再度ヨメサンを連れてミャンマーを訪問した。その時はICレコーダーとビデオカメラで撮影して、今も筆者のHDDに収録してある。

 バンコクのタクシーで、ラジオから流れた女性のタイ語の歌が素晴らしく、さっそくICレコーダーで“音メモ”して、近くのCDショップに入り、女性係員に聞いてもらってCDを購入した。

 この前は日本のコンビニの流れる曲を音メモして、ツタヤで購入した。鬼束ちひろの「月光」とKiroroの「未来」は素晴らしい。ハマった。別の機会に、那須の仕事の現場を訪問した時、帰り道でウグイスが鳴いていた。筆者はICレコーダーで録音して、出張饅頭とウグイスの鳴き声のお土産を持ち帰った。京浜急行の電車が出発する時のモーター始動音が「ドレミファソラシド~」と美しく聞こえるのは有名で、わざわざ録音しに出かけたこともある。

夢を2度楽しむ方法――夢メモ
 1996年ごろ、筆者は枕元のICレコーダーを置いていた。朝、目を覚ましたら、見ていた夢を録音していたのだ。夢は目を覚ました直後は生々しく覚えているが、朝のトイレに行っただけで流れ去ってしまう。そのぐらい繊細だから、目を開けないで録音したものだ。

 これを後で聞き直すと、楽しい夢を再び思い出すことができた。つまり、「夢を2度楽しむ方法」だったのだ。ノートに夢を書き留める人もいるが、書いている間に脚色してしまうことが多い。その点、音声は生々しい。若いころと違って、あまりに恥ずかしい夢はほとんどなくなってしまったが。

 当時のICレコーダーの音質は低かった。それでも旅や夢を10倍楽しめた。それが今や何と、ステレオでリニアPCM録音の可能なICレコーダーも登場している。ICレコーダーのメモはもっと活用できるのではないだろうか。

 この人のICレコーダーの活用法は注目に値する。実際に、MTGの録音くらいにしか使っていないからなー・・・。

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Feb 22, 2008

「次世代DVD統一」――なぜHD DVDは敗れたか

「次世代DVD統一」――なぜHD DVDは敗れたか

東芝がHD DVDから撤退した。次世代DVDを巡る天下分け目の戦いは、盟主東芝が去ったHD DVD陣営の敗北という形で幕が引かれ、事実上Blu-rayで統一された。今回は、HD DVDが敗れた要因と今後に与える影響について考えてみたい。
引き金はワーナー、決め手は「容量」

「(ワーナーの転向という)早急な判断を求められる事態が生じてしまった」という東芝 西田社長 ワーナーの転向が引き金となり、次世代DVDの主導権を巡る争いに破れたHD DVD。その敗因はどこにあったのだろうか。

 画質・音質の差とは考えにくい。両規格とも、ビデオコーデックにはH.264/AVCとMPEG-2、オーディオコーデックにはDolby True-HDなどのサラウンドシステムをサポートするなど、共通項は多い。同等といっても差し支えないだろう。

 メディアの製造コストについては、むしろHD DVDが有利だった。厚さ0.6ミリの保護層を2枚貼り合わせた構造はDVDと共通であり、DVDメディア生産ラインの転用が容易なことから、売価を低く抑えることが可能というものだ。

 決め手はやはり「キャパシティの差」だろう。厚さ1.2ミリ以内という光学ディスクとしての制限を考慮すると、0.6ミリ×2層が限界(片面からHD DVDとDVDを再生できる3層ツインフォーマットディスクは製品化されなかった)であり、1層あたり15Gバイトの計30Gバイトが容量の上限だった。

 一方、Blu-ray Discの保護層は(0.025ミリの中間層を含めて)0.1ミリ。しかも1層あたりの容量は25Gバイト、単純計算すると0.1ミリ×12=300Gバイトという大容量を実現できる。VHS vs Betaしかり、VHS-C vs 8ミリしかり、過去を振り返れば必ず大容量メディアが勝利を収めていたことも確か。その意味では、戦う前から勝負はあった、と言えないこともないだろう。

これからのHD DVDは?

昨年末に発売されたばかりの東芝「RD-A301」。もはや購入は困難になりつつある これからのHD DVDだが、東芝に続きオンキヨーも撤退を発表するなど、メーカーや映画配給会社の戦線離脱が相次いでいる。これから新機種の登場は見込めず、映画などビデオタイトルの発売も期待できない。一部の小売り店は、すでにHD DVDプレーヤー/レコーダーの販売を中止している(ヨドバシ、HD DVD機の販売終了)。

 ハードを販売したメーカーには、修理などのサポートという義務が残される。東芝は、コールセンターの強化や部品の8年間の保存、記録用ディスクのネット販売の検討を挙げているが、VHS vs Betaで敗れたソニーがBeta対応機の製造を続けた先例もある。敗軍の将は兵を語らずというが、ユーザー保護については大いに語ってほしいものだ。

 大容量のHDDが相当の安さで入手できる現在30G等の容量はむしろ中途半端。ブルーレイも含めて積極的にDVDからの移行を促すほどの製品的な魅力がなかった気がする・・・。

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Feb 21, 2008

ネット広告費、雑誌を抜く 電通調査

ネット広告費、雑誌を抜く 電通調査

電通が07年の日本の広告費調査によると、いわゆるマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)が3年連続前年割れとなった一方、急成長したネットが雑誌を抜いた。 2008年02月20日 21時46分 更新  電通が2月20日に発表した2007年の日本の広告費調査によると、総額は7兆191億円で、成長率は前年比1.1%と微増。いわゆるマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)が3年連続前年割れとなった一方、急成長したネット(6003億円)が雑誌(4585億円)を抜いた。

 ネット広告費は24.4%増・6003億円。検索連動広告とモバイル広告中心に伸びた。検索を活用した広告として、テレビCMで検索語を告知する手法も定着。行動ターゲティングなど新しい手法が市場を活性化した。

 雑誌はPC誌や番組・都市型情報誌などが大きく落ち込み、4.0%減・4585億円。雑誌は創刊・休刊とも前年を上回り、創刊は13.0%増(182誌)、休刊は30.5%増(51誌)だった。

 テレビは0.9%減・1兆9981億円。前年はトリノ五輪など大型スポーツイベントが多く、反動減を補うことができなかった。

 新聞は5.2%減・9462億円と大きく減少。前年のサッカーW杯・ナンバーポータビリティの反動減や、消費者金融の減少などが響いた。

 ラジオは4.2%減・1671億円。自動車や食品などが低調だった。ただナイターの聴取率が上昇しているほか、ネットラジオやポッドキャスティングの動きは加速している。

 フリーペーパーやPOP、ダイレクトメールなどプロモーションメディア費は1.9%増・2兆7886億円。衛星メディア関連(CS、CATVなど)は、10.8%増の603億円。

 08年の総広告費は07年比1.7%増の7兆1354億円となる見込み。マスコミ4媒体は0.8%減るが、ネットやフリーペーパーなど4媒体以外で4.2%伸びると予測している。

 ビジネス上でも使う機会が急増中のネットが落ち込み気味の雑誌広告を上回るのはトレンドからみれば自然なお話。ただ、イメージ重視の広告などは雑誌のほうがまだまだ上だろうが・・・。

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Feb 20, 2008

HD DVD買った人はどうなる 規格戦争の果て、消費者置き去り

ニュース
HD DVD買った人はどうなる 規格戦争の果て、消費者置き去り

東芝がHD DVDから事実上撤退する方向になり、次世代DVDはBlu-rayに一本化される見通しに。ただ、「消費者置き去り」のまま続いた規格戦争は、すでにHD機を購入した消費者への対応など、重い禍根をメーカー側に残す。 2008年02月18日 03時09分 更新  新世代DVDの規格をめぐる主導権争いは、「HD DVD」を主導する東芝が再生機器類の製造を停止する方向となったことで、今後はソニーなどが推す「ブルーレイ・ディスク(BD)」に一本化される見通しとなった。ただ、「消費者置き去り」のまま続いた規格戦争は、すでにHD機を購入した消費者への対応など、重い禍根をメーカー側に残す。

 「まだ負けたわけではない。HDの技術的な優位は変わらない」

 今年1月、ソフトの著作権を握る米映画大手ワーナー・ブラザーズがHD陣営からの離脱を発表した直後、東芝の米国法人幹部はこう強気の姿勢を強調したが、それも長くは続かなかった。

 国内外のメーカーで唯一、HDの録画再生機や再生機を製造してきた東芝。BDよりも低価格で売り出す戦略を推し進めたが、主戦場とにらんできた北米市場で、15日に小売り最大手のウォルマート・ストアーズがBD支持を表明。外堀を埋められた格好の東芝は「万事休す」となったようだ。

 東芝は米国で、HDの再生機をウォルマートなどの小売店を中心に2万円を切るような「採算割れ覚悟」(幹部)の破格の値段に設定してきた。その効果もあり、米国でのHD機の販売台数は、米マイクロソフトのHD対応の家庭用ゲーム機を含めて100万台を超える。

 日本での販売台数は数万台にとどまるとみられているが、米国の消費者の中には「規格争いについてよく知らず、価格面でHDの再生機を購入した人も少なくない」(業界関係者)とみられる。今後、東芝にとっては、国内外を問わずHD機購入者への対応が重い課題になるのは間違いない。

 また、撤退にともなう費用や、これまでに投入してきた販売促進費などの関連費用は数百億円に上るとみられる。東芝は、デジタル家電を原子力や半導体と並ぶ主力事業と位置づけてきただけに、HD撤退による損失が経営に与える影響は小さくない。

 かつて、ビデオテープの規格を舞台に起きた「VHSvsベータ戦争」では、ソフト充実度で優位にたったVHSの販売台数が市場で優勢になり、勝敗を決した。デジタル家電時代となった今回の新世代DVDでも、著作権を握る映画会社や、メーカーへの発言力を増す小売り企業の判断が大きな影響力を持った。

 HD陣営とBD陣営は3年前に一度、規格統一のための交渉に入ったものの、決裂した経緯がある。前回のVHSとベータ戦争に続き、次世代DVDでも“日本発”の規格争いが世界中の消費者を巻き込むことになったわけだが、メーカーの論理に立った消費者不在の製品開発の危うさを再び示すことになった。(塩原永久)

関連キーワード東芝 | HD DVD | 次世代DVD | Blu-ray

 経営判断としては当然のことをしたまでであろうが、あまりにもユーザーのことを考えてなさ過ぎ。これだから次世代DVDが手を出せなかったのだと思う人も多い気がする。今後光ファイバー等のブロードバンドによる動画配信が本格化すればBDとて勝者とも言ってられないかもしれない。

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Feb 19, 2008

モバイルガジェットの充電方法を統一する

3分LifeHacking:
モバイルガジェットの充電方法を統一する

多数のモバイルガジェットを持ち歩く際、それぞれの専用の充電台を持ち歩くのはなるべく避けたいところ。短期出張などに便利なデバイスで、充電方法を統一しよう。 2008年02月18日 16時30分 更新  ケータイやPDA、ワンセグ機器といったモバイルガジェットをたくさん持ち歩くようになると、充電をいかにスムーズに行うか、という問題がクローズアップされてくる。特に短期出張などの場合は、各ガジェットの専用充電台などを全部持ち運ぶのではなく、バッテリや充電ケーブルの共通化が図れるのであれば、なるべく共通化して荷物を減らしたいところだ。

 ありがたいことに、最近ではモバイルガジェットの多くが「電池」もしくは「USB給電」のどちらかに対応しているため、これらの充電用機器をそれぞれ1台用意しておけば、専用充電台をいちいち出先にまで持っていかなくても充電が行えるようになった。ということは、これら双方にまとめて対応するデバイスがあれば、それだけでモバイルガジェットの充電を一手に引き受けられるわけだ。


製品パッケージ。標準で単三形のeneloopが2本付属する こうした用途にピッタリなのが、今回紹介するUSBバッテリーチャージャー「MBB-UAC」だ。この製品は、電池の充電およびUSB給電のいずれにも対応したモバイルバッテリで、各種ガジェットへの充電を事実上これ1台でまかなうことができる。

 2Pプラグが付いた本体は単三電池を数本並べた程度のサイズで、コンセントから単三形の充電池×2本へ手軽に充電できる。4本ではなく2本というのが若干物足りなさを感じるが、その分コンパクト。持ち歩きにはピッタリだ。どうしても4本同時充電を行わなければいけない場合を除き、日常利用で困ることはないだろう。

 また、本体側面にはUSBコネクタを装備しており、USBケーブルを接続することで本体からモバイルガジェットへ充電できる。単三電池を利用するデジカメなどは電池を利用し、ケータイなどUSBから直接充電するタイプの機器はUSBケーブルで充電する、といったように使い分けできるのだ。ちなみに、本製品を経由することで電気コンセントから機器へも充電できる。事実上の3WAYの製品ということになる。


(左)コンセントからeneloopを充電することができる。(中央)側面にUSBポートを装備。(右)機器ごとのケーブルをUSBポートに差し込んで充電できる。eneloopの代わりにアルカリ電池をセットし、そこからUSB経由で機器を充電するというワザも
 電池の充電だけ、もしくはUSB給電だけといった単機能の製品は多いが、両方に対応し、かつここまでコンパクトな製品はあまりない。本稿執筆時点でまだ発売から間がなく、製品の知名度は高いとは言えないが、モバイルバッテリとしての汎用性はなかなかのものだ。

 なお、これは本製品に限らず同等製品のどれにも言えることだが、ガジェットによってはこうした製品を経由しての充電に対応しない場合がある。相性のようなものだが、購入前にネットの情報などをよく確認することをお勧めする。


 デジタル製品が増えれば増えるほどこの手の製品のニーズは高まる。メーカー側も様式の統一などに気を配ってほしいところだが・・・。
 

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Feb 17, 2008

ニコニコ動画から見える第3世代のナレッジマネジメント論--「コト」「人」の次は「ネタ」

ニコニコ動画から見える第3世代のナレッジマネジメント論--「コト」「人」の次は「ネタ」朽木海

2008/02/15 18:19
 

ビジネスの文脈で語られることの多いナレッジマネジメントと、ネットの宴会場としてすっかり定着したニコニコ動画。一見して結びつきがたい両者は、「ネタ」という観点で見ると説明がつくという。

 2月13日と14日の両日、目黒雅叙園で翔泳社主催の開発者向けカンファレンス「Developpers Summit 2008」が開催され、開発プロセスやアーキテクチャ、SaaSなどをテーマにさまざまなセッションが開催された。

 「Development Style 2.0」と題された、開発者の興味のある題材を取り上げるセッションでは、硬軟織り交ぜたテーマが取り上げられたが、その中でも異色だったのは「ネオ・ナレッジマネジメント論-ネットワーク上のプラットフォームを活用した新しいコラボレーション形態を探る」というセッションだ。進行役にみずほ情報総研コンサルティング部の吉川日出行氏、話者にはドワンゴ研究開発部部長でニワンゴ取締役の溝口浩二氏、クリプトン・フューチャー・メディアメディアファージ事業部の佐々木渉氏を迎えた。

みずほ情報総研コンサルティング部の吉川日出行氏  まず、吉川氏の自己紹介を兼ね、ナレッジマネジメント(KM)の変遷について解説。文書共有を中心としたグループウェアなどの第1世代ナレッジマネジメントを「Document Centric KM」、第2世代であるQ&Aコミュニティーやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)など情報を持っている人を中心としたものを「Human Centric KM」と定義。第1世代のKMに関しては「システム中心主義で、情報を蓄積するコストが高すぎ、再利用もされない」、第2世代については「直接的成果が見えにくいため、評価しづらい」という問題点を挙げた。

 そして、動画共有サイトのニコニコ動画や初音ミクをはじめとしたVOCALOIDシリーズの製品などがネット上で流行している現象をKMの第3世代「Neta Centric KM」ではないかと仮説をたてる。これは人を中心とした第2世代からさらに進み、人が持つ要素、すなわち「ネタ」を中心にした考え方だという。

 では現在その「ネタ」を共有する場であるニコニコ動画は現状をどう見ているのだろうか。吉川氏は運営側の代表として登壇した溝口氏に「みんなニコニコ動画にタダで参加してるのに、なぜこんなに盛り上がっているのか」と質問を投げる。

ドワンゴ研究開発部部長でニワンゴ取締役の溝口浩二氏
 これに対して溝口氏はあくまで推測だがと前置きした上で、「自分と同じような感覚を持った人がたくさん見ている。自分が『おもしろい』と思ったものを投稿すると、それに対して多くの人たちからコメントが返ってくるという反応がいのではないか」と分析する。「子供の頃、友達に新しいおもちゃを見せて盛り上がっていたような感覚」(溝口氏)。

 また、吉川氏の「ニコニコ動画の人気の要因として、『誰かから認められたい』という承認欲求の充足のために利用しているということを語ることが多いのではないか」という質問には「自分がいいと思ったものを評価されると言うことは、(サービスが人気になった要因として)重要なこと」と溝口氏も同意する。「自分も管理職をしているが、新人が入ってきて仕事ができないと怒りたくなる。ただ、それをちょっと抑えて良いところを見つけ出し、ほめてあげると伸びてくる」(溝口氏)と実務の側からの見方も示した。この後、ニコニコ動画を運営する上での苦労話や開発の立場としてのオープンソース活動についてなどの話が繰り広げられた。

クリプトン・フューチャー・メディアメディアファージ事業部の佐々木渉氏  続いて登場したクリプトンの佐々木氏は、初音ミクや鏡音リン・レンなどのバーチャル歌手ソフト「VOCALOID2 CVシリーズ」の企画担当者。ニコニコ動画という場に「ネタ」を供給するのに一役買っている立場である。

 初音ミクがリリースされた際、すでにニコニコ動画はサービスを提供していたが、こうした場を意識して制作された製品なのだろうか。

 佐々木氏はこれについて「最初にニコニコ動画を見たのは東京で行った初音ミクの録音が終わり、本社のある札幌に戻ってきたとき。その時点ではすでに初音ミクのキャラクターや概要は決まっていた」と語る。「ここにちょっとでも乗っかれる要素があればおもしろいだろうな、とは思っていた」(佐々木氏)とは考えながらも、当初はニコニコ動画上での爆発的な人気までは意識していなかったという。

 吉川氏はまた、ユーザーが楽曲を歌ったり、アニメなどの振り付けをもとに実際に踊ったりする「○○を歌ってみた」「○○を踊ってみた」というジャンルの動画がニコニコ動画上で人気であることを説明した上で、「『○○を歌ってみた』は人間しかできなかった。歌うということをDTMソフトのほうへ切り離したのは画期的なことではないか」と、VOCALOIDシリーズが人気になった要因を質問した。

 それに対して佐々木氏は「歌うという行為を切り離したというより、思春期の女の子的キャラクターから歌を切り離したというほうが影響が大きかった気がしている。ボーカロイドは綺麗で、あまり生々しくない。一方、歌は本来情感的なもので、濃かったり重かったりする。これをボーカロイドが歌うことでオブラートに包めているのではないか」と答える。「有名なバンドのおじさんが初恋の歌を歌うよりは、高校の時の初恋の相手的なキャラクターに歌わせたほうがリアルさがある」(佐々木氏)と、キャラクターをプロデュースした側ならではの見解を示した。

 また佐々木氏は、コンテンツ投稿サービス「ピアプロ」のリリースを公開1週間前に同社社長の伊藤博之氏に告げられたという裏話も披露。佐々木氏が伊藤氏に「こんなに忙しいのになぜ今リリースするのか」という質問をすると「みんなが作ったものを自分が見てみたいから」と明快に答たのだという。現在では伊藤氏も「ニコ厨になってしまった」(佐々木氏)とのこと。

 最後に吉川氏はNeta Centric KMと銘打った第3世代ナレッジマネジメントについて改めて語る。「1つは最終成果物ではなく中間成果物や素材そのものを共有すること、もう1つは『人そのもの』ではなく、『いろいろな人を動かしているモノ』を追いかけることがポイント」(吉川氏)とし、今後こうした手法を導入するにはこれらのポイントをシステマチックに活用していくツールにしていくべきであるとまとめた。

 なお、今回のセッションで使われたプレゼンテーション資料はドキュメント共有サイト「docune」で閲覧できる。

ネタの共有がナレッジマネジメントの最先端形態?見方は面白い。ただ、ビジネスに使うとなるともう少しこなれる必要がありか。アイデアの共有のためには使えそうな発想だが。

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東芝、HD DVD撤退で調整へ”報道を読み解く

“東芝、HD DVD撤退で調整へ”報道を読み解く

2月16日夜、NHKが「東芝HD DVD撤退で調整」というニュースを報じた。1月のワーナー離脱やBDの寡占進んだ後も、HD DVD撤退の動きはなく、あまりに唐突な情報という印象がぬぐえない。しかし、根も葉もないニュースかと言えば、それも違うようだ。  2月16日、NHKが夜のニュースで「東芝HD DVD撤退で調整」と報じた。しかし、1月のワーナー離脱やBDの寡占が進んだ後も、HD DVD撤退の動きは(少なくとも東芝デジタルメディアネットワーク社においては)なく、あまりに唐突な情報という印象がぬぐえない。主席技監の山田尚志氏なども、中国でのCH-DVD(中国版HD DVD)で積極的に活動していた。

 HD DVD搭載ハイビジョンレコーダーの「RD-X7/A502/A302」の発表・発売が大幅に遅れたという情報は耳にしていたが、これはH.264エンコーダーの改良に伴ってソフトウェアに不具合が出たためで、いまだ出荷・販売の意志は変わっていない。

 加えてNHKの報道にあった「青森の工場」では、現在はHD DVD関連製品を全く作っておらず、レコーダーも含めて中国で生産されている。また、その中国の工場でも、HD DVD関連製品が常時ラインに流れているわけではないだろう。

 そこで東芝DM社のHD DVD戦略担当者に連絡を取ったところ、「HD DVD事業から撤退する結論は出していない。撤退について公式な会議の場で議論もしていない」と完全に否定した。「撤退に関してDM社は何も判断していないし、撤退のシナリオもない」。おそらく、このコメントは真実だろう。

 今、撤退を決めれば大量の返品がある上、関連する各社の事業にも大きく影響する。全く、なんの根回しもなしに東芝DM社が撤退を決めることはないと考えられる。東芝DM社としては、たとえ撤退するとしても、盟友であるユニバーサルやパラマウントがHD DVD撤退をアナウンスした後に表明したいと考えるに違いない。

 しかし、根も葉もないニュースかと言えば、それも違うようだ。こうした報道の場合、必ず情報源がある。今回の場合、撤退に向けて調整するという情報源は“東芝関係者”とされている。つまり、これは東芝DM社ではなく、東芝本社からの意図的な情報リークというのが、もっとも可能性としては高い。

 東芝本社はHD DVD事業に関して、昨年末までの積極的な発言から一転し、今年に入ってからは「数多く行っている事業の1つでしかない」と西田厚聰社長が発言するなど、かなり冷めたコメントへと変化していた。1月のワーナーショック以後、レンタル事業者のネットフリックス、家電量販最大手のベストバイ、さらに流通最大手のウォルマートがBD支持を打ち出すなど、流通側のBDシフトが明確になったことで、予定よりも早く撤退への方向を模索し始めたと推測できる。

 リーク報道のタイミングからすると、情報がリークされたのは土曜日の午後だろう。このタイミングならば翌日の新聞記事には間に合い、月曜日に東芝が動き始める頃には“東芝HD DVD撤退へ”が周知となり、既成事実化してしまっているのは間違いない。そうなれば、東芝全体の組織としても撤退の方向へと踏み出しやすい。

 ただ、今回のリークの意図が何であれ、BD対HD DVDという長きにわたったフォーマット戦争は、いよいよ最終局面へと向かっている。筆者の所にこうした記事の依頼がやってくるということは、報道機関の動きも連動することを示している。明日の朝刊は、各紙とも「東芝、HD DVD撤退で調整へ」と一斉に報じるだろう。

 前述したように東芝DM社は撤退の意思表示を行っていないが、HD DVDの問題はDM社だけに留まるものではない。東芝PCネットワーク社の販売するAVノートPCの企画開発、それに販売面にも大きな影響を及ぼすだろう。今も「PC畑出身」と話し、青梅事業所にも積極的に足を運ぶ西田社長がリーダーシップを取って問題解決に向けて動き出したのであれば、来週にはさらに大きな動きとなるはずだ。

次世代DVD競争も最終局面。BLUERAYの完勝に終わりそうであるが、すでにネット経由の動画配信など新しいテクノロジーの普及も急ピッチ。BLUERAYの寿命も意外に短いのでは??

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Feb 16, 2008

インプットを仕事に確実に生かすには?【解決編】

インプットを仕事に確実に生かすには?【解決編】

各種の“インプット”をどう生かすかという視点で考察を重ねてきたシゴトハック研究所。今回はその方法の1つである、“タスクへの落とし込み”について詳しく考えます。

 

シゴトハック研究所では、これまでに「残したメモ」や「集めた情報」といったインプットをいかに役立てるかという視点での考察を重ねてきています。いうなれば、インプットに投下したコストをきちんと回収する方法、もっといえば努力をレバレッジするための方法の探求です。

 得られる成果が努力に見合わなければ、多くの人はやる気を失ってしまうでしょう。一方、努力した以上の成果が得られれば、イヤでもモチベーションが刺激されるはずです。

 まず、努力に見合う成果を上げるための考え方として、「残したメモを無駄にしないためには?」でご紹介した「メモの一元化」が挙げられます。

 残したはずのメモが見つからない、というのでは活用する以前の話になってしまいますから、まずは「探す時間」を限りなくゼロに近づけるわけです。

 メモを一元化することで、探す時間を最小限に抑えられるというメリットが得られます。メモは自分で決めた特定の場所にしかないために、そこを探して見つからなければ「ない」と断言できるのです。

 一元化していない場合は「どこか別の場所にあるのではないか?」という疑念がつきまといます。その疑念が晴れるまで、「探すモード」から抜け出せなくなるわけです。

 続いて、努力をレバレッジする考え方としては、「未来に託したメモを漏れなく役に立てるには?」で取り上げた、「具体的にどう使うかを期限付きで決めておく」ことがこれにあたります。

 残したメモの具体的な使い方が決まっていても、それがいつなのかがはっきりしていなければ、そのメモに注意が向けられなくなり、結局は放置されてしまうからです。

 以前、『レバレッジ・シンキング』の書評の中で「放っておけば流れていってしまうものを意図的に押しとどめ、圧縮し、それを一気に解放したときに生まれる弾力を推進力に変える」と描写した概念があります。その概念こそが「レバレッジ」です。

 期限を決めることによって、限定された個所に努力を集中投下できるようになるわけです。ちょうどダムに水を溜めるようにです。

 この2つの考え方は、問題編のような、せっかくのインプットがうまく生かせていないような状況にも有効です。それぞれの考え方を原則に、次の2つのシゴトハックとして応用してみます。

1. タスクに落とし込む(一元化)
2. 原則を決めてこれを守る(レバレッジ)

 今回は1について考えてみましょう。
タスクに落とし込む(一元化)

 「なるほど」あるいは「これはいい」と思ったことがあれば、それを具体的なタスクにしてしまうことです。これは、本を読んでいる時であっても、セミナーを受講している時であっても、あるいは人と話をしている時であっても同様です。

 例えば、筆者はパーティーなどで初対面の人と話をしている際に、相手から「なるほど」と思える話が聞けた場合には、次のようなタスクを「Remember The Milk」に登録し、順次実行するようにしています。

* 話の内容をアレンジしてブログに書く
* その相手にお礼メールを書く
* ランチのアポイントを取る

 ブログに書くことによって、自分なりにそしゃくをし、人にもわかってもらえるように工夫をし、さらには、それを目にした人からのフィードバックが得られる(ことがある)というメリットが期待できます。

 よく読んで理解したり工夫したり、という手間が発生しますが、これによって新しい知識を自分の中に体系化させることができ、最終的に行動を変える足がかりが得られます。

 ブログに書かない場合でも、相手の方にお礼メールを書くことになれば、「相手の話が自分にとってどのように役に立ったのか(あるいは役に立ちそうなのか)」を具体的に書くことになりますから、やはりそしゃくと工夫が発生します。

 さらに、もっと話が聞きたい、ということになればランチをともにする、というステップに進んでいくわけです。

 この一連の流れにおいて、筆者は「Remember The Milk」に関連するすべてのタスクを一元化しているわけですが、いうなれば、「Remember The Milk」を行動の司令塔にしている、ということになります。このリストさえ見ていれば仕事は滞りなく回っていく状態です。

 そのためには、登録したからには確実に仕留める、仕留めれば達成感と同時に「行動が変わった」という成果も得られる、というポジティブな循環を作り出す必要があります。これを作り出すには(みもふたもありませんが)、登録したタスクは確実に仕留める、という成功体験を積み上げていくほかはないでしょう。

 とはいえ、何ら具体的なタスクが思い浮かばない、ということもあるでしょう。このようなケースも含めて、次回は、「原則を決めてこれを守る(レバレッジ)」について考えていきます。

 メモでもなんでも一元化し、タスクリストに落とし込むというのは基本かも・・・。

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Feb 15, 2008

Yahoo!に買収する価値はあるのか?

Yahoo!に買収する価値はあるのか?


MicrosoftにはYahoo!が必要なのだろう。でもそのために、Microsoftは幾ら支払うべきなのだろう?
2008年02月14日 17時50分 更新
Steven J. Vaughan-Nichols

 もしわたしが10億ドル持っていれば、わたしはお金持ちだ。でもYahoo!を買収するつもりなら、それではまだ立候補すらできない。

 Microsoftは先日Yahoo!に対し、その時点でのYahoo!の株価に62%上乗せした1株当たり31ドル、総額446億ドルでの買収を提案した。それを受けて、Yahoo!の取締役会はどう反応したか? 彼らは「当社をあまりに過小評価している」として、この買収提案を拒否したのだ。

 やれやれ、わたしも446億ドルの買収提案を拒否してみたいものだ。それにしても、ではYahoo!は幾らなら妥当と思うのだろう? 何人かの証券アナリストがわたしにほのめかしたように、そう、600億ドルぐらいだろうか? デイトレーダー仲間の気分を害するようなことは言いたくないが、でも彼らのそうした見積もりはどうも少し欲ばり過ぎではないだろうか?

 実際、多くの人々はMicrohooの誕生などそれほど気に掛けていない。もちろん、Googleにとっては気に入らないことだろうが、GoogleにはGoogleの優先事項がある。もっともMicrosoftによるYahoo!の買収提案に干渉することは、Googleにとってトップに近い優先項目だ。Googleに関する限り、Microsoftがこの買収に多額のお金をつぎ込めばつぎ込むほど、ますます結構なことだからだ。

 だが中には、この計画を本当に嫌がっている向きもある。ニューヨークに拠点を置くビジネスコミュニティー向けのニュースサイトSilicon Alley Insiderの著名なCEOで編集長でもあるヘンリー・ブロジェット氏は、この買収提案について「災難をもたらす動きだ」と指摘している。さらに同氏は Microsoftのスティーブ・バルマーCEOについて「彼は失敗に慣れていない。彼らは理論的には賢いことをやっているが、うまくはいかないだろう」とまで語っている。

 なぜか? そう、いつものよくある理由だ。MicrosoftのWindowsベースのソフトウェアと、FreeBSDやオープンソースをベースとしたYahoo!のWeb2.0アプリケーションの間には真のシナジー効果は一切ない。両社の企業文化も水と油のように混じり合わない。そして忘れてならないのは、Yahoo!は苦境に陥っているという点だ。わたしがこのコラムを書いている間にも、Yahoo!は1000人強の従業員をクビ、おっと失礼、レイオフし始めているだろう。

 Yahoo!にはどうか、Microsoftによる評価がどのように過小評価なのかを説明してほしい。今回レイオフされる従業員たちも、その詳細を聞きたがっているに違いない。

 一方、MicrosoftはYahoo!が発表した買収拒否の方針にひるむことなく、買収をあきらめない意向を表明している。だが同社はまだ買収額の引き上げは行っていない。その代わり、同社はYahoo!の株主に取締役会の方針よりもMicrosoftの買収提案を受け入れてもらえないかを検討中のようだ。実際、Yahoo!の株主のうち、Group Bという名称で呼ばれるインフォーマルグループはこの買収提案に賛成しているようだ。

 Group Bは既に1年以上前から、Yahoo!に経営方針の大幅な転換を求めて尽力している。彼らはYahoo!の前CEOであるテリー・セメル氏と現在の取締役会が同社を失墜させたと考えているのだ。ここ数年のYahoo!のお粗末な業績を見れば、彼らの主張も納得できる。

 Group Bはエリック・ジャクソン氏をリーダーにYahoo!の現従業員と元従業員総勢100人で構成され、保有株式は210万株。同グループは最善の選択肢を取りたいと考えている。そして、今のところ、それはMicrosoftの提案だ。「われわれはYahoo!が今の取締役会と経営陣のまま独自に事業を継続していくことを望んでいない」とジャクソン氏は自身のブログで語っている。

 だが好むと好まざるとにかかわらず、Yahoo!の株式全体からするとGroup Bの保有分はほんのわずかだ。Group Bは目下、ほかの株主にも賛同を呼び掛けている。Microsoftもほかの株主が彼らの方針に加わることに期待しているところだ。

 だがわたしが思うに、Microsoftはいずれにせよ、この買収を成立させるためには買収価格を引き上げなければならないのではないだろうか。わたしは今でも、MicrosoftにはYahoo!が必要だと思っている。その買収が災難をもたらす可能性があるという意見にも賛成だ。そしてわたしは、両社の統合には甚大な労力を要するであろうとの意見にも賛成だ。とはいえ、Microsoftにほかにどんな選択肢があるというのだろう?

 わたしの同僚のMicrosoft Watch編集者、ジョー・ウィルコックスは最近、次のように語っている。「Microsoftの買収提案は、それが本気であるのなら、サービスプラットフォームがベーパーウェアであることを明かしているようなものだ。確かに Microsoftはこれまでそれなりのものを構築してきたが、それではGoogleと争うには不十分ということなのだろう。皆が思うよりも自分たちが Googleにはるかに後れを取っているということを、Microsoftは暗黙のうちに認めたことになる」

 わたしもまったく同感だ。チェスの世界では、ひどく不利な場面に追い込まれた状況を「ツークツワンク(zugzwang)」と呼ぶことがある。これはドイツ語からきたチェス用語で、「動くと不利、しかも非常に不利になるにもかかわらず、動かなければならない状況」を示している。Microsoft よ、ツークツワンクへようこそ。オンラインでの地盤を強化したいのなら、Yahoo!を買収するしかない。だが、どんな方法を用いようと、そのせいで痛い目に遭うのは避けられないだろう。

進むも地獄引くも地獄のマイクロソフト。このコラムの言い分どおりと考えると半ば強引にMSはYAHOOを買収。結果は成功ともいえないものになる・・・そんなところか。まあ、GOOGLEが強いのは事実だが、かと言って巨大化しつつあるGOOGEがこのまま順調の成長軌道を維持できるとも思えないが・・・。

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Feb 14, 2008

ビデオチャットで“飲み会”も――Skype×エキサイト「新たな活用事例を提案」

ニュース
ビデオチャットで“飲み会”も――Skype×エキサイト「新たな活用事例を提案」

ビデオチャットで“飲み会”、グループチャットで社内ミーティング――Skypeの新しい使い方がユーザーから登場してきているが、今後はSkypeからも提案していきたいという。 2008年02月13日 20時35分 更新 岩田真一マネージャー 「Skypeでミーティング、Skypeで“飲み会”など、Skypeの新たな活用法をユーザーが発明してくれている」――Skype Technologies 日本オフィスの岩田真一マネージャーは話す。

 ITベンチャー・ロケットスタートのように、Skypeのグループチャットで“ミーティング”する企業があるほか、読売テレビ放送はSkypeのビデオチャットで採用試験の面接を実施した。個人レベルでは、飲み会から帰宅後、家でビールを飲みながらSkypeのビデオチャットで“2次会”を開くユーザーもいるという。「使い方はユーザーが見つけてくれる。それをSkype側からも提案できれば」(岩田マネージャー)

 Skypeはエキサイトと昨年11月に業務提携し、専用サイト「Exite&Skype」でエキサイト版Skypeの提供を始めている。今後は、例えば「エキサイト恋愛結婚」でSkypeデートを提案するなど、ユーザー像に合った「Skype○○」提案をしてきたいという。

 「今後も“Skype○○”がどんどん出てくるだろう。Skype側からも、Woman.exiteやGame.exiteなど各チャネルのユーザーに、Skypeの利用事例を分かりやすく提案できれば」(岩田マネージャー)

 Exite&Skypeでは、Skypeの利用法をユーザーから募集する企画も実施。近日中に結果を発表する予定だ。

連携強化へ
 両社はこれまでに、ブログパーツ「エキサイトSkypeボタン」を公開するなどSkypeとエキサイトサービスの連携を進めてきた。従来はSkype本社が行っていた日本語サポートもエキサイトで対応し、日本時間に合わせたサポートができるようになった。

 今後は「Skype 3.6 for Window」以降に搭載した高画質ビデオ通話機能(640×480ピクセル・30fps)のプロモーションにも力を入れて行くという。「お正月やお盆など季節ごとのイベントでの利用を提案していきたい」(岩田マネージャー)。

 加えて、Exite&SkypeでSkypeに関連した製品を販売するほか、エキサイトSkypeボタンに、コンタクトリストにないユーザーとチャットできる「オープンチャット機能」を追加する予定だ。

いろいろできそうで実はなかなかできないビデオチャット。我々の想像力が貧困なだけ?便利なツールのように思えるが・・・。

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Feb 12, 2008

東芝「RDシリーズ」にBDが搭載される日は?

東芝「RDシリーズ」にBDが搭載される日は?

北京オリンピックの開催を控え、夏前には各社から多数のAV製品が登場すると予測される。その中に「BD搭載RD」は含まれるだろうか。
ITmedia LifeStyle
Weekly Access Top102月2日~2月11日1位 「ワーナー・ショック」の本質
2位 iPod touchに32Gバイト版が追加
3位 5年後、放送には何が求められるのか
4位 プチプチ無限地獄へいらっしゃいませ、ご主人様
5位 シャープ初のTHX認定液晶テレビで「レミーのおいしいレストラン」の驚愕画質を味わう
6位 「∞プチプチ」第2弾は“ぷち萌え”
7位 スピーカーの“群遅延”を解消する「フルバンド・フェイズコントロール」とは?
8位 いろんなモノを雑菌から守れ! 「紫外線殺菌棒」
9位 薄型テレビの音質アップグレードを考える(1)
10位 薄型テレビの音質アップグレードを考える(2)

 ワーナー・ホーム・ビデオがHDビデオソフトのBlu-ray Disc一本化を決定した、いわゆる「ワーナー・ショック」の本質とは何か、麻倉氏に尋ねた連載「麻倉怜士のデジタル閻魔帳」がアクセスランキングトップに。麻倉氏に話を尋ねたのは1月下旬のことだが、その後には、米家電量販店のBest BuyがBlu-ray Discを「推奨フォーマット」として販売していくことを決定(関連記事)するなど、次世代DVDのフォーマット戦争は終結に近づいていることを感じさせる出来事も起こっている。

 プレーヤーではなくレコーダーが大きなウェイトを占める日本市場を米市場と同様にみることはできないが、ソニー/パナソニック/シャープは各社それぞれの特徴を前面に押し出したBDレコーダーを多数用意しているが、HD DVDを推進する東芝は“HD DVD搭載HDDレコーダー”であるRD-A301以降、レコーダーの新製品を発表しておらず、HD DVD搭載レコーダーのラインアップはRD-A300/A600/A301の3製品のみ。両陣営の勢いの差は歴然としてしまっている。

 昨年秋のCEATEC JAPAN 2007にて同社はフラグシップモデル“X”の型番を持つレコーダー「RD-X7」を展示していたが、開発が難航しているのか、はたまたHD DVDへの取り組み方について方針が定まっていないのか、いまだ正式発表の声は聞こえない。


CEATEC JAPAN 2007の東芝ブースで展示されていた「RD-X7」 「RD」といえば、エアチェックファンの間では評価の高いシリーズだけに、せめてBD-ROMの再生機能だけでもRDに搭載されれば……と願うユーザーは少なくないはず。麻倉氏も「RDシリーズとBDは最強のコンビネーションになる」と述べているし、初めて購入したレコーダーが「RD-XS53」の筆者もBD搭載は大歓迎だ。

 今年は8月に北京オリンピックの開催を控えているので、夏前には各社から多数のAV製品が登場すると予測される。その中に、「BD搭載RD」は含まれるだろうか。

 いずれはBD搭載の東芝製レコーダーもリリースされるだろうが、向こう一年くらいは意地でも出さないだろう、さすがに。そもそもHDDVDを買ったひともそれなりにいるわけだからあまりに変わり身が早いのも・・・。

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Feb 11, 2008

WSJ] Yahoo!取締役会、MSの「乗っ取り」拒否の構え

[WSJ] Yahoo!取締役会、MSの「乗っ取り」拒否の構え


情報筋によると、446億ドルでの買収提案をYahoo!取締役会は「敵対的」とみなし、Microsoftに対抗する。
2008年02月10日 15時25分 更新
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)
 米Yahoo!の取締役会は、米MicrosoftからWebの巨大企業であるYahoo!に突きつけられた446億ドルの買収提案を拒否する計画だ。同社に近い筋が明らかにした。

 先週、何度か行われた会合で、Yahoo!の取締役会は1株当たり31ドルの買収案はYahoo!の価値を「著しく低く見積もったもの」と結論付けていると情報筋。また、Microsoftによる提案を受け入れた場合にその合意が規制当局により覆されることのリスクを考慮していないとしている。取締役会は2月11日に、Microsoftに対して同社の姿勢を記した文書を送る計画だ。

 Yahoo!の取締役会は、Microsoftが最近のYahoo!株価が弱含みであることを利用して同社を「盗もうとしている」と確信している。買収提案を拒否するということは、Yahoo!取締役会が長期間にわたるであろう乗っ取りとの戦いに断固として臨もうとしていることを示している。1株当たり40ドル未満での提案に対して検討することはあり得ないだろうと情報筋は伝えている。

 Microsoftがこのような高額プレミアムを支払う意思があるかどうかは明らかでないが、その買収価格ならば現金と株式による当初見積もりよりもさらに120億ドルの上乗せが必要となる。MSに対する拒否と並行して、Yahoo!取締役会はさまざまなほかのシナリオを検討している。その中には検索広告におけるGoogleとの提携も含まれる。Yahoo!の取締役らは、同社の独立性を確保するためのそれ以外の方策も検討しているとYahoo!に近い筋は述べている。

 Yahoo!の取締役会は、MicrosoftがYahoo!の執行部と取締役会の希望に反してまで「敵対的買収」に出たくはないだろうと賭けに出ているようだ。そのような手段に出れば、Microsoftの成功に欠かせない一般従業員のエンジニアに強い敵意を抱かせることになる。敵対的買収になり、Yahoo!の執行部が規制当局に対してこの買収が反競争的だと主張すれば、当局の審査通過はさらに困難になり得る。

 Yahoo!は望まない乗っ取りを防止するための「ポイズンピル」方策を取っている。Microsoftがポイズンピルを撤回させるためには取締役会を排除する必要があるようだ。

こんな状態でMSが強引にYAHOOの買収に踏み切ってもうまくいくはずがないだろう。とはいえYAHOOが単独で生き残るというのも考えにくいが。

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Sony Ericsson、3インチWVGAタッチパネル+フルキー+横スライド搭載スマートフォン「EXPERIA X1」発表

Sony Ericsson、3インチWVGAタッチパネル+フルキー+横スライド搭載スマートフォン「EXPERIA X1」発表

Sony Ericssonは、「P1」に続く新たなスマートフォン「EXPERIA X1」を発表。3インチワイドVGAのタッチパネル液晶にQWERTYフルキーボード、横に開くアークスライド機構、3.2Mカメラ、無線LAN、GPS、Bluetoothなどを搭載する。 「EXPERIA X1」を掲げるSony Ericsson ハードウェア&ポートフォリオプランニング担当のStive Walker氏 英Sony Ericssonは2月10日、Mobile World Congress 2008開催前日に行われたプレスプレビューイベントで、新ブランド「EXPERIA」とWindows Mobile搭載のスマートフォン「EXPERIA X1」を発表した。市場投入は2008年下半期を予定する(2008年2月現在、国内向けの発売予定はなし)。

 EXPERIA X1は、海外向けに投入するQWERTYキーボード(フルキーボード)搭載のスマートフォン「P1」に続いて投入する、Sony Ericsson製のスマートフォン。ソニーブランドの“ウォークマンケータイ(Walkman Phone)”や“Cyber-shotケータイ(Cyber-shot phone)”とは別に、同社初のオリジナルブランド“EXPERIA(エクスペリア)”を冠し、モバイルWebコミュニケーションとマルチメディアエンタテインメントの融合を目指すプレミアム端末として展開する。

 主な仕様は、タッチパネル搭載の3インチワイドVGA液晶と横スライド機構、QWERTYキーボード、無線LAN、GPS、Bluetooth、320万画素ッカメラ、MP3/AAC再生対応音楽プレーヤー、ハードウェア3Dグラフィックス、FMラジオ、PC向けサイトブラウザ(Full HTML Web Browser)などを搭載。本体サイズは110(高さ)×53(幅)×16.7(厚さ)ミリ、重量約145グラム。対応ネットワークは、UTMS/HSDPA/HSUPA 900/1700/1900/2100、UMTS/HSDPA/HSUPA 850/1700/1900/2100、GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900。

 弓なりに円を描くように横にスライドする“アークスライダー”による薄型コンパクトなデザインと、iPhoneのように画面を指でなぞることで直感的に操作できる独自インタフェースの搭載が特徴。“ほぼ全部入り”のスペックを備えるとともに、そのデザインも含めて魅力的な端末に仕上げられている。

 スペックだけ見ると、少々前のPDAを上回るようなスペック。ただ、あまり新しい提案はないなー。(どうせ日本では出ないだろうし)。結局、IPHONEのような衝撃を発する日本メーカーはないのだろうか??

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Feb 10, 2008

Yahoo!、ライブキャストサイト「Yahoo! Live」立ち上げ

Yahoo!、ライブキャストサイト「Yahoo! Live」立ち上げ

Yahoo! Liveでは、一般の動画配信サイトと異なり、Webカムなどでの「生」の画像をリアルタイムで配信できる。
2008年02月09日 08時08分 更新
 米Yahoo!は2月7日、ライブ動画配信専用のWebサイト「Yahoo! Live」を試験的に立ち上げた。Webカムで撮影中の動画を生中継で配信できるというもので、ライブコンサートやDJの配信などにも利用できるとしている。

 動画を配信するだけでなく、視聴者とのチャットも楽しめる。自分のチャンネルを「プライベート」に設定すれば、動画を一部メンバーだけに限定して公開することも可能。


 開発者向けにAPIのプレビューやサンプルアプリケーションを公開しており、フィードバックを数カ月内にリリース予定のAPI(バージョン1.0)に反映する予定。

 Yahoo! Liveは、現在試験リリース段階のため、処理可能なトラフィック量には制限があるという。

面白そうな機能ではあるが、日本では公開しないのだろうか?こういうインフラ提供のプラットフォームにGOOGLEもYAHOOもなりそうな気もする。

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Feb 09, 2008

ワイヤレスマウスで“PCをジャック”する

ワイヤレスマウスで“PCをジャック”する

PCのスキルというのはやっかいなもので、商談や作業とは違ってやり方を教えたり、見て盗んだりするのがとても難しい。すぐ隣で仕事をしていても画面の中では何が起こっているのかが分かりにくいのでほとんど伝わらない。さて、どうやって伝えようか――。 2008年02月08日 18時00分 更新  筆者は文具のヘビーユーザーであるが、PCに対する依存度もかなり高く、会社では同僚や後輩にPCの操作方法などを聞かれることもある。ということで、今回はちょっとPC系の話。

 PCのスキルというのはやっかいなもので、商談や作業とは違ってやり方を教えたり、見て盗んだりするのがとても難しい。すぐ隣で仕事をしていても画面の中では何が起こっているのかが分かりにくいのでほとんど伝わらない。どんなに非効率な手順であっても、逆にものすごく便利なワザを持っていたとしても、プリントアウトされた書類からは、それらがほとんど伝わらないのである。

 以前ビックリしたのは、Excelの合計値が合っていないので、どんな数式を入れたのかと聞いたら、その後輩は電卓で計算した数字を合計欄に打ち込んでいたことが発覚。彼は、Excelの基本的な機能をほとんど知らず、ただ「表」として使っていたのだ!(もちろん今は、業務に必要な程度の機能は使えるようになっている)。しかし、彼が入社してしばらくの間は、プリントされた紙を見る限り至って普通で、問題が表面化しなかったのだ。Adobe IllustratorやPhotoshopなどを使ったデザイン系の作業などになると、さらにその作業は複雑でわかりにくくなり、指導するのもされるのも難しいというのが現状である。

 筆者も、ほとんどのスキルはほぼ独学だ。本当はきちんと教育を受けたりすればもっと便利な使い方があるはずだと思うこともあるが、PCの使い方は目的が違えば全く異なる。分からないことややりたいことがあれば本やネットで調べるぐらいで、なかなか良い方法がない。しかし、先輩や同僚に教わったテクニックもいくつかある。内容が近い仕事をしている人からの知恵は即利用できることが多いので、役に立ち、身に付きやすい。

「PCスキルの教育」ワイヤレスマウスで簡単に
 何年も職場にいるので、筆者も教える側に回ることがあるが、なかなかスマートな方法がないのがPCだ。教わる人の斜め後ろから「ちょっと貸してご覧」と言って教える光景をよく見るが、これがなかなか教えづらかったりする。

 PCの操作手順などは、互いに同じ画面を見ていなくてはならないし、順を追ったステップを説明しながら進まなくてはならない場合がほとんどだが、PCは、そういう場合のためにはデザインされていない(もちろん複数の画面を接続するなどすればPCスクールのようにきちんとできるのかもしれないが、現場でちょっとしたテクニックを教えるのにそんなことはしない)。教える相手が私と同じ右利きの場合、左から教えるには、相手の胸の前を横切るカタチでマウスを操る必要があるし、右から教えるときはどうしても相手に半身がかぶるカタチになってしまう。


教える相手が私と同じ右利きの場合、左から教えるには、相手の胸の前を横切るカタチでマウスを操る必要があるし、右から教えるときはどうしても相手に半身がかぶるカタチになってしまう
 どちらにしろ、恋人や美人教師(イケメン教師?)でもない限り教えられる方にしてみれば、生理的にあまり心地の良くない状況である。さらに作業が複雑な場合は、「ちょっといい?」とか言って、代わりに席に座り、教えられる方は後ろから申し訳なさそうにのぞき込む格好になる。最近だと親切のつもりがセクハラ扱いされかねない。また、教える場合も、本人が作業をした方が覚えやすいので、マウスも画面の中の場所を指し示すだけで、隣からマウスを奪い取ってあれこれやってしまうのはできるだけ避けた方がいいと思っている。

 以前はレーザーポインタで画面を指しながら教えるのも試したのだが、レーザーポインタは発光するディスプレイには向いてないし、画面がツヤツヤだと、反射したレーザーがまぶしくて良くない。そこで最近使っているのが、ワイヤレスマウスだ。

 あまり知られていないようだが、たいていのPCはマウスを2台つないでも両方とも問題なく動作する(もちろん両方同時に別々の方向に動かすことはできない)。ワイヤレスなら教える相手のPCにレシーバーをプチッと挿せば、あとは隣の席からでもカーソルを“ジャック”できる。ファイル名やパスワードなどの入力、キーボードショートカットだけは口答で指示して入力させる。これでほとんどの操作は教えることができるのだ。教習所の自動車というよりは、飛行機の複座練習機といった感じである。


ワイヤレスマウスなら隣の席からでもカーソルを“ジャック”できる
 注意点としては、両者がマウスを持つと、カーソルが思わぬ動きをして混乱するので、「今どちらがマウスの主導権を握っているのか」が分かるようにしておくこと。「動かすよ」「どうぞ」といった簡単な言葉で十分だと思う。無線機の会話のように最後に「どうぞ」と言って相手に返すわけだ。

オススメはロジクールの「VX-N」

筆者お気に入りはロジクールの「VX Nano Cordless Laser mouse for Notebooks」 筆者のお気に入りはロジクールの「VX Nano Cordless Laser mouse for Notebooks」(VX-N)だ。このマウスは普通のマウスとしても秀逸の完成度である。800dpiの高解像度レーザータイプで、横スクロールにも対応しているホイールは、クリック感のあるモードとフリー回転する高速モードを切り替えられる。ほかにも割り当てボタンも付いてる万能型で、比較的小柄な割にはホールド感抜群。操作範囲が10メートル程度と、距離が気になることはまずない。

 そして最大のウリでもある超小型レシーバーは、突出部分がたった8ミリ(実際にはもうちょっとだけ出るが)という他製品とは比較にならないほど小さい。ノートPCの場合、挿したままで閉じて移動することも十分可能だ。このレシーバーはマウス本体の内部に収納することができ、移動時など、邪魔にならず紛失しにくくなっている(本体外部にコバンザメみたいに張り付くレシーバーも邪魔だし、収納できないものやレシーバーがデカいのは論外だ)。

 このマウスにはPCを隣から操作する上で重要な隠れた便利機能が、本体の裏にある。レシーバーを挿しっぱなしにして移動することを前提にしているので、このマウスには、電源スイッチが付いているのだ。教える相手のPCにレシーバーを挿すと、ほとんどすべてのマウスは、ちょっとでも動かすと常にONになり、相手のカーソルを動かしてしまう。

 必要ないときについうっかりマウスを動かしてしまうと混乱の元だし、かといってそのたびにいちいちレシーバーを抜き挿しするのも面倒だ。このマウスならレシーバーを挿したままオフにできる。これ、教えるときには結構重要なポイントだったりする。


レシーバーは100円玉と同じくらいの大きさ。ノートPCにつけても気にならない

本体裏側には電源も。電池を入れるとこには、レシーバーの保管スペースもある
VX Nano Cordless Laser mouse for Notebooks
価格 オープンプライス(「ロジクールオンラインストア」の販売価格は9980円)
本体サイズ 61×98×34ミリ(幅×奥行き×高さ)
重さ 73グラム(バッテリー除く)/95グラム(バッテリー含む)
レシーバーサイズ 14.4×18.7×6.1ミリ
レシーバー重量 2グラム
カラー ブラック
解像度 800dpi
ボタン数 5(チルトホイールにも機能割り当て可能)
ホイール数 1
使用電池 単4電池2本
電池使用時間 約6カ月(使用環境によって異なります)
操作距離 レシーバー使用時、約10メートル
対応OS Windows XP/Windows Vista、Mac OS X 10.3.9以降

講演のライブ感をアップ、寝る人も減る
 ワイヤレスマウスは、ほかにもいろいろと便利だ。例えば講演などでプロジェクターにPCをつないだときに、会場設備が悪いと演者とプロジェクターの距離が遠くてPCが演台まで届かない、などということが残念ながらいまだに頻発する。こんなときに、スタッフの誰かにPCの近くにいてもらって目の合図でキーを押してもらうという方法も時々見るが、自分のペースで盛り上げられないし、どう考えてもこのIT時代にやるこっちゃない! と思う。

 もちろんプロジェクター用のロングケーブルを持参することは当然だが、それ以外にも、このマウスが1個あるだけでずいぶん心強い。PCまでが10メートル以内なら、演台でこのマウスを持っていればスライドの前後送りぐらいは自分の思うようにできるのだ。その場合は、左右のクリックぐらいしか使わないのだから、マウスパッドも不要だ。スライド送りのために演台に手をついてボタンを押している人も多いが、マウスを手に持って話をすれば、演台から離れて歩きながらでもスライドを送ることができるし、背筋を伸ばして聴衆に話しかけることができる。これだけでもライブ感がアップする(そして寝る人が減る)。

 と、いいことずくめの便利マウス。モバイラーならずとも1個持ってて損はない。きっとほかにも便利な使い方がまだまだありそうだ。ちなみに、10m以内の PCならジャックできるので、誰かのPCに挿しておけば全く離れたデスクから、相手のマウスの挙動を操れるのでとてもおもしろい。イタズラぐらいにしか使えないので推奨はしないが、自己責任の範囲で楽しんでいただきたい。

 PCスキルを効率的に育成する方法論についてはあまり語られることはないな・・・。改めて考えてみると。生産性の向上に大きく影響を及ぼすわけであるからこのあたりもっと議論されてもいい気がする。

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Feb 08, 2008

2008年はインターネットマシン元年」――ソフトバンクの孫社長が宣言

ニュース2008年02月07日 22時27分 更新「2008年はインターネットマシン元年」――ソフトバンクの孫社長が宣言

通信速度、画面サイズ、CPUがフルで揃うのが今年の日本。2008年はインターネットマシン元年になる」――。ソフトバンクの孫社長は、2008年が携帯インターネットの転換期になると宣言した。PCインターネットのトレンドが携帯の世界に押し寄せ、インターネットを生業とする同社にとって追い風になると自信を見せた。

ソフトバンクの孫正義社長 2008年の春モデルとして、自ら企画した「インターネットマシン 922SH」を披露したソフトバンクの孫正義社長が、「2008年はインターネットマシン元年になる」と宣言した。携帯電話でPC向けインターネットのコンテンツを楽しむ条件が整うのが2008年だといい、インターネットを生業とする同社にとって追い風になると見る。

→ソフトバンク、4~12月期の連結売上が2兆円を突破──2008年3月期第3四半期決算
→Yahoo!買収提案にソフトバンクはどう動く
→「魅力的な“N”端末も出てくる」──ソフトバンク 孫社長
 これまでにも、キャリア各社がPCサイトを閲覧できるブラウザを搭載するなど、ケータイからPCインターネットにアクセスするための取り組みは行われてきたが、ブレイクするには至っていない。ケータイがインターネットマシンになれなかった要因として孫氏が挙げるのが“通信速度の遅さ”“画面の小ささ”“CPUの遅さ”の3点。この「どれが1つ欠けてもダメ」(同)な3つの要素が2008年の日本では符合し、携帯電話がボイスマシンからインターネットマシンへと進化するきっかけになるという。

 「海外でも(画面が大きく、高性能な)端末だけなら出せるかもしれないが、他の国では速度を担保する3.6MbpsのHSDPAを全国レベルで実現できていない。それをまっさきにやっているのが日本」(孫氏)

 携帯市場に影響をもたらすプレーヤーも、携帯キャリアからPCインターネットの主力プレーヤーにシフトするだろうと孫氏は予測する。日本市場ではすでに、KDDIとドコモがGoogleの検索や各種サービスの導入を推進するなど、その傾向が見え始めているが、無線ブロードバンド時代には、さらにその流れが加速するというわけだ。

 「“携帯利用の中心がインターネット”という時代になると、マイクロソフトやApple、Google、Yahoo!といった世界的プレーヤーが携帯の世界にインターネットを持ち込もうとする。だからこそ、この時期に携帯事業に参入している」(孫氏)

 無線のブロードバンド化が進むと、パイプ(高速通信インフラ)を使ってどんなコンテンツをどのように提供するかが問われるようになる。そのときに大事なのは検索エンジンやポータルサイトをシームレスに提供することであり、「コンテンツもポータルもインフラもフルセットで持つ」ソフトバンクが優位なポジションに立てると孫氏は自信を見せる。「Googleは検索と(動画配信サービスの)YouTubeを持っているがインフラはない。日本ではNTTグループがインフラを持っているが、ポータルやコンテンツは存在感がほとんどない。世界的なグループ会社をみても、フルセットで持っている会社はなかなかない」(孫氏)

 ソフトバンクは過去にもインターネットのブロードバンド化を見越して、従来のソフト販売や出版事業からインターネット事業に投資を大きくシフトし、ADSL事業やポータル事業を成功に導いた実績がある。ここで得た成果を、次の進化型であるケータイインターネットに振り向けて、携帯市場での成功を目指したい考えだ。

 携帯電話は年間約11億台が出荷され、いつも身近にあることから、24時間インターネットにアクセスできる。インターネットにアクセスする時間が制限され、年間出荷台数が約2億7000台規模のPCと比べて、利用シーンや市場規模が広がることは間違いない。この市場で「インターネットマシンと呼ぶにふさわしいインフラ(HSDPA)が整い、ソフトバンクらしい端末が揃い、ソフトバンクらしいコンテンツが揃う」と孫氏は胸を張る。

“箸文化”の国では勝てる――Googleとの戦いに自信
 孫氏はまた、時価総額の大きな企業の上位5社のうち3社が中国企業であることに触れ(2月6日の終値)、「5年~10年前には考えられなかったことだが、これからは“アメリカを制するものが世界を制する”時代から、“中国を制するものが世界を制する”時代になるのではないか」という見方を示した。

 ソフトバンクは中国最大のインターネット企業、Alibaba Groupに出資するなど、早い時期から中国市場にコミットしており、「日本でナンバーワンのYahoo!と(中国最大手インターネット企業の)Aribabaを持つアジア最大のインターネット企業がソフトバンク。アジア最大のインターネット企業+ケータイのインターネット化=ソフトバンク という分かりやすい公式。そして、“携帯を制したものがインターネットを制する”時代が、5年~10年後にやってくる。中国を押さえ、携帯インターネットを押さえた会社が世界のナンバーワンになるのではないか」(孫氏)

 アジアは、ソフトバンクがGoogleと戦っていく上で重要な意味を持つ市場でもある。中国や韓国、日本では、Googleが検索シェアのトップを獲得できておらず、まだ手を打つ余地が残っているからだ。

 「箸の国とフォークやナイフの国では文化が違い、Googleは“箸文化”の国では一番ではない。アジアでは巻き返しのチャンスがあり、我々のグループのほうが先行している。アジアのそれぞれの文化やコンテンツ、テクノロジーを理解し、パートナーとの関係を考慮しながら先手を打っていきたい。すでにいくつか手を打っているが、そこをさらに強化する」(孫氏)

 いつでもインターネットがいずれどこでもインターネットになり、いずれそれが誰でもインターネットになるのだろうか??ここをGOOGLEが抑えたら、この企業は確かに強大になるなー。ソフトバンクが抑えるかといわれるとしっくりこないが・・・。

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Feb 07, 2008

MSを走らせたのはGoogleとYahoo!の“Outlook対抗馬”?

ニュースWindows(ニュース)
MSを走らせたのはGoogleとYahoo!の“Outlook対抗馬”?

Yahoo!とGoogleが2月5日に発表した企業向けメールサービスの新機能は、いずれもMicrosoftのOutlookと競合するものだ。(ロイター)
2008年02月06日 15時32分 更新
 米Yahoo!とGoogleのビジネスソフト部門が、Microsoft Outlookと競合するWebベースソフトの強化版をそれぞれリリースした。この動きは、MicrosoftがYahoo!に450億ドルで一方的な買収提案を行った理由の1つを理解するヒントになる。

 MicrosoftはYahoo!を、Googleが牛耳る収益性の高いWeb広告市場への進出を拡大する足掛かりと考えている。だが、Yahoo!とGoogleが2月5日に行ったソフトの発表は、Microsoftがこれまで強みを発揮してきたビジネスソフト分野で、こうした新興勢力の追撃に対抗する必要に迫られていることを示している。

 Yahoo!が発表した「Zimbra Collaboration Suite(ZCS) 5.0」では、ユーザーはYahoo! MailやGoogleのGmail、Zimbra自体の電子メールに加えてMicrosoft Outlookの電子メールも読むことができる。

 Zimbraのアップグレードにより、ユーザーは仕事用と個人用の電子メールを切り替えて読めることになる。

 「われわれは、この新発表の製品は次世代のOutlookだと考えている」とZimbraの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のサティシュ・ダーマラジ氏は語った。

 Yahoo!は昨年9月、MicrosoftやGoogleの製品と競合する電子メール、カレンダー、連絡先管理ソフトを提供するZimbraを3億5000万ドルで買収した。

 同じころにGoogleも、電子メールセキュリティベンダーのPostiniを6億2500万ドルで買収した。企業向けにGoogle Appsの使い勝手を高める狙いだった。Google AppsはMicrosoft Officeと競合するソフトスイートで、50万社の顧客を抱えており、1日2000社のペースで顧客を増やしている。

 「われわれは、ソフトをインストールし、セキュリティパッチを管理し、夜中にコンピュータを再起動するといった従来の作業を不要にする」と、Postiniを1999年に創業し、現在はGoogleのプロダクトマネジャーを務めるスコット・ペトリー氏は、Postiniのソリューションの特徴を説明した。

 Postiniがリリースした新しいビジネスセキュリティソフトにより、企業はスパムのブロックや、電子メールのアーカイブと暗号化、企業電子メールポリシーの運用管理を行える。

 また、Postiniの電子メール検索・法的証拠開示支援サービスにより、ネットワーク管理者が電子メールのストレージ容量を制限する必要がなくなる。この制限は多くの従業員の不満の種になっている。

Webベースの新興勢力
 ZCS 5.0はオフラインでも動作し、ユーザーはAppleの「iPhone」からZimbraを利用することもできる。またZCS 5.0は、Research in Motion(RIM)の電子メール端末「BlackBerry」やJavaベースの携帯電話にも新たに対応したという。

 Yahoo!はZimbraを利用して、写真共有サービスのFlickrや、Webニュース配信、Yahoo! Finance、Yahoo! Searchなど、同社の人気WebプログラムをYahoo! Mailに組み込んでいく。Yahoo! Mailは、世界で最も普及している同社の消費者向け電子メールサービスだ。

 Zimbraソフトは大学や小規模企業のほか、ComcastやIndiatimesのようなISPをターゲットとしている。ISPはZimbraによる電子メールサービスを数百万人規模の顧客に提供できる。

 一方、PostiniのサービスはGoogleのデータセンターで運用されていることから、Postiniはセキュリティサービスを、既存の多くの電子メールセキュリティ製品よりも大幅に低コストで提供できる。

 Postiniのサービスは年間契約制で、スパム保護が1ユーザー当たり月額25セントから、メッセージフィルタリングが同1ドル。同社のソフトはMicrosoft Outlook、IBMのLotus Notes、NovellのGroupwiseなどの電子メールシステムに対応している。

 また、Postiniは法的証拠開示の支援サービスも提供しており、企業がこれを契約すると、オフィスワーカーは電子メールを何年分もさかのぼって無料で検索できるという副次的なメリットが得られる。企業はこのサービスを、ホワイトカラー犯罪の防止を目的とした法律の順守に役立てることができる。このサービスは1ユーザー当たり年額25ドルで、前年以前のアーカイブの対象年数に10ドルを掛けた金額が料金に加算される。

 「多くのベンダーにとって脅威となるサービスだ」と、電子メールおよびコラボレーションソフトに特化した市場調査会社、Osterman Researchのマイケル・オスターマン氏は語った。「このサービスにより、ほかのベンダーは大きな価格低下圧力にさらされる」

 企業のPCのOSおよびアプリケーションのスタンダードがWINDOWSでMSオフィスである限り、個人利用でのリプレースは進んでも、オフィスのシェアの侵食は限定的ではないか??

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Feb 06, 2008

2015年、テレビは「ニコ動」化する?――NRIが示す未来像 (1/2)

2015年、テレビは「ニコ動」化する?――NRIが示す未来像 (1/2)

10代の3分の1が「テレビはなくてもいい」という時代。NRIが示した「未来のテレビの理想像」のモデルには、「ニコニコ動画」の特徴がいくつも組み込まれている。
2008年02月05日 18時27分 更新
 若年層のテレビ離れが進んでいる。野村総合研究所(NRI)の調査で「テレビがなくなっても構わない」と答えた人の割合は20~29歳で24%、15~19歳は33%と3分の1に達した。


日本のコンテンツ市場は米国に次いで世界2位(830億ドル市場)だが、ネット広告・ゲーム以外の分野は横ばいか微減で、成長の兆しは見えない テレビで放送されているコンテンツをリアルタイムで見るというスタイルが、HDDレコーダーや動画共有サイトの普及で大きく変わってきている。テレビの視聴率も低減傾向。DVDやCD、書籍などのコンテンツパッケージ市場も振るわず、コンテンツ産業は岐路に立っている。

 「コンテンツ市場はどうすれば成長できるか」――NRIは2月5日、2015年に向けたメディアやコンテンツの変革シナリオを「こうあってほしいという理想も含めて」(同社情報・通信コンサルタント部の中村博之上級コンサルタント)提示した。そこで示した「未来のテレビの理想像」は、「ニコニコ動画」「YouTube」などネットサービスにある機能がいくつも取り込まれている。

「テレビ不要」でも「YouTubeでテレビ番組見る」
 同社が全国の15~79歳の男女1200人を対象に行ったメディアに対する調査(07年9月に戸別訪問で実施)によると、1年前と比べて接触時間が「増えた」という答えが多かったメディアは、Webサイトと音楽ファイル(のダウンロード数)だけ。ほかの項目――DVDや書籍、CD、テレビなどはすべて、「接触時間が減った」と答えた人の方が多かった。



メディア・コンテンツへの接触時間
テレビ接触時間

 テレビだけで見ても、視聴時間は減少傾向だ。生で見る時間は「減った」と答えた人が24%、「増えた」人は10%。録画番組を見る時間は「減った」が41%、「増えた」が13%だった。「テレビがなくなっても困らない」と答えた人は若年層ほど多く、15~19歳で33%、20~29歳で24%、30~39歳で21%だ。

 テレビに反比例して利用が増えているのが、YouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトだ。動画投稿サイトの利用経験率は若年層ほど高く、15~19歳・20~29歳がそれぞれ30%、30~39歳が19%に上る。



テレビがなくなっても困らないと答えた若年層は多い
動画投稿サイトの利用率

 「コンテンツ業界は前門の虎・後門の狼で身動きが取れない」と中村さんは指摘する。コンテンツのデジタル化・ネット化で、視聴者のテレビ離れやパッケージ離れが進んでいる上、娯楽が多様化して時間の奪い合い競争が激しくなっている。「娯楽の王様はコンテンツからコミュニケーションに変化している」(中村さん)

 テレビ局など既存のメディア事業者は、この変化を肌で感じていたとしても、自らドラスティックに変わっていくのは難しい。ネット化の推進は既存ビジネスを傷つけることにもつながるためだ。「長期的成長のシナリオは、現状の延長線上では描きづらい。思考をジャンプアップさせる必要がある」(中村さん)

「デジタルネイティブ」に“刺さる”のは

デジタル自由人と「デジタル自由人」、次に敏感な層「トレンドフォロワー」の性質 では、どのようなメディアが次世代にふさわしいのか。90年代後半以降に生まれ、子ども時代からネットや携帯電話、iPodなどが当たり前だった若年層を「デジタルネイティブ」と名付け、彼らに“刺さる”メディア像を検討した。

 デジタルネイティブ層の性質を探るため、先の調査から、傾向の異なる5つのグループを抽出。そのうちメディアに最も敏感な層を「デジタル自由人」、次にメディアに敏感な層を「トレンドフォロワー」と名付け、デジタルネイティブは「デジタル自由人」と似た性質を持っていると想定した。

 デジタル自由人は20代が中心。ネットを中心に利用し、半数近くが「テレビがなくても困らない」と回答する。ただ動画投稿サイトではテレビ番組をよく見ており、創作活動への参加意識も強い。トレンドフォロワーはテレビを中心にメディアを利用する30代中心の層で、コンテンツの評判やランキングを気にする。

次世代テレビは「ニコニコ動画」

 今のTVのコンテンツ自体だんだんと貧弱になりつつある。つまりTVの製作能力が落ち込んでいるのではあるまいか?今のような中身ではネットがなかったとしてもTVの視聴率は伸び悩むのでは?

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Feb 04, 2008

IT業界ターゲティングの英語リスニングとは――「英語deキャリアアップ」を聞く

ニュース
IT業界ターゲティングの英語リスニングとは――「英語deキャリアアップ」を聞く

「このサービスの対応ブラウザは、Internet ExplorerとFirefoxです」を英語で伝えるにはどうしたらいいか――。東京大学とベネッセコーポレーションが配信を開始した「英語deキャリアアップ」を聞いてみた。 2008年02月04日 17時30分 更新  「このサービスの対応ブラウザは、Internet ExplorerとFirefoxです」を英語で伝えるにはどうしたらいいか――。東京大学とベネッセコーポレーションが1月31日に配信を開始した「英語deキャリアアップ」。架空のシステムインテグレーター(SI)に勤めるシステムエンジニアが主人公の英語リスニングコンテンツだ。


「英語deキャリアアップ」
 監修した東京大学・准教授の中原淳氏は、継続できる英語学習に重要なのは「プラクティス(実践)とレリバンシー(関連性)」だという。英語力が必要だと感じているビジネスパーソンほど、忙しい現業のため英語学習に時間が割けないのが現状だ。あまりにも学問的な英語だったり、関係ないシーンを想定した英会話より、実践的で自分との関係性が高いシーンを想定した教材であるべき――というわけである。

 この考えを推し進めたのが、2007年11月に実験した「なりきりEnglish!」だった。ウィルコムの「W-ZERO3」を利用し、「mother coil(母材)」「stock yard(貯蔵場所)」といった新日本製鐵(新日鉄)の業務に特化した英単語をふんだんに使った英語教材だ。


監修した東京大学・准教授の中原淳氏 実験結果によると、約50人の学習者のうち学習継続率は93.62%と高い結果を残した。しかし、ターゲットが新日鉄の社員だけではさすがにニッチすぎた。「なりきりEnglish!は、いわばフェラーリのようなスポーツカー。誰でも乗れるわけではない」(中原氏)のである。

 スポーツカーとまではいかないものの、もう少しカジュアルに“乗れる”教材があってもいい。そうして開発したのが、冒頭の「英語deキャリアアップ」だ。

 英語deキャリアアップは架空のSI企業を題材に、IT業界をターゲットに絞った。企業ターゲティングのなりきりEnglish!に比べて、業界ターゲティングの英語deキャリアアップのほうが、「乗用車の感覚で乗れる」というわけだ。

 コンテンツはポッドキャスティングを利用できる端末なら再生できる。第5~6世代のiPodや第3世代のiPod nanoであれば、iPodQuizを用いたチェック用テストも利用可能だ。このほか、メールマガジンも用意。ポッドキャスティングは4月下旬まで全部で12回のストーリーを配信する。あらすじは以下の通り。

 登場する架空の企業は、米国の総合ファッション企業SORA社と日本のIT企業SIコーポレーション。SORA社は日本でのeコマースサイトの立ち上げをSIコーポレーションに依頼する。

 SIコーポレーションの担当者は、入社6年目のシステムエンジニア秋山と上司の鈴木さん。SORA社の担当者は、日本での初仕事に抜擢されて張り切るサラ。初めての英語での仕事に緊張を隠せない秋山のフォローに回るメンター役の鈴木さんが英語のワンポイントチェックを伝える。秋山はサラとコミュニケーションをとれるのか、プロジェクトの行方は果たして――。

番組回 タイトル テーマ カリキュラム
第1回 英語の電話がかかってきた! 電話の受け方 ・ビジネス電話の基本
・用件、日程を確認する
第2回 SORA社のオリエンで出会いが! オリエンテーションの受け方 ・質問のしかた
・事実や情報を確認する
第3回 いよいよ、プレゼンの日! プレゼンテーション(1) ・プレゼンテーションの流れをつかむ
・内容を的確に伝える
第4回 英語の質問にしどろもどろ!? プレゼンテーション(2) ・質問への対応法
・プレゼンの演出法
第5回 カンファレンスに参加して情報をGET! 情報収集 ・初対面の人に自分の仕事や会社を紹介する
・必要な情報を聞き出す
第6回 システムの追加って!? クライアントとの会議 ・相手のニーズを聞き出す
・コミュニケーションを円滑にする
第7回 キックオフってパーティ? キックオフ会 ・プロジェクト体制を確認する
・協力者を紹介する
・相手のことを知る
第8回 多国籍の英語なんて、分からないよ! 電話会議の進め方 ・電話会議の進め方
・進捗を報告する
・妥協点を見出す
第9回 今さら、ブラウザの追加なんて無理! ネゴシエーション ・クライアントの要望を確認する
・協力を依頼する
・双方が納得する着地点を探す
第10回 秋葉原deデート!? コミュニケーションを深める ・相手の興味を知って、コミュニケーションを深める
・(秋葉原について)説明する
第11回 マニュアルくらい読んで! トラブルを解決する ・問題点を明らかにする
・解決策を示す
・安心させる
第12回 そして、2年後…… ジョブインタビューの受け方 ・自分を売り込む
・相手に好感を与える
・実績をアピールする


第5~6世代のiPodや第3世代のiPod nanoであれば、iPodQuizを用いたチェック用テストも利用可能
 各回いずれも15分前後。まずドラマの本筋から始まり、続いてその会話での反省点を秋山と鈴木とでチェックするコーヒーブレイク、そしてビジネス英語のフレーズをピックアップしたBusiness English Tipsという3部構成。コーヒーブレイクの後に、再度本筋の英会話が流れるので厳密にいえば4部構成かもしれない。

 電話の受け答えにしても、プレゼンテーションにしても実際に使う英語はそれほど多くない。だが、現実にはしどろもどろになってしまう。そう考えると、第1回、第3回、第4回あたりは、ビジネスシーン別のイメージトレーニングとしても利用できそうだ。また、第8回ではインドのパートナー企業も登場する。現実でも発音のきれいなキングスイングリッシュのスピーカーだけではないから、実践的な内容だろう。

 個人的には、第9回と第11回がツボにハマった。第9回はSORA社から対応ブラウザの追加を要求されるのだが、思わず秋山が「それは無理」と言ってしまう。仕様決定後のクライアントからの理不尽なお願いにどう対応するか、現実で似たような問題に直面している人も多いのではないだろうか。一方、第11回では勘違いしたサラが「Webサイトが見られない」と英語でまくしたて、秋山がタジタジに。開発中のテスト環境ではありがちな話だが、聞いていて思わずニヤリとしてしまった。


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 「海外でビジネストークをする時に、意外と自分の会社の概要を伝えられない人もいる」(中原氏)。国内では有名な企業だったり、業界同士の会合しか出席しなかったり、自社の説明をわざわざすることもない――というビジネスパーソンも少なくない。「英会話しなくちゃ」と気負うのではなく、自社の規模や資本金をはじめとした、自分の仕事に近いところから話してみるのも英会話のコツだという。中原氏は「まずはこうしたコンテンツが、ビジネス英語のタネになればいい」と抱負を語った。

 無料でここまでコンテンツを作りこむとはなかなかやるのう・・・。英語を身につけられればと思うビジネスマンには福音やなあ。とはいえ、コンテンツの量を将来的に拡充してくれると言うことなし!

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Feb 03, 2008

分かっちゃいるのに取りかかれない対策(2)【解決編】

分かっちゃいるのに取りかかれない対策(2)【解決編】

“弱い自分をどうするか”について悩んだことはありますか。前回は弱い自分を前提とした方法を紹介しました。今回は弱い自分を変えるやり方を考えます。 2008年02月01日 16時05分 更新

「15分だけやる、その後は休憩してもいい」ことにする
完了報告であれ中間報告であれ、相手にその予定時刻を宣言し、これを守る
 この2つの方法によって、

取りかかりの心理的ハードルを下げる
取りかからざるを得ない状況に自分を追い込む
 という効果を引き出すことができます。

 ところで、このような方法が必要になる背景を考えていくと「弱い自分をどうするか」という課題に行き着きます。「分かっちゃいるのに取りかかれない」原因はさまざまあるかもしれませんが、意志の弱さはその最たるものといえるわけです。

 この課題へのアプローチとしては次の2つが考えられるのですが、

「弱い自分」を前提とする
「弱い自分」を変えていく
 前回ご紹介したアプローチは、「弱い自分」を前提としたものといえます。言い換えれば、弱い自分であっても実行できる方法です。タイマーや他人のプレッシャーをテコに「弱い自分」という重荷を動かすわけです。

 一方、「弱い自分」を変えていくというアプローチも当然あるわけですが、せっかくですからこちらにもチャレンジしましょう。

「弱い自分」を変える方法
 「弱い自分」を変える上では、ベンジャミン・フランクリンのやり方が参考になります。彼が25歳の時に確立したという「フランクリンの一三徳」がそれです(書評参照)。進め方は以下の通り。

達成したい項目(徳)をリストアップする
毎週1項目だけ「重点項目」としてピックアップする
1週間、その項目だけに注意して日々を過ごす
毎晩、1でリストアップした全項目をチェックして達成度合いを確認する
「重点項目」だけはきちんと達成できるようにする
1週間毎日欠かさず「重点項目」が達成できたら次の項目へ(1に戻る)
 この手順を、達成したい項目の数だけ回していけば、すべての項目を達成できる、というわけです。フランクリンの場合は13項目ですから最低でも13週間必要です。

 とはいえ、フランクリン自身も全13項目を達成できたわけではありません。ここで大切なことは、

自分の達成したい項目を把握していること
その中で今この瞬間は具体的に何をしたらいいかが分かっていること
 という2点です。マラソンでいえばコース全体と、今いる場所の両方が把握できている状態です。どちらかが欠けても、走り続けることは難しくなるでしょう。何となく「やらないといけないなー」「これも大事だし、あれも大事だなー」と思っているだけでは、目的地も現在地もあいまいなため、なかなか行動に結びつかないわけです。

 そこで、上記のフランクリンの方法を応用してみます。「弱い自分を変えたい」ということであれば、その弱さを具体的な項目に分解していき、1つずつ時間をかけてじっくりと取り組んでいくのです。

 当然、時間はかかるでしょう。でも、「付け焼き刃」という言葉もあるように、短時間で身につけたことは簡単に忘れてしまうものです。逆にいえば時間をかけて身につけたことというのは、その後の人生に大いに役に立つということになります。

「同化」に行き詰まったら「調節」でネジを巻く
 なお、今回ご紹介した考え方と方法は「調節」といえます。一方、前回のタイマーや他人のプレッシャーに頼る方法は「同化」です(2007年1月26日の記事参照)。

 今回の例における「同化」と「調節」の違いは次の通りです。

「同化」と「調節」の違い
同化 タイマーや他人のプレッシャーに頼る(弱い自分をカバーする)
調節 弱い自分を変えていく(タイマーや他人のプレッシャーに頼らない)

 上記の記事でも書きましたが、「同化」に頼りすぎると行き詰まることになる、すなわち「待ち受け」モードになりがちです。「分かっちゃいるのに取りかかれない」という状態は、ちょうどゼンマイが切れた時計のようなものです。「そもそも自分はどうしたいのだろうか?」という自問を通して課題を明らかにし、時間を掛けてこれに取り組むという「調節」で巻き直していきましょう。

 同化ではなく調節・・・。確かに同化に頼りっぱなしだともたない??

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写真で解説する“インターネットマシン”「922SH」(ソフトウェア編) (2/2)

写真で解説する“インターネットマシン”「922SH」(ソフトウェア編) (2/2)前のページへ 1|2       
端末を横に開くとインターネットマシン
 

922SHが、Windows Mobile搭載のスマートフォンと大きく異なるのは、一般的な音声端末と同じY!ボタンやメールボタンを供え、Yahoo!ケータイはもちろん、S!速報ニュースや電子コミックなど、ソフトバンクモバイルが提供する携帯電話向けのサービスがすべて利用できること。別途アプリを追加して使い勝手をカスタマイズしたりすることなく、快適に各種サービスが利用できる。

 また[TV]キー、[カメラ]キー、[辞書]キー、[メモ]キーなど、各種機能をメニューを開くことなく呼び出せるキーを用意しているのも特徴の1つ。ブラウザ利用時にスクロールや拡大/縮小が簡単にできる専用キーもあるなど、使い勝手に配慮した工夫が随所に見られる。


QWERTYキーの上に、携帯電話ではおなじみの発話キーや終話キー、十字キー、メールキー、Y!ボタンなどを供えるほか、TVやカメラ、辞書、メモが呼び出せる専用キーなども用意する
 ソフトバンクモバイルの他のシャープ製端末と同様、開いた状態では決定キーを押すことでメニューが呼び出せる。ユーザーインタフェースはすべて横画面でデザインされており、AQUOSケータイ「920SH」のように縦と横を切り替えられるようにはなっていない。


メニューを表示したところ。アイコンは10個表示されていたが、製品版では変わる可能性がある
 フルワイドVGA(854×480ピクセル)表示に対応した3.5インチディスプレイは、国内の携帯電話としては最大級で、ワンセグは専用のTVキーから簡単に起動できる。高精細な大画面でワンセグを快適に視聴するため、QVGA(320×240ピクセル)サイズで放送されている映像をスムーズに拡大する機能を装備した。

 ワンセグの機能は920SHとほぼ同等で非常に多機能。録画はもちろん画質調整や自動画質選択、タイムシフト再生などの機能を備える。ワンセグの連続視聴時間はまだ確定していないとのことで明らかにされなかったが、大型のバッテリーパックを搭載していることもあり十分な時間は確保されていると考えられる。外部メモリにmicroSDHCが使えるのも魅力だ。

 もちろんワンセグは“ながら視聴”に対応しており、ワンセグを見ながらメールの送受信をしたり、ワンセグを見ながらYahoo!ケータイを開いたりできる。


ワンセグはQWERTYキーの上に位置する[TV]キーで簡単に起動できる。3.5インチの大画面で快適に視聴できるよう、解像度の低いワンセグの映像を美しく拡大表示できる機能を備えた。機能はAQUOSケータイ 920SH並みに高機能で、録画やタイムシフト、画質調整など、さまざまな機能がメニュー画面に並ぶ
 922SHのフルブラウザは、名称こそ従来機種と同じPCサイトブラウザだが、アクセスのNetFront Browserの最新版を搭載しており、Ajaxもサポートしているのが大きな特徴だ。Webページの見たい部分を最適なサイズに拡大・縮小するPage Pilot機能なども備える。

 また922SHでは、PC向けのWebサイトを閲覧する場合、PCサイトブラウザを利用することになるので、パケットし放題の上限が月額5700円ですむのも大きなポイントだ。Xシリーズの端末は、通信によってはPCサイトダイレクトのパケット通信料がかかり、上限が1万290円になってしまう場合があるが、922SHならその心配はない。


Yahoo! JAPANのトップページを表示したところ。PCなどと同じ横幅で描画するモードと、ディスプレイの横幅にフィットさせるモードがあり、自由に切り替えられる。カーソルは十字キーで操作する必要がある点が少々残念だ
URLの入力は、フルキーボードがあるおかげでとても簡単だ。履歴を表示する機能やコピー&ペースト機能なども活用できる。Fnキー+[x]でカット、Fn+[c]でコピー、Fn+[v]でコピー、Fn+[z]でUndoといったキーボードショートカットも利用可能
 Yahoo!ケータイは、まだ対応がすんでおらず横画面に最適化されていなかったが、製品版では920SHのように横に2列並ぶような表示になると思われる。細かな部分も922SHの発売までに横画面に対応させるという。


Y!ボタンを長押しすると表示されるYahoo!ケータイのメニュー。画面の右側に説明が表示される。操作感は920SHなどとほぼ同じだ
 新たにPCメール(POP/SMTPを使ったメール)の送受信にも対応したメール機能は、横画面のユーザーインタフェースを生かし、受信フォルダと差出人/題名、本文を一括表示する3ペイン表示に対応している。PCメールにはメールアイコンに「PC」と表示され、S!メールとは別のフォルダに格納される。PCメールは最大3つのアドレスが設定でき、添付ファイルなども扱えるようだ。


メール画面では、フォルダと差出人もしくは題名、本文の一部を1画面に表示する3ペイン表示が可能。設定を変えれば差出人もしくは題名と本文の一部を表示する2ペイン画面にもできる。
 カメラは、マクロ切り替えスイッチを供えたパンフォーカスタイプの有効200万画素CMOSで、この点はミッドレンジ機並み。最大解像度は1200×1600ピクセルなので、日常で困ることはないが、高速通信に対応する点やブログなどへの投稿しやすさを考えると、もう一声ほしかったところだ。ちなみにインカメラは有効約11万画素となっている。

 ファインダーの画面を背景に表示しながらメニュー画面をオーバーレイ表示する仕様など、機能面は既存のシャープ端末とほぼ同じ。手ブレ補正機能などはないようだ。


カメラは有効200万画素のCMOSタイプ。端末を開いた状態で横向きで撮影する。シャッターは決定キーで切る
 このほか、電子辞書機能を搭載しているのも922SHの特徴の1つ。シャープは電子辞書も多数ラインアップしていることもあり、QWERTYキーと大画面を活用するコンテンツとして辞書機能はなかなか有用といえる。文字が入力しやすいので検索もしやすく、ちょっと言葉の意味を調べたいときなどに活躍してくれそうだ。収録するのは国語辞典、英和辞典、和英辞典の3種類。

 なかなか作りこまれた端末である。ソフトバンクもこういう端末をほいほい出せるといずれ2番手を伺う地位まで上ってくるかも・・・。スマートフォンよりも使いやすいかも。

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Feb 02, 2008

「Googleに対抗」――Microsoft、Yahoo!買収の狙い

ニュース
「Googleに対抗」――Microsoft、Yahoo!買収の狙い

「オンライン広告市場は、1人のプレーヤーによる支配が続いている」――Yahoo!買収提案を発表したMicrosoftのリリースには「Google」の文字はない。だが明らかにGoogleを意識した、挑戦的な内容だ。
2008年02月01日 22時03分 更新
 「オンライン広告市場は、1人のプレーヤーによる支配が続いている」

 米Microsoftは2月1日、米Yahoo!に対して買収を提案したと発表した。買収総額は446億ドル(約4兆7500億円)。目的は「Google対抗」だ。

 リリースによると、2007年に400億ドル規模だったオンライン広告市場は、2010年には800億ドル市場に成長する見込み。両社の資本とインフラ、技術力を結集し、急成長する同市場でGoogleに対抗できる勢力を形成するのが狙いだ。

 「オンライン広告産業は、たった1人の強いプレーヤーではなく、2人以上のプレーヤーがいたほうが、顧客や広告主によりよい価値や本当の選択肢を与えられる。MicrosoftとYahoo!は共同で顧客とパートナーニーズを満たし、競争力のある選択肢を提供できる」(リリースより)

バルマーCEO「Yahoo!を大いに尊敬」
 スティーブ・バルマーCEOはリリースで「われわれはYahoo!を大いに尊敬している。両社が一緒になり、オンライン広告市場でより高い位置に付けることで、ユーザーや広告主に対して、エキサイティングなソリューションを提供できる。この提案は、顧客やパートナー、それぞれの株主によりよい価値を届けられる」とコメントした。


バルマーCEO

レイ・オジー氏 チーフソフトウェアアーキテクトのレイ・オジー氏は「Webによってわれわれの生活やビジネス、社会は変わった。Yahoo!は、他に比類ないスケールのサービスやインフラを構築するパイオニアの役割を果たした」と持ち上げた上で、「このすばらしい2社を組み合わせれば、2社がそれぞれ単独では達成できなかった、幅広い経験を、ユーザーに届けられる」とコメントしている。

オンライン広告市場は一人のプレーヤーってMSも実質一人のプレーヤーで占めている市場を持っているだろうに・・・。まあ、YAHOOを買収してサービスが向上するならいいが・・・。

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Feb 01, 2008

ソニー、ゲームが黒字転換 10~12月期、PS3は490万台

ソニー、ゲームが黒字転換 10~12月期、PS3は490万台

ソニーのゲーム事業が営業黒字に転換した。低価格品な新型PS3が年末商戦で巻き返し、10~12月で490万台(前年同期は166万台)販売。PS3の製造コスト削減で、損益が大幅に改善した。 2008年01月31日 19時19分 更新  ソニーは1月31日の2007年10~12月期(第3四半期:3Q)連結決算(米国会計基準)で、ゲーム事業が営業黒字に転換したと発表した。低価格品を投入したプレイステーション 3(PS3)が年末商戦で巻き返し、同期中に490万台(前年同期は166万台)販売。PS3の製造コスト削減で、損益が大幅に改善した。

 ゲーム事業の売上高は5812億円(前年同期比31.2%増)、営業利益は129億円(前年同期は542億円の損失)。売上高の4分の3をPS3、PSP(プレイステーション・ポータブル)、PS2(プレイステーション 2)といったハードや周辺機器が、残りをソフトが占める。


3万9980円の新型PS3 PS3は11月に3万9980円の低価格モデルを発売し、既存モデルも値下げた。「新モデルが好調で売り上げに貢献し、製造コスト削減で営業損益も改善した」と同社の大根田伸行CFOは話す。ソフトは前年同期(530万本)の約4倍・2600万本売り上げた。

ソニーの株価チャート(1年:縦軸の単位は円) PSPは07年9月に発売した新モデルが好調で、同22%増の576万台販売し、四半期ベースの販売台数は過去最高。ソフトは同14%減の1830万本だった。

 PS2は「アジアや東欧、中東で前年を上回る勢いで売れている」(大根田CFO)という。ハード販売台数は同20%減の540万台、ソフトは同23%減の6090万本。

PS3「来期後半に逆ざや解消」
 PS3は価格に対してコストが上回る逆ざやの状態が続いているが、「今の価格のままでいくとすれば、来期後半のどこかでブレイクイーブンに達し、逆ざやを解消できるだろう」と大根田CFOは言う。

 年末商戦は好調だったが「上期の出遅れをカバーできなかった」とし、通期のPS3販売目標は150万台引き下げ、950万台に下方修正した。

 PSP、PS2の通期目標は引き上げる。PSPが300万台上乗せして1300万台、PS2が100万台上乗せして1300万台。

 ゲーム事業の黒字化は、3Qが年末商戦期を含む最大の商戦期だったためという要因もある。大根田CFOは「4Qは黒字化は難しいかもしれない」とし、通期の損益はとんとんを見込んでいる。

いつのまにやら黒字化のSONYGAME部門。とはいえ、未だに魅力的とも思えるソフトはないし・・・。ムーブメントが起きるようなことはないだろうなあ・・・。

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