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Jan 30, 2008

「ネットで新聞復権を」 朝日・日経・読売が「新s」(あらたにす)

ニュース
ネットで新聞復権を」 朝日・日経・読売が「新s」(あらたにす)日経・朝日・読売3紙の記事を読み比べられるサイト「新s あらたにす」が31日にオープンする。ネット社会への新聞社の影響力・発信力を高めることが狙いという。
2008年01月30日 18時47分 更新

予告ページ。「新s」は「新聞」と「News」をかけた。読みの「あらたにす」の「あらたに」は、ローマ字にすると「ALL at ANY」で、A=朝日、N=日経、Y=読売の頭文字も入っているという 朝日新聞社、日本経済新聞社、読売新聞グループ本社の3社が設立した「日経・朝日・読売インターネット事業組合」は1月30日、3紙の記事を一画面上で読み比べることができるサイト「新s あらたにす」を1月31日に公開する。ネット社会への新聞社の影響力・発信力を高めることが狙いといい、ネット上での“新聞の復権”を目指す。

 トップページには、3紙の1面、社会面、社説から主要ニュースのタイトルと冒頭部分を掲載。クリックすると各社サイトの記事ページにアクセスする。最新記事や話題のトピックについて、3紙の記事をまとめて掲載するページも設置。バックナンバーは1週間分掲載する。



トップページ
最新記事を紹介するページ

 独自コンテンツとして、各社編集局がその日の新聞作りの裏話や、トップニュースを選んだ理由などを紹介する「編集局から」を掲載。東京大学大学院の伊藤元重教授やスポーツジャーナリストの増田明美さんなど学者や文化人など10人が「新聞案内人」として新聞記事を解説するコラムを寄稿する。

 3社の論説委員が特定のテーマについて議論した記事も、新sと新聞双方に掲載。「単独ではできないサービスを提供したい」(同事業組合の長田公平理事長)といい、新聞と連動したコンテンツも増やしていく。

 各社が主催するイベント情報や、各紙が紙面で取り上げた書籍の紹介なども掲載する。今後は、3社の記事を配信するウィジェットや、3紙の横断検索機能を提供する予定だ。

 1日当たりの想定ページビュー(PV)は400万。運営費用は年間数億円を想定しており、広告収入でまかなう計画だ。「新聞サイトに比べるとPVは少ないが、ページ滞在時間が長くなるとみている。滞在時間を指標に媒体価値を評価してもらえるようにし、3年目に収支トントンに持っていきたい」

 ネット上での情報収集は、ポータルサイトを起点にしているユーザーが多いが、「新s」は3大紙のコンテンツを結集してポータルに対抗。長田理事長は「ネットが普及し、メディアが多様化しているが、3社は新聞こそ最も信頼性が高いメディアであり、今後もそうあり続けねばならない。現在、ネットに発信されているニュースは大半が新聞社の記事。他メディアより圧倒的に強く層が厚い取材力でニュースを発信する3社が力を合わせ、影響力や発信力を高めていきたい」などと語った。

関連キーワード新聞

 大手3新聞社が集まってNEWSsiteを作るとは・・・。ただ、どうも狙いがよくわからんが。現行の制度の中でどこまでやれるか
という実験的な試みか??

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トニー・ブザン公認マインドマップ作成ソフト「iMindMap」日本初上陸

トニー・ブザン公認マインドマップ作成ソフト「iMindMap」日本初上陸

脳神経がつながるようにメモを取っていく「マインドマップ」の提唱者・トニー・ブザン氏が公認したマインドマップ作成ソフト「Buzan's iMindMap」。このiMindMapが、日本でも2月22日に発売されることになった。これまでもマインドマップを作成できるソフトは販売されていたが、公式ソフトの国内販売は初めて。 2008年01月28日 21時12分 更新 ブザン・ワールドワイド・ジャパン代表取締役の神田氏 脳神経がつながるようにメモを取っていく「マインドマップ」の提唱者・トニー・ブザン氏が公認したマインドマップ作成ソフト「Buzan's iMindMap」。すでに2007年から英国で販売しており、平均で月間8000ダウンロードを記録しているという。このiMindMapが、日本でも2月22日に発売されることになった。これまでもマインドマップを作成できるソフトは販売されていたが、公式ソフトの国内販売は初めて。

 発売元は、国内公認団体のブザン・ワールドワイド・ジャパン。実際の販売を担当するのはグループ会社のALMA VISTA。1月29日から先行予約を、2月22日には店頭でのパッケージ販売を開始する。価格は1万9800円。Windows XP/Vistaに対応する。Mac OS版も開発中だという。パッケージ版以外にも、ダウンロード版や電子黒板などのオフィス用品とのバンドル版などを提供する予定だ。

 iMindMapの特徴は、ブザン氏が提唱するマインドマップの書き方をPC上で表現できること。マインドマップでは、中心に据えたテーマから派生したトピックを枝のように書き連ねていくが、ブザン氏によれば、この枝(ブランチ)をカラフルに描いたり、滑らかな曲線を使ったりするのがポイント。iMindMapでは定型のブランチのほか、マウスやペンタブレットを利用して手書き風のブランチも書き込める。また、ブランチごとの色の指定や、画像を追加することも可能だ。

 ブザン・ワールドワイド・ジャパン代表取締役の神田昌典氏も、マインドマップのコツは、ブランチに色をつけたり、滑らかな曲線を使ったりすることだという。さらに「1つのトピックに1つのブランチ」「言葉とイメージの比率は6:4」なども付け加えた。「色や画像を多用することで、アイデアにつながる」ためだ。


iMindMapの作成画面。まずは中心となるテーマ(セントラルアイデア)のアイコンを決める
今回は「記者発表会」

選択して
ビューっとドラッグすると、ブランチができる

ブランチにトピックを書いたり
画像を追加したり

イラストをつけ足したりすると……
こんな感じになる

さきほどのブランチは曲線が一定の定型ブランチだが、こちらは手書きブランチ。いずれもブランチの先端にある赤い円をクリックすると、下の階層のブランチを生成。青い円をドラッグすると移動できる。また、ブランチ中の丸いポイントをドラッグすると線の曲がり具合を変えられるようになっている
完成するとこんな風

 なお、iMindMapで作成したマインドマップは、BMP/JPG/PNG形式の画像ファイルや、WordやPowerPoint形式のドキュメントファイル、PDFファイルとして書き出せる。また、Webページ用にHTMLファイルなどで書き出しも可能で、WordとWebページ用の書き出し時には、マインドマップのイメージとは別に階層構造も書き出すようになっている。

 「イラストを多用するマインドマップは、漏れなく重複なく情報が集められるのが特徴」と神田氏。企業や教育機関などの法人やビジネスパーソンを中心に、3月までに5000本、2008年末までに1万本の販売を目指す。「次のバージョンでは、インターネットを使ったグループワークを実装し、時間と空間を超えてコラボレーションできるようにする」と抱負を語った。

 いよいよ本家?のマインドマップソフトが上陸。マインドマップ、ツールとしては面白いが、なかなかフル活用とはいかないのはなぜ??

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Jan 28, 2008

大型有機ELや「音楽×スポーツ」で「多様なニーズに対応」 au春モデル

大型有機ELや「音楽×スポーツ」で「多様なニーズに対応」 au春モデル


auの春モデルは「多様なライフスタイルに対応する」とし、映像・音楽・カメラ機能などをそれぞれ強化した“専門端末”をラインアップした。ただ画期的な新サービスなどはなく、純増1位を走っていたころのアグレッシブさは見えない。
2008年01月28日 17時13分 更新
画像

 KDDIは1月28日、auブランドの携帯電話春モデル10機種を発表した。「多様化した利用シーンに合った端末を用意した」という。

 動画を高画質に見たいなら、3インチQVGA(240×432ピクセル)表示の有機ELディスプレイを搭載した「W61SA」を、カメラを重視するなら「Cyber-shotケータイ W61S」を、ジョギングしながら音楽を楽しみたいなら「W61T」を――など、端末ごとに異なるターゲットを想定する。

 3インチQVGA表示対応の有機EL搭載端末は世界初。パネルに電子ペーパーを搭載した端末(W61H)も国内で初めてラインアップする。遅れていた「KCP+」搭載冬モデルの発売日も発表した。
画像 映画再生中の「W61SA」を手にする小野寺社長

 ただ、目玉と言える画期的な新サービスはなく「au design project」による斬新なデザインの端末もない。純増1位をキープしていたころのアグレッシブさは、今回の端末ラインアップからは見えてこない。

 「端末やコンテンツ、料金体系などで総合的に満足していただけるよう努力したい」――同社の小野寺正社長はこう話す。コンテンツ面では、映画をフル視聴できる映像サービス「LISMO Video」を近く発表するほか、PCサイトと連動した「au Smart Sports」を発表。料金面では、ソフトバンクの「ホワイト学割」に対抗し、学生向けの割り引きキャンペーンを展開する。
映像・音楽・スポーツ 多様なニーズに対応
画像 スライド式の「W61SA」。閉じた状態ではタッチセンサーで操作する

 「携帯電話は多様化する時代」――同社の高橋誠・コンシューマ事業統轄本部長は、個人の多様なライフスタイルに合うよう端末をそろえたと話す。

 3インチ有機ELディスプレイを搭載したW61SAは、携帯で高画質に動画再生を楽しみたいという人向け。今春発表予定の「LISMO Video」では、30フレーム/秒の高画質映像を配信予定で、2時間映画などを丸ごと見られるという。

 同社が強みとしてきた音楽再生機能では、日本ビクターの高音質化技術「netK2」を「W61T」など3機種に搭載したほか、Bluetoothヘッドフォンでワイヤレスに音楽を楽しむスタイルを「ワイヤレス音楽」として改めて打ち出し、対応機器とともに訴求していく。

 スポーツ関連のPC連動サービス「au Smart Sports」も発表した。「スポーツを通じた自分磨き」がテーマ。専用アプリ「Run&Walk」や連動したPCサイトで、ウォーキングコースや消費カロリーなどを確認・記録できるほか、音楽サイトと連動し、ランニングやウォーキングに合った楽曲プレイリストを紹介する。ECサイトでは、ジョギングに最適なワイヤレスヘッドフォンや携帯電話用ポーチを販売する。「今年はオリンピックイヤー。健康への関心も高まるだろう」(高橋本部長)

画像 Bluetooth経由の音楽再生を「ワイヤレス音楽」として訴求。Bluetooth対応「Rolly」からも再生できる
画像 Run&Walkは、PCでも消費カロリーなどを記録・管理できる

 3機種あるKCP+端末では、待ち受け画面を使った向けネットサービス「au one ガジェット」で、好みに合ったトップページを作成できる。「音楽、映像、メールなど、携帯電話のどのサービスを中心に使うかは個人によって異なる。1つのポータルにこだわる時代ではない」(高橋本部長)

 デザイン面では、パネルが光る端末を多数ラインアップしたほか、国内で初めて電子ペーパーディスプレイを採用し、パネルデザインが95通りに変化する「W61H」をラインアップした。

 同社として初めて、GSMに対応した国際ローミング端末(W62S)も発表。「ドコモに先行されて唯一頭を抱えていた問題が解決した」(高橋本部長)

画像 パネルに電子ペーパーディスプレイを採用したW61H
画像 「Cyber-shotケータイ」は、笑顔をとらえてシャッターを切る「スマイルシャッターLite」搭載

 新サービスとして、CDジャケットなどをカメラで撮影すると、関連情報を検索できる新サービス「カメラでケンサク!ERサーチ」も発表した。
「auの庭で。」――CMには嵐を起用

 CMも一新する。「ケータイキャリアから、さまざまなコンシューマーサービスを提供するキャリアに変わる」(高橋本部長)とし、端末や携帯コンテンツ、料金、ショッピングサービス、ADSLやFTTHまで含めたプラットフォームを「auの庭」と名付けた。新CMは「auの庭で。」がコンセプト。従来からのCMキャラクター・仲間由紀恵さんに加え、嵐を起用した。

 ソフトバンクの「ホワイト学割」の対抗策としては、22歳以下の新規契約者への1万円キャッシュバックなどを盛り込んだキャンペーンも実施。「若年層向けの料金戦略は、キャンペーンで対応する」(小野寺社長)

 また、冬モデルの目玉商品だったが発売が延期されていた、KCP+搭載の3機種については、2月1日から順次発売すると発表した。

同一日に新端末のリリースのあったソフトバンクと比べるとどうも新味に欠ける。全体的にはDOCOMOの905を凌駕しているとも思えないし、キラー端末・サービスもない印象。保守的になってないか?AU.

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Jan 27, 2008

6万円台のミニノート「SA5SX04A」は、Eee PCに対抗できるか

レビュー2008年01月25日 17時00分 更新“黒船”に反撃:
6万円台のミニノート「SA5SX04A」は、Eee PCに対抗できるか (2/2)
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インタフェースは豊富、見た目はEee PCよりも小さい

左がSA5SX04A、右がEee PC SA5SX04Aのフットプリントは、218(幅)×163(奥行き)ミリと、Eee PCよりも幅で7ミリほど小さいだけだが、実際に両モデルを並べてみると、SA5SX04Aのほうが一回り以上も小さい印象を受ける。これは液晶ディスプレイのヒンジ部分の位置が違うためで、ディスプレイ部を垂直に開いたときの高さは、Eee PCのほうが2センチ以上も長い。デザインの優劣は好みの問題と言うしかないが、個人的には机上に置いたときにより小さく見えるSA5SX04Aのほうが、いかにも“ミニPCです”といった感じで好みにあう。

 インタフェースは、2基のUSB 2.0とアナログRGB、有線LAN、ヘッドフォンとマイク、SDメモリーカード(SDHCおよびSDIO対応)/メモリースティック/MMC、そしてCFカードスロット(TypeII)を搭載する。Eee PCと比較してUSB 2.0が1基少ないが、CFカードが使えるので汎用性は高い。USBポートも左右側面に振り分けられており、外付け機器を扱いやすいレイアウトだ。ただ、少し気になったのは音声端子の位置だ。着脱頻度が高いという理由からアクセスしやすい前面に配置したのかもしれないが、パームレストの奥行きが狭いために、ヘッドフォンを接続しているとプラグが左の親指のつけ根に触れることがあった。


左から本体前面/背面/左側面/右側面

メモリスロットは底面にある。容量は標準で512Mバイト/最大1024Mバイトだ(写真=左)。バッテリー容量は11.1ボルト/2600mAhで、駆動時間はメーカー公称値では約4時間と、Eee PCの約3.2時間よりも長い。また、約1.5時間で全容量の85%までを充電できる。ただし、従来モデルに比べてバッテリー駆動時間は1時間短くなった(写真=中央)。ACアダプタは40(幅)×96(奥行き)×32(高さ)ミリのコンパクトサイズで、重量はケーブルを含めると288グラムだ(写真=右)

ベンチマークテストで性能を検証
 SA5SX04AとEee PCの比較で一番気になるのがパフォーマンスの差だろう。Intel A100(600MHz)+Intel 945GUのシステムを採用するSHシリーズならともかく、非力なGeode LX 800(500MHz)を搭載するSAシリーズでは、Eee PCに搭載されるCeleron Mと比べてかなり分が悪い。

 もっとも、両モデルともにメインPCとして十分な性能を備えているわけではないので、Webブラウズやメールなどの基本的な用途と、軽量小型の本体を生かしたポータブルメディアプレーヤーとしての運用に耐えうるかどうかが焦点になるだろう。なお、今回はSA5SX04Aで性能を評価できる機体がなかっため、テストにはHDD容量が120GバイトのSA5SX12Aを用いた。

 HDBENCHを試したところ、ALLのスコアは15367で、EeePCのおよそ80%の性能という結果になった。ただし、CPUのスコアを見ると、Eee PCに比べて整数演算が50%程度、浮動小数点演算では33%ほどと、かなり水を空けられてしまっている。実際この差は、体感での操作性にも出ており、アプリケーションの起動はかなり待たされる印象だ。


SA5SX12A(画面=左)とEee PC(画面=右)のHDBENCHの結果

 一方、CrystalDiskMarkの結果を比べると、リードタイムではSSDを搭載するEee PCが勝っているが、ライトタイムではSA5SX12Aが大きく上回った。評価したモデルは5400rpmの富士通製ドライブ(MHV2120AH)を搭載しており、1.8インチではなく2.5インチHDDを採用していることも性能に貢献していると思われる。

 OSの起動時間(電源投入からデスクトップが表示されるまでの時間を手動で計測)もEee PCの約33秒に対して、約40秒とそれほど大きな差はない。「SSD」という単語から受ける先進的なイメージよりは、追加投資なしで40Gバイトのストレージを使えるほうが実用性の面で有利だろう。なお、HDDの換装には本体を分解してマザーボードを露出させる必要があるため、初心者にはややハードルが高い。40Gバイトで不足ならあらかじめ上のモデルを選ぶほうが無難だ。


SA5SX12A(画面=左)とEee PC(画面=右)のCrystalDiskMarkの結果

ニコニコ動画はかなり厳しい
 新SAシリーズの基本的なアーキテクチャは初代機を引き継いでいる。そのときレビューでコメントした「割り切りが必要になる」という評価は今回も変わらない。MPEG-2ファイルの再生でもビットレート6Mbpsあたりを分岐点としてコマ落ちなどが発生するため、動画プレーヤー用途では画質に妥協を強いられる部分はある。

 試しにYouTubeやニコニコ動画も閲覧してみたが、CPU性能に依存するFLVの再生はかなり厳しいようだ。ソースによるとは言え、ニコニコ動画で“大量の弾幕”が張られるまでもなく、コマ落ちがかなり頻繁に見られた。ちなみに、ニコニコベンチマークでは、某アニメのオープニング映像を使ったベンチ0でもCPU使用率が瞬時に100%に到達し、まともに再生できなかった(Eee PCでは80~90%で問題なく再生できた)。寝ころんで動画共有サイトをザッピングする、という用途に難があるのは、個人的にも非常に残念なところだ。

 とはいえ、液晶ディスプレイの解像度とキーボードという、従来の最も大きな弱点を改善してきた点は素直に評価したい。液晶パネルの変更でバッテリー駆動時間が短くなり、最下位モデルのSA5SX04AではBluetoothが省かれるなどの後退もあるが、改良を重ねてさらに3万円ほど値下げしてきたのは、“元祖”低価格ミニノートとしての意地を感じさせる。

 SAシリーズには、タブレットポジションで使える機構や、広く明るい液晶ディスプレイなど、Eee PCにはない魅力もある。これらの特徴が、自分の想定するサブノートの用途にどれだけ合致しているかで、2万円の価格差は大きくも小さくもなるだろう。Eee PCとSA5SX04Aのどちらを選ぶかは悩ましい問題だが、そもそもこの価格帯で頭を悩ます選択肢が増えたということ自体を歓迎したい。

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マイクロノートとも言うべき小型ノート。とはいえ、所詮はサブ機。スペック的には厳しいのう・・・。まあ、あまりあれこれ望むようならも少し金だせよというところか・・・。

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百度、本気で日本の検索エンジン市場に参入する けど

百度、本気で日本の検索エンジン市場に参入する けど公開日時: 2008/01/24 17:28
著者: 渡辺隆広 ブックマークの表示と登録トラックバック(3)
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1月23日に中国最大手の検索エンジン、百度(baidu)が日本で検索サービスを本格開始しました(参考記事:中国の検索大手「Baidu」、日本で本格サービス)。ブロガーを集めた意見交換会に参加させていただいたのですが、時間の都合で発言せずに途中退出してしまったので、言えなかったことも含めて、できるだけ率直な意見を書いてみます。

とりあえず、「足あとがパンダだった」ことを知りました。百度が日本市場で本気に取り組むんだ、その意気込みは伝わりました。

でも実際、「セカンドサーチエンジン」という位置づけでいる限り、日本市場攻略は厳しいんじゃないかな。GoogleはYahoo!の2番手でいいなんて意識で日本に参入してないでしょう。

1点目。百度が発表した、日本のユーザー意識調査で、今後別の検索サイトに乗り換える可能性があると回答したのが51.8%、どのような要素があれば検索サイトを乗り換えるかに86.3%が「高い検索精度」と回答しているけれども、そりゃ乗り換えるよ、私も。だけど、2000年前後の時代ならともかく、この時代において、果たして一般のインターネットユーザーが体感できるレベルの「検索精度の違い」を実感できる、そんな検索エンジンを世の中に送り出すことが可能でしょうか?

例えば、白黒テレビと液晶テレビを並べてどちらがいいかと問えば、ほとんどの人は両者の機能の違いを認識できるでしょう。でもソニーとシャープの液晶テレビの違い(画質とか)がわかる人って限られるのでは?。検索の話に戻すと、GoogleとYahoo!の検索精度の違いを体感できる人はどれだけいるのか。Googleの検索結果画面にYahoo!ロゴをはめ込んで「これYahoo!の検索結果」といっても、実は中身がGoogleだと認識できる人って少ないです。

Googleが登場した頃、なぜそれがすごかったかというと、ブランド名や会社名で検索すると該当公式サイトが1位に表示されたこと(当時はアダルトサイトが検索結果を占拠していた)ちょっとニッチな情報を検索しようと思っても他の検索エンジンよりはるかに高い精度で関連ページを出してくれる(当時はゼロ結果だったり)など、体感的にこれはすごい、他の人に薦めようと思えるくらいのレベルのサービスを提供できていたから。

質問形式で尋ねられれば「検索精度がいいものがあれば乗り換えるよ」といっても、現実的にそういうことはないんじゃないでしょうか。だから、検索サイトの乗換えを促すことは、たかが1クリックで切り替えられるけれども、その1クリックは果てしなく押させるのが難しいと思う。

2点目。これは他の参加者がブログで書いているけれども、ユニークな点が何もない。普通過ぎる。よく言えばオーソドックスにまとまってる、でも使ってみたい!何かすごそうという期待感が全く感じられません。MP3じゃなくてもいいので、注目されるようなちょっとすごい機能をつけないと、そっぽむかれると思います。じゃぁ、何をすればいいかですがそれは難しい、それがわかってるならきっと、Ask.jpやマーズフラッグはもっと日本で成功しているはず。(Googleは検索以外の話題でも常にメディアに出てくるってとこが他社と違う)

# たとえ革新的な検索技術、サービスが開発できるとしても、それが世の中に出てくる前にGoogleが先に実現してしまいそう。例えばGoogleは、同じ検索キーワードで検索しても朝と夜で検索結果が変わる場合があります。これはネット上のニュース記事やブログ記事で特定期間における頻出度が急増した時、それを話題性ありとみなして検索結果に最新記事を表示する仕組みを持っている故ですが、仕組みで実現してるのはGoogleだけですよね(Yahoo!はボックスでニュース記事出すけど)。

3点目。テクニカルな観点で述べると、百度の検索結果は悪くないです。意見交換会の最中に様々なクエリを投げて検索結果を眺めていたけれども、検索結果の画面がGoogleよりの作り方になっています(GoogleとYahoo!の検索結果の作り方の違いについては、後ほど「レレバンシー(Relevancy)の考え方は検索エンジンで違う」という内容のエントリーを書く予定なので、後日参照してほしい)。

"Google寄り"というのは、Yahoo!のように検索クエリに対応する公式サイトや総合サイトを上位に表示するのではなくて、当該クエリに対する様々な角度の情報を、様々なソースから表示するものです。つまり、特定メーカーのデジタルカメラの情報を検索した時に、デジカメが購入できるお店やそのニュースリリース、クチコミなど多様な情報が出てくるような検索結果を作っているのかなと、そんな印象です。

これまで日本で検索サービスを開始したどの会社よりも、現時点での百度の完成度は比較的高いかなと思います。かつて某社が日本で検索サービスを開始した時、「これアルファ版じゃないの?」と思うくらいひどいものがありましたが、百度のそれは、なかなか良い感じです。

まとめ。繰り返すけれど残念ながら今日のインターネットユーザーに検索精度の違いを体感的に理解してもらうのは厳しい。中国では検索精度がいい、ユーザーの立場にたってサービスを開発した結果支持されたかもしれないけど、それは検索技術が未発達だった"7年前だったから故"だと思う。それなりに検索技術が発達して、Yahoo! Googleがそれなりの精度の検索結果を表示できる今、同じ手順じゃユーザーは振り向いてくれないでしょう。それ以前に、百度を使おうと思わないです。

百度を使ってもらうためには、私達ユーザーに理由付けが必要。百度のどこがいい?何が便利?他と比べて何が優れている?百度がその理由をわかりやすくユーザーに提示することが必要ではないでしょうか。

厳しいですが、検索業界で働く立場の人間として率直に述べさせて頂きました > 百度の皆様

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

よほどの個性がない限り、あえてMADE IN CHINAのサーチエンジンを使う必然性はないわなあ。なにか突出した機能を持つか池田信夫BLOGにあるような大胆な方向性でもない限り・・・。

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Jan 26, 2008

分かっちゃいるのに取りかかれない対策(1)【解決編】

分かっちゃいるのに取りかかれない対策(1)【解決編】

午前中に終わらせるはずの仕事……。気がつくとお昼を回っていることはありませんか? それをクリアするための方法を2つご紹介しましょう。 2008年01月25日 21時53分 更新 今回の課題 「ついでに」や「ついつい」による時間浪費を防ぐには?

 コツ:完了予定時刻を関係者に表明しておく

シゴトハック研究所
バックナンバー
「ついでに」や「ついつい」による時間浪費を防ぐには?【問題編】
続く習慣を作るには?(2)【解決編】
初心の熱気を冷めさせないようにするには?【問題編】
続く習慣を作るには?(1)【解決編】
期待を抑えて行動を変えるには?【問題編】
シゴトツールの効用を最大化するには?【解決編】
シゴトツールの効用を最大化するには?【問題編】
現実的なスケジュールを作るには?【解決編】
現実的なスケジュールを作るには?【問題編】
ルーチンワークを加速させるには?【解決編】 問題編のタカフミ君のように、やらなければならないことが目の前にあるのに、それとは無関係の作業の誘惑に「ついつい」負けてしまうことがあります。この現象は車の運転になぞらえると理解しやすくなります。

 マニュアル車ではクラッチがつながっていないとアクセルを踏んでも前に進みません。これは人も同様で、“クラッチ”が切れた状態では、どんなに気合を入れたとしても“エンジン”が空回りしてしまうのです。つまり、“エンジン”が遊んでいる状態です。

 では、どうすれば“クラッチ”がつながった状態になるか、ということになりますが、どうもクルマと違って、人は自分の意志でクラッチを切ったりつないだりということができないようです。

 「今日は何だか仕事がはかどった」

 などのように、人の“クラッチ”は自分の意志とは無関係のところで入ったり切れたりするのです。でも、どちらかというと切る方が得意なようです。

 「とりあえずメールチェックをしてから」

 「まずはコーヒーを入れてから」

 といった言い訳を盾に仕事モードに入ろうとする自分にブレーキをかけることはあり得るからです。このように人がアクセルを踏み込むことに慎重になるのは、一度走り始めてしまったら、しばらくは走り続けないといけない(ような気がする)からという理由が考えられます。

 そこで、次の2つの対策で乗り越えるようにします。

個々の作業を所定時間以内に終える
 「一度走り始めてしまったら、しばらくは走り続けないといけない(ような気がする)」のであれば、例えば、

15分だけ走ったら休憩してもいい
 というルールをあらかじめ決めておきます。こうすることで、

 「15分ならまぁいいか」

 と少し気が楽になるはずです。その際は、タイマーを使って正確に時間をカウントダウンすることをお勧めします。こうした明確な区切りがないと、「もうちょっと休んでからでも問題ないだろう」など“スヌーズ”をしたくなってしまうからです。

 また、休憩するまでの時間は仕事の内容に合わせて変えるといいでしょう。

 ゴールははるか先に位置する夕方の定時にあるのではなく、手を伸ばせばすぐにでも届きそうな数十分先にあるとわかれば、取りかかる負荷は下がるはずです。

 仕事は一度取りかかることさえできてしまえば、あとは勢いがついて前に進めるものです。自転車と同じく仕事も最初のこぎ始めのペダルが重いのです。

 取りかかることができたら、次は所定時間内に決められた通りの“チェックポイント”に到達することを目指します。例えば、

打ち合わせメモを15分で作る
 とするのです。単に「打ち合わせメモを作る」ということだけでは、

「打ち合わせの場で想定されるあらゆる質問に備えなくては」
 などと必要以上に構えてしまい、

「もうちょっと機が熟してからにしよう」
 などと、言っている本人もいつになるのか見当がつかない見通しとともに別の仕事に逃避してしまいかねません。いうまでもなく、この先にあるのは、

 「すいません、バタバタしていて準備がアレなのですが……」

 という望ましくない弁明でしょう。

 また、「ルーチンワークを加速させるには?」という記事でご紹介したように、タイマーを使うことで、自分の仕事のスピードを知ることができますから、より正確なスケジュールを作る上でも役に立ちます(2007年12月14日の記事参照)。

完了予定時刻を関係者に表明しておく
 2つめの対策は、自分だけでなく関係者の協力を仰ぐ方法です。協力といっても、具体的に何かをしてもらう必要はありません。ただ、聞いてもらえばいいのです。

 何を聞いてもらうかというと、自分が担当している仕事が完了するタイミング、あるいは区切りがつくタイミングです。

 「15:00に一度お見せしますので、その段階での途中経過を見てもらえますか?」

 「11:30までに分かるところまで仕上げる予定です」

 聞いてもらう相手としては上司がベストですが、隣の席に座っている同僚でもかまいません。その場合は、次のような約束を取りつけておくようにします。

 「12:00までに完了させるつもりだから、一緒にランチに行こう」

 このような約束は履行できなくても実質的なダメージはありませんが、約束したのにそれが果たされないということが続くと、メンツにもかかわりますから、そこに「何が何でも終わらせる」という理由が生まれるわけです。

 実は筆者自身もこの「時間指定メソッド」とでもいうべきシゴトハックを多用しています。たとえ1週間先であろうと、1カ月先であろうと、

 「1月25日の15時までに送ります」

 などのように時刻まで指定した上で約束をするのです。こうすることで、自動的に“クラッチ”が入ります。

 「15時までに送らなければならないということは……」

 という最終ゴールから逆算してスケジュールを立て始めるようになります。

 逆に、相手から

 「週明けまでにお送りします」

 「今月中に送ります」

 などといわれたら

 「週明けの何時ですか?」

 「今月中って、何日の何時ですか?」

 と問いただすようにしています。このような“つっこみ”は相手からすれば感じの悪いものになるかもしれませんが、打ち合わせのアポイントであれば時間まできっちりと指定するわけですから、それと同じだと考えれば、不自然なことはないはずです。

 また、もし約束通りの時間が守れなかったとしても、それは自分が提案した時刻であって相手が求めたものではありませんから、“修正申告”の余地はあります。少なくとも相手から言われた期日を守れないことに比べたらはるかにましでしょう。

区切りの時間を設定する、タイマーを活用する、いずれも難しいことではないのだが、なかなかできないなー。どうしても時間を浪費してしまう・・・。

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Jan 25, 2008

「Googleのあらゆるサービスが提携対象」──ドコモが強調する“他社との違い”

ニュース
Googleのあらゆるサービスが提携対象」──ドコモが強調する“他社との違い”

「Googleからはどんどんいいサービスが出てくる。それをiモードユーザーに使ってもらう」──ドコモとGoogleが提携。検索などに限定せず、「Googleのあらゆるサービス」がiモードに載ってくるという。 2008年01月24日 20時27分 更新  「サーチエンジンやGmailに限定されない。Googleのあらゆるサービスが提携の対象。Googleからはどんどんいいサービスが出てくる。それをiモードユーザーに使ってもらう」──1月24日、Googleとの提携を発表したNTTドコモの夏野剛執行役員は、Googleとの提携で先行したKDDI(au)との違いについて説明した(ドコモとGoogleが提携 正式発表)。


(左から)提携を発表するドコモの夏野氏、Googleのコーデスタニ上級副社長、ドコモの辻村常務、グーグルの村上社長
 両社で協力し、公式サイトと一般・PCサイトを網羅的に検索できる新サービスに加え、Googleサービスのiモード対応を進める。Gmailを皮切りに、年内に数種類のアプリ・サービスの投入を計画。「Googleマップ」は地図アプリとしてiモード端末に標準搭載する方針だ。

 さらにAdWordsの本格導入などで、モバイル広告売り上げを100億円規模に拡大する目標も掲げる。Googleのモバイルプラットフォーム「Android」を搭載した端末の発売も検討する。

 夏野氏は「iモードはインターネットじゃないと言われた時期もあったが、一貫して『インターネットのモバイル化』を進めてきた。インターネットのシンボリックな存在であるGoogleと提携することで、ネットのモバイル化を進めたい」と話した。

 Googleのオミッド・コーデスタニ上級副社長も「ドコモはモバイルインターネットサービスの生みの親。長期的な提携関係にしたい」と期待。日本法人の村上憲郎社長は「日本のモバイルビジネス展開はGoogle全体にとって重要。グローバルモバイルビジネス戦略にとって、ドコモとの提携は極めて重要だ」と話した。

ケータイ検索を身近に

 今春をめどに、iモード検索サービスをリニューアル。検索結果に、従来のiモード公式サイトの検索結果に加え、携帯電話向け一般サイトとPCサイトの検索結果を表示する。検索は、iモードポータル「iMenu」トップページに新設する検索窓から容易に行えるようにし、ユーザーを検索に誘導する。

 現在は一般・PCサイトを検索する場合、ユーザーが各検索サイトにアクセスする必要があったが、今後はiモードポータルから網羅的に検索できるようになる。「ケータイで検索エンジンを使ったことがないユーザーなど、全てのユーザーに検索を身近にしたい」(夏野氏)

 公式サイト検索は「goo」(NTTレゾナント)の技術を活用してドコモが提供し、一般サイトとPCサイトの検索はGoogleエンジンを活用する形にする。検索結果ページに表示する検索連動型広告も、公式サイト部分にはドコモと電通が共同出資するディーツーコミュニケーションズ(D2C)の広告を、一般・PCサイト部分にはGoogleのAdWordsを表示する。「いいとこ取りというか、一番いいものを載せていくということ」(NTTドコモの辻村清行常務執行役員)

 今後、プリインストールする「Googleマップ」アプリとの連動など、検索サービスとアプリとのシームレスな連携を検討していく。


Googleサービスのiモード対応

Googleマップを標準搭載する一方、資本提携したゼンリンデータコムの地図アプリも引き続き搭載。「ナビゲーションは別のノウハウが必要」(夏野氏) 既に「N905i」「F905i」にプリインストールされているGoogleマップのアプリを、今後はiモード端末に標準搭載する。またGmailや「Picasa」、「Googleカレンダー」なども順次iモードに対応させる計画だ。

 提供形態は「ニーズを見ていく。アプリ化したほうが価値が上がるものはアプリ化し、Webのほうがいいものは連携させていく」(夏野氏)。例えばGmailなら、アプリ化することでステータス表示機能を活用できるなど、さまざまな可能性を検討していく。

 auもGmailを活用し、独自メールアドレスを付与するWebメールサービス「au one メール」を提供しているが、夏野氏は「あのようにはしない。あれならGmailでいいじゃないですか」と話した。

 Googleは同日、NTTドコモ端末によるYouTube動画の再生に対応した。対応機種は904iシリーズ以降。動画はiモーション方式で配信する。「次の機種からFlash Videoに対応し、YouTubeをフルブラウザから自由に見られるようになる」(辻村常務)

 今後発売するフルブラウザ搭載端末は、フルブラウザのスタートページにGoogleを標準設定する。

Androidの良さをドコモに取り入れる
 Android端末の商用化も具体的に検討。具体的に明らかにはしなかったが、既に社内的なターゲット時期を決め、開発を進めていく方針だ。

 夏野氏は「905iプラットフォームはかなり強力だが、Androidのプロトタイプを見ると、貧弱なハードでもよく動いている。良いところは900/700シリーズの開発にも取り入れていきたい」と話し、Androidというオープンプラットフォームでのiモード対応にも期待を込めた。

 モバイルマーケティングでも協力。D2Cで培ったノウハウとGoogleのAdWords/AdSense技術などを連携させた新しいサービスを共同で検討。広告売り上げを100億円規模に引き上げ、各社で分け合う形にしていく。

 結局、DOCOMOのサービスも黒船GOOGLE頼み。無理もないけどなんだかなあ・・・。

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Jan 24, 2008

リミックスして巻き込め! ―― ビジネスチャンスをすぐつかむための“DJ力” ―― 

ニュース
クリエイティブ・マネジメント・セミナー:
リミックスして巻き込め! ―― ビジネスチャンスをすぐつかむための“DJ力” ―― 

ストリート系ファッションビジネスをリードする小林節正氏。先日行われた「クリエイティブ・マネジメント・セミナー」で講師を務めた席で、「敢えてデザインしない」「体温を高く保つ」ことがビジネスには欠かせないと語った。キーワードは“DJ力”。そのユニークなセオリーと実践法を紹介しよう。 2008年01月23日 23時24分 更新  「僕をデザイナーと呼ばないでください」

 小林節正氏がそう告げると会場が一瞬ざわめいた。去る1月17日に催された日本産業デザイン振興会と千葉大学による「クリエイティブ・マネジメント・セミナー」、第1回目の冒頭部での話だ。それもそのはず、同氏は靴の「SEtt」やカジュアルファッションの「GENERAL RESERCH」など、オリジナルブランドを次々立ち上げてきたデザイナー。だがセミナーが進むにつれ、発言の謎が解けていく。

飽和状態のメンズファッションビジネス ―― すでにリミックスされた世界 ――

1961生まれの小林節正氏。1979年にイタリアはフィレンツェで暮らしたのち帰国。80年代より靴、服飾をクリエイトするほか、古本屋「COW BOOKS」を手がける 今のファッションビジネスは、70年代後半の黎明期から四半世紀たち、やっと世代交代した90年代半ばの延長線上にある。小林氏によればすでに業界は飽和状態で、「とくにメンズものはゼロからオリジナルを生み出すのは不可能」だという。

 それどころか生きている時点で、服に限らず先人の考えたものを見聞きし、編み出した形式を真似ているわけだから、生活を取り囲むすべてが、実は「すでにリミックスされてきたもの」。つまり純粋なオリジナルなどありえないというのだ。

新しい風景は違う岸辺からしか見えない ―― 異種同士のリミックス ――
 純粋なオリジナルは望めないとはいえ、新しいジャンルや潮流が生まれることはある。さらにその勃興は1つの法則にのっとっていると同氏は指摘する。

 例えばTシャツ。90年代半ば以前は冬にTシャツが店頭に並ぶことはなかったが、今は平気で置いてある。そのキッカケが「メッセージボードとしてのTシャツ」だったという。最初はメッセージを書くのに都合がいいという理由でTシャツが選ばれた。それがストリート系ファッションと出会うことで、一ファッションとしてのTシャツの地位を獲得する。つまりファッション同士でなく、ファッションにメッセージが組み合わさり、新たなファッションが生まれた構図だ。同氏はこのとき、「ハッピーアメリカンミート」「100%アメリカンビーフ」と、BSEへのメッセージを入れたオリジナルTシャツを販売した。

 ファッション全体の潮流でいえば、70年代後半からのデザイナー世代は徒弟制が当たり前だったが、今のデザイナーたちは師匠を持たないのが大きな特徴。「受け継がれた徒弟制度からは違う景色が見えてこない」からだと小林氏は分析している。

 さらに例として挙がったのがヒップホップやラップ。路上でただ大声を出して意見を主張するだけでは誰も立ち止まってくれなかったところ、リズムをつけて訴えてみたら立ち止まってくれた。そんな工夫から始まったのがこの音楽ジャンルだ。つまり「元々音楽をやっている人たちからは生まれなかった」。

 小林氏の言う法則とは、「新しい風景が見たかったら違う岸辺から見るしかない」ということだ。

デザインしないでDJをする ―― 脱ブランド、脱デザイナー宣言 ――
 小林氏は現在、この“異種同士のリミックスの法則”にのっとりビジネスを展開している。具体的には「デザインしないこと」。「ありものを組み合わせて新しい潮流をつくる」ことを実践しているのだ。この理由から12年間守りつづけてきたオリジナルブランドGENERAL RESERCHも「捨てた」。ファッションデザイナーが「自分のブランドを捨てる」というのは、端からはいささか乱暴な自虐行為にも見える。だがブランドはすでに同氏にとって「ありもの」でしかなく、「ありもの」に縛られていては次に行けない。だから「ブランドはとっぱらったほうがいい」と結論を出したという。

 「まるでDJをしている感じ」。そう今のライフワークを例える小林氏の声が弾む。受信した「ありもの」の音を組み合わせることで、いとも簡単にオリジナル音の発信者に変わることができるのがDJの醍醐味。同氏はこれを音でなく服でやってのけた。「本当にゼロから作りだすのは大変」だから、初めから一切デザインせずに組み合わせに特化し、それをオリジナルにしてしまえというわけだ。賢い方法である。あとは時代の流れを読むセンスとデザインセンスを磨けばいい。

DJして完成したら、さらに人とDJする ―― 盛り上げて巻き込むまでがビジネス ――
 さらにもう1つ。ビジネスチャンスを確実に呼び込むために不可欠なことがあると小林氏は会場に問いかける。リミックスしたものを「どう売っていくか」だ。せっかくリミックスしても伝わらなければ、それは趣味であってもビジネスではない。

 そして伝えるには一緒に伝えてくれる仲間が必要で、「人を納得させながら盛り上げ」「人を巻き込み自分と同じ温度感にしていく」。これがビジネスを展開していくうえでは「デザインと同じくらい大事」だと小林氏は力説する。そのためには「常に人よりも体温を高くしておかないと、逆に人に巻き込まれてしまう」。しかも誰からいつ、どう「攻めて」いけばいいのか優先順位と方法を考えながら、日々「伝える」ことを繰り返していくことこそが、ビジネスチャンスを逃さないことにつながるという。

 つまりモノだけでなく人をもリミックスしていく2つの“DJ力”が、ビジネスをするうえで欠かせないというわけだ。

「誰の人生にも必ず何度かめぐってくるビジネスチャンス」をすぐつかむために、まず「自分の意見を人に伝えられる表現者のプロになってほしい」。小林氏は最後にそうエールを贈った。


靴から服へクリエイトの幅を広げた際、初めて作った服。ダッフルをわざと外し、デザインで遊んだ
 経営とデザインの視点を持つ各界のプロフェッショナルを講師に招き、計7回開催される「クリエイティブ・マネジメント・セミナー」は今後2月25日まで6回、東京六本木ミッドタウン内「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」にて週1回ずつ開催される予定。足を運べばなにかしら得られるだろう。参加は無料で先着順。ネットからの申し込みが必要だ。

リミックス、同じ体温、伝える力・・・、異業種のノウハウ?は参考になるな・・。というか新鮮味がある。

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Jan 23, 2008

巻き取り式ディスプレイ付き携帯、2008年半ば発売へ

ニュース
巻き取り式ディスプレイ付き携帯、2008年半ば発売へ

Philips傘下のPolymer Visionは、名刺2枚分サイズの画面を巻き込んで収納できる携帯電話を発表した。iPhoneやKindleの手ごわいライバルになりそうだ。(ロイター)
2008年01月22日 15時15分 更新
 オランダのPolymer Visionは携帯電話サイズの端末に名刺2枚分の大きさのディスプレイを組み込むことに成功した。それを可能にしたのが、使わないときには巻いて収納できるディスプレイだ。

 この携帯端末「Readius」に搭載される5インチ(13cm)のディスプレイは世界で初めての巻き取り式となっており、ニュースやブログ、メールを読む際には広げて用い、それ以外のときにはコンパクトに巻き取ってポケットに収まる大きさにできる。



Readius
 Polymer VisionはオランダのPhilipsからベンチャーキャピタルの出資を受けてスピンアウトした企業で、Philipsは現在もPolymer Visionの25%の株式を所有している。Polymer Visionは2年ほど前にこの端末のプロトタイプを披露し、ガジェット愛好家の好奇心をかき立てた。同端末は現在製造中で2008年半ばのリリースが予定されており、米Appleの携帯端末「iPhone」やAmazonの電子書籍リーダー「Kindle」との競合が予想される。

 「電子読書を楽しむための大型ディスプレイ、電子読書に適した長時間のバッテリー駆動、ハイエンドな接続性を、携帯電話のフォームファクタと重量で実現している」とPolymer VisionのCEO、カール・マックゴールドリック氏は語っている。

 「われわれの狙いは電子読書を携帯電話の世界にも拡大することだ」と同氏。

 マックゴールドリック氏はReadiusの価格については明言を避けたが、通常のハイエンドな携帯電話と同程度の価格になるだろうと語っている。

 また同氏によると、動画を再生できる8インチのカラーディスプレイを搭載した携帯電話は彼にとって「夢のデバイス」であり、同社はそうした端末も5年以内に開発する計画という。

 AmazonのKindleと同様、Readiusはいわゆる電子ペーパー型のディスプレイを搭載し、紙の印刷物のような読みやすさで白黒テキストや画像を表示できる。

 またこの端末は通常の音声通話に使用できるほか、第3世代(3G)携帯電話網を介して高速データ通信でインターネットにも接続できる。

 現在Polymer Visionはこの端末の販売をめぐり、小売業者や携帯電話事業者と交渉を進めているところという。AppleのiPhoneと同様、この端末は携帯電話事業者にとって、音声通話よりも収益性の高いデータ通信の利用を促進するチャンスとなる。

 ユーザーは自宅のコンピュータを使って、メールアカウントやニュースソース、ポッドキャスト、オーディオブック、ブログフィードなどを設定し、情報が更新されるたびにReadius端末に最新のデータが送信されるようにすることが可能だ。

 直接Webを閲覧させるのではなく、こうしたアプローチを選択した理由について、マックゴールドリック氏は「その方がモバイル環境をシンプルにできるからだ」と説明している。

 「この手の端末には50個もの操作ボタンを搭載するものもあるが、Readiusには操作ボタンは8個しか付いていない」と同氏は語り、さらに今後のモデルにキーパッドを追加する計画も明らかにしている。

ディスプレイ部分が畳めるというのは機能的にはかなりの革新。用途も広がりそう。日本でも早く出してくれないだろうか・・・。

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Jan 22, 2008

ニコニコ動画、ID登録者500万突破 「会見生放送」も

ニコニコ動画、ID登録者500万突破 「会見生放送」も

ニコニコ動画のID登録者数が500万を突破した。昨年末に始めた「ニコニコ生放送」では今後、記者会見の生放送も行うという。 2008年01月21日 13時47分 更新  ニワンゴは1月21日、「ニコニコ動画」のID登録者数が1月19日付けで500万を突破したと発表した。

 1月21日現在、月額525円の有料サービス「ニコニコプレミアム」会員は約17万4000、携帯電話向け「ニコニコ動画 モバイル」の会員は約90万9000。

 ニコニコ動画では昨年末からライブストリーミング「ニコニコ生放送」を実験中。16日に行ったクイズと将棋の生放送は、コメント数が10万以上付いたという。「今後は記者会見の生放送なども行っていく」としている。

関連キーワード動画共有サービス | ニコニコ動画 | ニワンゴ

ニコ動のインフラ使えば、記者会見などのリアクションもすぐ知ることができるな・・・。偏ったユーザー層かもしれないが・・・。

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Jan 20, 2008

第9回 海外出張で受けた衝撃。国際的に活躍したい!

第9回 海外出張で受けた衝撃。国際的に活躍したい!アデコ
山口孝之
2008/1/18

それから4年……
 私が岡田さんに会ったのは、それから4年たってからのことです。面談の際、私はいつもそうするように、岡田さんに今回の転職の「テーマ」を聞きました。

 「岡田さん、いままでの経験についてはおおむね理解できました。ところで、転職を考えた動機は何ですか? 今回の転職のテーマを教えてください」

 「今回の転職のテーマは、国際感覚を身に付けたITエンジニアになることです」

 岡田さんは、会社にとって初めてのオフショア開発であったA社のプロジェクトを、見事成功させていました。それ以来、オフショアの専門家のような形でプロジェクトにアサインされることが多かったそうです。会社も顧客からの紹介ではなく、戦略的にオフショア先を開拓していきました。

 中国だけでなく、インドやベトナムの企業や大学などを視察に行ったこともあるそうです。活気にあふれる海外IT企業の様子を目の当たりにして、岡田さんの中で「国際的に活躍したい」という意識が高揚していっただろうことは、想像にかたくありません。

■外国人エンジニアに触発されて
 「国際感覚の必要性を意識しだしたのはいつごろからでした?」

 「初めて中国の開発会社と接点を持ったときです。それ以来、日に日に強くなっていったのだと思います。そのときから何度となくオフショア先との打ち合わせを重ねましたし、自分が指揮したほかのプロジェクトでも、中国人のプログラマに日本に来てもらって一緒に仕事をしました。彼らのポテンシャルの高さや上昇志向、頭の良さなど、本当にカルチャーショックでしたね」

 「なぜ、国際感覚を身に付けなくてはならないと思ったのですか?」

 「大学を卒業するとき、一般的な話として『これからの人は英語くらい話せなくちゃ』といわれていました。でも日本のIT業界は完全な内需産業だったので、ぼくにはそれほど英語力は必要ではありませんでした。あのときの『英語くらい話せなくちゃ』ってやつに、いまの日本のITエンジニアは直面しているのだと思います。うちの会社でも外資系企業の顧客が増えましたし、日本のIT企業自体が海外に出て行かなければならない時期なのかもしれないし」

 確かに企業からの求人票にも、英語力に関する記述が増えたように思われます。情報システムは顧客の事業や業務を支援するものなので、顧客自体が海外に進出すれば情報システムも海外展開を意識した作りになります。IT企業としては、英語に堪能なITエンジニアの確保は喫緊の経営課題の1つかもしれません。

 岡田さんは外資系ITベンダのシステムエンジニア職に応募し、みごと合格しました。その勝因は、海外の協力会社との接点やオフショア開発の経験だけではありませんでした。英語の苦手な岡田さんは、通勤電車で毎日iPodで英語ニュースを聞き、英会話学校に通ったりTOEICを受けたりと、目標に近づくために時間的、経済的投資をしてきたのです。

 短期的な考えによらず、中長期的な視点で目標に向かって努力を続ける姿に、この企業も岡田さんのポテンシャルの高さを見たのでしょう。

 岡田さんはいまは、外資系企業の日本事業展開に参画しています。こういった経験は、今後のキャリアにとって重要なものになると思います。

 転職の理由(テーマ)は人それぞれです。どんな理由であれ、転職する人はいま一度、「なぜ転職するのか」という転職理由について熟考すべきです。

 しっかりした転職理由、そしてその周辺部分である、転職活動に至った経緯と転職した後のビジョン。この部分を確認し、論理立てて説明できるようになれば、転職活動は成功に近づくことでしょう。

中長期の視点で能力を伸ばす・・・、なかなかサラリーマンに染まりきってしまった人には難しい相談ではある。とはいえ・・・。

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「アイディアマンの大罪」 ~再びT.レビットの論文から

「アイディアマンの大罪」 ~再びT.レビットの論文から

公開日時:
2008/01/13 11:50
著者:
村上敬亮
ブックマーク(12)

「情報の生産性を起点にして、産業構造/バリューチェーンの組替が起きる。」 前回は、そういうお話をさせていただきました。となると、次は、「じゃあ、その組替は、誰がどこから、どうやって始めるの?」ということになります。

 組替を起こす「最初の一撃」はどこから来るのか。今こそ、そこに一撃を加える創造的な人材が求められる時代。そうなりがちですよね。害悪なのは、既存のラインマネージャーであり、必要なのは、「自由に創造性を発揮するアイディアマン」。今回のエントリは、これが本当かどうか、そこをテーマにしたいと思います。

 社内や周囲を見渡すと、確かに創造的なヒトっています。しかし、そういう人たちが本当に自分で世の中を変えたことって、どのくらいあるんでしょうか?着想は、確かにそうかもしれませんが、それでそのとおりに世の中が変わったことって、どのくらいあります?でも、そうだとすると、それは何故??

 実は、年末にご紹介したT.レビットの論考集(「マーケティング論」有賀裕子、HBR編集部訳)の60年代論文の中に、まさに「アイディアマンの大罪」("Creativity is not enough")という小論があります。まずは、それを簡単にご紹介しようと思います。

1.アイディアマンは無責任

 なぜイノベーションは稀にしか実現しないのだろうか。最もよく耳にする応え、そして私の見たところ最も罪深い答えは、人々が組織に隷属させられ、創造性を身につけられずにいるというものだ。その主張によれば、産業界が創造性をみなぎらせ、進取の精神に満ちた人材を多数採用してアイディアを披露するチャンスを与えれば、アメリカ企業の問題は全て解決するという。 

 T.レビットは、このような形で本論を切り出します。そして、次のように言う。

 だが、今日の企業組織に多大な注意を払い、そこで働く人々と自由かつ素直に意見を交わせば、必ずや興味深い発見が可能なはずだ。創造性、そして創造性あふれる人材は不足などしていないのである。問題は別のところにある。・・・(中略)・・・

 アイディアを次々と生み出す人々は、たいてい組織をどのように動かせばアイディアをかたちにできるかを知らない。とりわけ前例のない画期的なアイディアを実行する方法を知らず、多くの場合、「アイディアは放っておいてもイノベーションに繋がる」とう理解しがたい考え方に染まっているようだ。このような偏見では、着想とイノベーションは同義語になる。この種の考え方にとりわけ強く毒されているのが、ブレーンストーミングの信奉者で、自分たちの流儀こそが企業を救うと信じて疑わない。

 ずいぶん厳しいなあと思いますが、他方で、とても40年前に書かれた論文とも思えません。確かに、冷静に考えてみると、だいたい自分が思いつくようなアイディアというのは、誰か他の人もいっているもの。ブレストだって上手にやれば、確かに、モデレーターの能力次第で、何かしらの発見はだいたいあるものだと思います。

 例えば、ネットを活用したサービスこそビジネスモデルが勝負って、みんなよく言うし、そう考えますけど、そのアイディアの原型は、だいたいシリコンバレーで90年代後半に語り尽くされていた感のあるモノばかり。そうそう独創的なものなんてあるものじゃありません。

 イノベーションって、冷静に考えてみれば、独創性というより、必然性の積み重ねによるところの方が大きいのではないでしょうか。そして、必然性が積み重ねられるところからスタートしないと、結果として、独創的なことも実現できないのではないでしょうか。

 ヒトが、過去の大人物の何を賞賛しているかを考えてみてはどうでしょう。その多くは、「一撃」となるシーズへの着想ではなく、それを実現するためにリスクを背負い苦戦する苦闘プロセスそのものであることが圧倒的なのではないでしょうか。

2.規律の必要性

 日々激務に耐える幹部社員は新しいアイディアに拒否感を示す可能性が高い。大きな重圧を課せられた人々は、既存事業を円滑に動かしていくことを主な責務と捉えている。 ・・・(中略)・・・現状の変革に繋がる提案に及び腰になるのも、無理からぬことだろう。・・・(中略)・・・自分の提案に関心を向けてもらうには、提案を受ける側、つまり上司に当たる人々がリスクや失敗についてどのような見方をしているのか押さえておく必要がある。

 確かにそうなんだと思います。加えて、長い間、「出る釘」にならないように慎重にキャリアを歩いてきた人たちがトップの地位についている場合、今更新しい姿勢を身につけるのが難しく、どうしようもし難い人が上司になってしまう場合が多いのも事実です。そして、「理想のトップがいないから、独創性が活かされず、我が社が競争力を失う」、そういう誤解に発展します。

 しかし、ここで僕が敢えて「誤解」と申し上げるのには理由があります。

 「最初の一撃」として意味があるものであろうとすればするほど、含蓄の深いアイディアとなり、あるいは組織業務手法を変える必要が大きいモノになる場合が多い。その結果、意味のある提案であればあるほど、結局は、トップ一人、もっと言えば、その組織だけでは、所詮変えられない。そもそも、意味のある提案であるほど、組織のトップはもとより、上司が沢山介在する提案となる。しかし、関係する上司が全て理解があるということはあり得ない。

 これらは、とても普遍的な現象であり、トップのリーダーシップ不在だけを嘆いても、何も問題は解決しないと思います。T.レビットは次のように言い切ってしまいます。

適応性とは違って、創造性は組織に似つかわしくないよう見える。・・・(中略)・・・創造性を重んじるべきだとする人々は、その主張を隠れ蓑にして本当は組織という概念を攻撃しているのである。 ・・・(中略)・・・ワンマン経営者が率いる小規模企業のほうが多くの場合、大企業よりも活気に溢れ革新的なのである。経営者が一人で切り盛りをしている以上、その直感や独断によって企業の方向性が決まるケースが多く、組織は無いも同然なのだ。

 「ほらみろ、だからベンチャーだ」、次に、そういう声も聞こえてきそうです。確かに、この論文は、本格的なベンチャーブームの前に書かれたものであります。しかし、今、T.レビットに聞くと、「あれは間違っていた」と言うのでしょうか。僕は、あまりそういう感じはしません。

 実は、個人的に、在米時代、多くのベンチャー企業やVC、投資家の皆さんと一緒に勉強させていただいたことがあります。その時に強く感じたことが、ベンチャー企業は、実に様々な組織に取り囲まれて仕事をしているということです。

 確かに、ベンチャー企業内部には、組織も規律も余りありません。しかし、アーリーステージの企業にはアーリーステージなりに、怖い投資家がついていますし、成長段階を上り始めれば、様々な投資家、法律家、会計の専門家から取引先まで、実に様々な関係者とのつき合いが発生してきます。そして、より大きな変化を目指そうとすればするほど、より階層レベルの高い投資家やビジネス支援の専門家にトライしていかなければならない。その現場を僕はつぶさに見てきましたが、正直、大企業の役員会の方がまだ楽なのではないかと思うことがしばしばでした。

 結局、大きな市場や社会を動かそうとすれば、個人一人ではどうしようもありません。多くの関係者を動かそうとすれば、その関係する一人一人に、そうしなければならない動機付けを与えることが必要になります。「組織」というのは、そもそも、そういう動機付けに要する社会的コストを下げるために編み出されたモノ。企業の内外を問わず、その動機付けの構造が設計できない限り、現実は何一つとして変わりません。T.レビットは、続けてこうも言います。

往々にして誤解されているようだが、事業運営の手法や方針を大きく転換しても、組織の大変革が求められるわけではない。大組織は、少なくとも短期的に進む方向や組織を180度変えるのは不可能で、これがむしろ強みだとも言える。

 そもそも、大企業同士の中にも、これが同じ企業かというくらい、実に様々な組織があります。一度組織を選ぶと、なかなか組織の選び直しが効かないといった組織選びにおける情報の非対称性の問題は別途あるかもしれません。が、それが故に、一度入った組織に不満だけぶつけ転職したところで、そう革新的に事態が改善することは少ないだろうと思います。つまり、どこに行っても、本質的な環境は余り変わらない。

 「組織」をゼロから作り直しながら、大きなことに取り組む、もちろん、そういう選択肢もあって良いと思います。しかし、全員がそうでなければイノベーションは起きないということは無いでしょう。組織を作り上げるのは、それはもう、ものすごい時間と労力がかかります。費用対効果から言うと、課題が大きければ大きいほど、それは非常に成功確率の低い話になります。むしろ、大多数のヒトにとって、イノベーションとは、既存の組織やネットワークを如何に効果的に活用しながら、実現したいことを一歩一歩前に進めるか、そういうゲームなのではないでしょうか。

 リスクを背負い苦闘するプロセスそのものにあるというところの言葉の重さときたら・・・。

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Jan 17, 2008

アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表

アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表

アップルがモバイルノートの新作「MacBook Air」を発表。13.3インチワイド液晶を搭載し、厚さ19.4ミリ、重量約1.36キロを実現している。

「MacBook Air」 アップルは1月16日(米国時間1月15日)、モバイルノートの新シリーズ「MacBook Air」を発表した。MacBook Airは13.3インチワイド液晶ディスプレイを搭載したモバイルノート型Mac。本体サイズは325(幅)×227(奥行き)×4~19.4(高さ)ミリ、重量は約1.36キロで、MacBookおよびMacBook Proの中で最も薄型軽量のモバイルノートとなる。ボディの材質は酸化皮膜処理したアルミニウムだ。

 13.3インチワイド液晶ディスプレイは1280×800ドットの画面解像度と最大約1670万色表示に対応し、LEDバックライトにより薄型化を図っている。液晶ディスプレイの上部にはWebカメラ「iSight」も内蔵している。

 CPUは通常のCore 2 Duoからパッケージサイズを60%小型化した特別設計のCore 2 Duoを採用。動作クロックは標準で1.6GHz、オプションで同1.8GHz(+3万6800円)を選択可能だ。いずれのCPUもFSBは800MHz、2次キャッシュ容量は4Mバイトとなる。グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X3100を用いる。

 メインメモリは2Gバイトの667MHz DDR2 SDRAMがオンボードで実装され、増設はサポートされない。HDDは標準が80Gバイト/4200rpmのパラレルATAドライブ、オプションでHDDの代わりに64GバイトのSSD(+12万1800円)を選択することも可能だ。光学ドライブは内蔵しておらず、オプションで8倍速書き込みに対応したUSB接続の外付け光学ドライブ「MacBook Air SuperDrive」(+1万1800円)が用意される。


前面から背面に向かって厚くなるくさび型の形状となっている

 キーボードは日本語配列のフルキーボードに加えて、BTOオプションで米国仕様のUS配列フルキーボードを用意。いずれもバックライトキーボードを採用している。トラックパッドはマルチタッチ操作に対応し、2本指でのスクロール操作をはじめ、2本の指でつまむ(ピンチ)、左右にこする(スワイプ)、回転させるといった動作で文字の大きさを拡大縮小したり、画像の向きを調整できる。

 インタフェースはUSB 2.0×1、Micro-DVI、ヘッドフォン出力を装備。モノラルスピーカーと無指向性のマイクも内蔵している。通信機能は、AirMac Extreme(802.11nドラフト)、Bluetooth 2.1+EDRを標準で備えている。

 底面には大型のリチウムポリマーバッテリー(37ワットアワー)を装備し、約5時間の連続駆動が可能。45ワットのACアダプタ(MagSafeコネクタおよびケーブル巻取り機能付き)も付属する。そのほかの付属品は、Micro DVI-DVIアダプタ、Micro DVI-VGAアダプタ、インストール/リストア用DVD、クリーニングクロスなど。

 ソフトウェアはMac OS X v10.5 LeopardとiLife'08をプリインストールしている。

 MacBook Airは同日より日本国内で発売を開始、発売時で2~3週間の出荷予定となっている。Apple Storeでの価格は、Core 2 Duo 1.6GHzと80GバイトHDDを搭載したモデルが22万9800円、Core 2 Duo 1.8GHzと64GバイトSSDを備えたモデルが38万8400円だ。

 確かに薄さが印象的なMACBOOKAIR。とはいえ、光学ドライブがなく、1キロきらない重量、この価格・・・。なかなか手が出しにくい気も・・・。

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見たい英語ビデオブログを探すための3つのサイト

連載
デジタルワークスタイルの視点:
見たい英語ビデオブログを探すための3つのサイト

前回はネット事情を勉強するためのビデオブログをご紹介しました。今回はビデオブログそのものというより、そういったブログを探すためのサイトをご紹介します。 2008年01月16日 20時45分 更新  前回のコラムでは、英語と最新ネット事情の勉強を両立するのにお勧めのビデオブログを3つご紹介しました。

 人によって興味分野は違いますから、もっとほかのビデオブログやビデオポッドキャスティングを知りたいという人もいると思います。前回のビデオブログはネット系の話題を取り上げているものばかりでしたが、当然それ以外の分野のビデオブログもたくさん登場してきています。

 そこで今回は、そんな英語のビデオブログやビデオポッドキャスティングを探すのに向いているサイトをご紹介したいと思います。

見たい英語ビデオブログを探すための3つのサイト
プロシューマによる高品質なビデオブログが探せる「blip.tv」
Digg創業者による「Revision3」
ビデオポッドキャスティングなら「iTunes Store」
プロシューマによる高品質なビデオブログが探せる「blip.tv」
 まず最初にご紹介するのは、「blip.tv」という動画共有サイトです。blip.tvは、一般的な動画共有サイトの1つとして紹介されることが多いのですが、投稿した動画に広告を埋め込めたり、さらにリターンも5割と高率だったりするため、定期的に番組を配信したいというプロのほか、セミプロや技術の高いアマチュアといったプロシューマによる動画の投稿が多いサービスなのです。

 そのためか、このサイトには多数の質の高い動画や人気ビデオブログが集まる傾向があります。人気番組も手軽に見つけられ、2007年9月には、人気ビデオブログの代表として語られることの多い「Rocketboom」が、blip.tvに参加して大いに話題になりました。ほかにも環境系ブログのビデオ番組である「TreeHuggerTV」や、イラクの日常を現場から伝えている「Alive In Baghdad」など、さまざまな番組を探せます。


「blip.tv」
Digg創業者による「Revision3」
 次にご紹介するのは、「Revison3」というオンラインビデオサイトです。このサイトは、前回ご紹介した「The GigaOM Show」という番組を配信しているサイトになるのですが、米国では、ダントツの人気を誇るユーザー参加型ニュースサイトの「Digg」のCEOであるKevin Rose氏が、創業した会社としても有名です。

 Diggで注目を集めた記事をKevin Rose氏が紹介しているビデオ番組である「Diggnation」やGigaOmをはじめ、Photoshopの使い方を解説する番組や、DIY的な番組から、お笑い系の番組まで14番組を定期的に配信しています。配信する番組も、高精細画像から音声のみまで幅広いので、目的に応じて選択してみてください。


「Revison3」
ビデオポッドキャスティングなら「iTunes Store」
 最後にご紹介するのは、「iTunes Store」です。iTunesは基本的には、プロのアーティストの音楽やビデオクリップを購入できるサービスですが、同時にポッドキャスティングの配信プラットフォームという一面も持っています。


「iTunes Store」
 iTunesは通常のWebブラウザからはアクセスできませんので、iTunesのソフトを起動し、左側のメニューからiTunes Storeを選択、右側に表示されたiTunes Storeの画面のメニューから「Podcasts」を選択することになります。

 現在は、画面中央に「ビデオPODCAST」枠があり、そこにお勧めのビデオポッドキャスト番組が表示されていると思います。こちらに英語のものも合わせて表示されているので、自分の興味があるものを探してみてください。

 iTunes Store内の検索もできますので、過去にご紹介した番組などもこちらから手軽に見つけられると思います。自分が興味のある分野の番組であれば、英語の勉強も苦にならないと思いますので、ぜひ自分に合った番組を探してみてください。

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このカテゴリうまく使えば力になるだろうが、できればテキストベースのものも一緒にそろっているとうれしいのだが・・・。それはさすがに図々しいか・・・。

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Jan 16, 2008

ほかの人が作ったプレゼン資料をオンラインで閲覧する

ほかの人が作ったプレゼン資料をオンラインで閲覧する

効率的なプレゼン資料を作れるようになるには、上手な人が作ったサンプルをお手本にするのが一番。ここでは、プレゼン資料のオンライン共有サイトを紹介する。
2008年01月15日 14時02分 更新
 何か新しいことをマスターする際には、上手な人をお手本にするのが最も効果的だ。これは何もビジネスに限ったことではなく、スポーツ、芸術、ゲームのプレイに至るまで、何においてもあてはまる原則と言えるだろう。

 さて今回紹介するのは、プレゼン資料をアップロードし、共有できるサービスである。いずれも多数のプレゼンテーションファイルがFlash形式に変換されてアップロードされており、自由に閲覧できる。言ってみればYouTubeのような動画共有サービスのプレゼン資料版といえるだろう。

 そもそもプレゼン資料というのは、いわゆるハウツー本などを見ても、あまりリアルなサンプルは掲載されていない場合が多い。言ってみれば当然で、ビジネスの現場で実際に利用されているものは、NDA(秘密保持契約)絡みの理由で対外的には公開できないし、かといってオリジナルのサンプルを作成しようとしても、今度は逆にリアルなデータや素材がないため、充実したものを作るのが非常に難しいからだ。

 その点、今回紹介するサービスは、実際に利用されたビジネス上のプレゼンテーション資料が多数掲載されており、オンラインで自由に閲覧できる。プレゼン上手な人の作成した資料を見ることで、自分が作成する際の参考にできるというわけだ。Flash形式なので、特殊なプラグインなしで閲覧できるのがありがたい。

 最初に紹介する「SlideShare」は、老舗といえる海外のサービスで、古今東西のプレゼンテーションの資料が多数アップロードされており、その数の多さには圧倒される。表示は英語だが、画面のレイアウトはYouTubeライクで日本人にも馴染みがあり、戸惑うことはない。構成や見出しの付け方を真似てみるだけで十分参考になるので、時間のある時にでもパラパラと眺めると刺激になるはずだ。


「SlideShare」のトップページ。プレゼン資料をはじめ各種ファイルをアップロードして共有できる。画面のレイアウトはYouTubeとよく似ている
個々のプレゼン資料の閲覧画面。Flash形式に変換されており、サクサクとページをめくることが可能だ

 プレゼン資料だけにとどまらず、カレンダーや画像集の共有といったユニークな用途にも使われている。PDF形式でのダウンロードも可能なので、気に入った資料をローカルにダウンロードしてAdobe Readerなどでじっくり閲覧するのもいいだろう。

本日のレシピ(その1) サービス名 利用料 提供元
SlideShare 無料 SlideShare Inc.


「handsOut」のトップページ。2007年末にオープンしたばかりの国内サービスだ もう1つ紹介するのは、最近登場した国産のサービス「handsOut」。まだ掲載サンプル数は少ないものの、なによりも日本語版である点が魅力だ。また、掲載者が許可していれば、PPT形式をはじめとするオリジナルのファイル形式でもダウンロードできる。

 ユニークなのは、フルスクリーンモードでの表示に対応していること。handsOutのサイト上にプレゼン資料をアップしておき、出先でブラウザを使ってプレゼンするといったワザも可能だ。このほか、ブログパーツとして自分のブログに貼り付けるといった機能にも対応している。


個々のプレゼン資料の閲覧画面。こちらもFlash形式で、めくりながら表示できる
アップロード画面。Word(doc)、PowerPoint(ppt)、PDFのほか、OpenOfficeやRTFといった各形式のファイルをアップロード可能。パスワードやログインの有無による閲覧制限や、元ファイルのダウンロード許可などを指定できる
本日のレシピ(その2) サービス名 利用料 提供元
handsOut 無料 オープンタイプ


 今回は、上手なプレゼン資料を作るための参考として上記2サイトを紹介したが、当然のことながら手持ちのプレゼン資料のアップロードにも対応している。期限切れで公開しても問題ないプレゼン資料があれば、これらのサイトを通じて公開してみてはいかがだろうか。ひょっとすると、ビジネス的にも思わぬ反響があるかもしれない。

slideshareの実例は凄いものがある。日本で凝ったPPTを見ることはあってもビジュアル面でああも凝っているものをみることは稀。そういう意味ではこの手のサイトは興味深い。

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Jan 14, 2008

199ドルノート”の安くない中身に迫る――ASUS「Eee PC」(

国内販売が楽しみな低価格ミニノートPC

 

Eee PCは基本的に高性能でコンパクトなインターネット端末という位置付けの製品だが、いとも簡単にWindows XPをインストールできることに加えて、ドライバ類も提供されている。内蔵の4GバイトSSDだけでは「普通の」ノートPCとしての利用は難しいが、大容量SDメモリーカードと組み合わせたり、GmailやGoogle DocsなどのWebサービスを徹底活用することで、内蔵ストレージの制限をある程度回避できるだろう。

 携帯利用を考慮すると、バッテリー駆動時間は長いほうではなく、バッテリーオプションなども準備されていないが(製品の位置付けから今後も提供される可能性は低いだろう)、ヘビーモバイラーでもない限り、そう困ることもなさそうだ。

 もちろん、プリインストールのOSとソフトをそのまま利用するのも悪くない。特にインターネットの利用が中心なら、必要なソフトが一通りインストールされているし、オフィススイートも使える。「Firefox」「ThunderBird」「Skype」「OpenOffice.org」とWindows上でもユーザー数の多いソフトがプリインストールされているので、普段はWindowsがメインOSの筆者が使っていてもほとんど違和感はなかった(日本語入力は行えなかったが)。

 さらに、SSDが8GバイトのモデルならばWindows XPとのデュアルブートも可能だろうし、SDメモリーカードスロットはUSBカードリーダー仕様、つまりUSBマスストレージ扱いで起動もサポートしているので、プリインストールのOSとソフトをこちらに移植してデュアルブート環境を構築することも不可能ではなさそうだ。PC-UNIX端末として見ても結構おもしろい存在といえる。

 気になる国内向けの販売予定については、ASUSの日本法人から正式なリリースが発表されておらず、現状では不明だ。同社のノートPCは国内向けにOEM供給が多い関係もあってか直販などは行っていないので、販売形態がどうなるかはわからない。そもそも、ASUSはこれまで日本国内で展開する自社ブランドのノートPCを高機能なモデルに限定し、高級路線を採っていることから、Eee PCをそのまま日本に投入するとは限らないだろう。

 しかし、Eee PCを国内で発売する場合は、ぜひとも国際水準の価格設定を切に願いたい。こうした製品が国内販売される度に「なんでこの価格になるんねん」とため息をついたことは、筆者も一度や二度ではないし、同じ思いをしたことがある人も多いだろう。

まずまず普通に使えそうなPCである。ただ、結局国内での販売価格は5万円程度。少々我慢すればスペック的にはより一般的なデルやHPのノートも買えるだけに少々微妙な気も・・・。

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続く習慣を作るには?(1)【解決編】

続く習慣を作るには?(1)【解決編】良い習慣を身につけられるような“流れ”を作ろうと意気込んでいませんか? 必要なのは、新しい流れを作るのではなく、これまでの流れを変えるアプローチです。
2008年01月11日 21時13分 更新
今回の課題 期待を抑えて行動を変えるには?

 コツ:「流れを作る」のではなく「流れを変える」

今日のやる気を未来に“繰り越す”には?【解決編】 新年を迎え、「今年こそ○○を達成するぞ!」といった決意を胸に心機一転、仕事に取り組んでいるという方もたくさんいらっしゃるでしょう。年の変わり目のこの時期というのは、暦が改まるのはもちろん、気持ちの上でもリセットされて、白紙の状態から何かを始めたくなるものです。

せっかくだから今年は早起きを習慣にしよう
いい機会だから今年は毎朝英語の勉強をするようにしよう
 など、ゼロベースで生活習慣を見直す上で、「新年」というのは打ってつけの口実になるからです。

 そうなると、いてもたってもいられずに、何やら新しい習慣をひっさげて「これで大変身するぞ!」といった過剰な期待を抱きがちです。今までにない新たな「流れ」を生活の中に作りだそうと意気込むのです。

 でも、その「流れ」になじみがなさ過ぎると、すなわち現状からあまりにもかけ離れていると、継続は難しくなります。

 例えば、

今年は毎朝5時に起きるようにしよう
 という目標を掲げたとします。最初のうちは気分も盛り上がっていますから、その勢いも手伝って実践できるかもしれません。でも、ついつい寝坊してしまう日も出てくるでしょう。そんな時には、

昨日は新年会で帰宅が遅かったから仕方がないか
 といった「もっともな理由」で自分を納得させようとするでしょう。このように、

目標達成の失敗 → 「もっともな理由」で自己弁護
 というプロセスを繰り返していくと、やがて自分を納得させるに足る「もっともな理由」を思いつけなくなる時がやってきます。最終的には、「自分は意志が弱いのだ」あるいは「自分は早起きができない人間なのだ」といった自己を否定するような理由しか思い当たらなくなってしまいます。こうした“行き詰まり”から逃れたいがために、人は挫折を選ぶわけです。

 では、このような挫折を防ぐには、どうすればいいでしょうか。

“慣性”とのせめぎ合い
 人は飽きる生き物ですから、どんなことであれ「新しいこと」には少なからず関心を抱きますし、実態以上に魅力的に映るものです。期待せずにはおれないのです。

 例えば、

毎朝5時に起きて、自分の好きなことに時間を使えたらどんなにいいだろう
 などと思えるのは、「現状」に飽きている証拠です。実際に早起きに取り組んでみると、面倒だったたり、苦痛を伴ったりすることが分かり、「こんなに苦労をして、この程度のメリットしか得られないのでは割に合わない」という気持ちになります。

 つまり、「現状」に飽きていることはあっても、「現状」からダメージを受けているわけではないのです。この程度であれば、「新しいこと」はちょっとした“ぜいたく品”のようなものですから、なしで済ませることも十分に可能です。欲しいけれども必死になって渇望するほどではない、のです。

 このように生活の中に新たな「流れ」を作ろうとすると、それは「現状」とてんびんにかけられることになります。「現状」は今までもやってきたことですから、今後もそれを続けるのはさほど大変ではありません。むしろ、せっかくスピードに乗っているのだから、という“慣性”の力も働きますから、ますます腰が重くなります。

“伴走者”と一緒に走る
 そこで、新たな「流れ」を作るのではなく、これまでの「流れ」を変えるというアプローチで迫るようにします。「現状」に正面から立ち向かえば、てんびんにかけられて負けてしまいますので、側面から忍び寄る、すなわち「現状」を少しずつ変えていくようにするのです。

 良い例は漫画「巨人の星」に出てくる「大リーグボール養成ギプス」です。このギプスを付けることによって、投球フォームは一定の制約を受けることになります。この制約は、しかし、望ましい方向に「流れ」を変えるためのものです。

 あるいは、「しつけ箸」でも同じことがいえます。

 これらは、望ましい「流れ」に変わり切るまでの“伴走者”のようなものですが、これがあるおかげで「現状」はあらぬ方向に流されずに済むようになります。

 仕事に置き換えれば、手順書やマニュアル、あるいはチェックリストなどと首っ引きで仕事に取り組む姿勢がこれにあたります。これらは、仕事に習熟するまでの間の格好の“伴走者”になってくれますが、習熟した後も、つまり、体が覚えてしまって、参照する必要がなくなった後でも、これに沿って進めるようにすることで、次のようなメリットが得られます。

手順書やマニュアルの記述を変えれば、行動も変えられる
 つまり、自分の行動をコントロールする手段が得られるのです。言うなれば「今までこうやってきたから」という“慣性”に従うのではなく、「手順書にこう書いてあるから」という“管制”に従うようになるということです。行動を変えたければ、手順書を書き換えるだけで済みます。「現状」とてんびんにかけられる心配はありません。

 この考え方は、岡田斗司夫氏の「レコーディング・ダイエット」に通じるといえます。

食べたら記録する
記録しないなら食べない
 という“管制”を導入することになるからです。「これくらいの量は今までも食べてきたから大丈夫だろう」という「現状」の力、すなわち“慣性”の力を無力化できるのです。

 早起きに応用するなら、「ねむログ」などを使って就寝時刻と起床時刻を正確に記録し、これをグラフ化することです。グラフが望ましいレベルで安定するようになれば、それが早起きのモチベーションになるでしょう。

手順書を書き換える?なんだか言っていることがわかるようなわからないような・・・。まあ、こうしたいと思っても思いつきのことが多いから書面に落とすとかすれば少しは違うかも・・・。

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Jan 13, 2008

2007年携帯年間純増数1位はKDDI──ソフトバンクモバイル、一歩及ばず

ニュース2008年01月11日 16時56分 更新2007年携帯年間純増数1位はKDDI──ソフトバンクモバイル、一歩及ばず

電気通信事業者協会(TCA)は1月10日、2007年1月から12月までの携帯電話・PHS契約数の推移を発表した。携帯電話の契約数は1年で560万400の純増を記録。純増数はKDDI、ソフトバンクモバイル、ドコモの順となり、ドコモは初めて3位に転落した。
 電気通信事業者協会(TCA)が、1月10日に2007年12月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表したことで、2007年の1年間を通した契約数が明らかになった。

携帯電話の年間純増は560万400
 2007年1月から12月までの携帯電話事業者の契約数は、560万400件の純増。携帯電話市場は飽和したといわれ始めて久しいが、2005年や2006年は470万程度の純増だったことを考えると、100万弱増えたのには驚かされる。

 1年間の純増数をキャリア別に見てみると、前半非常に好調だったKDDIが232万9400でトップ。5月から8カ月連続で純増1位の座を獲得したソフトバンクモバイルは、211万5800と一歩及ばず2位だった。ドコモは年間を通して純増数が伸びず、この12年間で最低の94万9300増にとどまり、3位に転落した。

2007年の月別純増数と合計 携帯キャリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月
NTTドコモ 7000 10万2300 29万8000 6万5800 8万2700 8万8800
KDDI 20万8400 22万4400 53万0000 24万9400 13万8500 13万3200
ソフトバンクモバイル 16万4000 12万0400 12万7600 16万3600 16万2400 20万4800
イー・モバイル - - 0 0 0 6万0200
月別純増数総計 37万9300 44万7100 95万5600 47万8900 38万3600 48万7000

携帯キャリア 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間総計
NTTドコモ 8万1400 -2万2900 3万7500 3万9100 4万8200 12万1500 94万9300
KDDI 19万1200 15万8500 15万8000 13万3800 6万5300 13万8600 232万9400
ソフトバンクモバイル 22万4800 18万8900 19万8300 15万8600 19万1600 21万0800 211万5800
イー・モバイル 0 0 6万2100 0 0 8万3600 20万5900
月別純増数総計 49万7400 32万4500 45万5900 33万1500 30万5100 55万4500 560万0400


2007年の月別純増数の推移
2007年の月別純増シェア 携帯キャリア 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
NTTドコモ 1.8% 22.9% 31.2% 13.7% 21.6% 18.2% 16.4% -7.1% 8.2% 11.8% 15.8% 21.9%
KDDI 54.9% 50.2% 55.5% 52.1% 36.1% 27.4% 38.4% 48.8% 34.7% 40.4% 21.4% 25.0%
ソフトバンク 43.2% 26.9% 13.4% 34.2% 42.3% 42.1% 45.2% 58.2% 43.5% 47.8% 62.8% 38.0%
イー・モバイル 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 12.4% 0.0% 0.0% 13.6% 0.0% 0.0% 15.1%


 番号ポータビリティの利用状況は、ドコモが93万5200の転出超過、auが86万7900の転入超過、ツーカーが3万9100の転出、ソフトバンクモバイルが9万7100の転入超過となった。ソフトバンクモバイルは、3月までは転出超過が続いていたが、4月以降は転入超過に転じ、以来ずっと転入超過が続いている。11月には転入超過数が3キャリア中でトップとなっており、単純に新規契約が多いだけでなく、他キャリアからも人が集まっている様子が見て取れる。

年間通してみるとやはりAUが強かったのとDOCOMOの一人負けが鮮明やな・・・。905で逆襲と言いつつ12月でもまだ結果に現れていないし。これからかな??

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Jan 12, 2008

新しいオフィス環境──オフィス移転、レイアウト変更のポイント:

新しいオフィス環境──オフィス移転、レイアウト変更のポイント:
フリーアドレスオフィスの効果
近年では、社員ひとりひとりの座席を特定しない「フリーアドレスオフィス」が一般的になりつつある。快適かつ機能的な執務環境を作る最適なオフィスとして、多くの企業が採用しているフリーアドレスオフィス。今回は、その利点と注意点をみていこう。
2008年01月11日 12時00分 更新
 

フリーアドレスオフィスは、1987年に大手建設会社で、スペースの効率的な利用方法として、社員の席を固定的にしないで、空いている席を自由に使用する試みがなされたのが始まりといわれている。日本では和製英語の「フリーアドレス」と呼ばれているが、世界中に普及した今、米国ではノンテリトリアルオフィス、シェアードオフィス、ホテリングオフィスなどと呼ばれている。

フリーアドレスの目的はオフィスコストの削減
 フリーアドレスの本来の目的は、スペースを小さくすること。つまり、個々の社員の固定したデスクを設けず、在籍者(入居人数)より少ないデスクを共用して、スペースと家具の費用を削減するという考え方だ。このため、外出することが多い営業部門やサービス部門などに広く採用されてきた。一方、これを導入することで、対象となる社員のワークスタイルを変更し、基本的には直行直帰の勤務とし必要に応じて帰社するといったスタイルも出現。効果を上げた企業では、デスクの数を7割も少なくしたという例もあるという。

 また、フリーアドレスオフィスは、組織や人事異動にかかわらず、オフィスレイアウトや情報システムを変更しなくてもよいため、運用コストが削減できる方式ともいえる。フリーアドレスオフィスにはいくつかの形態があるが、日本では、テーブル型の幅が大きなデスクを使用し、社内にいる社員が自由に場所を選んで座り、人数が多いときは一人当たりが狭いデスク幅となり、人数が少ないときは広いスペースを使えるといった「作業面共用型」が一般的となっている。

フリーアドレスオフィスの目的が変わってきた
 ところがこの数年間で、その目的が大きく変化してきている。実際に導入することでコスト以外の効果がクローズアップされるようになり、今ではこの副次的な効果を主たる目的としてフリーアドレス化をする企業が増えているのだ。それでは、いったいどんな効果があるというのかみてみよう。

 1つ目は、「コミュニケーションの活性化」だ。職位や部署を超えてシームレスにフリーアドレス化することにより、社内のあらゆる人たちのコミュニケーションができ、情報共有や知恵、知識の培養ができる。会議や打ち合わせといった形式的なコミュニケーションではなく、自然発生するインフォーマルな会話が思わぬ成果を生み出すのだ。

 2つ目は、「仕事に応じたコラボレーション」。つまり、その日の仕事に必要な人と自在にグループを組み、適当な席を選んでコラボレーションすることができるため、知的生産性向上の有効な手段であるとの認識ができてきいる。

 3つ目は、「セキュリティ対策」としての効果だ。フリーアドレスオフィスでは、毎日、席を替わるのが原則であるため、帰宅時や外出時にデスクの上に書類やパソコンを放置しておくわけにはいかない。必ず片付けてクリアデスクにしなければならない……つまり、業務外の時間はいつもデスクの上にモノがないという状態になるのだ。また、多くの書類を持つと毎日の整理整頓に手間がかかるため、書類は少なくといった意識もが芽生えるという。

 4つ目は、「リフレッシュ効果」。毎日席を替わることは、絶えず執務する環境が変わるわけであるため、無意識のうちに新鮮な気分で仕事ができる。フリーアドレスオフィスを採用した会社では、人気のある席を確保するため、早朝から出勤する社員が増えたという話もあり、働く環境が社員にとっていかに重要かというのがわかる。

フリーアドレスオフィスの導入は慎重に
 このように、一見メリットが多いように見えるフリーアドレスオフィスだが、実現するためには、「どの範囲(部署や対象者)で実施するか」「導入したときの社員の課題は何か」「組織としての課題は何か」など、さまざまな検討課題がある。以下の表に検討すべき課題をまとめたので、導入を決める前に必ずチェックしてほしい。

フリーアドレスオフィスの検討事項
導入範囲 対象部署
全社レベルで導入
拠点別に導入
離席の多い部門に導入
チームワーク部門に導入
プロジェクトチームに導入
デザイン・研究開発チームに導入
IT関連部門に導入
対象者
経営者を含む
管理者を含む
社員の導入への課題 自席がなくなることへの不安
個人管理の書類等の廃棄・収納不足
自由に出社できないことへの不満
業務効率低下に対する不安
業績・人事評価への不安
部下管理の徹底ができなくなることへの不安
連絡、伝達事項が円滑にできるかという不安
業務に集中できなくなることへの不安
固定席者との差別になる不満
組織の導入への課題 フリーアドレスに対応する組織体制
勤務体制の対応(例:直行直帰型)
フリーアドレス対象者への業務サポート体制
ITのユビキタス、モバイル、ワイヤレス等
阻害となる慣習からの脱却(例:朝礼)

 また、予定が変更になり急に帰社してきた社員や出張者など外部から来る社員の席として、タッチダウンオフィスを用意することも大切なポイントだ。最近では、課題の解決とフリーアドレスの効果の適正化のために、デスク数を減らさない、さらにはより多く配置する企業も増えているようだ。

 まずはさまざまな事例を研究し、フリーアドレスオフィスが自社のワークスタイルに適しているかどうかを見極めるところから始めたい。

POINT▼フリーアドレスオフィスは、コスト削減以外に多くの効果があり、導入に当たってはその目的を明確にする

▼フリーアドレスオフィスの導入には、さまざまな検討すべき事項と課題があるため、早急な導入は避け、慎重にすべきである

▼フリーアドレスオフィス導入には、情報通信システム、オフィス家具など多くの投資が必要であるため、その効果を十分に見極める必要がある

▼どのようなフリーアドレスオフィスを作るかは、企業の特性によって異なる。できるだけ個性的に作ることが望ましい

フリーアドレスはコスト削減効果よりもそこから生まれる意識変化のほうが大きい気もする。とはいえ、リサーチ等の仕事が多い職種には合わない気もする。導入は職種によってフィットするかどうか見極めたうえでかなあ・・・。

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Jan 11, 2008

「断腸の思いもあるが」――松下が「パナソニック」に社名変更

ニュース
「断腸の思いもあるが」――松下が「パナソニック」に社名変更

「ノスタルジーではなく、会社の世界的な発展を目指して」松下が社名を「パナソニック」に変える。90年間親しんだ名を捨て、「世界のパナソニック」を目指す。
2008年01月10日 21時10分 更新

東京パナソニックビルの看板 松下電器産業は1月10日、社名を「パナソニック」に変えると発表した。「National」(ナショナル)ブランドも廃し、「Panasonic」(パナソニック)に一本化する。

 「真のグローバルエクセレンス(世界的優良企業)になるには、ブランドを統一して全従業員の力を結集する必要があると判断した」――松下電器産業の大坪文雄社長は1月10日、大阪府内で会見し、社名変更の理由をこう説明した。

 創業以来90年間使い続けた「松下」の社名を捨てるのは、「断腸の思いもあった」と打ち明ける。「私が入社したのも『松下電器産業』。個々人にはノスタルジーもあるだろうが、会社としての発展や成長の可能性につながる決断になるよう努力したい」

 また同日、2008年度の経営方針も発表した。普及価格のBlu-ray Discレコーダー投入、世界・最小最軽量の一眼レフカメラの開発、大型の有機ELテレビ開発に向けた準備などを行っていく。

「松下」にはローカルなイメージがある
 社名変更は07年秋、「若手メンバーに検討をお願いした」結果、決めたという。6月下旬予定の定時株主総会で承認をえた上で、10月1日付けで変更する。「松下」の名が入ったグループ企業もすべて「パナソニック」名に変更。松下電工は「パナソニック電工」に変わる。


大坪社長 国内の白物家電向けに展開してきたNationalブランドも、社名変更と同時にPanasonicへの切り替えに着手。09年度中にPanasonicに統一する。全国の「ナショナルショップ」も順次Panasonicブランドに変えていく。

 「松下のブランド価値は、商品の内容と比べて伸びていない。その一因は、ブランドが『松下』『Panasonic』『National』の3つに分散していること。『松下電器』という名にはどうしてもローカルなイメージがある。

 世界トップクラスのブランド力を備えたグローバルエクセレンスになるには、分散していた力を1つの価値に集中させることが必要。さまざまな方に支えられてきた創業以来の社名を手放すのは大きな決断で、それ以上の価値を生み出す責任がある」――大坪社長は決意を語る。

 創業者・松下幸之助から引き継いできた経営理念は堅持すると強調した。「創業家には昨年12月に説明し、すぐに賛同してもらった。『会社は社会の公器』など、松下幸之助の経営理念は守っていく」。

 変更に伴う費用は300億円程度を見込んでいる。

有機ELは「2015年ごろから」
 08年度は、普及価格のBlu-ray Discレコーダーを投入するほか、世界・最小最軽量の一眼レフカメラを開発すると表明。将来の有機ELテレビ投入に向けた準備も進める。ただ「ELテレビの展開はあくまで大画面で考えている」とし、「2015年ごろから立ち上がるというイメージ」で、具体的な開発計画などは明かさなかった。

 薄型テレビ事業は、37インチ以上で世界シェア25%を目指す。「大画面化はプラズマで引っ張るが、それでまかなえないものを液晶で補完する」といい、経営権を日立製作所から取得する予定の液晶メーカー・IPSアルファテクノロジを通じてパネルを調達。液晶のボリュームゾーンを意識し、40インチ台と比較的大型な液晶テレビ発売も視野に入れる。

 液晶でライバルとなるシャープは、第10世代基板に対応した新工場を建設中で、マザーガラスの大型化でコスト効率を上げる考えだが、IPSアルファが建設予定の新工場は第7~8世代がターゲット。コスト効率で劣るのではという質問に対し、大坪社長は「IPSのパネルは透過率に優れている。トータルコストでは不利な立場にない」などと説明した。

イメージセンサー工場に940億円投入
 半導体工場への新たな投資も発表した。デジタルカメラなど向けのイメージセンサー新棟を、富山県の砺波(となみ)工場に、約940億円を投じて建設。09年8月に生産を始め、月産3万個を目指して順次拡大していく。「デジカメ向けCCDの世界シェアは現在4割。さらに生産能力を拡大する」

 08年度の経営計画では、(1)売上高は前年度比5%以上、(2)ROE(株主資本利益率)8%以上、(3)CO2排出量は10万トン以上削減――を掲げる。海外では、BRICs+V(ブラジル、ロシア、インド、中国、ベトナム)で富裕層をターゲットにした事業を加速させるほか、欧州市場に冷蔵庫、洗濯機を投入。海外売上高2けた増を目指す。

 これも時代の流れか・・・。SONYはこういうブランド変更をする必要はないだろうが。しかし白物家電もパナソニックブランドにするのだろうか・・・。

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Jan 10, 2008

ツーカー、残り3カ月──今、ユーザーが感じる疑問 (1/2)

ツーカー、残り3カ月──今、ユーザーが感じる疑問 (1/2)

NTTドコモのPHSサービスに続き、KDDIのツーカー携帯電話サービスも3月31日で終了する。いま、30万人強存在する現ツーカーユーザーは何をすべきか。ユーザーが感じる疑問の一部をまとめた。 2008年3月31日にサービスを終了するツーカー携帯電話サービス 2008年3月31日に終了するKDDIのツーカー携帯電話サービス。その停波まで3カ月を切った。

 KDDIは、2008年1月7日に終了したドコモのPHSサービスと同様にサービス終了を控えた現在、電話番号やメールアドレス、利用期間を引き継いでauへ契約変更、および一部au携帯への無料交換などの優遇策を提供するとともに、ユーザーへのダイレクトメールや電話連絡、時には自宅訪問なども実施し、終了と契約変更のための告知を盛んに行っている。

 KDDIは2005年10月、100%子会社のツーカー各社を合併し(当時契約数、約360万)、電話番号とメールアドレスなどを引き継げるau契約への変更策を発表。サービスをauに一本化する考えを示した。その半年後、新規契約者が大幅に減少したこと、先に開始したauへの契約変更が進んでいることから2006年6月に新規受け付けを終了(2006年3月発表)、同年12月、ツーカー端末の販売も終了するとともに、サービス終了日を2008年3月31日に定めた。

 なお、ツーカーは「プリティ」(ツーカーセルラー東京)や「プリケー」(ツーカーセルラー関西・東海)として展開したプリペイド式携帯サービスにも力を入れていたことで知られる。現プリペイド契約者は、契約者累計の約7割になる27万1900(2007年11月末現在)に上る。ツーカーの契約数は、2007年11月末現在で39万9000(携帯契約者総数の約0.4%)。ここ数カ月は月に4万件ほどずつ純減しているものの、このペースだと残り3カ月ではきれいにゼロにはならない計算だ。

 サービス終了まで残り約3カ月。サービスが終了したらどうなるか、ユーザーは終了前に何をしておくべきか、改めて確認していく。

サービスが終了する2008年3月31日までにauへ契約変更しなかった場合、どうなるのか
 2008年4月1日付けで「契約解除」になる。この時点で「電話番号やメールアドレスも手放す」ことになり、auへの契約引き継ぎも行えなくなる。

 ちなみに停波は、2008年3月31日の24時(4月1日の0時)。この時点で通話・通信中の場合、順次切断される予定となっている。サービス終了後にauへ契約変更しなかったツーカー電話番号へ電話をかけると当分は何らかの告知メッセージが流れるようになると思われるが、具体的な内容はKDDIによると現在検討中(2007年12月現在)とのことだ。

ツーカーからauへの契約変更はどのように行うのか

店頭のほか、郵送や自宅訪問などの契約変更手段も用意する auへの契約変更は「店頭」「電話」「郵送」「訪問」の4方法を用意する。

 自身でauショップ店頭(あるいは、一部を除くPiPitやツーカーアフターサービス取扱店、一部au取扱店)などへ出向いて手続きする方法のほか、告知ダイレクトメールに付属する封書、電話(ツーカー電話から:151 一般電話から:0077-789-151 いずれも無料)で申し込み、後日端末が届く郵送方式や、自宅へ訪問員が直接訪れ、その場で手続きできる方法もある(訪問は東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、長野の各都県に限る)。

 なお、4月1日になったら「“自動的に”auへ変更、端末も郵送」といった施策は行われない。あくまでユーザー自身で変更の手続きを行うことが前提になっている(ただし2007年後半から同社は、説明員がユーザーの自宅へ順に訪れ、詳細を説明、かつその場で契約変更の手続きも行える訪問契約の機会も設けているようだ。筆者宅にも先日、訪問があり、少し驚いた。自発的な手続きが面倒と考えていた、あるいは契約していることも忘れていたユーザーは、これを機に手続きするのもよい方法と思われる)。

合理化で消えるブランド「ツーカー」。元ユーザーとしては郷愁を覚える出来事だ・・・。

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Jan 09, 2008

Warnerの「BD一本化」決定、景気後退が後押し

Warnerの「BD一本化」決定、景気後退が後押し

これまで「不況に強かった」Warner Bros.だが、米国の景気後退がHD DVD支持をやめる決断につながった。(ロイター) 2008年01月08日 14時59分 更新  次世代DVDフォーマットとしてソニーのBlu-rayのみを支持するというWarner Bros.の決定を後押ししたのは、米国経済の減速とDVD業界の売り上げ減に対する懸念だった。同社上級幹部が1月7日、Reutersに語った。

 家庭用映像ソフト売り上げでトップの同社は4日、HD DVDフォーマットを開発した東芝とソニーによる次世代DVD規格戦争でソニー支持を打ち出し、これが勢力の均衡を傾けることになった。

 「われわれは概して不況に強かった」とWarner Bros. Entertainment Groupのケビン・ツジハラ社長はラスベガスで開催の年次展示会CESでの取材で語った。

 「だが、第4四半期にはガソリンの値上がりが売り上げに影響し始めた。当社の製品は衝動買いされるものと考えられているため、影響が出始めている」(同氏)

 ツジハラ氏は、Warner Bros.は景気後退前に、DVD規格戦争をめぐる消費者と小売業者の混乱を迅速に解消する必要があったと語った。

 東芝はフォーマット戦争は終わっていないと断言したが、Warnerの決定は少なくとも、数十億ドル規模にもなり得る高精細ディスク市場の開拓レースにおいて、大きな後退と見なされている。

 Warner幹部は、ハリウッドの大手映画会社7社中5社が加盟するBlu-ray支持団体は、消費者に買い換えを促すために2008年に5000万ドル以上を投じると可能性があると話した。これはHD DVD陣営とBlu-ray陣営が2007年の年末商戦に費やしたよりも大きな金額だが、予算はまだ最終決定していないという。

 Warner Bros.は東芝に配慮して、ラスベガスで開催中のCESでは目立たないようにしている。

 ソニーのハワード・ストリンガーCEOも、Warnerに関しては講演の場で短くコメントするにとどめた。

 Warnerの決定は、IT企業やネット企業がオンライン配信チャンネル構築を急ぐ中で、映画やテレビ番組の最後の物理フォーマットになるかもしれない規格をめぐる戦いで、Blu-rayの勝利を確定するものと考えられていると、Citigroupのアナリスト、トニー・ウィブル氏は言う。

 映画会社の利益の半分を占めるDVD売り上げは2007年に低下し、2008年にはさらなる減少が予想されている。これがWarnerの決断を促した。

 Merrill Lynchは7日、米国は16年ぶりの本格的な景気後退に突入したと語った。

 こうした景気の影響もほとんどなく、2007年第4四半期には高精細テレビの売り上げが増加し、それが次世代DVDプレーヤーの売り上げも押し上げたと、Warner Bros. Home Videoのロン・サンダース社長はReutersに語った。

 だが2008年にさらに景気が後退すれば、片方のフォーマットが生き残ったとしても、新しいプレーヤーと映画に悪影響が出る恐れがある。

 「われわれは高精細テレビを最初の3000万世帯に普及させた」とツジハラ氏は語った。「さらに普及を進めていくにつれて、消費者のコスト意識は高くなるだろう」

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果たして本当に景気後退だけがHDDVD撤退への理由だったのであろうか・・・。米国での販売状況は必ずしも決定的な差がついているとも思えないが。

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Jan 08, 2008

ソニー、PSPにSkype機能を搭載へ

ニュース
ソニー、PSPにSkype機能を搭載へPSPユーザーは、1月末のシステムソフトアップデートでSkype機能を使えるようになる。
2008年01月07日 10時01分 更新


 

ソニー・コンピュータエンタテインメントは1月6日、2007年に発売した新型PSP(PSP-2000)にSkype機能を加えることを発表した。

 SkypeはP2P技術を使ったインターネット電話ソフトで、SkypeユーザーはほかのSkypeユーザーとインターネット経由で無料で通話ができる。固定電話や携帯電話にも安く電話をかけられる。

 「Skype on PSP」では、Skypeユーザー間の無料通話、コンタクト情報管理、プレゼンス機能(友人がオンラインになっているかを確認できる)、世界中の固定電話および携帯電話に電話をかけられる「SkypeOut」(Skypeクレジットの購入が必要)が利用できる。オプションで、IP電話番号を取得して固定電話、携帯電話からの通話を受けられる「SkypeIn」も利用可能だ。

 PSPユーザーは、1月末に予定されているシステムソフトのアップデートでSkype機能を使えるようになる。システムソフトのアップデート後に、ホームメニューの「Network」カテゴリーにSkypeアイコンが追加される。Skypeアカウントを持たないユーザーはこのアイコンから登録でき、アカウントを持っているユーザーは既存アカウントでサインインできる。

一瞬おっと思えるが、どんな場面で使うのかどうも想定がつかない。ゲームの補助機能にするのか?それともSKYPEを使うシーンについて新たな提案あり?ビジネスユースは厳しいような・・・。

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Jan 07, 2008

“守る”と“創る”は対立するのか――07年のネット界

“守る”と“創る”は対立するのか――07年のネット界

「Second Life」がポシャり、「ニコニコ動画」が急成長。何の前触れもなく降臨した「初音ミク」が創造を加速する。ネットの創造は既存の著作権の枠組みと矛盾し、対立する――その先には、何が見えるだろうか。07年のアクセス上位の記事から振り返る。 2007年12月27日 19時56分 更新  「3次元仮想世界」への期待を背負って登場した「Second Life」が急速に衰退し、「ニコニコ動画」が幾多の試練に耐えて急成長し、何の前触れもなく降臨した「初音ミク」というバーチャルアイドルがネットの「創造力」を刺激する。ユーザーが創るコンテンツの拡大と、既存の著作権の枠組みとの矛盾が大きくなり、しばしば衝突も起きる――2007年のネット界をおおざっぱにまとめると、そんな感じだろうか。

ネットとマスメディアは“近づいた”?

脳内メーカー ITmedia Newsのアクセス上位50位を下にまとめた。トップはニコ動でも初音ミクでもなく「脳内メーカー」を紹介する記事。350万以上のページビューを稼ぎ出した。ブログやmixiを通じてじわじわと広がっていったこのサービスの記事には、検索サイトからのアクセスも多かった。ローゼン閣下こと麻生太郎氏も演説で言及したほど。テレビや雑誌でも頻繁に紹介され、ネットにまるで縁のない人にまで広がったことでアクセスが増えた。

 2位以下にはマスメディアとネットの“対立”が見える記事が続く。2位、3位には朝日新聞社の報道をやゆした“新語”「アサヒる」に関する記事が、4位には「アッコにおまかせ」(TBS)の「初音ミク」報道に関する記事が入った。マスメディアの報道姿勢に対してネットが大きな声をあげ、マスメディア側もそれに応えざるを得なくなる――マスメディアがネットの意思を、以前よりも強く気にするようになった1年だった。

 mixi日記やブログの“炎上”は、影響範囲を増してきた。ブログでの不適切な発言で企業が謝罪する、という事態は2005年ごろからあったが、今年は「テラ豚丼」や「INFOBAR2」騒動など、ブランドのある大企業の従業員の書き込みが“炎上”し、ネットメディアだけでなくテレビなどのマスメディアも報道する――という事態に。これを見ても、ネットとテレビは以前よりも“近づいて”きたのかもしれない。

Second Lifeのがっかりと、ニコニコ動画のびっくり

Second Lifeの企業SIMは閑古鳥が鳴く 2006年末から話題になっていたSecond Life。ユーザーが自由に創造できる仮想世界という枠組みは新鮮で、記者は期待もしていたのだが、プレイすればするほど「がっくり感」が高まり、編集部で「これはまだまだだな……」という結論に至った。その理由は「『Second Life』“不”人気、7つの理由」、「Second Life「企業が続々参入」の舞台裏」といった記事に詳しい。将来、3次元仮想世界が当たり前に使われる日は来るかもしれないが、それは今ではなく、また、今のSecond Lifeではないだろう。

 Web2.0の狂騒も落ち着き、Second Lifeもとりあえず先延ばしとなると、ネットはいよいよ停滞するのか――編集部のあきらめムードを吹っ飛ばしてくれたのが、「ニコニコ動画」と「初音ミク」だ。ニコニコ動画はYouTube動画にコメントを付けるサービスとして1月15日にβ公開され、同24日には1日当たり200万PVを突破。YouTubeからのアクセスしゃ断を受けていったん閉鎖するという“試練”にも耐え、γ版でクローズドサービスとして復活した。

「みんなで創る」動画
 「動画共有サービスは、YouTubeに代表されるように、テレビやDVDのコンテンツが無断アップロードされ、それをみんなで漫然と見るだけ。日本では“ユーザー発信動画”は盛り上がらない」――ニコニコ動画はそんな思い込みも打破してきた。


「ニコニコ市場」で「Perfume」のCDが売れた 「動画にコメントがもらえる」というシンプルな仕組みや匿名性が、無名の“職人”たちの創作魂に火を付け、動画職人や演奏職人などさまざまな才能を発掘。職人同士のコラボレーションも当たり前におき、見知らぬ人同士が音楽、歌、イラスト、動画をそれぞれ担当して“マッシュアップ”するということも起きた。

 動画の直下にユーザーが商品アフィリエイトを貼り付ける「ニコニコ市場」からは、動画に関連した「ネタ商品」が売れ、MADと呼ばれるマッシュアップ動画から、アイドル「Perfume」のCDが売れるなど、新しい流通の可能性も見せつけた。

初音ミク、降臨
 そんな土壌に突如降臨した女神が「初音ミク」だ。かつてのブームは見る影もなくしぼんだアマチュアDTMが、歌うバーチャルアイドル「ボーカロイド」という姿で“復活”。Web2.0のキーワードとしてしきりにもてはやされたCGM(Consumer Generated Media)の理想型を、最も急速に、最も分かりやすく体現した。

 ニコ動との“相乗効果”で、ミクは成長していく。ミクで作った歌だけでなく、画像や動画も続々とアップされ、ネットユーザーのみんなの力で1人の「バーチャルアイドル」が育っていった。かと思うと「ミクが画像検索から消えた」という珍事も注目を集めた。「ミクを画像検索できないのは大企業の陰謀だ」なんて説まで飛び出した。

 この騒動がここまでユーザーの耳目を集めたのは、草の根ユーザーが創り出すコンテンツと、企業主導の既存のコンテンツ流通システムとの矛盾が、ユーザーの違和感として常にあったからかもしれない。

ニコ動やミクが提起する、次の著作権の姿

「ダウンロード違法化」は、携帯電話の違法着うたサイトに手を焼く日本レコード協会が提案した ユーザーによる創作が活気づく中「違法にアップロードされた動画や楽曲をダウンロードすることも違法にしよう」という議論が文化庁傘下の小委員会であった。今のところ「ダウンロード違法化」を推進する権利者団体の意見が、そのまま通りそうな気配だ。

 また、著作権保護期間を50年から70年に延ばそうという権利者側の意見と、「それでは自由なコンテンツ流通が妨げられる」というユーザー側の意見も激しく対立した。

 既存の著作権制度の枠組みと、一般ユーザーのネット利用やコンテンツ創作――プロによる商業ベースを前提にした「著作権」と、CGMの世界でユーザーが盛り上げる作品の「著作権」との矛盾が噴出した年だった。初音ミクを使って作られた楽曲の着うた配信をめぐる騒動も、そんな矛盾を体現していた。

 08年は07年以上に、ネット上での創作が盛り上がってくるだろう。音楽も動画もイラストも、一般ユーザーがネットで自由に発表できる環境が整ってきている。旧来の著作権の枠組みと、ユーザーの自由な創作との相克の先に、新しい何かが見えてくるかも知れない。

にこにこ動画のインターフェースは初めて見るとなかなかインパクトがある。ただ、著作権的にはかなりダーク。とはいえ、あの場に動画が出ることによって息を吹き込まれるものもあるわけで、一概に否定さるべきものではないんだが・・・。

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Jan 06, 2008

フォーマット戦争の「終わりの始まり」?――ワーナーがBlu-ray Discに一本化

ニュース2008年01月05日 19時00分 更新2008 International CES:
フォーマット戦争の「終わりの始まり」?――ワーナーがBlu-ray Discに一本化

ワーナー・ホーム・ビデオが、HDパッケージソフトをBlu-ray Discのみに一本化すると発表した。北米でHD DVDタイトルの約半分を供給しているワーナーだが、この決断が次世代光ディスク戦争に与える影響は大きい。  ワーナー・ホーム・ビデオは日本時間の1月5日朝、HDパッケージソフトをBlu-ray Disc(BD)のみに一本化すると発表した。ワーナーは今年5月まで、予定されているHD DVDビデオパッケージを提供するが、それ以降はBDのみに供給する。

 この発表に伴い、米国時間の6日夜に予定されていたHD DVD Promotion Groupの発表会は中止となり、東芝DM社・社長の藤井氏も渡米をキャンセル。東芝関係者によると、HD DVDに関連した取材アポイントメントはキャンセルする方向で話をしているという。

 ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメントグループ社長のKevin Tsujihara氏は昨年1月、HD DVDの売り上げがBDを上回ると発言していたが、徐々に態度を変化させ、昨年後半にはBD一本化の方向で、Blu-ray Disc Association(BDA)内での足場を固めるべく関係者と調整。昨年末にはBusiness WeekでワーナーのBD一本化を予測する記事が掲載されていた。


昨年のCESでは「青(BD)と赤(HD DVD)の融合」をテーマにした華々しいプレゼンテーションを行っていたワーナーだが……
 そもそも、昨年に入ってからの平均値で、北米でのHDパッケージソフト売り上げのうち2/3をBDが占めており、欧州、そしてほぼBDで固まっている日本ではさらにBDの売り上げが高いという状況だった。ワーナーとしては、このタイミングでフォーマットを一本化することで、売り上げ下落が顕在化してきたDVD市場を補完する意味でもHDビデオパッケージ市場を立ち上げていきたいという意図がある。

 今回のCESでも、ワーナー・ブラザーズが記者発表会場を予約していることが判明してからは、BD一本化の発表が行われるのではないか? と言われていたが、結局はCES直前にBD一本化の発表に至ったようだ。

 ご存じのようにDVDの売り上げではディズニーと首位を争うワーナーだが、ライブラリとして保有しているコンテンツ資産、毎年の映画公開本数など、コンテンツの充実度では他の映画スタジオを大きくしのぐ。ワーナーがHD DVDタイトルのおよそ半分を供給しており、今後の北米における次世代光ディスク戦争に与える影響は大きい。

 これがフォーマット戦争の「終わりの始まり」になる可能性は非常に高いと言える。

 今後注目されるのはHD DVDを牽引する東芝と、HD DVD陣営のユニバーサルおよびパラマウントの動向だろう。CESにおいて、その流れは一気に加速するとみられる。最初に行われるのは東芝アメリカの記者会見、そしてその翌日には松下電器AVC社・社長坂本俊弘氏の基調講演とBDAの記者会見がある。

 ここでの勢いの差がどれほどのものなのか、現地からリポートしたい。

 東芝にとっては致命の一撃になりかねないワーナーの離脱。これからどう巻き返すのか??ソフトの供給が絶たれてしまうと一気にハードの魅力は墜落してしまう。残るHDDVD陣営の企業もブルーレイに走りかねないだけに・・・。

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Jan 04, 2008

Lenovo、コンシューマー向けに新ブランド「Idea」を投入

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Lenovo、コンシューマー向けに新ブランド「Idea」を投入

ThinkPadのコンシューマー向けはIdeaPad。1キロのモバイルノートも登場。 2008年01月04日 10時38分 更新  中国Lenovoは1月3日、ノートPCとデスクトップPC用のコンシューマー向け新ブランドとして「Idea」をワールドワイドで立ち上げると発表した。ノート向けはIdeaPad、デスクトップはIdeaCentreとなる。

 Lenovoのコンシューマービジネスグループ担当プレジデントであるリュー・ジュン氏は、「Lenovoのデザインとエンジニアリング技術をコンシューマー向けに、当社のIdeaブランドのPCとして提供する」と述べている。

 IdeaPadは、顔を内蔵ビデオカメラで撮影して認証するVeriFace技術を採用し、パスワードなしでユーザーログインできる。Dolby Home Theatreも搭載。プロセッサはIntelのCentrinoが全面的に採用されている。

 今回発表されたIdeaPadの新モデルは、Y510、Y710、U110の3機種。米国、中国ほか複数の国や地域で販売される。

 Y510は15.4インチのワイドスクリーン液晶を備え、米国での価格は799ドルから。1月6日発売。Y710は17インチのワイドスクリーン液晶で1199ドルから。発売は1月10日。


IdeaPad Y510(左)とY710
IdeaPad U110 U110は11.1インチワイド液晶で1043グラム、1.8センチ厚のモバイルノートで、赤いアルミ合金によるトップカバーが特徴的。オプションでSSDも搭載可能。4月に発売を予定している。

 ぱっと見すでにTHINKPADの雰囲気はもはやない・・・。これが果たして吉と出るか凶とでるか・・。まあ、THINKPADはビジネス向けの雰囲気が強いだけにコンシューマー向けということであれば新ブランドの投入が正しいという決断か。

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2007年を振り返るBiz.IDセブン──斎藤健二

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2007年を振り返るBiz.IDセブン──斎藤健二

2007年に実際に活用できた、手帳やデジタルグッズ、書籍などを振り返ってもらう年末年始企画。Biz.IDセブンの最後は、「思ったほど本を読めなかった……」というBiz.IDの斎藤健二記者が振り返ります。 2008年01月03日 02時05分 更新 2007年、お金を払った、または払ってもいい、と思ったWebサービスは?  2007年は、Web上でシゴトができるツールが急速に普及した年でした。「Flickr」はProアカウントを購入しましたし、「Skype」もPro契約を買いました。Flickr Proはアップロード無制限。今や、撮影した画像はすべてFlickrにアップしています。

 Flickr用ツールで便利だったのものが2つ。いずれもGreasemonkeyスクリプトです。1つは「Flickr Link Original Images」とダウンロード支援拡張機能「DownThemAll!」の組み合わせ。Flickrに限らずネットの画像アップロードサービスは、“元画像を取り出したい”ときに不便なのが玉に瑕だが、この2つを組み合わせると簡単にオリジナルサイズの画像をまとめてダウンロードできる。Lifehackerの翻訳記事に詳細が書いてあるので参照のこと。

 もう1つは「Quickr Flickr」。こちらはFlickrの今1つ分かりにくいUIを改良してくれるものだ。


2007年、お金を払ったグッズについて教えてください
 あまりこれというものを買わなかった1年だったが、激しくヒットだったのが、コクヨの「ドットライナーパワー」。接着剤はとにかく強力なのが好きで、開けようにもびくともしない強さがほしい。一方で、手に付いてしまったり、机にはみ出してベタベタになってしまうのはイヤだ。

 これをうまく解決してくれたのが、このドットライナー パワー。木材や金属にも使える──というウリ文句通り超強力。紙を貼り合わせるのに使ったら、一瞬でピタっと貼り合わさる。それでいて使い勝手は、定評のドットライナーと同等だ。

 しかし、文具店などの扱いがあまりないのが玉に瑕。Amazonでも交換用テープはなかった。そこでお勧めなのが「ぽちっとアスクル」。事務用品の通販サイトで有名なアスクルが、SOHOや家庭向けに始めたサイトだ。ここでなら、こうしたマニアックな文具も容易に手に入る。

2007年に読んだ本で、お勧めしたいものは?
 2007年に読んだ本を振り返ると192冊(本は読み終わると表紙を撮影するようにしているので、しっかり振り返ることができる)。1日1冊という目標には達しなかったが、だいたい営業日に1冊程度は読めたようだ。しかし改めて見返すと、しょーもない本も多く、有意義な時間の使い方に向けて自戒の念を持つ。

『天才数学者はこう賭ける』 なぜか寿司屋でイカを食べながら読んだことを覚えている1冊。「有利な賭けが投資と呼ばれ、不利な賭けがギャンブルと呼ばれる」。この本は投資(そしてギャンブル)に関する数学的な歴史をひもとくものだ。100円を賭けて勝ったら次も100円を賭ける。もし負けたら次は200円を賭ける。それで負けたらさらに倍の400円を賭ける──マーチンゲール方式と言われるこの賭け方を知っている人は多いだろう。では、ケリー方式はご存じだろうか。統計学の歴史とともに、投資の考え方についても示唆を含む1冊だ。ここで統計の不思議さに目覚めたら『宇宙をデコードする』もお勧めだ。

 本書の中で、「サンクトペテルブルグの賭け」と呼ばれるものが紹介されている。硬貨をはじき表が出るまで続ける。最初に表が出れば金貨1枚、2回目に出たら2枚、3回目なら4枚、4回目なら8枚がもらえる。さてこの賭けの期待値は? そしてあなたは参加するのに金貨何枚なら払うだろう?

『人類最後のタブー』 “自然”という語を善の同意語と理解する一方で、不自然、人工、合成には反射的に負の反応を示す。知らず知らず、こんな考え方をしていないだろうか。遺伝子研究の最前線に立つ筆者が、霊魂から遺伝子まで根本から見直しを迫る1冊だ。

 「防腐剤を含まず、合成香料や着色剤を使用しない食品を求める一方で、ベンゼンやホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、スチレン、トルエンが入っていることを知らずにカフェラテを飲む」。──有機栽培されたコーヒーやコショウなどに含まれる天然化学物質について述べた一節だ。自然とは何かを改めて考えさせることは間違いない。

『ライフサイクル イノベーション』 『キャズム』で知られるジェフリー・ムーアの1冊。Biz.IDでもイノベーションに関する連載を開始した2007年だが、日本でも今後ますますイノベーションを起こすことの重要性が高まるに違いない。

 本書では業界の状況や自社の状況に応じて、どんなイノベーション作戦を採るのが最良かを分類していく。トヨタが実施したイノベーションへの取り組みが、ベンチャー企業にも効果があるとは限らない。その逆もしかり。豊富な実例を元に、自分の立ち位置に適したイノベーションの方向性を示唆してくれる。特にコモディティ化が進む市場でのイノベーションのあり方には、バイブルと言われるようになるだろう。

『グラミンフォンという奇跡』 「以前はビジネスやファイナンスは退屈で、金儲けのためだけにあると考えていた。……だが、いまや彼は、ビジネスとは問題解決の方法だと認識するようになった」。これはバングラデシュへの携帯電話サービス導入を目指した1人の男、イクバル・カディーアの物語だ。

 「ここはバングラデシュだ。みな食べるものにも不自由している。電話を使って何をするのだ」。当初はこう言われたカディーア。しかし彼は“つながることは生産性である”という信念の元、携帯電話事業を成功に導く。それだけでなく、発展途上国で普及した携帯電話は、これまで銀行口座も持っていなかった人たちに、いきなりモバイルバンキングという手段を与えることにもなる。先進国よりも遙かに“モバイル”で生きている途上国。あまり情報が出てこないそうした先端のモバイル環境に触れるテキストでもあった。

『デキる人は皆やっている 一流のキャリアメイク術』 最後の1冊は、Business Media 誠の連載陣でもある保田隆明氏が自身のキャリアへの考え方を綴ったエッセイ。自分なりに心に響くフレーズが多かったので、いくつか引用しておこう。

 「組織に文句があるのであれば、辞めるかそれを改善するか、どちらかの行動を起こすべきであり、ただ文句を言っているだけの人間は有害でしかないということです」
 「あなたが優秀であれば、会社はあなたを必要とし、いい給与を与えてくれるはずです。しかしそれは一種の飼い殺しにもなりかねません。給与と役職が上がるにつれて私たちは牙を抜かれていき、気がつくとその会社でしか通用しない人間になってしまうのです」
 「転職したての人や新卒を見てみよう! チャレンジしようとしている人にとっては、世の中のチャンスが、リスクよりもたくさん見えます」
 保田氏は「やりたいことは『好きか嫌いか』から考えよう」とも言っている。10年後の自分の姿を思い描いて、その目標に向かって邁進するやり方もあるが、敢えてそうした目標を持たず、毎日の方向性についてのチョイスを繰り返しているうちに正しいところへたどり着くという考え方だ。Biz.IDで連載している平本先生が言う「価値観型」に近いだろう。つくづく(自分も含めて)日本人にはこちらのほうが合っていると思う。


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 さて2007年末で、Biz.IDは1歳半になりました。デジタル仕事術サイトとして、また個人だけでなく中小企業のビジネスの応援サイトとして、一層の成長を成し遂げることができました。2008年も続々と新しい企画をお届けしたいと思ってます。

数多あるネットのサービスもここの記事にあるように工夫して使いこなすことでずいぶん快適にそれも継続的に使えるはずなのだが、どうも努力が足りない・・・。

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Jan 03, 2008

拒否反応が少ないYahoo! Japan新デザインと曙の終わり

拒否反応が少ないYahoo! Japan新デザインと曙の終わり

新年のネット業界の出来事と言えば、Yahoo! Japanのデザイン変更だろう。

できたときから10年以上変わっていなかった基本デザインを変えるという大きな変更なのだが、予想通り強烈な拒否反応はあまりみつからなかった。 Yahoo! Japanのブログ検索では触れている記事が数個だけ。掲示板でも反応は薄い。2ちゃんねるのネットサービス板でも反応はちらほらだし、mixiでも昔が良かったというコミュができてはいるが極限られた人しか反応していない。

結局のところ、大きなスペースを占め続けてきたディレクトリサービスの使命が終わったということだろう。Yahooはスタンフォード大学の学生がAkebonoとKonishikiというワークステーションをサーバーとして使っていたのは有名な話だ。

Yahoo!のあゆみより
Yahoo!という名前は、"Yet Another Hierarchical Officious
Oracle"の略だといわれていますが、デビッドとジェリーの二人は自らをならず者(yahoo)だと思っているからこの名前を選んだと主張していま
す。最初Yahoo!はジェリーの「曙(akebono)」という名前の研究用ワークステーションに、サーチ・エンジンはデビッドの「小錦
(konishiki)」という名前のコンピュータに置かれていました(彼らは二人とも相撲のファンです)。

このディレクトリ集としてのYahoo!はとても魅力的なサイトでどきどきしながらMosaicで繋いで楽しんだものだった。そして、時が経ちディレクトリでは案内しきれないほどサイトが増えて、Yahoo!はデザインを変えるときが来たということだろう。実のところ日本以外のほとんどの国ではすでにデザイン変更を済ませており、他の国より高いシェアを持つ日本が後から追随することになった。

ディレクトリはほとんど視線も行かずクリックもされていなかったという調査データもあり、多くの人はすぐになじんだようだ。

Akebonoの時代は長かった。大相撲を引退後も、総合格闘家として大晦日の話題を集め続けた。時が流れて大晦日に曙の名を聞かなくなったこの正月にYahoo!トップがリニューアルを無事に果たし、日本のインターネット創世記、そして、伝説の相撲チャンピオン曙の時代が終わったということだろう。
UTF-8の時代への変化

あまり気づく人は多くないだろうが、Yahoo! Japanトップページは文字コードがEUC-JからUTF-8に変わっている。多言語環境で無難で、Javaなどとの親和性が高い文字コードとして今後 UTF-8が標準になるのだという時代の変わり目の宣言でもあるだろう。ウェーブダッシュ/チルダ"~"の字形問題とかいろいろ課題が残り、「さま~ず」とかの波が逆になったりすることが、ベータ版のYahoo!ニュースであったので、今後もこういう問題は起きてくるだろうが、何かうまい解決方法が見つかり不自由なく、拡張文字が使われ、「?小平」が「登におおざと」とかいう注釈無しに書ける時代へと進むことを期待している。

2008年はもう、1983年から25年経ち、JIS83問題など過去の歴史になって欲しいのだ。

 アメリカのYAHOOなどはとっくに新しいデザインに移行していたが、ディレクトリ検索の機能を前面に出していた名残りで古いデザインのままだったのか・・・。納得。取り立てて特色もない新デザイン。レスがあまりないというのはむしろいいことなのかもしれない。

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Jan 02, 2008

ネットワーク対応ケータイが600機種突破--これまでの「名機」を振り返る

ネットワーク対応ケータイが600機種突破--これまでの「名機」を振り返る


 

さる11月26日に発売開始されたNTTドコモのD905i、SH905iで、インターネット接続可能な国内発売の携帯電話・PHS端末、いわゆる「ブラウザフォン」が600モデルを突破した。内訳はNTTドコモが237機種、auが176機種(2005年11月にウェブ接続サービスが終了した 13機種を除く)、ツーカーが32機種、ソフトバンクモバイルが140機種、ウィルコムが16機種となる。

 第1号である1999年2月22日発売のNTTドコモ F501iから数えて、8年ちょっとで600機種が発売されたということになる。日本という単一の国家で、しかも大半のモデルが国内メーカーによって開発、市販されたというのだから、これこそ「ケータイ大国ニッポン」を象徴する出来事といえよう。世界中どこを見渡しても、1カ国の中でこれだけたくさんの端末メーカーがあり、国内向け主体にケータイを生産している国はなかろう。

 そして何を隠そう、私はケータイコレクターを自負している。所有するケータイ端末は1989年頃から1998年頃までのモデルを中心に千数百台程度だ。ちなみに1999年以降のモデルは、本当に気に入ったモデルしか購入していないのでそれほど数は多くはない。もっぱら日本のケータイ史を証明するための歴史的旧機を中心に、コレクションしているといったところだ。

 その私でさえ、この600モデルの山には驚かされた。一口に「600モデル」と言っても、その量は半端ではない。会議テーブルに山積みにしてこんな感じなのである(なおこの端末撮影は、実機テストサービスを行うKSKフレックス・ファームケータイ・マイスタの協力により、同社が保有する600台の端末を使わせていただいた)。
インターネット接続可能な国内発売の携帯電話・PHS端末600機種 インターネット接続可能な国内発売の携帯電話・PHS端末600機種

 この600モデルの山から、近年のケータイの歩みを象徴する端末をピックアップし、日本のケータイの歴史を振り返ろう。
NTTドコモ F501i(1999年2月発売)
NTTドコモ F501i NTTドコモ F501i(写真をクリックすると拡大します)

 ブラウザフォン1号。テレビリモコンみたいなフェースが当時でもかなり個性的だった。今見ても新鮮な印象だ。じつはこのモデルが登場する前年頃、単体でEメールやパソコン通信ができる端末が試行錯誤の上発売されていた。全面タッチパネルのものとか、まるでお弁当箱のような形状のものとか、とにかく「普通」のケータイ形状からはかけ離れたものが多かった。

 当然ヒットすることなく世の中から消えていったが、iモードはこれらの端末の反省を踏まえ「普通のケータイの形」でメールやブラウジングができることに気を使ったという。その結果が、大ヒット。
IDO/セルラー C201H(1999年4月発売)

 iモードに対して、IDO/セルラー(現au)はEZaccess/EZwebというコンテンツサービスを提供開始した。その第1号機が C201H。HTMLベースのiモードに対してHDML(携帯電話向けのコンテンツ記述言語)を採用。メールはいちいちネットにアクセスして、接続状態にして読む必要があった。iモードのようにワンプッシュでアクセスできるボタンもなく、とにかく使い勝手が悪かったところが今となっては懐かしいかも。
J-フォン J-SH02(1999年12月発売)
J-フォン J-SH02 J-フォン J-SH02(提供:ソフトバンクモバイル、写真をクリックすると拡大します)

 わが国でカラーディスプレイを備えたモデルの第1号である。モノクロの液晶は、それはそれで見やすかった。明るい屋外でもくっきりと文字が見えたわけだし。一方、このモデルのようにカラー化してみたものの、明るい屋外では全然文字が見えないし、電池は食うし、ということで当初はカラーディスプレイ化も賛否両論だった。

 「初物の不幸」は何といっても対応コンテンツが少ないということ。カラーディスプレイを生かせるサービスもこのモデルの登場によってお目見えするようになったわけで…。とはいえ、このモデル以降あっという間にカラーディスプレイ搭載端末だらけになっていったし、今さらモノクロディスプレイに戻ることだってできないわけだ。何といっても、カラーディスプレイ化によって日本のモバイルコンテンツの飛躍的な発展に寄与した功績は大きい。

1年で100近い端末が出ているのだからどう考えても過剰。やはり、国策の失敗によるエネルギーの無駄使いのような気がしてならない・・・。

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Jan 01, 2008

ドコモ「905i」で猛烈巻き返し 「売れ行き予想以上」

ドコモ「905i」で猛烈巻き返し 「売れ行き予想以上」

今年の不調を一気に取り戻すように売り上げを伸ばしている」──ドコモ「905i」が、「バリュープラン」との相乗効果で勢いが加速。年末商戦で猛烈に巻き返している。
2007年12月27日 17時47分 更新
photo 最新機種と新料金プランの相乗効果で賑わうNTTドコモの売り場=東京都千代田区のビックカメラ有楽町店

 携帯電話市場で今年1年、“独り負け”の状態が続いてきたNTTドコモが、最後の年末商戦で猛烈に巻き返している。11月26日に最新機種の「905iシリーズ」と月々の使用料を安くした「バリュープラン」を投入し相乗効果で勢いを加速。今月16日にはバリュープランの契約数が100万件を突破した。2008年は年末商戦弾みを付けたドコモが反転攻勢に打って出ることになりそうだ。
「905i」新記録?

 「905iシリーズの売れ行きは予想以上。これまでの記録を塗り替える」

 「今年の不調を一気に取り戻すように売り上げを伸ばしている」

 販売店の現場からは、威勢のいい言葉が次々に飛び出す。

 ドコモによると、バリュープランと従来型のノーマルプランを併存させたが、導入後の全契約数のうち、「ファミ割MAX50」などを適用して月額基本使用料が840円安くなるタイプのバリュープランが95%を占めているという。

 新プランでは、月々の使用料が安くなる分、端末は高くなるため、12、24回払いの割賦販売も導入。初期投資が少なくて済むことから、抵抗感なく新プランを選択する契約者が多いという。さらに、これまで新規に比べて割高だった機種変更でも分割を利用できることが新機種の販売を後押ししている。

 新プランとの相乗効果で勢いを加速させているのが、「機能は全部のせた」と中村維夫社長が豪語する最新機種だ。

 なかでもパナソニックモバイルの「P905i」は、品切れや品薄状態が続き、引っ張りだこだ。パナソニックモバイル広報部でも「過去の機種に比べ、同じ期間で1.5倍から2倍近く売れており、記録的な立ち上がり。部品の調達が難しくなってきている」と、うれしい悲鳴を上げる。

 シャープが液晶テレビ「アクオス」のブランドを携帯端末に使用したのに対抗し、松下電器産業の看板ブランド「ビエラ」を冠に載せ、社内の期待も大きかっただけに、喜びもひとしおのようだ。
ライバル2社は苦戦

 これに対し、ライバル各社では、11月まで7カ月連続で契約者数の純増数トップを走るソフトバンクも、年末商戦で契約数を伸ばし好調が続いているが、販売の現場からは「夏ごろの勢いに比べると、ややかげりが見られる」との声も聞かれる。

 年初は独り勝ちだったKDDIは「新機種の投入が遅れており、減少傾向で苦戦している」という。小野寺正社長も「12月に出そうとしていた端末の出荷が遅れているのが問題。新料金プランの導入で、端末価格が上がるとの印象を抱かれている」と、苦戦を認める。

 年明けには12月末の各社の携帯電話契約数が発表される。100万件を突破したドコモのバリュープランには、機種変更による契約変更も含まれるため、そのまま契約数が増えるわけではないが、年末商戦の12月月間の契約純増数で、各社の明暗がクッキリと分かれる可能性もありそうだ。

 DOCOMOの905は久し振りに欲しいと思わせる端末。それと比べるとAUもソフトバンクもこれといったものがない。移り気なユーザーが相手だけにキャリアのシェアもくるくる変わりそう。となれば継続的に魅力的でないといけないわけで当分競争は激化の一途か・・。

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