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Nov 30, 2007

デジタル大掃除の方法

デジタル大掃除の方法

今年も年末が近づいてきた。部屋やオフィスだけでなく、PC内のデジタルデータも大掃除してみよう。 2007年11月30日 20時49分 更新  もうすぐ師走。部屋やオフィスの大掃除の計画は立てただろうか。しっかり掃除をすれば新鮮な気持ちで新年を迎えられる。同じように、見過ごしがちなPC内の“デジタルデータ”も大掃除をしておこう。

HDDからいらないデータを消す──そしてバックアップへ
 最初にやっておきたいのがHDD内のさまざまなデータ。もう必要ないデータ、第1版、第2版と修正を重ねてきたデータなどは、これを機に、整理と処分をしてしまおう。

 理由は3つある。1つはもちろん、埋まったHDDの容量を確保して空きを作ること。ある程度HDD空き容量がないとPCの動作自体もおかしくなるからだ。

 2つ目はGoogleデスクトップなどの全文検索への対応。古い版、古いデータを処分しておかないと、検索をかけたときにノイズの多い結果が出てくるようになる。必ずしも古いデータは削除する必要はなく、1つのフォルダ(「古いデータフォルダ」)に集め、Googleデスクトップで「検索しないアイテム」として指定しておいてもいい。


 3つ目はバックアップ。何かと後回しにしてしまいがちなデータバックアップは、整理や処分の際に併せて実施してしまうのがいい。削除していいか迷うデータはバックアップへ。これが基本だ。

 日常的に行うバックアップは、「バックアップの取り方を考える」などを参考に仕組みを作ってしまおう。今回のバックアップはアーカイブを作る。元データからバックアップ媒体にデータを移動する。DVDでもいいし、外付けHDDでもいい。「2008年は使わないな」というデータを移行しておこう。

メールの整理──見落としがちな送信メールフォルダ
 メールソフトの中身も整理するチャンスだ。筆者の場合は、2008年を迎えるときに、2006年のメール送受信データをバックアップする、という方針で整理をしている。昨年のデータは閲覧する可能性が高いが、2年前のデータはマメに参照するほど重要度が高くないからだ。

 見落としがちなのが送信メールフォルダ。筆者の場合、1年間でざっくり5000通のメールを送信していた(2年分、約1万通が1フォルダに入っている)。あまりにフォルダが肥大する前に、2年より前の送信メールも分けてバックアップしておこう。

アドレス帳を整理する
 何かしらのアドレス帳を使っているなら、このタイミングで内容を見直す。今年お世話になったのに登録していない人、登録してあるけどかなり疎遠になっている人。名刺やメールのやり取りを見ながら、チェックしていこう。

 昨今のメールソフトには、メールを送信するとアドレスを自動的に登録する機能が付いていることが多いので、送信履歴をチェックして登録してあるか確認するといい。普段から、名刺をもらった際に、ご挨拶のメールを送信するようにしておけば名刺とアドレス帳も連携できる。

 アドレス帳を整理するタイミングとして年末が良い理由は年賀状だ。ネットを使ったグリーティングサービスも普及してきているので、グリーティングサービスや年賀状を出す人かどうかを判断基準に、アドレス帳を見直してみよう。

ブックマークの整理──リンク切れを消そう
 ブラウザのブックマークも見直す。1つはデッドリンクの確認だ。Firefoxの場合、拡張機能「Bookmarks LinkChecker」を使えば、ブックマーク先のサイトにアクセスできるかどうかを確認できる(更新されているかどうかもチェックでき、更新されているサイトを開くこともできるので簡易チェッカーにも使える)。Internet Explorer向けのソフトはいろいろあるので検索してみてほしい。


リンクが切れている、更新されている──などの情報を確認できる「Bookmarks LinkChecker」
 はてなアンテナなど、更新チェッカーも整理のタイミングだ。はてなアンテナは更新があった順に並ぶので、下部に並んでいるページは、ほとんど更新がなかったことになる。この1年で更新が一度もないのなら、チェッカーから外すのもいいだろう。

OSの再インストールを行う
 OS自体の再インストールもやってしまいたい。もしPCの調子が悪いなら、リカバリーの効果は強力だ。データを待避して、HDDを再フォーマットしOSを入れ直そう。

 リカバリーを行っても、まだ調子が悪いなら、ハードウェアの不調を疑ったほうがいい。冬のボーナスで新しいPCを準備するもよし。ハードウェアの入れ替えと再インストールを行うには、年末年始の休みは最適だ。

カレンダーの準備をしておこう
 最後に1つ。2008年のカレンダーも準備しておこう。筆者は、ウェブスタジオ アラクネなどが提供している、シンプルなカレンダーをダウンロードして厚紙にプリントアウトして使っている。「PDF カレンダー」で検索すれば、いろいろなサイトが出てくるようになった。

 シンプルなカレンダーを作るもう1つの方法は、GoogleカレンダーやMacOS用の「iCal」を使うこと。カレンダー(予定内容)を1つも表示せず、素のまま「印刷」すればシンプルなカレンダーのできあがりだ。


 部屋やオフィスだけでなく、PCの大掃除もぜひ準備しておこう。

デスクトップの整理だとか、もうリアルの掃除と同じように手間もかかりそうなデジタル大掃除。実際に必要な作業だなこれは・・・。

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「ソフトウェア+サービスの第1歩」――「Windows Live OneCare」新版パッケージ発売

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ソフトウェア+サービスの第1歩」――「Windows Live OneCare」新版パッケージ発売

MSのセキュリティソフト「Windows Live OneCare」の担当が、「Windows Live」を運営するオンライン事業部から、OS担当のWindows本部に。MSが掲げる「ソフト+サービス」実現への第1歩と位置づける。 2007年11月29日 19時43分 更新 Windows Live OneCare マイクロソフト(MS)は、統合セキュリティソフト「Windows Live OneCare」新バージョンのパッケージ版を、12月4日に発売する。1ライセンスで3台まで利用でき、1台のPCから他PCのセキュリティ設定などを変えられる機能などを備えたのが特徴だ。ダウンロード版は11月に発売済み。

 これまでOneCareは、「Windows Live」を運営するオンラインサービス事業部が担当していたが、今後はWindowsのOSのマーケティングなどを行うWindows本部が担当。オンラインサービスとパッケージソフトを組み合わせた「ソフトウェア+サービス」の第1弾と位置づける。

1台のPCで他PCの設定変更が可能に

OneCareサークル OneCareは、Windows Vista発売と同時に第1弾をリリースしたセキュリティソフト。ウイルス対策やファイアウォール、PCのメンテナンス機能などを統合した。

 新版では「OneCareサークル」機能を追加。ライセンスを共有しているPCのセキュリティ設定やプリンタの共有設定を、1台でまとめて管理できる。使用頻度が低いアプリケーションをスタートメニューから削除し、Windowsの起動を高速化する機能も追加した。


リストの中からめったに使わないアプリケーションを選んで、スタートメニューから削除できる ターゲットは初・中級ユーザー。同社Window本部コンシューママーケティング部の藤本恭史マネージャーは「PCセキュリティに関心があるが、どんな対策をしていいか分からないというような人に使ってもらいたい。国内家庭のPC平均保有台数は1.7台と言われているが、OneCareならウイルス対策やPCメンテナンスが1つのソフトでできる」とアピールする。

 価格は通常版が6825円。乗り換え・更新版は4725円。対応OSはWindows Vista/XP。年末商戦に向け、雑誌広告や販促キャンペーンなどプロモーションを展開して認知度向上を図る。

オンラインサービス事業部とWindows本部を密に

Windows本部の大場章弘本部長 OneCareはこれまで「Windows Liveシリーズ」の製品としてオンラインサービス事業部が担当していたが、今回からはWindows OSのマーケティングなどを行うWindows本部が担当する。

 Windows本部の大場章弘本部長は「MSが進めるソフトウェア+サービスを実現するためには、オンラインサービス事業部とWindows本部の関係を密にしていかなくてはならない。Windows本部がOneCareを提供するということは、ソフトウェア+サービス実現の第1歩」と話し、2事業部が連携してWindows LiveサービスのAPIを公開していく方針も明らかにした。

 Windows OSとセキュリティソフトを同じ事業部で扱うことになるが、大場本部長は「Windows OSのマーケティングとOneCareのマーケティングは分けてやっていく」と説明。例として、Vista対応ソフトの購入者にキャッシュバックするキャンペーン「あんぜん割り」では、OneCare以外のセキュリティソフトも対象としていることなどを例に挙げ、「パートナー企業への影響はない」とした。

動作が鈍くなるようなセキュリティーソフトが多いなか、そういうことが発生しないのならそれだけの理由でMSに切り替えてもいいような気もする。(同じだったら意味ないが)

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Nov 28, 2007

NTTドコモ、BlackBerryの利用料金を値下げ

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NTTドコモ、BlackBerryの利用料金を値下げ

NTTドコモは、法人向けに提供するスマートフォン「BlackBerry」のネットワークサービス料金を12月から値下げする。 2007年11月28日 16時51分 更新  NTTドコモは11月28日、法人向けに提供するスマートフォン「BlackBerry」のネットワークサービス料金を12月1日から月額3400円に値下げすると発表した。

 同料金は、FOMA網を経由して企業内などに設置された専用サーバ「BlackBerry Enterprise Solution」を利用するためのBlackBerry専用料金。現在は月額5700円に設定されている。

 BlackBerryは、国内では2006年9月に発売され、日本語版が2007年7月に発売された。BlackBerryでは専用のサーバソフトウェアとクライアントソフトウェア、端末をセットで導入するため、Windows Mobileなどのスマートフォンに比べて導入の手間が少ないものの、専用料金の高さなどが課題となっていた。

ブラックベリーのような端末、日本でも問題なく開発できそうであるが、なんで実用化されないのか?(ブラックベリーをそのまま持ち込むのではなく)技術的な障壁があるようには思えないが・・・。

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「今日注文すれば明日来る」アスクルが個人向けサイトオープン

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仕事耕具:
「今日注文すれば明日来る」アスクルが個人向けサイトオープン

アスクルは、個人向けECサイト「ぽちっとアスクル」を12月3日にオープンする。午後5時までの注文であれば、翌日中に配送する(一部地域を除く)デリバリーサービス「今日注文すれば明日(あす)来る」などが特徴だ。
2007年11月27日 20時01分 更新
 アスクルは、個人向けECサイト「ぽちっとアスクル」を12月3日にオープンする。すでにティーザーサイトを開設しており、同日の午前8時よりサービスを開始する。


ティーザーサイトはすでにオープン
 ぽちっとアスクルは、文具・事務用品やOA/PC用品から、食品や飲料、ティッシュペーパーなどの生活商材まで3万を超えるアイテムを扱う物販サイト。最大の特徴は、午後5時までの注文であれば、翌日中に配送する(一部地域を除く)デリバリーサービス「今日注文すれば明日(あす)来る」で、購入金額合計が1900円以上であれば送料も無料になる。

 注文確定後の変更・キャンセルも注文後1時間に限って応じる。注文確定後の変更・キャンセルは、Amazon.co.jpなど個人向けサービスでは珍しくないが、法人向けから始まったオフィス系物販サイトでは翌日の配送を約束するなど、すばやい配送を実現するため一度確定した注文を変更することはできない場合が多い。間違った注文は返品などで対応しているのだ。

 サービス開始を記念して、電化製品や家具、インテリア、生活用品、文具・事務用品などを最大64%値引きして販売する「オープニングセール」を4週間連続で実施する。また、購入金額によって抽選で合計100人に総額97万円分のプレゼントが当たる「オープニングキャンペーン」、1日につき先着110人までの「無料名刺プレゼントキャンペーン」なども行っていくという。

 なお、これまで個人向けに展開していた「ポータルアスクル」は、ぽちっとアスクルのオープンに合わせて、11月30日午後5時にサービスを終了する。

アスクルのブランドは強いが、個人ユーザーでアスクルに大量発注することはあまりなさそうだが・・・。

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Nov 27, 2007

電話の内容を効率的にメモする

電話の内容を効率的にメモする

電話口で用件をメモして、清書して人に渡す。丁寧だが、1本の電話で2枚のメモを消費するこのプロセスを効率化するグッズを紹介しよう。 2007年11月26日 12時01分 更新  電話口で用件をメモする際は、字のキレイさや正確さを気にせず、速記に近いスピードで走り書きすることが多い。筆者の場合、あらためて別のメモに清書してから、渡している。同じように、書き取ったメモを書き直して渡す人は少なくないのではないだろうか。

 丁寧ではあるが、このやり方はちょっと無駄な面もある。電話口でメモし、さらにそれを清書する。1回の電話で計2枚のメモを消費してしまっているわけである。それが仮にミスしたコピー用紙であれ、チラシの裏であれ、資源のムダであることに変わりはない。

 こうした場合にオススメなのが、バード電子から発売されている「MemoPad」だ。これは傾斜がついたステンレス製のメモプレートで、ホワイトボード用のマーカーで表面に直接メモできる。表面はホワイトボードと同じようにツルツルしているので、転記し終わったらティッシュやイレーザーを使って消してしまえる。仕組みとしてはホワイトボードと同じで、何度も繰り返して使うことができるのだ。


MemoPad本体。素材はステンレス。ちなみに壁掛けにも対応する
側面から見たところ。傾斜があり、上部にはペンを置くためのレールがある

ホワイトボード用のマーカーで手軽にメモを取ることができる
メモの内容は、ティッシュもしくはイレーザーを使って手早く消すことができる

 これを机上に常備しておけば、電話があった時に手早くメモを取り、紙や付せんに内容を転記した後に消すというスマートなルーティンができあがる。筆圧も少なくて済むので、速記にはもってこいだ。もちろん、資源をムダにすることもない。

 面積は約20×15センチと、小型のマウスパッドほどの大きさを占用。机上スペースを考えると個人的にはもう少し小ぶりでもよいと感じるが、日々たくさんの電話を受けてメモをとる人にはぴったりのサイズなのかもしれない。オフィスの電話機の横に常備しておきたいグッズだ。

本日のレシピ 製品名 実売価格 発売元
MemoPad 3980円 バード電子

ありそうでなかったこの手のツール。ただ、もう少し安いとうれしいのだが。

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Nov 25, 2007

オンラインのプライバシー管理が甘い若者たち――英調査

オンラインのプライバシー管理が甘い若者たち――英調査

大半の若者たちは、個人情報が誰にでも入手されてしまう危険性を深く考えずに、SNSなどで氏名や住所などを公開しているようだ。
2007年11月24日 07時30分 更新
 英国の若者450万人は、大学や将来の就職先にソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に載せたコンテンツを見られたくないと考えている――。英情報監督庁(ICO)が11月23日、調査結果を報告した。10人中約6人は、オンラインのコンテンツが半永久的に保存され、今後もずっとアクセス可能だということを想像もしていなかったという。

 英国在住の14~21歳を対象に行われたこの調査から、彼らのオンラインでの行動が、詐欺の格好の標的となり得ることも明らかになった。16~17歳の少女の10人に8人は、SNS上で見知らぬ他人を「友だち」として登録し、半数以上は新しい友だちを得るために自分のプロフィールの一部を公開している。10人中7人以上は、自分のプロフィールが他人に見られることを考えておらず、7%はプライバシー設定を重視せず、誰にでも自分のプロフィールのすべてを公開したいと考えている。

 また60%は誕生日、25%は仕事の肩書き、約10%は住所を公開している。さらに23%は兄弟姉妹の名前、少女の25%はペットの名前、2%は母親の旧姓を公開しており、こうした情報を組み合わせると、銀行口座などの暗証番号が解読されてしまう可能性がある、とICOは指摘している。

 若者たちの3分の1はSNSのプライバシーポリシーを読んでおらず、個人情報管理の方法について理解していないことが明らかになった。一方、Webサイトが広告宣伝のために個人情報を使用したり、ほかのWebサイトや企業に情報を提供する可能性があることについてどう思うかと尋ねると、95%が「心配」と答え、うち54%は「非常に心配」と回答している。

 ICOは若者の個人情報管理についての理解を深めるためのサイトを新設。ブログの書き込みはほぼ永久に残ってしまうこと、プライバシーがいかに重要かということなどを説明し、インターネットを利用する際の注意を促している。

この辺りは日本人のほうがさらにセキュリティーに対して無頓着かも・・・。学校でもあまり教育しそうにないし・・・。セキュリティー重視に振ると不便さが際立つし・・・。バランスが難しい。

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TV番組がネット配信される日はまだ遠い!?――ORF 2007始まる

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TV番組がネット配信される日はまだ遠い!?――ORF 2007始まる

日本は、通信・放送の融合に関してイギリスや韓国に遅れをとっている。先行事例に学び、2011年のデジタル放送開始に向けて日本がとるべき道を模索する。 2007年11月22日 23時10分 更新  慶應義塾大学SFC研究所主催の研究発表イベント「慶應義塾大学SFC Open Research Forum 2007」が都内・六本木アカデミーヒルズ40で11月22、23日の2日間開催される。今年のテーマは「toward eXtremes――未来創造塾の挑戦」。これまでの枠組みを超えた新しい発想が集結した。

 22日に行われたセッション「通信と放送の融合をデザインする」では、今後の通信・放送のあり方についてさまざまな角度から議論がなされた。

 同セッションの主旨は、通信と放送の融合について総務省が進めている法改正に対し、SFCと経団連21世紀政策研究所の共同プロジェクトが提言するというもの。先行事例としてイギリスと韓国の動向が紹介された。

 同プロジェクトは、誰もが自由に情報発信できるというユーザー視点に立った法整備が根本にある。日本経団連の産業第二本部情報グループ長である上田正尚氏は「透明性のある法制度でなくてはならない」と説いた。総務省が今年6月に発表した中間報告はコンテンツ規制などあいまいな部分が多いという。


総務省は現行の「縦割り」から「横割り・レイヤ方式」に再整備する案を提出
 同様に法体系の見直しについて、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合機構教授の中村伊知哉氏は、「ユーザーや事業者が納得する法案ができるのか、通信・放送以外の法律との兼ね合いはどうなるのか、2010年までの短時間で改正できるのか」という3点を指摘した。

 通信と放送の融合について、日本の先を進むイギリスや韓国はどうか。

 イギリスでは、テレビや無線通信など5つの規制機関が統合したOfcom(英国情報通信庁)が通信と放送を規制・監督をする。テレビ放送などをネット配信することは既に許可されており、例えば、BBCが番組をYoutubeで配信するサービスなどがある。しかし、放送コンテンツのネット配信に関する規制は極めて複雑で、通信および放送両方の法律が適用される。

 韓国では、放送をリアルタイムでネット視聴できる法案が間もなく国会を通過する。しかし、日本と同様に放送と通信の規制機関が分かれているため、仮に再編ということになればその権益争いは明白である。ソウル大学の国際関係学部教授であるKim Sangbae氏は「新しい組織を作るのは法律を作るより困難だ」と語った。また、通信と放送の融合ということになれば、通信事業者のKTやHanaroが優位になるため、放送事業者であるテレビ局やケーブルテレビ局の反発は必至だという。


中村氏はかつて郵政省で規制緩和、省庁再編に従事した
 日本の現状について、慶應義塾大学の総合政策学部教授である國領二郎氏は「誰が何をどうやって規制するかという議論がまだまだ」と述べた。省庁再編について、中村氏はかつての実体験から「そう簡単なものではない」としたうえで、「独立機関を作るのであればどういう組織にするか徹底して考えるのが重要」とした。

 2008年2月26日の国際シンポジウムでプロジェクトの最終報告がなされる。

こないだのひろゆきの発言ではないが1対多ではネットよりも現行の放送のほうが有利。特にNEWSなどの一般的なものについては。ネットではどちらかというと蓄積性のものをネットで視聴できるような環境にすればよいのではないか??

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Nov 24, 2007

ニコニコ動画がテレビの座を奪う日は来ない--ひろゆき氏の分析

ニコニコ動画がテレビの座を奪う日は来ない--ひろゆき氏の分析永井美智子(編集部)

2007/11/22 08:00

サービス開始から1年を経ずして400万会員を集め、1人あたりの月間平均利用時間や平均訪問回数がYouTubeよりも多いなど、「はまる」サービスとして注目されているニワンゴの「ニコニコ動画」。エイベックスや吉本興業といった大手コンテンツプロバイダーとの提携で注目度がさらに高まっているが、テレビに取って代わることは不可能だと運営元のニワンゴで取締役管理人を務める西村博之氏は言う。これは11月16日に開催されたワイアードビジョンの「21世紀の広告ビジネス--Googleの次に登場するもの」で語ったものだ。

 西村氏によれば、技術面や広告面など、いくつかの点で課題があるという。

 まず技術面では、テレビのように同じ映像を同時に多くの人に見せることが難しいと西村氏は話す。「総務省の試算によれば、日本のトラフィック総量は720Gbps。ニコニコ動画のトラフィックは1視聴あたり約500kbpsなので、144万人が同時に見ようとしたらダウンしてしまうし、そもそもそれに耐えうるサーバは作れない」

 すでにニコニコ動画ではピーク時のトラフィック量が60Gbpsに達し、「日本のトラフィックの12分の1を使っちゃってる」という状況。アクティブユーザー数は1日100万人程度であることを考えると、数百万~数千万人に同時に同じものを見せるというテレビと同じ機能を果たすことは物理的に不可能と言っていい。

 また、信頼性の面での問題もある。「インターネットは接続保証がされていないのでそもそも信用できないという大きな問題がある。ものすごく大事な情報を流します、というときに、止めようと思ったらYahoo! JAPANの人や僕(2ちゃんねる管理人)は止められますよ。ユーザーが集まっているサイトを運営している人が、ユーザーを転送してそこに大量のトラフィックを流したら途中の回線が止まって誰も見られないという状況は作れると思う。それは僕だけでなく、ほかの敵対している国がやるということもあり得る」。これに対し、テレビであれば発信された電波は必ず視聴者に届く。

西村氏はコスト面でも、家庭にケーブルを1つ1つ引くインターネットより、電波を送ればいいテレビのほうが有利と指摘した 広告面では、媒体のイメージや制作コストの問題から、動画広告が市場として成り立つ規模に育つのに時間がかかるというのが西村氏の見解だ。

 「ユーザーが動画をアップロードすると、著作権法に違反しているコンテンツも出てくる。それ自体があまりよろしくないイメージなので、そんなところに広告主は広告を出したくない。ニコニコ動画は暇なユーザーが多いので、ゲームなどの広告であれば費用対効果が高いが、ブランディング広告は出さないだろう」

 また、動画制作コストが広告効果に見合わないとも指摘。「ネットのためだけに動画を制作するような会社はほとんどない。制作費を考えたら検索連動型広告のほうが確実」

 「これらの要素が全部成り立たないと難しい。だから個人的には、1~2年は動画ビジネスは成り立たないと思う。親会社(ドワンゴ)は株価対策のために2008年9月期中の単月黒字化を宣言しているけど、僕はうまくいかないと思ってる。僕はドワンゴの株は持っていないので」

ひろゆきの言っていることはいちいちごもっとも。というか、ITの門外漢にしてみると目を開かされるような見方が多い。動画配信などで甘いビジネスモデルを散々聞かされた実態はこれだったかと思う点も多い。NETの動画はようはニッチだからこそ生きるものか。

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Nov 23, 2007

なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか (1/2)

ニュース
なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか (1/2)

「ニコニコ動画」「Twitter」が盛り上がり、Second Lifeが過疎化しているのはなぜか――勝敗の分かれ目は「時間軸」だという。「ニコニコ動画やTwitterには、100年に1度といえる程の革新があるが、Second Lifeは古い」
2007年11月23日 03時22分 更新
 「ニコニコ動画」「Twitter」はなぜ盛り上がり、Second Lifeは閑散としているのか――日本技芸リサーチャーの濱野智史さんが11月22日、ブロードバンド推進協議会(BBA)が主催したシンポジウム「仮想世界におけるコミュニティサービスの現在」で、3サービスを分析。勝敗を分けたのは「時間軸」だと説明した。

 「Second Lifeは、描画が3Dになり、見た目上は進化しているように見える。だが、その進化は本当に、ユーザーが求めているものだろうか。見た目にだまされず、見えないもの――時間に着目すれば、なぜSecond Lifeがバッシングされ、ニコニコ動画が受け入れられたか分かってくるだろう」

コミュニケーションの「同期」と「非同期」
 3サービスは、ユーザーがネット上でコミュニケーションするという点で共通する。だがコミュニケーションの「同期性」で見るとそれぞれ異なっており、Second Lifeは「(真性)同期」、Twitterは「選択同期」、ニコニコ動画は「疑似同期」――と濱野さんは分類する。

 同期的なコミュニケーションの代表例は電話やインスタントメッセンジャー(IM)で、基本的に、お互いに同じ時間を共有する必要がある。これに対して非同期的なコミュニケーションは、同じ時間を共有しなくていい形態。手紙や書籍などがその代表例となる。

Second Lifeの「同期」の古さ

Second Lifeの企業SIMは、どこに行っても閑散としている Second Lifeは構造上、どうしても閑散化しやすいという。「Second Life報道は過熱したが、実態は閑散としていた。『3D』という見た目は新しいかもしれないが、時間軸で見ると、IMと変わらない『古い』サービス」――濱野さんはSecond Lifeをそうぶった切る。

 Second Lifeのコミュニケーションは同期的。アバター同士が出会おうとすると、同じ時間に同じ場所にいなくてはならない。これは現実社会と同じ仕組みだ。「1つの場所にいると、他の場所にいるチャンスを失う。人と人とが出会える機会が少なく、閑散化リスクが高い」

 これに「企業によるSIM(島)開発などで、土地が際限なく広がる」「テレポートできる」という仕様が、閑散化にさらに輪をかける。ユーザー増のペースよりもはるかに高速に土地が広がっていくため、混雑しにくい(盛り上がりにくい)上、ユーザーはテレポートですぐにその場を離れられるから、ちょっと混んでいた場所もすぐに閑散としてしまう。

 加えてSecond Lifeには、1つのSIM(島)に数十人しかアクセスできないというシステム上の限界もある。「東京など大都市をSecond Life上で再現しようとする例があるが、Second Lifeのアーキテクチャを全く理解していない愚行だ。大都市なら1万~2万人はいないとまずいはずだが、大きな島に数十人しか入れないなら閑散とするのは当然」

 たとえ1SIMに1000人入れるようになったとしても、人気のあるSIMに人が集中し、人気のないSIMは閑散とする――という傾向にさらに拍車がかかると見る。「現実社会と同じで、過密地域と過疎地域が極端に分かれるだろう。こういったアーキテクチャでは、閑散としていない空間を作ること自体がが難しいのでは」

 ただ「Second Life自体がダメなのではない」と濱野さんは付け加える。「大都市を作ろうとするのではなく、時間や参加者を限ったシークレットパーティーを開く、といった方向性ならSecond Lifeと相性がいいだろう」。同期的コミュニケーションは、時間と機会を区切り、ユーザー同士が必ず出会って盛り上がれる仕組みを備えてこそ意味が出てくる――という訳だ。

Twitterの「選択同期」

電話やIMといった同期的コミュニケーションには沈黙の気まずさがあるが、Twitterにはそれもない。「ケータイメールやケータイブログに似た仕組み。ケータイコミュニケーションをある種、バカにしていたヘビーなネットユーザーが、それに似たTwitterを支持している、というのが面白い」と濱野さん Second Lifeが「真性同期的」であるのに対して、Twitterとニコニコ動画は非同期と同期の特徴を組み合わせた新しい時間軸を持つという。それは「客観的に見ると非同期的だが、主観的には同期的」というもの。「100年に1度といっていいほどの革新で、ヴァルター・ベンヤミン的な構図そのものを崩してしまうものとすら言える」

 Twitterは、自分の好きなタイミングで、好きな内容を投稿できる。他ユーザーとの時間を共有する必要はない、非同期的なサービスだ。だが、他ユーザーと偶然同じタイミングで投稿して何となく語り合ったり、タイミングがずれていても、同じテーマについてお互いにアクションを起こす――といった形で、散発的・突発的に、同期的コミュニケーションが起きることがある。

 例えば、ある人が「夕ご飯はカレーを食べた」と書き込んだとしよう。その書き込みを見た他ユーザー2人もカレーを食べたくなり、食べてそれぞれ「俺もカレーを食べた」と書き込む。これら計3つの「カレーを食べた」という書き込みは、客観的に見れば、それぞれバラバラに投稿された独り言で非同的なもの。だが当事者3人にとっては連続した投稿で、同期的コミュニケーションとしての性格を帯びてくる。

 濱野さんはこれを「選択的同期」と呼ぶ。電話やIM、Second Lifeのように、強制的に同期させられるのではなく、ユーザーの自発的な「選択」によって、コミュニケーションが生まれるためだ。

ニコニコ動画の「疑似同期」とは
 Twitterは時間軸上にコメントが順に投稿されていく仕組みだから、ユーザー同士はある程度は時間を共有している。これに対して「ニコニコ動画」は、まったく違う日時に動画を見たユーザーが、まるで同じ時間を共有しているかのように見える「擬似同期」の性格を持っている。

大資本がバックにつくセカンドライフがどっちらけで、世の中に対してのアンチテーゼのような存在のニコニコ動画が受けるとは皮肉以外の何者でもない。そもそも、大資本があおったところでまがいものはすぐ見破られてしまう??

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Nov 22, 2007

「毎日jp」と「MSN産経ニュース」の利用者数が大幅に増加--10月のネット利用動向調査

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「毎日jp」と「MSN産経ニュース」の利用者数が大幅に増加--10月のネット利用動向調査
奥山順子

2007/11/21 18:31
 

ネットレイティングスは11月21日、2007年10月のインターネット利用動向調査に関する結果をまとめた。

 調査によると、毎日新聞が10月1日よりスタートした「毎日jp」の家庭のPCによる利用者は471万6000人で、前身となるマイクロソフト社と共同で運営していた「MSN 毎日インタラクティブ」の9月の利用者と比べ約17%増加した。また、同時にスタートした産経新聞とマイクロソフト社が提携し、運営する「MSN産経ニュース」の利用者数は414万2000人で、産経新聞が単独で運営していた「Sankei Web」の9月の利用者と比べ約2.4倍に増えた。

 そのほか、読売新聞の「Yomiuri Online」や朝日新聞「asahi.com」、日本経済新聞の「NIKKEI NET」は微減または横ばいにとどまっている。

 また、直前参照サイトを比較すると 、「MSN毎日インタラクティブ」の9月の利用者は「MSN Japan(56.5%)」からの誘導が最も多かったのに対し、新サイト「毎日jp」の10月の利用者は「Yahoo!ニュース(72.2%)からが大幅に増えた。一方、「Sankei Web」の9月の利用者は「Yahoo!ニュース(19.9%)」からの誘導が最も多かったのに対し、「MSN産経ニュース」では「MSN Japan(56.5%)」からが多くなっており、提携の効果が表れているといえる。

 同社の代表取締役社長兼チーフアナリストの荻原雅之氏は「今回の結果を見る限り、毎日新聞社とヤフー、産経新聞社とマイクロソフトとの協力・連携は順調な滑り出しとなりました。毎日新聞は単なるニュースサイトからエンターテインメントやライフスタイルもカバーする総合情報サイトへの転換、産経新聞は“ウェブ・パーフェクト”というスローガンで新聞紙面と一体化した編集を方針としてかかげる一方、同じ10月1日にはYomiuri新聞、朝日新聞、日本経済新聞3社による新ポータルサイト構想も発表されました。新聞社のウェブ戦略も、差別化や多様化が進んでいるようです」と述べている。

 調査は同社が契約顧客に対して提供するインターネット利用動向情報サービス(Net View AMS)のデータを基にしたもの。

提携効果が如実に現れた今回のリサーチ結果。特にサンケイの場合はMSブランドの意味が大きくものを言った気がする・・・。

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Nov 21, 2007

[WSJ] Googleのモバイル戦略は始まったばかり

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([WSJ] Googleのモバイル戦略は始まったばかり 1/2)

Androidの発表で大きな注目を集めたGoogleの携帯電話事業。1月の周波数帯への入札の先に同社が見ているのは?
2007年11月20日 18時15分 更新
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)
 米検索大手のGoogleは先週、携帯電話向けの新しいプラットフォームを発表し、大きな注目を集めた。だがモバイル分野に対する同社の野心はこれだけにとどまらず、Googleが独自に携帯ネットワークを運営する可能性も指摘されている。

 Googleは現在、米連邦通信委員会(FCC)が来年1月に実施する無線周波数帯の競売において、携帯電話やインターネット向けの各種サービスの提供に使用できる周波数帯への入札を目指し、準備を進めているところだ。この事情に詳しい情報筋によると、Googleは他社とは手を組まずに単独で入札を行う見通しという。落札価格は46億ドル以上になると見られており、Googleは現在、入札資金の調達を進めているところ。入札資金は現金のほか、おそらく一部は借り入れで賄われる見通しという。

 また情報筋によると、Googleは一方では既に米カリフォルニア州マウンテンビューの本社で、高度な無線通信ネットワークの試運転を行っているという。同社が無線周波数帯を落札し、全米規模の携帯キャリアとしてサービスを展開することになった場合、このネットワークの運営経験が役立つことになるはずだ。

 こうした水面下での取り組みは、Googleがいかに真剣に携帯電話業界の再編を考えているかを物語っている。同社の攻勢は携帯電話からの高速インターネットアクセスのカバー範囲を拡大すると同時にコストを削減し、また消費者が携帯電話で利用できるアプリケーションの幅を広げることになるかもしれない。

 そうは言っても、Googleの携帯電話関連のプロジェクトは同社の中核となる専門分野とはかけ離れており、同社にとっては資金面でも経営面でも大きな負担となる可能性がある。また、こうした取り組みは通信キャリアを敵にまわすことにもなりかねない。通信キャリアのなかには同社と提携関係を結んでいるところもあり、Googleのモバイル戦略は競争上の脅威として受け止められる可能性もあるからだ。もっとも、土壇場での開発の進展状況によっては、FCCが入札参加表明期限に定めている12月3日までにGoogleの戦略が変わる可能性も残っている。

 Googleの広報担当者は声明で、この期限までには入札への参加計画を発表するとしている。「それまでに、入札に参加するための必要な準備をすべて行う。われわれの目標は、オープンで競争力のある携帯電話の世界において、米国の消費者により多くの選択肢を提供できるようにすることだ」とこの広報担当者は語っている。

 Googleがこれまで一貫して主張してきたのは、携帯ネットワークをもっとオープンなものにしたいという考えだ。Googleは携帯電話のユーザーが各種の厄介な制限にわずらわされることなく、インターネットサービスやアプリケーションを自由に利用し、携帯端末を変えなくても携帯キャリアを自由に変更できるようにしたいと考えている。同社が11月5日、台湾の携帯電話メーカーHTCやDeutsche Telekom傘下の携帯キャリアT-Mobileなどの業界パートナーとともに、携帯電話向けプラットフォーム「Android」を発表した背景の一部には、同社のそうした思いがある。

 またGoogleは、オープンな携帯ネットワークを実現すれば、ユーザーがGoogleサービスを利用するのを電話会社やCATV会社に邪魔されたり、あるいは各社のインターネット接続を介して消費者にGoogleサービスを提供する引き換えに料金を請求されたりといった事態を回避できると考えている。Verizon Wireless(Verizon CommunicationsとVodafone Groupの合弁事業)などの通信キャリアは、「高品質の電話サービスやインターネットサービスを提供し、消費者をセキュリティやプライバシーの侵害から守るためには、自社のネットワークを入念に監視する必要がある」と主張している。

 そして実際のところ、Googleは金銭的なチャンスにも注目している。米調査会社のYankee Groupによると、米国の携帯キャリアの売上高は昨年950億ドルに到達している。もしGoogleが携帯キャリアとなれば、同社は契約料を得られることになり、また「最初にライセンス料を支払えば月額料金なしで同社のネットワークを利用できる」といった各種の料金モデルを試せることになる。「最終的には、携帯端末向けの広告の売り上げで、携帯電話や携帯サービスの料金を補えるようになるかもしれない」とGoogle幹部は語っている。

 来年1月の競売では、GoogleはAT&TやVerizon Wirelessなど、無線周波数帯の拡大を目指す米国の大手携帯キャリアと対抗することになりそうだ。各社は、自社のブロードバンドインターネットサービスを拡充し、モバイルTVなどのサービスを提供するために、無線周波数帯の拡大を必要としている。

 一部の携帯キャリアは非公式ながら、Googleの野望に対して懐疑的な見方を示している。彼らの見解は、「Googleはネットワークを運営すること、顧客にサービスを提供すること、既に乱戦状態にある携帯電話市場で新規参入者が影響力を確保しようとすることの難しさを分かっていないのでは」というもの。それでも、携帯キャリアの間には不安もある。「なぜなら、相手がGoogleだからだ。Googleにはブランド力があり、ネットワークをよく理解している。だから、うまく行く可能性もある」とStifel Nicolausの通信業界担当のアナリストで、かつてFCCで主席補佐官を務めたこともあるブレア・レビン氏は語っている。

 FCCは携帯ネットワークとラジオ・テレビの放送局向けに周波数帯の使用ライセンスを発行している。来年1月に競売が予定されているのは、これまでに競売にかけられたなかでも最も価値の高い周波数帯だ。その理由の1つは、この周波数帯では到達距離の長い信号を送信でき、より少ない送電塔でより広い地域をカバーできるという点にある。

 5つの周波数ブロックに分けられた700MHz周波数帯のうち、Googleは現在Cブロックと呼ばれる帯域の入札に照準を絞っている。ほかのブロックについても検討はしているが、それらの帯域には、カバーする地域が限られたり、各種の制限があったりといったマイナス点があるという。事情に詳しい情報筋によると、Googleはゲーム理論の専門家を雇い入れ、この競売の戦略立案に当たらせている。

 米プロセッサメーカーIntelの執行副社長ショーン・マローニ氏は、1月に競売される周波数帯により、農村部などインターネットアクセスを利用しづらい環境に置かれている人たちにも高速インターネットアクセスが急速に広まることになるだろうと指摘している。「700MHzの周波数帯は国の宝だ」と同氏。米政府は2009年初頭までに、この周波数帯の使用権を競売落札者に委譲する予定だ。

 Googleのエリック・シュミットCEOはこの競売についてはまだ何も正式なコメントを発表していないが、「おそらく入札するだろう」とは語っている。同氏は先月、記者に対し、「他社と共同で入札に参加する可能性も検討しているが、いずれにせよ、もっと情報を収集する必要がある。最後の最後まで決定は下さないだろう」と語っている。

周波数帯入札のシナリオは?

GOOGLEの参入で米国の携帯電話事情もまた大きく変化しそう。ただ、これがグローバルに展開するものかどうかはわからないが・・・。

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Nov 20, 2007

日本の営業マンの行方

日本の営業マンの行方

昔も今も変わりがないのかもしれませんが、営業の手法の一つとして接待ゴルフや接待マージャン等があります。営業マンは“接待ができないと一人前ではない”と言われることもあります。


“接待”は営業活動の重要な活動の一つなのですが、今回の防衛省の守屋前政務次官の接待ゴルフ等の影響で“接待”という言葉が少しマイナスイメージを与えてしまったのではないかと感じています。

営業の活動範囲は?

私自身、新入社員等の若いときは研修も含めて「飛び込み営業」をしました。見知らぬお客様のところに行って、自分の商品を売り込むということですが、手当たり次第に訪問するだけでは、受注確率はやはり低いでしょう。今は、どの業界においても企業の課題を解決する等のソリューション型営業やコンサルティング型営業が求められている時代です。

多機能化するマーケティング

営業活動を補完するものとしてDMマーケティングやウェブを使ったマーケティング等があります。DMやウェブのほうがより効率的にユーザにリーチできるので、商品にもよりますが営業マンが個別に訪問するよりも効率的であるケースが多いと考えています。また、Web2.0の流れにのって、ブログによるクチコミマーケティングや中小企業においてもGoogleのような「検索連動型広告」を使えば、ニーズにあったユーザを簡単に開拓できる時代になりました。

賢くなったユーザ

ウェブが進化する時代において、もちろんユーザ側も賢くなっています。企業に何か商品を提案する際もお客様は、自らウェブで検索し、企業の商品だけのページだけでなく、2chやブログ等でその商品の評判を確認する等、提案する営業マンよりもよく研究しているケースも多く見受けられるようになってきました。

営業マン受難の時代なのか?

週刊ダイヤモンド2007.11.17の「ウェブの真贋」の特集記事によると、「飛び込み営業」や「どぶ板営業」等営業に関する費用はマーケティングに関する費用が日本全体で20兆円に達すると言われています。こうした市場をインターネット広告で取り込むことができれば、大きな市場になると言われ、広告業界では色めきだっているようです。


営業マンにとって受難の時代が待っているのか、逆に営業マンもインターネットを使えば日の目を見るのか、もしくは別の方法があるのか、ウェブの進化に伴い営業マンのあり方にもより変化を求められる時代になってきているように感じています。

営業の市場が20兆円なんて巨大市場とは・・・。たしかにこのビジネスプロセスには改善の余地がまだまだある気はする。ただ、基本はやはり人間相手だけに・・・。

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Nov 18, 2007

リアルの世界に生きる人は、ウェブ時代をどう生きたらいいのか--梅田望夫氏講演:前編

リアルの世界に生きる人は、ウェブ時代をどう生きたらいいのか--梅田望夫氏講演:前編永井美智子(編集部)

2007/11/16 18:32
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Page 4/4 「ロールモデル思考法」という手法 この本では4章に出てくる「ロールモデル思考法」が肝です(編集部注:お手本とするものを直感的に選び、それを真似するサイクルを繰り返すことで、自分のなりたいものに近づく方法)。苦労したし悩んだし、恥ずかしいとも思ったんですが、書きました。実は、この本にもロールモデルがあります。僕は本を書くときにはロールモデルを作ります。「この本がロールモデルです」と言うと「お前のこの本と比べるなんて何様だ」と、ネットには厳しい人が多いのですぐ言われるんですが。ただ、子どもが王貞治になりたいというのと一緒で、どんなにえらいものでも消費してしまえというのがこの考え方です。

 「ウェブ進化論」でロールモデルにしたのは小林秀雄の「近代絵画」です。僕は子供の頃からとにかく絵心がなくて、美術館に行っても全然感動しない。結婚してから、欧州に行くとむりやり妻に美術館に連れて行かれるんだけれども、どうしても面白いと思えない。でも「近代絵画」を読んで、目からうろこが何回も落ちた。

 ウェブについて、僕が絵画に抱いていたような気持ちを抱いている人に、この本から受けたようなインパクトを与える本が書きたいと思ってロールモデルにしました。

 「ウェブ時代をゆく」については、「ウェブ進化論」と対になるものだから、2冊で完結しているものをモデルにしました。それが福沢諭吉の「西洋事情」と「学問のすすめ」。「西洋事情」が「西洋はこうなってますよ」と説明するのに対し、「学問のすすめ」はそういった中でどうやって生きていったらいいかを書いた本です。対になっているという意味で、これをロールモデルに置きました。

 もっと言えば、それぞれの章にもロールモデルを置いています。たとえば序章は、犬養道子の「新約聖書物語」をモデルにしています。「新約聖書物語」は「旧約聖書物語」との2部作で、序章はキリストが出てくる前、つまり「旧約聖書物語」をぎゅっと縮めて、「新約聖書物語」だけを読んでも読者が世界に入っていけるようにした、短くて格調高い文章になっています。こういうのを書きたい、と思ってモデルにしています。

ロールモデルも高速道路論も今のネットによる情報高度化時代のことをよく表している。ある意味非常に大きなチャンスのある時代をわれわれは生きているかもしれないという可能性を提示してくれるだけでもありがたい書物。

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週次レビューを確実にこなすには?【解決編】

週次レビューを確実にこなすには?【解決編】

一週間を振り返る週次レビュー。習慣化するための方法の1つは、振り返るための仕事の記録が手軽に残せ、その記録を簡単に取り出せるようにすることです。 2007年11月16日 13時22分 更新 今回の課題 週次レビューを確実にこなすには?

 コツ:週次レビューの準備の手間を最小化する

 仕事をしていると「今すぐは時間が取れないが、あとできちんと取り組みたい」という、やむを得ず先送りにせざるを得ないタスクが出てきます。今すぐやる必要はないものの、やれば必ず一定の効果が得られるという、いわば「重要タスク」は特にそうでしょう。

 「重要タスク」は、今すぐに対処しなければならない「緊急タスク」によって後回しにされがちです。例えば、「週次レビュー」のようなタスクは、その代表例でしょう。

 とはいえ、こういったことを繰り返していると、いつまでたっても、仕事に振り回される状況から脱することができません。そもそも、「週次レビュー」は現状の問題点を把握した上で、その改善を図るためのものだからです。

 では「週次レビュー」を習慣づけるには、どうすればいいでしょうか。

「その日」は読むだけで済むようにする
 「週次レビュー」が後回しにされがちなのは、「緊急タスク」に邪魔をされるからということもありますが、それ以上に「週次レビュー」というタスクそのものの取りかかりにくさにも起因していると考えられます。

 その週に行った仕事を振り返ることになりますから、当然、詳細な仕事の記録が一元化されて手元にあるのが理想です。でも、現実には記録もままならないほど忙しい状況もありますから、そのように過ごした週は、振り返るという行為自体が困難になります。やり取りしたメールを読み返したり、作ったファイルを片っ端から開いてみたり、といった時間と手間のかかる作業を強いられるからです。こうしたことが予想されると、やる前からイヤになってしまいます。

 それゆえ、「週次レビュー」をする上では、次のような要件を満たす記録ツールが求められることになります。

忙しい時でも手軽に記録を残せること
読み返すべき記録だけを素早く抜き出せること
 記録を残すことに加えて、そこからその週の「週次レビュー」の素材となる記録だけを時間と手間をかけずに抜き出せるようにすることで、「週次レビュー」というタスクを取りかかりやすいものに変えることができます。

Femoの日付タグを活用する
 前回ご紹介したFemoは、この2つの要件を満たすツールの1つです。

 具体的には次の方法で、日々の記録と「週次レビュー」を行うようにします。

日々の作業内容を記録する際に、「週次レビュー」をする日の日付タグをつける
「週次レビュー」をする日になったら、当日の日付タグで対象となる記録を絞り込む
 記録のたびに、いちいち日付を入力するのは面倒ですが、Femoでは特定の日付タグを入れる簡単な方法が用意されています。それは次の手順です。

1──カレンダー上で、「週次レビュー」をする日の日付をクリックする

2007-11-23をクリックした
2──その上で「メモを書く」をクリックする

Tagの欄にはあらかじめ「2007-11-23」が入っている
 これで、最初からその日の日付タグが入った状態で入力フォームが開きます。

 このように、振り返るべき日を“予約”しながら記録を残していくことで、「ここで書いたことは、あとで確実に読み返されることになる」という安心感が得られます。また、日付タグをクリックするだけですから、手軽に素早く「週次レビュー」に取りかかることができます。これが快感となって、「週次レビュー」が楽しみにさえなるかもしれません。

 こうして、「あとでじっくり振り返る」という意図的な先送りをして頭の中をカラッポにすることで、目の前の仕事に集中して取り組むことができるようになるはずです。

なかなか使えるメモ帳ツールかも。やはり軽さがツールに求められるすべて??

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Nov 17, 2007

“JALカードが欲しい”――航空系クレジットカードに人気が集まる2つの理由

JALカードが欲しい”――航空系クレジットカードに人気が集まる2つの理由
 

11月15日、複数の新聞が、経営再建中の日本航空が売却を予定しているジャル(JAL)カードに対し5~10社の入札があると報じた。各紙の記事で名前が挙がっているのは、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)、クレディセゾン、三菱商事、米投資会社のブラックストーンなど。16日に一次入札が実施される。

 JALカードは1983年に日本航空のハウスカード発行部門として誕生し、翌1984年にクレジットカード会社として分社・独立した。日本航空の子会社ジャル(JAL)カードとなっている。会員数は約190万人で、2006年度の取扱高は約1兆6500億円、取扱高ランキングでは業界7位の中堅カード会社という位置付けだ。発行カードとしては、VISA、MASTER、JCB、ダイナースという主要ブランドを擁しており、JR東日本の「VIEWカード」や東急カードの「TOP&」、小田急カードの「OPカード」など、鉄道系クレジットカードとの提携が多いことも特徴である。

“稼働率が高い”航空系カードの魅力
 このJALカードの売却は、日本航空の経営再建における「売り出し案件の目玉」(関係者)と言われており、実際に銀行や他のクレジットカード会社、投資会社など多くの会社が手を挙げた。JALカードは規模で見れば中堅。その上、クレジットカード事業は、改正貸金業法の影響で“逆風”のさなかにある。なぜ、これほど注目され、人気が高いのだろうか。

 その理由は、JALカードが純粋な“航空系カード”を発行しているところにある。

 航空系カードとは、その名のとおり航空会社の会員サービスと一体化したクレジットカードのことで、その多くがマイレージプログラムと融合している。例えば、JALカードの場合、発行カードのすべてがJALのマイレージプログラムである「JALマイレージバンク(JMB)」の機能を有しており、飛行機搭乗時のマイル加算はもちろんのこと、クレジットカードの利用額に応じたマイルの加算も行われる(10月24日の記事参照)。

 このようなマイル機能と融合した航空系カードは、一般的にカードの稼働率が高い。理由は大きく2つある。

 1つは、ユーザーのそのクレジットカードを使い「マイルを獲得・蓄積する意志が明確」であることだ。航空系カードはマイル獲得条件が優遇されているが、年会費無料のカードがない。しかもその価格は一般的なクレジットカードより高めに設定されている。例えば、JALとANAのゴールドカードは年会費1万6000円~1万7000円前後だが、三井住友カードやJCBのプロパーゴールドカードの価格帯は1万円前後だ。一般カードでもマイルや航空特典の大きいグレードでは、航空系カードの年会費は通常カードの価格帯より5000円ほど高い。

 各航空会社は年会費無料でクレジットカード機能のない“マイレージカード”を発行しており、漫然とマイルを貯めたいだけなら「そちらをどうぞ」というスタンスである。つまり、年会費無料のマイレージカードではなく、有料で年会費が高めの航空系カードに入会していること自体が、ユーザーのカード利用意欲が高いことの表れになっている。

 2つ目の理由は、T&E(トラベル&エンタテイメント)分野との“相性のよさ”だ。航空系カードは航空券の購入はもちろん、ホテルやレンタカー、観光・ショッピングの決済で使われることが多い。これは出自が「飛行機に乗るためのカード」なので当然ではあるが、ユーザーの利用形態や導線が把握・予測しやすいのだ。そのため航空系カードでは、そういった“飛行機から降りた後の利用場所”にマイル加算や割引特典を付けることで上手に利用促進を図っている。また、航空系カードは、手数料収入の大きい海外でのショッピング利用やキャッシング利用が多いというのも、他のカードにはない特徴になっている。

 現在のクレジットカード業界は改正貸金業法におけるキャッシングやローン金利の抑制で、「年会費無料カードをばらまき、一部のキャッシング・ローン利用者の金利で儲ける」というビジネスモデルが立ちゆかなくなっている(別記事参照)。その一方で重要視されているのが、クレジットカードの「稼働率」と「年間決済額」だ。航空系カードは、このどちらもが高いのである。

航空系上級カードの“顧客属性の高さ”も魅力
 さらに、JALカードのもう1つの魅力となっているのが、属性の高い※顧客を多く囲い込んでいる点だ。

※属性が高い……クレジットカードの本人審査などで用いられる用語。年収が多い、勤務年数が長い、借り入れがない人は“属性が高”く、信用がある。逆に年収が少ない、勤務年数が短い、借り入れが多く、複数から借りているような人を“属性が低い”という。
 航空系カードは、ビジネスで飛行機に多く乗る“出張族”や、海外旅行によく行く“富裕層”の保有も多い。これらの人々は、航空会社にとって上客(エリート会員)でもあり、航空系カードでは通常の航空系ゴールドカードより上位となる専用カードを発行して囲い込みを行っている。例えば、JALカードには「JALグローバルクラブカード(JGCカード)」、ANA系では「ANA Super Flyers Card(SFCカード)」がある。これら航空系上級カードは一般申し込みでの入会を受け付けておらず、航空会社の年間搭乗実績の多い会員や航空会社の上得意先企業の社員のみに招待(インビテーション)をする仕組みになっている。上級会員の実数は各社非公表だが、全体の1割程度といわれている。

 これら航空系上級カードを持つ人々の多くは富裕層や大手企業社員であり、可処分所得が大きく、クレジットカードの利用機会も多い。航空会社にとって上客であるだけでなく、クレジットカード事業にとっても垂涎の利用者層だ。この層をしっかりと囲い込み、個別にマーケティング可能な状況にしていることも、航空系カードの大きな魅力なのだ。

 今回のJALカード売却は、日本航空の経営再建の一環として注目されている。しかし、“航空系カード”の特性や会員属性を鑑みると、「どこが買うか、どのように活かすか」の方がさらに興味深いと言えそうだ。

 航空系カードはカード会社の求める顧客層と、実際のユーザーの親和性が高いのか・・・。なるほどいわれてみればそんな気はする・・・。

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Nov 16, 2007

エキサイトがスカイプと提携--「エキサイトSkype」を提供し、今後はサービスでも連携

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エキサイトがスカイプと提携--「エキサイトSkype」を提供し、今後はサービスでも連携岩本有平(編集部)

2007/11/15 14:52

UPDATE エキサイトとSkype Technologiesは11月15日、業務提携を発表した。Skypeのコブランドソフト「エキサイト Skype」を提供するほか、各種サービスでの連携を進める。

 今回の業務提携により、エキサイトでは専用ウェブサイト「Excite & Skype」を開設。エキサイトSkypeの提供を開始した。

 エキサイトSkypeは、通常のSkypeの機能に加えて、エキサイトの検索やニュース記事を閲覧できるブラウザ機能が搭載される。現在はWindows版クライアントのみの提供となるが、近日中にMac版のクライアントも提供する予定だ。サポートについては技術面でSkype Technologiesと連携をとりつつ、同社カスタマーセンターで対応する。

Skype TechnologiesCEOのマイケル・ヴァン・スワージ氏はビデオメッセージで「エキサイトのサービスにSkypeの能力を組み合わせることで、今回のパートナーシップは信じられないほどパワフルになる」とコメントした。  現在、国内のSkypeのユーザーは500万人以上。エキサイト代表取締役社長の山村幸広氏は今回の提携について「エキサイト会員2400IDの約20パーセントの500万人を足して、ユーザー数1000万の日本で一番のコミュニケーションツールとしてやっていきたい」と期待する。同社では今後、自社提供するブログサービス「エキサイトブログ」でエキサイトSkypeへのアクセスが可能なモジュールをブログに組み込む予定だ。

 また、Skypeが2007年4月より提供しているSkypeクレジットとPayPalを利用した課金システム「Skype Prime」ベータ版を利用して、同社の既存サービスである電話での占いサービス「エキサイト電話占い」や英会話などSkype新サービスを提供し、課金ビジネスを拡大していく。Skype Primeは現在はPayPalでのみ課金による収益を受け取ることができるが、エキサイトで日本向けの課金方法も検討中だという。

 そのほか、今までは公式なインスタントメッセンジャーを持たなかったエキサイトだが、今後はエキサイトSkypeを公式なメッセンジャーとして利用し、オープンチャットを検索するための検索カテゴリの追加などをおこなう。ヘッドセットやウェブカメラなど、Skype関連のハードウェアを販売するECサイトの開設も予定している。

 エキサイトはポータルで2400万IDのユーザーを抱え、FTTHを中心としたISP事業も行うほか、オンラインゲームなど課金コンテンツも提供しており、これらのとSkypeとが結びつくことは「まったく競合する部分はない。すべてがシナジーを生む」(エキサイト常務取締役メディア本部長の坂本孝治氏)と期待を見せる。

 また、Skype Technologies日本オフィスジェネラル・マネージャーの岩田真一氏によると、Skypeはビデオ機能の強化を進めている。すでにベータ版が提供されているSkypeのバージョン3.6では、VGA画像、秒間最大30フレームでのビデオチャットが可能になるため、「フルスクリーン表示でも美しいビデオが楽しめる」(岩田氏)。ただし、この画質での動画再生には、対応ハードウェアとデュアルコアプロセッサ搭載のPC、ブロードバンド回線が必要となる。

 岩田氏はエキサイトとの提携について「高品質のビデオ通話だけでなく、課金システムや写真機能もあるので、エキサイトユーザーとの親和性は高い」と語った上で、「Skypeの人気は日本でも堅調だが少人数で運営していたので実現できなかったアイデアをエキサイトと一緒に実現していける。エキサイトの協力を感謝したい」とサービス立案に関してもコミットしていく姿勢を見せた。

 Skype Technologiesは11月14日に独占提携を行っていたライブドアとの提携解消を発表したばかりだが、発表会の質疑応答はその内容に集中した。

 Skype Technologiesグローバルマーケット戦略担当重役のスコット・マグビー氏はライブドアとの提携解消の理由について「2年契約だったため、自然解消した」と説明。ライブドアとエキサイトとの提携で異なる点としてはサービスに関しての連携まで含んだものであること、また、ユーザーサポートが国内で受けられるようになることを挙げたが、今回の提携の具体的な内容や期間については明らかにしなかった。

 全世界でサービスを提供するSkype Technologiesは各国でパートナー企業と提携してユーザーを認知をはかっており、中国のTomOnlineや台湾のPC homeとの提携を例に挙げて「これらのパートナーがSkype」のエコシステムを大きくした」と語り、エキサイトとの提携については将来性やほかの日本企業と違う考え方ができる企業だとした上で、提携によって「ユーザーは日本には2つとない体験をすることができる」と語った。

エキサイトとの提携でサービスは向上するのだろうか?法人ユーザーの開拓などまだまだポテンシャルはある気がする。

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Nov 13, 2007

自動車保険もデータ量の時代

自動車保険もデータ量の時代2007/11/12

 

筆者は自動車の運転が好きで、学生時代などは年間3万キロは運転していた。自動車そのものも好きだが、運転しているだけでストレス発散できるタイプだ。それが社会人になり、乗る時間の減少やガソリンの高騰などでいまでは年に3000キロも乗っていない。そんな中、ガソリン代の次にげんなりするのが自動車保険の更新だ。保険料は20代前半に比べて何分の1かになったものの、乗る機会が減った割には割高に感じてしまうからだ。しかし、そんな筆者に希望を与えてくれるような保険が英国にはあるようだ。

 英国のNorwich Unionをご存じだろうか。同国の自動車保険シェア14%を持つ最大の総合保険会社だ。そのNorwich Unionが、英国で学生向けに画期的な可変料金制自動車保険を開始している。この自動車保険は、契約車両に専用のGPS機器を取り付けて走行パターンを追跡。走行パターンや走行量に応じて毎月の保険料が変化するというサービスだ。例えば繁華街や速度超過の走行が多いと、リスクが高いために保険料も増加するという仕組みだ。逆に1カ月間ガレージの中にあると、最低限の保険料で済む。

 このシステムを始めるために、同社ではリスクを算定。担当者は、「英国の大学生の走行データを集計すると、圧倒的に金曜深夜の事故率が高い。これはパーティに参加し、飲酒後に運転している可能性が高いからだと推測される。また、社会人と比較して速度も高めだ」といった例を挙げた。このGPSはかなりの精度で、「右車線を時速○○キロで走行していた」や「△△のコーナーを進入角□□度○○キロで進入した」まで分析できるという。従って、事故原因追究にも大いに役立つ。

 一方、このシステムのネックは膨大なデータ量の処理だ。走行中のGPSデータを、前述の精度でリアルタイムに保存しなければならないからだ。数百台単位で始めたテスト期間では、さまざまなベンダがこのシステムのためにDBMSを構築したが、あまりのデータ量に挫折したという。最終的にはテラデータのDBMSで実用に成功し、現在は数千台~数万台単位での実用に耐え得るシステムを構築した。成功の要因はDBとDWHの切り離しや、分散化にあったという。

 日本でも走行距離に応じて、ある程度保険料が変わる保険会社はあるようだが、Norwich Unionほどではないだろう。Norwich Unionは日本での展開はまだ考えていないそうだが、日本はカーナビ搭載率が非常に高いのでこれを応用したビジネスモデルは十分考えられると思う。日本でもこのような会社が現れれば、毎回心の底から納得して自動車保険料を払えるのだが……。

こういう斬新なシステムを保守的な日本の会社ができるとは思えないなー。そもそもそんなノウハウも持ち合わせていないし・・・。

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Nov 11, 2007

ニッポンIT業界絶望論

ニッポンIT業界絶望論公開日時: 2007/11/09 19:33
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日本のIT業界は救いようがない。絶望的としか言いようがない。

IT業界不人気なんて、この業界に重くのしかかる決して晴れることのない暗雲の氷山の一角に過ぎない。はてなの匿名ダイアリーにもどうせ理系出身者なんていらねえんだよ。なんて書かれていたけど、これが現実なのだよ、学生諸君。

ちょっと補足しておくけど、ここでIT業界っていうのは、SIerのことだ。お客さんの要件をヒアリングして、その要求に沿ったシステムを受託開発するっていうビジネスのことを指している。

ぼくもその昔、その世界のループに組み込まれていた。そして華麗なるコミュニケーション能力とやらをいかんなく発揮し、場の空気を読み、生意気なぐらいのチャレンジ精神で、それなりに仕事のできるよい子だったようだ。

いや、正直に言うよ。正直に言うとだね、結構楽しかった。

だって、考えてみてごらん。お客さんのところに出向いて行って、その業界のことをじっくり観察・勉強して、業務課題を理解し、それをえぐり出してあげると、「あぁこの人はわかってるんだな」と思ってもらえる。「若いのに、社会やビジネスの構造がよく見えているんだな」なんて風に思ってもらえる。相手がそういう風に認めてくれているのを肌で感じるんだよ。

そしてさらに、それを実際に技術的な次元に落とし込んで、ソフトウェアという形にして作り上げて「ほら」と見せてあげたら、今度は「この人は、業務を知ってるだけじゃなくて、それを実際に形にすることができる技術まで持ってるんだ」っていうリスペクトまで得ることができる。

そしたら、そのお客さんはぼくのファンになってくれるわけだ。次回からは、直々にご指名が入るようになってきて、でもゴメンなさい、もう今は他の仕事で忙しくて手一杯なんです、ってお断りしなきゃいけないサイクルに入ってくる。予定表はいつも一杯で、昼間は分刻みでアポをやりくりしながら都内をぐるぐる回って、夜に帰社してToDoリストを片っ端からやっつけていく、そんな日々が延々と続いていく。

そして、徹夜に徹夜を重ねたあとにカットオーバーした瞬間の、朦朧としていく意識とともに自分の体から重力の作用がふっと立ち消えていくような、えもいわれぬ高揚感。たとえそれが半年程度のプロジェクトでも、それが終わる頃にはお客さんとはもうまるでオマハ・ビーチの死闘をくぐり抜けた戦友のような知己となっている。

この、やるべきと信じることをカチッ、カチッと片付けていく感覚、そしてその結果として他人から認定してもらえることの喜びが、幸せでないわけがない。

忙しくて忙しくて週に80時間以上働くような生活を何年もしていたけど、全然苦じゃなかったね。

それでもなお、いや、だからこそ、日本のIT業界は救いようがない。

この局所的にみれば顧客満足を見事に達成するごくまっとうなストレス→ドーパミン→ストレス→・・・のサイクルが、心の奥底にしまわれた疑念の声をより一層固く閉ざすことになっていた。まるで、後ろめたい気持ちを感じながらも依存性を断ち切れない麻薬のように。

そんな生活をしていたある日、ひと仕事終えてスターバックスでコーヒーを読みながらしっぽりウェブを泳いでいたら、なんだか得体の知れない不安感のようなものにおそわれたことを思い出す。このとき、とうとう心の底で長らく封じられていた声が聞こえてきてしまったのだった。

コンピュータの性能はこの40年で1億倍になった。当時10億円したメインフレームと同じ計算力を現在なら10円で入手できる。かつては巨大なスーパーコンピュータが設置されている電算室の前にエリートたちが列を作って順番待ちしていたのに、今ではその何万倍もの性能の端末を女子高生たちがポケットに入れて持ち歩いている。

こんな圧倒的なイノベーションが現在進行形で起きている時代にせっかく生きていながら、自分のやっていることのなんとちっぽけなことか。そういう焦燥感を覚えた。

もともと、そういう圧倒的な技術の提供者になりたくてこの世界に来たはずじゃなかったのか。前世紀末、日本が第1次ネットバブルの熱に浮かされていた頃、どうしてもテクノロジーへのこだわりが捨てられず、当時から未来はネットの側にあると感じつつも、どうしてもネットベンチャーで働くという選択肢をとれなかった自分は、こんなことを続けるためにソフトウェアの世界にとどまる決意をしたんだったっけ?

受託開発の世界のどこにイノベーションがあるのだろう?

そういう疑問が堰を切ったようにあふれてきて、そして答えはどこにもなかった。文字通り、どこにもなかった。

情報という財の新しさは、ほぼ限界費用ゼロで劣化なく無限に複製できるということだ。それは理論的にはシャノンが信号を量子化する前から正しいことが知られていたが、コンピュータとインターネットの急激な普及はとうとうそれを現実のものとした。現代は新聞、テレビ、音楽、映画、本などの情報財に囲まれて暮らす豊かな時代であり、そしていまやそれらのコンテンツ産業は情報技術がもたらす価格低下圧力との仁義なき戦いを続けている。主流対主流のガチンコの戦いだ。

一時ロングテールという言葉がもてはやされたが、その頃にはとっくにアテンションのほうが稀少資源だった。情報は加速度的かつ累積的に供給が増えているが、人々が情報を消費する時間は定数で、死蔵される情報ばかりが増えていく。この定理は逆も真なりで、参入に巨額の資本を必要としない情報産業では超優秀な技術者のアテンション(集中力)だけが稀少資源で、それ以外の何物もない。その資源を使ってどれだけレバレッジの効く情報財を生み出せるかが唯一無二の戦略であるはずだ。

であるのに、受託開発の世界には、そういったエキサイティングな革命の歴史とはどこにも接点がない。

生産された財は、最も低水準なサービス財と同様、たった一人の顧客に届けられる。以上おわり。

情報財に固有の、限界費用ゼロで複製できる性質が活かされる余地はまるでない。情報財の競争は人々のアテンションを奪うためにどんどん激化していて、最先端ではもはや「対価は無料に限りなく近いもの」という次元で極限まで「広く薄く」のモデルでバトルが繰り広げられている。今の時代、無料で利用できるサービスが一番クオリティが高いというのは偶然じゃない。これは情報財というものの本質が見えていれば、競争原理が正常に機能した結果だということがよくわかる。それなのに、受託開発の世界の人たちには、そんな土俵が存在することすら見えていない。たった一人の顧客に届ける財なんて、サイエンス的にも、ケーザイ学的にも、古き良き製造業未満の存在じゃないか。

とはいえ、ぼくは、そんなところで働いている人たちに、あまり強いことも言えない。

アメリカなら、ソフトウェアの世界で本来の意味でモノ作りに携われる仕事がたくさんある。グーグルとかマイクロソフトとか、メジャーどころを足し上げていくだけでも10万人以上の雇用吸収力があるから、ごく平凡なスキルのプログラマでも大企業でそういった仕事に就く機会がある。それなりにいい給料で、ステータスもあって、定時に帰るという満足な生活を営むことができる。そういう意味では、外国人労働者との競争とかレイオフみたいな要素もあるけど、アメリカ人にとってのソフトウェアエンジニアという職業は日本に比べたらずいぶん楽できているのは間違いない。

でも、日本にはそういうソフトウェア・プロダクトを製造する会社、ないんだよ、ほんとに。ちょっと前までは日本のネット業界で技術系のベンチャーなんてほとんど皆無に等しかったし、今でもそれほど状況が大きく変わったわけじゃない。

だから、じゃぁどこに転職すればいいの?と聞かれたら、答えに窮してしまう。最も技術的にエッジっぽいベンチャーを全部かき集めても、日本でトップクラスの技術者すら吸収しきれるキャパはない。選択肢がないんだよ。

だから、あんな生産性の低い、たぶん全産業の中でももっとも生産性が低い部類の、ああいう仕事にとどまることを余儀なくされているのだろう。

しかし、本来ならそんな生産性の低い企業は市場メカニズムによって退場させられるはずなのだけど、なぜか日本ではそういうことが起きない。情報大航海プロジェクトみたいなのに代表されるトンデモなバラマキ政策などで植物状態にもかかわらず酸素だけは供給されているから、もうそろそろ死なせてあげるべき企業が死ねてないのだ。みじめとしか言いようがない。

日本のSI業界の過酷な労働条件を改善したければ、やるべきことは労基法の改正とかじゃなくて、市場メカニズムを正しく機能させることだ。日本のIT業界を発展させたければ、援助交際をやめて何もしないことだ。

その結果、そもそも本質的には供給過剰だった多くのSI企業は倒産するか併合され、おそらく数社の大手ブランドと超小規模なブティックに収束することになるだろう。そして一時的には今以上に「見かけ上のサービス供給不足」が起きるが、ユーザ企業はむしろ「無きゃ無いで、割と平気だったのね」という真実に気付かされるだろう。

今までのユーザ企業は実質どうでもいいところまで細かくオーダーメイドで作り込むことを要求しすぎていた。そのくせ、結局ユーザには不評で使われないシステムが量産されていたのだから笑い事ではない。人間の価値観は努力や根性では変わらないから、それが無駄だと気付かせるには外的要因しかない。受託開発サービスの絶対供給量が減れば、そんな無理も言ってられなくなって無駄のない落としどころで需給均衡するだろう。さらにはパッケージを使うべしという駆動力にもなり、より生産性の高いソフトウェア・パッケージやSaaSのような国際競争力の高いビジネスモデルの需要を創出する効果もある。そこへきて先のSI企業の整理統合ではじき出された優秀な人材が本来の実力を発揮して活躍できる新たな機会が登場するというわけだ。おいしい人材を一時的に外資に持って行かれるかも知れないが、低い生産性の企業に優秀な人材を張りつけていることの大罪を思えば、人材に流動性をもたらす触媒になってくれるならむしろ大歓迎だ。

ま、そんなわけで、世の中が目まぐるしく動いているのに自分は・・・という焦りを覚えている心ある技術者は、全力で受託開発の会社から逃げ出す準備を整えたほうがいい。とても残念なことだけど、そこには未来は絶対にないよ、とハッキリと言っておくのが、ぼくにとっての精一杯の誠意だ。

♪ Yen Town Band / Swallowtail Butterfly ~あいのうた~

そんなに受託しているだけのSIerは絶望的なんであろうか・・・。たしかに日本のIT産業が大きなものを作り上げているという感じはしないが・・・。

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Nov 10, 2007

YouTube、複数ビデオクリップの同時アップロードが可能に

YouTube、複数ビデオクリップの同時アップロードが可能に


YouTubeが公開した新しいアップローダーでは、長さ10分、容量1Gバイトまでのビデオクリップが、複数同時にアップロードできる。
2007年11月10日 08時18分 更新

 米Google傘下のYouTubeは11月8日、複数のビデオクリップを同時にアップロードするための「YouTube Uploader」を公開した。Windows版はWebサイトからダウンロード可能で、Mac版も近日中に公開予定だという。

 従来のアップローダー「Single File Uploader」では、ビデオの長さは10分まで、ファイルサイズは100Mバイトまでなのに対し、YouTube Uploaderでは、最大1Gバイトのビデオクリップをアップロードできるようになった。ビデオの長さは従来同様、10分までとなっている

 youtubeの機能強化が着々と進むなか、 日本のメジャーマスコミはこれやニコ動とどう折り合いをつくえていくのだろう・・・。

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欧米では日本メーカー“圧倒”も──Samsung日本撤退の事情

欧米では日本メーカー“圧倒”も──Samsung日本撤退の事情


「世界一、厳しい目を持つ消費者」(海外メーカー)の選別を受ける日本市場の壁を崩せなかったSamsung。一方、過当競争を繰り広げる日本市場の現状も浮き彫りに。
2007年11月09日 13時26分 更新

 テレビで世界一、半導体や携帯電話などでも世界首位をうかがうサムスン電子が、家電販売で日本撤退を余儀なくされたのは、「世界一、厳しい目を持つ消費者」(海外メーカー)の選別を受ける日本市場の壁を崩せなかったためだ。ただ、一方で欧米に加え、新興国で日本メーカーを凌駕(りょうが)するサムスンの“退場”は、多数のメーカーがひしめき、過当競争を繰り広げる日本市場の現状を浮き彫りにしたともいえる。

 「日本は特に繊細なブランド戦略が求められる市場」。外資系メーカーの多くが、こう口をそろえる。

 サムスンの薄型テレビは、「性能的には日本製に遜色(そんしょく)ない」(国内大手)。液晶とプラズマの両方式の世界シェアでトップグループに位置し、薄型ディスプレーの技術開発でも世界の先端を行く。販売価格も日本メーカー製よりも総じて安い。

 ある日本メーカー関係者は「あと数万円出せば日本製が買えるという消費者心理が影響している。かつての安売り攻勢で、根付いてしまった“安かろう悪かろう”というイメージも払拭(ふっしょく)できなかった」と解説する。

 品質的に遜色がく、価格が安いにもかかわらず、サムスンが日本市場の壁を崩せなかったのは、“メード・イン・ジャパン神話”が残る日本市場の特殊性が一因ともいえそうだ。

 韓国勢は、米国で販売拡大を続ける現代自動車の「ヒュンダイ」ブランドも日本では苦戦している。製造業でサムスンと双璧(そうへき)をなすLG電子も、海外で話題となった斬新なデザインの携帯電話を日本に投入し、市場拡大に挑んでいる途上だ。

 だが、世界市場に目を転じれば景色は一変する。サムスンが周到な準備で参入した欧米では、現地のニーズに合った色彩や表面加工をほどこした製品を投入したこともあり、“一流”ブランドとして認知され、シェア拡大を続けている。サムスンと互角の争いを演じられるのはソニーなどごく一部にとどまり、少なくない日本メーカーが「国際競争力」という点で太刀打ちできなくなっている。

 サムスンは日本市場に早々に見切りを付けたが、日本メーカーは世界市場で新興勢力の追撃を受け、国内では再編に立ち後れ、体力消耗戦の過当競争を続けているのが実情だ。
関連キーワード

サムソンですら撤退せざるをえないくらいに日本市場は特殊なのだろう。と同時にそこに拘泥して外に出ていかない家電メーカーは少子化の進行とともに終焉を迎えてしまう?むしろ国内市場に見切りをつけるくらいの大胆さがないと生き残れないかも。

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Nov 09, 2007

動画共有サイトが「現代の犯行声明の場」に

ニュース
動画共有サイトが「現代の犯行声明の場」に

フィンランドの銃乱射事件の犯人は、YouTubeに予告ビデオを投稿していた。昔は手紙で送られていた犯人のメッセージが、インターネットに移っている。(ロイター) 2007年11月08日 11時36分 更新  フィンランドの高校で銃乱射事件が起きる前に、銃撃を予告するビデオがYouTubeに投稿された。これは、自作ビデオが、現代の殺人犯がメッセージを広める手段として好まれるようになったことを示している。

 24時間いつでも利用できるというこのメディアの性質は、手紙では不可能な方法ですぐに世界中の注目を集められる可能性が高いということを意味している。

 11月7日にフィンランド南部の高校で生徒の1人が銃を乱射し、7人の生徒と校長が死亡した。動画投稿サイトYouTubeに、銃撃を予告するビデオが投稿されてから数時間後のことだった。犯人は自分の頭を撃ち、搬送された病院で死亡した。

 問題のビデオは「Stray Bullet」という激しい曲調の歌をBGMに、事件が起きたジョケラ高校と思われる低い建物の写真を映している。

 その後この写真が裂け、カメラに向かって銃を構えた男性を描いた赤い画像が現れる。

 「50年前、25年前なら犯人は手紙を書いていた。今はYouTubeに移っている」と犯罪心理学教授のマイク・ベリー氏はReutersに語った。「今回の事件の犯人は現代的な手段を使っているだけだ。若者はペンと紙の代わりにYouTubeを使う」

 「これが模倣犯を生むとは思わないが、メッセージを伝えたがっている人はYouTubeを新たな手段と見なすだろう」(同氏)

 「Jokela High School Massacre - 11/7/2007(ジョケラ高校の大虐殺 2007年11月7日)」と題されたYouTubeビデオは、Sturmgeist89というユーザーが投稿した。

 「大義のために戦って死ぬ用意ができた」と同じ名前のユーザーが書き込んでいる。

 「生まれながらの選別者として、生きる資格のない人類の恥を、自然淘汰の失敗を排除する」とこのユーザーは記している。Sturmgeistはドイツ語で嵐の精霊を意味する。

 このユーザーのアカウントは一時停止されている。

手紙からテープ、ネットへ
 今年の4月、米バージニア工科大学でチョ・スンヒ容疑者が自身を含む33人を殺害した事件では、容疑者が銃撃の合間に米放送局NBCに犯行を説明するビデオテープを郵送した。

 自由にアクセスできるサイトにビデオが投稿されたフィンランドの事件とは異なり、NBCは犯人からのビデオを放送するかしないかを選択しなければならなかった。放送するという同局の決定は、ビデオを公開すべきだったのかという議論を呼んだ。

 10年前は、メディアを利用するのは非常に難しかった。

 1996年、英国最悪の乱射事件の犯人トーマス・ハミルトンはスコットランドのダンブレンで16人の児童と教師を殺害する前に、自分が感じている不公平への怒りをつづった手紙を地元警察、政治家、エリザベス女王に送った。

 YouTubeはこれまでにも、暴力やいじめの映像が掲載されたことで批判されている。同サイトはガイドラインに違反していると判断したビデオを削除している。

 英Oxford Internet Instituteのリサーチフェロー、イアン・ブラウン氏は、YouTubeの利用がフィンランドの事件の駆動要因になったとは思わないと語る。

 「インターネットのような新しい技術は幅広い人に利用される。残念ながらその中には、今回のような事件もある。これまでは、深刻な犯罪を犯した多くの人が新聞を通じて公に知られるようになっていた。20世紀と21世紀に、マスメディアはこのように機能している」(同氏)

 YouTubeのような動画共有サイトにとって、暴力的な映像や不穏当な映像の規制は次第に難しくなっている。

 バージニア工科大学の銃乱射事件の後、一部の専門家は、携帯電話のカメラによって、いつか破壊的な事件がリアルタイムでネット放送されるかもしれないと示唆していた。

関連キーワード動画共有サービス | YouTube

youtubeはすでにマスコミと同じような機能を持ち出しているということか。まあ、あれだけビデオがuproadされているのだからその手のビデオを特定するのは簡単ではないと思うが・・・。

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Nov 08, 2007

電光石火の一発勝負

電光石火の一発勝負
ライトニングトークの極意教えます
千葉大輔(@IT自分戦略研究所)
2007/11/9

■時間内にまとめるコツ  発表する際に内容とともに気になるのが時間だ。発表を制限時間以内に収められるだろうか。逆に足りなくなってしまったらどうしようかという不安もあるだろう。時間内に収めるコツみたいなものはあるのだろうか。

 「自分が一番何を伝えたいかですね。話したいことを最初に持っていく。そうするとそこを話してしまえば、後は気楽に発表できます。それをしていなかったプレゼンは大体時間をオーバーすることが多いですね」と竹迫氏。

 「あとは、自分が話そうと思っていることと、聞いている人が聞きたいと思っていることを客観的な立場で見て、必要だという部分と、外してもいい部分の取捨選択が非常に重要だと思います」

 こういったどのくらいの時間がかかりそうかといったことは、「プレゼン資料一枚当たりの時間や、その時間の中でどのくらいしゃべることができそうか」というように、実際に資料を作りながら考えるといいようだ。

■まとめるのにどのくらいの時間がかかるものなのか
 では、そういった資料をまとめるに当たって、どういったところに時間がかかるのだろうか。竹迫氏は「一番悩むのはタイトル」だという。タイトルを考えている際には話す内容のアウトラインはできているという。

 「イベントにもよりますが、資料をまとめるのに告知から発表までの大体2週間くらい時間がかかっています。ただ、実際に資料を作り始めるのは2~3日前くらいからですね。それまでに発表内容に関連する材料を集めておいて、前日や当日に整理します」

 当日にプレゼン資料をまとめるのはリスキーに見えるが、イベントの雰囲気や来場者を見て発表内容を直すことができるというメリットもある(こうした手法は「takesakoメソッド」と呼ばれることもあるという)。

■成功と失敗
 数多くのイベントに参加し、プレゼンを行っている竹迫氏でも「あまり、プレゼンテーションがうまくなっている実感はない」と話す。逆に自身の経験を振り返り、「毎回毎回失敗しているなと思います。ただ、そういう点を次では改善しようと心掛けています」という。では、どういうポイントを失敗だと感じるのだろうか。

 「最近失敗したなと思ったのは、5分の予定の話に15分くらいかかってしまったことです。時間ってすごく大事だと思っていて、仮に100人の人が聞いているとして、そこで5分オーバーしたら500分くらいを自分のために無駄にさせてしまっていることになりますから」

 では逆にどういうプレゼンができたら満足できるのか聞いてみた。
 
  「論文とかだとリファレンスの数でランキングされたりということがありますけど、自分の発表がどれくらい引用されているのかが1つの指標になるのかもと思っています。それだけ、引用してくれた人の心に残ったということかもしれませんし。自分が本当に楽しんでいることが聞いている人に伝わったらうれしいですね」

■ライトニングトークは出会い系
 ライトニングトークは、比較的内容が自由で短い時間という特徴から、発表者にとっても聞く側にとってもメリットがある。発表者としてみれば、テーマの拘束はそれほどなく、短時間なので大掛かりな準備は必要としないため、参加する敷居がそれほど高くない。また聞く側からしてみれば、短い時間ならば自分の興味があるテーマから離れていても聞くことができるし、発表の要点をつかみやすい。まさに「この短さなら『いえる』し、『聞ける』」なのだ。

 また、竹迫氏は「ライトニングトークは出会い系」だという。発表者と聴衆の距離が近く、発表者数も多いため、さまざまな人と出会えるきっかけになり、そこがライトニングトークの持つよさだという。

 「IT業界のコミュニティというのは、そもそもがニッチなコミュニティですよね。ニッチな話題を伝えたい、あるいは紹介して面白そうだなと共感してもらえること、それが喜びになる。それがよさだと思います」

(参考リンク)
Lightning Talksって何?(Shibuya Perl Mongers)

短い時間のプレゼンは確かに多い。内容をいかに刈り込めるかが勝負だろうか。

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Nov 07, 2007

マインドマップ式メモ術で流れと量のある仕事を管理──MySpaceモバイル串馬さん

マインドマップ式メモ術で流れと量のある仕事を管理──MySpaceモバイル串馬さん

米国でトップクラスのユーザー数を誇るSNS──MySpace。そんな日本版MySpaceのモバイルサービス立ち上げに関わった、システム開発マネージメントをしている串馬秀信さんの仕事術を聞いてみた。
2007年11月06日 11時20分 更新
 MySpaceの携帯版「マイスペースモバイル」は、プロフィールの閲覧、ブログや写真の投稿、音楽や動画を楽しめる。無料で楽曲ストリーミング配信できるのが好評であり、9月からは新規ユーザー登録が携帯のみで行えるようになった。

 串馬さんは、こんなMySpaceモバイルサービスのシステム開発マネージメント担当だ。進捗管理、予算の管理など、プロジェクト全体が滞りなく進むように管理するのが主な業務。いつも複数のプロジェクトを抱えているという串馬さんに、多くのタスクを同時にこなすコツを聞いてみた。

メモにマインドマップ──連想で漏れなくし、タスクの関連性も把握
 プロジェクトマネージャの例に漏れず、串馬さんも、いつも同時並行で多くの仕事をかかえている。そこで、何をしているのかが分からなくなってしまわないよう、タスクの管理が大切となる。個人タスク管理をマインドマップ形式で記録するのが串馬流だ。プロジェクトレベルの大きなものになると正式な文章にするが、見積もり、契約などの個人がやるレベルの仕事はマインドマップ形式で一覧にする。

 タスクの記入の仕方はこうだ。取引先や業務ごとにページで分け、ツリー状に大項目から中項目へ、最終的にはタスクへと落としていく。タスクは、「見積書取得」などの具体的な作業にまで落とし込む。たとえば「見積書取得」は複数存在するが、ツリーをたどっていけば、同じ見積書取得でも何の見積書取得なのかが一目瞭然というわけだ。終わったタスクは線で消し込んでいくと、どの業務のどの流れのタスクがまだ終わっていないのかが分かる。

 また、多くの人に関わること、それを終わらせないと業務が滞ってしまうような重要なことには特に二重丸をつけている。そして、ページに書かれたタスクすべて、つまりその業務がすべて終わったらページごと破り捨ててしまう。それが達成感ともなり、常時その時に行っている業務のみを一覧として見られるというわけだ。

 「この方法には、タスクを記入する際、連想して書いていけるのでタスクの漏れが少なくなるというメリットがあります。また、箇条書きだとそれぞれの関連性が見えなくなりますが、ツリー状にしてあるとどうして必要なのかという経緯も分かるし、どの順番にやっていかなければならないかも分かりやすくなるので、効率も上がります」

 ここに至るまでには、さまざまなツールも試してきた。最初はガントチャート(Gantt chart)という表も試したが、本気でやると作成に時間がかかりすぎる上に、納期が遅れると全部直さないといけなくなるのが不便だ。付せん紙ソフトにタスクを書いていた時は、単語しか書けないので分かりづらく、仕事がどこまで進んでいたかも分からなくなってしまいがちだった。

 「流れと量のあるタスクをやる時に、マインドマップを使うこのタスク管理法はとても便利」と串馬さん。このやり方を始めたのは、マインドマップの本を読んだのがきっかけだ。自分の仕事に役立てられないかどうか試行錯誤した結果、このようなやり方に至った。


予算を通す際に必至なため、大きめを選んだという電卓、ノートPC、デジカメ、携帯、ノートセット
その日のタスクは付せん紙ソフト管理

串馬さんが手がける「MySpaceモバイル」。日本が海外に先行して機能強化しているサービスだ タスク管理も、マインドマップからの流れを元に、試行錯誤して生み出したものだ。

 朝一で、マインドマップ形式のメモを見て、その日に必ずすべきタスクを付せん紙ソフトを利用してPC画面に貼り付ける。「これが終われば帰れる」という先が見えるので効率が上がるのだという。また、仕事のアイディアなど、思いついたことも付せん紙ソフトに貼り付けておき、後で考えるようにしている。思いつきでバラバラ仕事をしないのがポイントだ。思いついたものの、結局必要ないことも多いので、まとめてから行動する方が効率いいのだ。

 心がけているのは、できるだけ面倒なことから片付けるということ。そのためのモチベーションが上がらないなら目的をすり替えて、ゲーム的な考え方をするようにしている。嫌な関係者を説得しなくてはいけないなら何日で説得してやろう、どれだけ譲歩を引き出してやろうなどと自分の中で目標を決めてトライする。こうすることでゲーム的に楽しめるようになる。

 もう1つ重要なのが、他人の進捗に影響することから片付けていくということ。作業の中で自分が止まると他人を止めてしまう仕事がある場合、止めてしまうと他人から急かされる立場に陥ってしまう。しかし、そのように相手に主導権を握られてしまうと、自分のペースで仕事ができないし、漏れが出ることにもつながりかねない。

 逆に、自分が待ちの状態になるようにすれば、その間じっくり考えられるし細かいことにも気づけるのでお勧めだという。そのためには、重大なところは早くやるようにし、仕事に優先順位をつけるのもポイントだ。

グリーン車で時間を買って読書タイム
 「マネージメントする人間は、部署で取り組むことに関しては一番詳しくなければいけない」という持論を持つ串馬さん。新しい技術などが出てきたら、せめてキーワードレベルでは常に押さえておきたいと考え、月20冊くらいは本を読むようにしている。1冊を深く読むのではなく、テーマが似た本を複数冊読むようにしている。重要なことはどの本にでも書いてあるため、何冊か読んでいるうちに自然に頭に入ってくるようになるのだ。

 読書は大切だと分かっていても、そのための時間が捻出できないという人は多いだろう。そこで串馬さんは、通勤時間を活用している。通勤に片道1時間かかるが、通常は車内が混雑して読書どころではない。そのため朝の通勤はグリーン車に乗るようにしているのだ。1年前くらいからこの習慣は続けている。「グリーン車は思うほど高くありません。月2万円で20時間が手に入ると思うと高いとは感じない」。時間をお金で買うのは、効率的に時間をマネージメントする方法の1つと言えるかもしれない。


MySpaceの特徴であるミュージシャンとの連携イベントのポスタープロフィール 名前 串馬 秀信(くしま ひでのぶ)
経歴 1977年生まれ、大阪府出身。同志社大学法部卒。みずほ情報総研で宝くじ関連のシステム開発、ソフトバンクBBで映像ソリューション開発、ISPサービス企画、ネットワーク構築・管理、Webサービス開発など。マイスペースでモバイル開発チームマネージャー。
PC FMV-830MG/H(仕事用)
携帯電話/PDA(データ通信カードを含む) ソフトバンク705SH
デジタルカメラ リコー「Caplio R5」
ブラウザ Sleipnir
収集ツール(RSSリーダーなど) Bloglines
メールクライアント Outlook
インスタントメッセンジャー 使っていない
よく使うショートカットキー [Alt]+[Tab]
ファイル整理ツール(デスクトップ検索を含む) Lotus Notes
バックアップツール Lotus Notes
検索サイト Google、横断検索ドットコム
Webメール Gmail
ブログ MySpace
SNS MySpace
ソーシャルブックマーキング はてなブックマーク
Wiki なし
影響を受けた人/本/Webサイト 加藤昭吉
座右の銘 Go for it!
手帳/ノート RHODIA
ペン ボールペン、マーカー、Rotring(ロットリング)

マインドマップ、それも紙を用いて仕事のワークフローを書く、意外に使い勝手はよいかも。ガントチャートまで手を出すのはさすがに面倒か・・・。

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Nov 06, 2007

「ドコモ 2.0」の名に恥じない大きな変化


ドコモ 2.0」の名に恥じない大きな変化

11月1日に発表されたドコモの新端末23機種は、携帯電話ビジネスの変化を先取りし、前例を廃して自ら変わるという、ドコモの不退転の決意を感じさせるものだ。ついに内実をともなった「ドコモ 2.0」は、その名に恥じない本物になったと言える。  NTTドコモが11月1日、FOMA 905iおよび705iシリーズによる2007年度下半期の新商品を発表した。詳しくはニュースおよびリポート記事に譲るが、今回の発表数は合計23機種。春商戦向けとなる705iシリーズを“先出し”したとはいえ、ハイエンドモデルの905iシリーズだけで10機種という布陣は、ドコモの本気を感じるに十分な内容だ。

→“VIERA”に“Cyber-shot”、フルワイドVGAにワンセグ、HSDPAを標準装備──ドコモが905iシリーズ10機種を発表
→“amadanaコラボ”や9.8ミリの極薄モデル、7.2Mbps HSDPAなど──ドコモ、705iシリーズ13機種を発表
 さらに今回の905i/705iシリーズは、ラインアップの中身も充実している。

 フラッグシップとなる905iシリーズは、「フルワイドVGA」「HSDPA」「3G+GSMの国際ローミング」が基本性能となり、大半のモデルが「ワンセグ」にも対応した。デザインも多くのモデルがスリムかつスタイリッシュになり、垢抜けた。905iシリーズは、今後2年にわたりハイエンドモデルとして不満の出ない内容だろう。

 さらに注目すべきは、これだけ基本性能の底上げを行っていながら、かつての90xシリーズのように「優等生による“どんぐりの背比べ”」になっていないことだ。高い基本性能の上に、上手にメーカーごとの付加価値機能を搭載し、個性付けを行っている。ドコモおよび各メーカーの商品企画力と開発力は、この1年で一足飛びに進歩した印象だ。「いいモノだけど、つまらない」という、ドコモ停滞期の頃の面影はもはやない。

 一方、スタンダードモデルとなる705iシリーズの内容も野心的だ。こちらは905iシリーズよりさらに個性重視の内容になっていながら、「N705iμ」や「P705iμ」を筆頭に多くの端末がHSDPAに対応している。“HSDPAのスピード”が今期のドコモ端末の大きな魅力であり、不可逆的なユーザー体験をもたらすことを考えると、705iシリーズまでHSDPAを主軸に据えてきたことは意義深い。

 さらに705iシリーズでは、デザイン家電「amadana」とのコラボや、ノキアやLG電子など海外メーカー製端末もラインアップに加えており、従来より幅広いユーザー層のニーズに応えられる内容になっている。

新時代に“前向き”になったドコモ

NTTドコモ 取締役常務執行役員 プロダクト&サービス本部長の辻村清行氏 ドコモの姿勢も変化した。

 今回、905iシリーズだけでなく、春商戦向けの705iシリーズまで発表した真意について問われると、NTTドコモ 取締役常務執行役員 プロダクト&サービス本部長の辻村清行氏は「新たな販売方式(割賦制)が始まる中で、今後の方向性をいち早くユーザーに伝えるため」と即座に切り返した。携帯電話ビジネスの変化を先取りし、前例を廃して自ら変わるという姿勢には、ドコモの不退転の決意を感じた。

 この新時代に前向きな姿勢は、今回の新製品発表前から見え始めていた。10月26日に発表された「新たな販売モデルの導入」である。ここでドコモは、従来からの販売奨励金制度を大きく見直し、基本料金と端末代金を切り離した分離型モデル・割賦制の「バリューコース」を今後の主軸にすると明言した。従来型モデルの延長である「ベーシックコース」も当面は残るが、あくまで「我々(ドコモの)本命はバリューコース。お客様との新たな関係を築いていきたい」(NTTドコモの中村維夫社長)と、その姿勢を明確化している。

 一方、これらドコモの前向きな姿勢と対称的に見えるのが最近のKDDIである。

 KDDIは一連の販売方式の変化に対して、ドコモより先に「au買い方セレクト」を発表。ここで分離型プランの「シンプルコース」を新設したが、割賦制は導入せず、あくまで主力は従来の販売奨励金制度を手直しした「フルサポートコース」と位置づけた。フルサポートコースはauポイントを活用し、ユーザーの不公平感を軽減しながら、キャリア側も販売奨励金の無駄を減らす良策だが、その背景には「(ビジネス構造の)劇的な変化は避けたかった」(KDDI 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏)という理由がある。KDDIは従来路線の延長というソフトランディングプランを選んだのだ。

 また、端末ラインアップを見ても、KDDIの冬商戦モデルはドコモに比べて控えめだ。「au oneガジェット」が新機軸のサービスとして登場したものの、全体的にみれば従来路線のリファインが中心。端末ラインアップは、“新時代仕様”となるRev.A対応のKCP+対応モデルが8機種中3機種しかなく、ワイドVGAやGSM対応モデルも乏しい。筆者の目には、技術革新よりも端末コスト削減ばかりを重視した内容に見える。

 かつてのKDDIは、ビジネスモデルやサービス、採用技術など多くの面で、革新性や先進性が存在した。一時期、日本の携帯電話業界をリードしていたといっても過言ではない。しかし、今期のKDDIにはその積極姿勢があまり見られず、むしろドコモの新時代に臨む姿勢の方が前向きだ。

内実がともなった「ドコモ 2.0」を市場は受け入れるか
 「ドコモは反撃します。他社はぜひ、ご覚悟ください」(NTTドコモマルチメディアサービス部長の夏野剛氏)

 2007年4月、そう高らかに宣言した「ドコモ2.0」だったが、その中身は、反撃の宣言をした割にはパッとしないものだった。新時代を目指し、積極的に変わろうというドコモの姿勢は確かだったのだが、商品やサービス、料金プラン、ビジネスモデルなど“内実”の部分の変化が追いつかなかったのだ。結果として「ドコモ2.0」というフレーズは、掛け声ばかりが虚しく響き、消費者に理念が理解されないまま半年が経過した。

 しかし、今回の新商品と新販売モデルで、新時代を表す「ドコモ2.0」という言葉に内実がようやくともなった。記者会見ではドコモ2.0の新CMが披露されたが、今度はしっかりと具体的で、消費者にもわかりやすい。ドコモ2.0はようやく、その名に恥じない本物になったと言える。

 携帯電話のビジネスと市場は2008年、キャリア・メーカーの垣根を越えて大きく変化する。KDDIの躍進やソフトバンクモバイルの台頭で「一人負け」を喫していたドコモが、生まれ変わり、再びキャスティングボートを握れるか。今年の冬商戦は、その「第一幕」としても注目だ。

半年遅れでやっとDOCOMOも2.0のキャッチフレーズにふさわしい端末のリリースに成功した模様。ただ、ほかの家電やデジタル製品のブランドを冠したものばかりというのがどうも・・・。

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Nov 04, 2007

多様化するゲーム世界――作り手はどこを目指すのか

多様化するゲーム世界――作り手はどこを目指すのか小川陽平(GameSpot Japan)

2007/11/02 23:33
 

新世代機(次世代機)と呼ばれる据え置き型ゲーム機が出そろって約1年。ゲーム業界の変革は収まるどころか、今なお大きなうねりをともなって進んでいる。

 ワールドワイドの市場規模だけでいえば、先行していたXbox 360(全世界累計:約1270万台、以下括弧内すべて)をWii(約1300万台)が追い抜き、当初本命と目されたPLAYSTATION 3(約530万台)がその後塵(こうじん)を拝しているという状況だ。

 特に「ゲーム人口の拡大」を最大のテーマと掲げた任天堂プラットホームの伸びは、これまでのどんなゲーム機の普及ペースよりも早い、異質なものとなっている。

 ソフトウェアパブリッシャー、デベロッパーにとっては、ニンテンドーDSの登場以降、急激に裾野が大きく広がった家庭用ゲーム機市場へどのようにリーチをしていくか、模索が続いた1年だったといえる。

 また、先日発表された「Wiiウェア」の登場により、据え置き型ゲーム機3機種すべてでソフトウェアのダウンロード販売が標準となった。

 これは、任天堂が「ファミリーコンピュータ」で確立した、ソフトウェアのパッケージ販売と「ソフトウェアパブリッシャーがゲームソフトの製造をハードウェアメーカーに委託し製造費を支払う」というライセンスビジネスの、2つのビジネスモデルに新たな柱が加わったことを意味している。

 ダウンロード販売が標準となることにより、ユーザーは欲しいタイトルを好きな時に購入することが可能となった。これは、ソフトウェアメーカーにとってワールドワイドで機会損失のない新たな販路といえる。

 ユーザーからの視点では、携帯型、据え置き型共にネットワークを利用するのが一般的となり、「ゲーム+コミュニケーションができるツール」との認識が広がっている。ヒット作を生むためにはコミュニティ要素をもりこむのが必須になりつつある。

 リアルな友人知人とのみ共有されていたゲーム体験がバーチャルの中でも行われるようになったということは、プラットホームの魅力が「ゲームの質と量」から「ゲームの質と量と共有体験」に変化したということだ。一緒に遊べる仲間は多ければ多い方がいい。つまり、ハードウェアの市場規模がユーザーの利益(=面白さ)に直結するようになった。PCのオンラインゲームやソーシャルネットワークサービス(SNS)などの、ユーザーそのものがコンテンツとなる状況が家庭用ゲーム機にも入ってきたのだ。

 このように、ユーザー層、プレイスタイル、ビジネスモデルなど、ゲームを取り巻く世界が全てにおいて多様化している今、各メーカーは世界中のゲームプレーヤーへ向けてどのようにリーチしていくのか。そして、その先にどのようなエンターテインメントの世界を描いているのか。

 今回、CNET JapanとGameSpot Japanは、ゲームメーカーへのキーパーソンへ上記の質問をぶつけた。そしてそれを「多様化するゲーム世界――作り手はどこを目指すのか」と題した特集記事として、約1カ月にわたって掲載する。

 特集のタイトルで用いている「作り手」という言葉は、ゲームソフトを制作する作り手という意味ではなく、もう少し広義――それはビジネスモデルやブランド、さらには市場そのものを作り上げる人々――の意味として用いている。

 多くの人々が愛してやまないゲームの世界は、今後どのように変革をしていくのか。そして、そのとき我々は、どんなゲームを愛しているのだろうか。

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いつのまにか大きく変容していたゲームの世界。PS3の不振と任天堂の逆襲にばかり目を奪われていたが、よく考えてみるとゲームにネットを掛け合わせることでずいぶんと世界は大きく変わる。

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“Mac安全神話”の終わり?

“Mac安全神話”の終わり?

Macを狙った本格的なマルウェア攻撃が初めて発見された。「MacユーザーはPCのセキュリティのお粗末さを鼻で笑っていたが、もう少し慎重にならなければならない」と専門家は指摘する。 2007年11月02日 12時07分 更新  複数のポルノサイトで、Macでコンテンツを再生するためのビデオコーデックを装ったトロイの木馬が配布されている。これはMacを狙った本格的なマルウェア攻撃が発見された初めてのケースであり、セキュリティ研究者が以前から主張してきた「遅かれ早かれ、Macのセキュリティに対する過信の根拠はなくなる」という予測を証明するものでもある。

 「(不審なWebサイトにアクセスして感染したユーザーが)Macを使うようになった。ほとんどのマルウェアの標的はWindowsだからだ。けれどもすぐ、どのOSを使っているかは問題でなくなるかもしれない」とSymantecの浜田譲治氏は11月1日のブログエントリで述べている。

 米Sunbelt SoftwareとMacセキュリティソフトを手掛ける米Integoは、不正な細工をしたポルノ写真を配布するサイトにユーザーを誘導しようと、多くのMacフォーラムに大量のスパムメッセージが投稿されていると警告している。これらの写真は有名なポルノビデオから作成したもの。Macユーザーがビデオを見ようとして写真をクリックするとサイトに誘導され、QuickTime Playerでは再生できないというメッセージが表示されて、新しいコーデックをダウンロードするよう指示される。

 Sunbeltは、この偽のコーデックはTrojan.DNSChangerの一種だと報告している。以前からWindowsユーザーを苦しめていたマルウェアだ。Symantecセキュリティ対策チームはこれを確認し、この脅威をOSX.RSPlug.Aとして検出したと付け加えた。

 Integoの説明によると、ページをロードした後、ディスクイメージ(.dmg)ファイルがユーザーのMacにダウンロードされる。ユーザーがSafariブラウザの「一般」設定で「ダウンロード後、“安全な”ファイルを開く」をオンにしているか、ほかのブラウザで同様の設定にしている場合、このディスクイメージがマウントされる。この.dmgファイルには、インストーラを起動するインストーラパッケージが含まれる。

 あるいは、ユーザーがコーデックをインストールするには、この.dmgファイルをダブルクリックして、パッケージファイル「install.pkg」をダブルクリックする。

 ユーザーがインストールを続けると、トロイの木馬がインストールされる。インストールには管理者パスワードが必要で、このパスワードはトロイの木馬に完全なroot権限を与える。実際はビデオコーデックはインストールされず、ユーザーが再度ポルノサイトを訪れると、もう一度不正なファイルがダウンロードされるだけだ。

 このトロイの木馬は高度な手法を使っており、scutilコマンドでMacのDNSサーバを変更する。変更された不正なDNSサーバがアクティブなときに、Webリクエストを乗っ取って、eBay、PayPal、銀行などのアカウント情報を要求するフィッシングサイトか、ほかのポルノサイトの広告を掲載したページにユーザーを誘導する。「前者の場合、ユーザーは本物のサイトだと思ってユーザー名やパスワード、クレジットカード情報、口座番号を入力し、個人情報を盗まれてしまうかもしれない。後者の場合は、もっぱら広告収入が目当てのようだ」とIntegoはプレスリリースで述べている。

 Mac OS X 10.4を走らせている場合、GUIで変更されたDNSサーバを表示する方法はない。バージョン10.5の場合は、「Advanced Network」設定で表示できるとIntegoは説明している。ただし、トロイの木馬がインストールしたDNSサーバは薄く表示され、手動で削除できない。Integoは旧版のMac OS Xをテスト中であり、これらのバージョンにもscutilコマンドがあるため、脆弱である可能性が高いとしている。

 このマルウェアは、不正なDNSサーバがまだアクティブかどうかを常にチェックするroot crontabもインストールする。ネットワークロケーションを変えるとDNSサーバも変わる可能性があるため、そのような場合に、不正なDNSサーバがアクティブサーバのままであることを確認するとIntegは解説している。

 heise Securityのヨーガン・シュミット氏は、このマルウェアは同社が最近発見したLeopardのファイアウォールのセキュリティホールに関連していると語る。ユーザーが偽のビデオコーデックをインストールすると、Leopardシステムのリモート攻撃を可能にするバックドアがインストールされる。この場合、Leopardシステムの前にハードウェアファイアウォールを設置していなければ、外部からの接続をすべて遮断するようLeopardのファイアウォールを設定していても、リモート攻撃が可能という。

 シュミット氏は、このトロイの木馬は、おそらくはユーザーの国に応じて別のバージョンを提供しており、各国特有の偽装をしていると指摘する。「何度もディスクイメージをダウンロードする点が、複数のバージョンの存在を示している」

 Matasano Securityの創設者トム・プタセク氏は、今回のMac攻撃は大きくはないが現実の脅威であり、Windowsユーザーが日々直面している昔からのシナリオと同じだと語る。

 とは言え、これが「兵器化された」最初のMac OS Xマルウェアであることを考えると、興味深い話ではある。腕自慢が目的の以前のMac OS Xマルウェアと違って、今回は金銭が目当てだとプタセク氏は言う。Windowsの世界で昔からある話と同じだ。

 当然ながら、セキュリティ界には「だから言ったのに」的な警告が少なからずある。「前々から、MacユーザーはPCのセキュリティのお粗末さを鼻で笑っていた。だがそうした横柄な態度は(歴史を見れば分かるように)明らかに危険だ。誤った安心感を作り出すからだ。今やMacユーザーはもう少し慎重でなければならない(ポルノを見たいときはすぐに見たいからだ!)。セキュリティが不十分なLeopardがリリースされ、われわれは、Macユーザーでも、人間の愚かさ、もといソーシャルエンジニアリングに対する完ぺきな対策はないと気づいている」とSunbeltのアレックス・エッケルベリー社長は10月31日のブログエントリで述べている。「断っておくが、われわれは多くのコンピュータを持っており、その中にMacも1台ある。わたしはMacが好きだ。尊大な態度はあまり気にしていない」

 だがプタセク氏は、「Matasanoは、Mac OS X用のウイルス対策ソフトを買う人を笑っている」というこれまでの主張を改めて述べている。今回のトロイの木馬の出現でそれが変わることはないという。

 「Leopardを標的とするマルウェアは実質的にはない。2007年に100種を超えるRSPlugが見つかったとしても、マルウェア市場におけるMac OS Xのシェアは、リアルワールドのMac OS Xの市場シェアと同じ道はたどらないだろう」(同氏)

マルウェアというものがずいぶんややこしい仕組みで導入されていることがよくわかる。こういう高度な技術がプラスの方向に導入されないのは少々悲しい話だ。MACも相応にメジャーになって今後この手のRISKとも付き合っていかなければならないことがユーザーもわかってくる?

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Nov 03, 2007

残したメモを無駄にしないためには?【解決編】

残したメモを無駄にしないためには?【解決編】

いろいろなところにメモを取った結果、あとで見つからなくて困ったことはないですか。重要なのはメモを一元化すること。そのためのツールとして、オンラインサービスの「Femo」を紹介します。 2007年11月02日 22時51分 更新 今回の課題 残したメモを無駄にしないためには?

 コツ:オンラインに一元化して後で読み返す仕組みを作る

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相づちで会話を盛り上げるには【問題編】 分かっていてもなかなかできないことの1つに、メモの一元化があります。例えば、電車での移動中や退屈な会議中などに、ふと思いついたちょっとしたアイデア、あなたはどうしていますか?

 電車の中であれば携帯電話を使って自分宛てのメールでメモをする、という方法が考えられます。この方法であれば、混雑した車内であっても片手でできるでしょう。しかも、日時も併せて記録されますし、電子データになりますからあとから検索する上でも好都合です。

 退屈な会議中はどうでしょう。自分のノートPCを持ち込めるような会議であれば、使い慣れたメモソフトを使えるので問題ありませんが、そうでない場合は、紙とペンを使うことになります。手帳やノート、あるいはロディアなどのメモ帳を使うことになりますが、持ち合わせがなければ、手元にある配付資料の余白や裏面に書くことになるでしょう。

 PDAを使うという手もありますが、紙とペンを使うことに比べて目立ちますので、状況によっては難しい場合もありそうです。

 以上、電車の中と会議中という2つのシチュエーションにおける複数のメモ手段を見てきました。いずれも思いついたアイデアを“捕獲する”という第1ステップはクリアできていることが分かります。でも、捕獲したアイデアを活用するという第2ステップについては解決すべき課題があります。すなわち、あちこちにメモが散逸しているために、

確かどこかに書いたはずなんだけど、どこに行ったかな……?
 という「メモを探す時間」を発生させてしまうのです。これを防ぐ唯一の手段がメモの一元化です。とはいえ、アイデアは足が速いために、まずは捕獲することが優先されがちです。つまり、あとから活用しやすいかどうかという視点は後回しにされやすいのです。

 今回はこの課題について考えてみます。

徹底した一元化と定期的な振り返り
 メモを一元化することで、探す時間を最小限に抑えられるというメリットが得られます。メモは自分で決めた特定の場所にしかないために、そこを探して見つからなければ「ない」と断言できるのです。

 一元化していない場合は「どこか別の場所にあるのではないか?」という疑念がつきまといます。その疑念が晴れるまで、「探すモード」から抜け出せなくなるわけです。

 また、あとから活用しやすくするためには、どんなメモをストックしているのかをざっくりとでもいいので把握しておく必要があります。これは、冷蔵庫に新鮮な野菜をストックする時の状況に似ています。安いからといって、あるいはおいしそうだからといって、手当たり次第に買ってきて冷蔵庫に詰め込んでいっては、何をいつ使うかという見通しがつきづらくなり、一部の野菜は賞味期限切れとなって、結局無駄になってしまうでしょう。

 これを防ぐためには、把握しきれる程度の量にストックを抑えるか、賞味期限の近いものだけを取り出せるような仕組みを活用することです。そのためには、定期的に“棚卸”をする必要が出てきます。

「Femo」を使う
 徹底した一元化と定期的な振り返りの2つを実現するためのツールとして、筆者が最近使い始めたのが、FemoというWebサイトです。まだβ版ですが、次のような特徴があります。


基本は非公開(プライベート)メモとして使える(メモごとに公開・非公開を選べる)
タグを利用してメモを用途別や内容別に分類できる
ショートカットキーが豊富に用意されている
メモのタイトルをクリックするだけでメモの本文を編集できる
カレンダーの日付をクリックするだけで日別でメモの整理ができる
 情報収集の過程で、携帯電話のメールや手元にあった紙を使ったとしても、最終的にFemoに集めるようにすることで、メモの一元化が図れます。もちろん、最初は面倒に感じられるかもしれませんが、一元化の努力を通して、「ここになければほかにはない」という感覚を味わうことができれば、それが当たり前になるはずです。

 また、タグを活用することで、特定テーマのメモだけを抽出して表示できるようになるため、たくさんのメモがあっても、見通しがつきにくくなることは少ないでしょう。

 さて、これらの特徴を見て、すぐに「Wikiに似ている」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、Wikiに近いのですが、4と5の特徴がFemoをFemoたらしめています。これらについては、次回に詳しく見ていきます。

一元化と検索性が大事とはまさにそのとおり。とはいえ、紙の一覧性も捨てがたい。PCだと起動しなければならないところがやはりかったるい。とはいえ、情報を再利用しようとすると電子化も欠かせない。なかなか決定打がない・・・。

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Nov 02, 2007

再利用可能なコンテンツを探す6つの方法

再利用可能なコンテンツを探す6つの方法

クリエイティブ・コモンズで提供されている写真や映像を効率よく検索できるサイト、GNUフリー文書ライセンスのPDFを検索する方法などを紹介。(Lifehacker) 2006年09月11日 15時40分 更新  自分がデザインしているパンフレットに画像を1点加えたい。それも今すぐに。だが勝手に他人のクリップアートに手を出せば、著作権違反に問われてしまう。クリエイティブ・コモンズのような組織、GNU Free Documentation Licenseのようなライセンス、そしてパブリックドメインのおかけで、そんな心配をせずにダウンロードして再利用できる、無料の写真、楽曲、映像、文書がたくさん存在している。

 今回は、新学期を迎えるに当たって、あるいは強力なマルチメディアプレゼンテーションで上司を圧倒したい人のために、Web上で、合法的に再利用できるコンテンツを見つけ出す方法を6つ紹介しよう。

1. Creative Commons Search
【映像、音楽、画像、文書】
 クリエイティブ・コモンズ(CC)は最近、タブ形式の検索インタフェースを公開した。CCライセンスで提供されているFlickr上の写真、Yahoo!やGoogle上のあらゆる種類のファイル、Blip.TV上の動画を検索できる(ただし再利用に踏み切る前に、その写真に修正を加えていいのか、商業利用は可能か、帰属を示す必要はあるかなど、どの条件のCCライセンスかを確認すること)。

2. Wikimedia
【映像、音楽、画像、文書】
 ユーザーによって編集されているWikimedia Commonsには、無料かつ修正が可能で(商用の場合でも可)、ユーザーによって分類・タグ付けされたコンテンツが70万点以上そろっている。自分のブログに月の写真を使いたい? Wikimediaの検索ボックスで「Category:Moon」と打ち込めばいい。

3. CCHits、CCMixter
【音楽】
 CCHitsとCCMixterには、CCライセンスの楽曲がある。ポッドキャスト、リミックス、iMovieでの利用などが可能(同じく無料だが、必ずしも再配布のためでない音楽を探すなら、Web上で無料の音楽を探す方法を紹介したLifehackerのこの記事をご参考に)。

4. EveryStockPhoto
【画像】
 あまたあるストックフォト提供サイトの中で、筆者がLifehackerでの投稿にちょっとしたアクセントを付けるため足しげく通っているのがEveryStockPhoto。ここには、幾つかの無料ストックフォト提供元から集めた再利用可能な写真があり、筆者はここで画像を探して失望したことがほとんどない。

5. Google
【画像、文書】
 Googleには再利用可能コンテンツを探す場合の検索オプションがある(Yahoo!にもある)が、いわゆる普通の検索テクニックを使うこともできる。例えば「time map」という語を含んだCCライセンスのExcel文書を探したいなら、以下のように検索をかけてみよう。

filetype:xls time map "this work is licensed under a Creative Commons"

 (ところで、自分が作ったOffice文書をCCライセンスで提供したい人は、Creative Commons Microsoft Office Add-inを使うといい。)

 同様に、GNU FDLで提供されているPDF文書を探すなら、以下のようになる。

filetype:pdf "published under the GNU Free Documentation License"

6. Public Domain Torrents
【映像】
 A級およびB級映画のコレクションをBitTorrent経由でダウンロードできるサイト。自主制作映画にちょっとしたスパイスを加えたいとき、「ジキル博士とハイド氏」や「トムとジェリー」のクリップなどを使うといい。

 皆さんは自分の映像、ブログ、PowerPointプレゼンテーションにあしらいたいメディアをどこで探しているのだろうか。lifehacker.comへのコメントやメールで教えてほしい。

これだけ声高にコンプライアンスを叫ばれると、公的な文書作成にもずいぶん注意が必要にな。そんなときにこんなSiteは便利だな。

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Nov 01, 2007

HD DVD-Rが売れなくなっても困らない」 「HD Rec」が仕掛ける「新しい競争」

ニュース
「HD DVD-Rが売れなくなっても困らない」 「HD Rec」が仕掛ける「新しい競争」

HD Rec対応レコーダーで「普通のDVDで安価にフルHD保存」という「新しい競争原理」を持ち込もうとする東芝。仮にHD DVD-Rが売れなくなっても「困らない」という。「BDは困るかもしれないが」という東芝の主張は。 2007年10月31日 20時53分 更新 RD-A301 現行DVDをHD DVD-VRでフォーマットし、MPEG-4 AVCでフルHDを記録できるようにする「HD Rec」に対応した「RD-A301」を東芝が年末商戦に投入する。ユーザーが安価なDVD-Rに流れ、次世代メディア普及のブレーキになる可能性もあるが、東芝は「Blu-rayは困るかもしれないが、HD DVDは困らない」という。

 容量などを競ってきた次世代DVDレコーダー戦争だが、東芝がHD Recで仕掛けるのは「既存の安価なDVDメディアにフルHD保存」という「新たな競争原理へのシフト」だ。

 東芝デジタルメディアネットワークス社DAV商品企画部 商品企画担当 グループ長の片岡秀夫氏は「消費者にとって大切なのは、フルHD番組を安価に残すこと」と指摘し、新しい競争原理の導入で「消費者不在の競争から脱却する」という。


 HD Recは「普通のDVD」にもフルHD保存できるようにする技術で、東芝主導でDVDフォーラムに提案して策定された。BD陣営は同様に「AVCREC」を策定したが、両規格に互換性はない。


 片岡氏によると、安価な現行DVDによるフルHD保存というソリューションを導入しても「HD DVDは困らない」。というのは(1)DVD-R/RW/RAMはDVDフォーラムの規格だから困らない、(2)HD DVD-RはDVD-Rと同じ製造ラインを毎日切り替え可能な規格であり、つまり4.7G/8.5Gバイト(DVD)と15G/30Gバイト(HD DVD)は「単なる容量違い」になる──ためだという。

 東芝が強調してきた、HD DVDメディアが現行DVDと同じラインで製造できるというメリットがここで生きてくるという。対応機器が普及すればコストダウンもしやすくなり、いずれHD DVD-Rも売れるようになる、という図だ。「HD DVDの参入しやすさというメリットが、HD Recで明らかになる」(片岡氏)

 一方、BD陣営がAVCRECを導入した結果、ユーザーが現行DVDを利用し、BD-Rメディアが売れにくくなると、「BDは新規に製造ラインを作らなければならない規格のため、BDメディアのコストダウンは厳しくなる」という。つまり現行DVDへの安価なフルHD記録という「新たな競争」に持ち込めば、「BDは困るかもしれない」と東芝は見ているようだ。

「本格普及は600Gバイトで10万円」

新製品を発表する藤井上席常務(右) 「次世代DVD戦争を今年中に終わらせると言ったが、撤回する、もう少し長い目でHD DVDをプロモートしていきたい」と話した藤井美英上席常務(東芝デジタルメディアネットワークス社社長)によると、新製品の目玉はHD Recと価格。「期待の値段で出す」と、実売予想価格は当初から10万円を切る可能性もある戦略モデルだ。

 ただ、「次世代レコーダーをどういう層に普及させていくのかは難しい」とも認める。大容量HDD搭載のDVDレコーダーを購入して間もないユーザーも多いと見ており、買い替え需要はそうすぐには喚起できないとも見ている。

 RD-A310のHDD容量は300Gバイトだが、「600Gバイトで10万円切るのが本格的な普及の時期では。今回は300Gバイトだが、ヘビーユーザー向けに600G~1Tバイトで早く出していきたい」と語った。

関連キーワードHD DVD | HD Rec | 東芝 | フルHD | AVCHD

価格的にも機能的にもずいぶんこなれてきたのは事実。東芝の工夫もなかなかのもの。ただ、ハイビジョンで映像を残すという意味がまだまだ身近ではないわな・・・。

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