« March 2007 | Main | May 2007 »

Apr 30, 2007

新聞が背負う「われわれ」はいったい誰なのか

新聞が背負う「われわれ」はいったい誰なのか


弱者のための新聞」?
 しばらく前、知人の毎日新聞幹部が、「都市型新聞を目指したって朝日、日経に勝てるわけがない。だったらうちは徹底的に『弱者のための新聞』を目指すしかないんだ」と言っていたことがあった。
 たしかに最近の毎日の紙面を見ていると、このような方向性に進みつつあるのかと思うこともある。世間の潮流からこぼれ落ちてしまった部分に、とにかくこだわっていこうという姿勢であり、弱者に光を当てていこうという視点の持ち方だ。その姿勢、視点はジャーナリズムとして正しいあり方のひとつだろうと、私は個人的には受け止めている。

 しかしここで気になってくるのは、そのような視点を持った場合、記者という個人もしくは毎日新聞編集局という組織が、どのような立場でそれらの記事を書くのかという立ち位置の問題だ。毎日記者は、決して弱者ではない。新聞業界の中だけで見れば「他社より給料が安い」「人手不足で仕事がきつい」と弱者的立場に自分を仮託している毎日社員も少なくないようだが、しかし社会全体の中で見れば、当たり前の話だが、決して弱者ではない。年収で言えば、おそらくサラリーマンの平均年収ははるかに超えているはずだ。そういうエリート的な立場にいる毎日記者という個人としての存在、あるいは全国紙の一角を担っている毎日という新聞組織は、どのようにして弱者の視点に立とうとしているのか。そこの問題が問われているように思える。

 毎日の記者は、おそらく弱者に自分自身を仮託して記事を書いているのだろう。しかしもし、今後も毎日が<われわれ>を背負っていくのだとすれば、その「仮託」そのものが、真正なのかどうか――つまり記者が勝手に想像した架空の弱者ではなく、本当の弱者に常に近づける作業をできているかどうか――という検証を、つねに行っていかなければならない。そうしなければ毎日は「弱者のための新聞」ではなく、「弱者のふりをした新聞」になってしまう。

毎日記者の中にも危機感は強い
 今回の事件は、新聞が仮託している<われわれ>は、いったいどこに存在する視点なのかという問題を、顕在化させたように思われる。格差社会化、ネット社会化の中で、マスメディアのこの問題は今後ますます重要になってくるように思われる。これからますます人々の立ち位置は分断され、クラスター化し、言論そのものもマイクロコンテンツ化していくであろう中で、毎日新聞はどの「われわれ」に依拠しようとしているのだろうか?
 実のところ、毎日新聞社内でも若手記者を中心に、そうした状況に対する危機感は広がっている。今回の一連のエントリーを公開した後、何人かの記者からメールをもらった。たとえば、次のような内容。

驚いたのは、(ネット君臨の)社内でのネット企画の評価が高いことです。1月4日付「開かれた新聞委員会」でもベタボメしていましたが、いつも辛口の「紙面審」でも高く評価されていることです。最初は売るため、毎日インタラクティブにアクセスさせるための「釣り」ではないかとすら思いましたが、社の幹部や一線記者が真剣に取材して、あのレベルしかできなかったという現状は慄然とします。新聞は中学生にも分かる内容にしろと言われており、難しい技術用語をのせるのはなかなか困難です。しかし、それとこれとは別問題でしょう。
 また、次のような内容のメールを送ってくれた人もいた。

もう今までの高慢な姿勢とやり方では我々はもたない、そう感じています。それでもやっぱり、読者と対等な視線に立つのは怖いし、そんな付き合い方を読者としたら体力が持たぬから、こちらのルールと土俵に引き込んで「リアルな世界で責任取るべし」と浴びせ倒しの技をかけるしかないのかしらね。庶民をミスリードしないように、ちゃんと『リード』して俺たちが歴史をデッサンするんだ、という裸の王様になり始めているのにね。そもそもリアルって何でしょうね。読者からクレームが来てもかわしたり、すかしたり、回したり、あきらめさせるように疲れさせたり、とどのつまりは最終兵器の組織力やエスタブリッシュなお友達のネットワークを駆使して組織防衛を図る我々のリアルな嘘も、そろそろ限界かもしれません。
 こういう見方をしている毎日記者も少なくないことを、お伝えしておきたいと思う。

 世の中の分断がこれだけ進んでくると新聞も最大公約数的なオピニオンで紙面をまとめるというのは困難なのは確かだろう。NYタイムズのオプエド欄のように意見を戦わせる場を作るとかの工夫で乗り切れないものだろうか。確かなのは今までと同じ紙面では、やはり読者をKEEPすることはできないのではないか?
 しかし、新聞ですらこんな状況なのに、政党が2つだけ。それも対立軸がはっきりしないという現状では政治が盛り上がるとは到底思えん。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 29, 2007

「5分喋れば長電話」「お風呂でメールは当たり前」--今どき若者のケータイ事情

「5分喋れば長電話」「お風呂でメールは当たり前」--今どき若者のケータイ事情村上勇一郎

2007/04/26 13:56


 

インターネットが世の中に定着して久しいが、PCからインターネットに触れた人と、ケータイからインターネットに触れた人とではその利用方法に大きな違いがあることをご存知だろうか。PCからインターネットに入った人に、今の若手作家がケータイのみを使って340ページもあるケータイ小説を丸々書き上げた、などと言ったら卒倒するであろう。

 “キーボード文化”と“親指文化”のジェネレーションギャップと言ってしまえばそれまでだ。しかし、我々が世に打ち出したiモードサービスも今年で8年目を向かえ、導入当初は中学生だった若者も、気付けば今年社会人1年生である。その世代がこれからの社会にどんどん進出してくることを思うと、彼らのリアルな利用方法を知ることは、今後のビジネスの展開を考える上で重要なヒントを得ることになるかもしれない。

ケータイだけでインターネットをする人はPCを上回る 少し古いデータで恐縮だが、2006年に総務省が発表した統計資料によると、「PCのみからインターネットにアクセスする人」を、「ケータイのみからアクセスする人」が上回った(最も多いのは両方を使ってインターネットにアクセスする人)。

図1.個人が利用するインターネット利用端末の種類(2006年、出典:総務省)
 また、ケータイキャリアが導入したパケット定額制が若年層に普及したことにより、若者の間に新たなケータイの利用方法が出始めてきている。NTTドコモユーザーのパケット定額制利用比率は全体で見ると40%程度だが、驚くべきことに、自分名義で契約している10代に限ると過半数を大幅に上回るユーザーがパケット定額制の加入者となっているのが現状である。

 PCインターネットが、ブロードバンド通信が普及することによって大きな発展をしたように、ケータイインターネットはパケット定額制が普及することによって大きく発展している。

若者の驚くべき認識:「長電話は何分?」 ひと昔前まで、長電話の定義を聞いたら「1時間から2時間」と答える層が最も多かったであろう。しかし、翌日の腕の筋肉痛の原因が長電話の結果であるなんて今の若者が聞いたら、驚くかもしれない。

 2006年、弊社の調査でケータイを使う若者に長電話の定義をアンケート調査したところ、「5分」という回答が最も多かった。ここからは、若者のコミュニケーションの手法が短縮化してきていることがうかがえる。

 これはパケット定額制の普及で、「パケット通信=使い放題(安い)」「音声通話=有料(高い)」の認識となっていることが 要因として挙げられる。「長電話といえば1時間ぐらいでは?」と聞いてみると、「だってメールで事足りるじゃん」「しかも メールに記録も残るし」と言う。いやはや現代の若者は合理的である。

 5分で長電話とはねえ・・・。固定電話で1時間くらい平気で話していたのと比べると隔世の感あり。まあ、確かにメールで用は足りるだろうし、そのメールで1時間の会話分くらいの情報を送ろうとすればそりゃ親指は発達するわ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Apr 28, 2007

久夛良木氏退任でPS3の失地回復を目指すソニー

久夛良木氏退任でPS3の失地回復を目指すソニー

米国では「ゲーム界のグーテンベルグ」とも言われた久夛良木氏の退任について、PS3の立ち上げ失敗からの立ち直りを目指し、体面を保つための解雇だとの見方も出ている。 2007年04月27日 16時23分 更新 カリフォルニア州サンノゼ(Associated Press)  ソニーの主力ゲーム機「プレイステーション」の生みの親が、6月で退任する。同社はゲーム業界の独占状態を維持し、エレキとエンターテインメントにおける草分けの名声を復活させようとして苦戦中だ。

 ゲーマーの間で象徴的な存在である久夛良木健氏(56)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)会長兼グループCEOの職を退く。ソニーが4月26日に発表した。後任には、平井一夫社長兼グループCOOが就任する。

 久夛良木氏は2006年12月にSCEの社長を辞任し、経営の一線からは退いたが、会長兼CEO職にはとどまっていた。

 久夛良木氏が生み出した最新作のプレイステーション 3(PS3)は2006年11月に登場したが、生産が追いつかないという失態に見舞われ、600ドルという値段にも一部のソニーファンから高過ぎるとのクレームが付いた。過去数カ月の間、ソニーは売り上げを伸ばすため、ゲームタイトル無料提供などの販促戦略に訴えていた。

 ソニーは、若い男性を中心としたいわゆる「ハードコア」ゲーマー以外へのユーザー拡大でも苦戦している。ソニーの製品が女性や低年齢層、高齢層に関心を持ってもらえず、結果として市場シェアが縮小していることに対し、投資家からは数四半期前から不満が出ていた。

 2006年後半、任天堂が競合ゲーム機の「Wii」を約250ドルで発売したことにより、ソニーのユーザー層が限られているという問題が浮き彫りになった。Wiiは手首に取り付ける小型コントローラ付きで、グラフィックスのリアルさという点では不十分。しかし少女や母親、高齢者など、自分がゲーム好きだなどと思ったこともないユーザーの間で予想外のヒットとなった。

 2006年12月31日までにソニーが世界で出荷したPS3は184万台。一方、任天堂は319万台のWiiを販売した。

 宿命のライバル任天堂に敗れたことが引き金となり、ソニーのハワード・ストリンガーCEOは復活に向けた取り組みを強化。11月には久夛良木氏を降格させ、経営責任をはぎ取った。ストリンガー氏はウェールズ出身で、国外出身者として初めて同社CEOに就任した人物。

 ソニー幹部は26日の発表内容以上のことはコメントしない方針だ。

 Sony Computer Entertainment America広報のキンバリー・オツマン氏は談話で次のように述べている。「久夛良木氏はしばらく前からこの決定について考えていたと述べている。ソニーとSCEは今後も幅広い観点から久夛良木氏の助言とアイデアを求め、引き続き同氏の夢の実現を最大限にサポートする」

 Time Magazine誌が2004年、「ゲーム界のグーテンベルク」と名付けた久夛良木氏は、6月19日付で退任する。その後はSCEの名誉会長となり、ストリンガー氏の上級技術顧問を務める。

 久夛良木氏は顧問の職にとどまるが、米国のゲーム専門家の中には、今回の退任は対面を保つための解雇であり、PS3立ち上げの失敗から立ち直ろうとするストリンガー氏の取り組みだったかもしれないとの見方もある。

 「ソニーは大々的に宣伝しておきながら十分な量を供給できなかった」と指摘するのは、調査会社IDCのゲームアナリスト、ビリー・ピジョン氏。「ソニーは自社のユーザー層が先細りしていることに気付かず、もっと幅広い層にアピールしてユーザー層を拡大することをしなかった。その代わり、真っ先に買ってくれる18~32歳の男性層にアピールするという昔ながらの戦法に出た」

 ゲーム部門の人事刷新は、ソニーが全社的な問題を抱える中で断行された。

 どん底に陥ったのは2006年10月。世界で960万個のノートPC用リチウムイオンバッテリーリコールに見舞われ、ソニー経営陣が謝罪を余儀なくされた。これは極小の金属片が誤ってバッテリーの中に入り込んだことが原因で、ごくまれに、回路がショートして発火する問題が起きた。

 このリコールとPS3の問題が相まって、同社は3月31日までの年度の利益予想下方修正を強いられた。

 リコール前からソニーの将来展望は波乱含みだった。同社は一世を風靡(ふうび)したウォークマンのメーカーだが、その後はけた外れの大ヒット商品を生み出せずにいる。携帯音楽プレーヤーでの首位の座は、AppleのiPodに明け渡した。

 しかし、投資グループMotley Foolの共同創設者、デビッド・ガードナー氏は、最も許せないのはPS3立ち上げの失敗だったと振り返る。

 同社は何年もの間、プレイステーションの売り上げに支えられていたが、エレクトロニクス製品は利益率の極端な低迷で足を引っ張っていた。PS3が登場した時は、値段の高さと優れたゲームに乏しいことが原因で、コンシューマーにそっぽを向かれたり購入を先延ばしにされた。

 ソニーは秋にはPS3向けの独自ゲームを増やす予定だが、それまでにWiiとMicrosoftのXbox 360の販売はもっと伸びそうだ。

 この分野の財務アナリストで、熱烈なゲームファンでもあるガードナー氏は言う。「プレイステーションは同社のキラー製品だったが、PS3で唯一優れた独自タイトルといえば『RESISTANCE(レジスタンス) ~人類没落の日~』だけだ。まったくイライラする。誰に責任があるのか分からないが、これは同社が最近犯した中で最大の、最も壊滅的で明らかな過ちだ」

SONYはPS3をどのようにしていくのか全く見えてこない。いまの売上が低迷していることに加えて将来像が見えてこない点が株主も苛立ちを感じるところではないか??まあ、打てる対策もそうそうあるようには思えんが・・。

| | Comments (98) | TrackBack (52)

Apr 27, 2007

写真で見る、最新関西PiTaPa事情

写真で見る、最新関西PiTaPa事情

共通ICカードでPASMO/Suicaよりも先行している関西エリア。関西圏の私鉄・バス各社の路線で共通利用できる「PiTaPa」は、乗車券以外にもさまざまな利用が進んでいる。宅配ロッカー、駐輪場など、PiTaPaを利用した各種サービスを紹介しよう。 [神尾寿,ITmedia] powered by newsing

 関西の私鉄・バス事業者を中心に採用されている「PiTaPa」(4月20日の記事参照)。同サービスはFeliCaを使ったIC乗車券システムでは珍しく“ポストペイ(後払い)方式”を採用しているほか、電子キーなど様々な応用サービスも展開している。

 本記事では、関西におけるPiTaPa最新事情を写真とともにお届けする。


PiTaPaカード
PiTaPa利用エリア
宅配ロッカーからそのまま発送。ポス・ポーター
 電車やバスでショッピングに行くと、憂鬱なのが、帰宅時の荷物が増えることだ。帰りに荷物を持ち帰るのが面倒で、“クルマでショッピング”を選ぶ人は多いだろう。

 電車やバスで出かけるのはいいが、増えた荷物を持ち帰るのは大変。そのようなニーズを狙ったPiTaPa活用サービスが「ポス・ポーター全国発送便」である。


ポス・ポーター

 このサービスは、駅や商業施設にある専用ロッカーに荷物を入れておくと、それを自宅など指定した住所に郵便公社の「ゆうパック」で届けてくれるというもの。駅ロッカーとゆうパックの組み合わせとしては、ロッカーでゆうパックを“受け取れる”「ポストキューブ」があるが、ポス・ポーターはその逆でロッカーからゆうパックを“送れる”ものだ。運営はポストキューブと同じエックスキューブが行っている。

 「ポス・ポーターの前身は、今年1月にNEDO(独立行政法人 新エネルギー産業技術総合開発機構)の助成で行った社会実験“レール&ショッピング手荷物お届けサービス”です。実験では空港や駅など6カ所にロッカーを設置したのですが、そこでの利用実態を踏まえて、今年3月から商用サービスに移行しました。将来的には設置駅を増やすほか、PiTaPaが使える商業施設にも置いていただければと考えています」(スルッとKANSAI、PiTaPaビジネスサークルコアリーダー執行役員の松田圭史氏)

 ロッカーから無人で荷物を発送するというと、不法品の発送などに使われないかという懸念もあるが、そこは複数の個人認証システムで不正利用を防いでいる。

 まず、ポス・ポーターで発送手続きをするには、指定された電話番号に自分の携帯電話から電話をかけて、発信者番号を登録しなければならない。支払いはPiTaPaのみなので、PiTaPaカードのIDも記録される。さらに操作パネルの上部には小型カメラも取り付けられており、利用者の顔が記録される仕組みだ。

 「セキュリティや不正利用の防止という点では、PiTaPaカードを使うメリットが大きい。PiTaPaはポストペイですから、発行時に本人性確認と与信をしっかりと行っています。現金のように匿名性がありません」(松田氏)

 他のFeliCa決済を見ても、SuicaやPASMO、Edyはプリペイド(前払い)であり、本人確認なしで使える無記名式カードがある。カード自体にはIDがあるが、それが個人情報と紐づけられておらず、現金同様に匿名性があるのだ。ポス・ポーターはポストペイでカード発行時に本人確認をしているPiTaPaやiD、QUICPayなどといったFeliCaクレジット向けのサービスと言えるだろう。


ポス・ポーターでは携帯電話番号とPiTaPa決済で個人確認をし、ロッカーに入れた手荷物を全国どこでも発送できる。ロッカーの利用状況は最寄りの郵便局がオンラインで確認しており、定期巡回のほか、ボックスが満杯になると臨時で荷物の回収を行う

有料駐輪場でもPiTaPaが使える
 都市部の駅において、自転車の駐輪対策は重要な課題だ。通勤・通学の利用者は定期契約の駐輪場利用を促すとしても、不定期で駅と電車を使う自転車利用者の駅前駐輪も多い。

 PiTaPaを採用する阪急電鉄などは一部の駅で、駅前に有料駐車場を設置。その支払い方法として現金のほかにPiTaPaが利用できるようにしている。

 「駐輪場の利用料は6時間以上で100円と安いですから、現金決済だとどうしても小銭を取り扱うことになります。PiTaPaはそういった少額でもキャッシュレスで支払えますから、利用者の利便性向上につながります」(阪急電鉄都市交通事業部本部都市交通計画部調査役の片岡孝視氏)

 なお、各鉄道会社では駅前駐輪の問題を「鉄道会社として取り組まなければならない課題の1つ」(片岡氏)と見ており、それ自体で利益を出すことは考えていない。PiTaPa対応の狙いは、利便性を向上することにより少しでも駐輪スペースの利用を促進することだ。


PiTaPa対応の駐輪場。現金も利用できるが、6時間100円と安価なので小銭が発生しやすい。キャッシュレスのPiTaPaの利便性が表れる用途といえる

コンビニ、スーパーでも利用拡大
 PiTaPa決済は駅ナカのコンビニや周辺スーパーでの導入も増えている。これらの店舗では、売り上げ拡大効果がすでに現れており、加盟店にとってのメリットになっている。

 例えば、高級スーパーマーケット「成城石井」の梅田店では2004年10月からPiTaPa決済に対応しているが、1日あたりの利用件数は平均300件前後、多い時には350件に上り、これは決済件数全体の10%弱になっているという。

 「PiTaPaの利用件数は年々伸びていますね。うちではクレジットカードもサインレスで使えるのですが、すでにPiTaPaの方が(利用率で)クレジットカードを上回っていますね。また店舗側から見ると、客単価上昇の効果が大きい。平均すると客単価は(現金決済よりも)2割強は上昇しています。

 ほかにも駅の近くのスーパーですから、買い物を急ぐお客様も多く、(PiTaPaが)支払いのスピードが速いことや釣り銭のやりとりで間違いがないこともメリットになっています」(成城石井梅田店店長の掛江淳史氏)

 客単価の上昇はコンビニでも同様だ。駅ナカのコンビニエンスストア「アンスリー」ではPiTaPaとiD、Edyを導入しているが、FeliCa決済利用者の客単価は2割程度高いという。


成城石井ではすでにPiTaPa利用者がサインレスのクレジットカード利用者を上回っている。設置リーダー/ライターはPiTaPa/iD両方式対応で、三井住友カードが採用する最新型
コンビニエンスストア アンスリーはPiTaPa、iD、Edyに対応。利用比率的にはPiTaPaが圧倒的に多く、「駅ナカ・駅チカで強い交通系FeliCa決済」の特徴が表れている。リーダー/ライターは成城石井と同じタイプ

自販機や専用自動改札機も増加。PiTaPa普及は着実に進む
 筆者は定期的に全国各地を取材しており、関西にも定期的に足を運んでいるが、その中で感じるのは駅や店舗でのPiTaPa対応が着実に進んでいる点だ。すでにPiTaPa決済の加盟店は1万5千店を超えており、最近ではPiTaPa対応の自動販売機もよく見かけるようになった。関西ではJR西日本のICOCAも電子マネーを展開しているが、そちらの加盟店は現在187店舗。関西の交通系FeliCa決済では、PiTaPaが大きくリードしている。


PiTaPa対応駅の一部に広がり始めた「IC専用」のPiTaPa自動改札機。構造はJR東日本のSuica専用改札機と同じで、磁気式のカードや切符を利用できなくすることで、メンテナンスコストの削減と通過速度の向上に貢献する
PiTaPa対応の自動販売機。日本コカ・コーラのシーモ以外にもPiTaPa対応自販機は増えている
 また鉄道分野に目を向けると、PiTaPa専用の自動改札の整備も進んでいる。最近では「サッとPiTaPaをかざして改札機を通過する姿が評価されたのか、20代女性のPiTaPa契約者が増えている」(松田氏)という。

 ローカルでいろいろな規格が乱立気味?の交通カード。いまのところ関西のPITAPAがサービスの幅が拡大していそうであるが、キャッシュレス以外に別のサービスの特典があれば、さらに利用の促進が図れそうであるが・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (4)

Apr 25, 2007

コミュニケーションを倍速化するSkypeチャット活用法

コミュニケーションを倍速化するSkypeチャット活用法

無料電話で有名なSkypeですが、強力なチャット機能も搭載しています。連載「デジタルワークスタイルの視点」お勧めのSkype活用法をご紹介しましょう。 2007年04月25日 12時43分 更新  プロジェクトチームやグループのコミュニケーションに、メールではなくチャットを使う方法を前回ご紹介しました。ただ、一般的なメッセンジャーで、1対1のチャットを毎回実施するのは面倒という人も多いかもしれません。

 そこで、お勧めしたいのがSkypeのグループチャットを使うこと。Skypeというと、無料電話ソフトと紹介されることも多いため、電話代わりのツールと思っている人も多そうですが、実はグループチャット機能も活用されています。実際にはSkypeに慣れている人ほど、電話よりもチャット機能を重宝しているのではないかと思われるほど、グループチャット機能は強力なのです。以下、「Skype 3.1」(3月15日の記事参照)を前提に機能をご紹介します。


Skype 3.1
Skypeグループチャットが便利な3つの理由
複数のグループチャットを作成できる
グループチャットを保存できる
相手がオフラインでもメッセージを送信できる
複数のグループチャットを作成できる。

チャット画面左上の[追加]ボタンでメンバーを追加しよう Skypeでは、チャットをしたい相手を選んでチャットを開始した後、いつでもチャット画面左上の[追加]ボタンから、そのチャットにメンバーを増やせます。グループチャットのメンバーは何と100人まで増やすことが可能なので、通常のプロジェクトチームや、会社のグループであれば余裕で全員をメンバーに設定できるはずです。つまりプロジェクトチームやグループ用のグループチャットを簡単に立ち上げられるわけです。

 さらに、このグループチャットはいくつでも作成することができます。1つのグループチャットを実施している間にも、その裏でほかのメンバーとチャットをしたり、同じプロジェクト内でもプロジェクト全体のチャットと、チームごとのチャットを立ち上げることも可能なのです。

 もちろん、あまり複数チャットを立ち上げすぎると、どれがどれだか分からなくなりますから無意味に複数グループチャットを作らないようにしましょう。

グループチャットを保存できる
 複数のグループチャットを作成したときに便利なのが、チャットのブックマーク機能。グループチャットを作成したら、チャットウィンドウのメニューから[ブックマーク]-[このチャットをブックマーク]にチェックしみて下さい。それぞれのグループチャットでこの操作を繰り返すだけで、簡単にチャットをブックマークできます。

 後は必要なときにSkypeメインウィンドウの[チャット]-[ブックマークしたチャット]から該当のチャットを呼び出すだけ。チャットをしたくなった時に毎回メンバーを追加しなくて良いので、頻繁に実施するグループチャットで利用すると便利です。


ブックマークするときは、チャットウィンドウのメニューから[ブックマーク]-[このチャットをブックマーク]にチェック
ブックマークしたチャットを呼び出すときは、メインウィンドウの[チャット]-[ブックマークしたチャット]から

 万が一、ブックマークをし忘れても、同じく[チャット]-[最近のチャット]に直近のチャットが並ぶのでこちらも便利。覚えておくといいでしょう。

 ちなみに、複数のチャットを利用している人は、チャットウィンドウの[オプション]-[タイトルを設定]を選択。グループチャットのタイトルを分かりやすく設定しておくこともお勧めします。

相手がオフラインでもメッセージを送信できる
 ところで、Skypeのグループチャットで、当たり前のようで便利な機能が、相手がオフラインでもメッセージを送れる機能です。

 最近でこそ、Windows Live MessengerやYahoo!メッセンジャーなどでも同じ機能が搭載されましたが、これまでのメッセンジャーは、お互いがオンラインでないとチャットを行えないのが通常でした。これだと、ちょっとしたメッセージを送りたいだけでも、もし相手がオフラインの状態だと相手がオンラインになるのを待たないといけません。

 相手がいつオンラインになるか分からないと、待っているのが大変ですから結局メールを使う羽目になりがちです。それがSkypeチャットでは、相手がオフラインの状態でもチャットをはじめることができ、相手がオンラインになったときに自動的にメッセージが送信される仕組みになっています。

 相手がオンラインになる前に自分がオフラインになってしまうとメッセージは届かないので注意が必要です。逆に考えると、グループチャットに参加している誰かがオンラインであれば、オフラインの間に流れたメッセージも、自分がオンラインになったとたん、すべて受信されるのです。ちなみにBiz.ID編集部では、常時稼動しているサーバマシンでSkypeを立ち上げ、グループチャットを行う際はそのサーバもメンバーに入れておく――という方法でメンバー全員がオフラインになることを防いでいます(2006年12月の記事参照)。相手のオンラインオフラインを気にせずメッセージを送ることができるのは、地味なようで便利な特徴といえるでしょう。

スカイプは実際に使えるサービスと思うし、グループチャットも相当強力なサービスだろう。ただ、問題は社内で勝手なソフトのインストールを危険視する体制にある。普通の企業であれば仕事中にネットを普通に使える環境にはないのではないか。(セキュリティー重視のせいで)

| | Comments (0) | TrackBack (1)

新聞対Webメディア対ブログ――新旧メディアの長所と短所とは?

新聞対Webメディア対ブログ――新旧メディアの長所と短所とは?


新聞、オンラインニュース、ブログ――。毎月都内で開催される参加型イベント「RTCカンファレンス」で、新旧メディアのあり方を議論した。
2007年04月24日 20時05分 更新
 「新聞はなくなる?」「オンラインニュースのミッションとは?」「ブログはメディアになれる?」――。4月23日、毎月都内で開催される参加型イベント「RTCカンファレンス」で新旧メディアのあり方を議論した。パネリストは、「NIKKEI NET」を運営する日経新聞デジタルメディアの重森泰平記者、アイティメディアの「Business Media 誠」の吉岡綾乃編集長、ビジネスニュースコミュニティ「FPN」の主宰でブロガーの徳力基彦氏の3人だ。

ブログで儲けるのは難しい

FPNの徳力さん 「みなさんブログやってますか?」。FPNの徳力氏の問いかけに、会場に詰め掛けた100人ほどの参加者のうち約半数が手を挙げた。徳力氏は続けて、「自分のブログがメディアだと思いますか?」とも質問。こちらは一転、会場からの反応はなかった。

 「これがソーシャルメディアといわれるブログの長所と限界なんです」と徳力氏。「ブログを始めるのはたやすいが、始めたブログをメディア化するのは難しい」という。ブログには3段階あるというのが徳力氏の持論だ。まず、自分のためのメモなどから始める極めてパーソナルな段階。続いて、少人数の読者と仲間感覚でコミュニケーションする段階。最後が1日1500ページビュー以上稼ぐメディアの段階だ。

 特に難しいのが、コミュニケーションからメディアに移る段階である。知り合いや近しい読者10人ぐらいに向けて書いているときであれば、読み手も書き手を知っているため、記事に問題があったとしてもそれほど大きな問題にはならない。ある種、読み手と書き手の間に信頼があるわけだ。しかし、そんなブログに2ちゃんねるなどからリンクを張られて、書き手と知り合いでない不特定多数が見にくると炎上する可能性もある。「オレの言っていること分かるでしょ? が通じなくなる」(徳力氏)のである。

 たとえメディア化に成功したとしても、ビジネスとしてのブログは簡単ではない。徳力氏によれば「米国と比べると広告単価はひと桁もふた桁も違う」という。「ブログで儲けるのは難しい。だが、ブログで儲けようとしない人には有力なツールになる」。つまり、別に本業があってその宣伝や広報活動にブログを利用することなどは効果的なのだ。「既存のメディアビジネスとは異なる見方をしたほうがいい」という。

新聞の編集技術、オンラインニュースの速報性
 一方、新聞はどうか。NIKKEI NETの重森記者は、新聞という紙媒体の今後には危機感を持っている。というのも「新聞の読者層はオンライン媒体に比べて年齢層が高い」からだ。新聞を読み続けてきた団塊世代が退職するのを機に「明日から日経を読まなくてもいい」となると、どうしても売り上げは減少せざるえない。

 とはいえ、新聞には高い編集技術もある。例えば見出しの付け方だ。思わせぶりなタイトルでクリックを誘うことを“釣り”と呼んだりする。日経新聞ではこうした“釣り”は行わないという。「わざわざ本文を読まなくては分からない見出しより、ベタでも見出しだけで分かるほうが時間の節約。ビジネスの生産性も高まる。そのためにお金を払ってもらっている」(重森記者)。つまり、日経新聞における最高の見出しは、見出しを見ただけで記事の内容が分かるというものだ。だから、最後に「?」を付けるようなあやふやな見出しはNG。こうした点はメディアの信頼性にもつながるとも考えている。

 だがオンラインメディアでは、こうした日経式の見出しが不利に働く。現時点では、ページビューを増やすことが売上に直結するオンラインメディアでは、「分かりやすい」だけではクリック数を稼げない。分かりやすさとともに「思わずクリックしたくなる表現」が重要だ。NIKKEI NETではそんなオンライン向けの見出しを検証し始めたところ。重森記者は「ノウハウがたまっているわけではない。ブログやオンラインメディアのタイトルは、面白そうだなと思わず押しちゃう」と素直に明かした。

 紙媒体を追いかけるオンラインニュースの立ち位置はどこにあるのか。Business Media 誠の吉岡編集長はWebメディアの強みをこう語る。「まず速報性。例えば、携帯電話の新機種が出たら、発表会開始から10分前後で記事になる。また、文字数の制限がなく、いくらでも詳しく書けることや、記事を蓄積できることも長所だ」。

 「オンラインニュースサイトは、インターネット技術の発展とともに歩んできた。ナローバンド時代は画像サイズも小さめだったが、ブロードバンド時代に入ってからは大きな画像だけでなく、動画なども掲載するようになった。『誠』ではトラックバック機能を備え、ブログからの反応を受け止める。ソーシャルニュースサイトのnewsingとも連携して記事に対して読者が投票できるようになった。もちろん投票結果も反映する。今後はオンライン媒体ならではのメディア像を確立することがミッションだ」(吉岡編集長)

オンラインメディアもメジャーなメディアに匹敵するほど閲覧者は獲得しているだろうが、元来長時間、まとまったものを掲載するのは不向きな気もする。(そもそもPCだけで世界が完結するようば構造ではない・・・。)ただ、新聞・雑誌のオールドメディア側もWEB側を全く無視してはやっていけないことはわかっているはず。保管的な役割か、それとも主役を張るか決断が必要なところ。

| | Comments (0) | TrackBack (8)

Apr 24, 2007

「Googleトランジット」PC版は移動経路を“見える化”

「Googleトランジット」PC版は移動経路を“見える化”

グーグルは経路探索サービス「Googleトランジット」PC版の提供を開始。従来の携帯版の機能に加えて、地図上に移動経路を表示する。 2007年04月23日 17時08分 更新  グーグルは、経路探索サービス「Googleトランジット」PC版の提供を4月23日夕方に開始した。2006年10月から携帯版を提供している(2006年10月の記事参照)が、PC版では地図上に移動経路を表示する機能を追加した。


「Googleトランジット」PC版の東京ディズニーランド付近
 Googleトランジットは、米Googleでは2005年12月から一部の都市を対象とした実験的サービスとして提供している。日本では乗換案内へのニーズが高いことを考慮し、世界に先駆けて携帯版をβ版として提供していた。

 Googleトランジットの経路表示にはGoogleマップと同じ地図を表示し、拡大・縮小や航空写真、地図と写真の重ね合わせなどはGoogleマップと同様に操作できる。日本国内のすべての鉄道と空路に対応し、バス路線は一部のみに対応する。また、米国の一部都市で対応している道路の経路探索は日本版では今回は見送った。「カーナビが普及しているため、道路よりも鉄道・空路の乗り換え案内の方が優先順位が高いと考えた。道路についてもユーザーの要望が多ければ対応したい」(グーグルの徳生裕人ビジネスプロダクトマネジャー)

 出発地点と到着地点には「東京タワー」「六本木ヒルズ」など、駅名以外の施設やランドマークも入力できるが、最寄り駅から施設までの徒歩ルートは表示できない。

 車や徒歩での道路上の移動は表示できないが、鉄道での移動経路がわかるこのサービスの魅力はなんだろうか。「『いつもの通勤経路から見える不思議な建物はなんだろう』『学生の頃の通学経路はどんなものだったのだろうか』といった確認ができる」(徳生氏)。このほか、東京メトロ丸ノ内線は皇居をグルっと回って避けていることや、山手線が路線図で見るよりも縦に長いことなどが分かる。


Googleトランジットで「国会議事堂」から「東京大学」までを東京メトロ丸ノ内線経由で表示した。丸ノ内線は皇居の東側を通っている
こちらは「札幌」から「東京」まで。空路は直線で表示される
 同名の駅が複数ある場合は、2点間の距離などの情報に基づいて推測した結果を表示する。例えば「赤坂から大手町」であれば東京都内の赤坂駅と大手町駅、「赤坂から博多」であれば福岡の赤坂駅について結果を表示する。また、推測と異なる駅を指定することもできる。この機能は携帯版ですでに利用できるが「利用者の入力を観察していて、精度が高いことが分かった」(徳生氏)という。

 GoogleパーソナライズドページにGoogleトランジットの検索ボックスを埋め込めるガジェットも用意した。今後の機能追加については「GoogleマップやGoogle Earthなどの地図系サービスとの統合を進めていきたい」(徳生氏)とした。

 たしかに便利なGOOGLEトランジット。地図と連動しているところが新鮮。ただ、あまり経路が長いとスクロールしてまで見ようという気はあまりせんけど。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

Apr 23, 2007

「ライバルはソニーエリクソン」――携帯グローバル市場に変化の兆し

「ライバルはソニーエリクソン」――携帯グローバル市場に変化の兆し

携帯のグローバル市場で、圧倒的な強さを誇るノキア。そのノキアが、モトローラでもサムスンでもLGでもなく、ソニー・エリクソンに注目している理由とは……? [神尾寿,Business Media 誠] powered by newsing

 昨年、取材でロンドンを訪れた時に、Nokia UK & Irelandのオフィスを訪問した。英国を中心に、欧州の携帯電話市場やノキアの現状について話を伺ったのだが、帰り際に「今のNokia UKにとって、注目している、もしくはライバルだと感じている携帯電話メーカーはどこか?」と尋ねた。

 「Sony Ericsson!」

 即座に答えが返ってきた。世界最大のシェアを持つNokia。それを追いかけるのは、モトローラ、サムスン、LGであり、ソニー・エリクソンは5位以下の“弱小勢力”だ。そのNokiaが、Sony Ericssonの名前を即座に出したのは印象的であったし、極東から取材に来た筆者へのリップサービスかとその時は思った。

ウォークマンとサイバーショット。ブランド戦略を進めるSony Ericsson
 4月20日、Sony Ericssonが第一四半期決算を発表した(4月21日の記事参照)。それによると売上高は29億2500万ユーロで前年同期比47%増、純利益は2億5400万ユーロで、前年同期の1億900万ユーロの2倍以上となったという。出荷台数は2180万台で、前年同期比で63%増えている。

 ウォークマンやサイバーショットなど、ソニーのAVブランドを冠した端末を投入し、それがヒットして販売数を牽引した。同社予測では、市場シェアも前年同期から2ポイント伸ばし、8%強のシェアを確保したとみている。

 またSony Ericssonの躍進でもう1つ注目なのは、平均販売単価(ASP)と粗利益率だ。今回の発表によると、ASPは前年同期の149ユーロから134ユーロに下落。しかしその一方で、粗利益率は前年同期の26.3%から30.3%に改善している。Sony Ericssonはこれを「コスト管理の徹底や生産性向上の効果によるもの」と評価したが、それよりも大きな要因になっているのは、現在の同社の好調が「ミドルレンジ以下の価格帯モデルにおいて、ブランド力で売れる」構造になっていることだろう。

 携帯電話にとっての「音楽」や「カメラ」は、技術的にはすべてのメーカーが実装可能だ。もはや、そこに“プレミアム”な価値はない。そのため中・低価格帯モデルでは、音楽やカメラ機能が付いていようが関係なく、コスト削減をした分のほとんどは販売価格の値下げにまわされてしまう。しかし、Sony Ericssonはウォークマンやサイバーショットのブランドを使うことで、携帯電話の音楽機能やカメラ機能にプレミアム感を付けることに成功している。むろん、そこにはユーザーの信頼を損なわないだけの性能の裏付けもあるが、携帯電話の音楽やカメラ機能の優劣は、今や搭載デバイスよりもソフトウェアで決まることが多い。無形のソフトウェアに訴求力を持たせられるブランドを持つことは有利だ。特に中・低価格帯モデルでは値下げ競争の抑制装置として働き、利益率を下支えする効果が大きい。

 これは米AppleにとってのiPodにも似た構造だ。周知のとおり、Appleの好業績を支えているのは、今やMacなどコンピューター機器ではなく、利益率がずば抜けて高いiPodだ。iPodはデジタル音楽プレーヤーという、デバイス的に見れば「汎用品の寄せ集め」に対して、デザインやソフトウェアといった無形の部分で付加価値を作り出した。それを“iPodブランド”にくるんで売り出すことに成功し、利益率の高い製品になったのだ。

 中・低価格帯の携帯電話もまた、いわば「汎用デバイスの寄せ集め」である。グローバル市場では特にその傾向が強い。その中で、音楽やカメラなど、“ごく当たり前”の機能やニーズに対してブランド力が働くというのは、コスト構造的に極めて有利なことである。Sony Ericssonと同じ優位性は、今年6月に携帯電話市場に参入するAppleに対しても言えるだろう。

主要各国の市場は「循環型」へ。ブランド力が重要になる
 米IDCが4月20日に発表したリポートによると、第一四半期の世界の携帯端末出荷台数は前年同期比10%増の2億5640万台。毎四半期で前年同期比20%以上の伸びを記録した2006年に比べて低い伸びになっている(4月21日の記事参照)。過去最高を記録した2006年第4四半期との比較では13.8%減だ。IDCではこの減速について、純粋な新規購入者層のパイが小さくなり、欧米をはじめとする主要各国では循環型市場が定着してきていると分析している。

 買い換えが中心となった循環型の市場では、需要の成熟と機能のフラット化が急速に進む。価格競争が激しくなり、コスト構造の強化も求められることから、汎用デバイスの採用率を高くして、デザインやソフトウェアで他社と差別化しなければならない。その時、汎用デバイス上に作られた"無形のもの"に、消費者にわかりやすく意味を持たせられるのがブランドだ。携帯電話メーカーのブランドは今は総合的なものだが、今後はより特化して消費者にわかりやすいシンボリックなものが必要になるだろう。

 Nokia UKの担当者が指摘したのも、まさにそこだ。

 「(Sony Ericssonの)ウォークマンやサイバーショットのブランドは、消費者に広く浸透している。音楽やカメラの機能では、Nokiaは負けていないんだけどね」

 グローバルでの携帯電話市場は急速に成熟してきている。特にコンシューマー市場でその傾向は顕著だ。今後の趨勢を見る上で、Sony EricssonやAppleなど、携帯電話“以外”にブランド力を持つメーカーの動向には、特に注目しておいた方がよいだろう。

関連記事


 カメラやステレオ機能などの単体の機能・ブランド力でみれば確かにSONYが少し抜けているかもしれないが・・。ただ、PRADAの携帯とかも出ているぐらいだからそのうちROLEXの時計つき携帯とか、レザーで覆われたエルメスの携帯とか出かねないな。

| | Comments (0) | TrackBack (9)

Apr 22, 2007

厚さ9.4ミリのウォークマンケータイ──ソニエリ「W880」が生まれた理由(前編) (2/2)

厚さ9.4ミリのウォークマンケータイ──ソニエリ「W880」が生まれた理由(前編) (2/2)      

あえて“後戻り”の決断をして厚さ9.5ミリを実現
 「W880のすごいところは、この薄さを実現するために、実は変わったことはあまりしていないことです。社内でも“本当にそれでこれができたのか!”と驚かれました」(瀬尾氏)

 瀬尾氏や青木氏によると、W880の厚さを実現するために、特別な機構やチップを開発してはいないという。一般的に、端末メーカーはチップセットベンダーからプラットフォームの供給を受け、それをベースに開発を進める。最新のプラットフォームを利用しようとすると、開発途上のものに端末メーカー側で独自の機能を追加することになるため、同時進行で開発を行うことになる。プロジェクトのマネジメント上、非常に難しいハンドリングが要求されるわけだが、W880では、既存のプラットフォームにはほとんど手を入れることなく開発できたという。

 開発段階で手を加えたところは、大きくは2つあった。1つはデジタル系ICと電源系ICをまとめて重ねた構造のデバイスを使い面積を減らしたこと。チップベンダーがこのデバイスを持っていることを知った青木氏だったが、ベンダー側もまさか今回のW880のようなサイズのものを作っているとは考えなかったため、このデバイスを使うための交渉は難しかったという。しかし、粘り強くベンダー側と交渉した結果、この重ねた構造のICの供給を受けることができたという。

 もう1つは無線通信機構(RF)部分の配置の工夫だ。W880を開発していた当時、プラットフォーム上ではRFのモジュール化が進んでいたのだが、“ひとまとめ”にしたモジュールではどうしても高さ(厚さ)が必要になる。基板1枚分厚くなってしまうため、“薄さ”を狙っていたW880には不向きだった。そこで、その要素をあえて分散させてメインの基板を覆うように配置したのである。

 W880を分解すると、ダイヤルキー、基板、液晶、カメラ、電池と、大きく5つくらいのブロックで構成されている。メイン基板は500円玉程度のサイズしかない。

 「こうして組んでいったほうが、面積は広がるけれども高さは低くなるということで、あえてバラバラに配置したわけです。時代に逆行したような形ですけれど、そうすることで薄くできました」(青木氏)

 「このRF周りの機構は、分解してみせると周りから驚かれます。新しいものを作るために、すべて最新のものを採用しているのかと思われるのですが、そこを目指すために突き詰めていくと“後戻り”の決断もありなんですね」(瀬尾氏)


W880は、分解すると大きく5つくらいのブロックに分かれているのが分かる。バッテリーは液晶ディスプレイの裏側に配置されている
メイン基板は500円玉くらいの大きさしかない。厚さを抑えるため、RF部分はあえてひとまとめにしたモジュールではなく、旧来のバラバラの配置とした
アンテナの処理にはスウェーデンからも問い合わせ
 “特別なことをしていない”という点はバッテリーも同じだ。薄くてコンパクトなW880だが、バッテリーは従来からあるものをそのまま使っている。新しいバッテリーを開発すると開発工数がかかるだけでなく、それを評価する工数も加わり、全体で大きな工数となる。電池を変えなければ、当然新しく電池を開発・評価する工数が不要になるため、プロジェクトの進行が速くなる。

 「バッテリーはW880の部品の中で一番大きいものです。しかし我々は“バッテリーは変えない”という決断を早々にしました。バッテリーのサイズが決まることで、メカの構造が設計しやすくなります」(青木氏)

 W880のバッテリーは、背面の上半分、ちょうど液晶パネルと重なる位置にある。バッテリーが本体の上半分にあるということは重心が上がり、手に持ったときに実際よりも重さを感じてしまうというリスクがあった。しかし、これを決めないとその後が動かないということで、リスクをのみ、先にこのレイアウトを決めた。

 また、本体の長さも議論の対象になった。というのもW880にはUMTS(W-CDMA)用の2.1GHzのほか、GPRSの900/1800/1900MHzに対応したアンテナに加え、Bluetoothのアンテナも搭載されている。これらはすべて本体下端のSony Ericssonロゴの下に収まっている。ここを1ミリ長くすれば、アンテナの物理体積を大きくすることができ、ひいてはパフォーマンスアップにつながる。しかし、本体を長くすると前述の電池による重心の高さをさらに助長してしまう。そのためわずか1ミリを伸ばすか、伸ばさないかを、R&Dチーム内のベースバンドチーム、RFチーム、メカチームで徹底的に議論したという。

 「トライバンドのアンテナに加えて、Bluetoothのアンテナもここに入っています。スウェーデンの開発チームからは“どうやって実現したのか教えてくれ”という問い合せがくるほどすごいことをやっています。開発をしていた当時、僕らはあまりすごいことをしているという認識はなかったのですが、サンプルをほかの拠点に配ると、“Bluetoothのアンテナはどこにあるんだ?”という問い合わせがよく来るようになりました。UMTSやGPRSのアンテナと一緒に載っていると答えると、驚いて図入りで説明を求められたりすることがよくあります」(青木氏)

 ソニエリはこれだけのプロダクトをリリースできる力がありながら、日本市場になぜ同クラスのモデルを投入しないのか?とだれしも思うが、それだけ日本市場が特殊あんんだろうなあ・IPHONEもなかなか入ってきそうにないし・・。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 21, 2007

米ガートナーのアナリストが指摘

米ガートナーのアナリストが指摘
グーグルはマイクロソフトを殺さない

2007/04/20

 

オフィスアプリケーションを巡るグーグルとマイクロソフトの動向が注目されている。グーグルはSaaSのオフィスアプリケーション「Google Docs&Spreadsheets」「Google Apps」を本格展開し、中小企業や教育機関を中心に攻勢を始めた。マイクロソフトの「Microsoft Office」はまさにデスクトップアプリケーションの王者であり、マイクロソフトの稼ぎ頭である。

 注目されているのはMicrosoft OfficeがGoogle Docs&Spreadsheetsに取って代わられ、「マイクロソフトが死ぬ」かということだ。米ガートナーのリサーチ・バイスプレジデント ベン・プリング(Ben Pring)氏は「グーグルがマイクロソフトを殺すことはない」と語る。

米ガートナーのリサーチ・バイスプレジデント ベン・プリング氏 理由は単純だ。「企業の99%のPCにはMicrosoft Officeがインストールされている。この商業的なパターンが続く限り、マイクロソフトは安泰だ」。つまり企業にとってMicrosoft Officeは標準であり、そのほかの選択肢がないのが現状だからだ。

 ここでポイントになるのは世代だ。企業内で使うソフトウェアを決める担当者は上級のベテラン社員であることが多い。現場の若手社員が「Google Docs&Spreadsheets」を提案しても、ベテラン担当者が、パッケージソフトウェア以外のソフトウェアの提供形態を知らない可能性がある。しかも、「大きな組織のIT部門はまだ技術が無料であることに疑いを持っている」(プリング氏)。

巨人はSaaSに苦しむ
 マイクロソフトがあまりにも巨大で豊富な資金を持つことも延命につながる。これは同じくパッケーソフトウェアの巨人であるオラクルやSAPも同じだ。「オラクルやSAPは明日以降、まったくソフトウェアを売らなくても、(サポート収入などで)しばらくは生存できる。10年くらいは大丈夫だろう。マイクロソフトも同じだ。彼らはSaaSにかなり苦しむが、いずれも殺されることはない」(プリング氏)。

 この3社はもちろんSaaSへの取り組みを始めている。プリング氏の評価はこうだ。オラクルは「Oracle Siebel CRM On Demand」を提供したり、ソフトウェアのホスティングを行っているが「単なるアプリケーションのアウトソーシングで、本当のSaaSではない」。しかし、CEOのラリー・エリソン氏は個人でSaaSベンダのSalesforce.comやNetSuiteに出資するなど「SaaSについて理解を持っている」。

 対して、プリング氏はSAPとマイクロソフトに対しては辛らつで、「SAPとマイクロソフトはSaaSの議論がなくなってほしいと思っている。両社はSaaSのサービスを提供しているが、よいサービスではない。『SaaSは使えない』とユーザーに思わせて、パッケージソフトウェアに戻らせることを考えているのではないか」と指摘した。

世代交代で「面白いことに」
 グーグルがマイクロソフトを殺すことは“いまのところは”ない。しかし、「若い人がどんどん会社に入ってくれば、広告ベースのソフトウェアがどう普及していくのか。今後は面白いことになるだろう。Microsoft Officeが“お父さんのためのソフトウェア”になる可能性もある」とも語る。

 ソフトウェアの間接販売が多い日本では、システム・インテグレータやリセラーがSaaSに大打撃を受けることが予想される。SaaSはソフトウェアベンダとエンドユーザー企業を直で結ぶ、究極の中抜きビジネスだからだ。プリング氏は「いろいろ考えてきたが、リセラーが生き残るための簡単な答えはない」として、「1つのチャンスは自分自身がSaaSベンダになることだろう」と話した。

いくらGOOGLEが強力でもそう簡単にMSの牙城を崩せるとは思えない。このアナリストの言うとおりではあるまいか。MSにしてもいすれWEBアプリケーションの一種でワードやエクセルの劣化版?を出すかもしれないがいかにも苦しい。

| | Comments (1) | TrackBack (36)

Apr 20, 2007

3分LifeHackingの「kizuki」って誰だ? 山口真弘さんの“ライフハック”仕事術 (1/2)

3分LifeHackingの「kizuki」って誰だ? 山口真弘さんの“ライフハック”仕事術 (1/2)

ある時は3分LifeHackingの「kizuki」、またある時は「べつやくメソッド」の命名者――。その正体は? 会社員兼ライターとして活躍する山口真弘さんの仕事術に迫る。 2007年04月19日 21時05分 更新 書籍「3分LifeHacking」 2007年のエイプリルフールに話題になった「べつやくメソッド」をご存知だろうか。もともとは@niftyの「デイリーポータルZ」で、べつやくれい氏が提唱した“記述”方法。本文の全内容を1つの円グラフで表現する――というものだ。この記述方法を「べつやくメソッド」と命名したのが、Biz.IDの人気コーナー「3分LifeHacking」に「kizuki」のペンネームで多くの記事を寄稿する山口真弘さんなのである。

 3分LifeHackingという名前の元になった「LifeHack(ライフハック)」という言葉は、2004年ごろに誕生したもの。いわば仕事を効率よく、的確に進めるためのコツを指している。発売されたばかりの書籍「3分LifeHacking」では、日刊更新の「3分LifeHacking」の中から、選りすぐりの記事をまとめた。オンライン上には掲載されていないLifeHackも登場するので、ぜひ書籍もチェックしてもらいたい。

 山口さんは、この書籍版「3分LifeHacking」の中心的な執筆を担当した。選りすぐりのLifeHackを編集したのだから、歩く“達人の仕事術”といっても過言ではないだろう。そんな山口さんの仕事術に迫る。


72時間の労働時間を効率的に使うための情報収集術
 ライターとして幅広く活動する山口さんだが、本職はWebサイトのコンサルティングを行うNTTデータキュビットに在籍する会社員。ユーザビリティのスペシャリストとして活躍している。1週間のうち5日間を会社員。残りの2日間はライター業に精を出す。時間に換算すると、毎週48時間を会社員、ライター業に24時間(土日それぞれ10時間と平日4時間という配分)を当てる状況だという。

 時間の使い方にはどうしてもシビアにならざるを得ない。サイトをチェックする時間は、長い時でも2時間程度。その2時間ですら貴重だ。そんな山口さんの“2足のわらじ”を助けるツールが、Web型のRSSリーダー「livedoor Reader」なのである(2006年9月の記事参照)。

 RSSリーダーを使い始めてまだ1年という山口さんは当初、RSSリーダーは使い物にならないと思っていた。山口さんの仕事環境は、会社や自宅で複数台のPCを使うもの。テキストファイルや画像ファイルもローカルには保存せず、家庭用のNASに保存する。当初、ローカルPCで利用するRSSリーダーは登録したRSSフィードほかのPCで見られなかったり、Web型のRSSリーダーはインターネット経由でどのPCでも閲覧できるが、素早く操作できなかったりするため、RSSリーダーは常用することはなかった。ところが、便利なショートカットが使えるlivedoor Readerに出会ってからは、RSSリーダーが必須のツールとなった。Web型だから自宅と会社で同じものが見られるのもポイントだ。

 会社でランチを食べながら、約250件ほどのサイトを登録しているlivedoor Readerをチェックする。面白そうなコンテンツには「後で読む」ための次々とフラグを立てる。このフラグ立ての時間が30分前後。若干飛ばし読み気味だが気にしない。気になる記事は後でじっくり読むからだ。

はてブ、del.icio.us、あとで読も
 よく見るサイトは、新聞社の一般的なニュースサイトやITmediaなどの専門媒体。もちろんそうしたニュースサイトで紹介された面白そうなサイトも見逃さない。2ちゃんねるも、いわゆるまとめサイトを通じて確認する。話題になっているのはどんな記事、話題になっているとすれば否定的なのか肯定的なのかという視点で目を通している。大手メディアだけでなく、自分なりの“情報網”だってある。例えばmixiだ。マイミクが教えてくれたサイトもまめにチェックするのである。

 残しておきたいURLは、ブラウザの「お気に入り」ではなく「はてなブックマーク」に登録する。こちらもlivedoor Readerと同じく、インターネットがつながっていれば会社と自宅の両方でサイトを確認できるのがポイントだ。仕事関連の記事は、会社のチームで共有しているソーシャルブックマーク「del.icio.us」に登録する。

 テキスト中心の記事は「あとで読も」(1月30日の記事参照)を使う。気になる記事を携帯電話に転送し、毎日1時間の通勤中に携帯電話で読むのだ。ここで役に立つのは、フルブラウザを搭載した山口さん愛用のPHS「WX310K」。記事のアイデアが思い付けば、WX310Kでささっと書いてGoogle Docs&Spreadsheetsに投稿し、家に帰ってから加筆修正するのだ。移動中に読みきれなかった残りの記事は、自宅に帰ってからじっくり読むという具合だ。

 ノートPCは「ThinkPad X60s」。理由はキータッチのよさで、購入してみて「さすがにいろいろな人が絶賛するだけのことはあるな」と感じた。以前の勤務先がメーカーだったこともあり、使っていると部品の良し悪しや、コストダウンをしている箇所が見えてくるのだと言う。ThinkPadの前は、シャープの「MURAMASA」だった。ThinkPadよりも断然軽かったが、現在は以前に比べて、持ち運びをしなくなったので、多少かさばってもThinkPadで満足しているという。

 やはり情報収集はRSSリーダー。それとソーシャルブックマークの活用。今更ブックマークでサイト巡回は古いのか・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (5)

Apr 19, 2007

Google、「PowerPointキラー」をこの夏公開へ

Google、「PowerPointキラー」をこの夏公開へ

2007年04月18日 07時37分 更新
 

米Googleは4月17日、Webベースのプレゼンテーション作成機能を、この夏公開予定だと公式ブログで明らかにした。同社では、ワープロと表計算ソフト「Google Docs & Spreadsheets」を既に公開しており、Webメールサービスやオンライン予定表などとともに「Google Apps」として提供しているが、さらに、リアルタイムでの共有が可能なプレゼン作成機能が加わることになる。

 Googleは新機能の開発に際し、Tonic Systemsを買収したことも発表。Tonic Systemsは、米サンフランシスコに拠点を持つ企業で、Javaベースのプレゼン作成ツールや文書管理ツールを提供していた。

どんな機能が搭載されるか知らないけど、注目を集めるのは間違いない。ただ、WEB上ののアプリがセキュリティーの強化で使いにくくなっている現在、そう簡単にPPTの代用になるとは思えないが・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 18, 2007

首都圏のキオスク、3分の1休業――Suica導入の意外な影響

首都圏のキオスク、3分の1休業――Suica導入の意外な影響

臨時休業中で、再開のめどが立たない駅の売店が増えている。直接の原因は人手不足だが、その背後にあるのはJR東が強力に推し進める“Suicaの駅ナカ展開”だ。
[吉岡綾乃,Business Media 誠]
powered by newsing

 最近、首都圏の駅売店「キオスク」で、シャッターが閉まったままの店舗が多いのにお気づきだろうか。実は首都圏のJR各駅で、キオスクが3分の1程度臨時休業したまま、という事態が続いている。


JR西日暮里駅のキオスク。シャッターが閉められたまま、臨時休業が続いている(左)。反対側のホームのキオスクも閉まったまま(右)

 原因は人手不足だ。キオスクの販売員には年配の女性が多いが、実は彼女たちは、キオスクを運営する東日本キヨスク(7月1日より「JR東日本リテールネット」に社名変更予定)の正社員である。東日本キヨスクでは2006年8月から、東京圏で早期退職制度を導入し、約400人の正社員が退職した。東日本キヨスクではこの穴を埋める契約社員やアルバイトを募集しているが、予想より応募が集まらなかったという。

 なぜこうなってしまったのか? 大きな理由は2つある。“時代の流れ”そして“Suica電子マネー導入”だ。

コンビニタイプへ店舗をシフト
 キオスクの販売員が正社員待遇で、しかも年配の女性が多いのは、東日本キヨスクの特殊な成り立ちによっている。

 東日本キヨスクはもともとは財団法人鉄道弘済会の一事業だった。「鉄道関連にはかつて、肉体的に危険な業務が多かった。(旧国鉄の)社員が業務で怪我を負って仕事ができなくなった場合などは、その夫人に正社員としてキオスクで働いてもらって(夫が働いた場合)相当の給料を保証するわけです」(東日本キヨスク広報部)

 しかし東日本キヨスクは財団法人から、株式会社になった。現在はJR東日本の完全子会社だ。「時代の流れに合わせて、我々も“普通の会社”に変わらなくてはならなかったのです。正社員の早期退職制度導入は避けられなかった」(同)

 また、駅スタンドのキオスク自体が、時代の流れにそぐわなくなっている、とも指摘する。「団塊世代が一斉に退職した影響は大きかった。新聞、雑誌、たばこといった、キオスクの主力商品が売れなくなってきています。その一方、コンビニ型店舗は売り上げを伸ばしています」

 今回早期退職制度を導入する以前から、JR東日本エリア内のキオスクは減少傾向にあった。最盛期(1995年末)に1392店舗あった駅スタンド型のキオスクは、2006年度末では892店舗に減っている。一方増えているのは、コンビニ型店舗。2001年に登場した「NEWDAYS」は、2006年度末で343店舗ある。


東日本キヨスクが運営する店舗の、業種別売り上げシェアの変化
Suica電子マネー推進の影響
 もう1つの理由が、JR東日本のSuica電子マネーを駅ナカ店舗へ導入する流れだ。親会社であるJR東日本が、Suica電子マネーの普及を強力に推進しているため、東日本キヨスクでもこれを受け、NEWDAYSを始めとする各種店舗でSuica電子マネーを導入している。


Suica用リーダー/ライター。駅ナカ施設各種のレジに置かれている(左)。Suicaが使えることが特徴になっているコンビニ「NEWDAYS」(右)
 スタンド型のキオスクでも、POSレジを入れてSuica電子マネーに対応している。2004年頃から試験導入を始め、2005年からは本格的に導入、現在ではほとんどのすべてのキオスクが、Suica対応のPOSレジを導入している。

 スタンド型のキオスクを支えていたのは、販売員たちの熟練の技だ。暗算が得意で、商品と同時にパッとお客につり銭を手渡す。売れる商品、売れない商品を把握しており、商品の仕入れも販売員が行っていた。しかしPOSレジの操作には、熟練の技は必要ない。レジ操作ができさえすれば、アルバイトでもかまわない。仕入れるべき商品は、POSのデータを見れば判断できる。

キオスク、営業再開のめどは……?
 記者もいくつかの駅でシャッターが閉まったままのキオスクを見かけたが、張り紙には営業再開のスケジュールは書かれていなかった。


張り紙には、休業の理由も営業再開のスケジュールも書かれておらず、最寄りのNEWDAYSの場所が案内されているだけだ
 東日本キヨスクでは、人手が集まり次第、臨時休業中の店舗は順次再開していく方針だ。公式サイト(参照リンク)では、「エフ・スタッフ」と呼ぶ契約社員を大々的に募集している。退職した正社員の穴を契約社員で埋めるためには、500人のエフ・スタッフが必要、と同社では見込んでいるが、思うように採用が進んでおらず、営業再開のスケジュールを明言できないのが現状だという。

関連記事

これも時代の流か??たしかにSUICAが本格的に導入されれば、キオスクの店員の熟練の技は不要。ただある程度スペースを必要とするコンビニ型の店と違ってキオスクは狭いスペースでも有効に活用できる。両者併存はありえない??

| | Comments (0) | TrackBack (3)

Apr 17, 2007

ヤフーがソーシャルブックマーク 登録記事を全文保存

ヤフーがソーシャルブックマーク 登録記事を全文保存

ヤフーがオンラインブックマークサービスをリニューアルし、ソーシャルブックマーク機能を追加した。米Yahoo!との共同開発で、登録したページのテキストを全文保存する機能や、Yahoo!検索の検索結果に表示する機能も備えた。 2007年04月16日 19時29分 更新  ヤフーは4月16日、オンラインブックマークサービス「Yahoo!ブックマーク」をリニューアルし、ブックマークを他ユーザーと共有できるソーシャルブックマーク機能を追加した。米Yahoo!との共同開発で、登録したページのテキストを全文保存する機能や、Yahoo!検索の検索結果に表示する機能も備えた。


 2001年に公開したオンラインブックマークサービス(現在のアクティブユーザ:25万人)をリニューアルした。登録したブックマークは非公開を選ぶこともでき、既存ユーザーのブックマークは非公開のまま引き継がれる。

 ブックマークにコメントを付ける機能や、フォルダ分け・タグ付けなどで整理する機能を装備した。登録した記事のテキストは全文キャッシュとして保存するため、ページが削除されたり改変されたりしても参照できる。検索時は、保存したテキストからの検索か、タグからの検索が選べる。

 Yahoo!ツールバーに新設した専用アイコンから、ワンクリックでブックマーク登録が可能だ。閲覧中のページのブックマーク数をツールバーに表示する機能も備えた。Internet Explorerなどブラウザにインポート・エクスポートすることもできる。

 ブログパーツも公開する。ブックマークにワンクリックで登録できるアイコンと、そのページが何人にブックマークされているか表示できるツールの2種類。今後はAPIも公開する予定だ。

 将来はYahoo!検索との融合を検討している。ソーシャルブックマークの人気記事を検索上位に出す、といった使い方が考えられるという。「ユーザーの力を検索に生かしていきたい」(ヤフー検索事業部 企画部メインサーチ企画の前川英之氏)


ヤフーの前川英之氏(左)と米Yahoo!のフレッド・デルシー氏 米Yahoo!から開発に参加したフレッド・デルシー氏は「日本はブログの数が世界一という調査もあり、ネットへの参加意識が高い。Yahoo!JAPANは日本の検索シェアナンバーワン」などと日本向けサービスを開発する魅力を語る。

 まずは、25万ユーザーの新規獲得を目指す。「日本のブックマーク市場はまだまだ小さい。簡単に操作できるサービスで、市場規模を拡大していきたい」(前川氏)

テキストの全文保存というところ、著作権等の法律関係でややこしいことにはならないのであろうか??すぐに削除されてしまうニュースサイトの情報共有などに使えると便利な気もするが・・。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

Apr 16, 2007

中国の検索エンジン「百度」とGoogle、Yahoo!を比べてみた

中国の検索エンジン「百度」とGoogle、Yahoo!を比べてみた3月下旬に日本版がオープンしたばかりの中国製検索エンジン「百度」。Google、Yahoo!JAPANなどの検索エンジンと検索結果は異なるのだろうか。
2007年04月13日 23時41分 更新
 

 

鳴り物入りで日本版がオープンした中国の検索エンジン「百度」(3月23日の記事参照)。GoogleやYahoo!と検索結果に違いはあるのだろうか。百度、Google、Yahoo!JAPAN、Ask.jp、MSNのLive Searchで実験してみた。

 まず、本誌Biz.IDの記事がどれだけ早くインデックスされているかを調べた。サンプルは「なぜ『指、来たっす』はCMから消えたのか――イー・モバイルにブロガーが迫る」という4月13日12時12分に掲載した記事だ。タイトルを半角ダブルクオーテーションで囲み、各種検索サイトでフレーズ検索してみた。

 4月13日23時現在の結果からいうと、ヒットしたのはAsk.jpのみ。百度、Google、Yahoo!JAPAN、Ask.jp、Live Searchのいずれもヒットしなかった。なお、同日掲載した「仕事の中断をうまく活かすには?【解決編】」「イー・モバイルから聞いたこと、ブロガーがまとめたこと」も同様にAsk.jpでは検索できた。URLを見るとITmediaのRSSをインデックスしているようだ。もちろん、検索情報を集めるロボットの状況にもよるが、その日掲載したBiz.IDの記事を検索するなら、Ask.jpが便利だろう。


Ask.jpだけ検索できる。RSSをインデックスしているようだ
 続いて定量的なデータを収集しようと、キーワードを「ITmedia」に設定して検索した。Web検索の場合、最も多くヒットしたのはやはりGoogle(Web全体から検索)で約1190万件。次いで、Yahoo!JAPANが1020万件。百度は350万件で3位だった。なお、Googleで「日本語のページを検索」を選択すると396万件だった。検索結果を100件表示するに設定した際の検索スピードでもGoogleが0.13秒(5回の平均値)と最も早かった。2位はYahoo!JAPAN(同0.20秒)、3位は百度(同0.35秒)が入った。

検索エンジン 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
Google 0.15 0.10 0.08 0.25 0.09 0.13
Yahoo!JAPAN 0.83 0.03 0.07 0.03 0.06 0.20
百度 0.350 0.344 0.356 0.355 0.348 0.35

単位は秒、表示件数は100件、平均値は小数点第3位を四捨五入
 ちなみに、Ask.jpとLive Searchでは検索スピードは表示されない。念のため、報告しておくが、ヒット数はAsk.jpが約94万5300件、Live Searchが30万1435件という結果になった(いずれも2007年4月13日20時現在)。

 中国版の百度ではMP3検索などが話題になった。日本語版ではMP3検索が実装されていないが、画像検索の具合はどうなのだろう。同じく「ITmedia」で検索してみた。結果からいえばヒット数では、Googleが約4万6200件と首位。次いでYahoo!JAPANが4万3458件で、百度は1万3900件と3位に着けた。検索スピードはGoogleの平均値0.04秒と比較して百度が0.001秒と圧倒的に早かった。ただし、Googleは1回の表示件数が20件だったのに対して、百度は16件だったことは考慮してもいいだろう。

検索エンジン 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均
Google 0.02 0.03 0.07 0.08 0.06 0.04
百度 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001 0.001

単位は秒、平均値は小数点第3位を四捨五入

Yahoo!JAPANは4万3458件だったが、検索スピードは表示されなかった
 検索エンジンの性能は、ヒット数だけで決まるわけではないし、検索スピードだってサイトへのアクセス状況などによって変わってくるだろう。そのあたりを割り引く必要があるが、「検索エンジンは全部一緒」と決め付けるのではなく、いろいろと試してみると面白い検索結果にヒットすることもあるかもしれない。

本日のレシピ 検索エンジン 当日のBiz.IDの記事 Web 画像
Google 検索できなかった 約1190万(0.13秒) 約4万6200件(0.04秒)
Yahoo!JAPAN 検索できなかった 約1020万(0.20秒) 4万3458件(N/A)
百度 検索できなかった 約350万件(0.35秒) 1万3900件(0.001秒)
Ask.jp 検索できた 約94万5300件(N/A) 約1481件(N/A)
Live Search 検索できなかった 30万1435件(N/A) 1463件(N/A)

 とりあえず今のところ100度に取り立てて際立つ特徴は認められない?リザルト。何か、変わった側面がないと認知度は向上しない気もするが。なにせ、YAHOOとGOOGLEで一般に人にニーズは満たされてしまうだろうし・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 13, 2007

30代にとって「情報が早い」「役立つ」「有益」なメディアはウェブサイト?

30代にとって「情報が早い」「役立つ」「有益」なメディアはウェブサイト?

男性が聞かなくなったメディアは「ラジオ」、女性が読まなくなったメディアは「雑誌」。30代男女のメディア観について調査した。
[土肥義則,Business Media 誠]
powered by newsing

夜9時から10時台は雑誌を読みふけり、“夜のくつろぎタイム”を過ごす。しかし時間だけを見ると、テレビの視聴時間が最も多い。そのぶん身近に感じているようだが、今後は「見直し」傾向にあるかもしれない。その背景には情報がキーワードにあり、ライフスタイルに変化が出てきたのか?

 30代のインターネットユーザーを対象にメディアの接触状況とメディア観について、インフォプラントがアンケートを実施し、その結果をまとめた。調査の実施日は3月24日から26日までで、男女各150人、計300人から回答を得た。

 「情報が早いと思う」(複数回答形式)という質問に対しては「ウェブサイト」が79%でトップ。このほか「情報収集に役立つ」のは85%、「有益な情報がもっとも多いと思う」が58%と、いずれもウェブサイトが1位となった。

 速報性や有益性においても、ウェブサイトは他のメディアを圧倒。30代にとって情報収集を重視している、という結果が数字に現れた。

身近なテレビだが、今後は視聴時間が減少か
 一方「身近に感じるメディア」としては、「テレビ」が最も多く73%に達した。ウェブサイトは2位の64%。

 テレビの視聴時間は、男性71%、女性56%が「3時間未満」だった。ただ「今後見たり聞いたりする時間をもっと増やしたいと思うメディア」としては、ウェブサイトが46%と最も多かった。その時間を増やすために減らしても良いと思う時間は、「テレビを見る時間」が32%と目立った。

 テレビを身近なメディアと位置づけながらも、今後はウェブサイトを利用する時間が増えるかもしれない、という結果が出た。

ラジオと雑誌離れが進む?
 「1年前と比べて聞いたりする時間が少なくなっているメディア」は、男性が「ラジオ」で37%、女性は「雑誌」が40%にも上った。

 ラジオは女性が51%、男性36%、全体で43%が「聞かない」と回答。聞く時間帯は平日で「午後2時から4時台」が多く、FMで音楽を聞く人が多かった。

 新聞を読む時間は、「10分から15分未満」が21%で最も多く、3分の2が「30分以内」。「読まない」と回答したのは26%。やはり読むのは通勤時間帯が多く、休日は1時間ほど遅く読む傾向がある。

雑誌は「10分から15分未満」が15%となり、「読まない」のは37%を占めた。読む時間は平日・休日ともに、夜9時から10時台が中心。雑誌のジャンルはファッションや漫画・コミックが目立った。

 ウェブサイトを利用する時間は、「1時間から2時間未満」が多くて31%、続いて「2時間から3時間未満」が24%。よく利用するサイトは「検索サイト・ポータルサイト」の活用が62%、「アンケート・懸賞サイト」は52%、「ショッピングサイト」が45%と続いた。

Copyright© 2007 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

 アンケートを読む限りでも、新聞やラジオがすでに過去のメディアになりつつある感じ。特にラジオは日常の生活でも縁遠いものになりつつあるこtがデータに裏付けられた感じ・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (14)

Apr 12, 2007

モバイルGmail“正式版”でできること、できないこと

モバイルGmail“正式版”でできること、できないこと

Gmailを携帯電話から閲覧できる「モバイルGmail」では、PDFやWord、画像などメールに添付されたファイルも携帯から内容を確認できる。ただし、携帯から読めるファイル形式や画像のサイズには制限があるので気をつけよう。
2007年04月11日 18時57分 更新
 グーグルは4月10日に、Gmailを携帯電話から閲覧できる「モバイルGmail」の提供を開始するとアナウンスした(4月10日の関連記事参照)。しかし、編集部では2006年11月時点ですでにauの一部携帯電話からGmailが利用できたことを確認している(2006年11月の関連記事参照)。ただし、グーグルはこれは正式な対応ではないとした(2006年11月の関連記事参照)。

 今まで一部の携帯からGmailが使えた理由は「海外向けのサービスとして作っていたものがたまたま日本からも使えたので、わざわざ遮断するのもおかしいだろう、ということで開放していたもの」(グーグルの石原直樹ビジネスプロダクトマネージャー)だという。今回、モバイルGmailが日本の3キャリアに対応した“正式版”となって、どう変わったのだろうか。

3キャリアでIDとパスワードの記憶機能を備え、細かい改善も

モバイルGmail、auからのログイン画面 まずはhttp://gmail.com/からログイン。携帯のキー入力でIDとパスワードを何度も入力するのは面倒なので、モバイルGmailにはオートログイン機能が用意されている。

 NTTドコモのユーザーは、端末の製造番号(UTN)(2001年2月の記事参照)を送れば、初回に一度IDとパスワードを入力するだけで、2回目以降は自動的にログインできる。auとソフトバンクの端末では「次回から入力を省略」ボックスにチェックを入れることで自動ログインを実現した。

 また細かい点だが、ログイン時にアカウントとパスワードを入力する際、従来は入力モードが日本語のままだったのが、アルファベット入力になるように改善された。

 ログインすると最初に受信メール一覧が表示される。従来の“非公式版”で起こることがあった、メール一覧や本文の文字化けは直っている。また、モバイルGmailの未読管理やスターなどはPC版のGmailと連動する。このため、携帯からメールを読んだりスターをつければ、PCから見ても反映しているわけだ。個別のメールはPC版と同じくスレッド表示で、検索ボックスもある。逆に、携帯からできないことは、新規メールアカウントの作成、メールへのラベル指定など。携帯の絵文字にも対応していない。

 現在、PC版のGmailでは広告が表示されているが、モバイルGmailには広告は表示されない。現時点では「全世界のモバイルGmailに広告を表示していない」(石原氏)という。「今は利益をあげることよりも、より使いやすくしてより多くのユーザーに使ってもらうことを優先している」

 また、今回の携帯対応は一般向けのGmailのみで「Googleアプリ独自ドメイン向け」(2006年11月の記事参照)に含まれるWebメールサービスには対応していない。

携帯からWordやPDFの添付ファイルが読める――ただしOffice 2007には未対応
 移動中に携帯からGmailに届いたメールをチェックすると、添付ファイルの付いたものが届いている。簡単に中身を見ておきたい――。モバイルGmailでは可能だ。PDF、Wordファイル、PowerPointファイル、HTMLファイル、各種画像ファイルがメールに添付されている場合に

は見ることができる。画像ファイル以外は、各ファイルの内容をテキスト化したものが読めるようになっている。ファイル中に含まれる文字の大きさや画像ファイルは反映しない。

 編集部で3キャリアの携帯を用いて試したところ、Wordファイルの場合は、Word 2003以前の「.doc」形式にだけ対応し、Word 2007による「.docx」形式には対応していない。PowerPointファイルの場合も同様にPowerPoint 2007の「.pptx」形式には非対応だった。

 また、一定のファイルサイズを上回る画像もモバイルGmailからは見られない。編集部でさまざまなサイズのJPEG画像を作って試したところ、299キロバイトの画像ではサムネイル画像が表示できたが、300キロバイトの画像では、サムネイルやファイルへのリンクが表示されなかった。「300キロバイト以上の画像はモバイルGmailでは確認できない」と言えそうだ。なお、PDFなどほかの形式では、ファイルサイズによる制限は確認できなかった。


docファイルとdocxファイルを添付したメール(左)。「添付ファイル」をクリックすると、.docファイルのみテキストファイルへのリンクが可能になっている。(中)。ファイルに含まれる画像ファイルは反映しない、という注意書きを表示し、Wordファイルの中身を表示する(右)
PDFファイルを添付したメール(左)。添付ファイルをテキスト化したところ(中)。2ページ以上にわたるPDFファイルは「-------」という線でページを区切っている(右)
画像ファイルを添付したメール(左)。299キロバイトの画像ファイルはサムネイルが表示され、拡大表示へのリンクが張られている。しかし、300キロバイトの画像にはサムネイルがなく、リンクも表示されなかった(中)。サムネイル画像とともに表示されるリンクをクリックすると、横幅いっぱいまで画像を拡大表示させることが可能。ただし、画像サイズと端末によってはメモリ不足で表示できなくなってしまう(右)
添付ファイル閲覧機能は、Excelファイルには未対応
 モバイルGmailの添付ファイル閲覧機能は、PDFやWord、画像ファイルと同様にメールに添付される頻度が高いExcelファイルには対応していない。PC版のGmailなら、添付ファイルがスプレッドシートまたはワープロ文書の場合はGoogle Docs & Spreadsheetsで開くことができる(2007年1月30日の記事参照)。

 こうなったら「Google Docs & Spreadsheetsがモバイル対応し、PC版で連携しているようにスプレッドシートも携帯から読めたら言うことなしなのだが」――こんな要望をグーグルにぶつけると「Google Docs & Spreadsheetsのモバイル対応に関しては未定」としながらも「今年のGoogleは、各サービスの携帯対応を積極的に進めていく」と答えてくれた。

いよいよケータイにも正式対応になったGMAIL.どこでも仕事がおっかけてくるモードに拍車がかかる??あとはケータイのパケ代が気にかかりそうだが・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

Apr 11, 2007

次のフェーズで“携帯からのみアクセス”するユーザーも視野に──グーグルの徳生氏

次のフェーズで“携帯からのみアクセス”するユーザーも視野に──グーグルの徳生氏

グーグルは4月10日、同社のメールサービス「Gmail」を携帯電話による閲覧に最適化した「モバイルGmail」を提供開始した。今後は、携帯ユーザーの約23%を占める“携帯のみのユーザー”にフォーカスしたサービスも提供したい考え。 2007年04月10日 17時53分 更新  PCで利用しているGmailをケータイで──。グーグルが「モバイルGmail」サービスを提供開始した(4月10日の記事参照)。対応端末は、XHTMLもしくはCHTMLに対応し、SSL通信をサポートするiモード、EZweb、Yahoo!ケータイ対応端末。ウィルコム端末については「対応を検討中」(ビジネスプロダクト マネージャーの石原直樹氏)としている。


google本社からビデオカンファレンスシステムで参加したグーグル シニアプロダクトマネージャーの徳生健太郎氏(左)と、モバイルGmailについて説明するビジネスプロダクト マネージャーの石原直樹氏(右)

 モバイルGmailは、PC向け無料メールサービスのGmailを、携帯電話に最適化したユーザーインタフェースで提供するもの。PC版Gmailのスレッド表示や検索機能、2Gバイト超のデータ容量、Gmailから他のメールアドレス/他のメールアドレスからGmailへのメール転送、ウイルス/迷惑メール対策などの機能はそのままに、携帯で利用しやすいユーザーインタフェースを実装した。なお、モバイル版Gmailはメールアカウント作成機能には非対応となる。

 モバイル版の特徴として挙げられるのは(1)オートログイン機能(2)添付ファイル閲覧機能(3)PC版との同期(4)各種端末への表示の最適化(5)広告の非表示など。

 オートログイン機能は、初回に一度IDとパスワードを入力すれば、2回目以降は「オートログイン」ボタンを押すだけでアクセスできる機能。ドコモ端末は端末固有の製造番号を送ることで、au、ソフトバンク端末はブラウザのキャッシュを使うことで実現している。

 添付ファイル閲覧機能は、Gmailに添付された画像ファイルやPDF、Word、PowerPoint、HTMLなどのデータを携帯で閲覧可能にするもの。大きな画像は携帯向けの小さな画像に自動変換され、PDF、Word、PowerPointなどのデータはテキストデータに変換するので、比較的軽いデータ容量で各種データを確認できる。

 PC版との同期は、PC版/携帯版のどちらからアクセスしてメールを読んだ場合でも、一方で既読になったものはもう一方に反映されるといった一元管理への対応。また、PC側で付けたラベルやスターがモバイル版にも反映されるため、必要な情報を探しやすいという。なお、現バージョンのモバイル版は、ラベル付けには非対応となる。


PC側で付けたスターも表示(左)。詳細表示でカスタマイズすると、ラベルを付けたメールにすばやくアクセスできる。ラベルは1つのメールに複数設定することも可能だ(中)。メール内検索にも対応(右)。石原氏によると検索結果には、Googleトークの過去ログも表示されるという
“携帯のみからアクセスする1900万人”もターゲットに

各国のキャリアや端末メーカーと提携を進めている(左)。日本では、次のフェーズで“携帯からのみインターネットにアクセス”するユーザー向けサービスも検討

 Google本社からビデオカンファレンスシステムで参加したグーグル シニアプロダクトマネージャーの徳生健太郎氏は、PC版でもモバイル版でも、「“すぐアクセスしたい情報は何か”を考えてサービスを提供するのは同じ」と説明。急成長するポータブルデバイス向けサービスでも、それを考えた延長線上のサービスを提供するとした。

 また日本市場においては、インターネットへのアクセス手段が“ケータイのみ”というユーザーが、全ユーザーの22.5%に上り、約1900万人もいることに触れ、こうしたユーザーに向けたサービスも重要だと指摘。今回のモバイル版Gmailは、今までPC版を使っていたユーザーがどこからでも便利に使えるサービスを目指したが、次のフェーズでは、携帯のみからインターネットにアクセスするユーザーに向けたサービスも提供したいと述べた。

 今後のモバイル向けサービスでは、ユーザーの声を聞きながら、より便利な情報を提供するとともに、必要な情報にたどり着くまでのクリック数やキーの入力数を減らすなど、よりユーザーの接点に近いところにあるサービスを提供したい考え。「モバイルでこそ価値のあるサービスの開発と提供を目指す」とした。

 いよいよGMAILがケータイでもスタンダードに??GOOGLEがPCだけでなくケータイの世界も覆い尽くすことになるかも??MSはその点、ケータイでは影が薄いな??

| | Comments (0) | TrackBack (2)

Apr 10, 2007

世界で最も多いのは日本語ブログ――Technorati調査

世界で最も多いのは日本語ブログ――Technorati調査

Technoratiの調査では、日本語で書かれたブログが全ブログの37%を占め、英語ブログを追い抜いた。 2007年04月06日 15時45分 更新  世界で最もブログを書いているのは日本人のようだ――米ブログ検索サービスTechnoratiが、ブログに関する最新四半期リポートを発表した。

 同社が現在追跡しているブログの数は7000万以上、全世界で1日当たり12万(1秒当たり1.4)の新しいブログが作成されているという。1日に投稿されるブログエントリ数は約150万件に上る。


Technoratiが追跡しているブログの数
 人気サイトトップ100に占めるブログの数も、昨年第4四半期には22と、前四半期の12から増えた。ブログ界は好調で、Webで影響力のある重要な部分として成熟しつつあると同社は述べている。

 その一方で依然としてスパムとsplog(スパムブログ)が問題になっており、毎日3000~7000の新しいsplogが作成されているという。しかし12月の休暇シーズン以来、ブログホスティング会社が対処したこともあってスパムの割合はやや減少した。

 ただしブログ数が倍増するペースは鈍化してきており、3500万から7000万に増えるまでに320日かかった。500万から1000万に増えるのにかかった日数は180日だった。

 言語別で見ると、第4四半期に最も多かったのは日本語のブログだった。日本語ブログがブログ全体に占める割合は37%で、前四半期の33%から拡大。シェアを39%から36%に落とした英語ブログを追い抜いた。またトップ10に新たにペルシャ語がランクインした。


言語別のブログの割合
 上位5言語のうち、英語とスペイン語のブログは世界各地で投稿されているようで、時間帯による投稿数の違いは少なかった。日本語、中国語、イタリア語のブログは更新時間に偏りが見られ、また就業時間内にブログを書いている人も多いようだった。

 さらにTechnoratiはタグの利用が急増したと報告している。2007年2月の時点で、同社が追跡するブログの35%がタグを使っており、250万のブログエントリがタグ付きだったという。

世界の中の日本語のシェアを考えれば、この比率は日本人はBLOGが好きという事実のひとつの証左にはなりそう。と同時にそれだけネットを容易に扱える人口の数の多さも比例はしていそう、

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 08, 2007

ビジネスの未来を見る人のアンテナの方向は――渡辺聡さん

ビジネスの未来を見る人のアンテナの方向は――渡辺聡さん

ブログをきっかけに独立し、ITコンサルティングから金融や経営関連など仕事の幅を広げている渡辺聡さん。ノートPC1台でどこでも仕事をし、執筆は“メモ帳”など限られたアプリケーションしか使わず、仕事スタイルは“シンプル”を徹底している。 2007年02月15日 12時18分 更新  渡辺聡さんといえば、ブログ「情報化社会の航海図」によってその名を知った人は多いだろう。ブログの開始当時はIT関連のベンチャー企業で働いていた渡辺さんだが、このブログによって業界に名が知られるようになり、執筆やイベント支援などを依頼されることが増えたという。現在は会社を退職して個人事務所を設立し、フリーランスとして働いている。

 大学時代から政府の規制と企業活動の接点に興味を持ち、現在は「金融業界の最先端で働く人のブログが面白い」というアンテナの方向は参考になりそうだ。

ビジネス・技術・政策の接点について考える
 渡辺さんは現在、フリーランスの数名を核としたグループで、IT関連のコンサルティング、新規事業の開発支援、ベンチャー企業の役員、投資ファンドの運用支援、メディアでの執筆・講演などを行っている。


 現在の仕事について「大学で学んでいたことの延長線上にある気がする」という渡辺さん。大学は法学部を卒業したが、ゼミで「産業規制論」というビジネスと政策の関係を扱っていた。例えば、新薬の認可を素早くする方がいいか、それとも時間をかけてもしっかり試験する方がいいのか。早く認可すればその薬で助かる人が増えるが、試験がおざなりだった場合、予期せぬ副作用で被害者が出る可能性もある。このようなトレードオフの関係にあるものが研究対象だった。

 このようなビジネスと政策の関係に加えて、現在は技術とビジネスの関係についても考察している。その例として指摘するのが内部統制のあり方だ。「内部統制や個人情報保護法は“企業は情報を外に出してはいけない”という動きですが、これと、Web2.0的な“情報をサーバに預けていこう”という考え方はまったく逆です。情報を外に出すならば、セキュリティを担保する仕組みが必要です」

 「このような矛盾をどうクリアしていくか、ということが次のビジネスチャンスにつながります。大きな問題なので明確な答えはないですが、必要とされているのはどんな技術で、それをどこが持っているのか。やることは本当にたくさんありますね」

「現場を知っている」ということ
 渡辺さんは、会社員時代にSEとして業務システムを導入した経験はあるが、コンサルタント経験はない。「それなのに、どうして現在のようなコンサルタント的な仕事ができるの?」と質問されることが多いそうだ。実は、過去にこなしてきた現場経験が自分の強みだという。

 渡辺さんによれば、現場を知っていることによる利点は2つある。1つは、このレベルのものを作るなら、このくらいの時間は必要だろう、という感覚が分かること。無理に短い時間で作ろうとすると品質が下がり、長い目で見ると結局損をする。もう1つは会社の中での仕事全体の流れが分かること。全体のオペレーションを見ていると、営業は仕事をたくさん取ってきたのに、技術者が少ないのでこなしきれていないというような、ボトルネックになっている部分が見えてくるという。

 さらに最近は、IT関連よりもファンドの運営支援など金融関連や、企業の役員など、経営に直接タッチする仕事が増えている。渡辺さん自身には投資や財務関連の経験はないが、一緒に働いているグループ内には経験者がいる。「彼らに聞くと、金融業界の人ならここでこう考えるよね、とか、これがセオリーだよね、ということが分かります。このほか、個人で投資をして学んだこともあります」

“金融の最前線”にいる人のブログがいま面白い
 独立のきっかけになったブログ「情報化社会の航海図」は2004年4月から執筆している。それ以前から個人サイトでブログを書いていたら、当時のCNET Japan編集長に「CNETのブログとして書いてみないか」と誘われ、書くことになった。「ブログには悪口は書きません。“誰が読んでいるか分からない”ということを、心底理解したうえで書くことが重要だと思っています」

 ブログは渡辺さんに何をもたらしたのだろう。「ブログを書くことによって多くの業界関係者と会い、ネットワークができました。その経験を通じて、1社だけに属して働くよりも、複数の会社と取り引きする方が自然に感じるようになりました」

 また、独立したことは精神面にも良い結果をもたらしたという。「やりたくないことをやらなくて済むように、好きなことをやれるように――といっても“趣味人”的なものではなく――自分で納得できる仕事をしたい。そう思っていたら現在のような働き方になりました」と話す。

 ただし、フリーランスのグループという形で働いていると、契約や支払いのときには不便だという。「ある会社と契約をする時には、会社組織であれば会社対会社の1回の契約で済むのが、フリーランスだとメンバー全員がその会社と契約することになります。だから、現在のグループで会社にしようか、という話もあります。それでも、当面はオフィスは持たないでしょうね」

 ブログ執筆がきっかけで仕事が大きく変わった渡辺さんだが、他人のブログはどのくらい読んでいるのだろうか。使っているRSSリーダーはBloglinesとlivedoor Reader。そこに登録しているブログは600から700程度あるが、全部に目を通すわけではないという。

 「このブログが更新していたら絶対読む、というものはありますが、全体的には以前と比べてブログを読まなくなりました。次の本質的なものはどこから得られるのか、と考えると……。メディアだけが一次情報へのアクセス権を持っていた時代もありましたが、現在は、当事者と直接話をするのが一番大事だと思います」

 渡辺さんは、現在どんなブログに注目しているのだろうか。いわゆるアルファブロガーとして選ばれるような“定番”以外のおすすめとして、「漂流する身体。」と「ウォールストリート日記」を教えてくれた。

 「2つとも金融業界人のブログです。現在、情報化によって金融業界は変化の最中にあり、その変化はほかの業種にも必ず影響してきます。そんな金融の最前線で働いている人のブログは、やはり面白い」

 ブログ以外の情報収集についても聞いてみた。

 仕事のベースとなるような本はよく読むという。最近読んだ本としては、「技術系企業の経営についてまとめた『ターン・オーバー』は自分たちがまさに現場で経験したことを、自分の代わりに体系的にまとめてくれたような感覚を持ちました。『M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務』は、財務・金融系のリファレンスになる本です」

 テレビ番組では、テレビ東京のモーニングサテライトをよく見ている。「米国の資本市場の動きをコンパクトに捉えられるので重宝しています」

 「情報源という言い方は変なのですが」としながらも、現在は産休中の夫人も大事な情報源だと教えてくれた。一橋大学大学院の国際企業戦略研究科(MBAコース)を卒業して、小売流通のリサーチコンサルタントをしており、店舗運営の現場について詳しいという。

Let'snote1台で仕事、テキストエディタは「メモ帳」

スターバックスでLet'snoteを広げ、仕事する 朝は客先でミーティング、午後はアポイントをこなしながら仲間と打ち合わせ、夜は自宅で資料を集め、目を通すというのが典型的な1日の働き方だという。このほか取締役をしている会社には週3回行っている。

 「日常的な仕事はLet'snote W4の1台で済みます。電池とネットワーク(AIR-EDGE)があれば、スターバックスで仕事できます」というのが渡辺さんのスタイルだ。「Let'snoteは壊れにくい、バッテリが持つ、余計なアプリケーションが入っていないという3点を評価しています」

 基本的にPC1台で仕事をしているので、バックアップは重要だ。外部のハードディスクに週1回バックアップしている。ここでも、バックアップ用のソフトは特に使っていない。代替機としてLet'snote R5を用意しているが、「画面が広い方が使いやすい」という理由で、普段は12.1インチのディスプレイを持つW4を使っている。

 電源が持つのは5時間程度だが「予備のバッテリを1つ持っていて、イベントや出張の際にはこれを持っていきます。お客さんのところだと電源は借りられますので、困ることはありません」

 現在利用している黒いかばんは、もともと夫人が買った子供を持つ母親用のものだという。普段の移動は自転車が多いため「PCを入れて、背負って自転車に乗れるので便利です」。

この連載は面白い。単行本も買い、参考にする点も多い。ただ、一方出てくる人がIT系のひとに偏っている点が気になる。いろいろ守秘義務等々あるだろうが、一般的なナレッジワーカーももっと取り上げて欲しいものだ。一方、この達人たちみなシンプルな仕事術が多い点が共通項か?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ワンセグ携帯、夏にも1000万台 EC連動がカギに

ワンセグ携帯、夏にも1000万台 EC連動がカギに


携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」の本放送開始から1年。視聴できる端末は携帯電話だけで500万台を突破し、カーナビや電子辞書などにも広がった。映像と同時に、文字やインターネットへのリンク情報などを送信できる特徴を生かし、新たなビジネスを生みだそうとする動きも活発化してきた。(上野嘉之)

 電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によると、ワンセグを視聴できる携帯電話の出荷台数は2月末までに累計497万台。同月だけで月100万台超とペースは尻上がりに伸びており、今夏にも1000万台に達する見通しだ。

 これまでにワンセグ端末を14機種投入したKDDIは、主力モデルすべてにワンセグ機能を搭載していく方針で、「1~2年後にはユーザーの大半がワンセグ端末を持つ」(広報部)と想定する。ライバル2社も「予想以上に需要があった」(NTTドコモ)、「積極的に対応機種を出したい」(ソフトバンクモバイル)と追撃の構え。

 一方、パソコン用の周辺機器としてワンセグ受信装置が売れているほか、任天堂はポータブルゲーム機「DS」用の受信装置を発売予定。カーナビ、携帯音楽プレーヤー、携帯DVDプレーヤー、電子辞書などにもワンセグ対応機種が相次いで登場した。

 放送エリアは地デジ放送と同一で、都市部から地方へと拡大し続けている。ビル内や地下では電波が届きにくいが、JR東京駅前の八重洲地下街が4月から全国で初めて地下街でワンセグ波を中継するなど、利便性は高まりつつある。

 今後は、サービスが順調に普及する中で、関連業界がどう利益に結びつけるかが問われている。

 携帯電話会社の狙いは、ワンセグ放送をきっかけに携帯でネットに接続してもらい、通信料収入に結びつけること。KDDIは、通販番組と同時に流すデータ放送で視聴者をネット商店街に誘導する実証実験を開始した。ドコモも、データ放送で電子クーポン配布の試行を始めた。

 ワンセグ放送の映像は現在、地デジ放送と同じだが、来年にはワンセグ専用の番組編成が解禁される見通しで、放送局にとっても増収のチャンスとなる。それまでに、映像やデータ放送と、物販やコンテンツ配信といった電子商取引を結びつけるビジネスモデルを構築できるかどうかが焦点となっている。

 はやくも携帯のスタンダードな機能になりつつあるワンセグ。ただ、いまいち受信状況は安定しないし、使っていての不満は多い。まあ、ただだからというあきらめもある訳だが・・・。しかし、TVを見ている視聴者からお金を巻き上げる?システムなんぞ簡単にできるのかね・・。

| | Comments (0) | TrackBack (5)

Apr 07, 2007

町役場で使うSkype――「チャットはメールより使いやすい」

町役場で使うSkype――「チャットはメールより使いやすい」


沖縄県北谷町は町営施設のPC53台にSkypeを導入し、通話やチャット、ファイル転送に使っている。ITリテラシーの高くない利用者からは「メールよりSkypeチャットの方が使いやすい」という声も聞かれるという。実現までの道のりを同町の情報政策課が説明した。
2007年04月06日 19時45分 更新
 P2Pのソフトウェアであることから、企業によっては会社のPCへのインストールを禁止されるなど“悪役”扱いされてしまうこともあるSkype。しかし、沖縄にはSkypeを業務に導入した地方自治体がある。職員はPCリテラシーの高い人ばかりではない。一体どのように導入したのだろうか。


沖縄県北谷町情報政策課情報政策係の伊波興勇氏 沖縄県北谷(ちゃたん)町は、町役場をはじめとして、生涯学習センター、幼稚園、小中学校、公民館など町営施設にあるPC計53台にSkypeを導入し、通話やチャット、ファイル転送に利用している。4月6日に都内で行われたSkypeビジネスセミナーで、同町情報政策課情報政策係の伊波興勇係長が導入と運用の様子を紹介した。

 北谷町は那覇市から北へ約16キロメートルの位置にある。町面積の半分以上を嘉手納飛行場などの米軍関連施設が占め、中日ドラゴンズのキャンプ地、北谷球場もある。人口は約2万7000人。

 2005年6月、総務省が支援する地域イントラネット基盤施設整備事業によって、北谷町役場をはじめとする町内施設が光ファイバーによる地域イントラネットで結ばれた。このとき、IP電話の導入も検討したが、高機能なIP電話は専門的な知識が必要でコストがかかることが難点だった。

 そこで、無料かつ操作の容易なSkypeはどうかと、2005年8月に導入の検討を開始した。2006年9月にSkypeの導入試験を開始し、11月からは本格的に運用している。初期投資には約70万円かかったが、これによって町営施設間の通話料は無料になった。このほか、災害時に電話以外の通信方法を確保できたという利点もある。


北谷町のSkypeシステム構成図
「Officede for Skype」を使ってセキュリティの問題を解決
 検討の過程で、伊波氏は家庭にもSkypeを導入してみた。四国に住んでいる娘とSkypeで話し、ビデオ通話も楽しんだ。「妻はこれが本当に無料なのか、と心配していました」と話す。一方、伊波氏が心配していたのはセキュリティだ。

 セキュリティの問題は、ゼッタテクノロジーの「Officede for Skype」を導入して集中管理することで解決した。Officede for Skypeは、管理者がSkypeの一部機能を禁止したり、通話やチャットの履歴をログに残したりできるソフトウェア。禁止できる機能としてはチャットやファイルの送受信、許可したSkype ID以外との通話やチャット、SkypeInやSkypeOutなどがある。

 北谷町では、現在のところ、町役場や生涯学習センターなどの町の施設を結ぶ“内線電話”としてSkypeを使い、料金が発生する外部への通話は禁止している。町の施設どうしならチャットやファイル送信も許可した。さらに、Skypeを集中して管理するため、Officede for Skypeを使って同じバージョンに揃えている。


通話中に音声が途切れるトラブルがあり、Skypeのバージョンアップによって対応したところ、利用者の満足度が向上した
 現在はSkypeのバージョン2.5を使っており、バージョン3.1を検証中だ。検証のポイントは、マニュアルの改訂につながる操作性の変化の確認、追加された機能で業務に無関係なものをブロックできるかどうか、などだ。このほか、離れた場所にあるSkypeに障害が起こった場合は「RealVNC」というソフトウェアを使って対応している。

電話機タイプのSkypeフォンを採用し、マニュアルを徹底整備

北谷町で利用している「サイバースピーカーW」 町の施設なので「特に地域の公民館などでは、年配でPCにあまり詳しくない人が使うことが多い」と伊波氏は話す。そこで、Skypeでの通話にはイヤフォンやヘッドフォンにマイクが付いたタイプではなく、電話機タイプのものをPCに接続して使うことにした。

 数種類の機器を検討して採用したのは「サイバースピーカーW」だ。選定の理由は(1)質感がしっかりしていて、軽すぎず重すぎない(2)受話器の上げ下げに連動してSkypeが動作し、受話器ボタンで操作が完結する(3)検討した機器の中では最も音質が良い(4)スピーカーフォンとしてハンズフリーでも使える――の4つ。

 このほか、Skypeの使い方を周知するために半日間の説明会を行い、「基礎編」「応用編」に分けてSkypeの使い方を徹底的に説明するマニュアルも作った。


サイバースピーカーWに対する満足度
「基礎編」「応用編」に分かれてSkypeの使い方が並ぶマニュアル
Skypeでよく利用する機能と業務効率化について
 このようにSkypeを使いやすく導入することに努めた結果、全体の半分強の人はSkypeでは通話をよく使い、約3割の人はチャットをよく利用しているという。また、PCリテラシーの低い人にとっては意外にも「チャットがより好まれている」ことが分かった。「リテラシーの低い人にとっては、メールソフトを立ち上げ、送り先のメールアドレスを入力することさえ負担になる。PCに常駐し、クリックするだけで相手とチャットできるSkypeはメールより使いやすいようだ」と指摘する。チャット機能は、伝言メモの代わりにもよく利用されているという。

Skypeは業務を効率化し、住民を待たせない
 また、Skypeは業務の効率化にも役立った。Skypeでよく利用する機能として16%は「ファイル転送」と答えているが、これが資料のやり取りを簡素化するのに役立っている。例えば、児童館のお知らせをWebサイトに掲載するさい、Web作成の知識が十分ではない児童館の職員に、情報政策課の職員がSkype通話やチャット、ファイル転送機能を活用して助言をしている。以前なら同じことをするのに電話を使っていたが、その場合は数少ない電話回線を占有してしまうという問題があった。町役場へのSkype導入によって、児童館に電話で問い合わせをする住民も待たされずにすむ――というわけだ。

 今後の計画としては、Skypeの導入台数をさらに拡大すること、出先機関や小中学校とのビデオ通話などがある。さらに、内線電話としてだけではなく、外部への通話にもSkypeを使うことも検討中だ。


「Skypeは業務で利用できますか?」という質問に、96%が「利用できる」と答えた

 SKYPEでノートもなくなってしまおうとしているようだが、いずれ鉛筆もなくなるかも。となればあとは支店長の裁量でなんとでもなる。ただ、初歩的ミスの再発をしtも割らないと。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

Apr 05, 2007

“泡沫候補”浮上させるYouTube 選管も困惑

“泡沫候補”浮上させるYouTube 選管も困惑

YouTubeに投稿された“泡沫候補”の政権放送が、ネット上で話題になっている。公選法違反の疑いがあり、選管は動画の削除依頼に乗り出している。ネットの進化に制度が追いつかない。 2007年04月03日 15時20分 更新  4月8日に投開票される統一地方選挙は、ネットユーザーが動画投稿サイトを手に入れてから初めての大型選挙だ。YouTubeには早速、候補者の政見放送などが投稿され、ブログなどで話題になり、一般紙など大手マスコミが報道しない“泡沫(ほうまつ)候補”がネットで関心を集める。ただ、政見放送がネットで流れる事態は選挙管理委員会の想定外。公職選挙法に違反している可能性もあり、対応に苦慮している。


YouTubeでその候補者名で検索すると、80件もヒットする 東京都知事選に立候補したある候補者の政見放送が、3月末にYouTubeに投稿された。当選の可能性が薄い“泡沫候補”だったが、特徴的な外見や話し方、過激な内容がネット上で話題になり、再生回数は、削除されるまでの約1週間で50万回以上に上った。削除後も同じ動画がさまざまな動画投稿サイトにアップされ、それぞれ数万回~10万回ほど再生されている。

 候補者の声にエコーをかけたり、機動戦士ガンダムの登場人物の音声を合わせたり、テクノ風にアレンジしたり、候補者の顔をアニメキャラにすげ替えててみたり――この政見放送を編集した“作品”も相次ぎ登場。動画にコメントを付けられる「ニコニコ動画」や「字幕.in」などでは、多くのユーザーが「神」「吹いたww」など感想を書き込んだ。

 ブログやmixi日記でも話題だ。各候補の名前がブログで書かれた数を比較する「kizasiチャンネル 東京都知事立候補者」でのランキングも、政見放送が投稿された日を境に急上昇。2ちゃんねるには候補者専用のスレッドも乱立した。ネットユーザーが注目のURLを投稿する「はてなブックマーク」でも上位に入った。

違法かどうかは微妙だが……
 政見放送は、放映時間や回数が厳しく規定されており、ネット上で自由に投稿・再生される事態は想定外。公職選挙法ではネットを使った選挙運動を禁止しており、候補者や支援者が選挙を優位に進める目的で政見放送をYouTubeに投稿すれば、同法違反に問われる可能性もある。

 都選管は、投稿したのは候補者以外の第三者だと見ており「違法かどうかは微妙」としている。だが「特定の候補者の映像だけが流れているのが、公正・平等な選挙という観点から問題」と考え、YouTubeへの削除申請手続きに乗り出した。

 ただ「申請手続きが複雑」といい、4月3日昼の時点でまだ削除申請できていないという。YouTubeに最初に投稿された動画は4月2日ごろ削除されているが、都選管の申し出による削除ではないようだ。

Web2.0が選挙を変える?

kizasiでは、各候補についてのブログでの言及数を比較できる いわゆる「泡沫候補」とされた場合、新聞社などは記事などでの扱いを制限するため、マスコミに登場する機会があまりない。都知事選で話題になった候補者も、YouTubeと、YouTube動画のありかをネットユーザーに伝えるブログや2ちゃんねる、mixiなどがなければ、ほとんど知られないまま終わっただろう。

 「くやしいけど、主張に納得してしまうw」──過激な政見放送をYouTubeで見たあるユーザーの感想だ。泡沫候補として大手メディアに掲載されることはなくても、この候補者が図らずもネットを通じて無コストで主張を広げることができたのは事実。選挙カーとウグイス嬢による“じゅうたん爆撃”に頼らずとも、いわば「コンテンツ発信力」があれば、資金で劣っていても有権者にアピールできる――ユーザー参加型の“Web2.0メディア”は、選挙運動の1つの可能性を示している。

 だがネットの進化に法律が追いつかない。ネットを使った選挙運動を解禁しようという動きは10年以上前からあり、2年前の衆院選でも話題になった(関連記事参照)。当時YouTubeはなかったが、候補者や政党がブログやWebサイトの更新を止めなくてはならないことなどが話題になり、解禁すべきという議論が盛り上がった。法律を改正しようという動きも一部であったものの、いまだに実現していない。

 今後もネットは進化を続け、そのたびに以前は考えられなかった方法で露出を高める候補者が出てくるだろう。法律が足踏みしたまま現実は先へ先へと走り続け、そのギャップは広がるばかりだ。

 今までの枠組みでは認められないのはわかるが、新しいメディアが登場しているのであればそれに対応するのは当然。選管もそろそろ新しい選挙の方法を考えるべき。そもそも知名度に頼るばかりでない方法が出てきたのは喜ぶべきでは??

| | Comments (8) | TrackBack (1)

テレビ局は永遠に間違え続けるのか

『私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典』を見た。確かに、ここではこのようにして番組は捏造されてきたという話は出た。だが、現場のディレクターの証言は「面白くするため」であり、上の担当プロデューサーの証言にはチェックしようという熱意がなかった。

 つまり、誰一人として事実に対して追求しようという情熱が存在しなかったことだ。それは、視聴者がそのとおり、まねをしようなんて考えてこなかったのではないか。

 関西テレビのホームページに調査報告書と調査報告書概要のPDFがある。

 その中から、いくつか取り上げてみたい。
①当事者意識の欠如

 私たちはそれぞれの段階の会議資料や取材テープを検証したが、そこで強く印象付けられたのは、多くの関係者から、その番組、そのテーマ、その事実に対して強い関心を持ち、敢然と取り組むのだ、という明確な意欲や意気込みを感じ取れなかった、ということである。どこか他人事なのだ。誰もがどことなく他人任せであり、自分はそのテーマや事実や知識を本気で信じてもいなければ、真正面から取り組んでいるわけでもない、という気配が漂ってくる。いったい何のために集まっているのか、ヒアリングを繰り返しても、じつはよくわからないのだ。

(中略)

 もう1例を挙げれば、やはり制作幹部をまじえ、スタジオ収録直前のVTRチェックが行われたとき、幹部らはDHEAについて語る人物がF3教授からF1(別人)教授に変更されていたことに、ほとんど気がついていなかった。

制作関係者のあいだに漂うこのいい加減さを、私たちは「当事者意識の欠如」と呼んでおきたい。(第6 番組制作現場における問題発生要因 2 当事者意識の欠如 P133~134)

②リサーチの軽さ(事実・真実・知識への安易な取り組み)

 あるテーマを設定し、それについて番組を作ろうとするとき、何より重視されるべきは、そのテーマ自体に関するリサーチである。とりわけ「あるあるⅠ」「あるあるⅡ」の場合、テーマの核心には特定の食べ物や知識やノウハウなど、具体的なモノ、具体的な研究成果、具体的な事実を想定していたのであるから、きちんとしたリサーチこそが番組の骨格を作り、固めるために不可欠であった。

 しかし、その実態を見ると、専門的なリサーチャーは、再委託された制作会社に1人か2人いただけであり、それもほとんどは必要に応じて外部のリサーチャーに調査を依頼する程度であった。一方、リサーチャーもインターネット検索や電話による問い合わせ程度の調査しかしていないし、ディレクターに同行して専門家の説明を聞きに出向くことがあった場合も、それ自体がすでに放送を前提としたカメラ取材になっている。

このリサーチの薄さ、事実や真実や知識に対する安易な取り組み方には、驚くというよりは、唖然とするしかない。

(中略)

 言うまでもなくこれは、リサーチャーの責任ということではない。関西テレビ、テレワーク、再委託先の制作会社の中には、事実・真実・知識に向き合う真剣さが決定的に不足しており、その部門に対する手厚い対応をして見なかったということである。

 このような安易な取り組み方が常態化した背景には、生活情報バラエティー番組の「わかりやすく」「面白く」という制作手法が影を落としているだろう。こまごまと、複雑な事実を集めても、番組では使えない。そんなことに手間やコストをかけるよりも、ものごとすべてを単純化し、簡単に、手軽にわかることの方がいい、という発想が、制作現場に浸透し、その全体を覆い尽しているように見える。

 ここから、ディレクターやアシスタントディレクターらが実験の意図も理解しないまま、「あるある大実験」や「ミニ実験」に臨み、被験者から採った血液を粗末に扱ったり、無意味なデータを取ったり、という不始末も起きてくる。ここに時間に追われる、という条件がかさなれば、捏造をはじめとするいい加減な番組作りに走るのは、ほぼ必然だったといっても過言ではない。(第6 番組制作現場における問題発生要因 3 事実・真実・知識への安易な取り組み P134~135)

 図らずもTV局の軽さを検証することになってしまったあるある検証番組。ここまでTVマンの意識が低いとTVも見る気をなくすな・・・。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

Apr 03, 2007

Biz.ID連載が書籍になりました×2

Biz.ID連載が書籍になりました×2

「3分LifeHacking」そして「達人の仕事術」。あなたの仕事を今日から変えるBiz.IDの好評連載が書籍になりました。
2007年04月02日 12時39分 更新
 Biz.IDの連載が書籍になりました。毎日の仕事、生活の効率やクオリティを3分の実践で向上させる「3分LifeHacking」、仕事の第一線で活躍している方々に仕事のスタイルを聞く「達人の仕事術」、それぞれ大幅加筆のうえ、単行本として登場です。

『3分LifeHacking』


 「あなたの仕事と生活、3分でカイゼンします」と銘打ったこちらの書籍には、普段の生活や仕事を、ほんのちょっとしたアイデアや道具、ソフトを使うだけで、劇的に効率カイゼンするテクニックが満載。下記の10パートに分類された、アナログからデジタルまで各種のライフハックを紹介します。

GTDと時間管理術
時間と場所をHackする
メール活用術
デスクトップ快適化
デジタルデータ攻略術
モバイル環境快適化
ビジネスマンの知恵
オフィスワーク2.0
知識を磨く
ちょっと一息
 Biz.IDに掲載されたライフハックを元に、大幅加筆訂正を行いました。もちろん最新のライフハックは、Web版「LifeHack」からどうぞ。

『IT達人の仕事術』


 達人たちの情報収集術や時間管理術を知ることで、自らのワークスタイル確立に役立てることができるはず。「時間管理を徹底するには?」「タスク管理をしっかり行ない」「一番使い勝手のよいメールソフトは?」といった仕事上の疑問を、実際に仕事に活用している方々に、インタビュー形式で答えてもらいます。登場するのは下記の皆様です。

橋本大也さん──データセクション
山崎恵人さん──GIGAZINE
萩原雅之さん──ネットレイティングス
加藤恭子さん──ビーコミュニケーション
藤原裕之さん──ガ島通信
岡田有花さん──ITmedia News IT戦士
関口和一さん──日本経済新聞社
増井俊之さん──産業技術総合研究所(当時)
小川浩・西川敦子さん──フィードパス(当時)
西村博之さん──2ちゃんねる
渡辺千賀さん──Blueshift Global Partners
山崎徳之さん──前ライブドア代表取締役
斎藤健二──Biz.ID編集長
 仕事の達人たちへのインタビューは、もちろん現在も更新中。さらにいろいろな方々の“仕事術”を見るなら、Biz.ID「達人の仕事術」からどうぞ。

 ライフハック本の出版が相次いでいるが、どれもそれなりに使える内容の点がうれしい。肝要なのは、それを丸のみするのではなく自分なりに整理統合して自分にとってのベストな方法を模索することか??

| | Comments (0) | TrackBack (1)

Apr 02, 2007

iTunes Storeでメジャーリーグ観戦

iTunes Storeでメジャーリーグ観戦

Appleが、iTunes StoreでMLBのビデオクリップを販売する。日々のハイライトシーンをまとめたビデオのほか、その週の試合から選んだ2試合を全編提供する。 2007年03月31日 07時51分 更新  Major League Baseball(MLB)のシーズン開幕を前に、米Appleは3月30日、MLBのハイライトシーンや一部の試合のビデオを、iTunes Storeで販売すると発表した。

 「MLB.com Daily Rewind」は、日々のハイライトシーンを25分にまとめたビデオクリップで、価格は1.99ドル。1カ月分のマルチパスは7.99ドルとなっている。「Game of the Week」では、ナショナル/アメリカン両リーグの試合から毎週2試合を選んで提供。価格は1試合1.99ドルで、シーズン中有効なシーズンパスは19.99ドルとなっている。

 iTunesではまた、シーズン開幕前のプレビュー「MLB.com 2007 Season Preview Show」を無料で提供している。そのほか、過去の試合の名場面を集めた「MLB.com Baseball's Best」を1エピソード1.99ドルで販売する予定。

 ハイライトがIPODで見られるとは贅沢な話。価格もそれほど高くない。なんか急にビデオ対応のIPODが欲しくなってきた・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

« March 2007 | Main | May 2007 »