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Mar 30, 2007

首都圏男性は“通勤時間の使い方”が違う――3大都市圏で働く男性の1日

首都圏男性は“通勤時間の使い方”が違う――3大都市圏で働く男性の1日

首都圏・関西・名古屋の3大都市圏で働く若手男性が平日にどう行動するか、M1・F1総研が調査した。首都圏に住む男性はほかの2都市圏にくらべて通勤時間が長いため、その時間で携帯や新聞を通じて情報収集を行う傾向があるという。 2007年03月29日 16時38分 更新  首都圏在住の若手男性を関西や名古屋圏の男性と比べると、自宅よりも通勤途中に新聞や携帯から情報収集している――Media Shakersが運営する、20歳~34歳の男女に関するリサーチを行うM1・F1総研が首都圏、関西、名古屋の3大都市圏で働く男性の平日の行動と情報収集について調査した。

 今回の調査の対象になったのは、首都圏1都3県、関西2府1県、名古屋エリアに在住する20歳~34歳の働く男性。


起床してから家を出るまでに新聞を読む割合
 平日に起床してから外出するまでに自宅で新聞を読むかどうかをエリア別に比較すると、関西・名古屋エリアの男性で新聞を読んでいるのは約30%であるのに対し、首都圏の男性は23.4%と少ない。


片道の通勤時間の平均
通勤時間中にすること
 それでは、首都圏の男性は代わりにいつ、どこから情報収集をしているのだろうか。

 通勤にかける平均時間をみると、首都圏では通勤にかける時間が関西・名古屋エリアよりも長く、46.9分かかっている。その通勤時間中にすることを見ると、携帯サイトを見る人と新聞を読む人の割合がそれぞれ21.8%と14.8%で、ほかの2都市圏よりも多い。「首都圏の若手男性ビジネスパーソンは、自宅よりも通勤途中に携帯や新聞から情報収集している」――とM1・F1総研では分析している。


携帯電話からのインターネットで普段すること
 首都圏の男性が他都市圏よりも携帯サイトを見ているといっても、音楽や動画などの娯楽サイトを見ているのであれば新聞の代わりにならない。携帯電話からのネット利用でしていることの調査によると、首都圏男性はWebサイトの閲覧や情報の検索はほかの2都市圏より多いが、映像・音楽・ゲームなどの視聴は3大都市圏中で最も少ないことが分かった。


勤務時間中の食事のとり方
 出社して午前の業務が終わり、昼食の時間になる。自宅から持ってきた弁当を食べたり、勤務先の食堂で食べるという“節約派”は(1)名古屋(2)関西(1)首都圏――の順で多い。またコンビニやそのほかの店で弁当を買って食べたり、外食したりという比較的お金のかかる昼食をとるのは(1)首都圏(2)関西(3)名古屋――という逆の順で多くなっている。


労働時間
 3都市のビジネスパーソンたちは何時間くらい労働しているのだろうか。それぞれ8時間未満、8時間以上12時間未満、12時間以上の3つに分けて調査した。

 首都圏の男性ビジネスパーソンは、8時間未満の短時間勤務および12時間以上の長時間勤務が、ともにほかの2都市圏よりも多かった。首都圏で短時間労働者が多い理由についてM1・F1総研は「派遣・嘱託社員およびパート・アルバイトの割合が関西・名古屋圏に比べて高いせいもある」としている。その一方で首都圏では、12時間以上の長時間労働者の割合も高い。

 この調査は、2007年3月にインフォプラントのパネルとして登録している首都圏1都3県、関西2府1県、名古屋エリア在住の働くM1層男性1500人に対してインターネットを通じて質問したもの。

さすがに東名阪で通勤事情も微妙に違うために実情もちょっとずつ違う。長時間労働と短時間労働のバランスの悪さが首都圏の特徴だな。

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Mar 29, 2007

ケータイなしでのサバイバル - 六本木編 -

ケータイなしでのサバイバル - 六本木編 -
 

昨今、ネット上でShutdown Dayが話題になっている。3月24日の1日、24時間、コンピュータなしで生活が出来るか否かを問うて、それを実践するというシンプルな実験の企画。こういう極端なトライは様々なアイディアへリーチするきっかけになるので、僕はとても好きだ。例に漏れず、僕も参加しようと思っているけれど、ワークショップで議論しましょう、という声が合ったので、実現したいと思っております。また詳しくはこちらでもお知らせします。これに関係するかしないか、久々にした失敗談の話。

 昨日の夜、仕事を終えて一度家に戻ってから、映画を観る約束があったのでふらっと出かけた。仕事ではなかったので、そのとき鞄も持たず手ぶらで出てしまった。ちなみに鞄の中には手帳やデータをバックアップしているiPod、デジタルカメラ、サイフなんかが入っているのが常だけれど、この辺のツールを全て家において出かけた。

 この時点で外に出かけるのに「あり得ない」と思われる方もいるかもしれないが、数年前からいかに持ち物を減らして不便なく生活できるか、と言う実験を自分で個人的に行っている。そのためポケットにはサイフではなくカードケースだけ。そして手帳は持つことがあっても、手帳やメモやカメラは基本的にはケータイで済ませるようにしている。最近では交通機関含め、電子マネーが普及してきたことで、持ち合わせているカードケースの中身もだんだん減り始めている。

 しかし昨晩は、要のケータイを忘れてしまったのだ。

 時間と場所を決めて約束していたんだけれど、場所は六本木ヒルズという約束しかしていなかった。スポット名ではあるけれど、たくさんのエリアがあって、待ち合わせに適したピンポイントの場所の名前ではない。六本木ヒルズに着いたら、「いまクモのアートの下あたりでけやき坂の方向に向かっているんだけども」と自分の場所と動いている方向を伝えて、上手く落ち合うつもりだった。

 ケータイがなければ、今自分がいる場所も、動いている方向も伝えることが出来ない。ケータイがないことによって、自分の行動パターンが変わり始める瞬間である。

 ケータイの電話帳のおかげで、電話番号はほぼ覚えなくなった。ケータイがなくなったら困るので、保険として番号お預かりサービスには入っているけれど、ケータイそのものがなくなってはそれも意味がない。電話が出来なければメールだ。たまたま相手のケータイメールのアドレスは短くて覚えていたので、六本木ヒルズのネットカフェからメールを送ればいいと思った。

 ところが20時で閉店していたのである。六本木交差点まで行くのは時間がかかるのでそれは保留。コイン式のウェブブラウザがあったら.MacメールなりGmailなりからメールが送れるじゃないですか。たまたまメールアドレスを覚えていなくても、過去に送信したメールや署名から相手の電話番号やメールアドレスを知ることが出来るかもしれない。ケータイメールでは装飾としての署名がメジャーだけれど、ネットのアカウントの中の情報を頼るなら署名というサービスは重要な情報源になりますね。

 結局ネットに乗ることは出来なかったので、次に友人ネットワークを使って相手にメッセージを伝えようと
いうトライに入ることにした。まずは公衆電話の場所探し。六本木ヒルズにはよく行く方だけれど、公衆電話の場所は自分の記憶の中には残っていない。公衆電話と同じように、こちらも普段お世話になったことがなかったインフォメーションセンターで聞いて発見することができた。

 とにかくカードケースしかないので、電話をかけるための小銭もない。小銭はポケットではなくサイフにしまっているので。IC式のテレホンカードはカードケースに入っていたのだが、実はとっくに廃止されて磁気式のみになっていたのだ。記念品というか、使いかけの遺物ですね。仕方がないので六本木ヒルズ内のATMで1000円をおろし、スターバックスでその1000円を使ってドリップコーヒーを買って100円玉と10円玉を作る。

 いざ電話をかける状況になったのだが、手帳も電話帳もないので、覚えている電話番号の数はとても少ない。というかほぼ皆無。ほぼ唯一覚えている友人の電話番号からたどろうとしたが、電話に出てくれなかったので、この方法も失敗に終わった。ここまでの15分間、六本木ヒルズを走り回ることになったが、それ以上にどっと疲れた印象である。

 いろいろ試してみたが、結局のところ、現地についても待ち合わせしている人に会えそうもなかったので、ケータイを取りに家に帰ることにした。早めに出かけていたので、一度家に帰ってからでも映画には間に合う。家にあったケータイから連絡をしたら、すっと待ち合わせ場所と時間を変更して、悔しいほどスムーズに落ち合うことができた。

 基本的には僕がドジなだけなんだけれど、こうやって街の中で久々にサバイバルしようとすると、ケータイ1つの存在に相当助けられている自分の生活に気づかされる。Shutdown Dayで言うところの「コンピュータ」にケータイを含めるか含めないかで、僕自身は答えが変わってしまうな、と痛感してしまう。逆に、もはやケータイはコンピュータではない、と行ってしまった方が楽なくらい。

 みなさまはどうお考えになりますか?

ケータイという文明の利器に頼りすぎてしまうとこういうことになりそうだ。とはいってもケータイはともかくPCへの依存度は高いのでなければ似たような不便に直面しそう・・・。

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Mar 28, 2007

デジタルラジオ、4月から9チャンネル構成で積極展開

デジタルラジオ、4月から9チャンネル構成で積極展開

デジタルラジオ推進協会(DRP)は、4月2日からのチャンネル編成を発表した。チャンネルも増加し、関係各社の本気度も増してきたようだが、“2011年以降”はまだ不透明。  デジタルラジオ推進協会(DRP)は3月27日、4月2日からのチャンネル編成を発表するとともに今後の展開について説明を行った。実用化試験放送という放送形式は依然として変わらないが、都内についてはチャンネル数は9チャンネルに拡大され、大阪についても放送時間の延長が行われる。

 デジタルラジオは既存のAM/FMラジオに比べ、音質面での向上が望めるほか、データや簡易動画の放送も可能になるほか、帯域が有効利用できることから多チャンネル化が検討されており、さらに都内では6月に1チャンネルが追加される予定だ。


4月2日からの新チャンネル(東京エリア)
 4月2日からの編成では、新設された9202chでTBSラジオの「OTTAVA」が開局するほか、同じく新設の9401chでは伊藤忠商事の「DiGiPiCO」が開局する。また、文化放送とNACK5が9301chで運営する局は「UNIQue the RADIO」の名称が付けられた。

 これまでTBSラジオ/FM横浜/bayfm78が共同提供していた9201chは、FM横浜/bayfm78の提供する形態に変更され、週の前半はFM横浜の「ハマセグ」、後半はbayfm78の「digitalBay」という変則的なスタイルになる。チャンネルラインアップは以下の通り。

チャンネル 局名 番組提供 備考
9101 NHK NHK 親子向けから教養、音楽、ニュースまで幅広く提供。データ放送も充実させる
9201 ハマセグ/digitalBay FM横浜/bayfm78 ハマセグはジャズ中心、digitalBayはダンスミュージックやインディーズアーティストにも注目
9202 OTTAVA TBSラジオ ポップス感覚で聴ける「コンテンポラリー・クラシック」をオンエア
9301 UNIQue the RADIO 文化放送/NCAK5 アジアンエンタテイメント「アジアン!プラス」、アニメ&ゲームがテーマの生番組「Voice of A&G Digital」など
9401 DiGiPiCO 伊藤忠商事 「We Love Music」をテーマにした音楽専門局。将来的には音楽以外のジャンルも放送
9402 未定 ―― 6月から開始予定
9501 Suono Dolce ニッポン放送 丸の内から発信するラブソング専門局。1セグメントながらも簡易動画の生放送も
9701 3セグメント放送701 TOKYO FM ティーン向けの「AGGRESSIVE LIFESTYLE CH」
9702 3セグメント放送702 TOKYO FM 30代以上の大人を対象にする「HIGH QUALITY CH」
9703 3セグメント放送703 TOKYO FM ニュース専門「NEWS CH」


9101chはNHKはデータ放送によるニュースも充実(左)、週の前半と後半でガラリと変わる9202ch(中)、クラシックメインの9202ch OTTAVAではピアニストや編集者が“プレゼンター”となって番組をおくる
 大阪エリアについては9102/9201/9301/9401/9501の5チャンネルは放送時間が午前11時から午後7時まで延長され、9701/9702/9703については引き続き午前6時から午前2時までの放送となる。

 「都内では2月から送信出力を増加させることができたが、まだエリアは十分ではなく、受信機の数もそう多くない。ただ、現在行っている実用化試験放送は広告を出すこともできるので、いままで蓄積したノウハウをいかして、楽しい番組を提供していきたい」とはDRP 理事長 亀渕昭信氏。亀渕氏はニッポン放送の取締役相談役でもある。


デジタルラジオ対応のKDDI「W51SH」 このように多チャンネル化が進められるデジタルラジオだが、視聴できる端末は現在のところ一部の携帯電話のみ。認知度もさほど高くないため、デジタルラジオ自体のアピールもまだまだ欠かせない。DRPのWebサイトでは、受信可能なエリアのほかにも、番組の紹介や放送時間などが告知されており、基本的な情報が入手できるようになっている。

 また、現在はまだ計画の段階だが、各チャンネルの番組表をEPG化してWebサイトや新聞雑誌へなど提供する計画もあり、実現すれば現在のテレビやラジオと同様に、身近な情報源となることが期待できる。

 デジタルラジオが大勢に認識されても、サービスエリアの拡大という課題は残る。現在のところデジタルラジオはVHF帯のアナログテレビ放送領域で空いている7chを利用しているため、現在の形態のままでは、東京/大阪ではこれ以上のエリア拡大がほぼ不可能(周波数帯をそのままに出力を上げれば、アナログテレビの6chと8chに影響が出かねない)。

 「本放送への移行は、“2011年以降”の動向が明確にならないとその時期は分からない。ただ、できる限り速やかに移行したいとは考えている」という小川和之氏(DRP 専務理事)のコメントはまさに本心だと思われるが、アナログテレビ停止に伴う周波数改定がどのように行われるかがハッキリしない限り、DRPにとってはまさに身動きのできない状態が続くことになる。

デジタルラジオも充実しつつあるトレンド。ただ、これだけ媒体が増えてくるとどれだけニーズがあるのは不透明。事業化は簡単ではなかろう・・。

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Mar 27, 2007

「我々は安物のキャリアにはならない」──イー・モバイル、新規参入への強い意気込み (1/2)

我々は安物のキャリアにはならない」──イー・モバイル、新規参入への強い意気込み (1/2)

来る3月31日、いよいよ携帯電話業界に新規参入を果たすイー・モバイル。「ケータイのブロードバンドに革命を起こす」と宣言する同社の意気込みを、代表取締役社長の種野晴夫氏に聞いた。 イー・モバイル代表取締役社長の種野晴夫氏 3月31日、新規参入キャリアのイー・モバイルが、ついに携帯電話事業を開始する。すでに同社は3月1日から予約申し込みの受け付け中(3月1日の記事参照)。最大3.6Mbpsの高速データ通信、シャープのスマートフォン「EM・ONE」の投入など、注目度も高い。

 イー・モバイル 代表取締役社長の種野晴夫氏に、携帯電話新規参入の意気込み、今後のビジョンについて聞いていく。

固定からモバイルにブロードバンドを広げる
 2005年11月、総務省から新規参入キャリアとして携帯電話事業の免許が交付されたのが、イー・モバイル、BBモバイル(ソフトバンク)、アイピーモバイルの3社だった(2005年11月の記事参照)。その後BBモバイルは、ソフトバンクがボーダフォンを買収したことで1.7GHz帯の新規参入からは撤退し(2006年4月の記事参照)、“既存キャリア”になった。残った2社のうち、先陣を切って商用サービスを開始するのが、イー・モバイルということになる。

 イー・モバイルは新規参入が議論されていた当時から現在に至るまで「日本の携帯電話料金が高すぎる。特にデータ通信はスピードが遅く、ユーザーが満足できるサービスになっていない」(種野氏)と主張してきた。

 「我々はADSLの会社として、固定系で高速・定額のサービスを実現しました。今度はそれをモバイルの分野で実現しましょうというのが、基本スタンスなんです。こういった(高速で定額の)データ通信サービスは、日本にはまだない。それを我々が提供すれば、お客様のニーズはあると考えています」(種野氏)

 携帯電話料金の部分だけに目を向ければ、ボーダフォン買収後のソフトバンクモバイルが音声定額(ゴールドプラン)や基本料の安いプラン(ホワイトプラン)を矢継ぎ早に投入するなど、価格競争が活性化する動きは見え始めている。しかし、イー・モバイルはそれでも価格競争が不十分と感じているようだ。

 「もともとはイー・モバイルとソフトバンクが新規参入事業者として切磋琢磨し、日本の携帯料金を下げて行ければと考えていました。しかし、ソフトバンクがああいう形(ボーダフォン買収)でドロップしてしまって、新規参入キャリアではなくなってしまった。我々としては残念に思っています。

 特にデータ通信料金の部分に目を向けますと、お客様が安心かつ満足して利用できる環境にないと感じています。我々としては、まずデータ通信料金の部分で競争して、その後に音声の部分で競争していく戦略をとっていきます」(種野氏)

 その結果として、イー・モバイルのデータ通信料金は、下り最大3.6Mbpsで月額5980円になった。むろん、PCも含めて完全な定額制だ。単純なコストパフォーマンスで見れば、携帯電話キャリアはもちろん、ウィルコムに対しても優位性がある。この価格は、「お客様のニーズや利用傾向を分析し、サービス発表の一週間ぐらい前まで議論して決めたもの」(種野氏)だという。

 「この値段はお客様の(料金値下がり)ニーズに応えられるようにと頑張ったものですが、新規参入キャリアですので最初から採算度外視というわけにはいきません。採算がとれるギリギリの価格設定をしました。

 我々は良質なサービスをフェアな価格で提供したい。(マーケティング的に)奇をてらうつもりはありません。不当に安くもしないし、不当に高くもない価格設定ではないかと自負しています」(種野氏)

EM・ONEのクオリティにかけた想い
 イー・モバイルは新規参入当初から、料金面での競争活性化を訴えていた。それを鑑みれば、採算のとれる範囲内で、市場にインパクトのある価格で参入したのは想定どおりと言える。一方で、多くの業界関係者とユーザーをいい意味で驚かせたのが、シャープ製の「EM・ONE」投入だろう。これはWindows Mobileを搭載したシャープ製のスマートフォンであり、性能・デザイン・質感ともに日本メーカーの面目躍如ともいえる高いレベルを誇っている。イー・モバイルは新規参入ながら、国内でトップレベルのスマートフォンを最初から導入するのだ。

 「我々は安い料金でサービスを提供しますが、“安物のキャリア”にはなりたくない。(携帯電話業界の中で)存在感があって、きちんとした品質のあるキャリアになりたい。

 お客様に端末を見ていただいた時に、優れた品質のものでないと、キャリアのイメージが悪くなってしまう。(EM・ONE投入は)安っぽい端末で安い料金ではなくて、高品質な端末で安い料金という形にしたかったのです。日本のお客さんは、いいモノが欲しいんです。安物は欲しがらない。その点で、EM・ONEは高品質な端末を求めるお客様のニーズに応えられるものになっています」(種野氏)

 確かにEM・ONEは、同じシャープ製のスマートフォンの中でも質感が高く、「コストがかかっている」と感じさせる。触った時の感触はノキアのEシリーズなど海外のハイエンドスマートフォンに近く、高級感がある作りだ。「安物のキャリアになりたくない」という想いは、EM・ONEの中にしっかりと息づいている。

通信インフラも「品質重視」で構築する

 高速通信に活路を見出した新キャリアに安物のイメージは少ない。ただ、この料金体系だとユーザーを激しく選ぶキャリアではある。まずは、サービスの品質がどんなものかと・・・。

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Mar 25, 2007

ポケベル、Lモード、消えゆくIT先駆けツール PHSは当初とは異なる用途の市場開拓に成功

かつて「新しいコミュニケーション手段」として脚光を浴び、多くの利用者を集めた 情報通信サービスが、相次いで終了する。NTTドコモは今月末にポケットベルを、 来年にはPHSを停止。ニフティのコミュニティーサービス「フォーラム」も今月いっ ぱいで閉鎖される。このほか、NTT東西の固定電話向けインターネット接続サービス 「Lモード」も来年以降の撤退が決まるなど、変化の激しい通信業界の栄枯盛衰を映し 出している。 ≪ベル友よ3470(さよなら)≫

 昭和43年にサービスを開始したポケベルは、一斉同報で大勢を呼び出せる便利さから、
医療機関や警察、報道機関関係者、企業の営業担当者らへ普及していった。
 62年に数字や記号のメッセージ表示機能が追加されると、女子高生らの間で、数字の
語呂合わせでメッセージを送る遊びが大流行。「ベル友」同士が公衆電話で「0840
(おはよう)」「3470(さよなら)」「14106(愛してる)」と“早打ち”
する姿は社会現象となった。
 平成5年のテレビドラマ「ポケベルが鳴らなくて」は、ポケベルで交流する中年男性と
若い女性の不倫がテーマ。老若男女がポケベルに熱中した世相を反映した。
 ピークの8年には1078万人まで利用者が膨らんだが、PHSや携帯電話に市場を奪われ、
ドコモでは今年2月末で14万人弱に落ち込み役割を終えた。

 ≪華麗に変身PHS≫

 7年に登場したPHSも、携帯電話に顧客を奪われ、ドコモは来年中にサービスを終了する。

 しかし、利用者が激減するなかで、ウィルコムがネット接続向けの高速データ通信サービスと
いう、当初とは異なる用途の市場開拓に成功。いち早く投入した定額制サービスが受け、440万人
を超す利用者を抱えるまでに復活した。
(続く)
■ソース(産経新聞)(上野嘉之)
http://www.sankei.co.jp/keizai/it/070325/itt070325000.htm
■元ニューススレ
【経済】ドコモ、3月末でポケベルサービス終了
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1174486093/

ポケベルも長い歴史に幕。PHSもドコモ製はあっさり終了。Lモードはさらに短い時間で市場から退出。昔はこの手のサービスが立ち上げられたときには半永久的に続くような気もしたが、もはや幻。ユーザーもサービスの持続力等も考える必要あり??

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Mar 24, 2007

iPhoneを「買うつもり」なのは18%――米音楽携帯調査

iPhoneを「買うつもり」なのは18%――米音楽携帯調査

音楽携帯ユーザーの間では、価格や所有する端末への満足度から、iPhoneを実際に「買うつもり」との回答は18%だった。 2007年03月24日 07時26分 更新  携帯の音楽プレーヤー機能は利用するが、通信業者のダウンロードサービスはあまり活用していない――オンライン携帯販売の米LetsTalkが3月22日、マルチメディア携帯電話のユーザー400人を対象とした調査報告を発表した。

 報告によると、マルチメディア携帯所有者の63%が、携帯電話で音楽を聴いたことがあると回答。50%以上が20曲以上の楽曲をダウンロードしており、4曲以上をダウンロードした人は89%に上る。多くの人が音楽プレーヤー機能を活用する一方、通信業者が提供するサービスを利用して、楽曲を直接携帯電話にダウンロードした人は14%にとどまった。67%は、CDやインターネットからPCにダウンロードした曲を、携帯電話で聴いているという。

 また、米Appleが発表した「iPhone」への興味についても調査。iPhoneを「買うつもり」とした人は回答者の18%で、「買わない」は52%。「まだ分からない」が31%だった。買わない理由について複数回答で挙げてもらったところ、49%が「価格」を、48%は「現在所有している携帯電話の機能に満足している」、23%が「通信業者を変えたくない」といった理由を挙げた。

20%ものひとたちが興味を持っている?とみるか20%しか興味を持っていないとみるべきか??判断が難しいところだな・・・。

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Mar 23, 2007

インスタントメッセンジャーって一度に何文字送れるの?

インスタントメッセンジャーって一度に何文字送れるの?

文章をコピーして、インスタントメッセンジャーで送信するとき、送信メッセージが途切れてしまうことはないだろうか。いったい何文字まで送れるのか、実験してみた。 2007年03月22日 16時56分 更新  インスタントメッセンジャー(IM)は、リアルタイムにメッセージが送受信できるから、ちょっとした確認だったら、上司のIMにすぐにコピーして送信して指示を仰げる。ところが、メッセンジャーによっては文字数制限のため、コピーして送ったはずのメッセージが途切れる場合があるのだ。

 試しに、全角「1234567890」と半角「1234567890」をそれぞれ続けたメッセージを、各メッセンジャーに送信してみた。確認した結果を下の一覧表に掲載する。

IM 全角 半角
Windows Live Messenger 400字まで 400字まで
Yahoo!メッセンジャー 263字まで 800字まで
AOL Instant Messenger 1152字まで 2427字まで
Skype
Google Talk 1万文字以上


SkypeとGoogle Talkは1万文字以上の文字列を送信できた(画像はSkype)
AIM(AOL Instant Messenger)は意外とたくさん送信できた

Windows Live Messengerは全角・半角とも400字
Yahoo!メッセンジャーは半角は800字だが、全角は263字

 Windows Live Messengerは、原稿用紙1枚分と覚えておくとよさそう。Yahoo!メッセンジャーは半角では800字まで1度に送信できたが、全角だとほぼ3分の1の263字に減ってしまう。意外と送信できたのは、AOL Instant Messenger(AIM)。半角であれば2427字、全角であれば約半数の1152字まで送信できた。1度に送る文字数ということに限れば、SkypeとGoogle Talkが別格だ。というのも、この2つのIMだけは、全角・半角ともに1万文字以上を1度に送信できたからだ。

 この実験を通して分かったことはまだある。長い文章を突然送ると、送信先がびっくりする恐れがあることだ。下手をするとスパムと間違えられかねない。ちなみに、今回の記事は「3分LifeHacking」のサブタイトルから、記事末尾までで1000文字程度。送信する場合は、必ず相手に事前連絡しておこう。

メッセンジャーは会社でも使える設定になっていないから滅多に使わないが、意外と文字数は送れないんだなあ・・・。なにかコピーペーストして送るようなものははやはりメールか・・。

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Mar 22, 2007

ブレインストーミングを活発にさせる4つのツール

ブレインストーミングを活発にさせる4つのツール

アイデア出しに効果的なブレインストーミング。このブレストの効用を高める4つのツールを1人用、グループ用に分けて紹介しよう。 2007年03月20日 23時51分 更新  うまくかみ合えば、たくさんのアイデアを生み出すことができるブレインストーミング(@ITの用語辞典)。そんなブレスト用のツールをいくつか紹介しよう。アイデアに困ったときに利用してみてほしい。

1人で使えるブレストツール
 通常、参加者が多いほうが、たくさんの意見が出てくるのがブレストだが、1人でいろんなアイデアを出して、それぞれを比較・検討するのも効果的だ。ただし、1人ブレストの場合は確実にメモを取っておかないと、ただ“妄想しただけ”となりかねない。また、アイデアの重要度などが分かるようにメモを書きたい。単なるテキストよりは、連想がつながるって見えるマインドマップのようなツールを使うといいだろう。そんな1人ブレストを行うときは、こんなソフトが有効だ。

無料のマインドマップ作成ソフト「FreeMind」を使う
 マインドマップを手軽に作れるのは、無料のオンラインソフト「FreeMind」だ(2006年9月の記事参照)。対応OSは、WindowsやMac OS X、Linuxなど。このほかJavaの実行環境が必要になるので、インストールがまだの方はあらかじめSun Microsystemsのサイトからインストールを済ませておこう。


FreeMind
bubbl.usを使う
 ブレインストーミングできる無料のオンラインサービス「bubbl.us」。本来は、インターネットを介して遠くの仲間ともコラボレーションできるのが特徴だ。ただし、複数人でブレストを行うためにはスピード感が重要。編集部で試したところ、複数人でサービスを利用した場合、リアルタイムの更新はできなかった。少なくとも、1人ずつ更新し、保存する必要があるようだ。

 とはいえ、吹き出しを消すときには爆発するアニメーションを表示するなど、グラフィカルなbubbl.usは操作していて楽しいサービスであることも事実。1人でブレストする時に、上手に利用するといいだろう。


「bubbl.us」。日本語がうまく入力できないケースもあった
アイデアを書いた吹き出しを消す際には、爆発エフェクトも。なかなか楽しい演出だグループで使えるブレストツール
 ツールの説明をする前に、グループでブレストする際は、以下のことに気を付けよう。

ブレスト4つの原則批判しない。アイデアへの批判や意見はブレスト中に関しては排除する
つまらない、乱暴な、見当違いなアイデアを歓迎する
アイデアは多いほどよい
他人のアイデアを修正、改善、発展、結合する。アイデアの改善案や組み合わせも歓迎


 さて、そうした理想的なブレストを促進させるためのツールが、次に紹介する2つのツールである。

最大12人まで参加できるブレストサービス「babooo」
 カヤックがオープンしたブレスト用の無料オンラインサービス「babooo」では、最大12人まで同時参加できる。Flashベースのサービスでさくさく動作するのが印象的だ。


「babooo」
 さすがにブレスト用のサービスなので、上で紹介したマインドマップ作成ツールとは一味違う操作感も特徴。例えば書き込んだアイデアは、ほかのユーザーが「共感」ボタンを押さない限り、1分間で消える仕組みとなっている。

 しかも、単に消えてしまうのではなく、時間が経過するごとにYahoo! JAPANやWikipedia、Youtube、Flickrなどの検索結果を関連情報として確認できるようになる。さらにアイデアを入力するフィールドの脇にある「STORM」ボタンを押すと、それまでの発言を元に自動でアイデアを生成する。つまり、画面を前に悶々と悩むだけではなく、悩んでいると向こうからヒントめいたことを教えてくれる――というわけだ。


「共感」ボタンを押せば、1分間の“制限時間”が延びる
時間が経過するごとにアイデアから連想するデータを各種サイトから引っ張ってくる
「STORM」ボタンを押すと、それまでの発言からアイデアを自動生成。思わず笑ってしまうものもある
 時間制限でいったん画面から消えたアイデアも、時系列で確認できる。ミーティングの議事録にも使えそうだ。また、お絵かき機能や、画像ファイルの貼り付ける機能なども付いているほか、オフライン時の作業をオンライン時に同期する機能も搭載した。一度試してみるのもいいだろう。

ブレストをカードゲーム感覚で――「ブレスター」
 最後に紹介するのは、唯一オンラインではなくリアルのプロダクト。宮城県仙台市のベンチャー企業であるデュナミスが販売する“ブレインストーミングカードゲーム”の「プレスター」である。

 このブレスター、最大4人でブレストできる“カードゲーム”。プレイヤーごとに色を決めて、その色に応じてカードを配布する。カードには指令が書かれており、ほかのプレイヤーは従う必要がある。例えば、「次の言葉を言ってください。『それ、よいね。だって、○○だから。』」とあれば、ほかのプレイヤーからのアイデアを理由を添えて褒めなければならないのだ。


4色のカードのほか、色に縛られずに使える全員用カードもある
 初めにアイデア出しのテーマを選び、順々にアイデアを出して行くあたりは通常のブレストだが、アイデアを出して、手元のカードを減らすことが“勝利条件”となるのが最大の特徴だ。ゲームに熱中すればするほど自然とアイデアが出てくるのである。

 デュナミスでは、「60分間で約100のアイデアが楽しく出せる」という。ブレスト成功のコツは、「判断をある時点まで遅延すること」「選択肢を拡げること」を心がけるとよいとも。また、アイデアの発散だけでなく収束させるために、本来禁止事項である批判を“解禁”した「批判ブレスト」を行うことも効果的だという。


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 アイデアを出すのは、時にツラく苦しい作業になりがち。だが、楽しく効果的にブレインストーミングができるのであれば、利用しない手はない。自分の環境にあったツールやサービスを選択してみてはいかがだろうか。

ブレスト用のツールもずいぶんいろいろ揃っている。カードゲーム方式のものまであるとは・・・。ただ、基本は紙と鉛筆ないしはホワイトボードなんじゃね??そもそもブレストは場をしっかり仕切れる人がいない点のほうが問題だったりするが・・。

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Mar 21, 2007

吉岡徳仁氏インタビュー:

吉岡徳仁氏インタビュー:
“感じる”携帯を目指して──「MEDIA SKIN」へ注がれた愛情 (3/3)
 

 吉岡氏はその“感じるケータイ”を「アートに近いケータイ」と表現する。

 「アートって本来、理屈抜きにその人の感性で感じるものですよね。携帯電話でも、触感ももちろんそうだし映像や音楽も、全部感覚に近いもの、感じるものだと思うんです。デザインというと、形をいかに作るかということが重視されますが、人はものを判断するとき、その形以上に触感とか、光り方とか音とか、いろいろな情報をもとに判断する。だから、そういう感覚というものも取り入れて、デザインをしました。」

 その言葉通り、吉岡氏のデザインは五感で感じるあらゆる部分に及ぶ。

 ソフトで心地いい触感に加え、視覚で感じる形や色、液晶を覆うガラスの光沢から、画面デザインはもちろん、アーティスト KUJUN氏とのコラボレーションにより、聴覚で感じる効果音などのサウンドもデザインの一環。メニューやサウンドのデザインに際しても、できるだけ既存のケータイっぽくないもの、“今までにない驚きや喜びを感じられるもの”を目指したという。

互いの仕事を尊敬できたことが、プロジェクトの成功要因

オレンジ(とホワイト)カラーはファンデーションで使われるシリコン粒子を配合した塗料が用いられる。 MEDIA SKINが五感に訴えるデザインをまとい、“感じるケータイ”を体現できた背景には、もちろん、技術の進化やメーカーの努力によるところも大きい。吉岡氏も「コンセプトモデルを発表した当時の技術では、たぶんこの大きさ、バランスでは製品化できなかったと思います」と語る。

 「こういうもの作りでは、デザインだけでなく、技術も一緒になって作っていかなければいけません。ある意味では子どもを作るようなもので、僕がお父さんなら、メーカーがお母さんですよね。僕自身、その過程を大変楽しみながら進められました。」

 「普通ならデザイナーがこうしたいと言っても、それは技術的にできないということもあると思います。しかし今回は、僕がこうしたいと思ったことをどうしたら実現できるか、開発担当の方全員が前向きに考えてくれた。auの方も、僕以上にデザインにこだわってくれました。」

 吉岡氏も言うように、デザインコンセプトを製品化する過程でデザイナーの目指す方向性と技術の間で折り合いがつかず、どちらかが妥協を余儀なくされるケースもある。MEDIA SKINが何より革新的なのは、その両方を妥協せずに両立させた点だ。

 メニュー画面やサウンドから、卓上ホルダに至るまでひとつひとつが妥協なくデザインされている。そして本体を卓上ホルダにセットすると、本体とそれが一体となり、卓上テレビのように横向きでワンセグが視聴できるようにもなっている。本体だけでなく、本体と持つ人、あるいは本体を卓上ホルダにセットした全体のフォルムに渡ってもデザインと機能がみごとに調和している。


デザインはもちろん、ワンセグ視聴に適する横位置スタイルや、長さ・高さにもこだわった卓上ホルダ。「卓上ホルダまでデザインされた携帯があまりなかったので、今までにないものを作るという意味でも本体と似た質感に、かつ一体感のあるデザインを目指した」という
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 「デザインケータイというと、形はいいけどその分機能が削られていたりということもあったと思いますが、このMEDIA SKINは、その名前の通り“メディアの皮膚”として、最先端のものを入れることができたことがなによりよかった。多機能ながらこサイズにできたのは、それだけでも“モノ”としてもとてもおもしろい携帯だと思います。」

 「僕も自分にできない技術のことでは、素直に驚かされることがたくさんあったし、今回は互いの仕事を尊敬できたことで、すごくうまくいったケースです」と吉岡氏。MEDIA SKINが高いデザイン性を持ちながら、“au最薄のワンセグケータイ”という称号とともに多機能かつフォルムにも魅力のある端末となり得たのは、デザイナーと技術者・開発者がともに今までにないケータイを目指し、長期に渡ってコミュニケーションを重ねた結果だろう。

 「携帯も家電と同じ多品種少量生産体制になるだろう」(KDDIの小野寺社長)、「2007年は、過去最多となった昨年の数並みの端末を投入する」(NTTドコモの中村社長)と携帯キャリアのトップが述べるように、市場が成熟した携帯業界の今後は、季節ごとに新機種が今まで以上に多く登場する体制になっていくことを示唆している。そんな中で“人を惹きつける”には何が必要か──MEDIA SKINは、そのいろいろな思いが凝縮されて生まれた、吉岡氏とauの愛の結晶だと思わざるを得ない。

関連記事

たぶんこの春のAUでは最注目の端末?このサイズデザインで機能は一通りそろっているのは秀逸。前のINFOBARのように斬新でありながら、機能も損ねていない点に食指が伸びそう。フラップがついているタイプはいまどき珍しいが、折りたたみにも飽きたしねえ。

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Mar 20, 2007

三洋・野中ともよ会長が辞任

三洋・野中ともよ会長が辞任

三洋電機は、野中ともよ会長が辞任したと発表した。
2007年03月19日 18時01分 更新
 三洋電機は3月19日、野中ともよ代表取締役会長が辞任したと発表した。同社によると「一身上の理由」としているが、報道では、同社の過去の決算をめぐって発覚した不正処理疑惑をめぐり、徹底調査を訴えたが受け入れられなかったことなどが理由、という。


野中氏=昨年11月、Windows Vista発表会で上映された映像より
 野中氏は2002年に同社の社外取締役に就任し、05年に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。

 どう好意的にみても野中氏の起用は失敗だったというのが大方の見方。そもそもニュースキャスターをいきなりマネジメントに起用するのがよくわからん。

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Mar 19, 2007

3月18日、PASMOスタート。初日の様子は……

3月18日、PASMOスタート。初日の様子は……

首都圏の私鉄・バス、そしてJRにも乗れる共通交通乗車券「PASMO」がいよいよスタートした。サービス開始初日の18日、新宿駅の様子をお伝えする。 2007年03月18日 12時49分 更新  3月18日の始発より、首都圏の私鉄・地下鉄やバスで利用できる共通IC交通乗車券「PASMO」サービスがスタートした。JR東日本「Suica」と相互利用できるため、首都圏の鉄道やバスに、PASMOかSuica1枚で乗れるようになる(2006年12月の記事参照)。

 交通乗車券だけでなく、電子マネーとしても利用できるPASMO。サービスの詳細については別記事をごらんいただくとして(3月16日の記事参照)、ここではサービス初日の様子をお伝えする。


3年間で800万枚を目指す――PASMO
 京王線新宿駅西口改札では、朝8時からセレモニーが行われた。「首都圏ICカード相互利用サービス開始セレモニー」と題したもので、JR東日本とPASMO協議会の共催という形だ。


セレモニーのタイトルは「PASMOサービス開始」ではなく「首都圏ICカード相互利用サービス開始」だった
 最初に登壇したのはJR東日本の清野智社長。「4年間各社と一緒に頑張ってきて、ようやく今日という日を迎えられた。後年振り返ったとき、2007年3月18日は大きな意味のある日になる」と挨拶した。続いて登場したのは、PASMO協議会鉄道代表で、京成電鉄会長の大塚弘氏。「今回23の事業者がPASMOのサービスを提供することになる。PASMOはたくさんの会社が集まってできているので、各社それぞれの意向や希望を組み入れながら調整してきた。晴れて今日PASMOをデビューさせることができたのは本当に嬉しい。先行しているSuicaに比べ、PSMOはゼロからのスタートになるが、3年間で800万枚が目標」と話した。

 主催者の最後に挨拶を行ったのはPASMO協議会バス代表で、神奈川中央交通会長の齋藤寛氏。「我々バスが、鉄道と同じ1枚のパスで乗れるようになる。この日を迎えることは悲願だった。サービス開始当初から、4500台のバスにPASMOに対応した装置を載せている。『いろいろなことがあったけれど、よくぞここまで来た』というのが今の実感」と話した。

 その後、来賓として国土交通省関東運輸局長の大藪譲治氏が挨拶、JR東日本常務の小縣方樹氏が加わり、それぞれPASMOやSuica、モバイルSuicaを手に持って自動改札機の“渡り初め”を行った。


左から、JR東日本社長の清野智氏、PASMO協議会鉄道代表(関東鉄道協会会長、京成電鉄会長)の大塚弘氏、PASMO協議会バス代表(日本バス協会代表取締役会長、神奈川中央交通代表取締役会長)の齋藤寛氏
渡り初めの様子。ちなみに、JR東の清野氏はSuicaイオカードを、PASMO協議会の大塚氏と齋藤氏は無記名PASMOを、国土交通省の大藪氏はJR東が発売する「Suica・PASMO相互利用記念Suicaカード」を、JR東の小縣氏はモバイルSuicaを持っていた
電車・バスのほか、電子マネーも
 新宿駅にはJR、京王線、小田急線、都営地下鉄、東京メトロが乗り入れており、いずれもPASMOまたはSuicaで乗車できる。また駅の売店などでは一部、PASMO電子マネー対応が始まっており、こちらもSuica/PASMOいずれでも支払いができる。

 →PASMO & Suica相互利用徹底ガイド


京王線新宿駅の改札をPASMOで通過する(左)。もちろんSuicaでも通過できる(右)
PASMO対応バス。PASMO、バス共通券、現金で運賃を支払える。青いリーダー/ライター部分でPASMO/Suicaを読み取る。料金表示盤が非常に見やすい
PASMOスタートを記念してラッピングバスが走る。当面は各事業者1台ずつしかということで、町で見かけるのは難しそう(写真は京王バス)
新宿駅構内にある小田急の売店で、電子マネーで買い物をするデモ。PASMOで買えるのはもちろん(左)、モバイルSuicaでもOK(右)
JR上野駅の中央コンコースで見かけた広告。“PASMOのサービスが始まった”というよりも、“Suicaが使えるエリアが広がった”という広告が目立つような気がするのは記者だけだろうか……

いよいよICカードもJR、私鉄、バスも共通化へ。一気に利便性UPになるが、どうせなら首都圏だけではなくいずれ3大都市圏ぐらいまでには広げてほしいもの。特にバスは共通化で利用の促進がされそうな気もする。

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Mar 18, 2007

スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏 (1/2)

スマートフォンが“盗聴器”になる前に対策を──シマンテックの山中氏 (1/2)

スマートフォンが急速に普及する中、懸念事項として浮かび上がってきたのがセキュリティ問題。場当たり的な端末導入に伴うセキュリティ対策の遅れや、スマートフォンを“盗聴器”に変えかねないスヌープウェアが、企業内情報を危険にさらす恐れがあるという。 シマンテックのプロダクトマーケティング部でリージョナル・プロダクト・マーケティング・マネージャを務める山中幸代氏 ウィルコムの「W-ZERO3」シリーズ投入を契機に、日本のスマートフォン市場で存在感を増してきたのがWindows Mobile搭載端末だ。2006年にはウィルコムがメモリ増強版のW-ZERO3とデュアルキーボード搭載の「W-ZERO3[es]」を投入したのに加え、ドコモがHTC製の「hTc Z」、ソフトバンクモバイルが同じくHTC製の「X01HT」をリリース。2007年には新規参入組のイー・モバイルが「EM・ONE」を、ソフトバンクモバイルがWindows Mobile 6搭載の東芝製端末「G900」をリリースすることもすでに決まっている。

 「毎年、(Windows Mobile搭載機の)出荷台数を3倍にする」ことを目標に掲げるマイクロソフトも(2006年12月の記事参照)シェア拡大に自信を見せ、同社が150万人程度いると見積もるアーリーアダプタ層(トレンドに敏感なオピニオンリーダー的存在)の、3分の1程度がWindows Mobile搭載端末ユーザーだと説明(3月7日の記事参照)。今後は、1500万人規模ともいわれるインフォメーションワーカー層への浸透を目指すとしている。

 日本のスマートフォン市場が拡大し始めた一方、懸念が高まりつつあるのがセキュリティ対策だ。1月にWindows Mobile向けウイルス対策ソフトの最新バージョン「Mobile AntiVirus 4.0 for Windows Mobile」をリリースしたシマンテックの山中幸代リージョナル・プロダクト・マーケティング・マネージャにモバイル機器向けウイルス対策の現状と課題、新ソフトウェアの特徴について聞いた。

ウイルスがスマートフォンを盗聴器に変える恐れも
 シマンテックがMobile AntiVirus 4.0 for Windows Mobileをリリースした背景にあるのは、スマートフォン市場の著しい拡大だ。ジュピターリサーチの調査が、スマートフォン市場について2005年から2009年にかけての年間成長率が28%になると予測するなど、今後も市場規模は増加の一途をたどると見られている。こうした急速なシェアの伸びに、セキュリティ対策が追いついていないというのが山中氏の見方だ。

 今後起こりうる脅威の1つに挙げられるのがウイルスだという。Symbian OS搭載機もWindows Mobile搭載機も、その機能がどんどんPCに近づいており、「中身がPCに近づくにつれてウイルスも作りやすくなってくる」と山中氏は指摘。その上、カメラやICレコーダー、スケジューラなどを備えた高機能なスマートフォンを盗聴器に変えかねない「スヌープウェア」の存在も確認されている。

 「スヌープウェアは例えば、端末内のカレンダーの内容を参照して持ち主の予定をキャッチし、(会議などの予定に連動させる形で)勝手にマイクをオンにして盗聴させたり、ひどいときにはカメラを起動して写真やムービーを撮る。Windows Mobile向けのスヌープウェアはまだ確認されていないが、携帯特有のリスクを突いたウイルスが出てくるのは時間の問題かもしれない」

 “元々が通信デバイスである”ことから、こうしたウイルスの進入経路が多いのも懸念される点だ。「キャリア網やWi-Fi、赤外線、Bluetooth、PCとのケーブル接続、外部メモリなど、多くの手段を通じて端末内にメッセージやデータが入ってくる。端末が高機能化するほど便利にはなるが、危険にもなる。個人情報はもちろん、会社の情報が脅威にさらされるのは非常に危ない」

スマートフォンのセキュリティを導入している企業は10%程度
 こうしたセキュリティ面の脅威に対して、対策を講じている企業はまだ少ないのが現状だ。山中氏によれば、米国では約80%くらいの企業が社員にモバイルデバイスを使うことを許可しているが、「75%の企業が、まったくスマートフォンの(包括的な)セキュリティを考慮していない、というデータがある」と話す。

現状、スマートフォンのセキュリティー対策を本気で考えている会社なんぞほとんどないだろうなあ。いまだにアーリーアダプターが趣味の領域で使っているにすぎないレベルだろうし・・・。ただ、この記事にあるようなウイルスの技術を逆に応用できればスマートフォンは相当なデバイスになる気もする。

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Mar 17, 2007

Google、ゲーム内広告会社Adscape買収を正式発表

Google、ゲーム内広告会社Adscape買収を正式発表

噂されていたGoogleのゲーム広告への進出が現実のものとなった。 2007年03月17日 08時41分 更新  米Googleは3月16日、ゲーム内に広告を掲載するための技術を提供している米企業Adscape Mediaを買収すると正式に発表した。買収の条件、買収金額は非公開。

 Adscape Mediaはサンフランシスコに本社を置く新興企業で、ゲーム内のストーリーやプロットと連動した広告を動的に配信するための技術を提供している。

 Googleは、「ゲーム内広告はユーザー、広告主、ゲームパブリッシャーにとって大きな価値をもたらすもの。Adscape Mediaの技術と優秀なチームにより、Googleが広告主とパブリッシャーに提供している広告ソリューションがさらに拡大する」と買収の意図について説明している。

 Googleの広告プラットフォームにAdscape Mediaの技術がどのような形で組み込まれるかについては未定。

 GoogleによるAdscape Mediaの買収は1月末から噂されており、買収金額は2300万ドルとの推測も出ていた。

実体世界以外のところに広告を出そうとするとすべてGOOGLEを通さないとできないなんて世界が現実化しそう。=その世界はすべて広告付きの愉快??なスペース??

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Mar 15, 2007

海外でシェア落とす日本製ゲームソフト

海外でシェア落とす日本製ゲームソフト

海外で日本製ゲームのシェアが減り続け、「存在感も低下しているという。「元の作品とは似ても似つかない」という「ときメモ」米国版をコナミが投入するなど、ローカライズの努力も続いているが、カギはやはり人材育成だ。 2007年03月15日 17時42分 更新  「海外市場ではゲームソフト市場が2倍、3倍に成長しているのに、日本のソフトはそこに食い込めていない。海外出荷高は横ばいだ」

 コンテンツ産業の拡大を目指す経済産業省メディア・コンテンツ課の井上悟志課長補佐はこう指摘し、ゲームソフトの輸出拡大の必要性を強調する。

 同省の資料によると、家庭用ゲームソフト市場は2001年から05年にかけて、欧州では1798億円から5467億円へと約3倍に急増、北米でも3385億円から7117億円へ2.1倍増となった。

 しかし、日本のゲームソフトメーカーの海外出荷高は、01年の2532億円から03年には1993億円へと減少。05年には2528億円へと回復したが、ならしてみると一進一退にとどまっており、シェアは6割から3割に半減した。

 市場の成長力に差がついた原因は、ゲーム機の普及が早かった日本の方が先に成熟期を迎え、欧米が後から急成長しているからだ。とはいえ、日本より市場規模の大きい欧米で、出荷がほぼ横ばいだった日本製ゲームのシェアは減り続けており、「存在感さえ低下している」(井上課長補佐)という状況を招いている。

 しかし、携帯型ゲーム市場が拡大基調にあるゲームソフト業界の切迫感はそれほど強くない。

 業界団体であるコンピューターエンタテインメント協会(CESA)の和田洋一会長(スクウェア・フエニックス社長)は、「5、6年前までは、国内市場の成長につれて業界も大きくなった。その国内が飽和状態に達したが、成長のために海外市場に目を向け始めたのはは最近のことだ。本格的な海外展開はこれからの課題となる」と語る。これに対し、経産省は「日本の存在感が低下している」(井上課長補佐)と危機感が強い。

問題はローカライズ

国によって受けるゲームは全く異なると説明する日本ファルコムの山崎伸治社長=東京都立川市の本社 ゲームソフトにとって、海外市場の開拓は簡単ではない。まず、国によって売れ筋ジャンルが違う。自社製ゲームソフトの多くを海外向けにローカライズして販売している日本ファルコム(東京都立川市)の山崎伸治社長は、「日本のユーザーは、ファンタジーや冒険など独自の世界観やストーリー性に感動するが、米国はスポーツやアクション系ゲーム、欧州ではルールや表現が面白いゲームの人気が高い」と経験則から解説する。

 また、言語の翻訳はもちろん、現地のルールや規制に合わせて内容変更を施す「ローカライズ(現地化)」が必要だ。そのうえ、お国柄に合わないと人気が出ない。

 コナミデジタルエンタテインメントは数年前、90年代に国内で爆発的にヒットし、「萌え」ブームの火付け役となった恋愛疑似体験ゲーム「ときめきメモリアル」の米国販売を計画。コンピューターグラフィックス(CG)の“日本的美少女”はそのままに、英語にだけ翻訳してモニターテストをしたが、評価は最悪だった。

 しかし、国内でシリーズ230万本を売った商品を何とか生かしたい。石塚通弘ゲームソフトカンパニープレジデントは「日本的な美少女キャラや、純情なストーリーは米国では受け入れられない」と分析。舞台設定や登場人物のCGを変えれば、ゲームの仕組み自体は受け入れられるはずだ-と考え、米子会社がキャラクターの変更などについて研究。「プレーヤーが愛着を持てる登場人物にすることが重要」として、12~35歳の男女に市場調査を繰り返し、いくつも創造した中でもっとも人気が高かったキャラクターを選出した。

 1年半の制作期間を経て完成した「米国版・ときメモ」といえる「Brooktown High」のCG映像は、「元の作品とは似ても似つかない」(石塚氏)。結局、恋愛シミュレーションというテーマだけが共通で、中身はすべて違うほど変容したというが、同社は「米国市場に対するコナミの挑戦」と意気込んでおり、近く全米に投入する。

オンラインゲームはキャッチアップできるか

オンラインゲームの運営ノウハウは韓国が優れていると謙虚な姿勢をみせるガンホー・オンライン・エンターテインメントの森下一喜社長 ブロードバンド(大容量高速)通信の普及で急加速する新市場がオンラインゲームだ。ゲーム専門誌を発行するエンターブレインの調査によると、日本国内のオンラインゲームの市場規模は昨年、約1560億円に達し、平成22年には3095億円へほぼ倍増すると予測している。

 韓国、米国が先行し、日本は後塵を拝している分野だが、家庭用ゲーム機を活用したネットゲームへの取り組みは早かった。ブロードバンド(高速大容量)通信による常時接続が普及していなかった平成14年、スクウェア(現スクウェア・エニックス)は多人数同時参加型の「ファイナル・ファンタジーXI」を投入した。11年から150人のクリエーターが2年半をかけて開発。スクウェア・エニックスでは、「オンラインゲームは発売して終わりじゃない。遊んでいる人の動向、意見を見ながら、今も数十人体制で2カ月に一度はゲームの世界の拡張を続けている。それを含めれば、もう8年ほど開発していることになる」と話す。

 しかし、数百万人というユーザー数を誇る米国の「ワールド・オブ・ウォークラフト」や「セカンドライフ」、韓国の「ラグナロクオンライン」「リネージュ」には遠く及ばない。ネットゲームの主流はパソコンベースとなっている。

 日本がオンラインゲームに出遅れたのは、コンシューマーゲーム機の分野での強みが裏目に出た結果だ。パソコン用ゲームの分野が育たず、オンラインゲームへの発展につながらなかった。その一方、韓国がオンラインゲームの分野でリードしたのは「PC房」と呼ばれるネットカフェが普及していたことに加え、「海賊版ソフトが跳梁跋扈したがためにコンシューマー機が定着せず、毎回ユーザー認証が必要なオンラインゲームが発達した」(ゲーム関係者)という見方がある。

 いずれにしてもネットゲームの主流はパソコンべースとなっており、最近では米、韓から日本への逆上陸が相次ぐ。国内最多の参加者を集める「ラグナロクオンライン」は、韓国製ゲームを日本向けにローカライズしたものだ。

 運営元のガンホー・オンライン・エンターテインメントの森下一喜社長は「ゲームの楽しさそのもので日本は決して劣っておらず、むしろ韓国が日本のゲームの作り方を取り入れている」と一日の長を指摘する。この一方で、「オンラインゲームは参加者同士が気軽に声をかけあえるコミュニティのような機能が必要で、そのあたりのシステムや運営面のノウハウを韓国勢は熟知している」と、謙虚にノウハウを吸収する姿勢をみせる。

 同社はソフト制作会社を傘下に収め、独自開発のオンラインゲームのサービス開始を目指している。

 オンラインゲームは売り切り制のパッケージソフトと異なり、継続的にサービスを提供し続けるため、サーバーの保守管理や顧客対応に費やすコストや労力も膨大で、初期投資の回収に時間がかかる。ただ、早くサービスを開始した会社が顧客を継続的に確保できる「先行者メリット」が働きやすいため、日本勢が市場を制するためには早期の巻き返しが不可欠といえる。

ここでもカギとなるクリエーター育成

国を挙げた人材育成の必要性を指摘するデジタルエイタテインメントアカデミーの平野雅一郎校長=東京都新宿区 海外市場でシェアを落とし、オンラインゲームでも出遅れた劣勢の日本のゲーム業界の反転攻勢には何が必要だろうか。

 最近の日本のゲーム業界は、需要が高い携帯ゲーム機や携帯電話向けの簡易なソフトに傾倒しており、ゲームソフト産業は任天堂のDSやソニーのPSPといった新型のポータブルゲーム機向けソフトや、携帯電話向けソフトの需要増加に活気づいている。

 特にDSでは、子供たちに人気のポケットモンスター関連ソフト2本が、発売からわずか3カ月で計500万本を突破したほか、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」「どうぶつの森」も300万本を突破するなど大ヒットを連発。同社は「従来はゲームの複雑化がゲーム離れを招いていた。新しいゲーム機やソフトで新しい体験を提供することで、市場は再び盛り返す」と自信を深めている。

 しかし、エンターブレインの浜村弘一社長は、「DSや携帯電話向けの簡易なソフトでゲームの新しい楽しみを追及する取り組みと、ソニーのプレイステーション3やオンラインゲーム向けの複雑なソフトの開発の両方に取り組まなければ開発能力が偏る」と長期的視点にたった人材活用の必要性を訴える。

 ゲーム制作者を養成するデジタルエンタテインメントアカデミー(東京都新宿区)の平野雅一郎校長は、「日本のゲームクリエーターの創造力は決して落ちているわけではない」と前置きしつつも、国際競争で勝ち抜くために「今まではクリエーターの素質や努力で良いゲームを作ってきたが、今後は能力を伸ばす環境整備に国レベルで取り組む必要がある」と提言する。

 CGや音楽の高度な表現に加え、優れたゲーム性や物語性が求められるゲームソフトづくりは、ビジネスソフトよりはるかに難しいとも言われるためだ。米国や韓国は国や大学が人材育成に熱心だが、日本の大学はゲーム産業に無関心で、クリエーター教育の出遅れにつながっていることを課題に挙げる。

 日本の国際競争力強化のためには、クリエーターの能力強化はもちろんだが、多業種の業界慣習を理解し、ビジネスとしてのゲーム運営ができるプロデューサー能力を持つ人材が不可欠となる。「ゲームが好きだから」というだけの“オタク”的視点で対応できる時代は終わっている。

  (知的財産権取材班)

 もはやゲーム開発も総合力の時代と言えそう。日本のゲームも方向性が明後日の方向を向いているので、オンラインゲームなどもすっかり海外ソフトが主力に。いろいろ各国好みはあるだろうが、日本がゲームにおいて先進国とは言えなくなりつつあるのは確かのよう。

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16Gバイトで2万円切るUSBメモリ「シリコンハードディスク」

ニュース
16Gバイトで2万円切るUSBメモリ「シリコンハードディスク」

16Gバイトで2万円を切るUSBメモリをバッファローが発売する。「シリコンハードディスク」と名付け、大容量をいかした用途を提案していく。
2007年03月14日 17時25分 更新
 バッファローは、USBメモリの新製品として、16Gバイトで価格が1万9210円(税込み)の「SHD-U16G」を3月下旬に発売する。小型で衝撃に強い「シリコンハードディスク」と名付け、動画や音楽といった大容量データの持ち運びや、データバックアップなど、大容量をいかした用途を提案している。


 サイズは19(幅)×13.5(高さ)×91(奥行き)ミリ、重さ20グラム。Windows 2000/XP/Vistaに対応し、バックアップソフト「Acronis True Image LE」や、データ暗号化ソフトが付属する。

 同社は新製品を「フラッシュメモリを採用したUSB対応シリコンハードディスク」と呼び、大容量と携帯性、耐衝撃性を備えたストレージ製品として浸透を図っていく。


製品情報ページより

 16Gもの容量のUSBメモリの登場も驚異ながら、それが2万円を切ってしまうというのもすごい。USBメモリにDVDが4本は入ってしまうようなイメージだもんなあ・・・。

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Mar 14, 2007

Office Onlineで各種サービスを提供開始

Office Onlineで各種サービスを提供開始

Office Onlineサイトでは、製品情報やオンラインヘルプに加え、Outlook 2007カレンダーの共有サービスなど、オンラインホストサービスが幾つか提供されるようになっている。 2007年03月13日 08時00分 更新  米MicrosoftのOffice製品ファミリー向けのWebサイト、Office Onlineでは、Officeユーザー向けに各種のオンラインホストサービスが提供されるようになっている。既に十分に入り組んでいた同社のオンライン戦略にとって、この動きは、さらなる混乱の種となっている。現在、Office Onlineサイトでは、例えば、一般のWebページにOutlookのカレンダーをポストするといったサービスが提供されている。

Windows LiveやOffice Liveとの違いは?
 Office 2007製品ファミリーのリリースに向けて、Office Onlineサイトは2006年遅くに大幅なオーバーホールが行われた。その結果、従来から提供されていた製品情報、オンラインヘルプ、テンプレートに加え、現在、同サイトでは、Webベースのサービスも幾つか提供されている。こうしたサービスを介して情報をポストするためには、ユーザーはそのサービスに関連したOffice 2007アプリケーションを持っているほか、My Office Onlineへのサインアップが必要となる。My Office Onlineにサインアップするには、Windows Live ID(これまではPassportと呼ばれていた)として登録済みの電子メールアドレスのほか、基本的な個人情報が幾つか必要だ。

 登録を済ませたユーザーは、以下のサービスを利用できる。

Outlookカレンダーの共有サービス Outlook 2007のユーザーは、インターネット標準のiCalendarフォーマットで保存された自分のカレンダーを、Office OnlineでホスティングされているWebサイトにポストできる。ポストした情報は、Webブラウザとインターネット接続環境を備えたユーザーであれば誰でもアクセスできるように設定できる。カレンダーの所有者が情報へのアクセスを制限している場合、閲覧にはWindows Live IDも必要となる。自分のカレンダーをほかのユーザーと共有したい場合、そのカレンダーのURLを含むメールメッセージをOutlookが自動作成するため、カレンダー所有者は案内メールとして、そのメッセージをほかのユーザーに送信できる。カレンダーの所有者は、カレンダーへのアクセスをこのメールの受信者のみに制限できる。ただし、その場合、受信者は自分のアドレスとWindows Live IDを関連付けておく必要がある。

Outlook 2007モバイルサービス このサービスでは、メールから、タスク、スケジュールリマインダー、連絡先、カレンダーエントリーまで、Outlook 2007の各種のデータを、Simple Messaging Service(SMS)テキストメッセージを受信可能なあらゆる携帯電話機に送信できる。

共有テンプレート ユーザーは自作のOffice 2007テンプレートをポストし、My Office Onlineのほかのメンバーがダウンロードできるようにすることも可能だ。

 Microsoftによると、このほかのOffice Onlineサービスも2007年中に追って追加される見通し。

 こうしたオンラインサービスが追加されたことで、Office OnlineサイトはWindows Liveサイトとの重複が目立つようになっている。例えば、Hotmailでは既に、Webベースのカレンダー共有、およびメールへのモバイルアクセスが提供されている。また、Office Onlineの各種サービスは、小規模事業所向けの包括的なサービスセットであるOffice Liveとも区別しづらい。

 だが、Microsoftによると、Office Onlineの狙いは「Officeアプリケーションに緊密に連携されたオンラインサービスにより、Officeアプリケーションを拡張すること」にあるという。一方、Windows Liveサービスはクロスプラットフォーム性を目指しており、ブラウザ以外のクライアントソフトウェアを必要としない(ただし、多くのWindows LiveサービスはWindowsとInternet Explorerを必要としており、この目標が公平に実現されているとは言い難い)。また、Office Liveは小規模事業者向けのサービスであり、Officeアプリケーションとの関連性は特にないという。こうした区別はMicrosoftにとっては明白なのかもしれないが、エンドユーザーや潜在パートナーには説明が難しいだろう。

MSの公式サービスという点では意味があるかもしれないが、実際に提供されているサービス内容を見る限りいまいち魅力が薄い。オフィスの価格は決して安くないのだからもう少しなんとかならないか??

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Mar 13, 2007

パイロットの磁気式メモボード「メモレBR」、S極とN極で2色利用可能に

パイロットの磁気式メモボード「メモレBR」、S極とN極で2色利用可能に

小さいころにおもちゃとして馴れ親しんだ磁気式メモボード。パイロットでは黒と赤の2色が使える磁気式メモボード「メモレBR」を3月23日に発売する。 2007年03月12日 20時34分 更新  パイロットは、黒と赤の2色が使える磁気式メモボード「メモレBR」を3月23日に発売する。価格は2625円。


 従来の磁気式メモボードは、黒い鉄粉をハニカム(六角形)構造のセルに封入、それを磁石で引き寄せて筆記するもの。パイロットでは1977年に製品化に成功した。30歳代の人間にとって磁気式メモボードといえば、タカラトミーの「せんせい」シリーズなどが馴染み深い。専用ペンやスタンプで絵を描いては消した経験がある人も少なくないだろう。

 インクを使わない磁気式メモボードの利点は、筆記/消去時にホコリや消しカス書き消しが生じないこと。手を汚すこともないので、病院内や各種交通機関、企業やデパートの受付などで筆談用として活用できるほか、子供向け知育玩具や学習用コミュニケーションボードにも適しているという。最近では、携帯電話ショップで電話番号の確認などにも利用されるケースがある。番号確認した後すぐに消せるために個人情報保護対策にもなるのだ。

 今回発売するメモレBRは、これまでの黒色だけしか筆記できないタイプとは異なり、黒と赤の2色筆記が可能になった。パイロットによれば、微小なマイクロマグネット(磁石粒子片)の表(S極)と裏(N極)の磁極別を黒と赤に塗り分けた。ペン先の磁極の違いによって、裏表2色の書き分けができるというわけだ。付属のペンは、多機能ペンのようなスライドレバー式で、1本で2色を使い分けられる。


 パネルは約1万回の書き消しが可能。本体横に付いたボタンを押すこと筆跡を一括消去できる。本体サイズは272×163×25ミリ(幅×奥行き×高さ)、筆記面はほぼB6サイズとなる115×183ミリ(縦×横)でパネルカラーはホワイト。重さは約400グラム。

新し物好きにはなかなか面白いアイテムかも。できればもう少し大きなボードのものをだしてほしい気も。また磁気を使っているだけにPCに近づけた場合の影響等も気になる。

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Mar 11, 2007

競争環境の変化で、失われる“ウィルコムだけ”

競争環境の変化で、失われる“ウィルコムだけ”

フルブラウザ向けデータ定額、PCデータ通信定額――これまで“携帯にはできないサービス”をウリに独自路線を進んできたウィルコムだが、ここに来て携帯キャリア各社の競争に巻き込まれつつある。2007年はウィルコムにとって、大きな転換点となりそうだ。 2007年03月10日 09時38分 更新  3月8日、ウィルコムは月額1900円で1時から21時までの070番号への通話と、すべてのEメール送受信が無料となる新料金プラン、「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」(仮称)を発表した(3月8日の記事参照)。サービス開始は6月1日を予定しているという。

 サービスの詳細はニュース記事に譲るが、今回の新料金プラン投入の狙いが、ソフトバンクモバイルのホワイトプラン及びWホワイト対抗であるのは間違いない。ソフトバンクモバイルは今年に入ってから法人契約市場に力を入れており、中小口の法人契約ではホワイトプラン+Wホワイトの訴求、ある程度まとまった法人契約になると、かなり大胆な割引価格を提示していると聞く。

 これまで法人市場における「音声定額・低コスト」の訴求はウィルコムの独壇場であり、「中小企業を中心に、とにかく低コストを求める法人向けは、ドコモやauが(ウィルコムに)対抗できない状況」(大手キャリア法人営業幹部)だった。しかし、そこにソフトバンクモバイルが進出し、法人向けに「音声定額・低コスト」を訴求したことでウィルコムの競争環境が一変した。法人の低コスト需要に応えられるのが、“ウィルコムだけ”ではなくなったのだ。

 ウィルコムは今年1月、「ウィルコム定額プラン法人割引」を投入したが、それから2ヶ月も経たずに「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」(仮称)を発表したことは、法人市場におけるソフトバンクモバイルの影響が予想以上に大きかったからだろう。昨年、ウィルコムの純増数の約4割が法人需要であったことを鑑みても、ソフトバンクモバイルとの競争に勝てるかは、同社の今後の成長にとって大きな意味を持つ。

データ通信、スマートフォン分野でも独自性が薄れる
 ウィルコムの独自性が薄れたのは、法人向けの「音声定額・低コスト」の分野だけではない。同社がこれまで力を入れてきた「フルブラウザ向けのパケット料金定額サービス」や「PC向け定額データ通信」、「スマートフォン」についても、携帯電話キャリアのキャッチアップが進み、“ウィルコムだけ”の環境が崩れ始めている。

 例えば、フルブラウザのパケット定額はドコモ、au、ソフトバンクモバイルの大手3キャリアすべてが対応済み。スマートフォンはドコモとソフトバンクモバイルが海外メーカー製端末を導入するほか、新規参入キャリアのイー・モバイルがウィルコムと同じシャープ製スマートフォン「EM・ONE」を投入する。定額プランの価格やサービス内容、さらにイー・モバイルはサービスエリアの違いなどがあるとはいえ、これらの分野がウィルコムの独壇場でなくなってきているのは事実だろう。

 ウィルコムの“最後の砦”ともいえる「PC向け定額データ通信」でも変化が起きそうだ。この分野では、まず今年3月31日からイー・モバイルがHSDPAを用いたPC向け定額データ通信サービスを投入する(2月19日の記事参照)。当初のサービスエリアは東京など都市部中心でウィルコムよりも不利であるが、一方で、最大3.6Mbpsで月額5980円とコストパフォーマンスはウィルコムよりも高い。サービスエリアが広がれば、都市部を中心にウィルコムと競合することになるだろう。

 また、他の大手キャリアの動きも気になる。特にNTTドコモは、FOMA基地局のマイクロセル化とHSDPA対応を急ピッチで進めており、早ければ来年度中にもPC向け定額データ通信サービスを投入できる体制を整えそうだ。むろん、新サービスの投入はインフラの要因だけで決まるものではないが、ドコモがPC向け定額データ通信サービスを投入するシナリオは現実味を帯び始めている。

 今のところPC向け定額データ通信はウィルコムの独壇場であるが、この分野でも“ウィルコムだけ”の構図が崩れるのは時間の問題だろう。

 このようにウィルコムを取り巻く環境は急速に変化し始めており、“ウィルコムだけ”という独自性を生かし、携帯電話との直接競合を避けて「堅実な成長」を続けるのは難しくなってきている。ウィルコムが望むと望まざるとに関わらず、今後は既存の携帯電話キャリアや新規参入キャリアとの競合・競争を前提にしていく必要がある。

 まずは今まで以上にフットワークのよいサービス開発や、W-SIMを使ったビジネスの一層の活用と裾野の拡大が急務だ。さらに、HSDPAや基地局のマイクロセル化といった“武器”を持ち始めた携帯電話キャリアに対抗するためには、ウィルコムのインフラも高速・大容量化を急ピッチで進めなければならないだろう。

 10年以上の間、PHSというインフラを守り育ててきたウィルコム。競争環境が変わり、携帯電話キャリアと直接競合が増える2007年は、同社が次の10年に進めるかどうかのターニングポイントになりそうだ。今後のウィルコムの動向を、期待をもって見守りたいと思う。

関連記事

ウィルコムにとっては創業以来何度目の危機か??いままでもPHSという技術の孤塁を守ってきたわけであるが、今度の危機もかなりタフでありそう。特にEモバイルの参入はウィルコムの独壇場の崩壊になるわけであるから相当きついダメージになるのでは??

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Mar 10, 2007

ダイキン工業はなぜ「Thunderbird」を選んだのか

ダイキン工業はなぜ「Thunderbird」を選んだのか

エアコンで有名なダイキン工業では、企業のメールソフトとしてThunderbirdを導入し、約1万台のPCで使っている。「社員のITリテラシーは高くない。オープンソース大好きというわけでもない」という同社が、なぜThunderbirdを選んだのか――。 2007年03月09日 21時58分 更新 「自社にとって“ゲスト機能”は必須だった」と話すダイキン工業IT推進室IT企画担当課長の小倉禎則氏 エアコンで有名なダイキン工業では、メールソフト「Thunderbird」を社内の約1万台のPCで使っているという。3月9日にMozilla Japanが主催したイベントで、同社の小倉禎則IT企画担当課長が選択の理由を明かした。

 ダイキン工業は、一般消費者向け製品としてはエアコンが有名だが、業務用にはエアコンのほかにも産業機械用油圧機器などを生産しているメーカー。大阪の本社のほか、東京に支社、地方に工場を持ち、欧米や中国などに海外事務所やグループ会社がある。

 ダイキン工業では1995年から電子メールを全社で利用するようになったが、当時は個人がノートPCを持ち歩くのも現実的ではない時代。出張が多い社員は、出張先のオフィスにある共有PCで自分宛てのメールを読む必要があった。そこで、共有のPCでも個人のメールの読み書きを可能にする「ゲスト機能」を自社開発し、当時社内で利用していたメールソフトに付加した。その後、メールソフトを別のものに移行してもゲスト機能は存続し、社員にとって“なくてはならない”ものになったという。

自社に“なくてはならない”ゲスト機能を自社開発で補う
 2004年にメールシステムを移行することになったときには、ゲスト機能の代わりにWebメールを使うことも検討した。しかし、メール流量やサイズの増加を見込むと「サーバに保管するメール容量がばく大なものになってしまう」と考えて却下。そのときに出会ったのがThunderbirdだった。

 Thunderbirdにはゲスト機能のようなものはないが、「個人プロファイル」という概念がある。ユーザIDやパスワード、個人アドレス帳などを保存しているファイル群だ。これを社内のサーバに保存し、出張先のPCからも取り出せる「ローミング機能」を自社で開発することにした。このように足りない機能を補う自社開発ができる点は、オープンソースならではのメリットと話す。


Thunderbirdで個人プロファイルをローミングする
 しかし、開発は簡単には進まなかった。もともと、Thunderbirdは個人プロファイルを外部サーバに保存することを前提として開発したソフトではない。ローミング機能が常駐していると、Officeなどのアプリケーションの起動に時間がかかる、メールをプリントアウトするとなぜかプリンタの用紙サイズが変更されてしまう――トラブルを1つずつ、直接Mozillaとコンタクトしたり、運用でカバーして解決していった。

 2005年10月に全社的なThunderbirdの利用を開始。2006年11月時点で、社内の約9700台のPCにThunderbirdを導入している。「自社になくてはならないゲスト機能を含め、以前のメールソフトとほぼ同じ使い勝手を実現できた」と小倉氏は話す。

 今後の課題は海外展開だ。現在、海外のグループ会社では、大規模なところではLotus NotesやMicrosoft Exchangeを、小規模なところでは日本と同じメールシステムを利用している。これをグループ全体で統一し、システムの入れ替え時に合わせて日本と同じシステムにしていく予定だ。

 最近では、中国の関連会社にこのシステムを構築した。ローミング機能をThunderbirdの中国語版に導入したという。「2006年10月から850人で利用している。現在のところトラブルはないので、うまくいったと考えている」

 小倉氏は「まず“コスト圧縮ありき”でオープンソースのThunderbirdを選んだわけではない。結果的にローミング機能を自社開発で補えたのは、オープンソースだったから」とそのメリットを話した。

 1995年には個人がノートPCを出張で持ち歩くことは考えられなかったが、現在ならゲスト機能にこだわらず、個人のノートPCを持ち歩いて使えばいいのではないか――これについては、現在では別の理由があると小倉氏は答える。「現在ではセキュリティの観点から、PCは原則として持ち出さないことになっている」

 ただし、将来的にずっとThunderbirdを使い続けるとは言い切れない。IT関連業種ではないダイキン工業では、ユーザーのITリテラシーは高くないし、自分から勉強をしてくれることも期待できない。Thunderbirdで評価の高いスパムメールの学習機能も使いこなせないユーザーがほとんどだという。

 「ソフトウェアに余計なボタンが付いているだけで、社員はとまどってしまう。一般にソフトウェアをインストールさせるとき、カスタマイズで不要なボタンを消せる場合は、そうしてから渡している」と小倉氏は苦心を話した。

 Webメールを使う場合と、Thunderbirdのような専用クライアントを使う場合を比べると、ソフトウェアのインストール1つをとっても負担になる。大企業なので、サポートを必要とするPCの台数も多いからだ。PC1万台にあるソフトをインストールする場合、99%は成功し、残りの1%だけが失敗しても、全社では100台分のサポートが必要になってしまう。

 Webメールの機能強化やHDD価格の下落に伴い、今後はWebメールに乗り換えるという選択肢があるのではないか、との質問には「3~4年後には、PCがシンクライアントになっている可能性もある。次のシステム交換時に機能的に勝っている方を選ぶだけ」と答えた。

 わざわざthunder bird を選んでシステム構築することがこの手の話題に取り上げられてしまうのも妙な感じ。これでダイキン工業はちょっとした宣伝にもなっている??まあ、たしかにアウトルック使っている会社よりも通っぽい感じにはなるかも。

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Mar 09, 2007

内部「統制」って縛ることなの!? (1/3)

内部「統制」って縛ることなの!? (1/3)

内部統制――何やら重々しい言葉だが、本当の目的は何だろう。ITセキュリティのコンサルティング会社の見習い社員である瀬戸こはとや先輩社員の内田麻衣子たちが本当の内部統制を探る。 2007年03月02日 12時21分 更新  ITセキュリティのコンサルティング会社の見習い社員である瀬戸こはとは、2006年4月に入社以来、先輩社員の内田麻衣子から指導を受けながら、日々奮闘する毎日だった。

 会社の田島最高技術執行役員(CTO)や、ふとしたきっかけで知り合ったIT・セキュリティを専門とする高橋弁護士との出会いを通じて、こはとは一人前のコンサルタントへと成長していくのである(詳しくは「ITセキュリティカフェ」参照)

 瀬戸こはとは、やっと現場の実務についたばかり。去年までの見習いの気楽な立場から一転、顧客の問題解決のために、全力を挙げる立場についたわけだ。今日も仕事が終わると、ちょっとした情報交換をかねて、会社の近くのカフェで内田麻衣子とひと休み。そこにちょうど、前から親しくしている高橋弁護士が、休憩を兼ねてやってきた――。

内部統制って何
高橋 やあ、久しぶりだね。今日はどうしたの?

こはと 高橋先生。ご無沙汰しています。今日からクライアントの内部統制の構築支援のために、先方に出向いて事情の聞き取り調査を始めたところなんです。でも……。

高橋 「でも」っていきなり、どうしたんだい?

こはと クライアントの従業員から「個人情報保護を厳しく言われるまでは、自宅で仕事をこなしていたので、効率も結構よかったのに……。結局会社ですべての仕事をしなければならなくてって大変だし。その上、今度は内部統制でがんじがらめですか。まいっちゃいますね」と言われて、初日からいや~なムードなのです。もう、どうしたらいいのか……。

高橋 それでどう答えたのかな?

こはと そういえば、以前、うちの会社の田島CTOが「そもそも内部統制の統制、すなわち『コントロール』は記録をとって比較すること」と言っていたのを思い出したので、統制って普通の人が考えている語感とちょっと違うんですよということを話たんです。そしたら納得してくれました。

高橋 それはよかった。コントロールに「記録とその比較」というニュアンスがあるということを感覚で知っている人たちが、その意味で「統制」という言葉を使っている分には問題がないのだろうけど、一般の人がそのようなニュアンスを理解しているかというと若干問題はあるだろう。僕は、あえて「内部コントロール」として「統制」という言葉をつかわないで説明したこともあった。そうだ、こはとさんは監査人を英語でなんというか知っているかな。

こはと 「auditor」ですか。

内田 確かにauditorには、会計検査官や監査役といった意味があるわ。でも英語では、会計監査官という文脈で「comptroller」という表現も残っています。でもって発音は「コントローラー」だそうですよ。comptrollerは「compare(比較する)」と「role(記録)」がくっついた言葉なので「記録をとって比較する」ということになりますね。会計監査と記録の比較は切っても切れないことの証拠――でしょうね。英国では、法律などにも用いられています。

高橋 そもそも内部統制が世間で、意識的に議論にあがるようになったのはこの前の会社法改正から。ただ、タイミング的なものとしては、米国でのサーベンス・オクスレー(SOX)法の影響があって、その影響のもとで日本でも「内部統制」という用語が注目されたという経緯があるのだろう。特に米国SOX法302条と404条の定めが注目されているね。

米国SOX法302条、404条 米国SOX法302条は、SEC登録企業の経営最高責任者(CEO)と財務最高責任者(CFO)に対して、所定の文言による宣誓書に個人名で署名し、それぞれの宣誓書を別々に年次報告書に綴じ込むことを求めている。

 また、404条は経営者に対して、会計年度末における財務報告にかかる内部統制の有効性評価と評価結果の年次報告書での開示をすることを求め、それについて、公認会計士による監査を受けることを要求している。

 この内部統制の報告書には、経営者が、財務報告にかかる内部統制を確立し、維持する責任があることの宣誓、内部統制の有効性を客観的に評価するために採用した内部統制のフレームワーク、内部統制の有効性の評価結果などが含まれなければならない――とされている。

高橋 これらの規定は、分かりやすく言うと「部下が勝手にやったことで、私は知らなかった」という言いわけができなくなるということだね。米国では、このような言いわけを「知らなかったという抗弁」として、「Chutzpah Defense(フツパー抗弁)」というようだけれども、まさに、この類の抗弁を防ぐことが目的であると言えるだろうね。ちなみにこの「フツパー」というのは、もともとは大胆さや厚かましさを意味するヘブライ語だったようだ。

内田 内部統制には、予防的統制と発見的統制があるとされていますね。

高橋 自分の会社の経営陣や従業員の行為については、きちんと情報網を張りめぐらし、知らなかったと言わせないようにすべきだということだろうし、もはや、知らないではすまされないという時代になったというのは、すごくインパクトがあることだろうね。ただし、改正会社法の頃から、俄然、注目を浴びるようになったわけだけれども、あたかも「新しく法律が定められます。ですから、きちんと対処しましょう」といわんばかりの動きについては、法律家としては2つの意味で異論があるね。

内田 えーと、2つですか。1つは、以前から判決例などで、内部統制の体制構築義務が経営陣の義務の1つとして認識されてきていたのは、勉強したのですけど、もう1つは、何なのでしょう。

面倒な印象しかない内部統制も、上のような理解だと上司のはしごはずし?に対処できたりとメリットもなくはない。積極的に考えるべきか??

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Mar 08, 2007

ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント

ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント

プロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を紹介しましたが特殊事例だったかもしれません。今回は、もっと身近な事例を考えてみましょう。 2007年03月07日 13時24分 更新  前回、失敗しないプロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を考えてみました。はてなブックマークでも、多くの方からコメントを頂きましたが、やはり「そうは言ってもね」というのが正直な反応だと思います。

 そこで今回は、プロジェクト管理の「負のスパイラル」を脱出するために、もう少し身近な事例を参考にしてみたいと思います。

ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント
短期ではなく、長期で考える
遅い人ではなく、早い人に注目する
大きく始めず、小さく始める
短期ではなく、長期で考える
 通常のプロジェクトでは、前回紹介したAppleのように「締め切りを事前に約束しない」というわけにはいかないかもしれません。ですが、締め切りを「死守すべき締め切り」から、ある程度「緩い締め切り」にさせる方法が1つあります。

 それがプロジェクトを長期で考えるということです。

 この例で参考になるのがソフトウェアの例でしょう。これまでのソフトウェアはパッケージ販売が基本でした。WindowsのようなOSに見られるように、パッケージを購入した後、最新バージョンが出たら新しいバージョンを購入します。このモデルでは、パッケージの発売時に売り上げが最大になりますが、その水準の売り上げを発売以降も維持するのは難しくなります。

 企業は利用者に継続してお金を払ってもらうためには当然、定期的に新しいバージョンを開発する必要があります。従って、次期バージョンのリリースタイミングというのが経営的にも非常に重要な課題――つまり、このタイミングが「死守すべき締め切り」になりやすくなるわけです。

 ですが、サブスクリプション(加入者)モデルのソフトウェアやASPサービスでは、大きく考え方が変わってきます。

 顧客は、ソフトウェア企業とその年間のサービスを契約しており、契約が長期に渡るほど企業にとってはメリットがあることになります。もちろん顧客はそのサービスが日々進化することを期待していますが、期待以上の進化をしていれば、顧客はそのまま契約を継続してくれるでしょう。そうすればサービスをバージョンアップするタイミングは、ある程度余裕を持つことができるようになるのです。

 あなたのプロジェクトも、これと同じ発想の転換ができないでしょうか。システムやWebサイトだけを単体として受託するのではなく、構築後のメンテナンスや運用も合わせて受注することで、納品後の微修正を前提とした開発ができるかもしれません。

 現在のプロジェクトは短期かもしれませんが、事業や企業はそのプロジェクトが終わっても続きます。短期の成果だけを目指すのではなく、長期の成果を重視することで、単純な締め切りに一喜一憂しないプロジェクト運営を行うことも可能なはずです。

遅い人ではなく、早い人に注目する
 一般の企業で前回紹介したような、はてなの「あしか」のようなタスク管理をいきなり導入するのは難しいかもしれません。ですが、コンセプトとして真似できる点があるはずです。

 特に意識して欲しいのは、やる気のある人の能力を最大限活用するという点です。通常のプロジェクト管理では、作業が遅れている人に焦点が当てられます。事前に作業がメンバーに割り振られているわけで、誰かが遅れればチーム全体でフォローしようとします。遅れている人をいかに挽回させるかということにフォーカスするわけです。

 ただ、土木建築などの物理的な作業と異なり、ホワイトカラーやエンジニアの知的労働では、できる人とできない人の生産性というのは極端に差が開くケースが往々にしてあります。そんな作業効率の差がある中で、遅い人にいくら遅れを取り戻そうとがんばってもらっても、実はプロジェクト全体への貢献度は低い場合が多いのです。

 そこで、作業が遅い人の遅れを気にするよりも、作業が早い人が可能な限り多くの仕事をやれるような仕組みを意識してみてください。もちろん作業の早い人が、やっただけ損にならないような仕組みを作ってあげることが最重要になります。

 残業代のように、単純に長い時間仕事をしている人が多くの給料をもらえる仕組みだと、要領の悪い人が結果的に低い生産性で多く給料をもらうことになってしまいますから、作業の早い人が作業の遅い人を助けるようにはならないでしょう。

 遅い人に注目するか、早い人に注目するか――ぜひ会社の仕組みも含めて考え直したいところです。

大きく始めず、小さく始める
 普通の企業では、前回紹介したGoogleのように複数のプロジェクトが並行して実施されることはあまりありませんから、早めに公開していけそうなものだけを選ぶというアプローチは難しいでしょう。ここで参考になるのは「小さく始める」というアプローチです。

 変化が激しいプロジェクトにおいて、最初から巨大なプロジェクトを描いていると、当然ゴールが遠くなります。その分、プロジェクトの最中に変化する要素も増えるわけです。

 そこで、巨大なプロジェクトを複数の小さなプロジェクトに分断してみてください。1つ1つの小さなプロジェクトが終わった段階で、振り返りや反省をする時間をとるようにすることで、自分たちの進んでいる方向が正しいかどうかを確認しながら進むことができるわけです。

 Googleは巨大な企業ですが、1つ1つのサービスは実はそれほど巨大なプロジェクトではありません。マイクロソフトの最新OSである「Windows Vista」のような数年がかりの巨大プロジェクトに比べると、GmailやGoogleカレンダーなどGoogleの各サービスはベンチャー企業のようなものといえそうです。

 ですが、マイクロソフトのプロダクトもGoogleの各サービスも、大事なのはリリース後です。いずれにせよ、リリースした製品やサービスを徐々に改善し、機能追加していくことで、最終的に大きなゴールを達成できるというわけです。

 この考え方は、あなたのプロジェクトでも活用できそうです。プロジェクト全体の締め切りだけを締め切りと捉えずに、短期的にいくつか締め切りを作って、短いプロジェクトの集合体にしてみてください。そうすることで、早い段階に遅れに気付けるようになりますし、方向修正も簡単になるはずです。


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 前回の記事でも、多くの人にコメントをいただいたように、これらの考え方が合うか合わないかは、そのプロジェクトがどういった性質のものかというのに大きく依存します。しかし、いわゆる普通の「プロジェクト管理」の手法を試してみて上手くいかなかったという方は、今までの常識に捉われず、新しい切り口でプロジェクトマネジメントを試してみるのも問題解決の一助になるのではないでしょうか。

なかなか含蓄のある意見が。特に仕事の早い人に焦点をあててプロジェクトをドライブするという点。なにかと温情的になってしまう日本人には新鮮な見方?かも。

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Mar 07, 2007

メモ用ペンの“定位置”と“サイズ”が変わった?

メモ用ペンの“定位置”と“サイズ”が変わった?

が各社から出ている。以前なら、ペンの“定位置”はスーツかYシャツのポケットだったが、ビジネスウェアのカジュアル化に伴い、ペンの大きさと持ち歩き方が変化しているようだ。
2007年03月06日 18時50分 更新
 仕事中に自席から離れた場所でメモを取る場合、どこからペンを取り出すのだろうか。スーツにYシャツのビジネスマンなら、ペンはスーツかYシャツのポケットに入っているのが普通だろう。ペンの大きさも一般的なサイズで十分だ。

 しかし、ビジネスウェアのカジュアル化に伴って、これらペンの“定位置”が変わってきているようだ。かばんの中で見失わないように携帯電話につけておく、という人もいれば、ズボンのポケットに挟んでおくとすぐに取り出せて便利、という人もいる。また、携帯に便利なペンの小型化も進んでおり、ストラップがついていたり、クリップでポケットや書類に挟みやすいペンなど、工夫をこらしたものを各社が販売している。

プラチナ万年筆とトンボ鉛筆が携帯に便利な小型ペンを発売
 この分野に新たに参入するのがプラチナ万年筆。ミニサイズでストラップ付きのペン「グラマーミニ」のシャープペンとボールペンタイプを3月上旬に販売する。


 どちらも全長は82ミリ。本体色はクリアブラック、クリアレッド、クリアグリーン、クリアブルー、クリアイエローの5色で、価格は各210円。シャープペンタイプは残り芯1ミリまで書ける「ゼロシン」構造を採用。ボールペンタイプでは、一般に販売している長さ67ミリのリフィルを利用できる。

 若い女性をターゲットとしているため色彩は明るい。「携帯ストラップやバッグ、ポーチなどに付けてほしい」(プラチナ万年筆)という。このように、ミニサイズ文具は女性向けの明るいカラーバリエーションが多い。

 一方で、新しく男性向けの落ち着いた色で展開するのがトンボ鉛筆。全長90ミリのクリップ付きボールペン「PFit(ピーフィット)」に新色を追加する。現在は白い軸にクリップ部分がピンク、オレンジ、グリーン、ブルーの4色だが、3月12日から黒い軸にクリップ部分がネイビー、グレー、レッド、オリーブの4色を追加する。価格は各315円。

ペンのタイプ 商品名(メーカー) カラー
シャープペン グラマーミニ(プラチナ万年筆) 5色(クリアブラック、クリアレッド、クリアグリーン、クリアブルー、クリアイエロー)
ボールペン
ボールペン PFit(トンボ鉛筆) 4色(ネイビー、グレー、レッド、オリーブ)
(現行モデル:ピンク、オレンジ、グリーン、ブルー)

小型ペンは女性向け? 男性向け?
 トンボ鉛筆は2006年にPFitを発売したとき「ポケットの少ない服を着る女性は、男性と比べてボールペンの携帯に苦慮している」と考え、女性を意識したカラーバリエーションを展開した。しかし、販売してみると「もっと男性に似合う色が欲しい」との需要もあったという。トンボ鉛筆では「クールビズなど、男性の仕事着のカジュアル化の影響もあるのでは」と推測する。

 スーツやYシャツのポケットになら、一般的な大きさのペンを挿しておくことができる。しかし、クールビズの普及など、近年ビジネスウェアのカジュアル化が進んでいる。特にネット系ベンチャー企業など、必ずしもスーツを着ている男性ばかりではない。それどころか、ポケットのないTシャツ姿のようなラフなスタイルも当たり前のように目にする。ビジネスウェアの変化――このあたりにPFitの男性向けカラー追加の一因がありそうだ。


PFitの利用例
 グラマーミニ、PFitともに小型で携帯に便利なペンだが、通常の大きさのペンに比べて書きやすいとはいえない。プラチナ万年筆では「書きやすさよりもコンパクトさや携帯性を重視している。とはいえ、書きづらいというサイズではないし、ゴム製のグリップをつけて、握りやすさは一般の筆記具並みだ」という。

 トンボ鉛筆では「ただ小さくすればいいというわけではなく、手のひらに“埋もれない”サイズにした。親指と人差し指の間にペンが引っかかるように、最低限の長さは確保した」と話す。


今ではすっかりキーホルダー程度の大きさの筆記用具が定着化。そこにある設計思想はユーザー目線でみている点が良い??しかし、デザインとか持ち物としての満足度とかはあまりコストと関係ないとこには魅了されることはないな・・。

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Mar 05, 2007

オフィス家具はコストか投資か

オフィス家具はコストか投資か

堅調なオフィス家具市場。最近では日本の効率性を象徴するような「島型対向配列」だけでなく、知的生産性を高めるオフィス家具が増えてきた。
2007年03月05日 19時47分 更新
 オフィス家具市場が堅調だ。内田洋行によれば、オフィス家具市場はバブル期にピークを迎え、業界の売り上げは年間9000億円に達したという。その後、景気後退とともに2003年には2500億円程度まで減少。それが、ここ数年は復活の兆しがある。2006年には3000億円まで回復した。

伝統の「島型対向配列」
 市場の回復傾向は、バブル期に購入した家具の老朽化による買い替え需要も要因の1つだが、付加価値を生み出す生産性の高いオフィスを構築したいという各企業の要望が大きいという。

 そもそも日本のオフィスに特徴的なデスクレイアウトは、「島型対向配列」というもの。いわゆるお誕生日席に管理職を配置し、管理職の前に部下が階級順に向かいあって座っていくおなじみのレイアウトである。

 米国に次ぐ世界第2位の経済大国に成長した日本において、このレイアウトは決して悪いものではなかった。欧米で主流の個室型レイアウトに比べて、島型対向配列は1人当たりの作業スペースが小さい。せまい国土を生かすためか、スペースの効率性が著しく高いのだ。また、上司が部下に「おい、あの案件どうなった!」とデスク越しに指示できるのも特徴。個室にこもって何をやっているか把握しにくい欧米と比較すると、上意下達的なコミュニケーションは取りやすいわけだ。

 そう考えると、島型対向配列は、省スペースかつ報告・連絡に適した効率性重視のレイアウトだ。実は、個室型レイアウトではなく開放型レイアウトを採用する欧米企業でも日本式の島型対向配列を導入する企業が少なくないのである。

オフィスにキッチン!?
 だが、最近は日本国内でもオフィスに求めるものが変わってきた。コクヨや内田洋行、イトーキなどのオフィス家具ベンダーは、「知的生産性を重視するようになってきた」と声をそろえる。この知的生産性を高めるためのキーワードが「コミュニケーション」なのだ。

 このコミュニケーション、さきほど言及した島型対向配列の上意下達のためのコミュニケーションではない。企業の従業員間のコミュニケーションを促進し、刺激させあい、アイデアを創発させるようなコミュニケーションを指す。

 そのためのオフィス家具として、コクヨや内田洋行は「キッチン」を用意した。「オフィスにキッチンなんて!?」とびっくりする読者もいるだろう。2006年12月に「オフィスキッチン」などを発表した内田洋行では、このキッチンを「部署を超えて集まるスペースだ」と位置づける。


オフィスキッチン
 キッチンというが、実際には「レンジ棚」や「冷蔵庫格納棚」などを設けているだけ。むしろ、椅子やソファを必要以上に置かないスタンディングスタイルで参加しやすい環境や、リビングをイメージさせる「木目」や「白」のカラーを採用したことが特徴だ。飲食を作るのではなく、飲食をきっかけにして気軽なコミュニケーションができるというわけだ。もちろん、ミーティングや作業などにも利用できるという。

 「オフィスキッチンといっても、さすがに全部署に配置する企業はありません。1フロアに1カ所だったり、2フロアで1カ所だったりするわけです。キッチンという気軽に参加できるスペースがあれば、自然と部署という垣根を越えて、人が集まってくるのです」(内田洋行)

 人が集まるスペースを用意できれば、役職や部署の垣根を越える――そうしたクロスオーバーを意識したのはコクヨも同じだ。同社が3月1日に発表した「CROSS OFFICE CONCEPT」は、企業で働く従業員のモチベーションを高め、活発なコミュニケーションを生み出すためのオフィス家具。このシリーズには、内田洋行と同様に、飲食をきっかけにしたコミュニケーションの場として「ナレッジダイナシリーズ」も含んでいる。

 実は、こうしたキッチン的な役割を担っているスペースはこれまでも企業の中に存在した。それが「喫煙スペース」である。タバコを吸う人たちが楽しそうに語らう姿を非喫煙者たちは複雑な心境で見ていた。この非喫煙者たちも気軽に参加できるスペースが、「キッチン」というわけだ。


ナレッジダイナシリーズ
オフィス作りはコストか投資か
 知的生産性を向上させるようなコミュニケーションの重要性は分かっていても、空間的制約から断念する企業も少なくない。スペース効率を考えると、どうしても島型対向配列に分があるためだ。「オフィスをコストと考えるか、投資と考えるかで(オフィスの)作り方は変わってくる」(コクヨ)。つまり、コストと考えれば効率性重視のレイアウトにならざるを得ない。一方、投資と考えればアイデア創発型のレイアウトになるという。

 イトーキによれば、「通常は作業デスクでも、状況に応じてミーティングスペースにレイアウト変更できるようなオフィス家具が売れている」という。空間的制約があっても、アイデア創発型のレイアウトも可能だ。フリーアドレスによって、席数を節約した日本ヒューレッド・パッカードの例もある(3月2日の記事参照)。

オフィスの雰囲気が良くなり、誰でも働きたいと思うような環境にはあこがれもある。ただ、上の引用の「キッチン」とかは少々やりすぎちゃうのか??そんなところに金かけなくても外部に環境のよいカフェとかあれば代用できるだろう・・。

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Mar 04, 2007

JR東海・新幹線EXPRESS Card座席予約システムは何か変

JR東海・新幹線EXPRESS Card座席予約システムは何か変

筆者は、東京・大阪の行き来には、飛行機では無く、新幹線派だ。必ずWEBから新幹線の座席予約システムを利用している。身分不相応な贅沢であることは承知の上で、のぞみのグリーン車の中央寄り通路側C席がいつもの指定席だ。新幹線の中では、出来る限りいろいろ考え事をしたいのと、あとは常に溜まりがちな原稿を移動中に書きあげたいからだ。しかし今のところコスト的にジャスティファイ出来ているかはどうかははなはだ疑問だ。

通路側を望むのは、隣の席の人の存在を気にすることなく、いつでも席を立てるからだ。これは国際線の飛行機でも全く同じプロファイルを登録してある。しかし、普通、夕方、会社終業時刻前に東京や大阪を出発する新幹線の場合、それほど混み合うこともなく、特にグリーン車の場合、今までは、隣りあう広い2席をたった1人で使えることが多かった。

しかし、よく思い起こすと、それは、過去、窓側のA席やD席を指定予約した場合が殆どだった。最近、明確に通路側のC席やB席を指定して乗車すると、車両そのものはかなり空いているにもかかわらず、筆者の隣のA席やD席だけは必ず品川や新横浜からお客が乗ってくる。

広くて空いた車両の中で、筆者のところだけが2人掛けということも何度かあった。。。。これは、座席をFILLするシステムに何か原因ありそうだ。筆者はもちろんプログラマーでは無いので、全然確証は無いが、どうもJR東海エクスプレスカードの予約システムは、カップルの場合は自明だが、乗客による座席指定が特に無いと、1人客の場合は窓側のA席かD席を任意の順番にアサインし、C席やB席が既にリザーブされているかどうか余り関知しないような気がする。まあ、これが標準的システムデザインかもしれないが・・工夫が足りないと感じる人もいるだろう。

その為、敢えて通路側のC席やB席を指定すると、自分の席の隣に誰かが来るケースが多いのでは、、、なんてひがみ根性が出てきてしまう。当然、隣の相手も同様に迷惑だろう、、「何で俺の横だけ埋まってるんだろう!?」って、、、筆者の場合、なにより、横に来るのはチャーミングな女性では無く、確実に親父であることが殆どなので、こんな愚痴的blogを書く羽目になるのだろうと思う。。。隣を選べないのは新幹線に限らず、マンションなども同じだ。何十年では無く、たった3時間なので、所詮たいしたことでは無いとは言える。これからは、D席かC席かなんて悩まず、今後は身分相応の普通車の3人席1人掛けにしよう。

確かに変だと思うことがよくある。と言うか、システム的に洗練していないからこんなことが起こるのでは??もう少し心理学を勉強してほしいわ。

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日本HP「席を決めなくてもつながる」働き方

日本HP「席を決めなくてもつながる」働き方

日本HPの本社のある市ヶ谷オフィスでは、800人がフリーアドレス制で働いている。社員はノートPCを持ち運び、自分が所属していないオフィスや外部のレンタルオフィスなどでも仕事ができる。
2007年03月02日 23時13分 更新
 日本ヒューレット・パッカード(HP)は、3月2日に報道陣に対して本社のある市ヶ谷オフィスを公開した。

 HP創業者のビル・ヒューレットは「人間は良い仕事をしたいと思っていて、それにふさわしい環境に置かれれば、そうするものだ」という性善説的な考え方を持っていた。この「ふさわしい環境」を実現するために就業環境を良くすることに力を入れている、とワークプレイスソリューション本部の西崎泰司氏は説明する。

本社のある市ヶ谷オフィスでフリーアドレスを大規模導入
 本社の市ヶ谷オフィスは2006年11月にリニューアルし、それまで本社機能を持っていた天王洲オフィスから社員を集約した。現在このオフィスには、固定席が500席、800人分のフリーアドレス席が400席あり、合計1300人が働いている。フリーアドレスの席数は対象社員数の半分だが、これは在席率が最大でも60%であることから計算したもの。400人以上がオフィスに来た場合は、会議室や応接室を使ってカバーする。このほか、全国すべてのオフィスでフリーアドレス制を導入している。


市ヶ谷オフィスの平面図。右下の青い部分が固定席、それを囲むようなオレンジ色の部分がフリーアドレス席となっている
 総務部門は全面的にアウトソースし、社員を管理するのではなく、ホテルのコンシェルジェのように社員にサービスを提供する部門と位置付けている。例えば、プリンタのトナーがどのくらい減っているかWeb経由でチェックし、なくなる前に交換し、紙の補充もする。そのほかPCやコピー機などの不具合があれば電話一本でやってきて修理したり外部に修理の手配をし、従業員が本業に集中できるようにしているという。

 さらに、コクヨのビジネスレンタルスペース「DESK@(デスカット)」(2月20日の関連記事参照)やフェデックスキンコーズと契約している。客先近くのDESK@で作業したり、キンコーズに大量のコピーを依頼して、客先まで届けてもらうといった使い方ができる。

メッセンジャーで現在のオフィスを表示
 社員には自分専用のノートPCを与えられるので、持ち歩いて自分が所属するオフィスのほかに自分が所属していないHPのオフィスや客先、DESK@などで仕事ができる。利用するソフトウェアは中央のサーバから提供され、ネットで見つけたフリーソフトなどを勝手にインストールするのは禁止だ。オンラインのときは中央のサーバと常につながっているので、誰がどのソフトウェアをインストールしているか常に把握している。また、PCに不具合があるときは遠隔地にいるヘルプデスクの人がPCを直接チェックできる仕組みも備えた。


同社の各地オフィスやサービスをフル活用するAさんの1日。自宅から自宅近くのオフィスで海外と電話会議、客先で打ち合わせ、その後近くのDESK@を利用してメールチェック、別の客先に向かったあと、在籍オフィスで会議に出席したあとフリーアドレス席を利用する――といった過ごし方も可能だ
業務で使うソフト一覧。チェックボックスをチェックするとインストールする。すでにインストールしているものは「Installed」と表示する
Jabberをカスタマイズしたメッセンジャー。オンラインの人のところには、現在地を表す「Ogikubo 1F」「Umeda 8F」などが表示される

 メッセンジャーは「Jabber」をカスタマイズしたものを利用。たとえば、オンライン状態の人は名前のあとにその人が現在いるオフィスを表示できるようにした。ある人が特定のオフィスにいるとは限らない同社ならではの工夫だ。

どこでも働ける――でも、顔を合わせるための工夫も
 このように自由な働き方ができると、人事評価や出勤管理はどうなるのだろうか。実は、フリーアドレス制度の対象者のほとんどは裁量労働制で働いている。年度の初めに上司と面談して自分の目標を決め、1年間で達成できたかどうかが評価の対象になる。このため、決まったオフィスに決まった時間に顔を出す――ということが必要とされない働き方なのだ。


執務スペース。左の写真左側の広めのスペースが上位のマネジメント層とアシスタントなどが利用する固定席。右側がSE、営業、マーケティング担当者などが利用するフリーアドレス席。右はミーティングスペース

 それでも、上司や同僚と顔を合わせたほうがスムーズにいく事柄もある。同社では、フリーアドレスの席を、場所によって主に使う部門を大まかに決めている。これによって、フリーアドレスでも同じ仕事をしている上司や同僚の近くで働くことを可能にしている。このほか、部署ごとに定期ミーティングを持ったり、部下が上司に相談があるときはOutlookやサイボウズで公開している上司のスケジュールをチェックして、空いている時間にミーティングを設定するなど、顔を合わせるための工夫もしているという。

最先端のオフィスとはこういうものかと絵に描いたようなイメージ通りのHPのオフィス。ただ、フリーアドレス制も要は経費節減の究極的なものではないか??と考えられる。と同時にメッセンジャーソフトの普及や裁量労働制の導入などのインフラ面が後押ししているんだろうなあ。

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Mar 03, 2007

いつも「すごい」しか言わない人へ――「類語辞典」で表現力アップ術

いつも「すごい」しか言わない人へ――「類語辞典」で表現力アップ術

文章を書いたはいいものの、どことなく表現がチープだと感じる場合がある。言い換える語句が見つからない場合は、「類語辞典」を使ってみよう。 2007年02月26日 18時44分 更新  他人の文章に目を通していて、「これはおかしい」と感じるものの、具体的にどう直してよいか分からない場合がある。また、どことなく表現が画一的でチープだと感じるのだが、言い換える語句が思い浮かばない場合も多い。

 こうした場合、国語辞典などではなく、同じ意味を持つ単語を検索できる「類語辞典」を使うとよい。欧米では「シソーラス(Thesaurus)」と呼ばれ、ボキャブラリーを増やすのに大いに役立つのだ。

 例えば、誉め言葉が常に「すごい」という表現になってしまう人がいる。自分の中では「すごい」以外の表現をしたい意思はあるものの、それ以外の表現が思い浮かばないため、何かにつけて「すごい」を連発するハメになるわけだ。

 こうした場合、類語辞典で「すごい」を検索してみよう。すると「迫力がある」とか「圧倒される」といった、同じニュアンスを持つ別の語句が表示される。これらの表現をマスターしていけば、ボキャブラリーが自然と増えていくわけである。会話の上では口をついて出てくるまで時間がかかるかもしれないが、文章を書く上では文字通りの即戦力となりうる。

 類語辞典には、書籍版もあれば、電子辞書に搭載されているデジタル版を利用する方法もあるが、とりあえず試してみたければ、オンラインの類語辞典を使用するのが手っ取り早い。200以上の辞書やコンテンツを収録した統合型辞書サイト「Weblio」では、40万語を収録した「類語玉手箱」が利用できる。また、Yahoo!辞書では、三省堂の「必携類語実用辞典」が利用できるので、試しに使ってみることをオススメする。


オンライン辞書サイト「Weblio」。200以上の辞書やコンテンツから用語の意味を検索できる。Wikipediaなども一括検索できて便利だ
「Weblio」に収録された類語辞典で「すごい」を検索したところ。「ぞっとする」「恐ろしい」「ひどい」といったマイナスのイメージを連想させるものから、「目を見張る」「すばらしい」「圧倒される」といったプラスのイメージまで、さまざまな類語が並ぶ

 ちなみに、イメージ通りの言葉が出てこない場合、翻訳サイトを利用するという裏ワザもある。目的の語句をいったん英訳し、それをコピペしてふたたび和訳する。すると元の単語がいつの間にか同義語に置き換わる――というものだ。必要に応じて英訳と和訳を繰り返すと、表現がどんどん変化していくので面白い。精度はともかくとして、面白半分で試してみるのもよいだろう。

こういう地道な方法を積んでいけばボキャブラリーはアップし、表現力も豊かになるんだろうが、なかなかやらないわなあ。そもそも類語辞典の存在も知らない人が一般的には多い気もする。

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Mar 02, 2007

「ユーザーは本当にワンセグを見ているのか?」という問いに答えよう

「ユーザーは本当にワンセグを見ているのか?」という問いに答えよう

ワンセグ対応機の普及が順調に進んでいるが、半面「本当にユーザーはワンセグを見ているのか?」とよく尋ねられる。しかし重要なのは実際にワンセグを見ているかどうかではなく“その先”だと筆者は考えている。
2007年03月01日 11時22分 更新
 KDDIがワンセグに対応したau端末の累計契約数が、2月23日時点で200万を突破したと発表した(2月28日の記事参照)。2月28日時点で同社から発売されているワンセグ端末は、全部で12機種に上る。auは昨年からワンセグ機能の搭載に力を入れており、今年の春商戦モデルは「ワンセグ」「大画面・高画質液晶」に重点を置いたラインアップを揃えている(1月16日の記事参照)。その効果が、早くも数字として現れたようだ。また、ソフトバンクモバイルでも昨年からシャープの「アクオスケータイ」シリーズが人気であり、ここにきてワンセグ機能の搭載は定着してきている(2006年11月の記事参照)。ワンセグ端末の投入で大きく出遅れたドコモも、ようやくワンセグ担当のラインアップを揃えてきており、「ワンセグブーム」はしばらく続きそうだ。

 ところで最近、多くの携帯電話業界関係者から「ユーザーはワンセグを本当に見ているのだろうか」と尋ねられることが多い。特にワンセグ対応に遅れたキャリアやメーカー関係者から質問されるのだが、その答えは「実際のワンセグ利用率はそれほど高くない。しかし、売り場では重要な訴求ポイントになる」だろう。

 実際、auのワンセグ端末の売れ方を見ていても、それがわかる。例えば、筆者は2月中旬に沖縄の取材をしたのだが、彼の地ではワンセグが入るのは那覇市中心部のみ。それでも「ワンセグ対応機が人気。順調に売れている」(沖縄セルラー)という。同様の事例は、ワンセグ受信可能エリアが未だ狭い全国の各地域で見られる現象だ。

 極論すれば、重要なのは“ワンセグ機能付き”であることで、実際に“ワンセグを見る”ことではない。ワンセグ対応機は液晶サイズが大きく、しかも高画質なので、これらをあわせた分かりやすいキャッチフレーズとしての“ワンセグ”が訴求力になっているのだと思う。

次の注目ポイントは「横向き」「大画面・高画質」液晶の活用
 このワンセグ対応の流れは、今後しばらく続きそうであり、付随的に大画面・高画質液晶の普及を促すだろう。液晶サイズの最低ラインが現在の2.4インチから、2.6インチ~2.8インチにまで底上げされる可能性が高い。また、シャープのサイクロイド液晶に代表とされる「横向き」でも使える液晶搭載機が今後増えるはずだ。

 そうなると期待したいのは、これら液晶の進化に対応したサービスやコンテンツの拡充である。すぐに考えつくのはメール、オフィスドキュメントリーダー、フルブラウザでの活用だが、それ以外にもGPSナビゲーションやスケジューラ、ゲームなど応用範囲は広そうだ。さらにもっとベーシックな部分として、大画面化で広がるデスクトップを、分かりやすく使いやすいUIで活用する試みも重要になる。

 振り返れば、カメラ付き携帯電話が出始めた時も、一部のキャリアが「携帯電話カメラの利用率は低い、写真付きメールなんか使わない」と頑強に主張していたことがあった。しかし実際は、カメラ付き携帯電話は急速に普及し、そこで重要だったのは「実際に使うかどうかではなく、カメラが付いていること」だった。その後、カメラはQRコードの読み取りなど多方面で利用されることになり、携帯電話の可能性を広げた。

 ワンセグも、カメラと同じく新たなデバイスの普及・進化を促し、携帯電話の可能性を広げる「入り口」になる。ワンセグ端末の普及を睨み、そこで底上げされる機能を活用した新たなサービスやコンテンツが登場することに期待したい。

関連記事

現実に利用率が高いとは思えない。通信が入らない場所も多いし、フリーズすることも多い。実際アナログ放送付きの端末もブレイクしたとはいえないところを考えると本当に放送を見ている割合は想像よりも低いかも。

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Mar 01, 2007

7日間ネットゲームをプレイして死亡

7日間ネットゲームをプレイして死亡

体重150キロの中国の男性が、7日間の休暇の「ほとんどすべて」をオンラインゲームをして過ごした末に死亡した。(ロイター) 2007年02月28日 17時47分 更新

 中国東北部に住む26歳の肥満の男性が、旧正月休みに長時間オンラインゲームをプレイした後、死亡した。同国国営メディアが2月28日に報じた。

 遼寧省錦州に住む体重150キロのこの男性、7日間の休暇の「ほとんどすべて」をオンラインゲームをして過ごした末、旧正月休みの最後の日の24日に倒れたとChina Dailyは両親の発言として伝えている。

 地元の教師シュー・ヤン氏は、旧正月休みの「退屈な日々」のために、多くの人が楽しみを求めてコンピュータゲームに向かったと話す。

 「選択肢は2つしかない。テレビかコンピュータだ。マーケットもカラオケもカフェも閉まっている。休暇中にほかに何ができるというのか?」とシュー氏は語ったとChina Dailyは報じている。

 中国では近年、未成年のネットカフェへの出入りを制限したり、オンラインゲームのプレイ時間に上限を設けているにもかかわらず、10代やヤングアダルトのインターネット中毒者の数が憂慮すべきほどに増えている。

 同国の2000万人の18歳未満のインターネットユーザーのうち、13%に当たる約260万人が中毒者と分類されているとChina Dailyは伝えている。

ある意味過労死。ここまでオンラインゲームに熱中できるというのも現実社会よりも、オンライン世界のほうがはるかにこの人によって魅力的だったということか・・。

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