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Feb 08, 2007

古いPCの新しい出番

古いPCの新しい出番
1人の大人のゴミが1人の子供の未来への扉を開くかもしれない。

2007年02月07日 16時55分 更新
 

「One Laptop Per Child」(OLPC)プロジェクトは近いうちに、幾つかの発展途上国の子供向けに「100ドルノートPC」の限定配布を始める。2007年末までに約7カ国への完全配布を目指す取り組みの最初のステップだ(2006年11月22日の記事参照)。

 以前にも書いたように、わたしはこのプロジェクトを強く支持している。このプロジェクトは、発展途上国の子供の機会創出と、ノートPCの開発のあり方の変革(システムの電力管理、ディスプレイ、無線ネットワーキングの技術革新を通じた)を促進することになると思う。

 だが、100ドルノートPCが完全に配布されたとしても、まだ手に入れられない子供たちが、何十億人ではないにしても、何百万人もいることだろう。

 あなたも心の中で、「どうすれば強力で安価なコンピュータを第3世界の子供たちに手渡せるだろう」と考えているかもしれない。実は、そうした強力で安価なコンピュータは、手近なところにある可能性が高い。そして、それを必要とする人々に届けるのは、そんなに難しいことではない。

 わたしが言っているのは、あなたの会社にある古いシステムのことだ。例えば、最近のシステムアップグレードで余ってしまったシステム。あるいは、会社がダウンサイジングしたために使われなくなったシステム。ひょっとすると、われわれeWEEK編集部のように、引っ越す準備をしていて、使われていない古いシステムを新しいオフィスに持っていきたくない、という場合もあるかもしれない。

 この手のシステムは、あなたにとってはほとんど役に立たないかもしれない。だがナイジェリアの学校では、それらがあれば、子供たちはWebサーフィンをしたり、オフィスアプリケーションを使ったり、コンピュータならではの学習ツールにアクセスしたりできる。

 では、こうしたシステムを発展途上国の子供たちにどうやって届けるのか。そこに「World Computer Exchange」のような組織の出番がある。

 World Computer Exchangeは、企業や学校、個人の不要なシステムを収集している。そしてシステムをテストした上で、荷造りしてコンテナ船で第3世界諸国に送っている。現地ではほかの非営利団体や学校、政府が、コンピュータを必要としている学校にそれらを届けている。

 World Computer Exchangeの創設者で代表のティモシー・アンダーソン氏によると、同団体では、Pentium III以上のシステム、ディスプレイ、キーボード、マウス、ネットワーク機器、プリンタ、プリンタ消耗品の寄付を受け付けているという。

 今では、最新のデュアルコアプロセッサ搭載PCと比べると、Pentium IIIシステムは少し見劣りするだろう。しかし、わたしはこのところ、普段はPentium IIIシステムを使っているが、そのWindows XP環境では、どのブラウザ、グラフィックツール、オフィスアプリを利用する場合も、いたって快適だ。小さな学校では、こうしたシステムはサーバとしても格好だ。

 引っ越しで古いシステムを処分しなければならない場合、一般に選択肢はあまりない。その経験がある人は、どこかの会社に有料で回収してもらったことだろう。また、ことによると、ただで引き取る(つまり、eBayで売るために)と言ってきた会社に頼んだかもしれない。いずれにしても、あまり実りのあることではない。

 しかし、そうした古いシステムがきちんと動くものなら、使ってくれる人に譲る方が有意義ではないだろうか。

 アンダーソン氏は、World Computer Exchangeは、寄付が大規模な場合(システム10台以上)は出張引き取りを行うほか、納税申告時の寄付証明用に受領書を発行していると述べている。さらに同氏は、同団体は企業に、システムが不適切に処分されていないことを保証する書類も提供していると付け加えた。また同団体は、eWaste Initiativeの取り組みを通じて、寄付されたシステムの受け取り手が、システムが動かなくなった場合のリサイクル方法を理解する手助けをしている。

 わたしは、企業や個人にとってWorld Computer Exchangeに寄付することは、ごみ埋立地に送られるか、部品を取るために分解されるしかないような機器を、有意義に生かす絶好の手段にほかならないと思う。またわたしは、よく働いてくれたコンピュータを処分する方法としては、わたしが最初に手にしたときと同じくらい喜んでくれる相手に譲るのに勝るものは考えられない。

 われわれのオフィスのPentium IIIシステムも、World Computer Exchangeへの寄付を考えることになりそうだ。これらのシステムは、新しい優れた電力管理機能やネットワーク機能は持っていないかもしれないが、処理能力、メモリ、ディスク容量に関しては、100ドルノートPCを上回っている。

 デジタルデバイドの南北問題を回避するのは面白い提案かも。日本のODAもこういった動きを加速させるような使われ方はしていないのだろうか??これに加えて回線の整備などに使われれば、第二のインドの出現がアフリカから現れるかもしれないし。

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