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Jan 31, 2006

「ライブドア暴走」の道程--奈落への転回点は2004年初頭

「ライブドア暴走」の道程--奈落への転回点は2004年初頭佐々木俊尚
2006/01/30 20:43 Trackback(2)


全否定してもはじまらない

 結局のところ、堀江貴文・前ライブドア社長もニューエコノミーの呪縛から逃れられなかったのかもしれない――一連のライブドア強制捜査の取材を続けながら、私はいまそんなふうな奇妙な感慨に囚われている。

 ライブドアへの東京地検特捜部の捜査は、ついに大詰めに入ってきている。バリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)による証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)は、しょせんは立件の入り口に過ぎず、捜査の本丸はライブドア本体による決算粉飾であるようだ。堀江前社長らの拘置期限は2月中旬に切れるが、おそらく粉飾決算容疑で再逮捕され、3月初旬まで取り調べが行われ、この時期に起訴されることになるはずだ。初公判は6月末から7月にかけてというシナリオになるだろう。

 東京地検特捜部に対しては、「国策捜査ではないか」という批判も出ている。たしかにそういう面は否定はできない。大鶴基成・特捜部長は2004年4月の就任記者会見で、こう話していた。

 「額に汗して働く人、リストラされ働けない人、違反すればもうかると分かっていても法律を遵守している企業の人たちが、憤慨するような事案を万難を排しても摘発したい」

 背後に小泉内閣や政府与党の何らかの意志があったとみるのは謀略史観に過ぎ、その見方は誤っているとは思うが、しかし地検特捜部として「ライブドア的なものを正さなければならない」という強烈な意志(それが正当性を持つのかどうかは別にしても)があったのは間違いないだろう。仮にそうだとしても、粉飾決算で投資家を欺いていたライブドアの罪がそれによって免れられるわけではない。罪は罪として、あがなわなければならない。

 いったいなぜこのような事件が起きてしまったのだろうか。われわれのやるべきことは、ライブドアを全否定してしまうことではない。新自由主義の騎手であり、ベンチャー志向の若者たちに夢を与える存在だったはずのライブドアが、なぜこのように足を踏み外してしまったのかを、きちんと分析することだと思う。そうでなければ、この事件の教訓は生かされない。

 このレポートではライブドアの暴走が始まったのはポータルサイトの運営に軸足を移した点に始まるとある。確かにポータルサイトの運営をはじめたあたりから知名度がうなぎのぼりに上昇していったのは間違いなし。一方、老舗のポータルと比較してこれといったコンテンツを持たないポータルでもあるライブドアについて、マスコミが「虚業」というレッテルを貼っている。これも今のライブドアのポータルを見る限り納得せざるをえない。結局ファイナンス事業とのパワーバランスの崩れが原因とあるが案外そんなことが堀江社長の蹉跌につながったのかもしれない。

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Jan 29, 2006

ウイルスやワームより怖い地下ケーブルの切断(2)

ウイルスやワームより怖い地下ケーブルの切断(2) Kevin Poulsen

 

アリゾナ州バックアイでケーブルが切断される数日前、カリフォルニア州のリノ・ジャンクションにほど近い線路わきの地下溝に埋められていた同じネットワーク上のケーブルが、嵐による土砂崩れで損傷を受けていた。この箇所の修理にあたったスプリント・ネクステル社の作業員は水浸しになったケーブルを切ることを余儀なくされた。そのため、バックアイでショベルカーがケーブルを切った時点では2ヵ所が切断されたことになり、環状に埋設されたケーブルの西側の部分が完全にネットワークから外れてしまったのだ。

 しかし、タイミングの悪さと悪天候が重なった今回の事故よりも、破壊工作員やテロリストがショベルカーを調達し、入念に場所を選んでケーブルを切断した場合のほうが、影響ははるかに大きくなるだろう。

 2003年には、当時ジョージ・メイソン大学の大学院生だったショーン・ゴーマン氏が博士論文で、全米の光ファイバーの経路を網羅した地図を作成し、公開されている記録やデータを利用するだけで、攻撃に適した要所を簡単に特定できることを示した。ゴーマン氏は現在、新興企業米フォーティアスワン社の最高技術責任者(CTO)を務めている。同社は金融機関が通信関連のインフラを分散化する手助けをしているほか、国土安全保障省へのコンサルティングも行なっている。ゴーマン氏によると、攻撃を受けやすい状況は変わっていないという。

 「われわれは、光ファイバーケーブルを数ヵ所で切断し、西海岸と東海岸間の接続を遮断するといったシナリオを想定したこともある。こうした場所を割り出すのはそれほど難しいことではない」とゴーマン氏。

 ゴーマン氏はこのような脆弱性の大きな要因として、通信企業の合併や買収が相次いでいることを挙げている。ゴーマン氏によると、合併や買収があるごとに、米国にとって重要な通信が少数の光ファイバーに集中する傾向が強まっているという。その証拠に、今回の場合、米スプリントPCS社と米ネクステル・コミュニケーションズ社の合併が完了していたため、もとのスプリント社のケーブルで起きた回線障害だったが、影響はネクステル社側の顧客にも及んだ。

 

光ファイバーを物理的に切断してしまい、(工事などで)金銭的に大損害ということは巷間増えている。ただ、それよりも意図的に(つまりテロ)切断されてしまった場合、いまやライフラインが寸断されるに等しいダメージが与えられる可能性はある。が、セキュリティーを重視するとそれだけコストも高騰。バランスを取るのも簡単ではなかろう、

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ウィルコム、通信速度を最大408kbpsに向上--月額料金は変わらず

ウィルコム、通信速度を最大408kbpsに向上--月額料金は変わらず永井美智子(編集部)
2006/01/27 14:44 Trackback(7)


 

ウィルコムは1月27日、通信速度を向上させる新しいPHS通信規格「W-OAM」を採用すると発表した。これにより、通信速度が最大408kbpsに向上する。利用には専用の端末が必要となるが、月額利用料金は変わらない。2月下旬よりサービスを開始する。

 W-OAMはWILLCOM Optimized Adaptive Modulationの略で、ウィルコムが独自に開発したものだ。電波の状態に応じてより高速な変調方式を自動的に選択する。これまではQPSKと呼ばれる変調方式を使っていたが、W-OAMではこれに加えて、電波が良い環境ではより高速な8PSKと呼ばれる変調方式を使う。また、電波の悪い環境では通信速度が遅いものの、安定性の高いBPSKと呼ばれる変調方式を使う。

 通信速度は利用料金プランによって異なるが、現在最も高速な[PRO]専用料金コースの場合、これまで最大256kbpsであった通信速度が最大408kbpsとなる。いずれの料金プランであっても、月額利用料金に変更はない。

 W-OAM端末は、NECインフロンティア製のPCカード型端末「AX520N」、コンパクトフラッシュ(CF)型の「AX420N」、セイコーインスツル製のCF型端末「AX420S」の3機種。2月下旬より順次発売する。価格は未定だが、「現行のカード型端末より数千円高い程度」(ウィルコムコンシューマ営業本部常務執行役員の土橋匡氏)という。

 対応エリアについては、「トラフィックの多い大都市を中心に広げていく」(ウィルコム執行役員CTOの近義起氏)とのことだ。

ウィルコムになってから積極的にオンリーワンのサービスを打ち出すのは大した企業スタンスである。ただ、スピード重視と言ってもいずれは3G携帯にぬかれてしまうだろうけど・・。

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Jan 27, 2006

ライブドアショックの波及する先

ライブドアショックの波及する先森祐治
2006/01/27 16:08 Trackback(0)


 

1月16日の強制捜査以来、ライブドア事件は1週間後の堀江前社長の逮捕で世間の耳目を集めるピークに至った。しかしながら、堀江前社長の逮捕の原因となった証券取引法違反についての詳細な議論はあまりなされることなく、同氏が過去にとった既存の勢力に対してとられた行動、あるいは株式を用いたマネーゲーム=錬金術に対する感情的な反発などによってその態度が形成されている傾向が強い。結果、新たな経営手法、特に金融を用いた経営活動に対して、なんらかの形で社会的な制約が発生し、正当な形で利用可能になった選択肢までをも失わざるを得ないことを願うのみだ。

ベンチャーが設立するファンドに逆風


 ライブドアショックは思わぬ形で僕の周囲に影響を及ぼしてきた。

 僕が経営している株式会社シンクは、1月24日に東京都と共にコンテンツ産業育成のためのアニメーション作品制作支援事業の開始を発表した。コンテンツ産業に対する注目が高まる昨今、東京都という地域行政府が海外市場での成功を試みる新しい才能の発掘を目的として、民間企業と共に資金供給を行い、後押しするという新しい形の産業振興事業の発表には、多くの注目が集まるという期待をしていた。が、前日のライブドア堀江貴文社長逮捕という社会的注目の大きな事件の煽りを受けて、経済専門紙でも地域面でのみの掲載という程度になってしまった。

 この事実に対して、知り合いの新聞記者は「ベンチャーが設立するファンドという点で、世間の見方が厳しくなっている」と、紙面の制約から来る掲載記事のプライオリティ付けから生じた結果のみではなく、我々の事業内容それ自体がライブドアショックから生じた逆風にあっているという指摘をする。

 このことが本当であるとすると、極めて残念なことであるといわざるを得ない。もちろん、ライブドアとその子会社が行った不透明な証券取引について、今回の逮捕容疑となっただけの根拠が存在することを否定する気は毛頭ない。しかし、その取引にまつわる様々な手法のうち、投資を目的とした事業組合を活用した事業範囲の拡大や強化などの個別の手法までを否定する向きが出ているとしたら、それは極めて大きな問題だといわざるを得ない。まさしく「産湯と一緒に赤子を流す」という議論になりかねないからだ。

ホリエモン逮捕に起因する一連のマスコミの報道は理性的というよりたぶんに感情的である。また、ライブドアの取引のどこに問題があり、どこをどう直せば、問題をクリアできたのか冷静に分析したものは少ない。マスコミの寵児であった、堀江氏の動向およびフジテレビとの確執?にばかり焦点が当たってしまっている。もっと冷静になるべきではないか。

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Jan 26, 2006

ソニーの3Q決算、過去最高の売上高に--通期見通しも上方修正

ソニーの3Q決算、過去最高の売上高に--通期見通しも上方修正永井美智子(編集部)
2006/01/26 20:42 Trackback(1)

 

ソニーは1月26日、2006年3月期第3四半期(2005年10~12月)の連結決算を発表した。液晶テレビのBRAVIA(ブラビア)や携帯ゲーム機のプレイステーション・ポータブル(PSP)が世界的に好調だったことに加え、円安の影響で売上高と純利益が四半期ベースで過去最高となった。これを受け、通期の業績予想も上方修正している。

 第3四半期の業績は表1の通り。第3四半期の為替レートが想定よりも円安で推移したことに加え、売上高の70%を占めるエレクトロニクス事業が年末商戦で好調だった。また、株式市場の好況により、金融事業も見通しを上回る業績だった。ソニーEVP兼CFOの大根田伸行氏は「業績回復の兆しが見えた」と安堵の表情を浮かべたが、「利益自体は満足いく水準には達していない」とし、ひきつづき構造改革を進める姿勢を示した。

2006年3月期第3四半期(10~12月)決算
金額(円) 前年同期比(%) LCベースの
前年同期比(%)※

売上高 2兆3675億6200万 10.2 3
営業利益 2028億2100万 46.8 30
経常利益 2259億600万 51.4
純利益 1689億4400万 17.5

※LCベースとは、円と現地通貨との間に為替変動がなかったと仮定した試算を指す

 エレクトロニクス事業の中でも、懸案とされたテレビ事業が順調だったことが大きい。BRAVIAは米国市場において金額ベースで30%、日本でも同25%のシェアを獲得した。テレビ事業全体の業績をみると、売上高は前年同期比16.2%増の3611億円と大きく伸びている。営業損益は前年同期から82億円減少して19億円の赤字となったが、これはブラウン管テレビの売り上げが予想以上に落ち込んだため。これでも当初の見込みに比べると250億円ほど改善しているといい、「回復の手ごたえを感じている」(大根田氏)とした。

決算数字だけ見ると、SONYが劇的な復活を遂げたようにも見える。ただ、出てくるプロダクトを見ている限り、瞬間風速でよくなっただけで、本格的な復活はまだ先のようにも思える、それでも、三陽電機の苦戦と比較する限り、やはりブランド力というのは威力が大きいとつくづく思う。

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Jan 24, 2006

ライブドア株の上場廃止が重要局面--監理ポストに割り当て

ライブドア株の上場廃止が重要局面--監理ポストに割り当て別井貴志(編集部)
2006/01/24 01:18 Trackback(2)

 

ライブドアの堀江貴文社長らが1月23日に逮捕されたことを受けて、同日の深夜に東京証券取引所は、1月23日付けでライブドア株とライブドアマーケティング株を監理ポストに割り当てると発表した。これにより、両社の株式の上場廃止については、重要な局面を迎えた。

 東証は、この2社について「株式交換および株式分割等に関する疑義、並びに、財務情報に関する疑義について、十分な会社情報の開示が行われていない状況を踏まえ、2006年1月21日に開示注意銘柄に指定した」とした。そのうえで、監理ポストに割り当てた理由について、「両社の代表取締役を含む4名が証券取引法違反の容疑により逮捕され、開示注意銘柄への指定の原因となった未開示の会社情報の事実関係いかんによっては、上場廃止基準に該当するおそれがあると認められる状況に至ったからだ」としている。

 監理ポストとは、上場廃止基準に該当する可能性があることを投資家に知らせて、投資家がこれに対応できるようにするために通常の取引ポストとは区別して割り当てられるポストのことだ。この監理ポストの割当期間は、上場廃止基準に該当するかどうかが判断された時点までとなっている。

 

追い込まれたライブドア。上場廃止となると打撃も大きかろう。実質的に上層部のパフォーマンスで続いているようなところがあったから、時価総額が萎み、首脳陣が逮捕となると、ライブドア復活の目はない??

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Jan 22, 2006

電話の通話記録を違法に入手し販売する闇市場(上)

電話の通話記録を違法に入手し販売する闇市場(上) Kim Zetter

 

インターネット上で個人情報を販売する複数の業者が、携帯電話会社の米ベライゾン・ワイヤレス社を騙し、発話に障害がある顧客や同社の従業員を装って非公開の携帯電話記録を大量に入手していたことが、裁判所に提出された書類により判明した。

 ベライゾン社がフロリダ州で起こした民事訴訟の中で昨年の暮れに明らかになったこの問題は、謎に包まれたインターネット上の通話記録販売業者の実態を垣間見せる、稀なケースとなった――通話記録は長年にわたり、私立探偵などによって秘密裏に細々と販売されてきたが、今にわかに注目を集めている。通話記録販売をめぐって訴訟が相次いでいるほか、法的な取り締まりを求める声も高まっているのだ。

 今回の訴訟によると、通話記録販売業者は、「身体に障害のある顧客担当部門」という実在しない部署をかたってベライゾン社の従業員を装い、同社のカスタマーサービス窓口に膨大な回数の電話をかけ、顧客情報の問い合わせを行なった。業者は、発声に障害があって自分では情報を請求できない顧客の代理で電話していると称したのだ。カスタマーサービスの担当者が顧客と直接話すことを求めた場合は、業者自身が発声が不自由な顧客に扮し、音声をひずませる機器を用いて、担当者が話の内容を理解できないよう細工をしていた――これは「ぼそぼそ攻撃」(mumble attack)とでも呼ぶべき、ソーシャル・エンジニアリング(日本語版記事)[セキュリティー上重要な秘密情報を、管理者などから巧みに聞き出し、入手する犯罪]でなじみの手法をさらに一歩進めたものと言える。

 私立探偵からプライバシー活動家に転じたロブ・ダグラス氏によると、連邦当局は非公開の通話記録が販売されていることを少なくとも1998年から認識していたが、この問題にはほとんど対処していないという。当局が処分を行なわないため、電話会社は業者が記録を入手し販売することを阻止するために民事訴訟に頼っているのが現状だ。

 「携帯電話の通話記録(の販売)は、プライバシーの侵害度で考えるなら銀行の取引記録や医療記録に次いで3番目に深刻だと、私は位置づけている。また、最も被害に結びつきやすいものだと言える。この問題は非常に深刻な結果を招きかねず、しかも警察当局による捜査が成果をあげることはきわめて難しい」とダグラス氏は話す。ダグラス氏はプライバシーや情報セキュリティーに関するニュースサイト『プライバシートゥデー・コム』を運営している。

 

プライバシー保護などという言葉とは別に闇にこういった需要・市場があることに慄然とした思いは禁じえない。高度情報化社会というが、情報そのものはなにも変質していないが、情報を扱うスタンスについてはいろいろと変化している気がする。

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Jan 21, 2006

ライブドア、粉飾決算については「公表できる段階にない」

ライブドア、粉飾決算については「公表できる段階にない」永井美智子(編集部)
2006/01/21 00:21 Trackback(1)

 

ライブドアは1月20日、東京地方検察庁特別捜査部が捜索に入った問題に関連して東京証券取引所が情報公開を求めていることを受け、現時点までの社内調査結果を発表した。粉飾決算の疑惑がもたれているが、「現時点で公表できる段階にない」としてコメントを控えた。

 ライブドアはまず、次の点について東証から適切な開示をするよう要請を受けたことを明らかにした。その内容とは、以下の4点だ。

ライブドアマーケティングによるマネーライフ買収、および2004年11月8日公表の株式分割の件に係る経緯。事実関係及び買収と株式分割の関係、並びに、この件における証券取引法違反の有無に関する認識について
ライブドアマーケティングの2004年12月期第3四半期業績状況の開示内容における虚偽の記載の有無、及び訂正の要否に関する認識について
ライブドアによるロイヤル信販とキューズ・ネットの買収、および2004年5月10日公表の株式分割の件に係る経緯、事実関係及び買収と株式分割の関係、ならびに、この件における証券取引法違反の有無に関するライブドアの認識について
ライブドアの2004年9月期決算内容における虚偽の記載の有無及び訂正の要否に関するライブドアの認識について
 このうち、すでに明らかにされているのは1の部分に過ぎない(関連記事)。そこでライブドアは、残りの点について調査結果の経過を明らかにした。

 まず、ロイヤル信販の株式取得の経緯については、ロイヤル信販が当時、主にコンシューマ向けのローンサービスを展開していて与信管理等に独自のノウハウを保有していることから、ライブドアの運営するポータルサイト「livedoor」のユーザーなどを対象としたローンサービスを行うことで、「livedoor」ブランドの認知度向上とコンシューマー向け金融サービスの基盤の強化が図れると判断したという。なお、ロイヤル信販は社名を変更し、現在はライブドアクレジットという名称になっている。

 また、キューズネットの株式取得の経緯については、キューズネットが恋愛・結婚パートナーをマッチングする「出会いステーション」を1999年より運営していて、当時、登録延べ会員数500万人を超えており、毎月100組以上の成婚カップルを誕生させていたことから、livedoorのブライダルコンテンツとして配置することで、グループの収益性をより高めることができると考えたという。現在、キューズネットは、ポータルサイト「livedoor」において、「livedoor出会いステーション」という名称でブライダルコンテンツを提供している。

 

ライブドアへの強制捜査で、株式市場は波乱の展開。ライブドアにどのような処分が下るかいろいろな憶測が飛び交うが現時点ではなんとも言えない。ただ、ライブドアが楽天やヤフーと違うのはこれといった企業実体がないかのような印象がある点ではないか?そもそもライブドアの中核事業ってなんだ?

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Jan 20, 2006

0.85インチHDD内蔵モデルは2万円台前半--KDDIの春モデル7機種が登場

0.85インチHDD内蔵モデルは2万円台前半--KDDIの春モデル7機種が登場永井美智子(編集部)
2006/01/19 12:27 Trackback(14)

 KDDIは1月19日、4GバイトHDD内蔵端末を含むCDMA 1x WINの春モデル7機種を発表した。1月下旬より順次発売する。

 新端末は4GバイトHDD内蔵の東芝製端末「MUSIC-HDD」、携帯電話向け地上デジタル放送「ワンセグ」に対応した日立製作所製「W41H」、「INFOBAR」を手がけた深澤直人氏がデザインしたau design project第5弾端末「neon」など7機種。うち3機種がEZ FeliCaに対応する。


東芝製の「MUSIC-HDD」
 MUSIC-HDDは東芝製の0.85インチHDDを世界で初めて搭載した端末。約2000曲の楽曲が保存できるほか、最大512MバイトまでPCの外部ストレージとして利用できる。2月上旬発売予定で、市場想定価格は2万円台前半という。

 W41Hはauとして2台目のワンセグ対応端末。2.7インチのワイドQVGA液晶を搭載し、音声を消してもテレビ視聴が楽しめるよう字幕表示に対応する。電話がかかってきた場合には番組を最大2分間一時保存する「タイムシフト再生」も利用可能だ。ただし、地上アナログ放送の受信はできない。EZ FeliCaにも対応するが、モバイルSuicaが利用できるかという点については「現在JR東日本と検証中」(KDDI)とした。2月上旬発売予定で、市場想定価格はこちらも2万円台前半だ。

 

いよいよ登場するHDD付き携帯電話。ただこのレビューを見る限り音楽機能に絞っているかのよう。4Gあれば、IPODNANOには対抗できるわけだが、もっとほかの機能を持たせると面白いと思うのだが・・・。

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Jan 15, 2006

ドラクエ:発売から20年で初の欧州上陸へ

ドラクエ:発売から20年で初の欧州上陸へ 南 優人/Infostand

 

スクウェア・エニックスの欧州現地法人は12日(現地時間)、人気ゲームの『ドラゴンクエスト』を、4月から欧州でも販売すると発表した。ドラクエ・シリーズは20年近い歴史を誇るが、意外にも欧州には上陸していない。8作目の『空と海と大地と呪われし姫君』に、若干の改良を加えて売り出す。

 同シリーズは1986年5月に1作目が発売され、累計出荷本数は4000万本を超えている。1989年から北米でも販売されているが、欧州進出はずっと見送られていた。国内での人気の高さに比べると、北米ではこれまで、いまひとつだったため、欧州に期待をかけている。

 『空と海と~』は、日本では2004年11月に発売され、360万本を突破する大ヒットとなった。海外でも人気のある『ドラゴンボール』の作者、鳥山明氏が、キャラクターをデザインしたことなどをPRし、欧州に切り込む。


 ドラクエが欧州に進出していないとはしらなかった。とっくに進出しているものと思ったが・・・。日本の風土の特徴がでがちのアニメでも世界で受け入れられているのに、クオリティーが低いとも思えないドラクエがなぜ米国で不調なのか??単純に昔ほどRPGが受けないから?それともファンタジー世界の構築の仕方が本場にいくと陳腐に見えるから??ただ、北米で受けなくても欧州でヒットする可能性もないわけではないと思うが・・。

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Jan 12, 2006

携帯電話メーカーの売上高、今後は減少傾向に--米調査

携帯電話メーカーの売上高、今後は減少傾向に--米調査文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:河部恭紀(編集部)
2006/01/12 16:02 Trackback(0)


 

市場調査会社iSuppliは米国時間11日、新しい携帯電話機に対する需要が先進国で枯渇し始めることから、今後数年間、携帯電話メーカーは製品のさらなる値下げを強いられることになりそうだという調査結果を発表した。

 iSuppliの主席アナリストScott Smyserによると、先進国における携帯電話の普及率は非常に高く、市場拡大を牽引するだけの消費者ニーズがないという。そのため、中国やインドなどの発展途上国での顧客引きつけを狙い、携帯電話メーカーは「超低価格の携帯電話」を提供する必要がある。

 「携帯電話事業者は、電話機の価格を30ドル以下に押さえようとしている」とSmyserは言う。

  iSuppliによると、携帯電話の平均卸売価格、つまりメーカーに支払われる価格は、2006年に129ドルまで下がるという。これは2005年の142ドルより9%低い。

 携帯電話の値崩れは販売の不調と相まって業界の低迷を意味する。

 世界の携帯電話市場の規模は8億5000万台まで拡大する見込みで、これは2002年の市場規模の約2倍、また2005年の出荷台数8億1000万台の5%増にあたる。

 年間2億台規模のテレビ市場と比較しても、携帯電話は世界的に単独で最大規模の市場を持つ家庭用電化製品である。

 しかし、2006年の出荷量増加も値崩れの影響を補うには不十分だとiSuppliは見ている。結果として、携帯電話メーカーの2006年における世界的な売上高の合計は1097億ドルに減少する見込みで、これは過去最高値である2005年の売上高1151億ドルと比べて4.7%少ないとiSuppliでは述べている。

 売上高が2005年レベルまで回復するのは2009年で、その頃になれば動画や音楽の再生、そして写真の表示ができる高機能で高価格な電話機を消費者が選ぶようになる、とiSuppliは予測している。


この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

早くも成熟市場か携帯電話市場?いずれにせよ、技術的に更なる多機能になったとしても、通話する人口の急増とか、通話料の大幅な上昇が考えにくくなってくれば、成長率も今までと同じというのはありえない。今後、マーケティング的にさまざまな手段が取られるのではないか??

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ネット連携が便利、画質はいまいち?~W-ZERO3 (1/4)

ネット連携が便利、画質はいまいち?~W-ZERO3 (1/4)

カメラで撮った画像を手軽にメール添付で送れるなど、ネット連携が便利なW-ZERO3。気になる画質はというと……。

 この冬注目を集めたウィルコムの「W-ZERO3」。一時はオンラインストアのパンクを引き起こすほどの人気ぶりで(2005年12月12日の記事参照)、最近になってようやく入荷が安定してきたようだ(1月10日の記事参照)。


W-ZERO3(写真はスタートメニューから「画像とビデオ」を呼び出したところ)

 とはいえこのW-ZERO3、カメラがウリのマシンではないし、カメラのスペックも133万画素のCMOSとあまり高くはない。やはりここは、ほかの携帯電話とは違う視点でみなくてはと思う。

 一番のポイントは、無線LAN環境下なら大きなファイルサイズの画像を平気で送れること。撮った写真をOutlookのメールで、気軽に送れる。もう1つはIEを搭載するWindows Mobileマシンであるため、IE上からファイルの送信ができること。撮った写真を自分のオンラインアルバムにその場で登録したり、ブログに貼り付けたり、mixiの日記に貼ったりできる。これはなかなか楽しい。3番目のポイントとして、3.7インチのVGAディスプレイが挙げられる。miniSDに写真をどんどん記録していつでも見せたいときに見せられるわけだ。

 こう考えると、W-ZERO3が魅力的なカメラ端末候補であることが分かる。


カメラは背面に。レンズの周りは鏡面で自分撮りに使える


外部記録メディアはminiSDカードを採用

133万画素の実力はイマイチ?
 まずはカメラ機能の起動方法を確認。側面にあるカメラ・シャッターボタンを押すとそのままカメラが起動する。スタートメニューから画像とビデオを選び、そこから「カメラ」を実行しても撮影モードになる。

 このとき画面が縦位置か横位置かは重要。初期の画面が縦位置の状態で起動すると、撮影画面も縦位置で、記録画像も縦。キーボードを出したり、側面の縦横切替ボタンを押すと横位置になるのだが、この状態で起動すると撮影画面も横位置になる。撮影モード中に縦横の切り替えはできないので、初期状態に気をつける必要がある。

WZERO3の画質はいまいち?まあ、そもそも多機能なこの端末にあって、カメラ自体がおまけのようなものであるのだから、このデバイスがいまいちとはいえ、全体の評価を落とすものでもなかろう。

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Jan 11, 2006

iPod盗難事件

iPod盗難事件

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、私ごとで恐縮ですが、最近あったiPodにまつわる事件を。

学生時代からの友人Tがアップル本社に勤務しているため、社割でもろもろのアップル製品を購入させてもらっているのですが、最近買ったiPod 60GBでは大変面倒なことになりました。

最初にオーダーしたのは11月23日。アップルストアで購入すると、発送後に配送業者のサイトで配送状況をトラッキングするためのナンバーが送られてくるので、それを見ながら到着予定を心待ちにしていました。

以下のリンクが、その実際のトラッキングURLです。

UPSで荷物追跡

上記を見ればわかるのですが、カナダはオンタリオから数営業日で届く予定だったiPodが11月29日時点で誤配送と判明し、ようやく12月1日になって受け取ったのでした。

ところが、この日に自宅で受け取った奥さんから連絡があり、「あまりに軽いので開けてみたら、梱包の中に何も入っていなかったよ。」というのです。

当初は、意味がわかりませんでした。

帰宅して確認してみると、確かに梱包の中にはインボイス兼パッキングリストが1枚と緩衝材が詰まっているだけで、肝心のiPodが見あたりません。

だんだん、状況が見えてきました。

盗まれたのです。

梱包は、不自然に開けられた形跡があったそうです。そして、そういう衝動を誘発するかのように、梱包の外側にもこの中身がiPodであると記載されています。

このクリスマスシーズン、大人気のiPodが狙われても不思議ではありません。

ところで、購入したのはアップルストア、しかもアップル本社の社内システムからの発注です。おそらく犯人は一連のロジスティクスのどこか(倉庫業者か配送業者)の社員でしょう。

それにしても途方に暮れたのは、もう支払いは先に済ませてあるわけだし、モノは早く欲しいし、結局アップルストアに泣きついて再度もう一個送ってもらうしかないのですが、そのお願いをするために、iPodを盗んだのが私ではないことを、どうしても証明できないという点です。

それはそれは慎重にメールを書きました。

「関係者のどなたかへ。私は社員番号××の友人経由でiPodを購入し、××のトラッキングナンバーからわかるように12月1日に受け取ったが、その小包は文字通り空っぽだった。詳細な状況はこうだ。(中略)そんなわけで、iPodを盗んだのが私でないことを証明する方法はないが、この点は信じてもらうしかない。ただ私に推測できるのは、誤配送が発生している11月30日に配送業者のところで盗難が起きたのではないかと疑っているということだ。詳しいことは配送業者に聞いてみて欲しい。私に出来ることは、この怒りを抑えるのが精一杯だ。繰り返すが、私はこの原因をあなたたちのせいにするつもりはないが、いずれにせよすぐにiPodが必要だ。返事をすぐにお願いしたい。」
すると、ことのほかあっさりとOKされて、次はFedex経由で送られてきたのでした。一時帰国の予定と重複してタイミングが悪く、実際に受け取った頃には時すでに12月下旬でしたが、ひとまずめでたしめでたし。

。。。であればよかったのですが、オチは続きます。この再配送はアップルのほうで修理交換扱いとして処理されていたらしく、年明けにもUPSがやってきて「壊れた方のiPodを受け取りに来た」とぬけぬけと言うではないですか!

面倒くさいながらもかいつまんで状況を説明し、「返せるiPodなんかない」ということでお引き取り願ったのでした。

そんなこんなで、問題解決に1ヶ月半かかりました。

配送業者が荷物を盗むなんて、日本のサービス業のモラルでは考えられない次元ですが、アメリカで半年を過ごした今となっては、まぁここではありうるよな、と思うようになりました。とにかく面倒くさいことが突然起きて、それと戦う気力がなければ生きていけません。

また、トラッキングシステムに関しても、FedexやUPSに限らずヤマトや佐川にも同様なシステムがありますが、日本に住んでいた頃にはイマイチありがたみがよくわからなかったのですが(荷物は遅かれ早かれ確実に届くものだと思っていたので)、国土が広く、多くの拠点を通過しながら貨物が流通するアメリカで、かつサービスの品質も低いとくれば、トラブルも多くこのようなシステムの必要性が高かったのだろうと実感しました。

今回のトラブルも、このシステムがなければ、弱い消費者の立場では何も頼りになる情報がないということになってしまいますし、上記のような強気のメールも書けなかったかも知れません。

佐川やヤマトのトラッキングシステムってこういうときのためにあるのか??まあ、こんなケースで役立って欲しくないけど・・。一部のロジスティックスに請け負い業者等が入るとこんなこともありうるかも・・。

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Jan 09, 2006

迷惑メール業者に112億ドルの支払い命令

迷惑メール業者に112億ドルの支払い命令
AP通信

 

米国のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が、住宅ローンや借金整理サービスを宣伝する迷惑メールを大量に送付したフロリダ州在住の男性を訴えていた裁判で12月23日(米国時間)、この男性に112億ドルの支払いを命じる判決が下された。

 この訴訟は米CISインターネット・サービシーズ社(アイオワ州)が2003年に起こしていたもの。これに関連する裁判ではすでに、フロリダ州とアリゾナ州の企業に対して10億ドルを超える支払いを命じる判決が言い渡されている。

 「今回の裁定で新たな基準が打ち立てられた」と、CIS社の所有者であるロバート・クレイマー3世氏は述べた。「電子メールの危険性を悪用する卑劣な者たちは、公衆の面前で嘲笑の的になるだけでなく、金銭的にも厳罰を受けることになる」

 12月に判決を受けたのは、フロリダ州在住のジェイムズ・マッカーラ被告。マッカーラ被告は今後3年間インターネットへアクセスすることも禁じられた。

 訴状によると、マッカーラ被告は2億8000万通を超える違法なスパムメールをCIS社のネットワークに送信したという。CIS社のネットワークは、アイオワ州東部とイリノイ州の一部でインターネット接続を提供している。

 クレイマー氏による訴訟には当初、多数の被告が名を連ねていたが、今も残っている被告は多くない。2004年には、米キャッシュ・リンク・システムズ社と米TEIマーケティング・グループ社(ともにフロリダ州)、米AMPダラー・セービングズ社(アリゾナ州)に対して、総額で10億ドル以上の支払いを命じる判決が出ている。

 訴状によると、これらの企業は、ドメイン「cis.net」を偽の返信アドレスの一部として電子メールの中で使用して発信元がCIS社であるかのように装い、苦情がCIS社に向かうよう仕向けたという。

 クレイマー氏は、州法に基づけば自分は不正な電子メール1通につき10ドルを受け取る権利があるが、この金額を受け取れるとは思っていないと述べた。

 アンチスパム団体である迷惑宣伝電子メール反対連合(CAUCE)のウェブサイトによると、大量のジャンクメールによってダウンしたり、混乱を生じているのは、CIS社などの地方の小さなプロバイダーが所有するシステムばかりでなく、米AT&T社などの大手企業のシステムでも同じことだという。膨大な量のスパムメールは、企業や個人に対して毎年巨額の損害を与えている。

 CAUCEの設立者の1人であり副会長であるジョン・モゼナ氏は、クレイマー氏の訴訟ではスパム問題は解決されないだろうと述べた。

 

スパムそのものを禁止してしまうのが一番効果を挙げるのだろうが、スパムの定義がそもそも曖昧な気もする。それにしても米国の裁判での賠償額は、どう考えても払えない金額を平気で出してくるが、払えない場合の措置ってどうなってるんだろ?

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Jan 08, 2006

MTV、新音楽サービス「Urge」をアピール--iTunesに強敵出現か

MTV、新音楽サービス「Urge」をアピール--iTunesに強敵出現か文:John Borland(News.com)
翻訳校正:坂和敏(編集部)
2006/01/06 17:31 Trackback(1)


 Bill Gatesは米国時間4日夜、ネバダ州ラスベガスで開催中のConsumer Electronics Show(CES)で基調講演を行い、複雑な表情を見せながら人気歌手のJustin Timberlakeを壇上に迎えた。

 Timberlakeは、MTV NetworksトップのVan Tofflerと一緒に登場し、MTVがまもなく立ち上げる音楽サブスクリプションサービス「Urge」を大々的に宣伝した。どのライバルサービスとも異なり、UrgeはMicrosoftからまもなく登場するWindows Media Playerの新バージョンに直接組み込まれる。

 「今年新しいアルバムをリリースするが、そのときはUrgeと共同で何か新しいクリエイティブなことをする」と述べたTimberlakeは、Microsoftの会長とデュエットするとジョークを飛ばした。「Urgeなら、自分のようなアーチストが音楽ファンにターゲットを絞ってさまざまな方法で訴えかけることができる」(Timberlake)

 Timberlakeをゲストに呼んだMicrosoftは、なんとか新しい音楽サービスを売り込むことができた。ただし、ライバルのApple Computerは、U2からWynton Marsalisまで、さまざまなアーチストをイベントに呼んでいる。

 しかし、この派手な発表会では、Microsoftが新世代音楽サービスとPCベースの音楽流通の核にしたいと考えるものも垣間見えた。それは、MTVやTimberlakeをはるかに超えるものだ。

 3月にリリース予定の「Windows Media Player 11」では、楽曲のブラウズや表示の方法が大きく変わる。これまで、同プレイヤーでは、左側にアルバム名やアーチスト名のリストが並び、それをスクロールする形になっていた。だが、新ソフトウェアでは、大きなウインドウに古いレコードが重なったようなジャケットの「山」が表示され、アクセス可能なコンテンツの量が視覚的に把握できるようになる。

 両社によると、MTVのUrgeのようなサービスでは、Windows Media Player 11が全部でおよそ200万曲という同サービスのカタログからメタデータ(曲名やアルバム名など)をダウンロードし、これを利用者のコンピュータ内に保存することになるという。つまり、膨大な量のカタログの閲覧も、理論上はハードディスク上のファイルを見るのと同等の速さでできることになる。

特別優遇パートナー?

 新しいWindows Media Playerを投入するパートナーとしてMTVを選んだMicrosoftの判断に、デジタル音楽業界の一部はいら立ちを見せている。ただ、同プレイヤーではUrgeと並行してほかのサービスも提供できるようになる可能性が高い。

 Microsoftは長い間、Windows Media Playerにパートナーを囲い込みつつ自社の楽曲サービスを最も目立つ場所に配置するなど、音楽ビジネスに関する交渉では危ない橋を渡ってきた。

 独禁法を巡ってRealNetworksと先ごろ和解をしたことからも、状況は一段と微妙になっている。Microsoftはその際、少なくとも自社の音楽サービスなどと同等の目立つプロモーションスペースをRealの音楽サービス「Rhapsody」に提供することに合意した。

 しかし、RealNetworksのシニアバイスプレジデントDan Sheeranによると、MTVがWindowsの新しい楽曲ソフトウェアで明確に主導的役割を果たしても、この合意に反することにはならないという。RhapsodyのプロモーションはMSNネットワークを中心に行われており、MicrosoftのMessengerや検索ツールにもリンクが貼られていると、同氏は説明した。

 「確かに、われわれは新しいMedia Playerを目にすることになる」と述べたSheeranは、RhapsodyではユーザーをMicrosoftのソフトウェアの内部に囲い込むのではなく、ウェブにアクセスさせるというアプローチを採っていると付け加えた。「もしわれわれのアプローチを構造的に統合できる方法があれば、それを採用することもやぶさかではない」(Sheeran)

 AppleのiTunesは、iTunes Music Storeにワンクリックでアクセスできることから、ダウンロード音楽販売の市場で圧倒的な強さを誇っている。それにもかかわらず、MicrosoftのWindows Media Playerは、PCユーザーの間で最も高い人気を保っている。The NPD Groupの調査によると、PC用音楽再生ソフトの市場シェアは、Media Playerが45%であるのに対し、iTunesは17%だという。

ITUNEsにしてもMSのメディアプレイヤーにしても、まだまだ年がら年中使う音楽ソフトとしては使いにくい点が多々あるように思える。しかし、ITUNESがデファクトスタンダードかと思いきや米国のユーザーの45%が再生ソフトにメディアプレイヤーを選んでいるとは正直びっくり。

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寿命はどこまで? 老朽化に悩まされるスペースシャトル

寿命はどこまで? 老朽化に悩まされるスペースシャトル
AP通信


記事は「話題を集めた昨年の『宇宙』関連記事」特集として再編集されたものです。初出は2005年7月20日です。

 米航空宇宙局(NASA)の責任者たちは、いまだにスペースシャトルのことを宇宙技術の粋を集めたキャデラックだと考えているのかもしれないが、実際の発言を聞いていると、むしろちょっと走りすぎてガタがきた古いフォードのようにも思えてくる。

 NASAでスペースシャトル計画の副責任者を務めるウェイン・ヘイル氏は、最近になって繰り返し発生している電気系統の故障について、「うちの古いトラックを思い出す」とコメントした。

 スペースシャトル『コロンビア』の空中分解という大惨事以来約2年半ぶりとなるシャトルの飛行再開は、安全対策のため繰り返し延期されている。宇宙飛行に詳しい専門家の間では、スペースシャトルはあと5年で引退を控えており、部品の老朽化が飛行を妨げる危険要因と化す可能性もあるとの声もあがっている。

 「心配があるとすれば、今から数年経って、ハードウェアの老朽化がさらに進んだころだ」と語るのは、かつてスペースシャトル打ち上げの指揮をとり、NASAで安全対策顧問も務めたことのあるボブ・シエック氏だ。

 スペースシャトルは、1970年代に設計された時点では宇宙飛行を飛躍的に進歩させるものと目されていた。当時は、19世紀に海上交通の可能性を広げた米国のクリッパーシップ(快速帆船)にちなんで『スペース・クリッパー』と名付けられることになっていた。

 史上初めて、地上と宇宙を繰り返し行き来する宇宙船となるシャトルは、従来より快適な乗組員用のスペースとガレージのような貨物室を備えており、これに比べると旧来のカプセル式の宇宙船はまるでオイルサーディンの缶詰めのように息苦しい代物だった。また、それまでの宇宙船と違い定期的に運行するよう作られていたため、宇宙飛行を商用飛行に近づける存在でもあった。宇宙空間を一般的なビジネスや観光の対象とするための第一歩となる可能性が期待されていたのだ。

 結局、シャトルは当初の計画よりも平凡な『スペース・シャトル』という名前を付けられ、より平凡な役割――といってもそれなりに驚くべきものだが――を担うことになった。これまでに人工衛星の放出や『ハッブル宇宙望遠鏡』の維持管理、『国際宇宙ステーション』(ISS)の建設補助などの任務を手がけてきた。また、米国が月面到達後の目的地を模索する間、飛行士を宇宙へと送り続ける役割も担った。

 しかし、スペースシャトルにも終わりの時が見えてきた。NASAのマイケル・グリフィン局長は先週、ケネディ宇宙センターで「クリッパーシップは帆船技術の頂点といえる存在だが、今では目にすることもない。ここから学ぶべき教訓があると思う」と語っている。

 コロンビアが最初のスペースシャトル・ミッションを行なったのは1981年のことだった。それから数年の間に、『チャレンジャー』、『ディスカバリー』、『アトランティス』が次々と初飛行を成功させた。チャレンジャーは1986年の、コロンビアは2003年の惨事で姿を消し、この2つの事故で合計14名の宇宙飛行士の命が失われた。現在NASAに残されているのは、それぞれ21年目、20年目になるディスカバリーとアトランティスの2機と、チャレンジャーの代替機として導入されてから13年目になる『エンデバー』の合計3機だ。

 人間の20歳なら若いといえるが、20年を経た電子機器は、すっかり老朽化したとは言い切れないとしても、とうに成熟期に入っている。最近のシャトル部品の故障を受け、グリフィン局長も「わが家に25年を経ていまだ現役の電子機器が1つでもあるかと考えてみた。たぶんないと思う。宇宙船も同じことだ」と発言している。

 延期を重ねてきたシャトル打ち上げをふたたび中止に追い込んだ燃料タンクセンサーの異常(日本語版記事)でも、同様の問題が生じたとされている。責任者の1人が――決して冗談ではなく、真顔で――語っていたが、こうした場合にはまず、コードを軽く引っ張ってみるのだという。しかし結局、NASAは米国全土から数百人の技術者を集めて対策チームを結成し、故障原因の特定を行なうことになった。現在NASAはシャトルの打ち上げを無期限に延期している。

 NASAのシステム管理者としてセンサーの不調原因の解明にあたっているジョン・ムラトーア氏は、老朽化が進むシャトルに生じる問題点の把握そのものが難しいことを認め、「これだけ長期間運用されてきた宇宙船は前例がなく、老朽化に対する経験を十分積んできたとは言えない」と述べた。

 トラブルの解決に取り組む技術者たちに立ちはだかるのは、コードやケーブル、信号機器やトランジスター、ダイオードやコンデンサーが迷宮のように入り組んだシャトルの複雑な構造――世界でもっとも込み入った機械の1つ――だ。シャトル1機には総延長約370キロメートルの配線と1060のバルブがあり、部品の総数は約250万点にものぼる。

 シャトルの部品は定期的に検査され、頻繁に交換される。乗務員や機体、積み荷の保護に不可欠とされている部分は特に交換頻度が高い。また、外付けの燃料タンクは打ち上げごとに交換される。

 

なんだかんだで、現存するスペースシャトルのうちの2機は20年越えてるとは。それは確かに、経年劣化がひどくなるわけである。スペースシャトルが運用を始めた頃は、まだ宇宙開発に夢があった。ところが、コストの問題も大きくのしかかり、今後大きく発展することがなくなってしまうのでは?と危惧してしまう。

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Jan 07, 2006

グーグル、ビデオオンディマンド・サービスを発表へ

グーグル、ビデオオンディマンド・サービスを発表へ文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:河部恭紀、坂和敏(編集部)
2006/01/06 11:54 Trackback(7)


 

Googleがテレビ番組などの販売を計画しており、ユーザーは同社のウェブサイトからこれらをダウンロードできるようになると、同社の計画に詳しい情報筋が明らかにした。

 ある匿名の情報筋の話によると、Googleは複数のテレビ局やNBA(National Basketball Association)などの提携先が提供するコンテンツを有料でダウンロードできるようにするという。

 Googleは、このサービスについて米国時間6日にConsumer Electronics Show(CES)で発表すると見られていると、この件を最初に報じたWall Street Journal紙は述べている。インタビューに応じたGoogleのある関係者は、「多くの興味深い発表」を6日に予定していると述べた。Googleの共同創業者であるLarry Pageは、6日の午後4時(太平洋標準時)にCESで基調講演を行うことになっている。

 ビデオオンデマンド市場は規模こそ小さいものの、すでにApple Computerをはじめとする多くの企業がシェア獲得競争を繰り広げている。ただし、テレビの代わりにPCで動画を観るという考えはまだ一般的ではないことが複数の調査から明らかになっている。

 Jupiter Researchが実施した調査によると、インターネットを使った映像ダウンロードに興味を示したのは、4人に1人だけだという。さらに、18~24歳の調査対象者のうち、オンラインで映像を見たことがある回答者は、全体の28%にすぎないことが判明した。

 「映像のダウンロードなどを行っているのは、ごく一部のユーザーだけだといってもよい」とJupiterのメディアアナリストTodd Chankoは指摘し、さらに「映像のダウンロードへの興味が近い将来に盛り上がりを見せると言える根拠はない」と付け加えた。

 しかし、Steve Jobsはこの考えに異議を唱えるかも知れない。Apple Computerは先月、同社のiTunesサービス経由で新たにNBCが提供する11本の番組を販売することになったと発表した。同社はすでに10月からABCの人気番組「Lost」や「Desperate Housewives」を販売している。

 先月、Appleは10月にiTunesでビデオの取り扱いを初めて以来、300万回を超えるダウンロードがあったと発表していた。

 市場調査会社Yankee GroupのメディアアナリストであるNitin Guptaは、モバイル製品への関心の高まりがビデオのダウンロード販売に拍車を掛けることになると述べ、またこの市場は新しすぎて世間での関心の高さを測ることはできないとしている。

 「このようなサービスが技術革新の礎となっている」と同氏はいう。「この市場に参加する企業はビデオコンテンツの新たな提供方法を見つけだしたり、インターフェースをもっとアクティブなものに変えたりするだろう・・・Googleの(ビジネス)モデルがどんなものいなるかはわからないが、同社の実績からすると、きっとビデオオンディマンドサービスで利益を上げる方法を見つけだしたのだと思う」(Gupta)

ビデオオンデマンドのサービスなど、日本では簡単に起こりそうもないような・・・。グーグルが日本でも革新的なサービスを初めて放送局に変化を迫るようだと面白いのだが・・・。ちょっと前に見逃した番組をオンデマンドでブロード回線を介してダウンロード、いつでもみられるというインフラは整備されると相当な威力を発揮しそうな気もするが・・・。

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Jan 05, 2006

新年の挨拶に代えて:マイクロソフトの戦略転換とRay Ozzieのメモ

新年の挨拶に代えて:マイクロソフトの戦略転換とRay Ozzieのメモ2006年01月04日 23:17

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本連載もあと四半期で2周年となります。何気なく始まったところから、気がつけば思わぬ長丁場になってしまいました。

これからもこれまでと変わらず、世にただ流されるのではなく、一本筋の通った視点を届けるべく綴っていきます。

ご愛顧頂いているみなさま、日頃お世話になっているみなさま、本年も宜しくお願いいたします。


◇ ◇ ◇

さて、どこから始めたものかと仕事頭への切り替え準備で幾つかのサイトを見ていると、昨年話題を読んだマイクロソフトのRay Ozzie(Grooveの印象が強いので”マイクロソフトの”という冠がつくのは少々違和感がある)、が社内向けに向けたメモがZdnetで邦訳されていた。小特集としてコーナー化されておりUIEvolutionの中島氏、テックバイザージェイピーの栗原氏の解説記事も寄せられている。

MS視点とはいえ、バランス良く整理されたドキュメントなためにこのメモをまず。
 
 
現在の市場状況
 
冒頭に市場の状況がサマライズされている。


1995年以降、安価なコンピューティング技術とコミュニケーション技術はわれわれの予想を上回るスピードで進化した。もはやPCやウェブ、携帯電話の存在しない世界を想像することは非常に難しい。米国のブロードバンド人口は1億人を超え、携帯電話の契約者数も1億9000万人に達し、都市部にはWiFi ネットワークが張り巡らされている。これは多くの先進国に共通する傾向だ。コンピューティングは通信ネットワークと結びつき、新しいPCを購入すれば、インターネットに高速接続できるのは当たり前と考えられるようになった。職場でも、自宅でも、ホテルや学校、コーヒーショップでも、ネットワークに接続するだけで、ノートPCは「仮想オフィス」となり、情報を処理し、他者と交流することが可能になった。ハードウェア、ネットワーク、ソフトウェア、そしてサービスの普及と急速な革新は好循環を生み出した。革新のペースには一向に衰える気配はない。開発者であること、技術のユーザーであることが、これほど刺激的だった時代はない。
これを読みながらつくづく思ったのは、マイクロソフトはPC普及の波に乗って成長した企業だということである。

メモの冒頭で、マイクロソフトの節目を
 ・1990年 グラフィカルユーザーインターフェース
 ・1995年 ブラウザとインターネット
 ・2000年 インターネットとプログラマビリティ「.NET」
 ・2005年 サービス化
と区切っている。コンシューマーPCでのMSの覇権が確定したのはWindows95の普及と、その先のネットスケープとのブラウザ戦争に目処がつく頃、Office97が出たくらいと見てよい。サーバーサイドはともかく、OSとオフィスソフトの市場で独占的な地位を獲得した。ビル・ゲイツが夢見た個々人がPCを使って生産性を向上させる、豊かな暮らしを送る世界は少なくとも日米欧の主要先進国では概ね実現した。90年代まではパーソナルコンピューターの時代と区切って良い。

2000年。萌芽はブラウザ戦争をしていることから徐々に出ていたが、バブルのピークを迎えてネットの時代に入る。インターネットとネットワークの時代となる。ビジネスとしてのインターネットの普及はバブル以前から着々と進められていたが(Yahoo!やAmazonなど初期の主要企業は95年前後の創業となっている)、アプリケーションとしては2005年を区切りと見て良いだろう。この5年でブロードバンド環境と無線接続環境は整い、携帯も含めてコンピューターはネットワーク接続していることが常識となった。また、初期のASPのように既存のソフトウェアの発想ではなく、ウェブの発想で作られたアプリケーションが研究所や企画書ではなく、実際の事業ベースで成り立つことが実証された。Googleの華々しいIPOとその後も続く成長は象徴的な出来事と言える。

PCデスクトップの地位を固めたマイクロソフトの戦略の基本は、「次のコンピューティングプラットフォームはどこか?」という発想で作られていた。主な候補となったのは、家電(ゲームを含む)、携帯端末、自動車の三つ。上手く行かなかった試みもあるが、いずれもまずまずの成果を上げて現在に至っている。しかし、同社の屋台骨を支えるには至っていない。

分岐点として中島氏はこう指摘している。


Gatesが犯した最大の過ちは、Internet Explorer(IE)が大成功を収めた時点で、Brad Silverbergの「(OSビジネスはJim Allchinに任せて)私にMSNとIEを任せて欲しい」というリクエストを拒否し、IEチームをAllchinの配下に置いたことにある。
伸びつつあるインターネット市場と、新しいコンピューティング市場のどちらを取るかと言われてOSの可能性を取った。
 

もはや世の中において不可欠の存在になっているマイクロソフト(と関連商品)。この10年の進化ぶりは目覚しいものがある。と同時に、ここから更なる発展ということになると、市場そのものを作り出すか、より拡大しない限りMS社が成長できないところまで来ている。今後、より広い方向を志向するのか、それとも今のマーケットの深化を志すのは興味は尽きない。

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ワンセグは期待できない!?

ワンセグは期待できない!?
ITmedia モバイルSuicaの次は、4月に「ワンセグ」の放送がスタートします。

斎藤 まずその前にアナログの方について言いたいんですが……。僕も「テレビケータイ」を何台か持っていますが、結局、買った直後と、人に自慢するときぐらいしかテレビを起動しない。僕が変なユーザーなのか、世間でもこうなのか分からないけれど、これが僕のテレビケータイの現実です。

神尾 私は携帯電話にテレビ機能が付いていても、テレビが映るという「確認」しかしていません。モバイルでテレビは見られないですよ。30分同じ場所に居ろ、というのは無理な話です。

斎藤 僕もそう思います。ただ最近、PSPを持って電車の中で動画を見ている人が増えているんですよ。モバイル動画視聴というやつなんですが。

神尾 録画したものを見る、というスタイルですよね。

斎藤 そうです。僕も携帯電話で録画した映像を見ていたことがありますが、「結構イケルじゃん、これ」って思いました。

神尾 それはビデオポッドキャスト型ですよね。ストレージに入れたものをモバイルで見る、これは十分アリだと思います。止められるし、早送りできる。モバイルで動画を見るんだったら、リアルタイムじゃなくてビデオポッドキャストのようなクリップキャストがいいと思っています。実際私も、ビデオiPodの動画は見ます。そっちの方向だと思います。

ITmedia でも、そういう風に進化している端末はあまりないわけですし、ワンセグはCMも飛ばせないような感じですが……。

斎藤 ワンセグも端末内であれば、一応録画はできることになっていますね。

神尾 ただし、移動するとノイズが入ってしまうから、録画中は動かせませんよ。

斎藤 携帯電話でテレビを見るということは、映らないアナログは論外として、デジタルの場合でも、実は「こんなに画質がきれいだから見る人が増える」というような話ではないと思うんです。「どうやったらより便利に動画を楽しめるか」が重要なのに、放送業界の編成に寄ったビジネスモデルが使い勝手を悪くしてしまうような気がします。

神尾 個人的には、昨日の番組でいいからブロードバンド配信で売ってくれたら買うと思いますよ。でも、それは放送業界のビジネスモデルと合わないんですよね。米国だとテレビ番組が買えますが、それを日本でもやってくれたら、正直なところ地デジ・ワンセグはいらないな、と思っています。

斎藤 ワンセグの問題点は、固定向けと同じ番組を放送することでしょう(10月8日の記事参照)。ビジネスモデルがCMモデルになってしまうので、編成を動かしてもらっては困るというわけです。ユーザーが編集して見る、という見方はNGで、ライブで見ることしかできなくなってしまった。ここに問題がありますよね。その辺をなんとかしないと、「ワンセグに期待」とは言えないと思います。

TVケータイがブレークという話はついぞ聞いたことがない。一方、多少は増えているかもしれない、PSPやIPODでの動画視聴。スタイルは異なるものの、出先で動画を見るというユーズに変化はない。ただ、携帯でそう長時間の動画視聴をするニーズがあるとも思えない。コンテンツをうまく短時間の視聴スタイル(ないしは、多人数でみるスタイル?)に合うように編集しないと大ヒットは考えにくいが・・・。

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