年末特集:2005年にもっとも読まれた記事を発表!西田隆一(編集部)
2005/12/27 10:00 Trackback(12)
年の瀬となると、各所で2005年を総括するさまざまなランキングが発表されているが、CNET Japanでも2005年を振り返って、読者がもっとも読んだニュースのトップ15を取り上げてみた。
今年は特にグーグルの動向に注目が集まったという記憶がある。快進撃を続けるグーグルは、IT業界の巨人であるマイクロソフトも脅威を感じる存在になったほどだ。しかし、結果としては、グーグルに関するニュースでトップ15にランクインしたのは、たったの1つだった。
「グーグルが3D表示可能な地図ソフト『Google Earth』を提供開始」がそれだが、このニュース、実を言うと公開された6月29日時点ではさほどアクセスはされていなかった。だが、その後、コンスタントにじわじわとのびてきて、最終的にCNET Japanでもっとも読まれた記事となった。画期的なソフトウェアのGoogle Earthだが、Googleのサイトから見つけ出すのが大変というのが、この記事をトップに押し上げた原因だと思われる(Googleで「Google Earth」と検索すると2番目にこの記事が表示される)。
ほかにもグーグルは、AOLの株の取得やGoogle Talk、Google Baseなどなど話題を振りまいてくれた。オンライン支払いシステムの話などもあるようで、2006年もグーグルの動向から目が離せない。
2位は話題のWeb 2.0を扱った「Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編)」。11月2日に公開されたこの記事が2位になるというのは、Web 2.0というキーワードが相当な注目を浴びている証拠だろう。実際、この記事の後編も合わせれば、ぶっちぎりの1位だったのは間違いない。新しいウェブのムーブメントをとらえたこのキーワードは、2005年を象徴したものだったと言えるだろう。
3位は3月にソニーの会長兼CEOに就任したハワード・ストリンガー卿のインタビュー。実を言うとこのインタビューは、ソニー・アメリカのCEOだったときに行われたものだが、掲載直後に出井伸之氏からの驚きの交代ということになり、トップページには2度掲載するということになった。ソニー初の外人トップとなったハワード卿、その手腕はまだ発揮されていないようだが……来年に期待したいところだ。
4位、5位はいくぶんユルめのニュースだったが、驚くべきは5位の「私はブログで会社をクビになりました。」は2004年に掲載されたものであるということだ。年間を通して何度も読まれることになった記事だが、日本でもそろそろブログで解雇なんてこともあるのかもしれない。ブログを書く人は細心の注意を。
もっともランクインが多かったのがアップル関連の話題。Mac好きはみんなくまなくニュースをチェックしているということなのだろう。
アップル関連のニュースの中でももっとも大きかったのが、Macの心臓部をIBMからIntelに変えると発表したこと。スティーブ・ジョブス氏によればIntelプロセッサでMac OS Xを5年も前から動かせるようにしていたのだというから、この発表も時間の問題だったのかもしれない。ほかにもアップル関連の話題として大きかったのは、日本でのiTune Music Storeの開始だ。来年には、日本版のナップスターも開始される予定だし、日本のオンラインミュージックシーンももっと盛り上がって欲しいところだ。
ビル・ゲイツ氏のインタビューも注目に値する記事だった。グーグルについてあれこれと語っているのだが、その数カ月後には大胆にも広告収入モデルでのサービス提供を発表している。もちろん、グーグルを意識してのことだ。ほかにもインタビューでは、一部で論議を醸し出したフルブラウザScope開発者のインタビューやライブドアの堀江貴文社長の選挙直前インタビューがランクインしている。
また、ソニーBMGのrootkit問題や一太郎の特許問題も話題となった。前者はソニーBMG製のCDの中に入れられたコピーガードのためのソフトが、セキュリティーホールにつながると騒がれたものだ。米国での話だが、最終的には同社がCDを回収するまでに発展した。後者は松下電器の特許をワープロソフトの一太郎が侵害しているとして、ジャストシステムが訴えられた事件だったが、10月にはジャストシステムの逆転勝訴でこの問題は終結している。
一番読まれている記事がグーグルの新サービスの案内とは意外。周囲でグーグルの検索以外のサービスを使いこなしている人なんてあまりいないような・・・。
そのほかではアップルのミュージックストアのプレビューやSONYの新社長の記事などが世の風潮と符号する記事というところか。しかし、こうして考えると、今年はそれほど大きな話題はなかったような。
Recent Comments