写真で解説する「SO902i」 (1/2)
注目集まる、ソニー・エリクソン初のFOMA端末を豊富な写真でチェックしていこう。Symbian OS搭載に伴う、使い勝手やキビキビ感もご報告する。ソニー・エリクソン初のFOMA端末は、premini風なストレート型。「コンパクトかつ上質感を出すことを目指して、ストレート型を選んだ。preminiとは関係ない」(ドコモ)というが、「ハイエンドFOMA版premini」といってもそのまま通る、すっきりとしたデザインだ。
preminiIIと並べてみた。まさに親子注目すべきは、ハイエンドであるFOMA902iシリーズの機能を、このサイズにすべて盛り込んだこと。「プッシュトーク」や「FeliCa」(+トルカ)はもちろん、赤外線通信や3D描画機能や3Dサウンド機能も搭載している。本体のスピーカーがモノラルであるため、3Dサウンドを体感するにはイヤフォンをつながなくてはいけないのはご愛敬だ。
機能名 有無
自動時刻補正 ×
FOMAプラスエリア ○
音楽再生 ノンセキュアAAC(iモーション形式)
外部メモリカード メモリースティックPRO Duo
外部メモリ最大容量 2Gバイト
フルブラウザ ×
セキュリティスキャン ○
ベアラ切り替え ○
プッシュトーク ○
FeliCa ○※ベアラ切り替えは、音声通話中にテレビ電話に切り替えられる機能
Symbian OS搭載で、UIはどう変わったか
FOMAを開発するにあたり、ソニー・エリクソンはシャープとベース部分を共同開発した。伴ってOSもSymbian OSを採用している。気になるのは、“UIは従来同様か”“動作は機敏かどうか”だろう。
側面のシャッターキーを長押しするとカメラ起動。カメラ撮影時は、半押しでAFが動作する
左側面にはプッシュトークのボタンと、「どこでもキーロック」のスライドスイッチ、最大2Gバイトが利用できるというメモリースティックPRO Duoのスロット カメラを起動してみた。300万画素オーバーのCMOSカメラは、携帯初搭載となる。実際は右手でコンパクトカメラを持つようにして撮影する
まずユーザーインタフェース(UI)だが、基本的にPDC時代のものが引き継がれている。メインメニューを9分割型ではなくリスト型にしているのもこれまで通りだ。ソフトキー4つの内容説明が画面に表示されているあたりは、富士通端末から連なる“ドコモ版Symbian OS”の系譜にあることを物語っているが、メニュー内容などはソニエリ端末のままだ。またSymbian OSになったことで、マルチタスクが利用できる。メニューキーを押すと、メニューの最上段に起動中のタスクが表示され、切り替え可能。複数のタスクを起動させた状態で待受画面に戻ることも可能だ。このメインメニューに統合されたマルチタスク機能は、なかなか使いやすい。
動作の機敏さのほうは、実のところあまり期待しないほうがいい。スペック表の多くが「未定」となっていることを見ても分かるように、ほかの5機種に比べてもSO902iは“開発中”の要素が多い。レスポンス速度を改善中なのは間違いないが、現段階では画面を描画している様子が目で見えたり、スクロールさせるたびに画面が点滅したりと厳しい状況だった。
それでも、日本語入力変換機能「POBox」の候補選択中の画面などにレスポンス向上へ向けた工夫が見える。通常下キーを押すと、次の候補──つまり右の候補にフォーカスが移っていくが、下キーを長押しすると1行ずつ縦にフォーカスが移動する。
ソニエリ製で初のFOMAハイエンド端末。それにしても、技術の進歩のスピードは速い。でかい端末ばかりだったfomaが、今回は機能詰め込みで、プレミニに近い小ささを実現しているのだから驚きである。トランシーバーのようなプッシュトークなどどれだけの使いよさがあるかわからないが、面白そうな端末ではある。
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