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May 30, 2005

ラジオ業界を震撼させる「Mr.ポッドキャスティング」

ラジオ業界を震撼させる「Mr.ポッドキャスティング」Alorie Gilbert(CNET News.com)
2005/05/27 15:19 Trackback (4)


 

1980年代に青春時代を過ごした人のなかには、Adam Curryという名前を聞いてピンとくる人も多いのではないだろうか。Curryは音楽専門チャンネル「MTV」の人気VJ(ビデオジョッキー)だった。

 Curryは1994年にMTVを辞め、欧州に移住したが、彼の名はむしろ、ポッドキャスティング(Podcasting)という新たな領域を切り拓いた人物として、記憶されることになるかもしれない。

 テレビの世界を去った後、Curryは複数のインターネットベンチャーに関わった。そして昨年、今度はポッドキャスティングの顔--おそらくは最も知られた顔として、表舞台に帰ってきた。ポッドキャスティングとは、何千人ものアマチュアが自分のラジオ番組を持ち、ウェブ上でリスナーを集めることを可能にした技術だ。

 Curryにとって、ポッドキャスティングは単なる趣味ではない。衛星ラジオ放送局「Sirius Satellite Radio」は先ごろ、ポッドキャスティングを利用した新番組「PodShow」をスタートさせた。Curryはこの番組の司会者として、放送界に復帰することになった。番組の内容は、世界中の優れたポッドキャストを紹介するというものだが、Curryはこの番組を通して、似たり寄ったりのラジオの世界に一石を投じようとしている。

 しかし、ポッドキャスティングは本当にラジオ革命の一翼を担うものなのだろうか。それとも、すぐに忘れ去られてしまう、見せかけの変化にすぎないのだろうか。先頃、Curryは英国ギルフォードの自宅から、CNET News.comのインタビューに応じた。彼はこの自宅から、自分のポッドキャスト「Daily Source Code」を配信している。

 ぽっどキャスティングは面白いギミックである。ラジオがオンデマンドでコンテンツを楽しめるようになれば、ラジオはむしろ復権するのではないか?この際だから新しい技術には貪欲であってほしい。

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May 29, 2005

ニュースグループ:違法ファイル入手手段として再登場?

ニュースグループ:違法ファイル入手手段として再登場?

ファイル交換の利用者たちがインターネットで違法データをやり取りするために、取り締まりの緩い領域を探すなか、違法コピーに熱心な『ユーズネット』のニュースグループが活気を取り戻している。

 今では、海賊版の映画が、『ビットトレント』などのピアツーピア(P2P)システムで世界中に出回る前に、ニュースグループに現れることさえある。『alt.binaries』ニュースグループ―― 海賊版のソフトウェアや、CDやDVDからリッピングされた動画やMP3ファイルの投稿が大半を占める――ではここ数年、一貫してトラフィックが大幅な増加を記録している。

 ユーズネットのトラフィックをすべて記録している米マイクロソフト社の『ネットスキャン』システムによると、主要な「ウェアーズ」[warez:著作権で保護されたソフトの違法コピー]ニュースグループである『alt.binaries.multimedia』への投稿数は、2001年の70万から昨年の280万へと4倍に増えたという。

 一方、ユーズネットの利用を監視するサイト『ニュースアドミン』(NewsAdmin)の統計によると、DVDを丸ごとリッピングしたファイルが、ユーズネットの1つのフォーラムだけで毎日60GB以上投稿されているという。

 多くの違法ファイル交換者たちは、訴訟におびえたり、自分のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)に全米レコード工業会(RIAA)やアメリカ映画協会(MPAA)から近いうちに召喚状が叩きつけられるのではないかと心配して、ユーズネットへと活動の場を移しつつある。

 現在RIAAやMPAAから厳しい監視を受けている『カザー』(KaZaA)や『イーミュール』(eMule)、ビットトレントに比べて、ニュースグループは比較的匿名性が高い。

 alt.binaries ニュースグループは1990年代、アングラの違法ファイル交換コミュニティーで主要な役割を占め、大量の違法ソフトウェアや音楽がダウンロードできるようになっていた。だがユーズネットは、安定性が低くデータ転送速度も遅いため、貧乏人向けの違法コピーリソースという認識がつねにあった。この恐竜のような P2Pシステムへの投稿は、ニュースサーバーの地球規模のネットワーク全体に行きわたるまでに何日もかかる。

 さらに、このシステムに投稿される各ファイルは、1投稿あたり1万行という特有の制限のせいで、例外なく小容量の断片に分割されている。『DivX』フォーマットでエンコードされた700MBの動画、たとえば『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』の場合、数千もの断片をこつこつとダウンロードして集め、再結合する必要がある。断片が1つでも欠けていたら、ファイルは再生できず、ごみ箱行きだ。

 さらに、これらの断片が欠けることはごく当たり前にあり、しょっちゅう行方不明になるし、サーバーがディスクの空き容量を増やそうとして無差別に自動削除することも多い。ダウンロードが成功するかどうかは、運とニュースサーバーの質にかかっている。

 しかし、『NZB』ファイルという最近のオープンソース技術が、この長年の問題を解決した。ユーズネットのインデックスサイト『ニューズビン』(newzBin)が開発したNZBファイル――XML言語をベースにした情報ファイル――により、あちこちに散らばっているユーズネットへの投稿の断片を自動収集できるようになった。

 NZBファイルは、マックやリナックス向けの『NZBゲット』や、ウィンドウズ向けの『ニュースビン・プロ』(NewsBin Pro)など、人気のあるニュースリーダーの多くがサポートしている。また、専用の『alt.binaries.nzb』ニュースグループもいくつかある。

 さらに驚くべきことに、NZBファイルによって、ユーズネットに投稿されたファイルのウェブ検索が可能になり、ユーズネットがイーミュールやカザーとほぼ同じぐらい使いやすくなったのだ。

 この新しいファイル形式と、高帯域の有料ユーズネット・サービス――『ニュースグループス』や『ユーズネット・コム』など――が、ユーズネットの復活をもたらした。違法ファイル交換者たちは、昔ながらのニュースグループのシステムに最新の技術を継ぎ合わせると、他の多くのP2Pネットワークを超える性能を発揮するという、驚くべき事実に気づいたのだ。

ここにきてニュースグループなんて古典的なインフラがP2Pのネットワークを越えてしまうとは摩訶不思議。日本ではいまいちメジャーでないニュースグループもこれで、一気にメジャーになったりして。それにしても、ちょっとした技術が新たにできただけで、古典的な技術?が息を吹き返すとは面白い話だ。

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グーグル、パーソナライズ可能な新ホームページを公開

グーグル、パーソナライズ可能な新ホームページを公開
Charles Cooper(CNET News.com)
2005/05/20 09:26 Trackback (30)

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Googleのホームページがまもなく一新されようとしている。

 同社は米国時間19日に、ユーザーがGoogleのホームページをカスタマイズできるようにする新しい機能を公開した。

 まだ正式な名称のないこの機能は、Gmailや他のGoogleアカウントを持つユーザーが、さまざまなモジュールを組み合わせて、自分専用のホームページをつくれるようにするもの。これらのモジュールはドラッグアンドドロップで並べることが可能で、電子メール、ニュースのヘッドライン、天気予報、地図、映画の上映時間、ウェブ検索などの各機能を、好みの位置に配置できる。

 Google関係者はこの新機能追加について、自社のさまざまな製品を緊密に連携させる取り組みの新たなステップと説明した。同社 CEOのEric Schmidt、記者団との質疑応答のなかで、この製品はMyYahooに直接対抗するために考えられたものではなく、またすでに市場に出ている他社のサービスと競争するためのものでもないと述べた。

 Googleはまず、BBC、New York Times、Slashdot、Wired、Quote of the Day、Word of the Dayのコンテンツを提供する。同社はまた、ユーザーがRSS(Really Simple Syndication)経由でニュースサイトやブログのコンテンツを追加できるようにする計画だと、同社のMarissa Mayer(コンシューマウェブ製品ディレクター)は述べている。

 「ユーザーに、自分の情報をカスタマイズし整理するためのツールを提供することが、われわれの目標だ」とMayerは語り、同製品はYahooへの対抗措置というよりも、ユーザーの要求に応えたものだと付け加えた。

 「自分用のホームページのコンテンツを増やしたいというユーザーがいることを知っていた・・・これは彼らの情報利用を促進する1つのやり方。これはMyYahooとは違うものだと思う。MyYahooを狙ったものだとの意見があるが、それは違う」(Mayer)

 この機能は、ウェブポータルの支配権をめぐってYahoo、Microsoft、America Onlineに対抗していく上で、Googleに欠けている部分を補うのにも役立つ。comScore Networksによると、最も人気の高いパーソナルホームページツールであるMyYahooはこの4月に、Yahooへの訪問者全体の23%に相当する 2600万人のアクセスユーザーを集めたという。

 「Googleのこのサービスは、YahooやMSNが提供しているものとよく似ている。これはオンラインポータル/検索分野で激しい競争が進んでいることを示す新たな証といえる」と、comScore NetworksアナリストのGraham Muddは述べている。

 なお、このパーソナライズ可能なホームページを設計するにあたって、Googleは自社の顔となっているシンプルなデザインをそのまま保つようにした。このポータルページのデザインは、Googleのメインページによく似ているが、ただし検索入力欄の下のほうに、ニュースやGmailなどのサービスへのリンクが配置できるつくりになっている。

 Mayerは、同社がいずれこのページにも広告を追加する意向であることを認めたが、ただしそれは何カ月も先の話だと付け加えた。

 グーグルもいよいよヤフー等のポータルと正面衝突になりそう。正直、検索には使ってもポータルとしてはやはりヤフーのほうがつかうことは多い。マイヤフーも機能としては面白いのであるが、一度構築したものがわけのわからん理由で元に戻ってしまったりするトラブルがあってやめてしまった。グーグルのパーソナライズはぜひシンプルなものにしてほしい。

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May 28, 2005

速報性とジャーナリズム~ネットとマスメディア (1/2)

速報性とジャーナリズム~ネットとマスメディア (1/2)

同じように“ニュース”を提供するといっても、テレビ・新聞などのマスメディアとネットでは、スタンスが大きく異なる。大別すれば、速報性を重視するか、検証性を重視するかだ。その特性をうまく使い分けることができれば、双方を重要な情報源として利用できるようになる。 速報性――圧倒的にネットが有利

 ネット情報にジャーナリズムが存在するかどうか、という点については、既存のマスメディア側では否定する声の方が圧倒的に多い。ただ、ニュースの伝達という見地からすると、ネット情報の速報性には無視できないものがある。

 4月末に起こったJR西日本の福知山線での大事故の際には、被害者や遺族の方々にとって迅速な情報が求められたのは当然のことである。また、1日や2日で復旧するとは思えない状況だっただけに、同路線を通勤・通学に使っている人にとっても、早急に状況を知りたいところだった。

 だが、迅速な“第一報”という点では、新聞やテレビは全く機能しなかった。当初は、1つ前の伊丹駅を8メートルもオーバーランしたと報告されていたが、実際には40メートルのオーバーランであったことが明らかになった。インターネットでは、事故が発生してから1時間後には、ネットを通じて現場写真、および前駅でのオーバーランの“本当の事実”が伝えられていた。

 ところが、テレビのニュースでは、夕方になってもいまだ8メートルのオーバーランがあったなどと伝えられていた始末で、速報性ということにかけては、全くネット情報に完敗したことが、メディア関係者からもコメントされていた。

 もちろん、事故直後の生々しい写真が、簡単にネット上で流されてしまうことには、速報性とは別次元の問題があることは間違いない。また、確かにネット情報の第一報が早かったことは確かだが、その後の原因究明も含めた報道については、やはり新聞やテレビの方が信頼性の高い情報を伝えていたといえるだろう。そういう意味では、ネットとマスメディアのどちらかだけに信を置き、それだけを使うのではなく、両者の特性を見ながらうまく使い分けることが正しいといえるだろう。

中略

こうした話は本来、特定の思想団体の主張であって、ネット情報の速報性と、ジャーナリズムとの違いを論ずる上で、無縁な話に思えるかもしれない。だが、ネット上の情報も、速報性を重視する余り、提供した情報が引き起こしうる混乱の可能性については軽視されがちなことは否めないだろう。そこが、情報を伝えるに当たり、一定の見識をもってその情報を流すかどうかを判断するマスメディアとの大きな違いを生むポイントとして、無視し得ないところだろう。

 また、本当に危険なネットの使われ方は、自らが事件・事故を引き起こし、ある特定の情報発信源へのアクセス数を高め、衆人の注目を集めようとする者・団体が現れてくるケースである。そうした方法で自らへのアクセス数を増やすことで、そこを発信源として、新たな世論が形成されていってしまう危険性がある。

 「1対N」であると言われているテレビや新聞と違って、「1対1」が原則であった通信の世界では、これまで公正中立であるべきとの考え方は必要とされてこなかった。

 ネット情報の速報性は高く評価されるべきである。しかし、全ての情報をネットからだけ取るのではなく、その情報に関わる新聞やテレビなどといった既存のジャーナリズムの声にも耳を傾けていくべきだろう。双方に一長一短がある以上、両方をうまく使いこなすことが、本当のメディアリテラシーだと筆者は考える。

 速報性や、意見の多様性等を考えると、ネットのジャーナリズムも欠かせないものに。ただ、新聞社のサイトなども本当に伝えたい内容は載せてこない。ある意味事実を淡々と綴っているだけで、主張を感じさせることは少ない。TVにしても、重要なところはネット上のサイトやストリーミングで再生させることは少ない。いずれにせよ、ネットだけですべて完結ということは考えにくい。

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May 27, 2005

「スター・ウォーズ」最新作がPtoPに--米捜査当局、BitTorrentのハブを閉鎖

「スター・ウォーズ」最新作がPtoPに--米捜査当局、BitTorrentのハブを閉鎖
John Borland(CNET News.com)
2005/05/26 16:32 Trackback (2)

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米連邦捜査当局は米国時間25日、映画「スター・ウォーズ」の最新版など著作権で保護された音楽や映画を配布したことを理由に、ある人気ウェブサイトを閉鎖した。

 国土安全保障省の複数の部門から集められた捜査官が、「Elite Torrents」というウェブサイトの運営に関わったとされる10人に対して、全米各地で家宅捜索を行い、このグループの動かすメインサーバを押収した。捜査当局は、今回の行動について、現在人気を集めるBitTorrentを使って違法なファイル交換を行った者に対する、初めての摘発事例になると述べている。

 この日、Elite Torrentsのウェブサイトは、著作権侵害に関わる犯罪容疑でサイト運営者らが取り調べを受けていることを説明するメッセージが掲載されていた。

 この捜査にあたった司法次官補代理のJohn Richterは、「われわれの目標は、ハイテク技術を使用した著作権侵害行為の犠牲者--それらの著作物を苦労してつくり出した人々が被る深刻な経済的被害を食い止めるためにも、このような違法サイトをできるだけ早期に閉鎖することだ」と声明のなかで述べている。「今日の一斉検挙は、オンライン上で著作物を盗用しているすべての人間に、新技術を使っても逃げ隠れできないという明確なメッセージを送ったと思う」(Richter)

 連邦捜査当局はここ数カ月、オンラインでの著作権侵害行為を目的に組織化されたグループに対する捜査を強化している。これは映画およびレコード業界の各社が起こした民事訴訟と関連している。

 今回の検挙は、EliteTorrents.orgで配布されたコンテンツの提供者と同サイトの管理者を対象とした「D-エリート」と呼ばれる作戦の一部となる。

 捜査当局によると、映画「スター・ウォーズ エピソードIII: シスの復讐(原題:Star Wars Episode III: Revenge of the Sith)」は、劇場公開前から同サイトで配布可能になっており、1万回以上ダウンロードされたという。同サイトの会員数は13万3000人で、1万 7000本以上の映画やソフトウェア、楽曲を配布していたと捜査当局では述べている。

 「今回の行動は、インターネット上で映画を盗用する者には悪い知らせとなっただろうが、映画の素晴らしさを守ることにおいては朗報である」と、全米映画協会(MPAA)CEOのDan Glickmanは声明のなかで述べている。「Elite Torrentsのような違法ファイル交換ネットワークを封鎖することは、著作物の盗用を防止するというわれわれの戦いに欠かせない一部といえる」(Glickman)

 捜査当局は、捜索が行われた場所については明らかにしていない。ただし、アリゾナ、カリフォルニア、イリノイ、カンザス、オハイオ、ペンシルバニア、テキサス、ヴァージニア、ウィスコンシンの各州検察当局の間で調整を行うことになるとしている。

 BITTORRENTでSWの海賊版が流出とはネットでもあちこち記事になっていたが、P2Pサイトの閉鎖にまでこぎつけられてしまうとはやはりおおっぴらにやられてしまうと捜査当局もうごかざるをえないということか・・・。
それにしてもP2P技術は文句なしにすごいものがあるが、著作権保護の思想との親和性の悪さはいかんともしがたい。

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May 26, 2005

次世代ゲーム機が示す家電、PC、通信の融合の未来

次世代ゲーム機が示す家電、PC、通信の融合の未来
2005/05/20 10:00 Trackback (4)

 

今週ロサンゼルスで開催されているElectronic Entertainment Expo(E3)で、次世代ゲーム機が続々と発表されている。マルチコアCPU搭載、ネットワーク常時接続、ハイビジョン映像対応と、PCを凌駕するほどのスペックが明らかにされるにつれて、そのターゲットが必ずしもゲーマーだけではないことが明らかになってきた。家電やPCと連携する機能を標準搭載した次世代ゲーム機の登場は、現在静かに水面下で進行しつつある放送・通信・家電の融合においてどのような意味を持つのだろうか。

劇場映画クオリティのオープニングムービー

 先週マイクロソフトとMTVのジョイントイベント「次世代 Xbox プレビュー」に行ってきた。あまりゲームに縁のない人間ではあるのだが、今回は特別だ。というのも、プレビューで公開されたXbox 360向けゲームタイトル『NINETY-NINE NIGHTS』のプロモーション及びオープニングムービーを僕の会社であるシンクがプロデュースしているからだ。

 『NINETY-NINE NIGHTS』はマイクロソフトの自社ブランド「Microsoft Game Studios」からリリースされるが、実際にはゲームプロデューサーの水口哲也氏率いるキューエンタテインメントと韓国のPhantagramとのコラボレーションによって制作されている。プレビューイベントの壇上で水口氏は『NINETY-NINE NIGHTS』を「さまざまな文化的背景を持った多数のキャラクターの視点から描かれるマルチアングルのサーガ(叙事詩)」と表現していたが、オープニングムービーの制作でもさまざまな分野からトップクリエーターたちが集結している。

 ハイビジョンクオリティのプロモーション/オープニング映像のCGシーン制作は、CMなどの制作で知られる日本のトップCGスタジオのひとつであるアニマロイドとフランス出身のクリエーター集団であるAOKIが担当。監督は日本実写映画における特撮分野の第一人者である古賀信明。そして、「ほしのこえ」や「THE ANIMATRIX」などの先端アニメ作品の仕掛人として知られる竹内宏彰と韓国出身の宋美善がシンクからプロデューサーとして参加し、米国のPhuuz Entertainmentのスタッフとともにロサンゼルスで最終的に1本の映像にまとめ上げた。

増大するコストとプロセス

 制作スタッフによると、劇場映画クオリティのオープニングを作るにあたって、Xbox 360のゲームシーンがハイビジョンクオリティであるために、この2つの差別化に苦労したという。これまでのゲームのようにオープニングとゲームシーンの画質がまったく異なるという時代ではなくなってしまったのだ。ゲームといっても次世代ゲーム機向けタイトルは、プレビューで水口氏がいみじくも繰り返したように、もう「映画並み」になってしまっている。そのため、実際の制作もほぼ映画並みの人員と作業、工程が必要になっており、これまで通りのやり方では通用しなくなってきている。今では、クリエイティブなゲーム制作にもシステマティックなアプローチが不可欠になりつつあるのだ。

 もちろんその制作コストも大きなものとなっていくし、また多様化・細分化した作業をまとめていくプロジェクトマネジメントスキルもきわめて高いものが要求されてくる。現行世代のゲーム機が登場した時点でも、タイトル制作に必要なコストの大きさから参入できる企業が限定されてしまうという指摘がなされていたが、更なるハードウェアのスペック進化はそんな状況を加速しているに違いない。


 新世代ゲーム機が、ゲーム以外の方向性も考えているのは一目瞭然。APPLEのコンセプトのように、デジタルハブそれもリビングルームに位置するというところがめざすところか??いまや単機能化したデジタル家電が乱立するとそれはそれで複雑である。MSのメディアセンターPCも考え方は至極まっとうである。ただ、この世代のゲーム機でもリビングルームの中心に鎮座する光景はイメージしにくい。ゲーム機というスタート地点から考えても・・・。

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May 24, 2005

テレビ対応、フルブラウザも2機種──5機種のau夏モデル

テレビ対応、フルブラウザも2機種──5機種のau夏モデル

auの夏モデル5機種が登場。フルブラウザ搭載機が2モデル、au初のアナログテレビ対応端末も登場。FMトランスミッター、ドキュメントビューアー搭載機もラインアップ。

 KDDIは、auの夏モデル5機種を発表した。3モデルがWIN、2モデルが1X端末で、6月中旬より順次販売が開始される。


 WINは、三洋電機製の「W32SA」、カシオ計算機製の「W31CA」、東芝製の「W31T」。1Xは東芝製の「A5511T」、カシオ計算機製の「A5512CA」。端末の特徴は以下の通り。


 

端末名 特徴
W32SA アナログテレビチューナー内蔵、FMラジオ、SD-Audio、FMトランスミッター、AF機構付き126万画素カメラ、安心ナビ、聴かせて検索
W31CA AF機構付き320万画素CCD、2.6インチワイドQVGA液晶、回転2軸ヒンジ、PCサイトビューアー、ドキュメントビューアー
W31T PCサイトビューアー、Bluetooth、236万画素カメラ、安心ナビ、聴かせて検索、WIN端末最薄20ミリの折りたたみ型、13万6000語の「辞スパ」
A5511T アナログテレビチューナー内蔵、130万画素カメラ、13万6000語の「辞スパ」、聴かせて検索
A5512CA コンパクトボディ、128万画素CMOS、円形の背面モノクロ液晶、安心ナビ、80デジベルのホットブザー、フレンドリーデザイン


フルブラウザ、ファイルビューワー、TVといよいよ多機能を極める携帯電話。ただ、そろそろこの手の機能あはたして必要性はどうか??という気もする。携帯の小さい画面ではいずれ閲覧に苦労するものばかり。基本機能の強化に目を向けたほうがいいような気も・・。

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May 22, 2005

「スター・ウォーズ」公開でフォースがネットを席巻

速報
2005/05/21 08:19 更新

「スター・ウォーズ」公開でフォースがネットを席巻

スターウォーズ最終作の公開で、関連サイトへのトラフィックは急増、検索サイトでも「スター・ウォーズ」や「ナタリー・ポートマン」などが検索用語のトップを占めた。

スターウォーズ最終作の公開で、関連サイトへのトラフィックは急増、検索サイトでも「スター・ウォーズ」や「ナタリー・ポートマン」などが検索用語のトップを占めた。

 5月19日に劇場公開されたシリーズ最終作「スター・ウォーズ エピソードIII:シスの復讐」にはファンが詰め掛けたが、トラフィックがあふれ返ったのは映画館だけではなかった。

 ファンがオンラインで情報や海賊版まで探し求める中、「フォース」のパワーはWebサイト、検索エンジン、P2Pにも及んだ。

 Nielsen//Netratingsの報告によれば、オフィシャルサイト「StarWars.com」へのトラフィックはこの週、前の週に比べて32%上昇し、98万1000のユニークユーザーを記録した。

 シスの影響はMovies.com、Moviefone.com、Fandango.comにも伝わった。いずれもこの週のトラフィックが急増。Movies.comは16%増えて53万2000ヒット、Moviefone.comは12%アップして440万、Fandango.comは9%伸びて83万9000となった。

 AOLでも、スター・ウォーズ関連の情報が最も多く検索された。

 AOL検索インデックスによれば、5月18日に最も検索が多かった用語は「スター・ウォーズ シスの復讐」と「スター・ウォーズ」がタイでトップ。2番目は「ナタリー・ポートマン」、次いで「ヘイデン・クリステンセン」「ダース・ベイダー」の順で、ヨーダは5番目だった。AOL検索インデックスでこの週に検索されたスター・ウォーズ関連用語は8000種類に上る。

 スター・ウォーズ関連の情報にとどまらず、P2Pネットワークにはこの映画の違法コピーも登場した。

 ただ、P2Pには「シスの復讐」が存在するのかもしれないが、internetnews.comで5月20日に調べたところ、この映画の海賊版で最大のトレントトラッカーは「リーチ過剰」(over-leeched)状態になっていた。BitTorrentでは、完全なコピーを持った「シーダー」が、不完全なコピーしか持っていない「リーチャー」にフィードする仕組みになっている。リーチャーの数がシーダーの数を大幅に上回る場合、データ転送速度は急激に低下して凍りついたような状態になる。

 ビットトレント等に海賊版が流通するのは当然として、リソースはどこだ??映画館でビデオ撮ったりしてるんだろうが?リソースは内部からの流出??

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May 21, 2005

ビル・ゲイツ:「もっと多くの情報が必要」--「情報過多」に反論

ビル・ゲイツ:「もっと多くの情報が必要」--「情報過多」に反論
Ina Fried(CNET News.com)
2005/05/20 12:23 Trackback (5)


 

ワシントン州レッドモンド発--Microsoft会長のBill Gatesは米国時間19日、現代のオフィスワーカーがあまりにも情報過多になっているとする一般的な考えに反論した。

 Gatesは大手企業の経営者らを前に講演し、営業成績や会社の予算といった分野では、さらに多くのデータが必要とされていると語った。

 Gatesは、Microsoftが毎年開催する「CEO Summit」の基調講演で、「このような話が出ても、実際には情報過少の問題が存在する」と語った。「われわれにはもっとたくさんの情報が必要だ」(Gates)

 Gatesによると、問題の原因は、情報が存在しているにもかかわらず、それが1カ所にまとまっていないこと、そして今日のソフトウェアではそれらの情報を意味のある形で見ることが簡単にはできないことにあるという。

 情報がもっと必要なのではなく、意味を持つ情報がもっと必要ということではないか??今のテクノロジーでも相当程度のことは可能。技術側の革新よりも、使うユーザーの側の革新が今以上に必要な気もする。そこを支援するような仕組みを作ることはできないものか??

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May 20, 2005

マイクロソフト幹部、次期Officeの情報をついに公開

マイクロソフト幹部、次期Officeの情報をついに公開
Ina Fried (CNET News.com)
2005/05/19 14:52 Trackback (4)

 

ワシントン州レドモンド発--Microsoft Officeの次期バージョンについて、これまで何カ月も沈黙を続けてきた同社が、ついに口を開き始めた。

 Microsoftは、次期バージョンにあたる「Office 12」を2006年後半までに発売すると述べている。ただし、新たに追加される機能のほとんどについては、まだ具体的な事柄を明らかにしていない。同社はまた、コラボレーション機能の強化など、改善が必要と考えられるいくつかの広い分野についても話を始めている。そのほかの重要な分野としては、個々の生産性向上や、ビジネス情報の検索、企業ビジネス文書の管理などが挙げられている。

 「今も難しい課題が残っている。出てくる課題の難易度も高くなっている」とMicrosoftのJeff Raikes(グループバイスプレジデント)はインタビューのなかで語った。

 たとえば、電子メールなど、一部には機能が改善されたものもあるが、それでも新たな課題が生まれている。Raikesは、平均的なビジネスユーザーが1日に受け取る電子メールの数が、1997年当時に比べて約10倍になっているとの調査結果を紹介した。Raikesによると、この数は今後 4年間でさらに5倍になるという。

 この電子メールの増加や、さらにはインスタントメッセージ(IM)や他のコミュニケーションツールの普及に対応するために、 Microsoftは、本当に重要なメッセージだけを拾い出せるようなソフトウェアを開発しようとしている。たとえば自分の上司や子供といった相手からのメッセージはそのまま通すが、他の人間からのメッセージはすべてボイスメールに回すなど、一定のルールを設定する考え方はしばらく前からあったが、 Raikesはこうしたシナリオの実現性が高まっていると述べている。

 オフィスに買いたくて仕方なくなるような商品がリリースされるとは思えないが、APPLEのTIGERなどのリリースの仕方を見ているともう少し、魅力的な商品を付作ることは可能だと思うが・・・。いずれにせよもっとシンプルに、そして実際に仕事で使うオフィスにこの機能があると飛躍的に仕事がやりやすくなるという目玉になるものがあれば必然的に売れるのでは??

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May 19, 2005

東芝だけど“RD”じゃない――女性の味方「カンタロウ」参上

東芝だけど“RD”じゃない――女性の味方「カンタロウ」参上

東芝は5月18日、DVDレコーダーの新シリーズとなる「AK-G200」を発表した。愛称は「カンタロウ」。女性層やシニア層にも使いやすいDVDレコーダーを目指し、デザインから操作体系までを大幅に見直した。

 東芝は5月18日、DVDレコーダーの新シリーズとなる「AK-G200」(愛称:カンタロウ)を発表した。女性層やシニア層にも使いやすいDVDレコーダーをコンセプトに、本体デザインや操作体系を大幅に見直した。「“万能系のRD”に対して“簡単系のカンタロウ”をラインアップにくわえ、ユーザーニーズをフルカバーする」(同社)。


RD-H1に似たシンプルな外観を持つ「AK-G200」。高さは58ミリで、世界最薄だという(2005年4月現在)

 AK-G200は、「RD-H1」に似たスリムなボディに250GバイトのHDDとDVDマルチドライブを搭載したエントリーモデルだ。本体前面には見やすさを考慮して大型のFL表示管を搭載し、ボタンはLEDで色分け。背面端子はS端子/コンポジットの入出力を各1系統のほか、D1/D2映像出力×1系統、光デジタル音声出力など非常にシンプルな構成で、出力端子の下に「テレビの入力へ」などと表記して配線を簡単にしている。リモコンは、ボタン数を大幅に減らした「かんたんリモコン」だ。


リモコンのボタン数は35。「各社のレコーダーと比べても大幅に少ない」(東芝)

 録画可能なDVDメディアは、DVD-RAM、DVD-RW、DVD-R(CPRM対応)の3種類で、同社の薄型モデルとしては初めてカートリッジ付きのDVD-RAMもサポートしている。ただし2層メディアには非対応だ。チューナーはアナログ地上波×1で裏番組録画は不可。RDシリーズの特色であるネットワーク接続機能も省略するなど、ある程度、割り切った仕様になっている。

全く新しいメニュー画面
 RDシリーズと決定的に異なるのは、ユーザーインタフェースだろう。本体の電源を入れると、自動的にメニュー画面が立ち上がり、そこから実行したい機能を選択する「オートメニュー」を採用。「番組表から探す」「録画番組を見る」といった目的別のメニューから実行したい項目を選ぶだけでいい。


「オートメニュー」画面

 また、初心者が失敗しやすい「HDD」と「DVD」の切り換えにも配慮した。たとえばリモコンの「HDD」ボタンを押すと、自動的にHDDの録画番組一覧(従来の“見るナビ”)が表示される。もちろん「DVD」を押すとDVD内の録画番組一覧だ。DVDビデオを入れると自動的に再生を開始する「オートDVDプレイ」といった新機能も追加し、メディア切り換えの手間を極力省いた。

 EPGは「ADAMS」を採用しており、2行表示のワイド番組表を新たにサポート。既存モデルの「RD-XV33/34」に搭載されたスポーツ延長やドラマ延長にも対応している。


2時間表示で文字も大きい番組表

 録画した番組は、シーンの変化を解析して自動的にチャプター分割する「マジックチャプター」や、ステレオ音声検知などにより本編の最初と最後を自動的にチャプター分割する「本編自動チャプター」などを使い、快適に“飛ばし見”ができる。

 「シーンの切れ目すべてを分割するわけではなく、たとえば歌番組なら歌手ごとに、ニュースなら次の話題というように、意味のある単位で自動的にチャプター分割する」(同社)。

 このほか、ダビング時には、録画タイトルの長さなどに応じてダビングモードを自動設定する「オートダビングモード」、自動的に受信チャンネルを設定する「オートスキャン」、質問に答えていくだけで各種設定が完了する「セットアップウィザード」など、とにかくDVDレコーダーを初めて使うユーザー層に配慮した仕様だ。AK-G200の開発コードが“姫レコ”という点からも、同社が女性層を主なターゲットにしていることが伺えるだろう。

 「ちなみに、“姫レコ”というガンダムはいません」(東芝)。

 入門編と面白い位置づけのハイブリッドレコーダー。250Gという容量も十分であるし、過不足のない機能であるが、もう少し安価にするか、デザイン性を前面に押し出してもよさそうな。

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May 17, 2005

ネット企業、弱さ露呈 価格.com閉鎖、収益ゼロに

ネット企業、弱さ露呈 価格.com閉鎖、収益ゼロに

2005年05月16日22時23分

 

インターネット上で電気製品などの最も安い市販価格を探せる「価格比較サイト」の最大手、カカクコム(東証1部上場、本社・東京都文京区)の穐田誉輝(あきた・よしてる)社長は16日夕、同サイトの一時閉鎖について記者会見した。同社によると、敵対的な攻撃で防御策が破られたという。ネット利用で好調な企業も、ネットを遮断されればほぼ全事業がストップするというもろさが見えた。

 「われわれはネット専業。最高のセキュリティーを構築してきたつもりだ。しかし破られてしまった」。穐田社長は東京都内での会見で肩を落とした。

 同社によると、異変が判明したのは11日。利用者から「ウイルス警告が出た」とのメールが届くとほぼ同時に、同社員がサイトのプログラムが改ざんされていることに気づいた。何者かが防衛網を突破しサーバーに侵入していた。しばらくは社員が手作業でプログラムを直して対応したが、攻撃はやまず14日にサイトを閉鎖。警視庁に届けた。

 この間、同サイトを見た利用者にウイルスソフトが送りつけられたほか、一部顧客のメールアドレスを閲覧されたとみられるという。同社は自社サーバーすべてを刷新する方針で、サイト復旧のめどは23日という。

 カカクコムの事業は価格掲載料やサイト上のバナー広告など、ほぼすべてがネット経由。サイトが動かなければ収益はほぼゼロとなり、単純計算で1週間約4000万円が失われる。あるネット企業大手は「われわれはサイトが止まれば本社、支店すべてが火事で燃えたようなもの」と話す。

 何者かが不正侵入してサーバー内のプログラムを書き換えようとする行為は、対策会社大手のインターネット・セキュリティ・システムズ(ISS)によると「基本的には日常的に起きている」。愉快犯に加え、個人情報を盗もうとする商業目的の侵入も増加中という。ネット大手ヤフーなどは、サイトのプログラムを操作できる権限を複数人に分散し、部外者がだれか一人になりすまして侵入できたとしても、問題が全体に波及しないようにしている。

 ただ、不正侵入検知と呼ばれるサービス分野はセキュリティー対策としては比較的、注目されていない。05年度の国内市場は、ウイルス対策ソフトの約400億円に対し約30億円にとどまる見通しだ。ISSは「急成長のネット企業はシステムも日々増設するため、対策が追いつかないこともある」と指摘する。

 過去には国内で官公庁のサイトが改ざんされる例が相次ぎ、今年4月には中国でソニー現地法人のサイトが反日メッセージに書き換えられた。同月には人気オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11」を運営するゲーム大手スクウェア・エニックスのサーバーも攻撃を受け、運営を一時停止した。

 企業や個人が管理運営するサイトへの不正アクセスは、独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)に届け出があるだけで、ここ数年は年400~600件台で推移する。04年に同機構に個人や法人から届け出があった不正アクセス事案は594件で、03年より4割以上増えた。このうちサイトの改ざん15件、ファイルの書き換えが21件など実際に被害が確認されたのは計72件だった。

     ◇

〈カカクコム〉 価格比較サイト「価格.com」を運営する97年設立のネット企業。家電やパソコンの値段比較から始めたが、現在は保険や通信回線など22分野。05年3月期見通しは売上高が20億円、経常利益が8億円。

 主な収益は販売店からの価格掲載料。販売店は毎月一定額を払ったうえで、自店の商品別の価格一覧をカカクコムに送る。サイト上では商品別に、安い順に店舗名と価格が並ぶので、消費者はどの店が安いかが一目で分かる。

kakaku.comを参照してデジタル製品を買う機会は多い。ただ、情報を売りにしているだけにそこがSTOPしてしまったら、当然収益もSTOPしてしまう。ネット企業の脆さがそのまま出た印象。実際、楽天にしろヤフーにしろメインになるサイトが閉鎖されてしまえば、店舗が火災にあったのと同じ意味だろう。

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May 16, 2005

話題の“音声定額”はどれだけお得なのか (1/2)

話題の“音声定額”はどれだけお得なのか (1/2)

ウィルコム、ボーダフォンが音声定額を導入し、注目を集めている。加入条件や利用状況を見たとき、“どんなユーザーがお得なのか”を分析した。

 PHSのウィルコムに続き(3月15日の記事参照)、ボーダフォンも導入を決めた(4月20日の記事参照)「音声定額」サービス。大方の予想を上回る早さで導入が始まり、注目を集めているが、どんなユーザーがお得に使えるのだろう。加入条件や利用状況などの要素を踏まえつつ、分析してみよう。

いずれも“同一キャリア内”が前提
 ウィルコムとボーダフォンの“音声定額の共通点”は、自社キャリア同士の通話に限定される点だ。条件をそれぞれピックアップすると次のようになる。

ウィルコム
 発信側が「ウィルコム定額プラン」で、通話先がウィルコムである

ボーダフォン
 発着信共にボーダフォン利用者で、同一の家族割引に加入。さらに発信側が「家族間通話定額」に加入している

 ウィルコムの音声定額は、ウィルコムユーザーとの通話が多い個人や法人にメリットがあり、ボーダフォンは家族間での通話が多い場合にメリットがある。

 キャリアから見れば、ほかのキャリアへのアクセスチャージ(他社のネットワークの利用料金)が発生しないことが前提になる。ウィルコムについては依然、NTT地域会社から借り受けているISDN回線へのアクセスチャージが残る地域も多いが、基地局から先のIP化を進めることでNTT地域会社へのアクセスチャージを減らすことも前提になっている(3月15日の記事参照)。

料金面で見た音声定額サービス
 それでは料金面での違いを見ていこう。ウィルコムの場合、音声定額利用は専用の料金プラン「ウィルコム定額プラン」に加入する必要がある。月額2900円で、ファミリーパックを利用すれば、2回線目からは月額2200円で利用できる。なお年間契約や長期利用割引など、ほとんどの割引サービスは適用されない点には注意が必要だ。

 ボーダフォンの場合、家族が互いに定額で通話するためには、付加サービス利用料として、双方の回線に月額315円が必要。基本料金として比較的リーズナブルな「バリューパック」を家族内2人で利用した場合、ハッピーボーナス(2年単位の継続契約)を適用すれば主回線が3480円、副回線が1739円となり、これに315円ずつ上乗せすると、2回線で5919円/月となる。

 さらにハッピーボーナスでは1年のうち2カ月間の基本料金が無料になるので、月額平均では約5049円で家族間での定額通話が可能になる。これはウィルコムでファミリーパックを利用するより安い。さらに定額対象外でも利用できる無料通話分が2回線で3150円/月分あるので、この分は確実にウィルコムよりお得といえる。

     

 記事を読む限り、定額制のメリット享受の場面は、当然のことながら限定されそう。とはいえ、頻繁に二者間で通話する場合にはメリット(特に遠距離の場合?)は大きいだろうし、実際にそれが人気を博している証拠だろう。キャリアの料金体系に及ぼす影響も小さくない?

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May 15, 2005

premini-IISの「ここが新しい」

ニュース
2005/05/13 17:45 更新

premini-IISの「ここが新しい」今度のpreminiは「カラフルかつ優しさ」指向。キーも立体的に変更されている。130万画素のCCDカメラやQVGA液晶を搭載、機能面ではpremini-IIを引き継いだ。

 

NTTドコモの「premini」シリーズの新機種が登場した。「クール&エレガンス」を指向した前機種の「premini-II」に比べ、カラフルかつ優しさをコンセプトにした2色のコンビネーションカラーを選択。有効画素数130万画素のCCDカメラとQVGA液晶を搭載するなど、機能面では premini-IIを引き継いだ。

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サイズは107×47×20ミリで、premini-IIと比べ幅や高さが1~2ミリ大きくなった程度。重さは99グラムで、2グラム重くなった

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premini-IIがシックな大人のイメージだったのに対し、premini-IISは鮮やかな配色だ

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preminiといえば、販売時の“箱”にもこだわった端末。店頭ではこのような箱に詰めて売られる

 発売時期は、5月末から6月下旬。価格は未定だが、ドコモは「premini-IIを目安にする」としており、新規で2万円前後になると見られる(1月24日の記事参照)。
「押しやすそうで、押しやすい」新型キーを採用

 preminiシリーズでは、小型でも押しやすいキー形状を目指している。premini-IISではpremini-IIと趣向を変えて、立体的なキーを採用した。
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それぞれ、左、右、下方から見たところ。キーの盛り上がりが分かるだろうか

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premini-IIと並べたところ。premini-IIは細長い「スレンダーキー」を搭載していた

 ドコモはpremini-IIのキー形状でも、押しにくいということはなかったのだと強調する。

 「ただ、見た目としてはきれいだが“小さく見える”という声があった」。premini-IISではキーの面積を広げ、“押しやすそうだし、押しやすい”というスタイルを実現しているという。
音楽機能やカメラ機能はpremini-IIと同等

 機能面では、多くをpremini-IIから受け継いでいる。130万画素のCCDカメラや、1.9インチのQVGA液晶は前機種と同様。撮影画像再生時に、メールキー長押しでメール画面に移行できる「簡単i-shot送信」機能も継承している。文字入力はPOBoxだ。

 ATRAC3の音楽再生に対応しており、CDからリッピングした楽曲や、コンビになどのマルチメディア端末、およびエニーミュージック対応端末でダウンロードした楽曲をメモリースティック DUO経由で移動し、再生できる。音楽を聴きながら、メールやiモードを利用するといった操作性の配慮もなされている。

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近頃注目が集まる「音楽再生機能」をプッシュすべく、会場では音楽再生のデモも行われていた

一部に「とうもろこしプラスチック」搭載

 興味深いのが、石油でなくとうもろこしを主な原料としたプラスチックを採用したこと。ドコモはかつて「とうもろこしプラスチック」携帯を試作したとアナウンスしていたが(4月21日の記事参照)、ドコモが商用リリースする量産製品として初めてこのプラスチックを搭載してきた。

 ただし、実際に使われたのは端末全体のごく一部にすぎない。具体的には、「本体側面のマクロ撮影切り替えスイッチ」がとうもろこしプラスチックだという。

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この小さなマクロ切り替えスイッチが、植物原料のプラスチック

 「本格採用するには課題も多い。世の中の方向性として取り組むべき課題をクリアにしつつ、課題がある中でのトライアル」(ドコモ)。耐久性などは通常のプラスチックと比較して遜色ないとした。

 DOCOMOプレミニに新型。FOMAの対極をいくスリムな筐体は人気を集めそう。ただ、音楽再生機能を詠う割りにいまだにATRAC3規格というのは納得できない。MP3やAACにも対応しないと所詮は付録になりそうな気がするが・・・。

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May 14, 2005

マイクロソフト、次世代機「Xbox 360」を正式発表 (1/2)

マイクロソフト、次世代機「Xbox 360」を正式発表 (1/2)

マイクロソフトは5月13日、次世代機「Xbox 360」を正式発表した。光学ドライブはDVD-ROM。ワイヤレスのコントローラーが付属するほか、脱着式のHDDが搭載される。

 マイクロソフトは5月13日、次世代機となる「Xbox 360」を正式に発表した。

 筐体サイズはXboxより小型になり、ワイヤレスコントローラーを装備。HDDは20GBとなり、着脱式で利用できる。12倍速のDVD-ROMを搭載するほか、イーサネットポートを標準で装備する。無線LANはIEEE802.11a/b/gに対応するが、内蔵ではなく、同梱される別ユニットでの提供となる。

 なお、ネットワークサービスである「Xbox Live!」には「シルバー」および「ゴールド」のグレードが用意される。ゴールドは登録会員向けのサービス。

 ゴールドの場合、現行の「Xbox」でXbox Live!を利用しているユーザーがXbox 360での環境に移行する際に、シームレスな移行が可能となるほか、「ゲーマープロファイル」やスキル別によるマッチメイク、「ゲーマーゾーン」への参加やマルチプレイヤーによるオンライン対戦などのサービスが受けられるようになる。

 気になるXboxとの互換性だが、現段階では発表されていない。

 

 XBOXを皮切りにゲームマシンも新世代へ。SPECの発表の仕方がPCの新ハードの発表のようになってきているのが、印象的。ネットワークの接続機能とHDDのい容量などPCそのままである。先代のアメリカンな筐体はスリムになったものの、それでも全体的にあアメ車のようなマッチョな印象なのはお国柄??

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May 13, 2005

世界PDA出荷、5期連続で減少

世界PDA出荷、5期連続で減少

IDCによれば、1~3月期の世界PDA出荷は前年比12.1%減となった。一方スマートフォンやBlackBerryなどの統合型携帯端末の市場は3期連続で増加している。

 調査会社IDCが5月11日発表した速報値によると、1~3月期の世界PDA出荷は前年比12.1%減、前期比30.6%減の190万台となり、5期連続で減少した。

 一方、統合型携帯端末の市場は840万台と、前期比では3.3%減少したが、前年に比べると134.6%の大幅な伸びを示し、前年比で3期連続増加している。

 PDAの世界シェアはpalmOne(32.6%)、HP(26.2%)、Dell(11.4%)、Acer(6.5%)、Medion(4.2%)の順。統合型端末ではNokia(64.5%)、Research in Motion(9.2%)、富士通(8.5%)、palmOne(4.6%)、Sony Ericsson(2.5%)の順となっている。

 palmOneはPDA市場で首位を維持したものの、出荷は前年比で23.6%減り、シェアも前年の37.5%から32.6%に縮小。半面、統合型端末は130.3%増と好調だった。

 統合型端末では首位のNokiaが204%の大幅な出荷増。2位のResearch in Motion(RIM)も80.9%増加した。

関連記事

PDAの減速ぶりが際立つが、スマートフォン(日本ではまだ市場自体がない感じ)の伸張振りを見るにつけマーケット自体はまだまだ健在。ようはニーズの変化をメーカー側が見抜けていないのではないか??

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May 11, 2005

ヤフー vs グーグル:ビデオ検索分野での競争が本格化

ヤフー vs グーグル:ビデオ検索分野での競争が本格化

YahooとGoogleが今週、ビデオ検索の分野でそれぞれ動きを見せた。両社とも、検索可能コンテンツの拡充と有名メディアとの提携を大きく打ち出している。

 Yahooは米国時間5日、5カ月間にわたるテストの末、ビデオ検索エンジンの正式版をリリースした。同社はさらに、CBS News、MTV、Reutersをはじめとするメディアとの提携を発表し、これらの企業のビデオクリップがYahooの検索データベースに含まれるようになったと述べた。

 一方、Googleは3日遅く、Discovery ChannelやCNNなどのテレビ局と提携したことを明らかにした。提携によりユーザーは、Googleのインデックス内でこれらのテレビ局が放送した番組の静止画像やテキストを検索することが可能になるという。しかし「Google Video」は1月の発表以来、現在もベータ版が提供されている。

 また、Yahooは、ビデオ制作者がRSSを用いて自分のコンテンツへのリンクをYahooのデータベースに登録できるサービスを提供すると述べた。Googleも先頃、個人またはプロのビデオ制作者がGoogle Videoに自分の番組をアップロードできるプログラムを導入した(ただし、これらの番組はGoogle Videoでまだ検索できない)。

 Publicis Groupe MediaのシニアバイスプレジデントTim Hanlonは、両社の今回の動きについて、「YahooもGoogleも、ユーザーが簡単にビデオ検索できる世界を先に確立しようと必死だ」と語った。

 米国ではブロードバンドの一般家庭への普及に伴い、オンラインビデオコンテンツに対する関心が高まっている。テレビや携帯端末、PCなどのデバイスを使ってインターネットにアクセスし、そこから必要な動画コンテンツを見つけられるようにするうえで、検索は必要不可欠な技術である。

 Yahoo、Google、Blinkx、ShadowTVなどの企業は、ユーザーがオンラインでビデオを見つけ出して視聴するのに有用なサービスを提供しようとしのぎを削っている。また、ユーザーがデジタルビデオをテレビのセットトップボックスやPC、携帯端末などで検索したり視聴したりできるようにするために、テレビとウェブの融合を目指す動きも見られる。

動画やイメージの検索というとやはり、テキストの検索よりも高度な技術が求められるのだろうか?これに付随して著作権の処理問題もあり、動画コンテンツの自由自在の検索までのハードルは高そう。実際、ビデオクリップレベルのコンテンツもネット上に満足のいくレベルにあるか?というとまだまだのような。

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May 09, 2005

携帯電話を用いて遠隔地のPCを操作するシステム

携帯電話を用いて遠隔地のPCを操作するシステム


 インフォクラフトは5月9日、携帯電話を用いて遠隔地にあるPCを操作するシステム「Mobile Utility」を開発したことを発表した。

 「Mobile Utility」は携帯電話上で動作するiアプリで、遠隔地にあるPCをシェルで操作可能となる。通信にはSSHを利用することで安全性を実現。また携帯電話からの入力をサポートするため、2つのキーの組み合わせでアルファベットや記号を入力する「直接入力モード」や、決まった文字列を素早く入力できる「曖昧入力モード」なども装備している。

 同システムは、独立行政法人情報処理推進機構による「未踏ソフトウェア創造事業 (未踏ユース)」の採択案件として開発されたもの。現在はFOMAのみで動作する。5月9日よりβ版の無償提供も開始されており、「Mobile Utility」の3つのアプリケーションのうち、携帯電話用のSSHクライアント、リモートPCにインストールする入力補助プログラムの2種がダウンロードできる。

 なお同システムは、5月18日から20日まで、東京ビッグサイトで開催される「IPAX2005」に出展される。

 携帯でPCの操作が容易になれば、まさにノーベル賞級の発見?とはいえ、今のテンキーのみのキーボードで、そんな複雑な業務をできるのだろうか??まあ、ほぼ必ず持ちあることから商品の発想はOK牧場??

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May 08, 2005

「PCで音楽を聴く」がMDを上回る

「PCで音楽を聴く」がMDを上回る

音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する飯原経営研究所の調査によれば、音楽を楽しむ機器としてパソコンをあげたユーザーが66.4%とCD(95.6%)、テレビ(90.6%)に次ぎ、「ラジオ」(61.3%)、「MD」(58.3%)を上回る結果となった。

 音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する飯原経営研究所は4月14日、「音楽の楽しみ方 基本調査」の結果を発表した。調査対象は、OngakuDB.comのモニター参加者で、有効回答数は1562人(男性610人/女性952人)。

 これによると、「音楽の楽しみ方」は「音楽再生機(パソコン含む)を使って聴く」が1位の94.7%。以下、「テレビの音楽番組を見る」(90.6%)、「ラジオを聴く」(61.3%)、「コンサートやライブに行く」(53.1%)、「カラオケで歌う」(46.5%)、「携帯電話から着メロ、着うたを楽しむ」(45.7%)と続く。

 機器別に細分化すると、「音楽を楽しむ機器」としてパソコンをあげたユーザーが66.4%とCD(95.6%)、テレビ(90.6%)に次ぎ、「ラジオ」(61.3%)、「MD」(58.3%)を上回る結果となった。

 携帯電話を利用した着メロ・着うたについては、「よく利用する」が10.7%、「ときどき利用する」が23.3%で利用について積極的なスタンスを示すユーザーが3割を超えるという調査結果になっている。

 しかし、PCでの音楽配信については「よく利用する」が0.4%、「ときどき利用する」の2.8%と合わせても3.2%にとどまっているほか、今後の利用意向でも「また利用したい」は2.8%となっており、携帯電話向けサービスほどの定着を見せていないことがわかる。

 ちなみに、過去半年間の音楽関連支出額は、平均で男性が4万1281円、女性が3万4286円。男女ともに未婚社会人の支出金額が高く(男性4万5534円、女性4万6872円)、男性は結婚後いったん低下(3万7129円)するがその後増加する(4万6159円)のに対して、女性は未婚社会人をピーク(4万6872円)に経過する傾向にある。

 デスクトップの高性能なパソコンを別としてPCで音楽聴くとすれば、相当音質(というかスピーカー周り)に不満が生じると思うが、その当たりは今のユーザーの本音はいかに?まあ、IPODを使用してみればたくさんの曲を聴くには一番便利ではあるけど。

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アドビのPDFを狙うマイクロソフトの刺客「Metro」

アドビのPDFを狙うマイクロソフトの刺客「Metro」

Bill Gatesは先週、Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で「Metro」という新しい文書フォーマットを披露したが、それを目にしたアナリストのなかには、すぐにこれを PDF(Portable Document Format)キラーと呼んだ者がいた。

 実際、次期Windows「Longhorn」に搭載予定のMetroには、広く普及しているAdobeのPDFと重複する部分が多い。 Metroは、たとえば書類を作成したプログラムがなくてもそれを印刷/閲覧/保存できるなど、PDFですでに提供されている機能を実現するよう設計されている。

 MicrosoftではMetroをPDFのように広く普及させたいと考えている。そのため、この2つのフォーマット間で大規模な戦いが起こる下地ができあがりつつあると、アナリストらは指摘する。

 「MicrosoftはPDFについて、以前から無念でならなかったはずだ」とJupiter ResearchアナリストのMichael Gartenbergは述べている。「同社は文書フォーマットを支配することの重要性を知っている。あるフォーマットを押さえれば、大きな力を行使することができる」(Gartenberg)

 これに対し、MicrosoftとAdobeは、PDFとMetroが競合するという考えを受け流そうとした。

 「基本的なシナリオに、重複する部分はある」と、MicrosoftのGregg Brown(同社デジタルドキュメント部門リードプログラムマネジャー)は、WinHECでのプレゼンテーションの後で述べた。同氏によると、たとえばユーザーの目的が、文書を作成しそれを他人に送って見せたいという場合には、たしかにMetroとPDFの機能は重複するという。しかし同氏は「PDFはそのほかにも多数の機能を提供するが、一方われわれは文書を作って見せることだけに重点を置いている」と述べた。

 マイクロソフトがアドビPDFの市場をほしがるのはわかるが、すでにPDFの作成SOFTも安価に出回り、デファクトスタンダードになりつつあるところで、わざわざMSの新しいフォーマットに誰が興味を示すのやら??また、オフィスの肥大化を招くだけなのとちゃうか??

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May 07, 2005

第6回 コンテンツ論から見る「放送」と「通信」(1)

第6回 コンテンツ論から見る「放送」と「通信」(1)

フジテレビとライブドアは和解に達したが、「放送と通信の融合」に向けた提携業務の推進はこれからの課題だ。コンテンツ・ビジネスという視点から見ると「放送」と「通信」のそれぞれの担う機能は今後どのようになっていくのだろうか。
ニッポン放送問題と「コンテンツ」

 世間の話題を集めていたニッポン放送株買収劇は、フジテレビとライブドアが和解に達してほぼ決着し、日々のメディアで騒がれることも徐々に少なくなってきた。今回の一件は、企業の買収・合併(M&A)のあり方について様々な議論を巻き起こしたが、その一方で、メディア、コンテンツ・ビジネスに関しても様々な課題・問題点を浮き彫りにした。

 ライブドアの堀江社長は、フジテレビとの提携に関して「コンテンツ配信などで放送局と協業したい」と語っていた。ところが、和解後の4月23日付けの産経新聞での取材に対して、堀江社長は「コンテンツをネットで流そうなんて別に思っていない。著作権がそんなに面倒くさいんだったら、やりたくないですよ」と発言している。
「コンテンツ」における、放送局の2つの機能

 ネット上でのコンテンツ配信に関しては、著作権以外にも様々なビジネス上の課題がある。逆に、これまでの放送局のビジネスを見れば、その課題がより明確になるだろう。

 コンテンツに関して放送局が担っている機能を大きく分けると、下記の2点である。

1.良質なコンテンツを生産する機能

2.コンテンツを多くの人々(視聴者)に到達させ、世間の話題を喚起していく機能

 上の2つの要素は異なっているように見えて、実は不可分のものである。過去に論じてきたように、コンテンツの価値はその「質」のみによって決まるのではなく、「いかに社会的に話題になるか」、「いかに多くの人が見たい(聴きたい)と思うか」によって決まる。

 「良質なコンテンツを集めてくれば、おのずと客は集まってくるに違いない」という発想は、圧倒的に供給が不足していた時代ならば成立したかもしれない。しかしながら、現在のような供給過剰の時代には、コンテンツをいくら集めたところで、ユーザーはその存在に気づきさえしない、ということも往々にして起こりうる。さらに、ユーザーに魅力を感じさせ、「お金を払おう」という気持ちにさせるのは意外に難しいことである。

ブロードバンドによる映像配信サービスの多くがユーザー獲得に苦戦しているのは、こうしたことが要因として考えられる。

 重要なのは「いかにコンテンツの存在を人々に気付かせるのか」、「いかにコンテンツに関心を抱かせる(見たいと思わせる)のか」という点である。こうした点に関しては、いまだマスメディア(特にテレビ)に一日の長がある。
コンテンツにおける「放送・通信の融合」

 次回に詳しく述べたいが、コンテンツは「キラー化」した時点ですでに価格は高騰してしまっており、それを購入する側はなかなか美味しい思いをすることはできない。メディア・ビジネスにおいては「キラーコンテンツを集めること」ではなく、「コンテンツをキラー化する」ことこそに利益の源泉がある。

 現在、映像コンテンツ配信市場は急激な成長を遂げてはいるが、その市場規模はフジテレビ1社の売上高の10分の1に満たない(下図)。


*2004年は予想[「デジタルコンテンツ白書2004」(デジタルコンテンツ協会)、「会社四季報」(東洋経済)を元に電通総研作成]

 今後、フジテレビとライブドアは「放送・通信融合領域での業務提携に向け、ニッポン放送を含めた友好的な協議を開始する」という。

 コンテンツ・ビジネスにおいて、いかなる「放送と通信の融合」の形が考えられるのか。「放送」の持つ、多くの人(=マス)への到達力と話題喚起力を有効活用することができなければ「通信」は成功することはできない。一方で、「通信」と連動して「放送」側がいかに利益を上げていくのかに関しても、いまだ明確ではない。

 どのようなビジネスモデルがありうるのか、両社の今後の動きは、これまで以上に注目に値する。


放送と通信の融合というキーワードを掲げて、フジとの提携に邁進したライブドアに違和感が生じたのは、まだまだ一般への浸透度という意味においてライブドアとフジテレビのバランスの悪さに起因していたのかもしれない。まだ、どこの馬の骨とも知れないライブドアと、お茶の間になくてはならない存在であるフジテレビでは一般のレベルでは知名度において勝負にならない。ネットが一般化し、TV→ネットの流れが顕著になりつつあってもお茶の間でネットをみることはありえない。ネットという場にもっとオーディエンスを集められるような状況にならないとこのテーマのい進展もない気もする。

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May 05, 2005

「M1000は新しい携帯電話の流れへの挑戦」--NTTドコモ

「M1000は新しい携帯電話の流れへの挑戦」--NTTドコモ

 

NTTドコモは4月14日、ビジネスユーザーをターゲットとしたMotorola製端末「ビジネスFOMA M1000」を開発したと発表した。フルブラウザを搭載し、PCメールが利用できるなど、PDA並みの充実した機能を備えている。驚くべき点は、これまで同社のデータ通信事業を牽引してきたiモードに対応しないということだ。

 M1000はなぜ、iモードを搭載しないという選択肢を採ったのか。そしてPDAライクなM1000は携帯電話業界に新たな変化をもたらすのだろうか。ユビキタスサービス部 ユビキタスサービス企画担当部長の丸山洋次氏に、M1000の開発経緯と狙いについて聞いた。

--どのような経緯でM1000を開発するに至ったのでしょうか。

M1000でCNET Japanを表示した様子
 まず、開発コンセプトは「ビジネスパーソンが最も使いやすい端末を作ろう」というものでした。携帯電話はもはや単なるコミュニケーションツールではなく、ビジネスツールとしての役割も担うようになっています。つまり、ノートPCやPDAに近い領域の機能も具備してきているのです。

 ただ、調査をする中でビジネスパーソンを中心に「こういう機能があったらいいのに」という不満があることが分かってきました。たとえば、現在の携帯電話ではPC用サイトがきちんと見られない。iモードで一部のPC用サイトを見ることはできますが、フルインターネットという世界は実現していません。また、PowerPointやExcelなどのファイルがメールに添付されていても見ることはできません。こういった機能が携帯電話にないために、重いPCを常に持ち歩いているビジネスパーソンはかなり多いんです。

 その代表的な例が、海外出張だと思います。実際に現地でやることといえばメールのチェックぐらいですよね。PowerPointを起動して資料を作成するようなことはあまりない。海外でも使えて、フルインターネットとPCメールが利用できる端末があればビジネスパーソンの需要を満たせるのではないかと考え、2003年頃にM1000の企画がスタートしました。正式に開発のゴーサインが出たのは2004年のことです。

 海外出張をするようばビジネスマンが実数としてどれくらいいるのやら?海外までいくとすればPCぐらいは持ってくだろうと思うが・・・。それとフルブラウザ搭載はすごいのであるが、パケ死しやしないか??定額と連動したようなスキームにしてくれればDOCOMOには拍手喝采したいところであるが・・・。まだ、中途半端な印象にはなってしまっている。

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